JP2008142049A - 自走細断型ホールクロップ収穫機 - Google Patents

自走細断型ホールクロップ収穫機 Download PDF

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Abstract

【課題】
ホールクロップ収穫機において、茎桿を短く切断した株元側と穂先側の各茎桿切断片が偏在することなく、良好に混合した状態でロール状のロールベールに梱包可能にすることである。
【解決手段】
ホールクロップ収穫機において、茎桿切断装置Cは、一方のカッター軸32に、他方のカッター軸33に取付けられた一対一組の補助ディスクカッター34,35に対して二枚の主ディスクカッター36を取付けた構成にし、しかも結束部材繰出装置は、原反ネットロール67からネット66が繰り出されるネット繰出装置Gを備えた構成とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、圃場のホールクロップ用作物を、その株元で刈り取ったホールクロップ茎桿を所定長に切断することにより、そのままロールベールに梱包成形可能な自走型のホールクロップ収穫機に関し、更に詳しくは、ホールクロップ茎桿の切断長を短くすると共に、穂先側と株元側の各茎桿切断片を偏在することなく良好に混合可能にした自走細断型ホールクロップ収穫機に関するものである。
上記した自走型のホールクロップ収穫機は、圃場のホールクロップ用作物を株元で刈り取ったホールクロップ茎桿を機体の斜左後上方に搬送する刈取・搬送装置と、当該刈取・搬送装置による搬送と継続して、株側を把持して前記茎桿を機体の進行方向に対して略直交するように整列させて機体の斜右後方に搬送して中央寄せさせるための茎桿中央寄せ装置と、対向配置された一対のカッター軸に、主ディスクカッターと一対一組となった補助ディスクカッターとがそれぞれ取付けられて、前記茎桿中央寄せ装置の終端部で落下した茎桿を短く切断するための茎桿切断装置と、当該茎桿切断装置の直下に配設されて、短く切断された穂先側と株元側の各茎桿切断片を撹拌混合させるための撹拌混合装置と、当該撹拌混合装置で混合された各茎桿切断片を機体後方に向けて搬送する茎桿切断片搬送装置と、当該茎桿切断片搬送装置から投入された茎桿切断片をロール状に成形するためのロールベール成形装置とを備えている。
従来の自走型のホールクロップ収穫機として、特許文献1に開示のものが知られている。このホールクロップ収穫機の茎桿切断装置C’は、図6(ロ)に示されるように、一対のカッター軸32,33の一方のカッター軸32に、一対一組となった多数組の補助ディスクカッター34,35が所定ピッチP’で取付けられていると共に、他方のカッター軸33に、前記ピッチP’でもって多数枚の主ディスクカッター36が取付けられ、各主ディスクカッター36の先端部が、一対一組となった補助ディスクカッター34,35の間に入り込んだ形態となっている。
そして、茎桿切断装置C’の直上から落下したホールクロップ茎桿は、互いに逆回転している一対のカッター軸32,33の間に落下して前記ピッチP’と同一長に切断されて茎桿切断片となる。ここで、従来の茎桿切断装置C’は、補助ディスクカッター34,35の一組(二枚)に対して一枚の主ディスクカッター36が配置された構成であって、補助ディスクカッター34,35及び主ディスクカッター36のピッチP’の標準は120mmであり、茎桿切断片を梱包成形したロールベールを紐状のトワインで結束する場合には、茎桿切断片の長さが短いと、ロールベールの端部が「バラける」ことがあるため、トワインで結束可能な茎桿切断片の長さは、60mmが限界とされていた。また、茎桿切断片が長いことは、撹拌混合装置により穂先側と株元側の各茎桿切断片を撹拌混合させる場合において、混合されにくいことを意味する。
一方、また、茎桿切断装置C’で切断された穂先側と株元側の各茎桿切断片を撹拌混合させる装置D’としては、特許文献1に開示のものが知られている。図12(イ),(ロ)は、従来の茎桿切断装置C’及び撹拌混合装置D’の部分の右側面図、及び横断面図である。この撹拌混合装置D’は、回転軸91を長手方向に二分した各部分に、それぞれ逆方向の螺旋羽根92a,92bを取付けたオーガ装置で構成されていて、直上の茎桿切断装置C’で切断された穂先側と株元側の各茎桿切断片をオーガ装置の軸方向の中央部に集めた後に、当該オーガ装置により互いに軸端側に移動させて、茎桿切断片を混合するものであるが、茎桿切断片の混合を十分に行えなかった。穂先側と株元側の各茎桿切断片が十分に撹拌混合されないまま、ロールベールに成形して、このロールベールを発酵させたサイレージを解体して畜産飼料として家畜に供与する場合に、穂先側と株元側とが片寄って(偏在して)供与されることが多くなって、供与時の栄養バランスが崩れるという問題があり、これを避けるため混合しながら供与するという手間を掛けていた。
特開2000−188942号公報
本発明は、ホールクロップ用作物を刈り取った茎桿を短く切断した株元側と穂先側の各茎桿切断片が偏在することなく、良好に混合した状態でロール状のロールベールに梱包成形可能にすることによって、このロールベールを発酵させたサイレージを畜産飼料として供与される際の栄養バランスを良好にすることを課題としている。
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、圃場のホールクロップ用作物を株元で刈り取ったホールクロップ茎桿を機体の斜左後上方に搬送する刈取・搬送装置と、当該刈取・搬送装置による搬送と継続して、株側を把持して前記茎桿を機体の進行方向に対して略直交するように整列させて機体の斜右後方に搬送して中央寄せさせるための茎桿中央寄せ装置と、対向配置された一対のカッター軸に、主ディスクカッターと一対一組となった補助ディスクカッターとがそれぞれ取付けられて、前記茎桿中央寄せ装置の終端部で落下した茎桿を短く切断するための茎桿切断装置と、当該茎桿切断装置の直下に配設されて、短く切断された穂先側と株元側の各茎桿切断片を撹拌混合させるための撹拌混合装置と、当該撹拌混合装置で混合された各茎桿切断片を機体後方に向けて搬送する茎桿切断片搬送装置と、当該茎桿切断片搬送装置から投入された茎桿切断片をロール状に成形するためのロールベール成形装置と、成形されたロールベールの外周を結束する結束部材を繰出すための結束部材繰出装置とを備えた自走型のホールクロップ収穫機であって、前記茎桿切断装置は、一方のカッター軸に、他方のカッター軸に取付けられた一対一組の補助ディスクカッターに対して二枚の主ディスクカッターを取付けた構成であり、前記結束部材繰出装置は、原反ネットロールからネットが繰り出されるネット繰出装置であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、一方のカッター軸に、他方のカッター軸に取付けられた一対一組の補助ディスクカッターに対して一枚の主ディスクカッターを取付けた構成の従来の茎桿切断装置に比較して、一対一組の補助ディスクカッターの取付ピッチを同一とした場合においても、茎桿切断片の長さは半分となる。また、他方のカッター軸に取付けられた一対一組の補助ディスクカッターの取付ピッチを短くした場合には、茎桿切断片の長さは、更に短くなる。このように、ホールクロップ茎桿を細断できるため、茎桿切断片の撹拌混合時において、穂先側と株元側の各茎桿切断片が偏在することなく混合され易くなって、ロール状に梱包形成されたロールベールを発酵させたサイレージを解体して家畜に供与する際における栄養バランスが高められる。このように、細断されたホールクロップ茎桿をロール状に梱包成形することにより、梱包密度が上がって、サイレージ発酵速度が大幅に向上するため、サイレージ品質も更に高まる。
また、成形されるロールベールは、短い茎桿切断片で構成されていて、ロールベールの両端部、及び最外周部において茎桿切断片が「バラけ」易いが、ロールベールの外周部はネットを巻回して梱包してあるので、前記「バラけ」を防止できる。
また、請求項2の発明は、圃場のホールクロップ用作物を株元で刈り取ったホールクロップ茎桿を機体の斜左後上方に搬送する刈取・搬送装置と、当該刈取・搬送装置による搬送と継続して、株側を把持して前記茎桿を機体の進行方向に対して略直交するように整列させて機体の斜右後方に搬送して中央寄せさせるための茎桿中央寄せ装置と、対向配置された一対のカッター軸に、主ディスクカッターと一対一組となった補助ディスクカッターとがそれぞれ取付けられて、前記茎桿中央寄せ装置の終端部で落下した茎桿を短く切断するための茎桿切断装置と、当該茎桿切断装置の直下に配設されて、短く切断された穂先側と株元側の各茎桿切断片を撹拌混合させるための撹拌混合装置と、当該撹拌混合装置で混合された各茎桿切断片を機体後方に向けて搬送する茎桿切断片搬送装置と、当該茎桿切断片搬送装置から投入された茎桿切断片をロール状に成形するためのロールベール成形装置とを備えた自走型のホールクロップ収穫機であって、前記撹拌混合装置は、上面に羽根を備えた一対の羽根付円盤体が機体の幅方向に所定間隔をおいて配設されて、前記一対の羽根付円盤体は、直上の茎桿切断装置により切断されて落下した茎桿切断片が、当該各羽根付円盤体の内側において機体の後方に向けて放てきされるように、互いに逆回転する構成であることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、直上の茎桿切断装置によりホールクロップ茎桿が短く切断された各茎桿切断片は、直下の各羽根付円盤体の上面に落下した後に、互いに逆回転する各羽根付円盤体の回転により、当該各羽根付円盤体の内側において機体の後方に向けて茎桿切断片が放てきされると共に、各羽根付円盤体の内側を含めて全ての部位において茎桿切断片は当該羽根付円盤体の半径方向に向けて放てきされるため、ホールクロップ茎桿の穂先側と株元側の各茎桿切断片が良好に混合された状態で、ロールベール成形装置の側に向けて搬送される。このため、穂先側と株元側の各茎桿切断片が良好に混合されたロールベールを得ることができて、当該ロールベールを発酵させたサイレージを解体して家畜に供与する際における栄養バランスが高められる。このように、細断されたホールクロップ茎桿をロール状に梱包成形することにより、梱包密度が上がって、サイレージ発酵速度が大幅に向上するため、サイレージ品質も更に高まる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記撹拌混合装置を構成する一対の羽根付円盤体は、茎桿切断片の穂先側の羽根付円盤体が株元側の羽根付円盤体よりも高い位置に配設されていることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、茎桿切断片の穂先側の羽根付円盤体が株元側の羽根付円盤体よりも高い位置に配設されているため、穂先側と株元側の各茎桿切断片が撹拌混合されて所定厚の層状となってロールベール成形装置に向けて搬送される際に、機体の幅方向に沿っては、穂先側と株元側の各茎桿切断片が均一に存在していると共に、厚さ方向に沿っては、上側程、穂先側の茎桿切断片が存在する割合が高くなる。このため、ロールベール成形装置によりロール状に成形される際に、穂先側が内側に配置され易くなり、梱包成形時において穂先側の茎桿切断片がこぼれ落ちるロスが少なくなる。
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において、前記茎桿切断片搬送装置は、コンベア装置で構成されていることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、層状となってロールベール成形装置の側に搬送される茎桿切断片は、厚さ方向に沿っては、上側程、穂先側の茎桿切断片が存在する割合が高くなっており、この状態が保持されたままでロールベール成形装置まで搬送され、この状態で梱包成形室に投入されるので、ロール状に梱包成形される際に、穂先側が内側となった状態が保持され易い。
請求項5の発明は、請求項2ないし4のいずれかの発明において、前記茎桿切断装置は、一方のカッター軸に、他方のカッター軸に取付けられた一対一組の補助ディスクカッターに対して二枚の主ディスクカッターを取付けた構成であることを特徴としている。
請求項5の発明によれば、一対の羽根付円盤体を備えた撹拌混合装置による撹拌混合能力の増加と、茎桿切断片が短くなることによる撹拌混合性の増加とが相乗するため、穂先側と株元側の各茎桿切断片が一層均一に混合され易くなる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、原反ネットロールからネットが繰り出されるネット繰出装置を備えていることを特徴としている。
請求項6の発明によれば、短い茎桿切断片で成形されたロールベールは、その両端部、及び最外周部において茎桿切断片が「バラけ」易いが、ロールベールの外周部はネットを巻回して梱包してあるので、前記「バラけ」を防止できる。
本発明によれば、茎桿切断装置の一対のカッター軸の一方のカッター軸に、他方のカッター軸に取付けられた一対一組の補助ディスクカッターに対して二枚の主ディスクカッターを取付けた構成にして、ホールクロップ茎桿を細断して切断長を短くしたり、或いは、一対の羽根付円盤体の互いに逆方向の回転により、穂先側と株元側の各茎桿切断片が良好に混合されるため、穂先側と株元側の各茎桿切断片が偏在することなく良好に混合されたロールベールが成形されて、当該ロールベールを発酵させたサイレージを解体して家畜に供与する際における栄養バランスが高められる。このように、細断されたホールクロップ茎桿をロール状に梱包成形することにより、梱包密度が上がって、サイレージ発酵速度が大幅に向上するため、サイレージ品質も更に高まる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る自走細断型ホールクロップ収穫機の右側面図であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、茎桿中央寄せ装置Bを構成する第1及び第2の各コンベア14,15の各側面図であり、図4は、図2のX−X線拡大断面図であり、図5は、本発明に係る茎桿細断装置Cの平面図であり、図6(イ),(ロ)は、それぞれ本発明に係る茎桿細断装置C、及び従来の茎桿切断装置C’の部分拡大平面図であり、図7は、本発明に係る撹拌混合装置Dの平面図であり、図8は、本発明に係る茎桿細断装置Cと撹拌混合装置Dの横断面図であり、図9は、本発明に係る茎桿細断装置Cからロールベール成形装置Fに至る部分の模式的縦断面図であり、図10は、ロールベール成形装置Fの部分斜視図である。最初に、ホールクロップ用ロールベーラの全体構成について概説し、その後に、本発明の特徴部分である「茎桿細断装置C」及び「撹拌混合装置D」の部分について詳細に説明する。なお、以下の説明における機体1に対する方向の特定については、当該機体1の運転席ユニット3に搭乗した運転者から見た方向を基準とする。
本発明の自走細断型ホールクロップ収穫機は、図1及び図2に示されるように、圃場のホールクロップ用作物を株元で刈り取って、その茎桿Rを中央部に集めた状態で、ほぼ同量ずつ連続して機体1の斜左後上方に向けて搬送するための刈取・搬送装置Aと、当該刈取・搬送装置Aによる搬送と継続して、ほぼ中央部から株元側に至る間を把持して前記ホールクロップ茎桿Rを機体1の進行方向Qに対して略直交するように整列させて、機体1の斜右後方に搬送して中央寄せさせるための茎桿中央寄せ装置Bと、対向配置された一対のカッター軸32,33に、一対一組となった補助ディスクカッター34,35と主ディスクカッター36とがそれぞれ取付けられて、前記茎桿中央寄せ装置Bの終端部で落下した茎桿を短く切断するための茎桿細断装置Cと、当該茎桿細断装置Cの直下に配設されて、短く切断された穂先側と株元側の各茎桿切断片R’を撹拌混合させるための撹拌混合装置Dと、当該撹拌混合装置Dで混合された各茎桿切断片R’を機体後方に向けて搬送する搬送コンベア装置Eと、当該搬送コンベア装置Eから投入された茎桿切断片R’をロール状に成形するためのロールベール成形装置Fと、茎桿切断片R’がロール状に成形されたロールベールVの外周部に巻回するネット66を繰り出すためのネット繰出装置Gとを備えており、当該ネット繰出装置Gを除く残りの各装置AないしFは、機体1の前方から後方に向けて上記順序で機体1に装着されている。
また、機体1には、左右一対のゴムクローラ2が装着されていて、各ゴムクローラ2の周回走行によって、機体1は、前進及び後進、並びに旋回を行う。前記茎桿中央寄せ装置Bは、機体1の刈取・搬送装置Aと茎桿細断装置Cとの間の略左半分の部分であって、しかも該機体1の上部に配設されており、該茎桿中央寄せ装置Bの右側方には、運転席ユニット3が配設されている。
引き続いて、本発明のホールクロップ用ロールベーラを構成する上記各装置AないしFの各部分について簡単に説明する。刈取・搬送装置Aは、自脱コンバインの刈取・搬送装置と同一構成であって、回動シリンダ4の作用によって、その全体が、支点軸5を介して機体1に、垂直面内において回動可能に支持されている。刈取・搬送装置Aは、その前部が横方向に沿って複数に分割されて、各分割部6の下端部には、それぞれ分草板7が取付けられている。各分割部6には、傾斜姿勢のホールクロップ用作物を引き起こすための突起付きの引起しチェーン8が、その側方に突出した状態で装着されている。本実施形態では、両端の分草板7と、その内側の分草板7との間に、補助分草板9が配設されている。また、各分割部6の下端部には、ホールクロップ用作物を、その下端の株元で刈り取るための刈刃(図示せず)が設けられており、更に、該刈刃により株元で刈り取られた多数株のホールクロップ茎桿Rを機体1の前方右方から左斜上方に搬送する茎桿搬送装置(後述の3種類の各コンベア11,12,13で構成される搬送装置)に順次搬送する搬送装置(図示せず)が設けられている。
また、刈取・搬送装置Aには、前記刈刃により株元で刈り取られたホールクロップ茎桿Rを斜左後上方に搬送するための上部、中央部、及び下部の3種類の各コンベア11,12,13が、機体1の右側から左側にわたってそれぞれ設けられている。また、中央部と下部の各コンベア12,13の上端部には、その上端部に達したホールクロップ茎桿Rの中央部と株元部とを保持するための保持アーム12a,13aが斜側方であって、しかも斜下方に向けてそれぞれ設けられている。
このため、機体1の前進により、各分草板7及び各補助分草板9により分草された各株列のホールクロップ用作物は、引起しチェーン8により起立姿勢に引き起こされながら、その株元が刈刃で刈り取られた後に、前記各コンベア11,12,13により、ホールクロップ茎桿Rの穂先部Ra、中央部Rc、及び株元部Rbがそれぞれ支持された状態で、機体1の斜左後上方に搬送され、その搬送途中において、ホールクロップ茎桿Rの姿勢が起立姿勢から水平姿勢に徐々に変化させられて、茎桿中央寄せ装置Bに送り込まれる。
次に、図1ないし図4を参照して、刈取・搬送装置Aにより、その上昇端まで搬送されてきたホールクロップ茎桿Rを、機体1の進行方向Qに対して略直交した姿勢を保持させて機体1の幅方向の中央部に寄せながら、茎桿細断装置Cの部分まで搬送するための茎桿中央寄せ装置Bについて説明する。この茎桿中央寄せ装置Bは、ホールクロップ茎桿Rの中央部Rcを引っ掛けて搬送するための第1コンベア14と、その穀実部に近い部分を引っ掛けて搬送するための第2コンベア15とが所定間隔をおいて機体1の斜右後方であって、しかも斜上方に向けて配設された構成である。第1コンベア14は、垂直に配した鎖歯車支持板16の内側面に取付けられた複数個の鎖歯車17a〜17dと、前記鎖歯車支持板16の上方に配置されたテンション調整用の鎖歯車17eとの間に第1無端鎖18が掛装され、該第1無端鎖18の下方走行部の直下に支持バー19が、該下方走行部と平行に配設された構成である。鎖歯車支持板16の入口部は、斜上方に向けて折り曲げられ、前記支持バー19の入口側は、斜下方に向けて折り曲げられ、鎖歯車支持板16と支持バー19の各折曲げ部により、ホールクロップ茎桿Rの入口部21が形成される。支持バー19は、その下方に配設された複数の圧縮バネ22の復元力により、前記第1無端鎖18の下方走行部の側に付勢されて、両者の間において、ホールクロップ茎桿Rの中央部Rcを確実に引っ掛けて搬送可能な構造にしてある。第1無端鎖18を構成する多数の鎖リンクには、所定間隔をおいてホールクロップ茎桿Rを押え付けるための押付け突起18a(図4参照)が設けられている。この第1コンベア14においては、鎖歯車支持板16に支持された複数個の鎖歯車17a〜17dのうち、機体1を基準にして最も後端に支持されている鎖歯車17aが駆動鎖歯車となっていて、第1無端鎖18は、その張側において、ホールクロップ茎桿Rの株元部Rbに近い部分を確実に引っ掛けて搬送する構造になっている。
また、図3及び図4に示されるように、ホールクロップ茎桿Rの穂先部Raに近い部分を引っ掛けて搬送するための第2コンベア15は、2本の連結筒23を介して前記第1コンベア14に対してこれと平行に連結されており、フレーム24の前後に支持された各鎖歯車25a,25bに第2無端鎖26が掛装された構成である。この第2無端鎖26には、所定ピッチをおいて多数の突起体26aが取付けられていて、その下方走行部において、直下に配された茎桿支持板27との間で、ホールクロップ茎桿Rの穂先部Raに近い部分を引っ掛けて、該茎桿Rを搬送する構成である。ホールクロップ茎桿Rの搬送時には、第2無端鎖26の突起体26aは、束状となったホールクロップ茎桿Rの内部に入り込むために、その搬送が確実に行われる。また、第2コンベア15を構成する鎖歯車25aの支持軸28は、前記第1コンベア14を構成する鎖歯車17bのそれと共通になっていて、機体1を基準にして後方に配置された鎖歯車25aが駆動鎖歯車となっているために、第2コンベア15においても、その下方走行部が張側となって、ホールクロップ茎桿Rの搬送を確実にしている。
また、第1及び第2の各コンベア14,15は、1本のステー29(図2参照)を介して機体1に支持されている。また、図11の動力伝達系統図に示されるように、茎桿細断装置Cを構成する後述の後側の主ディスクカッター36のカッター軸33の回転力が第4伝動軸S4 、ユニバーサルジョイント31及び第5伝動軸S5 を介して前記支持軸28に伝達されて、茎桿中央寄せ装置Bを構成する第1及び第2の各コンベア14,15の各無端鎖18,26が同一方向に周回するように駆動される。
次に、図1、図2、図5ないし図9を参照して、本発明に係る茎桿細断装置C、撹拌混合装置Dについて説明する。茎桿細断装置Cは、一対のカッター軸32,33のうち一方のカッター軸32に、一対一組となった多数組の補助ディスクカッター34,35が所定ピッチ(2P)で取付けられ、しかも相隣接する二組の補助ディスクカッター34,35のうち、相隣接する一方の組の補助ディスクカッター34と他方の組の補助ディスクカッター35の間隔が前記ピッチ(2P)の半分(P)となっていると共に、他方のカッター軸33に、多数枚の主ディスクカッター36がピッチPで取付けられて、主ディスクカッター36の先端部が、一対一組の補助ディスクカッター34,35の間に入り込んだ構成である。実施形態では、一対一組の補助ディスクカッター34,35の間隔は、隣接する別の組の補助ディスクカッター34,35との間隔の2倍となっている。このため、一対一組の補助ディスクカッター34,35に対して二枚の主ディスクカッター36が配置される構成となって、ホールクロップ茎桿Rが切断された茎桿切断片R’の長さは、一対一組の補助ディスクカッター34,35の各組のピッチを同一にした場合には半分となり、更に、一対一組の補助ディスクカッター34,35の各組のピッチを小さくすることにより、一対一組の補助ディスクカッター34,35に対して一枚の主ディスクカッター36が配置された従来の茎桿切断装置C’に比較して遥かに短くなる(図6参照)。一対のカッター軸32,33は、互いに内側を向けて回転する方向に逆回転し、茎桿中央寄せ装置Bの後端部から一対のカッター軸32,33の間に落下したホールクロップ茎桿Rは、多数枚の主ディスクカッター36と一対一組となった多数組の補助ディスクカッター34,35とによって、前記ピッチPに対応する長さの茎桿切断片R’に切断される。本発明の茎桿細断装置Cによれば、前記ピッチPを小さくすることにより、茎桿切断片R’の長さは、約30mmであって、後述のネット66により「バラける」ことなく包装可能な14mm程度の長さで切断することも可能である。
また、撹拌混合装置Dは、図1、図7ないし図9に示されるように、左右一対の羽根付円盤体W1 ,W2 が前記茎桿細断装置Cのほぼ直下であって、しかも機体1の幅方向に沿って所定間隔をおいて垂直回転軸37を中心に回転可能に配設された構成である。各羽根付円盤体W1 ,W2 は、垂直回転軸37を中心に回転する回転円盤38の上面に複数枚(実施形態では4枚)の撹拌羽根39がほぼ半径方向に沿って取付けられたもので、茎桿Rの穂先側のほぼ直下に配設される羽根付円盤体W1 は、茎桿Rの株元側のほぼ直下に配設される羽根付円盤体W2 よりも高い位置に配置されている。また、図8に示されるように、回転円盤38の下方に水平に支持された駆動軸41には、一対の傘歯車42a,42bが互いに外側を向いて取付けられ、各傘歯車42a,42bと、各羽根付円盤体W1 ,W2 の垂直回転軸37の下端部に取付けられた各傘歯車43a,43bとが互いに噛合している。このため、一対の羽根付円盤体W1 ,W2 の各回転円盤38は、直上の茎桿細断装置Cにより切断されて落下した茎桿切断片R’が、各回転円盤38の内側において機体1の後方に向けて放てきされるように、互いに逆回転するようになっている。
また、各羽根付円盤体W1 ,W2 が配置されている部分よりも機体1の前方には、傾斜壁板44が設けられ、当該傾斜壁板44から各羽根付円盤体W1 ,W2 が配設された部分の底板45a,45bに至る部分における左右の各羽根付円盤体W1 ,W2 の間には、ほぼ直上の茎桿細断装置Cにより短く切断された茎桿切断片R’を左右に分離させるための分離突起体60が設けられていて、機体1のほぼ中央部から左右の各羽根付円盤体W1 ,W2 の間に落下しようとする茎桿切断片R’は、左右方向に強制的に落下経路を変更させられて、各羽根付円盤体W1 ,W2 のいずれかの部分に達するようになっている。
このため、直上の茎桿細断装置Cによりホールクロップ茎桿Rが短く切断された各茎桿切断片R’は、直下のいずれかの羽根付円盤体W1 ,W2 の回転円盤38の上面に落下した後に、互いに逆回転する各羽根付円盤体W1 ,W2 の回転により、当該各羽根付円盤体W1 ,W2 の内側において機体1の後方に向けて茎桿切断片R’が放てきされると共に、各羽根付円盤体W1 ,W2 の内側を含めて全ての部位において茎桿切断片R’は当該羽根付円盤体W1 ,W2 の半径方向に向けて放てきされるため、ホールクロップ茎桿Rの穂先部Raと株元部Rbの各茎桿切断片R’が良好に混合された状態で、ロールベール成形装置Fの側に向けて搬送される。また、茎桿切断片R’の穂先側の羽根付円盤体W1 が株元側の羽根付円盤体W2 よりも高い位置に配設されているため、穂先側と株元側の各茎桿切断片R’が撹拌混合されて所定厚の層状となってロールベール成形装置Fに向けて搬送される際に、機体の幅方向に沿っては、穂先側と株元側の各茎桿切断片R’が均一に存在していると共に、厚さ方向に沿っては、上側程、穂先側の茎桿切断片R’が存在する割合が高くなるため、ロールベール成形装置Fによりロール状に成形される際に、穂先側が内側に配置され易くなり、梱包時において穂先側の茎桿切断片R’がこぼれ落ちるロスが少なくなる。
また、図9に示されるように、左右一対の羽根付円盤体W1 ,W2 で構成される撹拌混合装置Dにより穂先側と株元側の各茎桿切断片R’が上記のようにして撹拌混合された茎桿切断片R’は、層状となって茎桿切断片搬送装置であるコンベア装置Eによって、ロールベール成形装置Fの梱包成形室54の投入口64まで搬送され、当該投入口64から梱包成形室54内に投入される。コンベア装置Eは、ロールベール成形装置Fの投入口64の下端部に配設されたボトムローラ46が駆動ローラとなって、当該ボトムローラ46と、撹拌混合装置Dの僅かに下流側に配設された第1フリーローラ47と、前記ボトムローラ46の僅かに上流側であって、しかも僅かに高い部分に配設された第2フリーローラ48との間に無端ベルト49が掛装された構成である。なお、図7及び図9において、50は、撹拌混合装置Dの各底板45a,45bと搬送コンベア装置Eとの間に傾斜して設けられた滑り板を示す。
また、ロールベール成形装置Fは、図1に示されるように、機体1に固定された前部チャンバー51と、開閉シリンダ52の作用によって、当該前部チャンバー51の後上端部に開閉可能にヒンジ連結された後部チャンバー53とを有していて、後部チャンバー53を閉じた状態では、前部及び後部の両チャンバー51,53によって、全体が一つのチャンバー(部屋)が形成される。なお、前記梱包成形室54は、前記環状走行路を走行する多数本の成形バー55と、これらの成形バー55で囲まれる部分において相対向して配置される各チャンバー51,53の両側壁51a,53aとで形成される部分である。
また、図9及び図10に示されるように、各チャンバー51,53の両側壁51a,53aの内側には、多数の鎖歯車61a〜61fが対向して支持されていると共に、前記両側壁51a,53aの内側には、円弧状をしたガイド板62が両側壁51a,53aに跨がった状態で対向して取付けられている。ガイド板62は、両側壁51a,53aの部分で分断されている。多数本の成形バー55の両端部は、無端状の鎖63に連結されて、多数本の成形バー55の両端の各鎖63は、前記各鎖歯車61a〜61fに掛装されていると共に、その内側において前記ガイド板62に案内支持されている。これにより、無端状に連結された多数本の成形バー55は、前部及び後部の両チャンバー51,53に跨がった状態で、一部が欠落された環状走行路を周回走行する。環状走行路の欠落部が茎桿切断片R’の投入口64となっている。なお、図1及び図9において、Gは、成形されたロールベールVを結束するためのネット66を繰り出すネット繰出装置を示し、67は、ロールベールVに対してネットを巻回した原反ネットロールを示し、56は、梱包成形室54の投入口64の上端部に配置されたトップローラを示す。
次に、図11を参照して、動力伝達系統について簡単に説明する。機体1に搭載したエンジン71により油圧モータ72が駆動され、この油圧モータ72により第1伝動軸S1 が回転されると共に、第1伝動軸S1 は、ミッション73の入力軸となっていて、その出力軸である第2伝動軸S2 の動力が鎖歯車機構によりロールベール成形装置Fの鎖歯車61aを取付けた鎖歯車軸74に伝達され、当該鎖歯車軸74の動力は歯車機構を介して搬送コンベア装置Eを構成するボトムローラ46に伝達される。第2伝動軸S2 の動力は、鎖歯車機構を介して撹拌混合装置Dの駆動軸41に伝達されて、各羽根付円盤体W1 ,W2 の回転円盤38を回転させる。また、第1伝動軸S1 の動力は、鎖歯車機構を介して茎桿細断装置Cのカッター軸33に伝達され、当該カッター軸33の動力は、歯車機構及び第3伝動軸S3 を介してカッター軸32に伝達されて、茎桿細断装置Cを構成する各カッター軸32,33を互いに逆方向に回転させる。更に、茎桿細断装置Cのカッター軸33の動力は、茎桿中央寄せ装置Bに伝達されて当該装置Bを駆動させることは上述した通りである。
そして、図9及び図10に示されるように、後部チャンバー53を閉じた状態では、無端状に連結された多数本の成形バー55は、前部及び後部の両チャンバー51,53に跨がった状態で、一部が欠落された環状走行路を周回走行し、搬送コンベア装置Eによって梱包成形室54内に送り込まれた茎桿切断片R’は、周方向に連れ回りされながら、その体積が徐々に増大され、該梱包成形室54内に茎桿切断片R’が充満されると、ロール状に梱包成形された茎桿切断片R’は、その半径方向及び軸方向の双方に沿って圧縮されて、強く締め付けられたロールベールV(図1参照)となる。搬送コンベア装置Eでロールベール成形装置Fの投入口64に向けて搬送される茎桿切断片R’は、第1及び第2の各フリーローラ47,48の間では、斜上方に向けて搬送されると共に、第2フリーローラ48とボトムローラ46との間では、斜下方に向けて搬送されて搬送端であるボトムローラ46の部分から投入口64を通って梱包成形室54に投入されるため、茎桿切断片R’の投入が円滑に行われる。
また、本発明では、茎桿細断装置Cによって茎桿切断片R’は、30mm程度の短い寸法に切断されているのに加えて、撹拌混合装置Dによって、機体1の幅方向に沿っては穂先側と株元側の各茎桿切断片R’が良好に混合されると共に、茎桿切断片R’の厚さ方向に沿っては穂先側が上側となるように混合されていて、搬送コンベア装置Eによって、穂先側が上側となった状態を維持したまま搬送されて、ロールベール成形装置Fの投入口64から内部の梱包成形室54に投入されてロール状に梱包成形されるため、穂先側の茎桿切断片R’が内側となった状態で配置される。よって、穂先側の茎桿切断片R’が最外周に配置されなくなって、ロールベールVの最外周部からの穂先側の茎桿切断片R’の「こぼれ落ち」がなくなる。
そして、梱包成形後においては、ネット繰出装置Gが作動して、成形を終えたロールベールVの回転と同期してネット66が繰り出されて、ロールベールVの外周部がネット66により巻回された後に、開閉シリンダ52によって後部チャンバー53が上方に回動することにより、ロールベールVは、その後方の支えを失って、後方に転動して排出される。ロールベールVを成形している茎桿切断片R’は短くて、ロールベールVの両端部(両側部)及び最外周部において、茎桿切断片R’が「バラけ」易いが、ロールベールVの外周部がネット66で巻回されているために、前記「バラけ」を防止できる。このようにして、ロールベール成形装置Fから排出されたネット66で巻回済のロールベールVは、その全周を更にラップフィルムで巻回された状態で、サイロ内に密封貯蔵して、サイレージとしている。
本発明に係る自走細断型ホールクロップ収穫機の右側面図である。 同じく平面図である。 茎桿中央寄せ装置Bを構成する第1及び第2の各コンベア14,15の各側面図である。 図2のX−X線拡大断面図である。 本発明に係る茎桿細断装置Cの平面図である。 (イ),(ロ)は、それぞれ本発明に係る茎桿細断装置C、及び従来の茎桿切断装置C’の部分拡大平面図である。 本発明に係る撹拌混合装置Dの平面図である。 本発明に係る茎桿細断装置Cと撹拌混合装置Dの横断面図である。 本発明に係る茎桿細断装置Cからロールベール成形装置Fに至る部分の模式的縦断面図である。 ロールベール成形装置Fの部分斜視図である。 本発明に係る自走細断型ホールクロップ収穫機の動力伝達系統図である。 (イ),(ロ)は、従来の茎桿切断装置C’及び撹拌混合装置D’の部分の右側面図、及び横断面図である。
符号の説明
A:刈取・搬送装置
B:茎桿中央寄せ装置
C:茎桿細断装置(茎桿切断装置)
D:撹拌混合装置
E:搬送コンベア装置(茎桿切断片搬送装置)
F:ロールベール成形装置
G:ネット繰出装置(結束部材繰出装置)
P:主ディスクカッターの取付ピッチ
R:ホールクロップ茎桿
R’:茎桿切断片
Ra:茎桿切断片の穂先部
Rb:茎桿切断片の株元部
Rc:茎桿切断片の中央部
V:ロールベール
1:機体
32,33:カッター軸
34,35:補助ディスクカッター
36:主ディスクカッター
37:垂直回転軸
38:回転円盤
39:撹拌羽根
66:ネット
67:原反ネットロール

Claims (6)

  1. 圃場のホールクロップ用作物を株元で刈り取ったホールクロップ茎桿を機体の斜左後上方に搬送する刈取・搬送装置と、当該刈取・搬送装置による搬送と継続して、株側を把持して前記茎桿を機体の進行方向に対して略直交するように整列させて機体の斜右後方に搬送して中央寄せさせるための茎桿中央寄せ装置と、対向配置された一対のカッター軸に、主ディスクカッターと一対一組となった補助ディスクカッターとがそれぞれ取付けられて、前記茎桿中央寄せ装置の終端部で落下した茎桿を短く切断するための茎桿切断装置と、当該茎桿切断装置の直下に配設されて、短く切断された穂先側と株元側の各茎桿切断片を撹拌混合させるための撹拌混合装置と、当該撹拌混合装置で混合された各茎桿切断片を機体後方に向けて搬送する茎桿切断片搬送装置と、当該茎桿切断片搬送装置から投入された茎桿切断片をロール状に成形するためのロールベール成形装置と、成形されたロールベールの外周を結束する結束部材を繰出すための結束部材繰出装置とを備えた自走型のホールクロップ収穫機であって、
    前記茎桿切断装置は、一方のカッター軸に、他方のカッター軸に取付けられた一対一組の補助ディスクカッターに対して二枚の主ディスクカッターを取付けた構成であり、前記結束部材繰出装置は、原反ネットロールからネットが繰り出されるネット繰出装置であることを特徴とする自走細断型ホールクロップ収穫機。
  2. 圃場のホールクロップ用作物を株元で刈り取ったホールクロップ茎桿を機体の斜左後上方に搬送する刈取・搬送装置と、当該刈取・搬送装置による搬送と継続して、株側を把持して前記茎桿を機体の進行方向に対して略直交するように整列させて機体の斜右後方に搬送して中央寄せさせるための茎桿中央寄せ装置と、対向配置された一対のカッター軸に、主ディスクカッターと一対一組となった補助ディスクカッターとがそれぞれ取付けられて、前記茎桿中央寄せ装置の終端部で落下した茎桿を短く切断するための茎桿切断装置と、当該茎桿切断装置の直下に配設されて、短く切断された穂先側と株元側の各茎桿切断片を撹拌混合させるための撹拌混合装置と、当該撹拌混合装置で混合された各茎桿切断片を機体後方に向けて搬送する茎桿切断片搬送装置と、当該茎桿切断片搬送装置から投入された茎桿切断片をロール状に成形するためのロールベール成形装置とを備えたホールクロップ用ロールベーラであって、
    前記撹拌混合装置は、上面に羽根を備えた一対の羽根付円盤体が機体の幅方向に所定間隔をおいて配設されて、前記一対の羽根付円盤体は、直上の茎桿切断装置により切断されて落下した茎桿切断片が、当該各羽根付円盤体の内側において機体の後方に向けて放てきされるように、互いに逆回転する構成であることを特徴とする自走細断型ホールクロップ収穫機。
  3. 前記撹拌混合装置を構成する一対の羽根付円盤体は、茎桿切断片の穂先側の羽根付円盤体が株元側の羽根付円盤体よりも高い位置に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の自走細断型ホールクロップ収穫機。
  4. 前記茎桿切断片搬送装置は、コンベア装置で構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の自走細断型ホールクロップ収穫機。
  5. 前記茎桿切断装置は、一方のカッター軸に、他方のカッター軸に取付けられた一対一組の補助ディスクカッターに対して二枚の主ディスクカッターを取付けた構成であることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の自走細断型ホールクロップ収穫機。
  6. 原反ネットロールからネットが繰り出されるネット繰出装置を備えていることを特徴とする請求項5に記載の自走細断型ホールクロップ収穫機。
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