JP2008142220A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面シートにおける液残りが生じにくいと共に、吸収体から表面シートへの液戻りが低減でき、ドライ感に優れた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】表面シート2、裏面シート3、及びこれら両シート間2、3に介在された吸収体4を備え、吸収体4の肌当接面側及び/又は非肌当接面側がコアラップシート5に覆われている吸収性物品1であって、吸収体4とコアラップシート5との間には、空間形成用高吸収性ポリマー6を配して形成した多数の膨出部7が、平面方向に分散配置されており、膨出部7の吸液で生じる膨出部7の膨潤により、膨出部7以外の部分であり、コアラップシート5とその外面に位置するシートとの間に空間8が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
従来、表面シート、裏面シート及びこれら両シート間に介在された吸収体を備える吸収性物品において、吸収体から表面シートへの液戻りを低減させるために、表面シートと吸収体との間にセカンドシートを配したものが知られている。また、着用時における装着感の向上を目的として、セカンドシートとして凹凸形状を有するシートを用いたもの(特許文献1参照)や、蛇腹状の形状を有するシートを用いたもの(特許文献2参照)も知られている。
特開2000−140015号公報 実開平2−39718号公報
特許文献1記載の吸収性物品においては、セカンドシートの凹凸形状によって、体液の排泄前から表面シートと吸収体との間に空間が形成されており、また特許文献2記載の吸収性物品においても、セカンドシートの蛇腹形状により表面シートと吸収体との間に空間が形成されている。このような、体液の排泄前から形成されている空間部分は、クッション性を向上させる効果がある反面、表面シートと吸収体との接着面積が極端に小さくなり、体液が排泄された際に、表面シートから吸収体への液の透過がなされにくくなっている。そのため、特許文献1及び2記載の吸収性物品においては、表面シートから吸収体への液の透過性が悪く、表面シートにおいて液残りが生じやすく、排泄された体液が肌に接する時間が長いため肌に負荷を与えやすかった。
従って、本発明の目的は、体液の排泄時にはすばやく液を吸収体中に透過させ、表面シートにおける液残りが生じにくいと共に、排泄によって空間を形成する領域を設けることで吸収体から表面シートへの液戻りが低減でき、ドライ感に優れた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート、及びこれら両シート間に介在された吸収体を備え、該吸収体の肌当接面側及び/又は非肌当接面側がコアラップシートに覆われている吸収性物品であって、前記吸収体と前記コアラップシートとの間には、高吸収性ポリマーを配して形成した多数の膨出部が、平面方向に分散配置されており、前記膨出部の吸液で生じる該膨出部の膨潤により、前記膨出部以外の部分であり、且つ前記コアラップシートとその外面に位置するシートとの間に空間が形成される吸収性物品を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、排泄時には吸収体への液透過性が優れ、表面シートにおける液残り及び吸収体から表面シートへの液戻りが低減でき、ドライ感に優れる。
以下、本発明の吸収性物品について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。吸収性物品1は、図1に示すように、表面シート2、裏面シート3及び両シート間に介在配置された吸収体4を備えている。また、吸収体4の肌当接面側は、コアラップシート5に覆われている。吸収体4とコアラップシート5との間には、空間形成用高吸収性ポリマー(以下、空間形成ポリマーともいう)6を配して形成した膨出部7が、平面方向に多数分散配置されている。
尚、吸収体4には、図1及び図2に示すように、液獲得層43及び空間形成層44が含まれる。また、空間形成層44は、空間形成ポリマー6及びそれによって形成された膨出部7を備えている。
吸収性物品1は、図2に示すように、膨出部7の吸液で生じる該膨出部7の膨潤により、膨出部7以外の部分であり、且つコアラップシート5とその外面に位置するシートとの間に空間8が形成される。
本実施形態においては、膨出部7は、図1に示すように、吸収体4の肌当接面側に配されており、空間8は、コアラップシート5とその外面に位置するシートである表面シート2との間に形成されている。
膨出部7の配置パターンとしては、例えば、図3に示すように、吸収性物品1の平面方向全域に亘り均一に分散して配置されることが好ましい。また、膨出部7は、図4に示すように、吸収性物品1の長手方向及び幅方向の各方向に列をなすように一定の間隔で配置され、隣り合う膨出部7の幅方向における間隔が長手方向における間隔よりも広くなるように配置されていることが更に好ましい。図4に示すような配置とすることにより、空間形成ポリマー6の膨潤後に空間8が吸収性物品1の長手方向に亘って連続して形成されるため、特に吸収性物品1の長手方向への通気性を向上させることができる。
膨出部7の密度(1cm2当たりの個数)は、膨潤後にコアラップシート5とその外面に位置するシートとの間に適度な空間8を形成する観点から、好ましくは1〜8個/cm2、更に好ましくは2〜5個/cm2である。同様の観点から、一つの膨出部7の面積は、好ましくは50〜800cm2、更に好ましくは100〜500cm2である。膨出部7の平面視における形状には、特に制限はなく、円形、楕円形、三角形、四角形等が挙げられる。
一つの膨出部7に配する空間形成ポリマー6の重量は、好ましくは0.1〜0.8g、更に好ましくは0.2〜0.6gである。また、膨出部7の膨潤後における凸部の高さは、好ましくは1〜5mm、更に好ましくは2〜4mmである。
このように、吸収体4とコアラップシート5の間に膨出部7を配置することにより、本発明の吸収性物品1は、液吸収時におけるドライ感が向上する。
着用者から排泄された体液は、表面シート2及びコアラップシート3を透過する。そして、コアラップシート5を透過した体液は、膨出部7の配された部分においては、該膨出部7に配された空間形成ポリマー6に一部吸収され、また膨出部7以外の部分においては吸収体4に吸収される。膨出部7において吸液した空間形成ポリマー6が膨潤することにより、膨出部7以外の部分におけるコアラップシート5とその外面に位置するシートとの間に空間8が形成される。本実施形態においては、コアラップシート5は、図2に示すように、空間形成ポリマー6の膨潤により、膨出部7と接する部分が表面シート2側に突出して凹凸形状を発現する。即ち、表面シート2側に突出した部分が凸部となり、それ以外の部分が凹部となる。そして、コアラップシート5に形成された凸部の部分において表面シート2とコアラップシート5とは接し、凹部の部分において表面シート2とコアラップシート5との間が離間して空間8が形成される。
吸液前の空間形成ポリマー6は、図1に示すように、その体積が小さいため、膨出部7の厚みは薄く、コアラップシート5には、空間形成ポリマー粒子6の有無に起因する凹凸は形成されていないか、又は凹凸は小さいものとなっている。即ち、コアラップシート5は、略平面状となっている。従って、吸液前においては、コアラップシート5と表面シート2との密着性が高く、排泄された体液は、表面シート2からコアラップシート5及び吸収体4へ速やかに透過し、表面シート2において液残りが生じにくい。また、吸液後は、図2に示すように、表面シート2とコアラップシート5との間に空間8が形成され、該空間8の形成により、連続した通気路が形成され肌当接面側における通気性に優れると共に、吸収体4と表面シート2との距離を設けることにより表面シート2への液戻りを低減できる。
このようなメカニズムにより、本実施形態の吸収性物品1においては、体液の排泄時には液の透過性にすぐれ、排泄後は液のこり、液戻りを低減し、通気性に優れ、着用時のドライ感が向上する。更に、吸液して膨潤した空間形成用ポリマー6は弾力性に富む。従って、吸液後においては、表面シート2側に突出した膨出部7も弾力性に富み、吸収性物品1のクッション性が向上するという利点も有する。
尚、排泄された体液を吸収した領域においては、表面シート2とコアラップシート5との間に空間8が形成されるため、複数回に亘って体液の排泄があった場合、該領域においては、表面シート2から吸収体4への液の透過速度が低下する。このような場合、2回目以降に排泄された体液のうち、空間8の形成された領域を透過できなかったものは、それまでに体液を吸収していない領域、即ち空間8が形成されていない領域まで表面シート2とコアラップシート5との間を伝って平面方向に拡散し、該体液を吸収していない領域において吸収される。従って、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の複数回に亘って排泄された体液を吸収する吸収性物品においては、吸収体4の平面方向全体を効果的に活用できるという利点も有する。
また、表面シート2とコアラップシート5との間に空間8が形成された領域においても、後述する液透過性の高い吸収体を併用することにより、2回目以降の体液の排泄時にも、該領域における液の透過速度の低下を防ぐことができる。
吸収体4とコアラップシート5との間に膨出部7を分散配置させるには、例えば次のような方法を用いることができる。
先ず、所定の開孔パターンを有する吸引ネットを備えたロール又はコンベア上にコアラップシート5を配置し、その上側から空間形成ポリマー6を散布すると共に吸引ネットの下面から吸引を行うことにより、所定の配置パターンを有する膨出部7がコアラップシート5上に形成される。次いで、膨出部7が形成されたコアラップシート5の上に吸収体4を積層する。本実施形態においては、吸収体4の受液面(肌当接面)側を下面としてコアラップシート5の上に積層する。次いで、必要に応じて吸収体4の上に更に別のコアラップシートを積層してもよい。このようにして、吸収体4とコアラップシート5との間に膨出部7を分散配置させることができる。
また、吸収体2とコアラップシート5との間に膨出部7を分散配置させる別の方法としては、先ず、コアラップシート5に所定のパターンを有する凹凸を形成する。この際、凹部の配置を所望の膨出部7の配置となるように凹凸を形成する。この凹凸は、例えば、コアラップシート5を多数の凹凸を有するエンボスロールと熱ロールとの間に通して、エンボスロールの凸部と熱ロールとの接する部位を熱セットすると共にエンボスロールの凹部の内面から吸引を行うことにより、所望の凹凸形状をコアラップシート5に形成する。次いで、凹凸の形成されたコアラップシート5の上側から空間形成ポリマー6を散布して凹部に該空間形成ポリマー6を堆積させる。即ち、この場合においては、凹部に堆積した空間形成ポリマー6によって膨出部7が形成される。尚、空間形成ポリマー6の散布と同時に、コアラップシート5の下面から凹部の配置パターンに合わせて吸引を行ってもよい。
次いで、膨出部7が形成されたコアラップシート5の上に吸収体4を積層し、必要に応じて吸収体4の上に更にコアラップシートを積層する。この時点においては、コアラップシート5は、膨出部7と接する部分において、外面に向かって突出した多数の凸部を有している。次いで、このようにして形成された積層体にプレスをかける。プレスをかけることにより、コアラップシート5に形成された凸部は潰されて、コアラップシート5は、略平面状となる。
空間形成ポリマー6としては、従来の吸収性物品に用いられてきたものと同様のものを特に制限なく用いることができる。具体的には、ポリアクリル酸ソーダ(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ソーダ架橋体、(デンプン−アクリル酸)グラフト重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアクリル酸カリウム、並びにポリアクリル酸セシウム等が挙げられる。
コアラップシート5としては、この種の吸収性物品に通常用いられるものを特に制限なく用いることができるが、空間形成ポリマー粒子6の膨潤による膨出部7の形状の変化に追従しやすい、剛性の小さなものを用いることが好ましい。このようなものとしては、ティッシュペーパーなどの紙、不織布(例えばスパンボンド不織布、SMS不織布、SMMS不織布、エアスルー不織布、エアレイド不織布)等が挙げられる。
吸収性物品1には、コアラップシート5と表面シート2との間に、別のシート(図示せず)が配されていることも好ましい。そのような別のシートは、一般にセカンドシートと呼ばれている。
この場合、空間8は、コアラップシート5とその外面に位置するシートであるセカンドシートとの間に形成される。
セカンドシートが配されることにより、表面シート2から吸収体4への液の透過性が向上する。更に、吸収体4に吸収された液の蒸散を抑制すると共に吸収体4から表面シート2への液戻りを低減することができる。更には、膨出部7に配された空間形成ポリマー6の存在に起因する肌触りの悪化を抑制することもできる。このような目的から、セカンドシートは、ある程度の厚みを有する嵩高な物であることが好ましい。具体的には、セカンドシートはその厚みが0.1〜5mmであることが好ましい。
セカンドシートとしては、親水性不織布や親水性の繊維集合体からなることが好ましい。また、不織布上に繊維集合体を積層したものも用いることができる。不織布としては、エアースルー不織布、レジンボンド不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布等が挙げられる。
不織布や繊維集合体を構成する繊維としては天然繊維、半合成繊維、合成繊維を用いることができる。天然繊維としては、パルプ、綿、麻等が挙げられる。半合成繊維としては、トリアセテート繊維、ジアセテート繊維等が挙げられる。合成繊維としてはポリエチレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリプロピレン、ポリビニルアルコールの単独繊維及びこれら樹脂を2種以上含む複合繊維を用いることができる。複合繊維としては、芯鞘型、サイド・バイ・サイド型、偏芯型などが挙げられる。
セカンドシートは、表面シートよりも親水度が高いことが好ましい。また、セカンドシートの密度は表面シートの密度よりも大きいことが好ましい。また、セカンドシートの親水度や密度は、セカンドシートの厚み方向において変化していてもよい。
セカンドシートとして、不織布上に繊維集合体を積層したものを用いる場合には、繊維集合体を流れ方向(吸収性物品の長手方向)の配向を高くすることで、吸収体への透過方向だけでなく、吸収性物品の平面方向(特に長手方向)に液を分配することができる。
セカンドシートの坪量は、好ましくは10〜50g/m2、更に好ましくは15〜35g/m2である。
吸収体4としては、通液性の高いものを用いることが好ましい。通液性の高い吸収体4を用いることにより、本発明の吸収性物品1は、液の透過速度がさらに向上しドライ感を更に向上させることができる。このような吸収体4としては、例えば、図5に示すような吸収体4を用いることができる。図5に示す吸収体4は、パルプ繊維42及び吸収体用高吸収性ポリマー(以下、吸収体ポリマーともいう)41を備えており、吸収体ポリマー41の粒子の平均粒径が、表面シート2側の面から裏面シート3側の面に向けて漸次小径となっており、裏面シート3側のパルプ繊維42の重量が、表面シート2側のパルプ繊維42の重量よりも大きくなっており、表面シート2側の面の空隙率と裏面シート3側の面の空隙率とが異なっている。
吸収体4について更に説明すると、吸収体ポリマー41は、パルプ繊維42に保持された状態で、吸収体4の厚み方向に亘り分散配置されている。吸収体ポリマー41は、その粒径が一定ではなく粒度分布を有している。つまり、吸収体ポリマー41は、その粒径が小さなものから大きなものまでを含んでいる。
吸収体ポリマー41の粒子の粒径とは、該吸収体ポリマー41の粒子が球形である場合には、球の直径のことであり、該吸収体ポリマー粒子41の粒子が球形でない場合には、短軸と長軸の平均値を該吸収体ポリマー41の粒径とする。
また、吸収体ポリマー41の平均粒径が漸次小径となるとは、吸収体4を厚み方向に3等分した時の各層における吸収体ポリマー41の平均粒径を測定し、その各層における平均粒径が、表面シート2側の面から裏面シート3側の面に向けて順に小さくなっていることをいう。
各層における平均粒径は次のようにして求める。先ず、吸収体4の厚み方向の断面を顕微鏡観察し、その断面写真を撮像する。得られた断面写真画像から画像解析ソフト(Image−Pro Plus、日本ビジュアルサイエンス株式会社製)を用いて各層における吸収体ポリマー41の粒子の直径を測定する。測定は各層とも5点行い、その平均値を各層における平均粒径とする。
表面シート2側の面に配されている吸収体ポリマー41は、その粒径が、好ましくは300〜800μm、更に好ましくは400〜650μmである。一方、裏面シート3側の面に配されている吸収体ポリマー粒子41は、その粒径が、好ましくは50〜250μm、更に好ましくは100〜200μmである。
また、表面シート2側における吸収体ポリマー41の平均密度は、裏面シート3側における吸収体ポリマー41の平均密度よりも大きくなっていることが好ましい。具体的には、表面シート2側における吸収体ポリマー41の平均密度は、好ましくは0.1〜0.8g/cm3、更に好ましくは0.2〜0.5g/cm3である。裏面シート3側における吸収体ポリマー41の平均密度は、好ましくは0.03〜0.3g/cm3、更に好ましくは0.05〜0.25g/cm3である。
表面シート2側における吸収体ポリマー41及び裏面シート3側における吸収体ポリマー41の平均密度は、例えば次のようにして測定する。
先ず、吸収体4の厚みL0と試験片の面積Sを測定する。次いで吸収体4を、その厚み方向で半分に(50%の領域)わける。半分に分けた各吸収体を、吸収体ポリマー41が落下する程度のメッシュに載せた状態で振動機により振動させて、パルプ繊維42と吸収体ポリマー41を分級する。落下した吸収体ポリマー41の重量を各吸収体の体積(=L0/2×S)でそれぞれ割って、各面側での吸収体ポリマー41の密度を算出する。またこの値のN=5をもって各面側での平均密度とする。
更に、吸収体ポリマー41として、通液速度が高いものを用いることが好ましい。具体的には、吸収体ポリマー41の通液速度は、好ましくは、20ml/min以上、更に好ましくは40ml/min以上である。
吸収体ポリマー41の通液速度の測定は、2.0kPa荷重下で行われる。この荷重は、吸収性物品を着用している間に吸収体に加わる体圧にほぼ相当する。
通液速度の具体的な測定方法は、例えば特開2003−235889号公報の段落0005に記載されている。本発明においては、この公報に記載されている測定方法で用いられる試料の重量である0.200gを0.32gに変更して測定を行う。具体的には以下の手順で通液速度を測定する。
〔通液速度の測定方法〕
ゲル通液速度は、垂直に立てた円筒(内径25.4mm)の開口部の下端に金網(目開き150μm)とコック(内径2mm)付き細管(内径4mm、長さ8cm)とを有する濾過円筒管内に、該コックを閉鎖した状態で、850〜150μmの粒度に調整した測定試料0.32gを投入し、生理食塩水50mlを注ぎ、注ぎ始めてから30分間静置した後、金網(目開き150μm、直径25mm)付き荷重(21.2g)を金網と測定試料が接するようにして濾過円筒内に挿入し、1分後におもり(77.0g)を金網付き荷重の上にのせ、さらに1分間静置した後該コックを開き、0.9重量%生理食塩水の液面が40mlの目盛り線から20mlの目盛り線に達するまでの時間(T1)(秒)を計測して、次式から求める{(T0)は測定試料なしのときの時間である}。
通液速度(ml/min)=20×60/(T1−T0)
通液速度の更に詳細な測定方法は前記の公報の段落0008及び0009に記載されている。測定装置は同公報の図1及び図2に記載されている。
このように、吸収体4の表面シート2側における吸収体ポリマー41の平均密度が、裏面シート3側における吸収体ポリマー41の平均密度よりも大きくなっていることにより表面シート2側では吸収体ポリマー41の間の間隙にパルプ繊維42がパッキングしにくい構造を形成し、吸収体ポリマー41間の最近接距離が非常に短くなっている。逆に裏面シート3側では吸収体ポリマー41同士をパルプ繊維42が分ける構造になっているため、吸収体ポリマー41間の最近接距離が表面シート2側に対して長くなっている。
このような構造では、表面シート2側と裏面シート3側とにおいてパルプ繊維2によって形成される導液路が互いに不連続であるか、もしくは分断されているため、裏面シート3側から戻ってきた液は、表面シート2側を通過できず液を戻しにくい効果がある。
一方、繊維量の少ない表面シート2側においては、パルプ繊維42による導液効果が小さい。そこで、吸収体ポリマー41として特に、2.0kPa荷重下での通液速度が20mL/min以上という通液速度の速いものを用いることにより、表面シート2側における液の透過速度を速くすることができる。
このように、吸収体ポリマー41の平均密度を表面シート2側と裏面シート3側とにおいて異ならせることで、裏面シート3側から表面シート2側への液戻りを防止し、延いては吸収体4から表面シート2への液戻りを低減させることができる。さらに吸収体ポリマー41の物性(通液速度)を規定することで、ポリマー密度が高い表面シート2側においては、通液速度の速い吸収体ポリマー41の存在により、液の透過速度が損なわれない。
吸収体4においては、裏面シート3側のパルプ繊維42の重量は、表面シート2側のパルプ繊維42の重量よりも大きくなっている。
ここで、表面シート2側とは、吸収体4の厚み方向における表面シート2側の面を含むその近傍の領域をいい、裏面シート3側とは、吸収体4の厚み方向における裏面シート3側の面を含むその近傍の領域をいう。また、表面シート2側の面近傍の領域及び裏面シート3側の面近傍の領域とは、好ましくは表面シート2側の面及び裏面シート3側の面から吸収体4の厚みの50%までの範囲をいい、更に好ましくは30%までの範囲をいう。
また、表面シート2側のパルプ繊維42の重量又は裏面シート3側のパルプ繊維42の重量とは、それぞれの面側の領域における単位面積当たりの繊維量をいう。
即ち、吸収体4においては、裏面シート3側が繊維量の多い領域となっており、表面シート2側が繊維量の少ない領域となっている。
本実施形態においては、図5に示すように、表面シート2側の面4Aから吸収体4厚さの半分までが繊維量の少ない領域となっており、裏面シート3側の面4Bから吸収体4の厚さの半分までが繊維量の多い領域となっている。また、それぞれの領域内においては、繊維量に変化はなく略同一となっている。
吸収体4の厚み方向におけるパルプ繊維42の繊維量の分布は、図5に示す分布形態に限られない。例えば、パルプ繊維42の繊維量が変化する部分は、厚み方向の半分の位置に限られず、半分よりも表面シート2側であってもよく、裏面シート3側であってもよい。また、表面シート2側の面4Aから裏面シート3側の面4Bに向けて繊維量が連続的に増加していてもよい。即ち、裏面シート3側のパルプ繊維42の重量が、表面シート2側のパルプ繊維42の重量よりも大きくなっていればよい。
表面シート2側の繊維量は、好ましくは25〜200g/m2、更に好ましくは80〜150g/m2である。一方、裏面シート3側の繊維量は、好ましくは100〜400g/m2、更に好ましくは200〜300g/m2である。
このように、表面シート2側と裏面シート3側とにおいて、吸収体ポリマー41の粒径及び繊維量が異なっているため、表面シート2側の空隙率と、裏面シート3側の空隙率とは異なっている。図5に示す吸収体4においては、表面シート2側の空隙率は、裏面シート3側の空隙率よりも大きくなっている。表面シート2側の空隙率と裏面シート3側の空隙率とは、その差が5%以上あるのが好ましく、さらに好ましくは10%以上、もっとも好ましくは15%以上である。表面シート2側の空隙率及び裏面シート側の空隙率は、以下の空隙率の測定方法に従って測定する。
〔空隙率の測定方法〕
はじめに吸収体4の厚み方向の断面を顕微鏡観察し、その断面写真を撮像する。得られた断面写真を画像解析ソフト(Image−Pro Plus、日本ビジュアルサイエンス株式会社製)で解析する。断面写真における表面シート2側の領域及び裏面シート3側の領域それぞれにおいてパルプ繊維42及び吸収体ポリマー41のない領域の面積を測定し、その面積を空隙の面積とする。得られた表面シート2側の領域の空隙の面積及び裏面シート3側の領域の空隙の面積をそれぞれ表面シート2側の領域の断面積及び裏面シート3側の領域の断面積で除して空隙率を求める。ここでは、表面シート2側の面4Aから吸収体の厚み方向の50%の領域の空隙率と裏面シート3側の面4Bから吸収体の厚み方向の50%の領域の空隙率とを比較する。
このような構成の吸収体4によれば液の吸収速度が高まる。この理由は次の通りである。
高吸収性ポリマーは、一般にその粒径が大きいほど、単位重量当たりの表面積が小さく、液を高吸収性ポリマーの粒子内に吸収する速度が遅い傾向にある。また、粒径が大きな高吸収性ポリマーは、最密充填しにくいので、高吸収性ポリマーの粒子間に多数の大きな空間を形成する。従って、表面シート2側から入ってきた液は、表面シート側に配された粒径の大きな吸収体ポリマー41に直ちに吸収されることなく、そのまま吸収体4の裏面シート3側に向けて流下する。しかも、表面シート2側の繊維量は、裏面シート3側の繊維量よりも少なく、繊維間の空隙の大きい疎な構造となっており、液の平面方向への拡散性が低いことに加え、繰り返し液を吸収することによって粒径の大きな吸収体ポリマー41が膨潤した後も、膨潤した該吸収体ポリマー41同士が接することがなく、ゲル層を形成しないため、液をすばやく透過させる。従って、液は、表面シート2側において平面方向にはあまり拡散せず、粒径の小さな吸収体ポリマー41が配されている裏面シート3側にすばやく到達する。
粒径の小さな吸収体ポリマー41は、単位重量当たりの表面積が大きく、液を吸収体ポリマー41内に吸収する速度が速いため、裏面シート3側に到達した液は、粒径の小さな吸収体ポリマー41によってすばやく吸収される。また、裏面シート3側の繊維量は、表面シート2側の繊維量よりも多く、繊維間の空隙の小さい密な構造となっており、繊維間に働く毛管力によって液は面方向に広く拡散し、裏面シート3側における液の吸収力を向上させる。粒径の小さな吸収体ポリマー41によって吸収されなかった余剰の液は、表面シート2側に配されている粒径の大きな吸収体ポリマー41によって吸収される。
図5に示す吸収体4においては、このように、表面シート2側において液をあまり平面方向に拡散させずに裏面シート3側にすばやく透過させ、裏面シート3側において液をすばやく吸収すると共に、吸収した液を平面方向に広く拡散させることにより、吸収速度が高まる。また、表面シート2側の繊維量は、裏面シート3側の繊維量よりも少なくなっており、表面シート2側と裏面シート3側とでは、パルプ繊維42間に形成される導液路が、不連続となっているか又は分断されている。
そのため、裏面シート3側に吸収された液は、表面シート2側には逆戻りしにくい。そのうえ、吸収体4が加圧されるなどした際に表面シート2側に逆戻りしようとする液は、粒径の大きな吸収体ポリマー粒子41によって吸収される。
このように、実態におけるあらゆる状態(圧力の有無、姿勢、尿量)において吸収体4からの液戻りが少なくなる。また、液がすばやく吸収体4中へ透過していくために、表面シート2上に液が残存する時間が短くなり、表面シート2中に残る液もすくなくなるため、吸収体4はドライ感を呈する。
更に、吸収体ポリマー粒子41の粒径は、表面シート2側の面から裏面シート3側の面に向けて漸次小径となっているため、液の透過速度は、表面シート2側の面から裏面シート3側の面に向けて徐々に遅くなり、また、液を吸収体ポリマー粒子41内に吸収する速度は表面シート2側の面から裏面シート3側の面に向けて徐々に早くなっている。特に、表面シート2側の領域においては、その厚み方向に亘って繊維量に変化はないが、吸収体ポリマー41の粒子の粒径が漸減していることに起因して、液の透過速度は、表面シート2側の面4Aから裏面シート3側の面4Bに向かうにつれて徐々に減少し、逆に液の吸収速度は、徐々に増加していく。
更に、表面シート2側の領域内における液の拡散性は、表面シート2側の面4Aから裏面シート3側の面4Bに向かうにつれて徐々に高くなっていく。このように表面シート2側の領域内において液の透過速度、液の吸収速度及び液の拡散性を徐々に変化させることによって、裏面シート3側に液をスムーズに移行させ、裏面シート3側に、液の吸収力や液の面方向への拡散力を超えた多量の液が一度に流入することを効果的に防止し、表面シート2側に液が逆戻りしにくくなる。
更に、粒径の大きな吸収体ポリマー41は、粒子同士の間に存在する空間が、粒径の小さな吸収体ポリマー41の場合よりも大きいので、粒径の大きな吸収体ポリマー41が液を吸収し膨潤してその体積が増加しても、その体積の増加分を前記の空間で吸収できる。従って、表面シート2側において、ゲルブロッキングは生じにくくなっている。
一方、粒径の小さな吸収体ポリマー41は、粒径の大きな吸収体ポリマー41に比べゲルブロッキングしやすい傾向にあるが、裏面シート3側においては、パルプ繊維42の繊維量が多いため、小粒径の吸収体ポリマー41の粒子間にパルプ繊維42が介在して吸収体ポリマー41の粒子同士の接触が妨げられ、ゲルブロッキングが効果的に防止される。
吸収体ポリマー41としては、上述した膨出部7の形成に用いられるものと同様のものを用いることができる。
吸収体ポリマー41を保持するパルプ繊維42としては、針葉樹クラフトパルプや広葉樹クラフトパルプのような木材パルプ、木綿パルプ及びワラパルプ等の天然セルロース繊維等が挙げられる。
パルプ繊維42の繊維長は、本発明において特に制限はないが、好ましくは0.1〜10mm、更に好ましくは0.5〜3mmである。
本実施形態においては、膨出部7は、図1に示すように、吸収体4の肌当接面側に設けられていたが、吸収体4の非肌当接面側、即ち裏面シート3側に設けられていてもよい。この場合には、空間8はコアラップシート5と裏面シート3との間に形成され、該空間8の形成により裏面シート3側からの水蒸気の蒸散性及び通気性が向上し、着用時のドライ感を高めることができる。
また、膨出部7は、吸収体4の肌当接面側及び非肌当接面側の両面に設けられることも好ましい。
本発明の吸収性物品1における表面シート2、裏面シート3としては、当該技術分野において通常用いられている材料を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。裏面シート3としては、熱可塑性樹脂のフィルムや、該フィルムと不織布とのラミネート等の液賦透過性ないし撥水性のシートを用いることができる。裏面シート3は、水蒸気透過性を有していてもよい。
本発明の吸収性物品1は、更に、該吸収性物品1の具体的な用途に応じた各種部材を具備していてもよい。そのような部材は、当業者に公知である。例えば、吸収性物品を使い捨ておむつや生理用ナプキンに適用する場合には、表面シート2上の左右両側部に一対又は二対以上の立体ガードを配置することができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前述した実施形態に制限されることなく、本発明を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、膨出部7の配置パターンは、図3及び図4に示したパターンに限られず、不規則な配置パターンであってもよい。即ち、膨出部7の配置パターンは、空間形成ポリマー6の膨潤後に、コアラップシート5とその外面に位置するシートとの間に適度な空間8が形成されるような配置パターンであればよい。
また、コアラップシート5として伸縮性を有する不織布を用い、さらにその外面に膨出部7の配置パターンに合わせて格子状のシートを配置して、膨出部7の膨潤後に空間8を形成しやすくしてもよい。
また、吸収体4は、図5に示す吸収体4に限られず、吸収体ポリマー41の粒径の分布がないものであってもよく、パルプ繊維42の繊維量の分布のないものであってもよい。
本発明の吸収性物品は、使い捨ておむつや生理用ナプキンに限られず、失禁パッド等であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態の吸収性物品における吸液前の厚み方向の断面を示す模式図である。 図2は、図1における吸液後の厚み方向の断面を示す模式図である。 図3は、膨出部の配置パターンの一例を示す平面図である。 図4は、膨出部の配置パターンの他の例を示す平面図である。 図5は、本発明の吸収性物品における吸収体の一例を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 吸収性物品
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収体用高吸収性ポリマー(吸収体ポリマー)
42 パルプ繊維
43 液獲得層
44 空間形成層
5 コアラップシート
6 空間形成用高吸収性ポリマー(空間形成ポリマー)
7 膨出部
8 空間

Claims (6)

  1. 表面シート、裏面シート、及びこれら両シート間に介在された吸収体を備え、該吸収体の肌当接面側及び/又は非肌当接面側がコアラップシートに覆われている吸収性物品であって、
    前記吸収体と前記コアラップシートとの間には、空間形成用高吸収性ポリマーを配して形成した多数の膨出部が、平面方向に分散配置されており、
    前記膨出部の吸液で生じる該膨出部の膨潤により、前記膨出部以外の部分であり、且つ前記コアラップシートとその外面に位置するシートとの間に空間が形成される吸収性物品。
  2. 前記膨出部を前記吸収体の肌当接面側に有している請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記表面シートと前記コアラップシートとの間にセカンドシートが配されており、前記空間は、該コアラップシートと該セカンドシートとの間に形成される請求項2記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体は、パルプ繊維及び吸収体用高吸収性ポリマーの粒子を含み、
    前記吸収体用高吸収性ポリマーの粒子の平均粒径が、前記表面シート側の面から前記裏面シート側の面に向けて漸次小径となっており、
    前記裏面シート側のパルプ繊維の重量が、前記表面シート側のパルプ繊維の重量よりも大きくなっており、
    前記表面シート側の面の空隙率と該裏面シート側の面の空隙率とが異なっている請求項1ないし3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体における前記表面シート側の面の吸収体用高吸収性ポリマーの平均密度は、前記裏面シート側の面の吸収体用高吸収性ポリマーの平均密度よりも大きく、かつ吸収体用高吸収性ポリマーの2.0kPaにおける通液速度は、20ml/min以上である請求項4記載の吸収性物品。
  6. 多数の前記膨出部は、前記空間が前記吸収性物品の長手方向に亘って連続して形成されるように配されている請求項1ないし5の何れかに記載の吸収性物品。」
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