JP2008143342A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートに力が作用した場合に、シートを確実に保持することである。
【解決手段】リアシート10に固着されたキャッチャー19は、先端部が上方に向けて折り曲げられたフック形状を有している。また、キャッチャー19は、その先端部が、ロアレール12に固着されたブラケット17の下方にレイアウトされて、リアシート10の上方への変位に応じてブラケット17に形成された開口18と係合する。このキャッチャー19は、車両の前後方向に並ぶ一対のフック部20を有している。ここで、最も後方に位置するフック部20は、その前端部と開口18の前端部との間の距離が、前方に位置するフック部20の前端部と開口18の前端部との間の距離よりも小さい。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用シートに関する。
例えば、特許文献1には、シートのスライドレール構造が開示されている。このスライドレール構造は、フロアにロックプレートを介して固定されたロアレールと、シート側に固定されてロアレールに摺動するアッパーレールとを主体に構成されている。ここで、シートベルトバックルブラケットの下端部には、上向きのフック形状のアッパーレールキャッチがアッパーレールに沿って設けられており、また、ロックプレートには、下向きのフック形状のロアレールキャッチがロアレールに沿って設けられている。アッパーレールキャッチは、その長手方向にパルス模様の係合部が形成されており、ロアレールキャッチは、その長手方向にパルス模様の被係合部が形成されている。車体の衝突時といったように、シートに衝撃が作用した際には、アッパーレールキャッチの係合部とロアレールキャッチの被係合部とがそれぞれ係合して、互いに上下方向に噛みあうことにより、シートが保持される。
実開平3−76752号公報
しかしながら、例えば、リアラゲッジスペースの荷物がシートに衝突するといったように、シートに対して水平方向の力が作用した場合には、アッパーレールキャッチが慣性によって前方に移動するため、アッパーレールキャッチの個々の係合部と、ロアレールキャッチとの個々の被係合部との噛みあいが弱くなってしまい、シートが確実に保持されない虞がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートに力が作用した場合に、シートを確実に保持することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、車体のフロアパネルに固着されており、車体の前後方向に延在するロアレールと、シートに固着されており、ロアレールに対して摺動可能なアッパーレールと、アッパーレールおよびロアレールと互いに係合することにより、シートの位置を固定するロック爪とを有する車両用シートを提供する。この車両用シートは、ロアレールに固着されて車体の前後方向に延在するとともに、延在方向に沿って開口が等ピッチで形成されているブラケットと、シートに固着されるとともに、先端部が上向きのフック形状を有し、上方への変位に応じてブラケットに形成された開口と係合するキャッチャーとを有する。ここで、キャッチャーは、ブラケットの開口である第1の開口と係合可能な第1のフック部と、第1の開口よりも車体前方に位置するブラケットの開口である第2の開口と係合可能な第2のフック部とを有する。この場合、第2の開口の前端部と第2のフック部の前端部との間の距離が、第1の開口の前端部と第1のフック部の前端部との間の距離よりも大きい。
本発明によれば、シートに水平方向前方への力が作用して、第1のフック部の前端部がブラケットの第1の開口の前端部に突き当たった状態でも、第2のフック部の前端部と、これに対応する第2の開口の前端部との間には、マージンが生じているので、第2のフック部は、ブラケットの非開口領域と干渉することなく、第2の開口部に挿入可能となる。そのため、第1および第2のフック部が第1および第2の開口にそれぞれ挿入されて、個々のフック部が開口とそれぞれ係合することとなるので、水平方向への入力に対しても、シートを確実に保持することができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる車両用シートの構造を示す模式図である。リアラゲッジスペースの前方には、後部座席用のシート(以下「リアシート」という)10が配置されている。リアシート10は、シートクッション(図示せず)に覆われたシートフレーム11が車体のフロアパネル(図示せず)に取り付けられている。具体的には、フロアパネルには、車長方向(車体の前後方向)に延在する一対のロアレール12が車幅方向に離間した状態で固着されている。一方、シートフレーム11には、車長方向に延在する一対のアッパーレール13が車幅方向に離間した状態で固着されている。ロアレール12とアッパーレール13とはそれぞれが位置的に対応しており、互いの延在方向を一致させて状態で係合されている。この係合により、シートフレーム11が固着されたアッパーレール13は、ロアレール12に沿って摺動することができる。
図2は、ロアレール12とアッパーレール13との係合状態を模式的に示す断面図である。ロアレール12は、断面形状が略矩形を有する筒状のレールであり、フロアパネルに固着された状態で、その上面側が延在方向に沿って開口している。一方、アッパーレール13は、断面形状が略U字(正確には、逆U字)形状のレールであり、その上面側(すなわち、シートフレーム11との接続面側)を、ロアレール12の開口から突出させた状態で、ロアレール12に挿入されている。このため、アッパーレール13の摺動方向、すなわち、これに固着されたリアシート10の移動方向は、ロアレール12の延在方向へと案内される。また、アッパーレール13は、下縁部がそれぞれフランジ状に折り曲げられて、外側へと延出しており、このフランジ部分がロアレール12の開口と係合することにより、ロアレール12から外れてしまうといった事態が抑制される。
ロアレール12の内部には、ロアレール12の一部を構成するストレート部14が固着されている。このストレート部14は、ロアレール12に沿ってストレート状に延在する板材であり、ロアレール12の下面部から垂直に起立している。ストレート部14には、その延在方向に沿って等ピッチで開口(図示せず)が形成されている。
一方、アッパーレール13には、ストレート部14を上方から挟み込むように配置された一対の固定プレート15が固着されている。それぞれの固定プレート15には、互いに対応する位置に開口(図示せず)が形成されており、これらの開口は、両者の間に位置するストレート部14の開口と位置的に対応している。
また、固定プレート15には、固定爪16が回転自在に固着されており、この固定爪16は、自己の回転状態に応じて固定プレート15の開口に対して挿入・非挿入状態を切り替えることができる。固定爪16には、乗員によって操作可能な操作レバーが接続しており、その回転状態は操作レバーの操作に応じて切り替えることができる。
この固定爪16は、固定プレート15の開口とストレート部14のいずれか1つの開口とが位置的に対応していること前提に、これらの開口に挿入されている。このケースでは、それぞれの開口に挿入された固定爪16によってロアレール12に対するアッパーレール13の摺動が規制されるため、シートフレーム11(すなわち、リアシート10)の位置が固定された状態となる(通常状態)。この通常状態から、乗員が操作レバーを操作して固定爪16を回転させた場合には、固定プレート15およびストレート部14の開口から固定爪16が外れるため、ロアレール12に対してアッパーレール13が摺動可能となる。
このような固定爪16の着脱によって、ロアレール12に対してアッパーレール13をスライドさせ、ストレート部14における複数の開口のいずれか1つに対して固定爪16を選択的に係合させることにより、シートフレーム11(すなわち、リアシート10)の固定位置を選択することができる。
図3は、車体後方よりリアシート10を模式的に示す説明図である。図4は、ロアレール12に固着されるブラケット17を示す斜視図である。本実施形態の特徴の1つとして、ロアレール12には、その側面、本実施形態では、車体中央側の側面に、ブラケット17が固着されている。ブラケット17は、板状の部材で構成されており、ロアレール12に沿って車長方向へと所定幅で延在している。このブラケット17には、その延在方向に沿って等ピッチで開口18が形成されている。ブラケット17の幅は、後述するようにキャッチャー19との係合に必要な強度や、部材の肉厚等を考慮して、実験やシミュレーションを通じて設定することができる。また、ブラケット17は、ロアレール12の全域に亘って延在している必要はなく、リアシート10(正確には、後述するキャッチャー19)の摺動範囲において延在していれば足りる。
図5は、シートフレーム11に固着されるキャッチャー19を示す斜視図である。シートフレーム11の後部には、板状の部材で構成されたキャッチャー19が固着されている。このキャッチャー19は、シートフレーム11側から下方へと延在するとともに、先端側が略コの字形状に折り曲げられており、先端部が上向きのフック形状を有している。このような形状を有するキャッチャー19は、図3に示すように、その先端部がブラケット17の下方に存在するように位置決めされた上で、シートフレーム11に固着されている。
キャッチャー19の先端部には、自己(キャッチャー19)の上方への変位に応じてそれぞれがブラケット17の開口18と係合可能な複数のフック部20が形成されている。個々のフック部20は、車体の前後方向に沿って直線状に並んでおり、キャッチャー19は、これらのフック部20によってその先端部が鋸歯形状となっている。
個々のフック部20は、車体の側方からそれを眺めた場合、略四角形状を有しており、車体前方側の辺が垂直方向に延在し、車体後方側の辺が車体後方側へと傾斜しながら延在している。また、これらのフック部20において、車体の前後方向において最も後方に位置するフック部20は、それよりも前方に位置するフック部20と比較して、前後方向における幅が広く形成されている。ただし、これらのフック部20は、ブラケット17の開口18と係合する関係上、少なくとも開口18の前後方向における幅よりも小さく形成されている。
本実施形態では、2つのフック部20がキャッチャー19の先端部に形成されており、これらのフック部20が複数の開口18のうちの隣接する一対の開口18と係合可能となっている。
図6は、フック部20と開口18との位置的な関係を示す説明図である。キャッチャー19は、個々のフック部20が、それと係合する開口18の下方にそれぞれ位置している。同図に示すように、最も後方に位置するフック部20の前端部(車体前方側の辺)と、このフック部20に対応する開口18(すなわち、その上方に位置する開口18)の前端部との距離を「a」とする。また、このフック部20よりも前方に位置するフック部20の前端部と、このフック部20に対応する開口18の前端部との距離を「b」とする。この場合、キャッチャー19の個々のフック部20は、距離bが距離aよりも大きくなるような関係を満たしている(b>a)。
このような構成を有する車両用シートにおいて、以下、リアシート10のキャッチ構造を説明する。図7は、車体衝突時のキャッチャー19とブラケット17との関係を時系列的に示す説明図である。
同図(a)に示すように、リアシート10の通常状態、すなわち、固定爪16によってリアシート10の位置が固定された状態において、キャッチャー19は、その先端部である一対のフック部20が、それと対応するブラケット17の一対の開口18の下方に位置している。この通常状態において、フック部20は、ブラケット17の開口18に挿入されておらず、仮にリアシート10をスライドさせたとしてもその動きを妨げるものではない。
ここで、車体がその前面側から衝突(前面衝突)した場合、リアシート10は慣性によって前方上向きの力を受ける。この場合、リアシート10側のアッパーレール13とフロアパネル側のロアレール12とは固定爪16によって係合されているため、リアシート10は、同図(b)に示すように、この固定爪16による係合点を中心として、その後部が上昇するような格好となる。リアシート10の後部の上方への変位にともなってキャッチャー19が上方へと変位すると、一対のフック部20のうち後方に位置するフック部20が、それと対応する開口18へと挿入される。
また、リアラゲッジスペースに載置された荷物も慣性力を受けて前方へと滑り出すと、これがリアシート10に衝突する。そのため、リアシート10には水平方向前方への力が作用して、リアシート10は前方へと押し出される。リアシート10の前方への移動にともない、同図(c)に示すように、キャッチャー19も前方へ移動する。
キャッチャー19が前方へ移動すると、一対のフック部20のうち後方に位置するフック部20の前端部が、開口18の前端部へと突き当たる。後方のフック部20が開口18の前端部と突き当たると、キャッチャー19は、自己の変形を伴いつつ、後方のフック部20と開口18との接触部位を中心として回転する。その結果、同図(d)に示すように、一対のフック部20のうちの前方に位置するフック部20が上昇して、これと対応する開口18へと挿入される。
ところで、リアシート10は前方への慣性力を受けているので、キャッチャー19にも前方への力が作用し続けている。そのため、この前方への力によって、後方のフック部20は開口18を変形させ、また、前方のフック部20も開口18の前端部へと突き当たる。これにより、一対のフック部20が開口18とそれぞれ係合することにより、リアシート10に加わる荷重をそれぞれ受け止めることとなる(同図(e)参照)。
このように本実施形態において、車両用シートは、ブラケット17と、キャッチャー19とを有している。ブラケット17は、ロアレール12に固着されて車体の前後方向に延在するとともに、延在方向に沿って開口18が等ピッチで形成されている。キャッチャー19は、リアシート10の後部に固着されるとともに、先端部が上向きのフック形状を有し、上方への変位に応じてブラケット17に形成された開口18と係合する。このキャッチャー19は、車体の前後方向に並ぶ一対のフック部20を有している。ここで、一対のフック部20のうち、後方に位置するフック部20は、ブラケット17の開口18である第1の開口18と係合可能な第1のフック部として機能する。また、一対のフック部20のうち、前方に位置するフック部20は、第1の開口18よりも車体前方に位置するブラケット17の開口18である第2の開口18と係合可能な第2のフック部として機能する。この場合、第2の開口18の前端部と前方のフック部(第2のフック部)20の前端部との間の距離bは、第1の開口18の前端部と後方のフック部(第1のフック部)20の前端部との間の距離aよりも大きい。
かかる構成によれば、車体の前面衝突によってリアシート10に慣性力が作用した場合には、まず、後方のフック部(第1のフック部)20がブラケット17の開口(第1の開口)18に挿入される。また、リアラゲッジスペースに載置された荷物等がリアシート10に衝突した場合には、リアシート10に水平方向前方への力が作用する。この場合、後方のフック部(第1のフック部)20の前端部がブラケット17の開口(第1の開口)18の前端部に突き当たった状態でも、前方のフック部(第2のフック部)20の前端部と、これに対応する開口(第2の開口)18の前端部との間には、マージン(距離b−a)が生じているので、前方のフック部(第2のフック部)20は、ブラケット17の非開口領域と干渉することなく、対応する開口(第2の開口)18に挿入可能となる。そのため、一対のフック部20が開口18にそれぞれ挿入されて、互いに係合した状態となるので、水平方向の入力に対しても、リアシート10を確実に保持することができる。
ここで、上述の距離a,bにおいて、距離aが距離bよりも大きいケースを考える。リアシートの通常状態から、車体がその前面側から衝突(前面衝突)した場合、リアシートは慣性によって前方への力を受ける。この場合、リアシートの後部が上昇し、キャッチャーも上方へと変位すると、一対のフック部のうち後方に位置するフック部が、それと対応する開口へと挿入される。
つぎに、リアラゲッジスペースに載置された荷物がリアシートに衝突すると、リアシートには水平方向前方への力が作用して、キャッチャーも前方へ移動する。これにともない、一対のフック部のうち後方に位置するフック部の前端部が、開口の前端部へと突き当たる。後方のフック部が開口の前端部と突き当たると、キャッチャーは、自己の変形を伴いつつ、後方のフック部と開口との接触部位を中心として回転する。その結果、一対のフック部のうちの前方に位置するフック部が上昇するものの、前方のフック部が非開口領域と干渉するため、これが開口に挿入されなくなる。
そのため、距離aが距離bよりも大なる関係では、一方のフック部と開口との係合でしか荷重を受けきれず、リアシートを保持することが困難となってしまう虞がある。しかしながら、本実施形態では、距離bを距離aよりも大きくすることで、一対のフック部20が開口18にそれぞれ挿入されて、互いに係合した状態となるので、水平方向の入力に対しても、リアシート10を確実に保持することができる。
また、本実施形態において、キャッチャー19は、板状の部材の先端部が鋸歯形状に形成されて、一対のフック部20を構成している。かかる構成によれば、キャッチャー19の作成が容易となるとともに、キャッチャー19の強度の向上を図ることができる。
また、本実施形態において、後方のフック部20は、前方のフック部20と比較して前後方向における幅が広くなっている。上述した説明から分かるように、ブラケット17の開口18には、後方に位置するフック部20が先に係合されるので、このフック部20の方が大きな荷重が入力されることとなる。その点、本実施形態のように、後方のフック部20の幅を広くすることで、荷重に対する強度を付与することができる。
また、本実施形態において、個々のフック部20は、略四角形状を有し、車体前方側の辺が垂直方向に延在していることが好ましい。かかる構成によれば、ブラケット17の開口18に対する突き当たる部分が垂直方向に延在する格好となるので、フック部20の逃げが抑制され、フック部20と開口18との係合が確実になされることとなる。
図8は、本実施形態にかかる車両用シートの構造におけるキャッチャー19の変形例を示す説明図である。上述した本実施形態では、キャッチャー19は、2つのフック部20を備える構成であるが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、キャッチャー19は、3つ以上のフック部20を備える形態でもよい。換言すれば、キャッチャー19は、上記第2の開口18よりも車体前方に位置するブラケット17の開口18である第3の開口18と係合可能な第3のフック部20をさらに有していてもよい。この場合、第3の開口18の前端部と第3のフック部20の前端部との間の距離は、第1の開口18の前端部と第1のフック部20の前端部との間の距離aよりも大きいことが望ましい。かかる構成であっても、上述した実施形態と同様の作用・効果を奏するとともに、フック部20の数を増やすことができるので、ブラケット17とキャッチャー19との係合を強固なものとすることができる。ここで、図8は、第3のフック部20に該当するフック部20が一つ、すなわち、トータルで3つのフック部20を備えるキャッチャー19を示している。同図に示す例では、第3の開口18の前端部と第3のフック部20の前端部との間の距離は、第2の開口18の前端部と第2のフック部20の前端部との間の距離bと同じ距離に設定されている。ただし、第3の開口18の前端部と第3のフック部20の前端部との間の距離は、第1の開口18の前端部と第1のフック部20の前端部との間の距離aよりも大きいという条件を満たすのであれば、距離bとは異なる距離に設定してもよい。
本発明の実施形態にかかる車体シートを示す模式図 ロアレール12とアッパーレール13との係合状態を模式的に示す断面図 リアシート10を車体後方より模式的に示す説明図 ロアレール12に固着されるブラケット17を模式的に示す斜視図 シートフレーム11に固着されるキャッチャー19を模式的に示す斜視図 フック部20と開口18との位置的な関係を示す説明図 車体衝突時のキャッチャー19とブラケット17との関係を時系列的に示す説明図 本実施形態にかかる車両用シートの構造におけるキャッチャー19の変形例を示す説明図
符号の説明
10 リアシート
11 シートフレーム
12 ロアレール
13 アッパーレール
14 ストレート部
15 固定プレート
16 固定爪
17 ブラケット
18 開口
19 キャッチャー
20 フック部

Claims (6)

  1. 車体のフロアパネルに固着されており、車体の前後方向に延在するロアレールと、
    シートに固着されており、前記ロアレールに対して摺動可能なアッパーレールと、
    前記アッパーレールおよび前記ロアレールと互いに係合することにより、前記シートの位置を固定するロック爪とを有する車両用シートにおいて、
    前記ロアレールに固着されて車体の前後方向に延在するとともに、延在方向に沿って開口が等ピッチで形成されたブラケットと、
    前記シートに固着されるとともに、先端部が上向きのフック形状を有し、上方への変位に応じて前記ブラケットに形成された開口と係合するキャッチャーとを有し、
    前記キャッチャーは、
    前記ブラケットの開口である第1の開口と係合可能な第1のフック部と、
    前記第1の開口よりも車体前方に位置する前記ブラケットの開口である第2の開口と係合可能な第2のフック部とを有し、
    前記第2の開口の前端部と前記第2のフック部の前端部との間の距離が、前記第1の開口の前端部と前記第1のフック部の前端部との間の距離よりも大きいことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記キャッチャーは、板状の部材の先端部が鋸歯形状に形成されて前記第1のフック部と前記第2のフック部とを構成することを特徴とする請求項1に記載された車両用シート。
  3. 前記第1のフック部は、前記第2のフック部と比較して前後方向における幅が広いことを特徴とする請求項2に記載された車両用シート。
  4. 前記第1のフック部は、略四角形状を有し、車体前方側の辺が垂直方向に延在していることを特徴とする請求項2または3に記載された車両用シート。
  5. 前記第2のフック部は、略四角形状を有し、車体前方側の辺が垂直方向に延在していることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載された車両用シート。
  6. 前記キャッチャーは、
    前記第2の開口よりも車体前方に位置する前記ブラケットの開口である第3の開口と係合可能な第3のフック部をさらに有し、
    前記第3の開口の前端部と前記第3のフック部の前端部との間の距離が、前記第1の開口の前端部と前記第1のフック部の前端部との間の距離よりも大きいことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載された車両用シート。
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