JP6660724B2 - 柱接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、柱接合構造に関する。
下記特許文献1には、柱と柱の接合部を、金属やプラスチックの継手を用いて構築した木造の軸組が開示されている。
特開2006−348464号公報
しかし、上述の特許文献1によると、柱の接合部を形成するために複数の専用部材を用いるため、納まりが複雑である。また、納まりが複雑だと、施工誤差等が生じやすく、接合部に緩みやガタつきが生じ、接合強度が小さくなる可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、専用部材が不要で接合強度が大きい柱接合構造を提供することを目的とする。
請求項1の柱接合構造は、端面に接合孔が形成された木柱と、端部が前記接合孔へ挿入された鉄骨柱と、前記接合孔の孔壁と前記鉄骨柱との間の隙間に充填された充填材と、を備え、前記木柱は、荷重を支持する芯材と、前記芯材を被覆する燃え止まり層と、前記燃え止まり層を被覆する燃え代層と、を備えている。
請求項1に記載の柱接合構造によると、鉄骨柱の端部が木柱に埋め込まれて接合部が構成されるため、専用の継手部材を必要としない。このため納まりが単純であり、施工誤差が生じにくい。仮に施工誤差が生じても、接合孔の孔壁と鉄骨柱との間に隙間があるので、鉄骨柱をずらして誤差を吸収することができる。また、隙間には充填材が充填されるので、接合部に緩みやガタつきが生じにくい。したがって、鉄骨柱と木柱とを専用の継手部材を用いて接合する場合と比較して、接合部の接合強度が大きい。
また、鉄骨柱の端部が木柱に埋め込まれるため、接合部が剛接合となり、木柱と鉄骨柱とは、互いに応力や曲げモーメントを伝達することができる。したがって、例えば木柱と鉄骨柱とをガセットプレート等で接合するピン接合と比較して、接合部の接合強度が大きい。
また、鉄骨柱は、木柱と比較して高い強度(同断面積で比較した圧縮強度、曲げ強度、引張強度)を備えるため、木柱よりも小さな断面積の材料で、木柱と同等以上の強度を得ることができる。したがって、例えば鉄骨柱と同断面積の木柱を接合孔に挿入する場合と比較して、例えば接合部に曲げモーメントが作用しても、鉄骨柱は損傷しにくい。
このように、専用の継手部材を用いずに接合強度の大きな柱接合構造を構築できるため、建物の上下階で構造種別を切り替える柱接合構造を容易に構築することができる。
また、請求項1の柱接合構造は、前記木柱は、荷重を支持する芯材と、前記芯材を被覆する燃え止まり層と、前記燃え止まり層を被覆する燃え代層と、を備えている。
請求項1の柱接合構造によると、火災時には、燃え代層が徐々に燃焼して断熱性を有する炭化層を形成する。これにより、芯材への熱の侵入(熱伝達)が抑制される。さらに、燃え代層の内側に配置された燃え止まり層によって燃え代層の燃焼を停止させることができる。これにより、燃え止まり層の内側に配置された芯材の燃焼が回避または抑制される。したがって、柱接合構造の耐火性能が向上する。
請求項2の柱接合構造は、請求項1に記載の柱接合構造において、前記鉄骨柱はH形鋼とされ、前記接合孔の断面はH形で前記芯材に形成される。
請求項2の柱接合構造によると、鉄骨柱がH形鋼とされているので、例えば鋼管とされている場合と比較して、芯材の断面欠損が少ない。このため、接合部の強度を大きくすることができる。
また、接合孔が芯材に形成されるため、芯材を被覆する燃え止まり層と燃え代層を鉄骨柱まで伸長させ、鉄骨柱を芯材と同様に被覆することができる。このため、鉄骨柱を木柱と同一の仕上げとし、意匠性を向上させることができる。
請求項3の柱接合構造は、請求項1又は2に記載の柱接合構造において、前記木柱は、木梁を備えた木架構の一部であり、前記鉄骨柱は鉄骨梁を備えた鉄骨架構の一部であり、前記木架構は鉄骨架構の下方に配置されている。
請求項4の柱接合構造は、請求項3に記載の柱接合構造において、前記芯材と前記鉄骨梁とが当接している。
請求項5の柱接合構造は、請求項1または2に記載の柱接合構造において、前記木柱は、木梁を備えた木架構の一部であり、前記木架構は前記鉄骨柱の上方に配置されている。
請求項6の柱接合構造は、請求項1〜5の何れか1項に記載の柱接合構造において、前記芯材が半割部材を組み合わせて形成されている。
本発明に係る柱接合構造によれば、専用部材が不要で接合強度が大きい柱接合構造を提供することができる。
(A)は本発明の第1実施形態に係る柱接合構造の立面半断面図であり、(B)は木柱のB−B線平断面図であり、(C)は梁のC−C線立断面図である。 本発明の第2実施形態に係る柱接合構造の立断面図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係る柱接合構造の接合孔部分の平断面図であり、(B)は芯材が半割り材とされた変形例に係る柱接合構造の接合孔部分の平断面図であり、(C)は鉄骨柱がH形鋼とされた変形例に係る柱接合構造の接合孔部分の平断面図であり、(D)は鉄骨柱の外形寸法と木柱の芯材の外形寸法とが同一とされた変形例に係る柱接合構造の接合孔部分の平断面図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照しながら、第1実施形態の柱接合構造10について説明する。図1(A)に示すように、第1実施形態の柱接合構造10は、下層が木架構20、上層が鉄骨架構30とされた混構造の建物100において、木架構20の木柱40と鉄骨架構30の鉄骨柱50との接合部に適用される。
(木架構)
木架構20は、木柱40と、木柱40へアングル材72を介して接合される梁60と、を備えている。
木柱40は、鉄骨架構30の荷重を支持する木製の芯材42と、芯材42を被覆する燃え止まり層44と、燃え止まり層44を被覆する木製の燃え代層46と、を備えている。燃え止まり層44は、図1(B)の断面図に示されるように、木材よりも熱容量が大きな材料であるモルタルによって形成された板部材44Aと、木材によって形成された板部材44Bとを交互に配置して形成されている。
梁60も、図1(C)の断面図に示されるように、木製の芯材62と、芯材62を被覆する燃え止まり層64(モルタルの板部材64A、木製の板部材64B)と、燃え止まり層64を被覆する木製の燃え代層66と、を備えている。
なお、芯材62の上面には熱容量の大きい鉄筋コンクリート製のスラブ68が載置されており、芯材62の上面には燃え止まり層64及び燃え代層66は形成されていない。なお、スラブ68は鉄筋コンクリート製とされているが、例えばデッキプレートを用いたデッキスラブや、根太と床板等を組み合わせた木製床版等としてもよい。スラブが木製床板の場合は、耐火性能を高めるために、梁60の上面にも燃え止まり層64及び燃え代層66を形成することができる。
木柱40と梁60は、木柱40の芯材42の側面に梁60の芯材62の端面が突き合わされて、鋼製のアングル材72を介して接合されている。また、芯材42を挟んで対向するアングル材72同士は、通しボルト72Aとナット72Bを用いて緊結されている。アングル材72は芯材42、62の表面に取付けられ、燃え代層によって被覆されている。また、木柱40と梁60との接合部における、燃え止まり層44及び燃え代層46の端部と梁60との隙間には、断熱材Mが充填され、熱が芯材42に直接伝わることを抑制している。
なお、上述の木材とは、例えば、米松、唐松、檜、杉、あすなろ等の、木造建築に一般的に用いられる木材及び集成材等のことを指し、上述の木製とは、これらの木材及び集成材で形成されていることを示す。
また、燃え止まり層64は、難燃性を有している素材(木材に難燃薬剤を注入して不燃化処理した難燃薬剤注入木材等)、又は熱の吸収が可能な素材(熱容量の大きいモルタル、石材、ガラス、繊維補強セメント、石膏等の無機質材料及び各種の金属材料など、断熱性の高いけい酸カルシウム板、ロックウール及びグラスウールなど、熱慣性が高いセランガンバツ、ジャラ及びボンゴシ等の木材など)を用いて構成することもできる。
また、本実施形態においては梁60が木製とされているが、例えば鉄骨製とされていてもよい。すなわち、木架構とは、柱が木造とされている架構を総称するものである。
(鉄骨架構)
鉄骨架構30は、CFT(コンクリート充填鋼管)製の鉄骨柱50と、鉄骨柱50に接合されるH形鋼の梁52と、を備えている。
鉄骨柱50と梁52とは、鉄骨柱50のダイヤフラム50Aと梁52のフランジ52Aとが溶接され、鉄骨柱50の側面50Bと梁52のウェブ52Bとが溶接されることによって接合されている。また、梁52には、鉄筋コンクリート製のスラブ54が架け渡されている。
なお、梁52は図示しない吹付ロックウールにより耐火被覆されており、鉄骨柱50は鋼管内部のコンクリートが耐火性能を発揮するため、耐火被覆が省略されている。これにより、建物100全体の耐火性能が高められている。
(柱接合構造)
木柱40と鉄骨柱50の柱接合構造10は、木柱40の芯材42の上端面に形成された接合孔48へ、鉄骨柱50の下端部50Cが挿入されて形成される。接合孔48は芯材42の上端面を矩形状にくり抜いて形成された有底の孔であり、接合孔48の底面48Aに鉄骨柱50が載置されて、鉄骨柱50の軸力が木柱40の芯材42へ伝達される。これにより、木架構20と、鉄骨架構30とが一体化される。なお、軸力を底面48Aに均等に伝達するためには、鉄骨柱50の下端面50Dに支圧プレートなどを設けてもよい。
接合孔48の孔壁48Bと、鉄骨柱50の下端部50Cの側面50Bとの間には隙間があり、この隙間に充填材Gが充填されている。充填材Gの材料としては、無収縮モルタル、ポリマーセメントモルタル、エポキシ樹脂等、各種の材料を用いることができる。なお、充填材Gは、鉄骨柱50を接合孔48に挿入する前に、鉄骨柱50の側面50B、接合孔48の孔壁48Bの何れか又は双方に塗布してもよいが、鉄骨柱50を接合孔48に挿入した後に、側面50Bと孔壁48Bの間の隙間から注入してもよい。また、充填材Gが硬化する前であれば、鉄骨柱50を接合孔48に挿入した後、鉄骨柱50と木柱40の軸芯位置を調整することができる。
木柱40の上端面には、鉄骨架構30の梁52が当接している。本実施形態においては、鉄骨架構30の鉛直荷重は鉄骨柱50から木柱40(芯材42)の接合孔48の底面48Aに伝達されるので、梁52から木柱40の芯材42に鉛直荷重は伝達されていない。しかし、例えば長期的に芯材42が軸方向に圧縮変形した場合は、梁52から芯材42へ、鉄骨架構30の鉛直荷重を伝達することができる。なお、木柱40の燃え止まり層44及び燃え代層46と梁60の接合部との隙間には断熱材Mが充填され、熱が芯材42に進入することを抑制している。
(作用及び効果)
第1実施形態の柱接合構造10によれば、鉄骨柱50から木柱40(芯材42)の接合孔48の底面48Aへ、軸力が伝達される。また、充填材Gのせん断抵抗により、鉄骨柱50の側面50Bから木柱40(芯材42)の接合孔48の孔壁48Bへ、軸力が伝達される。さらに、梁52から木柱40の芯材42へ、鉄骨架構30の長期の鉛直荷重を伝達することができる。これにより、鉄骨柱50から木柱40へ、また、鉄骨架構30から木架構20へ、鉛直方向の力を伝達することができる。
また、鉄骨柱50に水平方向からの外力や曲げモーメントが加わった場合、鉄骨柱50の側面50Bが木柱40(芯材42)の接合孔48の孔壁48Bを支圧することにより、鉄骨柱50から木柱40へ、また、鉄骨架構30から木架構20へ、水平方向の力及び曲げモーメントを伝達することができる。
さらに、木柱40は、燃え止まり層44及び燃え代層46を備えている。これにより、火災が発生したときに火炎が燃え代層46に着火し、燃え代層46が燃焼する。そして、燃焼した燃え代層46は炭化する。これにより、木柱40の外部から芯材42への熱伝達及び酸素供給を、炭化した燃え代層46が遮断し、更に燃え止まり層44が吸熱するので、火災(加熱)時及び火災(加熱)終了後における芯材42の温度上昇を抑制することができる。これにより、木柱40と鉄骨柱50との接合強度の低下が抑制される。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の柱接合構造12について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同符号を付し、説明を適宜省略する。図2に示すように、第2実施形態の柱接合構造12は、下部の鉄骨柱80と、上部の木柱90との接合部に適用される。このように、本発明の柱接合構造は、木柱と鉄骨柱のどちらが上部に配置されていてもよい。
(鉄骨柱)
鉄骨柱80は、基礎コンクリート74の中に下端部が埋設された柱脚部82と、柱脚部82の上端部とフランジ継手83を用いて接続された本体部84と、本体部84の外周を覆う筒状の被覆部86と、を含んで構成されている。
柱脚部82は、下端部のベースプレート82Aを基礎コンクリート74の載置部74Aの上面にアンカーボルトによって接合し、載置部74Aに固定される。その後図示しない型枠にコンクリートを打設してベースプレート82Aを埋設し、根固めコンクリート74Bを形成する。これにより、柱脚部82が根固めコンクリート74Bに根入れされる。
被覆部86は、本体部84の外周を被覆するカバーであり、基礎コンクリート74に載置され、また、被覆部86の下部には図示しない作業口が形成されており、フランジ継手83のボルトを締めたり緩めたりすることができる。
(柱接合構造)
鉄骨柱80の本体部84にはリブ84Aで補強されたブラケット84Bが取付けられており、ブラケット84Bと、木柱90の下端面90Aがラグスクリュー76(コーチボルト)で固定されている。
また、木柱90の下端面90Aには接合孔98が形成され、接合孔98へ、鉄骨柱80の本体部84の上端部(ブラケット84Bよりも上部の部分)84Cが下側から挿入されている。また、接合孔98の孔壁98Bと、鉄骨柱80の本体部84との間には隙間が形成され、この隙間には、充填材Gが充填されている。
なお、図2には図示が省略されているが、木柱90には梁が接続されており、木柱90は柱梁架構の一部を構成している。また、本実施形態においては鉄骨柱80に梁は接続されていないが、木柱90と同様に、梁を接続して柱梁架構の一部を構成していてもよい。
(作用及び効果)
第2実施形態の柱接合構造12によれば、木柱90から鉄骨柱80へ、鉛直方向の力を伝達することができる。
また、木柱90に水平方向から力が加わった際は、木柱90の孔壁98Bが鉄骨柱80の本体部84を支圧するため、木柱90から鉄骨柱80へ、水平方向の力及び曲げモーメントを伝達することができる。
また、木柱90の基端部が鉄骨柱80に支持され、地面から離れているため、木柱90の腐食を抑制することができる。このため、木柱90の耐久性が高くなる。また、木柱90が老朽化した場合、被覆部86の下部にある作業口から工具などを挿入し、フランジ継手83を固定しているボルトを緩めて本体部84を柱脚部82から取り外し、新しい本体部84が取付けられた木柱に交換することができる。
[変形例]
次に、上記実施形態の変形例について説明する。図3(A)には、第1実施形態に係る柱接合構造10の、木柱40の接合孔48の断面が示されている。第1実施形態においては、芯材42は、上端面が矩形状にくり抜かれて接合孔48が形成されていたが、本発明の実施形態はこれに限られない。
例えば図3(B)に示すように、芯材42Xを半割り部材43Xの合わせ材として、通しボルトとナット及び接着剤を用いて緊結する構成としてもよい。芯材42Xをこのように構成すると、接合孔48Xは半割り部材43Xの合わせ面に溝を掘って形成することができるので、芯材42Xの上端面から芯材42Xの長手方向にくり抜いて形成する必要がない。また、鉄骨柱50Xの側面にフランジ56Xを溶接し、フランジ56Xと半割り部材43Xとを皿ビスなどで固定してから半割り部材43X同士を合わせれば、鉄骨柱50Xと木柱40Xの接合強度を高めることができる。
あるいは、例えば図3(C)に示すように、CFT製の鉄骨柱50に変えて、H形鋼の鉄骨柱50Yを用いてもよい。鉄骨柱50YをH形鋼とする場合、半割り部材43Y同士を合わせたときにH形の接合孔48Yが形成されるように、半割り部材43Yの合わせ面に細溝を形成する。これにより、CFT製の鉄骨柱50を用いる場合と比較して、芯材42Yの断面欠損が少なくなるので、鉄骨柱50Yと木柱40Yの接合強度を高めることができる。また、半割り部材43Y同士は、通しボルトに変えてラグスクリューなどで緊結してもよい。
あるいは、例えば図3(D)に示すように、芯材42Zの外形寸法とH形鋼の鉄骨柱50Zの外形寸法とを等しく構成して(芯材42Zの幅と鉄骨柱50Zのフランジ幅を等しく、芯材42Zの奥行きと鉄骨柱50Zの上フランジ上面から下フランジ下面までの長さを等しくする)、鉄骨柱50Zのフランジが燃え止まり層44Zに接触して被覆される構成としてもよい。このように構成することで、芯材42Zを被覆する燃え止まり層44Zと燃え代層46Zを鉄骨柱50Zまで伸長させ、鉄骨柱50Zを芯材42Zと同様に被覆することができる。このため、鉄骨柱50Zが視認されなくなるので、混構造の建物を木造のように見せることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10、12 柱接合構造
40、90 木柱
42 芯材
44 燃え止まり層
46 燃え代層
48、98 接合孔
48B、98B 孔壁
50 鉄骨柱
84 本体部(鉄骨柱)
G 充填材

Claims (6)

  1. 端面に接合孔が形成された木柱と、
    端部が前記接合孔へ挿入された鉄骨柱と、
    前記接合孔の孔壁と前記鉄骨柱との間の隙間に充填された充填材と、
    を備え
    前記木柱は、
    荷重を支持する芯材と、
    前記芯材を被覆する燃え止まり層と、
    前記燃え止まり層を被覆する燃え代層と、
    を備えた、柱接合構造。
  2. 前記鉄骨柱はH形鋼とされ、
    前記接合孔の断面はH形で前記芯材に形成される、請求項1に記載の柱接合構造。
  3. 前記木柱は、木梁を備えた木架構の一部であり、
    前記鉄骨柱は鉄骨梁を備えた鉄骨架構の一部であり、
    前記木架構は鉄骨架構の下方に配置されている、
    請求項1又は2に記載の柱接合構造。
  4. 前記芯材と前記鉄骨梁とが当接している、
    請求項3に記載の柱接合構造。
  5. 前記木柱は、木梁を備えた木架構の一部であり、
    前記木架構は前記鉄骨柱の上方に配置されている、
    請求項1または2に記載の柱接合構造。
  6. 前記芯材が半割部材を組み合わせて形成されている、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の柱接合構造。
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