JP7315151B2 - 木製部材の接続構造について - Google Patents
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Description
木製部材と接続される部材を接続する接続構造であって、
前記木製部材には、
前記木製部材中に設けられた埋設空間と、
前記埋設空間に配置されたスリーブと、
前記埋設空間に充填されたモルタルを有し、
前記接続される部材には、
前記接続される部材面から突設されたボルトを有し、
前記スリーブの開口径は、前記ボルトの最大径より大きく、
前記ボルトは前記スリーブに挿設され、
前記スリーブは、前記木製部材若しくは、前記木製部材に密着し、前記接続される部材の反対側に位置する他部材に固定され、
前記モルタルは、前記スリーブの内面と、前記スリーブ内に挿設された前記ボルトとの間にも充填されていることを特徴とする。
図1および図2に本発明に使用されるスリーブ10(図1)およびスリーブ20(図2)の断面図および底面図を示す。本発明に係る接続構造では、接続される部材と、接続される部材に対して上または下方向に配置される木製部材を接続するために、木製部材中にスリーブを埋設し、接続される部材から突設させたボルトをスリーブ中に挿設し、モルタルを注入して接続される。
図3に本発明のスリーブ10を用いて、第1の壁パネル50の上に敷かれた床パネル30と第2の壁パネル40を接続する場合の接続構造を示す。なお、本明細書において、スリーブ10(若しくは20)より下側にある壁パネルを第1の壁パネル50と呼び、上側にある壁パネルを第2の壁パネル40と呼ぶ。図3(a)は、接続された状態を示し、図3(b)は、接続前の状態を示す。図3の場合、木製部材は床パネル30であり、接続される部材は第2の壁パネル40である。また、第1の壁パネル50は他部材である。
図4には、スリーブ10で壁パネル同士を接続する場合の構造を示す。図4の場合、木製部材は、上方の第2の壁パネル40であり、接続される部材は下方の第1の壁パネル50である。このようにスリーブ10は、底部10cを上側にし、開口部10bを下方に向けて用いることもできる。なお、図4の場合、他部材はない。また、固定ネジ18は、木製部材(第2の壁パネル40)自体に設置される。
図5に接続される部材が基礎60と、第2の壁パネル40を接合する場合の構成を示す。この場合、木製部材は第2の壁パネル40であり、接続される部材は基礎60である。他部材はない。第2の壁パネル40(木製部材)内にスリーブ10を配置する埋設空間14を形成するのは、図4の場合と同じである。接続される部材は第2の壁パネル40の下方に配置されている。第2の壁パネル40との接続面は、コンクリート面(基礎60の上に配した鉄板でもよい)であり、接続面からボルト16が突設されている。
図6には、スリーブ20を用いて、木製部材(床パネル30)と接続される部材(第2の壁パネル40)を接続する場合を示す。この場合は、他部材として鉄骨62を利用する。すなわち、鉄骨62の梁の上に載置された床パネル30と、床パネル30の上に載置された第2の壁パネル40を接続する。
10a 筒部
10ac リブ
10as 筒部側面
10asv 貫通孔
10b 開口部
10bR 開口径
10c 底部
10ca 底面
10cr 穴
10cv 底面貫通孔
14 埋設空間
14a 隙間
14b 小空間
15 延設埋設空間
16 ボルト
16a 突起形状
18 固定ネジ
20 スリーブ
20a 筒部
20as 筒部側面
20asv 貫通孔
20ac リブ
20b 開口部
20bR 開口径
20c 底部
20ca 底面
20cr 穴
22 フランジ
22a 固定用貫通孔
26a 注入孔
26b 排出孔
30 床パネル
32 貫通孔
40 第2の壁パネル
40a 下端面
50 第1の壁パネル
50a 上端面
60 基礎
62 鉄骨
Claims (6)
- 木製部材と接続される部材を接続する接続構造であって、
前記木製部材には、
前記木製部材中に設けられた埋設空間と、
前記埋設空間に配置されたスリーブと、
前記埋設空間に充填されたモルタルを有し、
前記接続される部材には、
前記接続される部材面から突設されたボルトを有し、
前記スリーブの開口径は、前記ボルトの最大径より大きく、
前記ボルトは前記スリーブに挿設され、
前記スリーブは、前記木製部材若しくは、前記木製部材に密着し、前記接続される部材の反対側に位置する他部材に固定され、
前記モルタルは、前記スリーブの内面と、前記スリーブ内に挿設された前記ボルトとの間にも充填されていることを特徴とする木製部材の接続構造。 - 前記スリーブは、内面にリブが形成され、底面に固定部を有し、
前記ボルトは突起形状が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載された木製部材の接続構造。 - 前記埋設空間は、接続される部材内に延設されていることを特徴とする請求項1または2に記載された木製部材の接続構造。
- 前記木製部材が床パネルであり、
前記接続される部材が第2の壁パネルであり、
前記スリーブは、前記他部材に固定されており、
前記他部材が第1の壁パネルであることを特徴とする請求項1または2に記載された木製部材の接続構造。 - 前記木製部材が床パネルであり、
前記接続される部材が第2の壁パネルであり、
前記スリーブは、前記他部材に固定されており、
前記他部材が鉄骨であることを特徴とする請求項1または2に記載された木製部材の接続構造。 - 前記木製部材が壁パネルであり、
前記接続される部材が建物の基礎であり、
前記スリーブは、前記壁パネルに固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載された木製部材の接続構造。
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---|---|---|---|---|
JP2007092318A (ja) | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Design League:Kk | 木製構造材の仕口構造、横架材、柱脚構造および柱脚金具、並びにこれらを備えた木造建築物の軸組およびその組立て方法 |
CN110656657A (zh) | 2019-11-01 | 2020-01-07 | 中化二建集团有限公司 | 压缩机基础地脚螺栓安装方法 |
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JPS57155309U (ja) * | 1981-03-25 | 1982-09-29 |
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- 2020-06-10 JP JP2020100839A patent/JP7315151B2/ja active Active
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