JP6660961B2 - 着用物品 - Google Patents

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    • A61F13/514Backsheet, i.e. the impermeable cover or layer furthest from the skin

Description

本発明は、着用物品に関する。
従来、パンツ型の使い捨ておむつ等、使用者の身体(下半身)に着用される着用物品が知られている。一般に、使い捨ておむつ等の着用物品では着用者の胴回りを覆う胴回り外装部材に伸縮性を有する部材が設けられ、着用時においては、該胴回り外装部材の伸縮性により着用者の胴回りにおけるフィット性を高めると共に、着用物品の位置がずれないようにしている。一方、そのような伸縮性を有する胴回り外装部材の締め付けによって着用者の肌がかぶれてしまうことを抑制するために、胴回り外装部材の表面にスリット(切れ目)を設け、当該スリットにより通気性を確保する技術が知られている。例えば、特許文献1には、胴回り部材に伸縮性を付与する糸ゴム等の弾性体が複数配置され、当該弾性体の間に、複数のスリットが断続的に列状に並ぶことにより、高い通気性を有するパンツ型着用物品が開示されている。
特開2014‐221122号公報
特許文献1のパンツ型着用物品を着用する際には、胴回り外装部材を引っ張ることにより、該パンツ型着用物品が着用者の足元から股下側へ引き上げられる。このとき、胴回り外装部材には大きな力が作用するため、横方向(幅方向)に隣り合って並ぶ切れ目と切れ目との間が裂けてしまう場合がある。すなわち、複数の切れ目が設けられることにより、パンツ型着用物品の強度を十分に維持することができなくなるおそれがある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、複数の切れ目が設けられた着用物品において、十分な強度を維持することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに交差する縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、前記横方向に沿って配置された腹側外装部材と、前記横方向に沿って配置された背側外装部材と、を有する着用物品であって、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の各々は、非肌側の非肌側シートと肌側の肌側シートとを備え、前記非肌側シートと前記肌側シートとの間には、前記横方向に沿った弾性部材が前記縦方向に並んで複数設けられており、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の少なくとも一方について、前記非肌側シート及び前記肌側シートの少なくとも一方に、前記横方向に所定の長さを有する複数の切れ目が設けられており、前記縦方向に隣り合う2つの前記弾性部材の間に、第1切れ目及び第2切れ目を有し、前記横方向において、前記第1切れ目と前記第2切れ目とは重複していない、または、前記第1切れ目の前記横方向の一端側の端と前記第2切れ目の前記横方向の他端側の端とが重複しており、前記縦方向において、前記第1切れ目と前記第2切れ目とは重複しておらず、前記第1切れ目と前記第2切れ目との前記縦方向の間には、第3切れ目が設けられており、前記第3切れ目は、前記横方向において前記第1切れ目及び前記第2切れ目と重複しておらず、かつ、前記第1切れ目と前記第2切れ目との前記横方向の間に設けられている、ことを特徴とする着用物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、複数の切れ目が設けられた着用物品において、十分な強度を維持することができる。
本実施形態の着用物品の一例としての使い捨ておむつ1(おむつ1)の概略斜視図である。 展開状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。 図2のA−A断面について表す図である。 腹側外装部材30に設けられたスリット50の配置の一例について説明する図である。 下方領域30LDにおけるスリット50の配置について説明する図である。 図5において第1切れ目51と第2切れ目52との横方向の間隔がゼロである場合について表した図である。 図7A及び図7Bは、縦方向に隣り合う2つの弾性部材35の間に3つのスリット50が形成されている場合について説明する図である。 弾性部材35が横方向に収縮した状態における腹側外装部材30の様子を縦方向から見た場合の模式図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、前記横方向に沿って配置された腹側外装部材と、前記横方向に沿って配置された背側外装部材と、を有する着用物品であって、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の各々は、非肌側の非肌側シートと肌側の肌側シートとを備え、前記非肌側シートと前記肌側シートとの間には、前記横方向に沿った弾性部材が前記縦方向に並んで複数設けられており、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の少なくとも一方について、前記非肌側シート及び前記肌側シートの少なくとも一方に、前記横方向に所定の長さを有する複数の切れ目が設けられており、前記縦方向に隣り合う2つの前記弾性部材の間に、第1切れ目及び第2切れ目を有し、前記横方向において、前記第1切れ目と前記第2切れ目とは重複していない、または、前記第1切れ目の前記横方向の一端側の端と前記第2切れ目の前記横方向の他端側の端とが重複しており、前記縦方向において、前記第1切れ目と前記第2切れ目とは重複していない、ことを特徴とする着用物品。
このような着用物品によれば、第1切れ目と第2切れ目とが縦方向の同じ位置において横方向に一列に並んで配置される場合と比較して、2つの切れ目の両端部同士が繋がりにくくなる。これにより、着用物品の着用時等に大きな力が作用した場合であっても、当該切れ目部分を起点として腹側外装部材または背側外装部材が裂けてしまうことが抑制される。したがって、複数の切れ目を有する着用物品において十分な強度を実現することができる。
かかる着用物品であって、前記縦方向に隣り合う2つの前記弾性部材のうちの一方と前記第1切れ目との距離は、2つの前記弾性部材のうちの他方と前記第1切れ目との距離よりも短く、2つの前記弾性部材のうちの前記他方と前記第2切れ目との距離は、2つの前記弾性部材のうちの前記一方と前記第2切れ目との距離よりも短い、ことが望ましい。
このような着用物品によれば、縦方向における第1切れ目と第2切れ目との間隔が広くなる。すなわち、第1切れ目の横方向一端側の端部と、第2切れ目の横方向他端側の端部との距離が大きくなる。これにより、2つの切れ目がより繋がりにくくなり、十分な強度を維持しやすくなる。
かかる着用物品であって、前記第1切れ目と前記第2切れ目との前記縦方向の間には、第3切れ目が設けられている、ことが望ましい。
このような着用物品によれば、腹側外装部材及び背側外装部材において単位面積当たりに設けられる切れ目の数が多くなるため、腹側外装部材及び背側外装部材の通気性がより良好になる。また、第1切れ目及び第2切れ目と第3切れ目との縦方向の位置がずれていることにより、切れ目の数が増えた場合であっても各切れ目同士が繋がりにくく、着用物品の強度を維持しやすい。
かかる着用物品であって、前記第3切れ目は、前記横方向において前記第1切れ目及び前記第2切れ目と重複しておらず、かつ、前記第1切れ目と前記第2切れ目との前記横方向の間に設けられている、ことが望ましい。
このような着用物品によれば、各々の切れ目が縦方向及び横方向についてずれて配置されているため、隣り合う切れ目同士がより繋がりにくくなり、強度を維持しやすくなる。また、複数(3つ)の切れ目が斜め方向に並ぶことにより、幾何学的な模様が形成され、着用物品のデザイン性を高めることができる。
かかる着用物品であって、前記横方向に隣り合う2つの前記切れ目の間隔が、2つの前記切れ目のそれぞれの長さよりも短くなっている部分を有する、ことが望ましい。
このような着用物品によれば、腹側外装部材及び背側外装部材において切れ目が形成されることによって横方向において剛性の低くなる領域が広くなり、当該領域が収縮する際に厚さ方向に突出した皺が形成されやすくなる。また、厚さ方向に突出する部分と切れ目が形成されている部分とが重複する確率が高くなる。すなわち、皺の頂点付近に切れ目が配置される可能性が高くなるため、着用物品の着用時において切れ目が視認されやすくなる。
かかる着用物品であって、前記横方向に隣り合う2つの前記切れ目の間隔は、2つの前記切れ目のそれぞれの長さよりも短い、ことが望ましい。
このような着用物品によれば、厚さ方向に突出する部分と切れ目が形成されている部分とが重複する確率がより高くなる。これにより、着用物品の着用時において切れ目がより視認されやすくなり、当該着用物品が良好な通気性を有することを使用者(着用者)に示すことができる。
かかる着用物品であって、一端部が前記腹側外装部材に配置され、他端部が前記背側外装部材に配置された吸収性本体を備え、前記腹側外装部材及び前記背側外装部材に設けられた複数の前記切れ目の配置パターンは、前記横方向について前記吸収性本体を挟んで対称である、ことが望ましい。
このような着用物品によれば、腹側外装部材及び背側外装部材の美観を良好なものとすることができる。また、切れ目の配置パターンが左右対称であるため、着用物品の着用時において腹側外装部材及び背側外装部材に形成される皺も左右対称になりやすい。これにより皺がきれいに揃い、着用物品の美観がより良好なものとなる。
かかる着用物品であって、前記切れ目は、前記肌側シートを前記厚さ方向に貫通して設けられている、ことが望ましい。
このような着用物品によれば、着用者の肌に近い肌側シート側に切れ目が設けられることにより、着用者の体温や汗を速やかに非肌側に移動させることができる。これにより、熱や水分が着用者の肌に長時間接触することを抑制し、着用者に不快感を与えにくくすることができる。
かかる着用物品であって、前記切れ目は、前記肌側シート及び前記非肌側シートを前記厚さ方向に貫通して設けられている、ことが望ましい。
このような着用物品によれば、着用物品の着用時において、着用者の体温(熱)や汗(水分)が切れ目を介して着用物品の内部(肌側)から外部(非肌側)へと速やかに放出される。これにより、着用物品の着用時の蒸れの発生や着用者の肌がかぶれる等の問題を抑制し、より着用者に不快感を与えにくくすることができる。
かかる着用物品であって、前記切れ目は、前記横方向に沿った線状である、ことが望ましい。
このような着用物品によれば、切れ目部分の面積が小さくなるため、腹側外装部材及び背側外装部材の強度が維持されやすい。また、着用物品の着用時には線状の切れ目が上下に開口することにより、視認されやすくなり、良好な通気性を有することを使用者に示すことができる。
===実施形態===
<使い捨ておむつの構成>
図1は、本実施形態の着用物品の一例としての使い捨ておむつ1(おむつ1)の概略斜視図である。図2は、展開状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。図3は、図2のA−A断面について表す図である。
本実施形態のおむつ1は、所謂3ピースタイプであり、3つの部品10,30,40を有している。すなわち、このおむつ1は、第1部品として、着用者の股間部にあてがわれ尿等の排泄物を吸収する吸収性本体10を有し、第2部品として、同着用者の腹側部を覆う腹側外装部材30を有し、第3部品として、同着用者の背側部を覆う背側外装部材40を有している。また、図2及び図3に示されるように、展開状態のおむつ1は、互いに直交する三方向として縦方向と横方向と厚さ方向とを有している。なお、縦方向の「前側」はおむつ着用時において着用者の腹側を覆う部分であり、「後側」は着用者の背側を覆う部分である。また、厚さ方向で着用者の肌と接触する側のことを「肌側」と言い、その逆側のことを「非肌側」と言う。
図2の展開状態では、腹側外装部材30(図で縦方向上側)と背側外装部材40(図で縦方向下側)とが互いに縦方向に間隔を空けて平行に並んだ状態で、これらの間に吸収性本体10が掛け渡されつつ、同吸収性本体10の長手方向の各端部10ea,10ebがそれぞれ最寄りの外装部材30,40に接合固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。そして、この状態から、吸収性本体10がその長手方向の略中央部C10を折り位置として二つ折りされる。この二つ折りの状態において互いに対向する腹側外装部材30と背側外装部材40とが、着用者の脇腹に当接すべき部分である腹側外装部材側縁部30seと、背側外装部材側縁部40seと(つまり、横方向の各端部)にて接合・連結されると、これら外装部材30,40同士が環状に成形される。これにより、図1に示すような胴回り開口1HB及び一対の脚回り開口1HLが形成された着用状態のおむつ1となる。
図2及び図3に示されるように、吸収性本体10は、吸収性コア11と、吸収性コア11を同コア11の肌側から覆う表面シート部材13と、吸収性コア11を同コア11の非肌側から覆って吸収性本体10の外装をなす裏面シート部材15と、を備えている。
吸収性コア11は、液体吸収性素材を積層してなる部材であり、尿等の排泄物を吸収する吸収体である。液体吸収性素材としては、例えば、パルプ繊維等の液体吸収性繊維を使用することができる。なお、吸収性コア11は、液体吸収性粒状物として例えば高吸収性ポリマーを含有していても良いし、または、液体吸収性繊維及び液体吸収性粒状物以外の液体吸収性素材を含んでいても良い。また、吸収性コア11は、ティッシュペーパー等の液透過性シート(不図示)で被覆されていても良い。本実施形態の吸収性コア11は、図2における縦方向の前側端部と後側端部との間に、前側端部及び後側端部よりも横方向の幅が狭いくびれ部11cを有する。これにより、吸収性コア11は図2に示されるような平面視略砂時計形状となるように構成されている。
表面シート部材13は、吸収性コア11を肌側から覆うシート状の部材であり、例えば吸収性コア11よりも大きい平面サイズの液透過性の不織布である。裏面シート部材15は、吸収性コア11を非肌側から覆うシート状の部材であり、吸収性コア11より大きい平面サイズのシートであり、その一例としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等の液不透過性の防漏シート15aと、不織布等の外装シート15bとが貼り合わされた二層構造のシートが挙げられる。そして、これら裏面シート部材15と表面シート部材13との間に吸収性コア11を挟んだ状態において、吸収性コア11の四辺から外側にはみ出す部分にて、裏面シート部材15と表面シート部材13とが額縁状に貼り合わされ、これにより、吸収性本体10が形成されている。なお、裏面シート部材15が外装シート15bを有さず、防漏シート15aのみによって構成されていても良い。
また、おむつ1において、外装シート15b等によって所謂立体ギャザーや脚回りギャザーが形成されていても良い(共に不図示)。立体ギャザーは、例えば、表面シート部材13の横方向の各端部にそれぞれ起立して設けられる防漏壁部であり、脚回りギャザーは、おむつ1の各脚回り開口1HL,1HLに形成される脚回り伸縮部のことである。また、表面シート部材13と吸収性コア11との間、又は、裏面シート部材15と吸収性コア11との間に、セカンドシートとしてティッシュペーパー等の液透過性シートが介装されていても良い。
腹側外装部材30及び背側外装部材40は、いずれも、例えば不織布等の柔軟なシートを素材とした平面視略矩形形状のシート部材である。図3に示されるように、腹側外装部材30は、厚さ方向の肌側から肌側シート31及び非肌側シート32を二枚重ねに接合することにより形成されている。同様に、背側外装部材40は、厚さ方向の肌側から肌側シート41、及び非肌側シート42を二枚重ねに接合することにより形成されている。そして、腹側外装部材30及び背側外装部材40は、それぞれ吸収性本体10における縦方向の各端部10ea,10ebを吸収性本体10の非肌側から覆いながら、当該各端部10ea,10ebに重ね合わせられて接合されている。
腹側外装部材30への吸収性本体10の重ね合わせは、腹側外装部材30の縦方向の外側端部30eには吸収性本体10を重ねずに、同端部30eよりも縦方向の中央側の部分30cに吸収性本体10を重ねるようにして行われる(図2参照)。同様に、背側外装部材40への吸収性本体10の重ね合わせは、背側外装部材40の縦方向の端部40eには吸収性本体10を重ねずに、同端部40eよりも縦方向の中央側の部分40cに吸収性本体10を重ねるようにして行われる。なお、この重複しない部分30e,40eは、おむつ1の胴回り開口1HB(図1参照)を構成する部分となる。そして、該部分30e,40eには、後述する弾性部材35,45が、それぞれ同部分30e,40eにおける横方向の略全長に亘って連続して設けられている(図2参照)。
腹側外装部材30、及び背側外装部材40の所定の領域には、横方向に所定の長さを有しつつ各外装部材30,40の少なくとも一方(本実施形態では両方)を厚さ方向に貫通する線状の切れ目であるスリット50が、縦方向及び横方向に所定の間隔で複数設けられている。おむつ1の着用時においては、着用者着の体温(熱)や汗(水分)が当該スリット50を介しておむつ1の内部(肌側)から外部(非肌側)へと放出される。これにより、おむつ1着用時の蒸れの発生や着用者の肌がかぶれる等の問題を抑制し、着用者に不快感を与えにくくしている。なお、スリット50は、必ずしも外装部材30,40を厚さ方向に貫通していなくても良い。すなわち、スリット50は、肌側シート31,41または非肌側シート32,42の少なくとも一方に形成されていれば良い。このような構成であれば、熱や水分が当該スリット50を通過して移動しやすくなるため、上述したような放熱等の機能を発揮することができる。但し、おむつ1内にこもった熱や水分を効率よく外部へ放出するためには、少なくとも着用者の肌に近い肌側シート31,41側にスリット50が設けられていることが望ましい。着用者の体温や汗を速やかに非肌側に移動させるためである。これにより、熱や水分が着用者の肌に長時間接触することを抑制し、着用者に不快感を与えにくくすることができる。なお、肌側シート31,41にのみスリット50が設けられている場合であっても、おむつ1の外側から非肌側シート32,42を透かしてスリット50を視認することが可能である。スリット50の配置についての詳細は後で説明する。
腹側外装部材30に係る2枚のシート31,32同士の間には、横方向に沿って糸ゴム等の複数の弾性部材35,35…が介挿されつつ、横方向に伸長された状態で同シート31,32に接合固定されている。また、かかる複数本の弾性部材35,35…は、縦方向に間隔を空けながら縦方向に並んで設けられている。同様に、背側外装部材40に係る2枚のシート41,42同士の間には、横方向に沿って糸ゴム等の複数の弾性部材45,45…が介挿されつつ、横方向に伸長された状態で同シート41,42に接合固定されている。また、かかる複数本の弾性部材45,45…は、縦方向に間隔を空けながら縦方向に並んで設けられている。これにより、腹側外装部材30及び背側外装部材40に対して横方向の伸縮性が付与され、当該伸縮性がおむつ1の胴回り開口1HBの伸縮性となる。弾性部材35及び45は、太さや本数、縦方向の配置位置等の詳細仕様を除けば、その基本構成は、概ね互いに同じである。
なお、弾性部材35,45は横方向の中央部付近で吸収性コア11と重複する領域において一部が非連続となっており(図2参照)、当該領域に伸縮性が作用しないようになっている。これにより、吸収性コア11の横方向(幅方向)の収縮が抑制されるため、吸収性コア11における皺の発生等が抑制され、吸収性コア11の肌側面が略平坦に維持されやすくなる。その結果、吸収性コア11の吸液阻害を有効に防ぐことができて、また皺の発生に起因する排泄物の漏れ等も抑制することができる。
<外装部材30,40に設けられる切れ目(スリット50)について>
図4は、本実施形態において、腹側外装部材30に設けられたスリット50の配置の一例について説明する図である。なお、図2に示されるように、背側外装部材40にも複数のスリット50が設けられているが、その基本構成や機能は腹側外装部材30と略同様であるため、ここでは主に腹側外装部材30について説明を行い、背側外装部材40については説明を省略する。
上述したように、本実施形態におけるスリット50は、横方向に所定の長さを有する「線状」の切れ目であり、腹側外装部材30で縦方向に隣り合う弾性部材35,35の間に、複数のスリット50が横方向に沿って配置されている。また、腹側外装部材30で縦方向において吸収性コア11と重複していない領域である上方領域30LUと、縦方向において吸収性コア11と重複している領域である下方領域30LDとでは、スリット50の配置が異なっている。なお、ここで言う「上方」とは、図1のようにおむつ1をパンツ型にした状態における縦方向の上側のことであり、図4においては縦方向の前側が「上方」に相当する。
上方領域30LUでは、長さ(スリット長)約3mmのスリット50が横方向に7mmの間隔を空けて一列に並んで断続的に配置されている。そして、上方領域30LUにおいて各々のスリット50は図4に示されるような所謂千鳥状に配置されている。一方、下方領域30LDでは、長さ(スリット長)約3mmのスリット50が横方向に2mmの間隔を空けて縦方向にずれながら斜め下方向に断続的に配置されている。横方向に隣り合うスリット50同士の間隔(2mm)が狭いことから、下方領域30LDでは単位面積あたりに配置されるスリット50の量が上方領域30LUよりも多くなっている。すなわち、腹側外装部材30の下方領域30LDでは上方領域30LUよりも高密度にスリット50が設けられている。
上方領域30LUは、おむつ1を着用する際に、指で挟んで上方に引っ張られることにより大きな力が作用する領域である。そのため、上方領域30LUの単位面積当たりに形成されるスリット50の割合(密度)を低くして腹側外装部材30の強度が低下しすぎないようにすることで、当該領域において不織布が破れることを抑制している。逆に、下方領域30LDは、指等で直接引っ張られる可能性が低いため、当該領域中に形成されるスリット50の密度を高くして、効率的に熱や水分を放出できるようにしている。すなわち、上方領域30LUでは切れ目を少なくして強度の確保を優先し、下方領域30LDでは切れ目を多くして良好な通気性を確保できるようにしている。
なお、図4は本実施形態におけるスリット50の配置の一例を表したものであり、スリット50の数や大きさ(長さ)はこの例に限られるものではない。
続いて、腹側外装部材30の下方領域30LDにおける強度について説明する。上述したように、下方領域30LDは上方領域30LUよりもスリット50が高密度に設けられているため、上方領域30LUと比較して強度が弱くなるおそれがある。そこで、本実施形態のおむつ1ではスリット50の配置を調整することにより、おむつ1の着用時に力が作用した場合であっても、下方領域30LDが破れない程度に強度を維持することができるようにしている。
図5は、下方領域30LDにおけるスリット50の配置について説明する図である。同図5では、第1弾性部材351及び第2弾性部材352の2つの弾性部材35が縦方向に隣り合って設けられている。そして、第1弾性部材351と第2弾性部材352との間には、第1切れ目51及び第2切れ目52の2つのスリット50(切れ目)が配置されている。なお、図4に示される下方領域30LDにおいて、縦方向に隣り合う2つの弾性部材35の間には、縦方向に3つのスリット50が並んで配置されているが、図5では説明の便宜上、縦方向に2つのスリット50が並ぶ場合について示している。
図5において、第1切れ目51と第2切れ目52とは、横方向において重複しないように配置されている。すなわち、第1切れ目51の右側(横方向の一端側)端部51erと第2切れ目52の左側(横方向の他端側)端部52elとの間には、所定の間隔d12が形成されている。
また、第1切れ目51と第2切れ目52とは、縦方向において重複しないように配置されている。図5では、第1切れ目51は、縦方向において第2弾性部材352よりも第1弾性部材351に近い位置に設けられ、第2切れ目52は、縦方向において第2弾性部材352よりも第1弾性部材351に近い位置に設けられている。すなわち、第1切れ目51と第1弾性部材351との間の縦方向の距離L11は、第1切れ目51と第2弾性部材352との間の縦方向の距離L12よりも短い(L11<L12)。同様に、第2切れ目52と第2弾性部材352との間の縦方向の距離L22は、第2切れ目52と第1弾性部材351との間の縦方向の距離L21よりも短い(L22<L21)。
このように、下方領域30LDでは横方向に隣り合う2つのスリット50(第1切れ目51及び第2切れ目52)が、縦方向にずれて配置されている。つまり、従来型の着用物品の様に第1切れ目51及び第2切れ目52が縦方向にずれることなく一列に配置されている場合と比較して、第1切れ目51の右側端部51erと第2切れ目52の左側端部52elとの間の距離が遠くなる。これにより、おむつ1の着用時において、下方領域30LDを上下方向や左右方向に引っ張る力が作用した場合であっても、隣り合うスリット50同士が繋がってしまうことが抑制される。また、第1切れ目51と第2切れ目52とが同一直線状に配置されていないことから、仮に第1切れ目51においてスリット長手方向に沿って(すなわち横方向に沿って)裂け目が発生したとしても、当該裂け目が第2切れ目52まで達して第1切れ目51と第2切れ目52とが繋がってしまう可能性は低い。すなわち、隣り合う2つのスリット50,50を起点として腹側外装部材30が裂けてしまうことが抑制される。したがって、下方領域30LDにおける強度が維持されやすくなる。
さらに、第1切れ目51が第1弾性部材351の近くに配置され、第2切れ目52が第2弾性部材352の近くに配置されることにより、第1切れ目51と第2切れ目52との縦方向の間隔が広くなる。これにより、第1切れ目51の右側端部51erと第2切れ目52の左側端部52elとの間の距離が遠くなり、2つのスリット50(切れ目)がより繋がりにくくなる。
なお、図5では、横方向において第1切れ目51と第2切れ目52との間に所定の間隔d12が設けられていたが、当該間隔がゼロであっても良い。図6は、図5において第1切れ目51と第2切れ目52との横方向の間隔がゼロである場合について表した図である。同図6において、第1切れ目51の右側端部51erと第2切れ目52の左側端部52elとは横方向において重複している。一方、第1切れ目51と第2切れ目52とは縦方向においてずれて配置されている。この場合も、第1切れ目51の右側端部51erと第2切れ目52の左側端部52elとが繋がりにくいので、下方領域30LDにおける強度を維持することが可能である。
図7A及び図7Bは、縦方向に隣り合う2つの弾性部材35の間に3つのスリット50が形成されている場合について説明する図である。図7Aは、図4に示される下方領域30LDに対応する状態について表している。同図7Aでは、図5と同様に、縦方向に隣り合う第1弾性部材351及び第2弾性部材352の間に、第1切れ目51及び第2切れ目52が配置されている。そして、第1切れ目51と第2切れ目52との縦方向及び横方向の間に、第3切れ目53が配置されている。隣り合う2つの弾性部材35の間に設けられるスリット50(切れ目)の数が増えることにより、図5の場合と比較して通気性がより良好になる。
図7Aにおいて第1切れ目51〜第3切れ目53は、それぞれ縦方向及び横方向の位置がずれて配置されている。すなわち、第1切れ目51の右側端部51erの位置と、第3切れ目53の左側端部53elの位置とは縦方向及び横方向にずれており、第3切れ目53の右側端部53erの位置と、第2切れ目52の左側端部52elの位置とは縦方向及び横方向にずれている。これにより、図5で説明したのと同様に、隣り合うスリット50(切れ目)同士が繋がって腹側外装部材30が裂けてしまうことが抑制される。つまり、下方領域30LDにおける強度が維持されやすくなる。
また、図7Bは、第1切れ目51と第3切れ目53とが横方向の一部の領域について重複し、第2切れ目52と第3切れ目53とが横方向の一部の領域について重複した状態について表している。各スリット50(切れ目)は横方向において重複する部分を有するものの、縦方向については、ずれて配置されている。したがって、おむつ1の着用時に或るスリット50において横方向に沿った裂け目が発生したとしても、当該裂け目は他のスリット50とは繋がりにくい。これにより、下方領域30LDにおける強度を維持することができる。
このように、スリット50(切れ目)の密度を高くした場合であっても、各々のスリット50の配置を調整することにより、下方領域30LDにおける通気性を良好にしつつ、強度を維持することが可能である。なお、図7A及び図7Bでは、縦方向に3つのスリット50が並んだ例について示されているが、縦方向に隣り合う2つの弾性部材35の間に4つ以上のスリット50が並んで設けられているのであっても良い。
また、本実施形態では、各々のスリット50(例えば、第1切れ目51〜第3切れ目53)がそれぞれ横方向に所定の間隔を空けて断続的に設けられる。つまり、各々のスリット50が横方向について周期的に複数配置されている。図2及び図4に示されるように、縦方向について同じ位置に配置されるスリット50同士の横方向の間隔が十分に広く設けられることにより、スリット50同士が繋がることが抑制され、外装部材30,40の強度が維持されやすくなる。
また、複数のスリット50が周期的に配置されることにより、図4に示されるように、腹側外装部材30の下方領域30LDにおいて複数のスリット50が斜めに並んだ幾何学的な模様が形成され、おむつ1のデザイン性を高めることができる。このとき、下方領域30LDの吸収性本体10よりも右側の領域では、複数のスリット50が左上側から右下側に斜めに並んでいるのに対して、下方領域30LDの吸収性本体10よりも左側の領域では、複数のスリット50が右上側から左下側に斜めに並んでいる。すなわち、腹側外装部材30の下方領域30LDにおけるスリット50の配置パターンは、横方向について吸収性本体10を挟んで左右対称となっている。これにより、腹側外装部材30の美観を良好なものとすることができる。
そして、このようなスリット50の配置は、おむつ1の着用時において腹側外装部材30の表面に形成される皺の形状にも影響を与える。図8は、弾性部材35が横方向に収縮した状態における腹側外装部材30の様子を縦方向から見た場合の模式図である。腹側外装部材30において、弾性部材35が横方向に収縮すると、肌側シート31及び非肌側シート32が横方向に収縮して、厚さ方向に突出する部分、すなわち図8に示されるような皺が形成される。なお、図8では規則的な形状の皺が形成された場合について示されているが、実際には不規則な形状の皺が形成される場合がある。
通常、肌側シート31及び非肌側シート32において剛性の低い領域は収縮しやすく、剛性の高い領域は収縮しにくい。したがって、肌側シート31及び非肌側シート32でスリット50が形成されている部分は剛性が低くなるため収縮しやすく、シート部材が突出しやすくなる傾向がある。一方、肌側シート31及び非肌側シート32でスリット50が形成されていない部分はスリット50が形成されている部分と比較して剛性が高いため収縮しにくく、突出しにくくなる傾向がある。本実施形態では、上述のように、スリット50の配置パターンが左右対称となっているため、腹側外装部材30に形成される皺の形状も左右対称となりやすい。これにより、おむつ1の着用時においてきれいな皺が形成されやすくなり、腹側外装部材30の美観がより良好になる。
また、本実施形態のおむつ1は、横方向に隣り合う2つのスリット50の間隔が、当該2つのスリット50のそれぞれのスリット長よりも短くなっている部分を有する。例えば、図5において、横方向に隣り合う第1切れ目51及び第2切れ目52の間の間隔d12は、第1切れ目51のスリット長W51及び第2切れ目52のスリット長W52の長さよりも短い(W51>d12,W52>d12)。すなわち、横方向において、スリット50が形成されている領域はスリット50が形成されていない領域よりも広くなる。これにより、肌側シート31及び非肌側シート32が厚さ方向に突出する部分が広くなり、美しい皺が形成されやすくなる。また、図8に示されるように肌側シート31及び非肌側シート32が厚さ方向に突出する部分とスリット50が形成されている部分とが重複する確率が高くなることから、突出部の頂点とスリット50の位置とが重複しやすくなる。すなわち、皺の頂点付近にスリット50が配置されやすくなるため、おむつ1の着用時においてスリット50を視認しやすくなる。使用者は、腹側外装部材30の表面に設けられた複数のスリット50を視認することにより、おむつ1が良好な通気性を有することを一見して理解することができる。これにより、使用者に安心感を与えることができる。
また、腹側外装部材30の横方向両端部にはスリット50が設けられていない。図4では、腹側外装部材30の横方向両端部である腹側外装部材側縁部30seから17mmの範囲の領域においてスリット50が設けられていない。この領域は、おむつ1を着用する際に、胴回り開口1HBを広げるために横方向の両側に引っ張られ、大きな力が作用する部分である。そのため、腹側外装部材30の横方向両端部領域にはスリット50を設けずに、資材(不織布)の強度が最大限に確保されるようにしている。これにより、着用時におむつ1が破れてしまうことが抑制される。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、外装シート15b及び腹側外装部材30,背側外装部材40の素材をそれぞれ不織布としていたが、何等不織布に限らない。例えば、織布でも構わないし、織布以外のシート部材でも構わない。ちなみに、外装シート15bについては省略しても良く、その場合には、防漏シート15aが吸収性本体10の外装をなすことになる。
上述の実施形態では、弾性部材35,45として糸ゴムを例示したが、何等これに限らない。例えば、弾性部材35,45として帯状のゴムを用いても良いし、伸縮性を有した帯状の不織布や、伸縮性を有した帯状の樹脂フィルムを用いても良い。
上述の実施形態では、腹側外装部材30及び背側外装部材40に設けられる複数の切れ目として横方向に所定の長さを有する線状のスリット50が例示されていたが(図4参照)、切れ目の形状はこの限りではない。例えば、スリット50が縦方向に所定の幅を有する形状であっても良い。但し、腹側外装部材30及び背側外装部材40の強度を維持するためには、切れ目部分の面積が少ない方が望ましい。すなわち、スリット50は上述のような線状であることが望ましい。また、スリット50が線状であることにより、おむつ1の着用時において当該線状のスリットが上下に開口することで使用者に視認されやすくなる。これにより、おむつ1が良好な通気性を有していることを使用者に示すことができる。
なお、スリット50が横方向に沿って配置されているのではなく、横方向について所定の角度だけ傾斜して配置されていても良い。例えば、各スリット50が3°程度の傾斜角度を有して配置されていても良い。
1 おむつ(着用物品)、1HB 胴回り開口、1HL 脚回り開口、
10 吸収性本体、10ea 端部、10eb 端部、
11 吸収性コア(吸収体)、11c くびれ部、
13 表面シート部材、
15 裏面シート部材、15a 防漏シート、15b 外装シート、
30 腹側外装部材、
30e 端部、30c 部分、30se 腹側外装部材側縁部、
30LU 上方領域、30LD 下方領域、
31 肌側シート、32 非肌側シート、
35 弾性部材、
351 第1弾性部材、352 第2弾性部材、
40 背側外装部材、
40e 端部、40c 部分、40se 背側外装部材側縁部、
41 肌側シート、42 非肌側シート、
45 弾性部材、
50 スリット(切れ目)、
51 第1切れ目、51er 右側端部、
52 第2切れ目、52el 左側端部、
53 第3切れ目、53er 右側端部、53el 左側端部、
C10 中央部

Claims (8)

  1. 互いに交差する縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、
    前記横方向に沿って配置された腹側外装部材と、
    前記横方向に沿って配置された背側外装部材と、を有する着用物品であって、
    前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の各々は、非肌側の非肌側シートと肌側の肌側シートとを備え、
    前記非肌側シートと前記肌側シートとの間には、前記横方向に沿った弾性部材が前記縦方向に並んで複数設けられており、
    前記腹側外装部材及び前記背側外装部材の少なくとも一方について、前記非肌側シート及び前記肌側シートの少なくとも一方に、前記横方向に所定の長さを有する複数の切れ目が設けられており、
    前記縦方向に隣り合う2つの前記弾性部材の間に、第1切れ目及び第2切れ目を有し、
    前記横方向において、前記第1切れ目と前記第2切れ目とは重複していない、または、前記第1切れ目の前記横方向の一端側の端と前記第2切れ目の前記横方向の他端側の端とが重複しており、
    前記縦方向において、前記第1切れ目と前記第2切れ目とは重複しておらず、
    前記第1切れ目と前記第2切れ目との前記縦方向の間には、第3切れ目が設けられており、
    前記第3切れ目は、前記横方向において前記第1切れ目及び前記第2切れ目と重複しておらず、かつ、前記第1切れ目と前記第2切れ目との前記横方向の間に設けられている、ことを特徴とする着用物品。
  2. 請求項1に記載の着用物品であって、
    前記縦方向に隣り合う2つの前記弾性部材のうちの一方と前記第1切れ目との距離は、2つの前記弾性部材のうちの他方と前記第1切れ目との距離よりも短く、
    2つの前記弾性部材のうちの前記他方と前記第2切れ目との距離は、2つの前記弾性部材のうちの前記一方と前記第2切れ目との距離よりも短い、ことを特徴とする着用物品。
  3. 請求項1または2に記載の着用物品であって、
    前記横方向に隣り合う2つの前記切れ目の間隔が、2つの前記切れ目のそれぞれの長さよりも短くなっている部分を有する、ことを特徴とする着用物品。
  4. 請求項に記載の着用物品であって、
    前記横方向に隣り合う2つの前記切れ目の間隔は、2つの前記切れ目のそれぞれの長さよりも短い、ことを特徴とする着用物品。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の着用物品であって、
    一端部が前記腹側外装部材に配置され、他端部が前記背側外装部材に配置された吸収性本体を備え、
    前記腹側外装部材及び前記背側外装部材に設けられた複数の前記切れ目の配置パターンは、前記横方向について前記吸収性本体を挟んで対称である、ことを特徴とする着用物品。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の着用物品であって、
    前記切れ目は、前記肌側シートを前記厚さ方向に貫通して設けられている、ことを特徴とする着用物品。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の着用物品であって、
    前記切れ目は、前記肌側シート及び前記非肌側シートを前記厚さ方向に貫通して設けられている、ことを特徴とする着用物品。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の着用物品であって、
    前記切れ目は、前記横方向に沿った線状である、ことを特徴とする着用物品。
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