JP2008142272A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】排泄液等の液体を、まとまった量であっても確実にとらえて吸収し、かつ一度吸収した液体を外部に漏らさない防漏性能に優れ、しかも装着したときのフィット性に優れる使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】表面シート及び裏面シートを備え、前記両シート間に液保持性の吸収体を設けた使い捨ておむつであって、該吸収体を中央部吸収体とその両側のサイド部吸収体とに間隔部分を設けて分設し、前記間隔部分に連結部吸収体を複数間欠的に設けて前記中央部吸収体と両サイド部吸収体とを梯子状に連結し、前記間隔部分の吸収体非設置部の少なくとも1つに弾性部材を配設した使い捨ておむつ。
【選択図】図1

Description

本発明は液漏れ防止性及び装着時のフィット性に優れる使い捨ておむつに関する。
これまで、表面シートと裏面シートとの間に吸収体を内包した使い捨ておむつについては、種々の構造のものが提案されてきた。なかでも吸収部が分割され複数配設されたものが検討され、液体の吸収性やその防漏性の向上が試みられている。例えば、特許文献1には、おむつ本体の中央部に吸収材を設け、その中央吸収部の両側を吸収材の存在しない伸縮部とし、さらにその外側に吸収部を設けた使い捨ておむつが開示されている。また、特許文献2には、おむつ本体の長手方向にそって中央第1吸収部を設け、それと間隔をあけて、その両外側に起立状態になる第2吸収部を配設したおむつが開示されている。特許文献3には、おむつ本体の中央に吸収体を設け、その両側にレッグフラップを取り付け、そのフラップ部に吸収部と弾性部を設け、その上でおむつ本体とレッグフラップとの幅の割合を所定の範囲にしたトランクス様のおむつが開示されている。上記のおむつはいずれも複数の吸収部を有し吸収部を越えて液体が移行しにくくなっている。しかしながら、液体吸収性および液漏れ防止性について未だ十分とはいえず、またおむつを装着したときのフィット性との両立の点で改良の余地がある。
特開平1−272802号公報 特許第2884355号公報 特開2002−113040号公報
そこで本発明は、排泄液等の液体を、まとまった量であっても確実にとらえて吸収し、かつ一度吸収した液体を外部に漏らさない防漏性能に優れ、しかも装着したときのフィット性に優れる使い捨ておむつの提供を目的とする。
本発明は、表面シート及び裏面シートを備え、前記両シート間に液保持性の吸収体を設けた使い捨ておむつであって、該吸収体を中央部吸収体とその両側のサイド部吸収体とに間隔部分を設けて分設し、前記間隔部分に連結部吸収体を複数間欠的に設けて前記中央部吸収体と両サイド部吸収体とを梯子状に連結し、前記間隔部分の吸収体非設置部の少なくとも1つに弾性部材を配設した使い捨ておむつにより前記目的を達成したものである。
本発明の使い捨ておむつは、尿などのまとまった量の排泄液であっても確実にとらえて吸収し、しかも一度吸収した液体が運動時等に放出されたときにも、おむつ外部にまでは漏らさずガードしうるという、優れた液漏れ防止性を有する。
さらに、上記の優れた液吸収性及び液漏れ防止性とあわせて、おむつ装着時の良好なフィット性、すなわち、おむつが人体の輪郭を包み込むように適合し、締め付けすぎずにソフトに肌に当接しうる。しかもサイズや体形が幾分違う人に対しても適合性が良く、良好な装着性を実現しうる。
以下、本発明の使い捨ておむつについて、適宜その好ましい実施形態を示す図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は本発明の使い捨ておむつの好ましい一実施形態を模式的に示す斜視図である。図1では、使い捨ておむつの自然形状、すなわち張力を与えず弾性部材が自然に収縮したときの形状に近い状態を、おむつ内側から見た図により示している。本実施形態の使い捨ておむつ10は、おむつの股間部4のあたりを人体の股関部分に沿わせるように装着する。そして、縁1a及び縁1bをウエストで連結するよう、後ろ身頃51側のフラップ部5aに設けられたファスニングテープ3を前身頃52側のフラップ5bの裏面にあるテープ固定部(図示せず)に固定して装着する。これにより、縁1a及び1bは連続したウエスト開口部となる。
本実施形態の使い捨ておむつ10においては、その中央領域7の内側が凹形状に緩やかに湾曲した弾力性があり柔軟に変形しうるポケット形状が形成されている。このポケット形状により、本実施形態の使い捨ておむつ10においては、排泄液の量が多いときにも中央領域7の内側に寄せこむように液体を確実にとらえることができる。そして、その内部に設けられた吸収体2の中央部分に液体を逃さずに吸収することができる。さらに、そのゆるやかに湾曲したポケット形状は人体の輪郭に適合し、股間部におけるフィット性が高められており、しかも後述する弾性部材15(図2、図3参照)と吸収体2を特定の形態に組み合わせて設けたため、多少のサイズや体形の相違、また運動による体形の変化においても、その良好なフィット性が維持される。
図1では吸収体2の形状をその輪郭により表面シートを介して示している。ここで、吸収体2は、中央部吸収体18とその両側のサイド部吸収体19とに間隔部分11を設けて分設されている。そして連結部吸収体8が間隔部分11に間欠的に複数設けられており、央部吸収体18と一対のサイド部吸収体19とが連結部吸収体8により梯子状に連結されている。すなわち、連結部吸収体8が横木にみたて、中央部吸収体18の両側部及びサイド部吸収体19の中央部吸収体18側の側部が棹材にみたてて、これを梯子状と称するが、これは左右2列の梯子状連結構造となっている。
なお、図1においては展開型の使い捨ておむつとして例示しているが、本発明はこれに限られずパンツ型のおむつであってもよい。
本実施形態の使い捨ておむつ10について、図1のII−II線の部分を一部断面として拡大して示した図2によりさらに詳しく説明する。
本実施形態の使い捨ておむつ10においては、表面シート21と裏面シート22との間に吸収体2が設けられている。この吸収体2は、上述のとおり、中央部吸収体18とサイド部吸収体19とに分設され、連結部吸収体8により梯子状に連結されている。そして、図2に示したように、中央部12においては中央部吸収体18が表面シート21と裏面シート22に挟まれるように設けられている。その中央部吸収体18の両側のサイド部13には一対のサイド部吸収体19が表面シート21と裏面シート22に挟まれるようにそれぞれ設けられている。中央部吸収体18と両サイド部吸収体19はそれぞれ間隔部分11を介して離間して配設されており、それらは連結部吸収体8(図2では表面シート21を介してその輪郭により連結部吸収体8を示している。)により連結し一体構造化されている。これにより中央部吸収体18及びサイド部吸収体19が、上述のように、連結部吸収体8を介して梯子状に連結されている。そして装着時には、梯子状に連結された両サイド部13が左右の内股部に接するように、そしてあたかも梯子の横木が背中からお腹にかけて架けられ股関節にフィットするよう連結部吸収体8が配される。なお、図2においては断面図で示した都合上、間隔部分11、中央部12、及びサイド部13をそれぞれの中心線で示しているが、図1に示したように、その周辺を含む領域を意味する。
本実施形態の使い捨ておむつ10においては、このように中央部吸収体18とサイド部吸収体19とが間隔部分11を介して分割され、全域にわたっては連続していないため、一度吸中央部吸収体18で吸収した液がサイド部吸収体19に吸収体内部を通じて移行することが抑制され、脚回り(とくに股間部4(図1参照))からおむつ外側への液漏れを効果的に防止することができる。そして、激しい運動をしたときなどにおいては、間隔部分11を伝って長手方向(X方向)に漏れ出てくる液体もあるが、これについては連結部吸収体18が確実に堰きとめて再吸収し、一層効果的に液漏れを防止することができる。とりわけ排泄液の量が多く、運動量も多い成人用のテープ型おむつにおいては、この間隔部分11を伝って流れ出る液体のガードは効果的であり好ましい。
本実施形態の使い捨ておむつ10における各吸収体の連結状態について、さらに、図2のIII−III線の断面を示す図3を参照して説明する。中央部吸収体18、連結部吸収体8、及びサイド部吸収体19は、明確に区分されている必要はなく、図3に示したように連結部においては連続して相互に液体が移行しうるようになっていることが好ましい。したがって、同図においては、中央部吸収体18と連結部吸収体8との境界線25及び連結部吸収体8とサイド部吸収体19との境界線26を一応の目安として示しており、吸収体全体における各部位として区別されればよく、境界位置は適宜変更されてもよい。
なお、吸収体2は、(a)中央部吸収体18、サイド部吸収体19、及び連結部吸収体8を図1に示したような梯子連結形状に一体成形したものであっても、(b)矩形に成形したものから吸収体非設置部9を切除したものであっても、(c)それぞれの吸収体を別体として作製し組み合わせたものであってもよい。また、吸収体2の形状は特に限定されないが、本実施形態のおむつ10のように、矩形の吸収体であることが好ましい。本実施形態のおむつ10においては、上記のとおり表面シートと裏面シートとの間に吸収体が挟まれて設けられているが、両シートの間に他の部材を設けてもよく、また両シートの外側に他の部材を設けてもよい。
本実施形態のおむつ10は、図2に示したように、間隔部分11において、上記連結部吸収体8の間に配された吸収体非設置部9を有する。そして、その吸収体非設置部9の少なくとも1つに弾性部材15が配設されている。また、このときサイド部吸収体19の外側に5mm〜30mmの距離をあけてレッグ開口部弾性部材14を配設してもよい。この弾性部材15が(好ましくは弾性部材14と組み合わされて)適度に弾性をもって収縮することにより、おむつ中央領域に上述した良好なポケット形状が形成される。これにより上述のとおり排泄液の量が多いときにも液体を確実にとらえて吸収することができる。また、吸収体非設置部9の弾性部材15は吸収体と組み合わされて、間隔部分11の全体の収縮が適度に緩和され、股関節が締め付けられすぎることなく、しかも体形やそのサイズの相違にも対応して良好な装着感が得られる。
そして、図2及び図3に示したとおり、間隔部分11はおむつの内側方向に稜をなしており、その部分が股関節と密接する。本実施形態のおむつ10においては、この稜をなす間隙部11にクッション性の高い連結部吸収体8が弾性部材15と組み合わされて適宜に配されているため、股関節と密接した状態で液漏れを抑制しながらもソフトな感触が得られ、股関節側の形状の変化にも応答して変形しフィットする。
次に、本実施形態の使い捨ておむつ10について、その展張状態を模式的に一部破断して示した図4によりさらに詳しく説明する。本実施形態の使い捨ておむつ10において、その展張状態の外形は、図4に示したようにおむつ長手方向(X方向)の中程の股間部4のあたりの幅を狭めた略砂時計形状であることが好ましく、表面シート及び裏面シートをそれぞれその外形に型取りし、吸収体を挟んで重ねあわせたものであることが好ましい。
おむつ長手方向(X方向)の股間部4の外側39a及び39bにそれぞれレッグフラップ部5a及び5bを設けることが好ましく、後ろ身頃51側のフラップ部5aにはファスニングテープ3を設けることが好ましい。このとき、レッグフラップ部は本実施形態のもののほか、例えば表面シート及び/又は裏面シートに代えて他の単一又は複数枚のシートにより構成されていてもよいし、両シート以外に更に他のシートや非シート材が配されていてもよい。
おむつ長手方向(X方向)の全長38は特に限定されないが、例えば、成人用おむつであれば600〜1200mmが好ましく、乳幼児用おむつであれば350〜550mmが好ましい。おむつの総幅36も特に限定されないが、例えば、成人用おむつであれば550〜850mmが好ましく、乳幼児用おむつであれば150〜350mmが好ましい。ただし、本発明の使い捨ておむつは前述のとおり、弾性部材と吸収体との組み合わせにより柔軟に変形してその優れた効果を維持するため、自由度が高くサイズや体形が若干異なっても対応することができることを1つの特徴としている。
本実施形態の使い捨ておむつ10においては、中央部吸収体18及びサイド部吸収体19の長さは特に限定されないが、いずれもおむつ長手方向(X方向)に長さのあるものであることが好ましい。中央部吸収体18及びサイド部吸収体19の幅(Y方向)も特に限定されないが、中央部吸収体18の幅を、サイド部吸収体19の幅より大きくすることが好ましい。このようにすることで、中央部吸収体18でまず尿などの多量の排泄液を素早く確実に吸収する初期の液体吸収機能を発揮させ、サイド部吸収体19においては中央部吸収体18から運動時などにおいて漏洩してくる液体を確実に再吸収しおむつ外部にまでは至らせないガード機能を効果的に発揮させることができる。
具体的には、中央部吸収体18の幅35を、例えば、成人用おむつであれば220〜340mmとすることが好ましく、乳幼児用おむつであれば40〜130mmとすることが好ましい。
サイド部吸収体19の幅32については、例えば、成人用おむつであれば20〜100mmとすることが好ましく、30〜80mmとすることがより好ましい。乳幼児用おむつであれば5〜20mmとすることが好ましく、10〜20mmとすることがより好ましい。
吸収体の総幅37については、例えば、成人用おむつであれば280〜400mmとすることが好ましく、300〜400mmとすることがより好ましい。乳幼児用おむつであれば60〜150mmとすることが好ましく、80〜150mmとすることがより好ましい。
中央部吸収体18とサイド部吸収体19との間隔部分の幅33については特に限定されない。この幅33は連結部吸収体8の連結幅ともなる。幅33は、上述した中央部吸収体18で一度吸収した液体のサイド部吸収体19への移行の抑制、防止を考慮して定めることが好ましい。具体的には、幅33を、例えば、成人用おむつにおいては10〜80mmとすることが好ましく、30〜80mmとすることがより好ましい。乳幼児用のおむつにおいては5〜20mmとすることが好ましく、10〜20mmとすることがより好ましい。
また、先にも述べたように、連結部吸収体8は液体が間隔部分11を伝って長手方向(X方向)に流れだすことを堰きとめて吸収する機能を有する。さらにまた、上述のとおり、この連結部吸収体8は吸収体非設置部9に配された弾性部材15の収縮力を適度に緩和し、股関節部分と接したときに、変形にも適宜に応答してソフトにフィットする機能を有する。したがって連結部吸収体の各連結長さ34はそれらのことを考慮して定めることが好ましい。具体的には、連結長さ34を、例えば、成人用おむつにおいては30〜100mmとすることが好ましく、40〜80mmとすることがより好ましい。乳幼児用のおむつにおいては20〜70mmとすることが好ましく、30〜60mmとすることがより好ましい。
次に、本実施形態のおむつ10のおける弾性部材について説明する。
本実施形態のおむつ10においては、上述のように吸収体非設置部9の少なくとも1つに弾性部材15が内蔵して設けられている。弾性部材の本数は特に限定されず、本実施形態のように3本の弾性部材を並列して設けてもよい。また、弾性部材15は連結部吸収体8を通過し複数の吸収体非設置部9において連続して設けてもよい。本実施形態のおむつ10においては、股間部4の領域内に設けられた左右それぞれ3つの吸収体非設置部9にわたり、2つの連結部吸収体を越えて連続して弾性部材15が設けられている。このようにすることで、例えば本実施形態のおむつ10を長手方向(X方向)に向かって連続的に製造する場合に、わざわざ弾性部材15の取り付け工程を止めて行うことを要さず、一連の工程で加工できる点で好ましい。弾性部材15の固定方法は特に限定されず、通常の固定方法によればよい。弾性部材15の長さは特に限定されないが、図4に示したようにX方向において略股間部4に設けることが好ましい。このように、展張状態にある股間部4の領域に、張力を与えて伸長させた弾性部材15を配設することで、自然形状もしくは装着したときには弾性部材15が脱力して収縮し、おむつの中央領域7(図1参照)に前述の良好なポケット形状を形成することができる。
また、中央領域7のポケット形状の形成を補助し、股間部分でのフィット性を高めるために、サイド部吸収体の外側に5mm〜30mmの距離をあけてレッグ開口部弾性部材14を設けることが好ましい。このレッグ開口部弾性部材14の配設位置は特に限定されないが、図4に示したように、おおむね股間部4の領域にわたり設けることが好ましく、その好ましい長さの範囲や固定方法は弾性部材15と同じである。レッグ開口部弾性部材14の本数は特に限定されず、図示したもののように、複数のものを並列して配設してもよい。
本実施形態の使い捨ておむつ10においては、図4に示したように、連結部吸収体8を左右にそれぞれ6個ずつ設け、吸収体非設置部9が左右にそれぞれ5つずつ配されるようにしているが、それらの数は特に限定されない。例えば成人用おむつであれば連結部吸収体8を片側3〜16個設けることが好ましく、乳幼児用おむつであれば片側2〜12個設けることが好ましい。また、吸収体非設置部9と連結部吸収体8との配分(X方向における長さの総和の比率)は適宜定めればよい。例えば、片側の連結部吸収体8の連結長さ34の総和を吸収体構造の全長41で除した値でいえば、7〜80%の範囲にすることが好ましく、30〜60%の範囲にすることがより好ましい。
次に、本実施形態の使い捨ておむつ10の各部の形成材料について説明する。
表面シート、裏面シート、ファスニングテープ、及びテープ固定部の形成材料としては、それぞれ、通常使い捨ておむつに用いられている各種の材料を特に制限なく用いることができる。
弾性部材の形成材料としては、天然ゴム、合成ゴム、スパンデックス等の各種のものを用いることができ、その形態としては糸状、帯状、フィルム状等の各種のものを用いることができる。なかでも、吸収体非設置部の弾性部材15については、おむつ中央領域7に良好なポケット形状を形成し、股関節を締め付けすぎずに液漏れを防ぐ観点から、最大伸長率が50〜200%のものを用いることが好ましく、100〜150%のものを用いることがより好ましい。
ここで、弾性部材の最大伸長率は以下の方法で測定する。最大伸長率は、〔最大伸長率(%)=伸びた長さ−100〕の数式により求められる。伸びた長さの測定は、室温にて裏面シート3を上にしておむつを平らに広げる。広げた状態の弾性部材に定規をあて、100mm間隔の印をつける。図4に様に示すようにおむつが伸びきった所まで伸ばして固定する。この時、印をつけた間隔が100mmより大きくなり、その間隔を定規により測定し、伸びた長さとする。
上記範囲の最大伸長率の得られる弾性部材の形成材料としては、例えば天然ゴム、合成ゴム、スパンデックスなどが挙げられる。また、後述するレッグ開口部弾性部材14を用いるとき、その好ましい最大伸長率は上記弾性部材15と同様であり、その好ましい材料の種類も同様である。
ここで、中央部吸収体18、サイド部吸収体19、及び連結部吸収体8の材料としては、使い捨ておむつ等の吸収体として通常用いられるものを特に制限なく用いることができる。中央部吸収体18の材料としては、例えば、綿状パルプ、高吸収性ポリマー、レーヨン綿などが挙げられる。サイド部吸収体19の材料としても同様である。
これに対し連結部吸収体8の材料としては、とくに綿状パルプ、レーヨン綿などの高吸収性ポリマーを用いないことが好ましい。このように連結部吸収体8の材料として高吸収性ポリマーを用いないことにより、尿を吸収した時に吸収体が膨らみすぎず股間部の隙間を発生しづらくできる。
本発明の使い捨ておむつの好ましい一実施形態を模式的に示す斜視図である。 図1のII―II線の部分を一部断面として拡大して示す斜視図である。 図2のIII−III線の断面を示す断面図である。 図1に示した実施形態の使い捨ておむつの展張状態を一部破断して示す平面図である。
符号の説明
1a、1b おむつの縁(ウエスト開口部となる縁)
2 吸収体
3 ファスニングテープ
4 おむつの股間部
5a、5b レッグフラップ部
7 中央領域(ポケット状に湾曲する領域)
8 吸収体連結部
9 吸収体非設置部
10 使い捨ておむつ
11 間隔部分
12 中央部
13 サイド部
14 レッグ開口部弾性部材
15 吸収体非設置部の弾性部材
18 中央部吸収体
19 サイド部吸収体
21 表面シート
22 裏面シート
25 中央部吸収体と連結部吸収体との境界線
26 連結部吸収体とサイド部吸収体との境界線
32 サイド部吸収体の幅
33 間隔部分の幅
34 連結長さ
35 中央部吸収体の幅
36 おむつの総幅
38 おむつ全長
39a、39b おむつ股間部の外側
41 吸収体の全長
51 後ろ身頃
52 前身頃

Claims (6)

  1. 表面シート及び裏面シートを備え、前記両シート間に液保持性の吸収体を設けた使い捨ておむつであって、該吸収体を中央部吸収体とその両側のサイド部吸収体とに間隔部分を設けて分設し、前記間隔部分に連結部吸収体を複数間欠的に設けて前記中央部吸収体と両サイド部吸収体とを梯子状に連結し、前記間隔部分の吸収体非設置部の少なくとも1つに弾性部材を配設したことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記弾性部材の最大伸長率が50〜200%であることを特徴とする請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記連結部吸収体が高吸収性ポリマーを含有しないことを特徴とする請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記サイド部吸収体の両外側に距離をあけてレッグ開口部弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記吸収体の総幅を60〜150mmとし、前記サイド部吸収体の幅を5〜20mmとし、前記間隔部分の幅を5〜20mmとし、前記連結部吸収体の各連結長さを20〜70mmとして、乳幼児用のおむつとしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記吸収体の総幅を280〜400mmとし、前記サイド部吸収体の幅を20〜100mmとし、前記間隔部分の幅を10〜80mmとし、前記連結部吸収体の各連結長さを30〜100mmとして、成人用のおむつとしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
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