JP3615746B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、使い捨て紙おむつ等の吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、使い捨て紙おむつ等に代表される吸収性物品は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に腹側部から背側部にかけて介装される吸収体とを有する。更に、吸収性物品には、体液の漏れを防止するため、吸収体の左右両端に長手方向に沿って延在する不透液性のギャザーシートからなる立体ギャザーが設けられている。そして、立体ギャザーの高さを大きくすることにより、着用者が吸収性物品を乱雑に装着した場合、或いは使用中に吸収性物品がずり下がった場合に、吸収性物品の股下部と、着用者の股との隙間が大きくなることによる横漏れを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように立体ギャザーの高さを大きくした場合、立体ギャザーが表面シート上に倒れた状態で着用者が装着してしまうと、不液透過性の立体ギャザーが液透過性の表面シートを広く覆ってしまうこととなって、結果として体液の横漏れを招いてしまうという問題があった。一方、表面シートを覆わないように立体ギャザーの高さを低くした場合、一度に大量の体液が吸収性物品に放出されると、吸収体の吸収速度が間に合わず横漏れしてしまうおそれがあった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、より体液の横漏れを防止できる吸収性物品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図1から図8に示すように、透液性の表面シート(10a)と、不透液性の裏面シート(10b)と、前記表面シート(10a)と前記裏面シート(10b)との間に介装され、体液を吸収する吸収体(12)とを有する物品本体(例えば、紙おむつ本体10等)が備えられ、前記物品本体(例えば、紙おむつ本体10等)の腹側部(15)と背側部(16)の間に設けられる股下部(17)の幅方向両端部の前記表面シート(10a)上に、前記腹側部(15)から前記背側部(16)にかけて左右一対のギャザーシート(13)が設けられる吸収性物品(例えば、使い捨て紙おむつ1等)において、
前記二つのギャザーシート(13)間に、前記表面シート(10a)の一部が突出して形成された左右一対の突出部(14)を備え、
前記突出部(14)は、一定の間隔を有して前記物品本体(例えば、紙おむつ本体10等)の長手方向に沿って設けられるとともに、少なくとも前記股下部(17)に設けられ、
前記突出部(14)は、前記吸収性物品(1)の幅方向の中心に向けて伏臥するように形成され、
前記突出部(14)の内面に、インナーパッド(P)を係止する係止部材を備えていることを特徴とする。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、表面シートの一部が突出して形成された左右一対の突出部が、一定の間隔を有して物品本体の長手方向に沿って設けられるとともに、少なくとも股下部に設けられているので、股下部において排出された体液が突出部に到達すると、体液の流出の勢いが弱まるとともに長手方向に分散され、股下部のギャザーシートへの負担が軽くなることとなって、横漏れしにくくなる。また、突出部は、表面シートの一部より形成されているので、部材数を増やすことなく製造することができる。
また、突出部は吸収性物品の幅方向の中心に向けて伏臥するように形成され、その内面にインナーパッドを係止する係止部材を備えているので、インナーパッドをより確実に係止させることが出来ることとなって、漏れ防止効果の向上できる。また、インナーパッドを装着しない場合でも、係止部材は内面に備えられているので、装着者の肌に触れることを防ぐことができる。
【0007】
請求項2記載の発明は、透液性の表面シート(10a)と、不透液性の裏面シート(10b)と、前記表面シート(10a)と前記裏面シート(10b)との間に介装され、体液を吸収する吸収体(12)とを有する物品本体(例えば、紙おむつ本体10等)が備えられ、前記物品本体(例えば、紙おむつ本体10等)の腹側部(15)と背側部(16)の間に設けられる股下部(17)の幅方向両端部の前記表面シート(10a)上に、前記腹側部(15)から前記背側部(16)にかけて左右一対のギャザーシート(13)が設けられる吸収性物品(例えば、使い捨て紙おむつ1等)において、
前記二つのギャザーシート(13)間の前記表面シート(10a)上に突出して設けられた透液性シートからなる突出部(14)を備え、
前記突出部(14)は、一定の間隔を有して前記物品本体(例えば、紙おむつ本体10等)の長手方向に沿って設けられるとともに、少なくとも前記股下部(17)に設けられ、
前記突出部(14)は、前記吸収性物品(1)の幅方向の中心に向けて伏臥するように形成され、
前記突出部(14)の内面に、インナーパッド(P)を係止する係止部材を備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明によれば、透液性シートからなる突出部が、二つのギャザーシート間の表面シート上に突出するように、一定の間隔を有して物品本体の長手方向に沿って設けられており、更に少なくとも股下部に設けられているので、股下部で排出された体液が突出部に到達すると、体液の流出の勢いが弱まるとともに、長手方向に拡散され、股下部のギャザーシートへの負担が軽くなることとなって、横漏れがしにくくなる。また、突出部は、表面シートとは別部材により形成することができるので、形状等の自由度が増す。
また、突出部は吸収性物品の幅方向の中心に向けて伏臥するように形成され、その内面にインナーパッドを係止する係止部材を備えているので、インナーパッドをより確実に係止させることが出来ることとなって、漏れ防止効果の向上できる。また、インナーパッドを装着しない場合でも、係止部材は内面に備えられているので、装着者の肌に触れることを防ぐことができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の吸収性物品において、
前記突出部(14)は、基端部(144)から先端部(145)までの突出部分の長さが5〜50mmであることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、突出部は、基端部から先端部までの突出部分の長さが5〜50mmであるので、体液の横へ流出の勢いを弱めるのに適している。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品において、
前記突出部(14)の左右の間隔が、インナーパッド(P)の幅の長さと略同一となっていることを特徴とする。
【0012】
ここで、インナーパッドとは、吸収性物品の上に重ねて装着するものであって、体液の吸収に対して吸収性物品を補助するためのものであると共に、吸収性物品そのものの取換え頻度を低くすることにより使用コストを抑えるためのものでもある。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、突出部の左右の間隔が、インナーパッドの幅の長さを略同一となっているので、左右の突出部の間にインナーパッドを装着させる場合に、インナーパッドがずれるのを防止することができることとなって、さらに漏れ防止効果を向上させることができる。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品において、
前記突出部(14)の先端部には、1又は2以上の弾性部材(例えば、糸ゴム14a等)が設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、突出部の先端部には、1又は2以上の弾性部材が設けられているので、装着者の体型等に合わせてフィットすることが可能な上、例えば、左右突出部の間にインナーパッドを装着する場合には、インナーパッドのずれ防止効果が高くなる。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の吸収性物品において、
前記弾性部材(例えば、糸ゴム14a等)は、その弾性力が20gf以下になるように設けられていることを特徴とする。
【0017】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、弾性部材は、その弾性力が20gf以下になるように設けられているので、弾性部材により吸収性物品が収縮してしまい吸収体が重なり合う部分により吸収効率が悪くなるおそれがない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施の形態では、吸収性物品として、特に、成人用の使い捨て紙おむつを一例として、以下で説明する。
図1は、本実施の形態における使い捨て紙おむつを展開した斜視図である。また、図2は、使い捨て紙おむつの装着時の状態に組立てた斜視図であり、図3は、平面展開図である。
図1〜図3に示すように、使い捨て紙おむつ(以下、紙おむつという。)1は、物品本体である紙おむつ本体10と、この紙おむつ本体10を人体に装着するための止着部20、20と、止着部20を係止させるための被着部30とを備えている。
【0021】
紙おむつ本体10は、人体との接触面側に設けられる透液性の不織布等からなる表面シート10aと、装着時に外部側に設けられる不透液性の裏面シート10bと、表面シート10aと裏面シート10bとの間に介装される吸収体12と、表面シート10a側の吸収体12の両側部に、紙おむつ本体10の長手方向に沿って備えられるギャザーシート13、13と、このギャザーシート13、13よりも紙おむつ本体10の幅方向の内側の吸収体12上に、紙おむつ本体10の長手方向に沿うように備えられる突出部14、14と、により主に構成される。
ここで、内側とは、紙おむつ10の幅方向の中央側をいい、外側とは、紙おむつ10の幅方向の中央から離れる側をいう。
【0022】
紙おむつ本体10は、人体の股部を腹側から背側にかけて覆うように、一方の端部に腹側部15が形成され、他方の端部に背側部16が形成されている。また、腹側部15と背側部16との間が股下部17となっている。股下部17の両縁部は、内側に凹むように形成され、装着された際に着用者の脚の周りを囲む脚開口部18、18となっている。
【0023】
そして、紙おむつ本体10の腹側部15の端部151と、背側部16の端部161とは、紙おむつ1が装着された際に、胴周りを形成するようになっている。特に、胴周りを形成する部分として、腹側部15において股下部17よりも両外側に延出した腹側延出部152、152と、背側部16において股下部17よりも両外側に延出した背側延出部162、162と、が形成されている。また、背側部16の背側延出部162、162の側縁部163、163には、それぞれ外側に突出した止着部20、20が設けられている。
【0024】
また、背側部16の長手方向の縁部164の中央部には、糸ゴム等の弾性部材164aが幅方向に沿って設けられ、この弾性部材164aにより平面ギャザー165が形成され、着用者の胴周りにフィットするように伸縮自在な構造となっている。
【0025】
吸収体12は、紙おむつ1の使用時に、体液としての尿等の水様成分を吸収するものであり、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と、高吸水性樹脂とを組み合わせて形成される。吸収体12は、腹側部15から背側部16に亘る長さに形成されている。また、吸収体12の幅方向の長さは、股下部17の形状に合わせて中央部12aが狭く、長手方向の腹側端部12b、背側端部12cは、腹側部15の腹側延出部152、背側部16の背側延出部162の形状に合わせて、中央部12aよりも幅が広く形成されている。
【0026】
ギャザーシート13、13は、表面シート10a側に吸収体12の中央部12aを挟む幅方向の両側部に、腹側部15の長手方向の縁部154から背側部16の長手方向の縁部164に亘ってそれぞれ備えられている。
このギャザーシート13、13の幅方向外側の部分は、図4に示すように、裏面シート10bの表面シート10a側の面に固着されており、吸収体12の側方で表面シート10a側に周り込むようにして表面シート10aの上面に固着されている。そして、このギャザーシート13の幅方向内側の部分は、表面シート10aに固定されておらず自由部131となっている。
ここで、ギャザーシート13が裏面シート10bおよび表面シート10aと固定される部分を固定部132といい、固定部132と自由部131との境目を基端部133とする。
【0027】
ギャザーシート13は、図4(a)に示すように、股下部17における基端部133において幅方向外側に折り返される第1折り返し部13aと、基端部133と自由部131の先端の自由端部134との間の中間位置よりも自由端部134側において、幅方向内側に折り返される第2折り返し部13bとが形成されている。
従って、この第1折り返し部13aと第2折り返し部13bとで、断面略く字状及び逆く字状に立ち上がった立体ギャザーが形成される。尚、第1折り返し部13aは、股下部17においては、基端部133にて形成されるのが望ましいが、これに限られず、第2折り返し部13bは、基端部133と自由端部134の間の中間位置よりも自由端部134寄りであれば、何処であってもよい。
【0028】
ギャザーシート13の自由部131には、ギャザーシート13の長手方向に沿って、複数の糸ゴム(弾性部材)13cが略平行に備えられている。本実施の形態では、図4に示すように、第2折り返し部13bに一本と、自由端部134に一本と、第2折り返し部13bと自由端部134の間の自由端部134寄りに一本、計三本ずつ糸ゴム13cが設けられている。そして、この糸ゴム13cにより立体ギャザーは、着用者の体型に合わせて伸縮自在に変形し、着用者にフィットしやすい構造となっている。
また、第2折り返し部13bに糸ゴム13cが設けられることにより、第2折り返し部13bと自由端部134との間に、平らに近い面が吸収体12側に傾倒して形成されるので、体液がギャザーシート13を越えて漏れ出すのを阻止する効果を高めることができる。
【0029】
また、ギャザーシート13の長手方向の先端部(腹側先端部135、背側先端部136)においては、自由部131の外側に折り返された第1折り返し部13aと、内側に折り返された第2折り返し部13bとが、例えば、ホットメルト等のヒートシールにより固着されている。
【0030】
また、ギャザーシート13の基端部133は、図5に示すように、吸収体12の腹側端部12b、背側端部12c上において、幅方向外側に向かって湾曲した凹部形状となっており、ギャザーシート13の自由部131の幅方向の長さは、股下部17の幅方向の長さよりも大きくなっている。これにより、図1、図3に示すように、ギャザーシート13と表面シート10aとの間にポケット部100、100、100、100が、腹側部15、背側部16とにそれぞれ2つずつ、計4つ形成されている。従って、例えば、紙おむつ1の着用時に、不液透過性の立体ギャザーシート13で遮断された体液が、不液透過性の立体ギャザーシート13の長手方向に沿って移動すると、移動した体液は、腹側部15或いは背側部16のポケット部100に到達して一旦貯留された後、徐々にポケット部100の下方の吸収体12に吸収されることとなって、横漏れ防止の効果を更に向上させることができる。また、ポケット部100は、腹側延出部152及び背側延出部162の面積に対して、10〜80%の大きさに形成されている。ここで、上記範囲に形成されている理由は、10%より小さい場合には、ポケット部100における体液吸収の効果が小さくなるからであり、80%より大きい場合には、腹側延出部152及び背側延出部162の横或いは後方から漏れてしまう可能性があるからである。
【0031】
また、固定部132において、ギャザーシート13、13と裏面シート10bとの間には、脚開口部18、18の両縁部から腹側部15の腹側延出部152、152、及び背側部16の背側延出部162、162にかけて、脚開口部18、18の両側縁部の湾曲形状に合わせて糸ゴム等の弾性部材13dがそれぞれ設けられ、この弾性部材13dにより平面ギャザー137、137が形成されている。
これにより、着用者の脚周りに伸縮自在にフィットし、横漏れを防止するようになっている。この平面ギャザー137、137の長さは、例えば、300〜600mmとなっている。尚、本実施の形態では、図3に示すように、弾性部材13dとしての糸ゴムが、左右それぞれ3本ずつ備えられている。
【0032】
また、図1、図3、図5に示すように、背側部16において、不液透過性の不織布等からなるバックギャザーシート19の幅方向の端部19a、19bが左右のギャザーシート13、13の間を掛け渡すように固着されている。そして、このバックギャザーシート19の長手方向背側端部19cが、裏面シート10bに固着され、縁部164において平面ギャザー165を形成している。また、バックギャザーシート19の長手方向腹側端部19dは、固定されておらず、表面シート10a上を一部覆う様に延出しており、その先端部分に糸ゴムが幅方向に沿って設けられ、伸縮可能に形成されている。そして、このバックギャザーシート19と、表面シート10aとの間の隙間に、後ポケット部200が形成されることとなって、後漏れを防止する機能を果たしている。
【0033】
突出部14、14は、吸収体12上面に、ギャザーシート13、13よりも幅方向内側で、長手方向に沿って設けられている。この突出部14、14は、表面シート10aを長手方向に沿って二つ折りにした部分を固着させることにより表面シート10aの一部を突出させて形成される。
この突出部14、14により、排出された体液の、幅方向、即ちギャザーシート13方向へ流出する勢いが一度止められ、長手方向に流れが拡散されることとなって、体液の横漏れを防ぐ効果が期待できる。
【0034】
また、左右の突出部14、14の幅方向の間隔は、100〜300mmであるように形成されている。一般的にインナーパッドPと呼ばれる吸収性物品の幅方向の長さが、100〜300mmであるため、突出部14、14の幅方向の間隔も、インナーパッドPの幅方向の長さと略同じ長さに形成されている。また、突出部14、14の幅方向の間隔は、広く用いられているインナーパッドPとの関係により、より好ましくは160〜200mmに形成されているものとする。そして、この突出部14、14の長手方向端部141、142は、突出部14、14が、幅方向内側に倒れるように表面シート10a上に固着されている。従って、この突出部14、14には、図6、図7に示すように、紙おむつ本体10の表面シート10a上に配置され、体液を吸収するインナーパッドPの側部を固定させることができる。ここで、インナーパッドPとは、例えば、尿取りパッド、失禁パッド等の吸収性物品であり、体液の吸収に対して紙おむつ1を補助するためのものであると共に、紙おむつ1そのものの取換え頻度を低くすることにより使用コストを抑えるためのものでもある。尚、図6は、紙おむつ1の表面シート1a上にインナーパッドPを装着したことを仮定した、図1のA―A’断面図であり、図7は、インナーパッドP装着時の背側部16の一部を拡大した断面斜視図である。
【0035】
また、突出部14の基端部144から先端部145までの突出部分の長さは、5〜50mmの長さに形成されている。ここで、5〜50mmの長さの範囲に形成されている理由は、5mmよりも小さいと、尿の横への流出の勢いを止めるのに不十分であると共に、通常のインナーパッドPを固定することが出来ない。また、50mmよりも大きいと、装着時にもたついて人体と紙おむつ1との間の隙間ができて漏れやすくなったり、インナーパッドPを固定した際、突出部14、14が、インナーパッドP上に過度に覆い被さってしまい、透液性のシートであっても、体液の吸収性を妨げる虞があるからである。また、突出部14の基端部144から先端部145までの突出部分の長さは、5〜50mmに形成されているが、更に、ギャザーシート13の基端部133と自由端部134の間の長さよりも小さく形成されており、ギャザーシート13による横漏れ防止機能を阻止しないようになっている。
【0036】
また、この突出部14、14の先端部分には、弾性部材としての糸ゴム14aが設けられている。この糸ゴム14aにより、インナーパッドPを上面から固定することができる。また、この糸ゴム14aの弾性率は、250%以下であり、弾性力は20gf以下であるように突出部14に備えられている。ここで、糸ゴム14aの弾性率は250%以下で、弾性力が20gf以下であるのは、それより大きい場合には、糸ゴム14aの弾性力によって吸収体12が収縮してしまうこととなって、装着した場合に吸収体12の一部が重なる等して体液の吸収を妨げてしまうからである。
【0037】
尚、インナーパッドPに面ファスナの一方の止着要素である係止部材F1を設け、突出部14の内面143のインナーパッドPとの接触部分に数カ所、面ファスナの他方の止着要素である係止部材F2を設け、係止部材F1、F2を係合させることによりインナーパッドPのずれを更に防止する構成であってもよい。この場合、より確実にインナーパッドを固定することができる。また、係止部材F2は突出部の内面143に設けることにより、インナーパッドPを装着しないで着用した場合に、係止部材F2が人体に接触する虞がない。
【0038】
また、突出部14は、表面シート10aの一部から形成されている構成で説明したが、突出部14は表面シート10aと異なる他の部材から形成されていてもよい。具体的には、吸収体12による体液の吸収を妨げない透液性シートを紙おむつ本体10の長手方向に沿って表面シート10a上に突出させて設けるようにしてもよい。この場合、表面シート10aと独立して突出部14を形成できるので、形状、素材等の自由度が増す。
【0039】
止着部20、20は、例えば、不織布等で形成されており、背側部16の延出部162、162の左右側方に突出するように、備えられている。そして、止着部20、20の両側部には、それぞれ凸状の第1ファスナ21a、21bと、第2ファスナ22a、22bとが、紙おむつ本体10の長手方向に2つ並べて設けられている。第1ファスナ21a、21b、第2ファスナ22a、22bには、それぞれ面ファスナの一方の係止要素である雄部材等のファスニングテープ23が備えられている。そして、この4つのファスニングテープ23、23、23、23が、腹側部15の裏面シート10b上に備えられている、面ファスナの雌部材とうからなる被着部40に係止するようになっていて、背側端部側の第1ファスナ21a、21bは胴周りを締め付け、股下部17側の第2ファスナ22a、22bは脚周りを締め付け可能な構造となっている。
【0040】
ここで、図8に示す、第1ファスナ21a、21bと、第2ファスナ22a、22bとの間の距離(20A)は、40〜60mmであり、第1ファスナ21及び第2ファスナ22の基端部から先端部までの距離(20B)は、45〜65mmであり、20Aと20Bの比である20A/20Bは、0.8〜1.2となっている。
【0041】
第1ファスナ21と、第2ファスナ22との間の距離を上記範囲とした理由は、60mmを超えると、止着部20の、第1ファスナ21と、第2ファスナ22の間の部分にしわが寄って体液が漏れ易くなるからである。一方、40mmより小さいと、第1ファスナ21と、第2ファスナ22の可動範囲が制限されるため、胴周りと脚周りの両方を同時に好適に締め付けることが困難となるからである。
第1ファスナ21及び第2ファスナ22の基端部から先端部までの距離(20B)を上記範囲とした理由は、65mmを超えると、第1ファスナ21と、第2ファスナ22による延出部の締め付けが弱くなって体液が漏れ易くなるからである。一方、45mmより小さいと、第1ファスナ21と、第2ファスナ22の可動範囲が制限されるため、胴周りと脚周りの両方を同時に好適に締め付けることが困難となるからである。
【0042】
尚、第1ファスナ21及び第2ファスナ22は、先端部を指先でつまみ易い程度に基端部から先端部にかけて幅が狭くなるように形成されているが、その傾斜角度や形状は限定されるものではない。また、第1ファスナ21、第2ファスナ22は、背側部16の縁部164と略平行に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、第2ファスナ22は、脚周りを固定しやすいように股下部17方向に向かって斜めに設ける等の構造であってもよい。
【0043】
このように、本実施の形態による紙おむつ1によれば、吸収体12によって一度に吸収されなかった体液は、一度、突出部14にぶつかって、流れの勢いを弱められ、更に突出部14に沿って長手方向に流れの方向が拡散されてからギャザーシート13方向に流出することとなって、横漏れ防止効果の向上が期待できる。
【0044】
また、突出部14、14は、その左右間の幅が100〜300mmであり、インナーパッドPの幅の大きさと同じに形成されている上、幅方向内側に倒れるように設けられているので、インナーパッドPの側方を固定することが可能となって、表面シート1a上でずれるのを阻止することができる。従って、インナーパッドPがずれることによる漏れを防止することができるとともに、それに付随して紙おむつ1を交換するコストを抑えることが可能となる。
【0045】
更に、突出部14、14の突出部分の高さは、5〜50mmであるので、体液の流出をせき止め、かつインナーパッドPを固定するのに十分な高さに形成されているとともに、過剰にインナーパッドP上に覆い被さることにより体液の吸収を妨げないので、漏れの防止機能を十分に果たすことができる。
【0046】
また、突出部14の先端部分には、弾性部材としての糸ゴム14aが設けられ、その弾性力が20gf以下であるように備えられているので、インナーパッドPを上面部において固定しつつ、吸収体12を過剰に収縮させることがない。
【0047】
また、インナーパッドPに、面ファスナの一方の止着要素である係止部材F1を、突出部14の内面143に、面ファスナの他方の止着要素である係止部材F2を、前記係止部材F1との接触可能な位置に設け、係止部材F1と係止部材F2とを係合させることによりインナーパッドPを固定する構造にした場合には、インナーパッドPを、更に確実に固定することができる。また、この場合、係止部材F2は、突出部14の内面143に設けられることにより、インナーパッドPを装着しない場合にも着用者に係止部材F2が接触するおそれがない。
【0048】
尚、上記の実施の形態は、本発明を例示したに過ぎず、適宜変更可能である。例えば、突出部14、14は、表面シート10aの一部より形成する構造が製造の手間、コスト等に関しても望ましいが、表面シート10aと同様に透液性の他の部材を、表面シート10a上に配置することで形成してもよい。また、突出部14の先端部分に、弾性部材の一例として糸ゴム14aが好ましいが、その他の弾性部材であってもよい。
【0049】
また、インナーパッドPの係止部材F1と突出部14の係止部材F2とは、面ファスナの雌雄部材で構成されていることに限定されず、例えば、一方が粘着テープ、他方が粘着テープが着脱自在なフィルム等で形成されていてもよい。また、係止部材F1、F2はどのような形状であってもよく、その個数も限定されるものではない。
【0050】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、表面シートの一部が突出して形成された左右一対の突出部が、一定の間隔を有して物品本体の長手方向に沿って設けられるとともに、少なくとも股下部に設けられているので、股下部において排出された体液が突出部に到達すると、体液の流出の勢いが弱まるとともに長手方向に分散され、股下部のギャザーシートへの負担が軽くなることとなって、横漏れしにくくなる。また、突出部は、表面シートの一部より形成されているので、部材数を増やすことなく製造することができる。
また、突出部が吸収性物品の幅方向の中心に向けて伏臥するように形成され、その内面にインナーパッドを係止する係止部材を備えているので、インナーパッドをより確実に係止させることが出来ることとなって、漏れ防止効果の向上できる。また、インナーパッドを装着しない場合でも、係止部材は内面に備えられているので、装着者の肌に触れることを防ぐことができる。
【0051】
請求項2記載の発明によれば、透液性シートからなる突出部が、二つのギャザーシート間の表面シート上に突出するように、一定の間隔を有して物品本体の長手方向に沿って設けられており、更に少なくとも股下部に設けられているので、股下部で排出された体液が突出部に到達すると、体液の流出の勢いが弱まるとともに、長手方向に拡散され、股下部のギャザーシートへの負担が軽くなることとなって、横漏れがしにくくなる。また、突出部は、表面シートとは別部材により形成することができるので、形状等の自由度が増す。
また、突出部が吸収性物品の幅方向の中心に向けて伏臥するように形成され、その内面にインナーパッドを係止する係止部材を備えているので、インナーパッドをより確実に係止させることが出来ることとなって、漏れ防止効果の向上できる。また、インナーパッドを装着しない場合でも、係止部材は内面に備えられているので、装着者の肌に触れることを防ぐことができる。
【0052】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、突出部は、基端部から先端部までの突出部分の長さが5〜50mmであるので、体液の横へ流出の勢いを弱めるのに適している。
【0053】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、突出部の左右の間隔が、インナーパッドの幅の長さを略同一となっているので、左右の突出部の間にインナーパッドを装着させる場合に、インナーパッドがずれるのを防止することができることとなって、さらに漏れ防止効果を向上させることができる。
【0054】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、突出部の先端部には、1又は2以上の弾性部材が設けられているので、装着者の体型等に合わせてフィットすることが可能な上、例えば、左右突出部の間にインナーパッドを装着する場合には、インナーパッドのずれ防止効果が高くなる。
【0055】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、特に、弾性部材は、その弾性力が20gf以下になるように設けられているので、弾性部材により吸収性物品が収縮してしまい吸収体が重なり合う部分により吸収効率が悪くなるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した紙おむつ1の展開斜視図である。
【図2】図1のおむつの装着時における斜視図である。
【図3】図1のおむつの展開平面図である。
【図4】(a)は、図1のA−A’断面図であり、(b)は、図1のB−B’断面図である。
【図5】図1の背側部16の一部を拡大した断面斜視図である。
【図6】インナーパッドPを装着した場合のA−A’断面図である。
【図7】インナーパッドPを装着した場合の、背側部16の一部を拡大した断面斜視図である。
【図8】図1の止着部20の拡大図である。
【符号の説明】
1 使い捨て紙おむつ(吸収性物品)
10 紙おむつ本体
10a 表面シート
10b 裏面シート
12 吸収体
13 ギャザーシート
14 突出部
144 基端部
145 先端部
14a 糸ゴム(弾性部材)
15 腹側部
152 腹側延出部(延出部)
16 背側部
162 背側延出部(延出部)
17 股下部
F1 係止部材
F2 係止部材
P インナーパッド

Claims (6)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装され、体液を吸収する吸収体とを有する物品本体が備えられ、前記物品本体の腹側部と背側部の間に設けられる股下部の幅方向両端部の前記表面シート上に、前記腹側部から前記背側部にかけて左右一対のギャザーシートが設けられる吸収性物品において、
    前記二つのギャザーシート間に、前記表面シートの一部が突出して形成された左右一対の突出部を備え、
    前記突出部は、一定の間隔を有して前記物品本体の長手方向に沿って設けられるとともに、少なくとも前記股下部に設けられ、
    前記突出部は、前記吸収性物品の幅方向の中心に向けて伏臥するように形成され、
    前記突出部の内面に、インナーパッドを係止する係止部材を備えていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に介装され、体液を吸収する吸収体とを有する物品本体が備えられ、前記物品本体の腹側部と背側部の間に設けられる股下部の幅方向両端部の前記表面シート上に、前記腹側部から前記背側部にかけて左右一対のギャザーシートが設けられる吸収性物品において、
    前記二つのギャザーシート間の前記表面シート上に突出して設けられた透液性シートからなる突出部を備え、
    前記突出部は、一定の間隔を有して前記物品本体の長手方向に沿って設けられるとともに、少なくとも前記股下部に設けられ、
    前記突出部は、前記吸収性物品の幅方向の中心に向けて伏臥するように形成され、
    前記突出部の内面に、インナーパッドを係止する係止部材を備えていることを特徴とする吸収性物品。
  3. 前記突出部は、基端部から先端部までの突出部分の長さが5〜50mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記突出部の左右の間隔が、前記インナーパッドの幅の長さと略同一となっていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記突出部の先端部には、1又は2以上の弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
  6. 前記弾性部材は、その弾性力が20gf以下になるように設けられていることを特徴とする請求項5記載の吸収性物品。
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