JP2002200116A - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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- JP2002200116A JP2002200116A JP2000402839A JP2000402839A JP2002200116A JP 2002200116 A JP2002200116 A JP 2002200116A JP 2000402839 A JP2000402839 A JP 2000402839A JP 2000402839 A JP2000402839 A JP 2000402839A JP 2002200116 A JP2002200116 A JP 2002200116A
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Abstract
からの漏れを確実に防止することができる使い捨ておむ
つを提供すること。 【解決手段】 液透過性の表面シート2、液不透過性の
裏面シート3及び両シート2、3間に介在された液保持
性の吸収体4を備え、実質的に縦長に形成された使い捨
ておむつにおいて、股下部Cにおける吸収体4の両側縁
の外方に、それぞれ第2吸収体7がおむつの長手方向に
沿って配設されており、第2吸収体7が配設された領域
Rに、弾性部材8がおむつの長手方向に沿って配設され
ている。
Description
れており、特に脚廻りからの漏れを確実に防止すること
のできる使い捨ておむつに関する。
使い捨ておむつにおいては、脚廻りからの漏れを防止す
ることが一つの課題であり、特公平5−336030号
公報には、吸収体を、人体に適合する幅の中央吸収部
と、その外側に設けられた外側吸収部とから形成するこ
とにより、股間部の密着性を高め、それにより漏れ防止
性能を向上させた使い捨ておむつが記載されている。し
かし、この使い捨ておむつにおいては、中央吸収部と外
側吸収部との間に設けられた伸縮部の収縮により中央吸
収部に皺が生じ易く、便や尿が、中央吸収部から、その
皺を伝って容易に漏れ出す恐れがある。また、中央吸収
部の密着性を高めることにより、漏れを防止しようとす
るものであるため、中央吸収部からその両側に漏れ出し
た便や尿は、容易に外側吸収部を越えて外部に漏れ出し
てしまう。要するに、脚回りからの漏れを確実に防止で
きる充分な漏れ防止性能を有する使い捨ておむつは未だ
提供されていないのが現状である。
優れており、特に脚廻りからの漏れを確実に防止するこ
とのできる使い捨ておむつを提供することにある。
面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介
在された液保持性の吸収体を備え、実質的に縦長に形成
された使い捨ておむつにおいて、股下部における前記吸
収体の両側縁の外方に、それぞれ第2吸収体がおむつの
長手方向に沿って配設されており、前記第2吸収体が配
設された領域に、弾性部材がおむつの長手方向に沿って
配設されている使い捨ておむつを提供することにより、
上記目的を達成したものである。
形態に基づいて説明する。本実施形態の使い捨ておむつ
1は、図1〜3に示すように、液透過性の表面シート
2、液不透過性の裏面シート3、及び両シート2、3間
に介在された液保持性の吸収体としての中央吸収体4を
備え、実質的に縦長に形成されている。
れ、使い捨ておむつ1の外形に等しい外形を有してお
り、長手方向中央部が括れた形状を有している。前記吸
収体としての中央吸収体4は、使い捨ておむつ1の幅方
向中央部における表面シート2及び裏面シート3間に介
在されており、長手方向の中央部分が括れた砂時計状を
なしている。着用時に着用者の背側に配される背側部A
には、背側ウエスト縁部(着用時に形成されるウエスト
開口部の背中側の開口縁部を形成する部分)11に沿う
ように、ウエストギャザー形成用のウエスト部弾性部材
5が配設されている。背側部Aの両側縁部には、それぞ
れファスニングテープ9,9が設けられ、着用時に着用
者の腹側に配される腹側部Bの外表面には、両ファスニ
ングテープ9,9を止着するためのランディングゾーン
(図示せず)が設けられている。
は、着用時に着用者の股下に配される部分であり、背側
部Aと腹側部Bとの間に位置している。そして、股下部
Cにおける中央吸収体4の両側縁41,41の外方に
は、それぞれ該両側縁41,41から離間させて、液保
持性の第2吸収体7,7が配設されている。第2吸収体
7,7は、それぞれ、帯状をなしており、おむつ1の長
手方向に沿って配設されている。より詳細には、第2吸
収体7は、股下部Cにおいて、その幅が長手方向の全域
に亘ってほぼ等しく、その長手方向をおむつ1の長手方
向と一致させて配されている。また、第2吸収体7,7
は、それぞれ背側部Aと腹側部Bとの間に亘って配され
ており、その両端部71,72において、中央吸収体4
に一体的に連設されている。
の吸収性物品における吸収体として従来用いられている
各種構成のものを特に制限なく用いることができ、例え
ば、レーヨン、セルロース等の天然素材の親水性繊維の
集合体や、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成繊維
を表面処理したものの集合体、これらの集合体に吸水性
ポリマーを保持させたもの等を用いることができる。
吸収体7が配設された領域R(図2及び図3参照)に、
弾性部材8が、おむつ1の長手方向に沿って配設されて
いる。ここで、第2吸収体7が配設された領域Rとは、
図1に示すように使い捨ておむつを展開状態として平面
視したときに内部に第2吸収体7,7が配されている領
域を意味する。本実施形態の使い捨ておむつ1において
は、図2に示すように、第2吸収体7が配設された領域
Rにおける第2吸収体7と裏面シート3との間に複数本
の弾性部材8が配設されている。各弾性部材8は、裏面
シート3と該裏面シート3上に配設された固定用シート
82との間に伸張状態で挟持固定されている。
第2吸収体7が配設された領域Rの外方、即ち、おむつ
を図1に示すように展開状態として平面視したときにお
ける第2吸収体7が配設された領域Rよりもおむつの幅
方向外方に、第2弾性部材81がおむつ1の長手方向に
沿って配設されている。第2弾性部材81は、使い捨て
おむつの1の左右両側の縁部にそれぞれに1本づつ配さ
れており、図2に示すように、それぞれ表面シート2と
裏面シート3との間に伸張状態で挟持固定されている。
領域の外方に配設された第2弾性部材81は、それぞ
れ、背側部Aと腹側部Bとの間に亘って配されており、
互いに平行に配されている。
ついて説明すると、表面シート2、裏面シート3、中央
吸収体4及びファスニングテープ9の形成材料として
は、それぞれ、従来、使い捨ておむつに用いられている
各種のものを特に制限なく用いることができる。弾性部
材8及び第2弾性部材81それぞれの形成素材として
は、天然ゴム、合成ゴム、スパンデックス等の各種のも
のを用いることができ、それぞれの形態としては糸状、
帯状、フィルム状等の各種のものを用いることができ
る。
使い捨ておむつと同様にして着用者に装着されて使用さ
れる。本実施形態の使い捨ておむつ1によれば、第2吸
収体7が配された領域Rに弾性部材8が配されているた
め、着用時に、第2吸収体7が配された領域Rの肌側面
が、図3に示すように、着用者Mの脚廻りに対して良好
に密着する。そのため、中央吸収体4の側方に尿等が漏
れ出しても、おむつの側縁部に達することなく、第1吸
収体7に確実に吸収される。これにより、排泄物の漏
れ、特に脚廻りからの尿の漏れが確実に防止される。
れぞれとが股下部Cにおいて分断されているため、弾性
部材8が収縮しても中央吸収体4に皺が発生しにくい。
これにより、中央吸収体4の皺を伝って尿等が横方向へ
移動することを防止でき、また、中央吸収体4の吸収能
力を充分に発揮させることができるので、漏れが一層生
じにくい。
いては、第2吸収体7,7が配設された領域Rの外方
に、更に第2弾性部材81が配設されているため、第2
吸収体7,7が吸収した尿が、側縁から漏れ出すことを
防止できる。
いては、中央吸収体4と第2吸収体7,7それぞれとが
離間しているため、着用時には、図3に示すように、お
むつ1の中央吸収体4と第2吸収体7との間に位置する
所定幅の領域12,12が、着用者の肌面に対して角度
をなすように起立し、その部分が漏れ防止用の立体障壁
として機能する。そのため、漏れ防止性能、特に脚廻り
からの漏れ防止性能に一層優れたものとなっている。ま
た、中央吸収体4と第2吸収体7との間に位置する領域
12,12が起立することにより、使い捨ておむつ1の
内表面上に、補助吸収具20を安定的に保持し得る形態
の収容空間Sを容易に形成させることができ、補助吸収
具20を内表面上に配して併用する場合における該補助
吸収具20のズレを効果的に防止でき、また、補助吸収
具20の配置又は交換を極めて容易且つ迅速に行うこと
ができる。
する領域12には、吸収体が配されていても構わない
が、該領域12の起立性を高める観点から、該領域12
の単位面積当たりの重量は、第2吸収体7が配設された
領域の単位面積当たりの重量の2/3以下であることが
好ましい。ここで、中央吸収体4と第2吸収体7との間
の領域12及び第2吸収体7が配設された領域Rの単位
面積当たりの重量は、それぞれ、次のようにして求めら
れる。即ち、使い捨ておむつにおける領域12及び領域
Rそれぞれから、1cm×1cmの試験片を切り出し、
その試験片の重量を測定する。
表面シート22、液不透過性の裏面シート23及び両シ
ート22,23間に介在された液保持性の吸収体24を
具備する、実質的に縦長に形成された吸収パッドであ
り、その長手方向を、使い捨ておむつ1の長手方向に一
致させるようにして、おむつ1の内表面上に配置されて
いる。
的に発現させる観点から、使い捨ておむつ1は、それぞ
れ股下部Cにおける、中央吸収体4の幅L1(図2参
照)が5〜25cmであることが好ましく、中央吸収体
4と第2吸収体7との間の間隔L2が0.5〜10cm
であることが好ましく、第2吸収体7の幅L3が1〜1
0cmであることが好ましい。また、同様の観点から、
股下部Cにおける使い捨ておむつ1の幅Lに対する中央
吸収体4の幅L1の比(L1/L)が0.1〜0.8で
あることが好ましく、使い捨ておむつ1の前記幅Lに対
する中央吸収体4と第2吸収体7との間の間隔L2の比
(L2/L)は0.01〜0.3であることが好まし
く、股下部Cにおける使い捨ておむつ1の幅Lに対する
第2吸収体7の幅L3の比(L3/L)は0.02〜
0.3であることが好ましい。ここで、各部の寸法や比
は、おむつを図1に示すように展開して平面状に拡げた
状態で計測した寸法及びそれに基づく比である。
ず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更
可能である。例えば、中央吸収体4と第2吸収体7それ
ぞれとが離間しておらず、両者がスリットを介して隣接
していてもよい。また、第2吸収体7,7は、中央吸収
体4とは完全に別体であってもよい。即ち、第2吸収体
7,7と中央吸収体4とが該中央吸収体4の長手方向の
全域に亘って分断されていてもよい。
の領域12には、中央吸収体4及び第2吸収体7よりも
単位面積当たりの重量が小さい吸収性材料が配されてい
てもよい。例えば、中央吸収体4及び両第2吸収体7
は、大幅の吸収体の幅方向中央に小幅の吸収体を積層す
ると共に、該大幅の吸収体の両側縁部を、該小幅の吸収
体の両側縁部との間に所定の隙間が形成されるように、
該大幅の吸収体の該小幅の吸収体を積層させた面側に折
り返して形成されていても良い。
弾性部材8は、該領域における厚み方向の何れの部位に
配設されていてもよく、例えば表面シート2と第2吸収
体7との間、第2吸収体7内、裏面シート3の外面等に
配設することができ、第2吸収体7よりおむつ外表面側
に配設されていることが好ましい。また、弾性部材8及
び第2弾性部材81の本数は特に制限されず、それぞれ
一本でも複数本でもよい。更に、使い捨ておむつの各部
の形状、寸法、形成材料等は、適宜に変更することがで
きる。尚、本発明の使い捨ておむつは、成人用のおむつ
として特に適している。また、補助吸収具を併用しない
使用方法でも同様の効果が得られる。
能に優れており、特に脚廻りからの漏れ(横漏れ)を確
実に防止することができるものである。
おむつを一部破断して示す平面図である。
面図である。
式的に示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の裏
面シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体
を備え、実質的に縦長に形成された使い捨ておむつにお
いて、 股下部における前記吸収体の両側縁の外方に、それぞれ
第2吸収体がおむつの長手方向に沿って配設されてお
り、 前記第2吸収体が配設された領域に、弾性部材がおむつ
の長手方向に沿って配設されている使い捨ておむつ。 - 【請求項2】 使い捨ておむつの幅方向における前記第
2吸収体が配設された領域の外方に、第2弾性部材がお
むつの長手方向に沿って配設されている請求項1記載の
使い捨ておむつ。 - 【請求項3】 前記吸収体と前記第2吸収体それぞれと
が離間している請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。 - 【請求項4】 前記吸収体と前記第2吸収体それぞれと
の間に位置する領域の単位面積当たりの重量が、前記第
2吸収体が配設された領域の単位面積当たりの重量の2
/3以下である請求項3記載の使い捨ておむつ。
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