JP4383184B2 - 柱部材接合部の接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プレキャスト鉄筋コンクリート造の柱部材(以下「PCa柱部材」という)と、その上部に設けられた接合部材との接合部における接合方法に関する。
従来、中核体86(キャピタル)に短梁87が一体的に付属されているPCa梁部材85と、上面から突出して設けられている軸方向主鉄筋82を有するPCa柱部材81の接合部80における接合方法として以下の技術が存在している。
図5に示すように、この接合方法は、まず、PCa柱部材81の軸方向主鉄筋82を、中核体86の鉛直方向に設けられている鉄筋挿通孔86aに挿通させて、中核体86とPCa柱部材81との間に目地空間部90が形成されるよう建て込む。そして、目地空間部90の周囲に止め材91を設け、中核体86の中央部において鉛直方向に設けられている注入86b孔から充填材92を注入して、当該目地空間部90と鉄筋挿通孔86aを充填し、PCa柱部材81と、中核体86と、当該中核体に接合されている短梁87とを一体化する方法である(特許文献1)。
特開2001−193150号公報([0010]―[0016],図1)
しかし、前記接合方法を超高層鉄筋コンクリート建造物等に適用した場合には、中核体86に配筋される短梁87の軸方向主鉄筋(図示せず)が錯綜するため、充填材注入孔86bの設置が困難な場合があるという問題点を有していた。また、中核体86の上面から充填材92を注入することになるため、目地空間部90等にエアーを巻き込む場合があり、施工品質に影響を与えてしまう場合があるという問題点を有していた。
本発明は、前記の各問題点を解決するためになされたものであり、短期間で施工が可能であり、確実にPCa柱部材と接合部材とを接合することが可能となる柱部材接合部の接合方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の柱部材接合部の接合方法は、上面部から突出して設けられている軸方向鉄筋を有しており、側面部から前記上面部に至る充填材注入孔を有している、プレキャスト鉄筋コンクリート造の柱部材の前記上面部に、前記柱部材の前記軸方向鉄筋を挿通する主鉄筋貫通孔を有している接合部材を施工することにより、前記柱部材と前記接合部材を接合する接合方法であって、前記充填材注入孔が前記柱部材の前記上面部の略中央部に開口するとともに、以下の各工程を含むことを特徴としている。
(1)前記柱部材の前記上面部と前記接合部材の下面部との間に、前記柱部材の前記充填材注入孔と連通しており、かつ、前記接合部材の前記主鉄筋貫通孔と連通しているとともに、その周囲が閉塞されるように形成されている目地空間部を設け、その状態で、前記主鉄筋貫通孔に前記軸方向鉄筋を挿通して、接合部材を設置する接合部材設置工程。
(2)前記柱部材の前記充填材注入孔から、前記目地空間部及び前記主鉄筋貫通孔に充填材を注入することにより、前記柱部材及び前記接合部材を一体化する充填材充填工程。
ここで、充填材は粘性を有しているため、所定の圧力を加えて充填することが必要になる。そのため、柱部材の側面部から上面部に至る充填材注入孔は、注入口が排出口より低部にあればよく、途中に、下向きの傾斜部を有していてもよい。
但し、柱部材の側面部から上面部に至る充填材注入孔は、当該側面部側から上面部側に向かってほぼ下降することなく、水平部及び上向きの傾斜部の少なくとも一方を有するように設けられているほうが好ましいことは言うまでもない。従って、水平部及び上向きの傾斜部の少なくとも一方を有するように形成されていればよく、水平部と上向きの傾斜部の組み合わせは勿論、複数の異なる傾斜角度を有する傾斜部の組み合わせであってもよい。また、上向きの傾斜部は、垂直や、く字形状等であってもよい。
また、充填材注入孔の柱部材の上面部における位置は、当該接合部材の主鉄筋貫通孔から等距離にあるように設けることとすれば、各主鉄筋貫通孔に均一かつ同程度の時間で充填材を注入することができるため、施工品質及び施工性を高めるために効果的である。
また、充填材注入孔は、柱部材の軸方向鉄筋の配筋の制約を受けないように設ける必要がある。
また、接合部材には、鉄筋コンクリート造の梁部材が接合されていれば好適である。
また、充填材は、コンクリートやセメント系のグラウト材等、種々の材料を使用することができる。
さらに、周囲が閉塞されるように目地空間部を設けることは、接合部材と柱部材の上面部との間に隙間を設け、その周囲を目地止材等の閉塞部材で囲繞することや、上面部の周縁部に沿って突縁が形成されている柱部材を接合部材と接合すること等により行うことができる。
本発明によれば、柱部材の充填材注入孔から、目地空間部及び主鉄筋貫通孔に充填材を注入することにより、柱部材と接合部材と、を一体化している。このとき、充填材が充填材注入孔から注入されるとともに、目地空間部において横方向に広がりながら充填され、さらに、主鉄筋貫通孔において上側に向かって充填されることになる。従って、充填材を充填する際に、エアーが主鉄筋貫通孔の上部から排出されることになり、目地空間部及び主鉄筋貫通孔にはエアーが巻き込まれることがないため、当該充填材を均等かつ密実に充填することができる。
また、接合部材に、充填材注入孔を別途設けることがないため、接合部材及び梁部材の配筋等に制約を生じさせることを防止できることから、超高層鉄筋コンクリート建造物等において、特に好適である。
また、本発明の柱部材接合部の接合方法は、上面部から突出して設けられている軸方向鉄筋を有しており、側面部から前記上面部に至る充填材注入孔を有している、プレキャスト鉄筋コンクリート造の柱部材の前記上面部に、前記柱部材の前記軸方向鉄筋を挿通する主鉄筋貫通孔を有する接合部材を施工することにより、前記柱部材と前記接合部材を接合する接合方法であって、前記柱部材は、その軸方向に支持柱貫通孔を有するように形成されてとともに、以下の各工程を含み、(1)支持柱を立設させた後に、前記柱部材の上面部との間に凹部が形成されるように前記支持柱貫通孔に前記支持柱を貫入させて、前記柱部材と前記支持柱とを接合させる柱部材施工工程。(2)前記柱部材の前記上面部と前記接合部材の下面部との間に、前記柱部材の前記充填材注入孔と連通しており、かつ、前記接合部材の前記主鉄筋貫通孔と連通しているとともに、その周囲が閉塞されるように形成されている目地空間部を設け、その状態で、前記主鉄筋貫通孔に前記軸方向鉄筋を挿通して、接合部材を設置する接合部材設置工程。(3)前記柱部材の前記充填材注入孔から、前記目地空間部及び前記主鉄筋貫通孔に充填材を注入することにより、前記柱部材及び前記接合部材を一体化する充填材充填工程。さらに前記凹部と前記充填材注入孔とは連通するように構成されていることを特徴とするものであってもよい。
本発明によれば、逆打ち工法等を適用する場合において、柱部材に支持柱を設ける場合に、支持柱の上面を、前記柱部材の上面から下げて凹部を形成し、当該凹部と充填材注入孔を連通する構成とすることで、一旦、充填材が凹部に溜まった後に、目地空間部に充填されることになり、当該充填材が均等に目地空間部に充填されることになるため、施工品質を向上させることができる。
なお、前記支持柱を設けない場合であっても、柱部材の上面部に別途凹部を形成して、充填材注入孔と連通させる構成としても、前記と同様の効果を発揮させることができる。
本発明によれば、短期間で柱部材接合部の施工が可能であり、確実に柱部材と接合部材とを接合することが可能となる。
本発明を実施するための最良の一形態(以下「実施形態」という)について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
[第1実施形態]
(柱梁部材接合部)
まず、本発明の柱部材接合部の接合方法(以下「接合方法」という)を適用した柱梁部材接合部1(第1実施形態)について説明する。
図1に示すように、鉛直方向に立設している円柱形状であるPCa柱部材11は、上面部から突出して設けられている複数本の鉛直方向の軸方向主鉄筋12を有している。この軸方向主鉄筋12は、略等間隔となるように円形状(平面視)に配筋されており、当該各軸方向主鉄筋12を取り囲むように、所定数の帯鉄筋(図示せず)が配筋されている。
このPCa柱部材11における柱頭部の側面部から上面部には、充填材注入孔13が設けられている。この充填材注入孔13は、PCa柱部材11の側面部に注入口13aが、上面部の略中央部に排出口13bが位置するような、水平部13cと鉛直部13dとを有するL字形状(側面視)となっている。
このPCa柱部材11の上部には、所定高さだけ隙間16を開けた状態で、直方体形状であるプレキャストコンクリートキャスト造のキャピタル21(以下「PCaキャピタル」という)(接合部材)が設けられている。
このPCaキャピタル21には、水平方向の四方の側面部において、PCa梁部材31と接合されており、当該PCa梁部材31の水平方向の主鉄筋32が、PCaキャピタル21の内部に貫通している。
また、PCaキャピタル21の鉛直方向には、PCa柱部材11の各軸方向主鉄筋12を挿通するための複数の主鉄筋貫通孔22が、上面及び下面を貫通するように、予めシース管が埋め込まれることにより形成されている。この主鉄筋貫通孔22は、各軸方向主鉄筋12の位置に対応するように、略等間隔で円形状(平面視)に設けられており、当該軸方向主鉄筋12の径より大径となるように形成されている。
そして、PCaキャピタル21の各主鉄筋貫通孔22には、PCa柱部材11の軸方向主鉄筋12が挿通されている。この軸方向主鉄筋12の一部(12A)は主鉄筋貫通孔22の内部に埋設されており、他の一部(12B)は、主鉄筋貫通孔22から突出しており、PCaキャピタル21の上部に設けられる図示しない柱部材(以下「上部柱部材」という)と接合されることになる。
前記PCa柱部材11の上縁部と、PCaキャピタル21の下面部の間には目地止材18が介設されることにより、その周囲が閉塞されており、当該PCa柱部材11の上面部と、PCaキャピタル21の下面部との隙間16に目地空間部15が形成されている。この目地空間部15は、充填材注入孔13と、各主鉄筋貫通孔22との双方に連通した状態となっている。
そして、充填材注入孔13と、目地空間部15と、各主鉄筋貫通孔22における軸方向主鉄筋12の周囲とには充填材35が充填されており、PCa柱部材11と、PCaキャピタル21と、当該PCaキャピタル21に接合されているPCa梁部材31とが一体的に接合されている。
なお、PCaキャピタル21の上部に施工される上部柱部材(図示せず)は、鉄筋コンクリート柱、鉄骨柱、鉄骨鉄筋コンクリート柱、鉄筋コンクリート鋼管柱等の種々の上部柱部材(図示せず)が設置されることになる。
(接合方法)
続いて、本発明の接合方法について、説明する。
本発明の接合方法は、(1)柱部材施工工程、(2)接合部材設置工程、及び、(3)充填材充填工程の各工程から構成されている。
(1)柱部材施工工程(図2(a))
本工程は、PC柱部材11の建て込み作業を行う工程であり、既存の方法で行うことができる。
(2)接合部材設置工程(図2(b))
本工程は、PCa柱部材11の上面部とPCaキャピタル21の下面部との間に所定の隙間16を設け、前記PCa柱部材11の上縁部とPCaキャピタル21の下面部の間に目地止材18を介設することにより、その周囲を閉塞して、目地空間部15を形成するとともに、その状態で前記PCaキャピタル21の各主鉄筋貫通孔22に軸方向主鉄筋12を挿通して、PCaキャピタル21を設置する作業を行う工程である。
(3)充填材充填工程(図3)
本工程は、PCa柱部材11の充填材注入孔13から、目地空間部15及び主鉄筋貫通孔22に充填材35を注入することにより、前記PCa柱部材11と、PCa梁部材31が一体として接合されているPCaキャピタル21とを、一体的に接合する作業を行う工程である。
本工程では、充填材注入孔13の注入口13aに注入管36を接続し、注入ポンプ37で充填材35を圧送することにより行うことができる。
なお、充填材35を充填する際には注入ポンプ37を使用せずに、充填材注入孔13に接続した注入管36の先端部をPCaキャピタル21の高さ以上に設定して、重力による充填をすることも可能である。
なお、目地空間部15の周囲に設置する目地止材18にエア抜き孔を設けることにすれば、さらに密実に充填材35を充填することができる。
本発明によれば、PCa柱部材11の充填材注入孔13から目地空間部15及び各主鉄筋貫通孔22に充填材35を注入することにより、前記PCa柱部材11と、PCa梁部材31と接合されているPCaキャピタル21とを一体化している。このとき、前記充填材注入孔13が、PCa柱部材11の上面部側に向かって下降することなく、水平部13c及び鉛直部13dを有するL字形状となるように形成されているため、充填材35が充填材注入孔13において水平及び上向きに注入されるとともに、目地空間部15において横方向に広がりながら充填され、さらに、PCaキャピタル21の各主鉄筋貫通孔22において上側に向かって充填されることになる。従って、充填材35を充填する際に、エアーが主鉄筋貫通孔22の上部から排出されることになり、目地空間部15及び主鉄筋貫通孔22にはエアーが巻き込まれて残留することがないため、当該充填材35を均等かつ密実に充填することができる。
また、PCaキャピタル21に、充填材注入孔を別途設けることがないため、当該PCaキャピタル21及びPCa梁部材31の配筋等に制約を生じさせることを防ぐことができる。
[第2実施形態]
(柱梁接合部)
第2実施形態の柱梁部材接合部2は、第1実施形態と比較した場合に、地盤Gに接していることと、PCa柱部材11’の構造が異なっている。
図4に示すように、本実施形態において、PCa梁部材31及びPCaキャピタル21と接合を行うためのPCa柱部材11’は、逆打ち工法で上部構造の荷重を支持するための構真柱41(支持柱)が設けられている。
構真柱41は、PCa柱部材11’の径よりも小径(本実施形態では約1/3)のH字形状であり、当該PCa柱部材11’の下面から突出して、地盤Gの所定深さに至る位置にまで打設されている。
一方、PCa柱部材11’は円柱形状に形成されており、その中央部の鉛直方向には、軸方向主鉄筋12と干渉しない位置に、構真柱41を挿通するための構真柱貫通孔14(支持柱貫通孔)が形成されている。
前記PCa柱部材11’は地盤Gに立設しており、構真柱貫通孔14には、構真柱41の上部が貫入されている。そして、前記構真柱貫通孔14と構真柱41との間には、コンクリート等の充填材(図示せず)が充填されており、両者は一体となるように接合されている。また、PCa柱部材11’の上面部は、構真柱41の上面部よりも若干高くなっており、両者の間には、凹部19が形成されている。
さらに、前記PCa柱部材11’における柱頭部の側面部には、凹部19の底面部に対して水平となるように、当該凹部19と連通する充填材注入孔13’が設けられている。
そして、充填材注入孔13’と、凹部19と、目地空間部15と、各主鉄筋貫通孔22における軸方向主鉄筋12の周囲には充填材35が充填されており、PCa柱部材11’と、PCaキャピタル21と、当該PCaキャピタル21に接合されているPCa梁部材31とが一体的に接合されている。
なお、充填材注入孔13’の孔径は、構真柱貫通孔14の孔径と比較して、小径となっている。
(接合方法)
また、本発明の接合方法が第1実施形態の場合と異なる点は、柱部材施工工程である。
すなわち、本工程では、地盤Gに構真柱41を打設した後、PCa柱部材11’の上面部との間に凹部19が形成されるように構真柱貫通孔14に構真柱41を挿通して、PCa柱部材11’を地盤Gに立設し、当該構真柱貫通孔14と構真柱41との間に、充填材(図示せず)を充填することにより、両者を接合することになる。
本実施形態の接合方法によれば、第1実施形態の接合方法と同様の作用効果が奏されるとともに、以下の作用効果が奏されることになる。
すなわち、本実施形態の接合方法では、PCa柱部材11’に構真柱41を設ける場合に、PCa柱部材11’の中央部に予め形成されている構真柱貫通孔14を利用して、当該PCa柱部材11’の上面部に、充填材を溜めるための凹部19が形成されている。そのため、充填材35を注入する場合に、一旦、充填材35が凹部に溜まった後に目地空間部15に充填されることになり、当該充填材35が均等に目地空間部15に充填されることになるため、施工品質を向上させることができる。
また、この凹部19は充填材注入孔13’と連通しているが、当該充填材注入孔13’と比較してその孔径が大きく、充填材35の注入速度を増加させることができるため、充填材の充填効率を上げることができる。
以上、本発明について、好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。特に、PCa柱部材、PCa梁部材、接合部材及び支持柱の形状、さらに、充填材の種類等に制限はないことは言うまでもない。
本発明の対象とする柱梁部材接合部(第1実施形態)を示す側断面図である。 本発明の柱部材接合部(第1実施形態)の接合方法を示す側断面図であり、(a)は柱部材施工工程であり、(b)は接合部材設置工程である。 本発明の柱部材接合部(第1実施形態)の接合方法における充填材充填工程を示す側断面図である。 本発明の対象とする柱梁部材接合部(第2実施形態)を示す側断面図である。 従来の柱部材接合部を示す側断面図である。
符号の説明
1,2 柱梁部材接合部(柱部材接合部)
11,11’ PCa柱部材
12 軸方向主鉄筋
13 充填材注入孔
14 構真柱貫通孔
15 目地空間部
16 隙間
18 目地止材
19 凹部
21 PCaキャピタル
22 主鉄筋貫通孔
31 PCa梁部材
35 充填材
41 構真柱

Claims (2)

  1. 上面部から突出して設けられている軸方向鉄筋を有しており、
    側面部から前記上面部に至る充填材注入孔を有している、プレキャスト鉄筋コンクリート造の柱部材の前記上面部に、
    前記柱部材の前記軸方向鉄筋を挿通する主鉄筋貫通孔を有する接合部材を施工することにより、
    前記柱部材と前記接合部材を接合する接合方法であって、前記充填材注入孔が前記柱部材の前記上面部の略中央部に開口するとともに、以下の各工程を含むことを特徴とする柱部材接合部の接合方法。
    (1)前記柱部材の前記上面部と前記接合部材の下面部との間に、
    前記柱部材の前記充填材注入孔と連通しており、かつ、前記接合部材の前記主鉄筋貫通孔と連通しているとともに、
    その周囲が閉塞されるように形成されている目地空間部を設け、
    その状態で、前記主鉄筋貫通孔に前記軸方向鉄筋を挿通して、接合部材を設置する接合部材設置工程。
    (2)前記柱部材の前記充填材注入孔から、前記目地空間部及び前記主鉄筋貫通孔に充填材を注入することにより、前記柱部材及び前記接合部材を一体化する充填材充填工程。
  2. 上面部から突出して設けられている軸方向鉄筋を有しており、
    側面部から前記上面部に至る充填材注入孔を有している、プレキャスト鉄筋コンクリート造の柱部材の前記上面部に、
    前記柱部材の前記軸方向鉄筋を挿通する主鉄筋貫通孔を有する接合部材を施工することにより、
    前記柱部材と前記接合部材を接合する接合方法であって、前記柱部材は、その軸方向に支持柱貫通孔を有するように形成されてとともに、以下の各工程を含み、
    (1)支持柱を立設させた後に、前記柱部材の上面部との間に凹部が形成されるように前記支持柱貫通孔に前記支持柱を貫入させて、前記柱部材と前記支持柱とを接合させる柱部材施工工程。
    (2)前記柱部材の前記上面部と前記接合部材の下面部との間に、前記柱部材の前記充填材注入孔と連通しており、かつ、前記接合部材の前記主鉄筋貫通孔と連通しているとともに、その周囲が閉塞されるように形成されている目地空間部を設け、その状態で、前記主鉄筋貫通孔に前記軸方向鉄筋を挿通して、接合部材を設置する接合部材設置工程。
    (3)前記柱部材の前記充填材注入孔から、前記目地空間部及び前記主鉄筋貫通孔に充填材を注入することにより、前記柱部材及び前記接合部材を一体化する充填材充填工程。
    さらに前記凹部と前記充填材注入孔とは連通するように構成されている
    ことを特徴とする柱部材接合部の接合方法。
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