JP2008144527A - 鉄筋の定着構造、鉄筋の定着方法、pc部材の接合構造、pc部材の接合方法、定着部材 - Google Patents

鉄筋の定着構造、鉄筋の定着方法、pc部材の接合構造、pc部材の接合方法、定着部材 Download PDF

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Abstract

【課題】構造耐力を低下させることなく、グラウトの充填作業を容易に行うことのできるPC部材の端部における鉄筋の定着構造を提供する。
【解決手段】定着構造10は、外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された貫通孔とを有するプレートナット13を、鉄筋挿通孔21の端部に埋設し、ねじ鉄筋11の扁平面が前記溝と対向するように、ねじ鉄筋11を貫通孔に螺合させ、鉄筋挿通孔21に注入したグラウト12を前記溝を介して、ねじ鉄筋11とプレートナット13の間の隙間に充填してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレキャストコンクリート部材の端部における鉄筋の定着構造及びプレキャストコンクリート部材の接合構造に関する。
近年、施工期間短縮のため、PC部材を用いてRC構造物を構築する工法が用いられている。このようなPC部材を用いた工法として、例えば特許文献1には、同文献の図12に示すように、仕口及び梁部分を一体成形し、柱主筋に相当する位置にシース管を埋設したPC梁・仕口部材を、柱頭部にスリーブ継手が設けられた下方のPC柱部材の上部に建込み、さらに、下面より柱主筋が突出した上方のPC柱部材を、これら柱主筋がPC梁・仕口部材のシース管を貫通し、下方のPC柱部材のスリーブ継手内に到達するように建込み、シース管及びスリーブ継手内にグラウト材を充填することにより、柱梁構造を構築する工法が記載されている。
ところで、このようにPC部材を用いて柱梁構造を構築する場合に、最上階の仕口部などでは、上方にPC柱部材が接続されず、上方に接続される柱主筋が存在しないため、柱主筋の上端部において鉄筋とコンクリートとの間で荷重の伝達が行われるように定着構造を設ける必要がある。かかる定着構造として、一般的な鉄筋コンクリート造における定着構造に用いられるプレートナット(定着ナット)を用いる方法が考えられる。
このようにプレートナットを用いる場合には、最上階の仕口部の複数の柱主筋にねじ鉄筋を用い、プレートナットとねじ鉄筋との間のがたつきやゆるみを防止するため、プレートナット内にグラウト材を充填しなければならない。しかし、ねじ鉄筋をプレートナットに螺合させてしまうと、プレートナット内まで確実にグラウト材充填を行うことができないので、ねじ鉄筋を差し込む前に、プレートナット内にグラウト材を注入する必要がある。しかし、各ねじ鉄筋に対応する多数のプレートナットが設けられるため、それらプレートナットの夫々にグラウト材を注入するには、非常に大きな手間がかかる。
そこで、例えば特許文献2には、柱主筋として用いるねじ鉄筋の外周面に溝を設けておく方法が記載されている。この方法によれば、各シース管内に充填されたグラウト材がこの溝を通ってプレートナット内に充填されるため、グラウト材の充填作業を一括して行うことができる。
特開2004―278257号公報 特開2006―104854号公報
しかしながら、このように鉄筋に溝を設けると、鉄筋に断面欠損が生ずることになり、所要の構造耐力が発揮されない虞がある。
本発明は上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、構造耐力を低下させることなく、グラウト材の充填作業を容易に行うことのできるPC部材の端部における鉄筋の定着構造を提供することである。
本発明の鉄筋の定着構造は、外周面に螺条が設けられると共に長さ方向に延びる扁平面を有するねじ鉄筋を、PC部材表面に開口する鉄筋挿通孔に挿通し、前記鉄筋挿通孔と前記ねじ鉄筋との間にグラウトを充填して、当該ねじ鉄筋の端部を前記PC部材に定着するための定着構造であって、外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された貫通孔とを有する定着部材を、前記鉄筋挿通孔の端部に埋設し、前記扁平面が前記溝と対向するように、前記ねじ鉄筋を前記貫通孔に螺合させ、前記鉄筋挿通孔に注入したグラウト材を前記溝を介して前記ねじ鉄筋と前記定着部材の間の隙間に充填してなることを特徴とする。
なお、本発明における鉄筋挿通孔の端部とは、PC部材の表面に凹部が設けられ、凹部の底面に鉄筋挿通孔が開口し、凹部底面に定着部材が埋設され、定着構造が構築された後、凹部にコンクリートが打設されるような場合も含むものとし、より一般的には、定着部材がPC部材の表面近傍に埋設される場合を含むものとする。
また、本発明の鉄筋の定着方法は、外周面に螺条が設けられると共に長さ方向に延びる扁平面を有するねじ鉄筋を、PC部材の表面に開口する鉄筋挿通孔に挿通し、前記鉄筋挿通孔と前記ねじ鉄筋との間にグラウトを充填して、当該ねじ鉄筋の端部を前記PC部材に定着する方法であって、外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された貫通孔とを有する定着部材を、前記鉄筋挿通孔の端部に埋設し、前記扁平面が前記溝と対向するように、前記ねじ鉄筋を前記貫通孔に螺合させ、前記鉄筋挿通孔に注入したグラウト材を前記溝を介して前記ねじ鉄筋と前記定着部材の間の隙間に充填することを特徴とする。
また、本発明のPC部材の接合構造は、部材を貫通する鉄筋挿通孔を備える第1のPC部材と、主筋と、前記主筋に接続され、端面に鉄筋の挿入口が開口した機械式継手とを備え、前記鉄筋挿通孔と前記機械式継手とが略一直線上に位置するように配置された第2のPC部材とを接合する構造であって、外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された貫通孔とを有する定着部材を、前記第1のPC部材の前記鉄筋挿通孔の端部に埋設し、外周面に螺条が設けられると共に長さ方向に延びる扁平面を有するねじ鉄筋を、先端が前記機械式継手内まで到達するように前記鉄筋挿通孔に挿通するとともに、前記扁平面が前記溝と対向するように、前記ねじ鉄筋を前記貫通孔に螺合させ、前記機械式継手内、前記第1のPC部材と第2のPC部材との間の目地、前記ねじ鉄筋と前記鉄筋挿通孔との隙間にグラウト材を充填するとともに前記鉄筋挿通孔に注入したグラウト材を前記溝を介して前記ねじ鉄筋と前記定着部材の間の隙間に充填してなることを特徴とする。
また、本発明のPC部材の接合方法は、部材を貫通する鉄筋挿通孔を備える第1のPC部材と、主筋と、前記主筋に接続され、端面に鉄筋の挿入口が開口した機械式継手とを備え、前記鉄筋挿通孔と前記機械式継手とが略一直線上に位置するように配置された第2のPC部材とを接合する方法であって、外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された貫通孔とを有する定着部材を、前記第1のPC部材の前記鉄筋挿通孔の端部に埋設し、外周面に螺条が設けられると共に長さ方向に延びる扁平面を有するねじ鉄筋を、先端が前記機械式継手内まで到達するように前記鉄筋挿通孔に挿通するとともに、前記扁平面が前記溝と対向するように、前記ねじ鉄筋を前記貫通孔に螺合させ、前記機械式継手内、前記第1のPC部材と第2のPC部材との間の目地、前記ねじ鉄筋と前記鉄筋挿通孔との隙間にグラウト材を充填するとともに前記鉄筋挿通孔に注入したグラウト材を前記溝を介して前記ねじ鉄筋と前記定着部材の間の隙間に充填することを特徴とする。
また、本発明は、外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された、ねじ付き鉄筋を螺合させるための貫通孔とを有するねじ付き鉄筋定着用の定着部材を含むものとする。
本発明によれば、プレートナットの螺条に設けられた溝よりグラウトが充填され、鉄筋に溝などを設ける必要がないため、構造性能の低下を防止できる。また、プレートナットに個々にグラウトを充填する必要がないため、グラウト充填作業が煩雑にならない。
以下、本発明の鉄筋の定着構造の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1(A)は、PC部材により構築され、本実施形態の鉄筋の定着構造10を備えた柱梁構造の仕口部付近の鉛直断面図であり、(B)は(A)におけるA−A´断面図である。同図に示すように、本実施形態の定着構造10は、PC柱部材30とPC梁部材20とを接合することにより構築された柱梁構造における最上階の仕口部上端における柱主筋11の定着構造として用いられている。なお、PC梁部材20は本発明の第1のPC部材に対応し、また、PC柱部材30は本発明の第2のPC部材に対応する。
図1(A)に示すように、PC柱部材30は、複数の柱主筋31と、柱主筋31の上端に接続され、鉄筋挿入口32Aが部材上面に開口するように埋設された複数の機械式継手32と、PC柱部材30の側面より各機械式継手32のグラウト注入口32Bに到達するように設けられたグラウト注入孔33と、を備える。
また、PC梁部材20は、梁部材と、仕口パネルとが一体化されたPC部材である。このPC梁部材20は、シース管を埋設することにより柱主筋にあたる位置に形成され、部材上面に開口する鉄筋挿通孔21を備える。また、PC梁部材20の上面の各鉄筋挿通孔21の周囲には、凹部22が設けられており、鉄筋挿通孔21は凹部22内に開口している。また、鉄筋挿通孔21の端部付近には、プレートナット13が埋設されている。
図1(A)に示すように、PC梁部材20とPC柱部材30とは、その下端が機械式継手32内に到達するように鉄筋挿通孔21に柱主筋11が挿通され、機械式継手32の内部、PC梁部材20とPC柱部材30の部材間の目地、及び鉄筋挿通孔21と柱主筋11の隙間にグラウト12が充填されて、柱主筋11の上端が後述する定着構造10によって定着されることにより一体の柱梁構造として機能する。
図1(B)に示すように、本実施形態の柱主筋11の定着構造10は、柱主筋11と螺合するプレートナット13と、プレートナット13内に充填されて、硬化したグラウトと、により構成される。プレートナット13は、片側の端部につば状の定着部13Cを備え、PC梁部材20の凹部22内に定着部13Cが露出するようにPC梁部材20の鉄筋挿通孔21の端部に埋設されている。
図2は、柱主筋11を螺合させた状態のプレートナット13の定着部13C側の平面図である。同図に示すように、プレートナット13には柱主筋11の表面の螺条と螺合する螺条13Aが内周面に形成された開口が設けられており、また、この螺条13Aには、プレートナット13の中心を挟んで互いに対向する位置に軸方向に延びる溝13Bが設けられている。
また、一般的にねじ鉄筋は外周面の対向する側に長さ方向に延びる扁平面11Aが形成されており、本実施形態の定着構造10では、この扁平面11Aがプレートナット13内の螺条13Aに設けられた溝13Bの方向を向けられている。
本実施形態の定着構造10によれば、プレートナット13が柱主筋11と螺合するとともに、プレートナット13内に充填されたグラウト12が硬化しているため、プレートナット13と柱主筋11とが一体となる。これにより、柱主筋11に引張荷重が作用しても、この引張荷重はプレートナット13に伝達され、プレートナット13の定着部13CがPC梁部材20を構成するコンクリートより反力を受けるため、上記引張荷重に対して抵抗することができる。
以下、本実施形態の定着構造10を備えた柱梁構造を構築する方法を説明する。図3は、本実施形態の定着構造10を備えた柱梁構造を構築する方法を説明するための図である。
まず、図3(A)に示すように、予め、PC梁部材20の製作時に、定着部13CがPC梁部材20の表面に露出するようにプレートナット13をPC梁部材20の鉄筋挿通孔21の端面付近に埋設しておく。そして、PC梁部材20を建て込む前に、柱主筋11を上方からプレートナット13に螺合させながらねじ込むことにより、柱主筋11が鉄筋挿通孔21に挿入し、同図のX部に拡大して示すように柱主筋11の下端を鉄筋挿通孔21よりわずかに下方に突出させる。
次に、図3(B)に示すように、PC梁部材20をPC柱部材30の上部側方より移動させて、PC梁部材20の鉄筋挿通孔21と、PC柱部材30の機械式継手32とが一直線上に並ぶように建て込む。
次に、図3(C)に示すように、先端が機械式継手32内に到達し、かつ、柱主筋11の扁平面11Aがプレートナット13内の螺条13Aの溝13Bに対向するように、柱主筋11を回転させてねじ込む。
次に、図3(D)に示すように、PC柱部材30と、PC梁部材20との間の目地の周囲にシーリングを施し、グラウト注入孔33より各機械式継手32にグラウト12を充填する。機械式継手32にグラウトが充填されると、機械式継手32の上部より溢れたグラウト12は目地内に流れこむ。さらに、目地内にグラウトが充填されると、鉄筋挿通孔21内に流れ込む。この際、プレートナット13内の螺条13Aに設けられた溝13Bを通って上方に空気が抜けるため、鉄筋挿通孔21内に確実にグラウト12を充填することができる。鉄筋挿通孔21上部までグラウト12が充填されると、溝13Bを通ってプレートナット13内にグラウト12が充填される。プレートナット13内にグラウト12が完全に充填されると、プレートナット13内の溝13Bを通じて、プレートナット13の上方にグラウト12が溢れ出す。これにより、プレートナット13内にグラウト12が充填されたことを確認したら、グラウト12の充填を終了する。
そして、充填されたグラウト12が硬化することにより、柱主筋11の定着構造10が構築され、柱主筋11、PC梁部材20及びPC柱部材30が一体となった柱梁構造が構築される。
以上説明したように、本実施形態の定着構造10によれば、鉄筋に溝を設ける必要がないため、構造材の断面欠損を防ぐことができる。また、プレートナット13の螺条13Aに設けられた溝13Bを通り、グラウト12が溢れ出すことにより鉄筋挿通孔21及びプレートナット13内にグラウト12が充填されたことを確認できる。また、上記説明したように、鉄筋挿通孔21を通じて各プレートナット13内にグラウト12を充填することができるため、プレートナット13内に個々にグラウト12の充填作業を行う必要がなく、グラウト充填の作業性を向上できる。
なお、上記の実施形態では、本発明の定着構造10を柱梁構造の最上階の仕口部における柱主筋11の上端の定着構造として用いた場合について説明したが、これに限らず、例えば、柱梁構造の端部の仕口部おける梁主筋の定着構造としても用いることができる。
また、本実施形態では、プレートナット13の螺条13Aの対向する位置に溝13Bを設ける構成としたが、これに限らず、一箇所にのみ溝を設ける構成としてもよい。
また、本実施形態では、定着部材として、定着部13Cが端部に設けられたプレートナット13を用いる構成としたが、これに限らず、定着部が中間部などに設けられ、内周面に螺条が形成された定着部材であれば、本発明の定着部材として用いることができる。
(A)は、PC部材により構築され、本実施形態の鉄筋の定着構造を備えた柱梁構造の仕口部付近を示す図であり、(B)は定着構造付近の梁と垂直方向の拡大断面図であり、(C)は、鉄筋の定着構造の平面図である。 ねじ鉄筋を螺合させた状態のプレートナットの定着部側の平面図である。 本実施形態の定着構造を備えた柱梁構造を構築する方法を説明するための図である。
符号の説明
10 定着構造
11 柱主筋
11A 扁平面
12 グラウト
13 プレートナット
13A 螺条
13B 溝
13C 定着部
20 PC梁部材
21 鉄筋挿通孔
22 凹部
30 PC柱部材
31 柱主筋
32 機械式継手
32A 鉄筋挿入口
32B グラウト注入口
33 グラウト注入孔

Claims (5)

  1. 外周面に螺条が設けられると共に長さ方向に延びる扁平面を有するねじ鉄筋を、PC部材表面に開口する鉄筋挿通孔に挿通し、前記鉄筋挿通孔と前記ねじ鉄筋との間にグラウトを充填して、当該ねじ鉄筋の端部を前記PC部材に定着するための定着構造であって、
    外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された貫通孔とを有する定着部材を、前記鉄筋挿通孔の端部に埋設し、前記扁平面が前記溝と対向するように、前記ねじ鉄筋を前記貫通孔に螺合させ、前記鉄筋挿通孔に注入したグラウト材を前記溝を介して前記ねじ鉄筋と前記定着部材の間の隙間に充填してなることを特徴とする鉄筋の定着構造。
  2. 外周面に螺条が設けられると共に長さ方向に延びる扁平面を有するねじ鉄筋を、PC部材の表面に開口する鉄筋挿通孔に挿通し、前記鉄筋挿通孔と前記ねじ鉄筋との間にグラウトを充填して、当該ねじ鉄筋の端部を前記PC部材に定着する方法であって、
    外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された貫通孔とを有する定着部材を、前記鉄筋挿通孔の端部に埋設し、前記扁平面が前記溝と対向するように、前記ねじ鉄筋を前記貫通孔に螺合させ、前記鉄筋挿通孔に注入したグラウト材を前記溝を介して前記ねじ鉄筋と前記定着部材の間の隙間に充填することを特徴とする鉄筋の定着方法。
  3. 部材を貫通する鉄筋挿通孔を備える第1のPC部材と、
    主筋と、前記主筋に接続され、端面に鉄筋の挿入口が開口した機械式継手とを備え、前記鉄筋挿通孔と前記機械式継手とが略一直線上に位置するように配置された第2のPC部材とを接合する構造であって、
    外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された貫通孔とを有する定着部材を、前記第1のPC部材の前記鉄筋挿通孔の端部に埋設し、
    外周面に螺条が設けられると共に長さ方向に延びる扁平面を有するねじ鉄筋を、先端が前記機械式継手内まで到達するように前記鉄筋挿通孔に挿通するとともに、前記扁平面が前記溝と対向するように、前記ねじ鉄筋を前記貫通孔に螺合させ、
    前記機械式継手内、前記第1のPC部材と第2のPC部材との間の目地、前記ねじ鉄筋と前記鉄筋挿通孔との隙間にグラウト材を充填するとともに前記鉄筋挿通孔に注入したグラウト材を前記溝を介して前記ねじ鉄筋と前記定着部材の間の隙間に充填してなることを特徴とするPC部材の接合構造。
  4. 部材を貫通する鉄筋挿通孔を備える第1のPC部材と、
    主筋と、前記主筋に接続され、端面に鉄筋の挿入口が開口した機械式継手とを備え、前記鉄筋挿通孔と前記機械式継手とが略一直線上に位置するように配置された第2のPC部材とを接合する方法であって、
    外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された貫通孔とを有する定着部材を、前記第1のPC部材の前記鉄筋挿通孔の端部に埋設し、
    外周面に螺条が設けられると共に長さ方向に延びる扁平面を有するねじ鉄筋を、先端が前記機械式継手内まで到達するように前記鉄筋挿通孔に挿通するとともに、前記扁平面が前記溝と対向するように、前記ねじ鉄筋を前記貫通孔に螺合させ、
    前記機械式継手内、前記第1のPC部材と第2のPC部材との間の目地、前記ねじ鉄筋と前記鉄筋挿通孔との隙間にグラウト材を充填するとともに前記鉄筋挿通孔に注入したグラウト材を前記溝を介して前記ねじ鉄筋と前記定着部材の間の隙間に充填することを特徴とするPC部材の接合方法。
  5. 外側へ延出するつば状の定着部と、内周面に螺条が形成されると共に軸方向全長に亘って延びる溝が形成された、ねじ付き鉄筋を螺合させるための貫通孔とを有するねじ付き鉄筋定着用の定着部材。
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