JP4362184B2 - ホールクロップ用ロールベーラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圃場のホールクロップ用作物を刈り取って、そのままロールベールに梱包成形可能なロールベーラに関するものであり、更に詳しくは、刈り取られたクロップ茎桿の株元から穂先に至る各部分の茎桿切断片を均一に混合して、ロールベールの梱包品質(サイレージ品質)を高めたホールクロップ用ロールベーラに関するものである。なお、本明細書において、「クロップ茎桿」とは、圃場に生えているホールクロップ用の作物を株元の部分で刈り取った状態のものを示す。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、特願平10−267298号として、ホールクロップ用ロールベーラの出願を行った。この出願に係るロールベーラは、圃場のホールクロップ用作物を株元で刈り取って、そのクロップ茎桿を機体の幅方向の中央部に集めた状態で、同量ずつ連続して、正面視で機体の斜後上方であり、しかも平面視で斜左後方に搬送するための刈取・搬送装置と、該刈取・搬送装置により機体の斜後上方に搬送された前記クロップ茎桿を、平面視で機体の斜右後方に向けて継続搬送して中央寄せさせるための茎桿中央寄せ装置と、該茎桿中央寄せ装置の終端から連続して落下させられる前記クロップ茎桿を短く切断するための茎桿切断装置と、送込み装置によりロールベール成形室内に送り込まれるクロップ茎桿の切断片を短円柱状(ロール状)のロールベールに成形するためのロールベーラ装置とを備えたものである。
【0003】
ここで、上記出願に係るロールベーラを構成する刈取・搬送装置は、自脱コンバインのそれと同一構成であって、株元で刈り取られたクロップ茎桿の株元部(又は穂先部)の位置を一定方向に向けたままの姿勢で搬送され、その後に茎桿切断装置により短く切断させて、そのまま後方のロールベーラ装置まで搬送されて、短円柱状のロールベールに梱包成形している。よって、クロップ茎桿を短く切断した茎桿切断片の株元部から穂先部に至る各部分の茎桿切断片の混合状態は良好とはならない(株元側又は穂先側の茎桿切断片が一方側に集まり易い)。これを防止するために、切断装置とロールベーラ装置との間にオーガ装置を配設して、搬送途中の茎桿切断片を、搬送方向と直交する方向(機体の幅方向)に適宜移送させて、クロップ茎桿の各部分の切断片を適宜に混合させる工夫はなされているが、搬送途中の茎桿切断片を、搬送方向と直交する方向に移送させるのみでは、クロップ茎桿の切断片は、十分に混合されない。
【0004】
また、上記ロールベーラによって、短く切断された茎桿切断片を短円柱状に成形したロールベールは、その全体をフィルムによって密封梱包して、一定期間保存させることにより醗酵させて、サイレージ(醗酵飼料)としている。ここで、クロップ茎桿の株元部と穂先部とでは、醗酵品質が異なるために、各部分の茎桿切断片が良好に混合されていない場合には、サイレージとしての品質が不揃いとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、ホールクロップ用作物を刈り取ったクロップ茎桿の株元部から穂先部に至る各部分を短く切断した茎桿切断片の混合状態を良好にしてロールベールを成形することにより、ロールベールの梱包品質(サイレージ品質)を高められるホールクロップ用ロールベーラの提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、圃場のホールクロップ用作物を、その株元で切断したクロップ茎桿を更に短く切断して、その茎桿切断片を短円柱状のロールベールに成形するためのホールクロップ用ロールベーラであって、前記ホールクロップ用作物を回転リールの作用によりレシプロ刈刃の側に寄せて、該刈刃で前記作物を株元で切断したクロップ茎桿をプラットホームオーガにより機体の横方向の特定部分に搬送して、上方搬送コンベアにより機体の斜後上方に搬送させるための刈取・搬送装置と、前記刈取・搬送装置により刈り取られて、機体の斜後上方に搬送されたクロップ茎桿が更に機体後方に向けて搬送される途中において、該クロップ茎桿を短く切断するための茎桿切断装置と、前記刈取・搬送装置の上方搬送コンベアと前記茎桿切断装置との間に配設されて、該茎桿切断装置に送り込まれるクロップ茎桿を幅方向に拡散させて、その幅を広げるための拡散オーガと、前記茎桿切断装置により切断されて、送込み装置によりロールベール成形室に送り込まれた茎桿切断片を短円柱状のロールベールに梱包成形するためのロールベーラ装置とを備え、前記刈取・搬送装置、拡散オーガ、茎桿切断装置及びロールベーラ装置は、この順序で機体の前部から後方に向けて配設され、前記拡散オーガ、茎桿切断装置及びロールベーラ装置の各作用幅は、前記刈取・搬送装置を構成する上方搬送コンベアの作用幅よりも広いことを、その特徴としている。
【0007】
請求項1の発明に係るロールベーラを構成する刈取・搬送装置は、直流(汎用)コンバインのそれと同一構成となっていて、立毛及び倒伏のいずれの状態のホールクロップ用作物も、回転リールによりレシプロ刈刃の側に寄せて、該刈刃により前記作物が株元で切断されてクロップ茎桿となり、該クロップ茎桿は、プラットホームオーガにより機体の横方向に搬送されて特定部分に集められ、そのまま上方搬送コンベアにより機体の斜後上方に搬送される。このため、上方搬送コンベアにより連続して機体の斜後上方に搬送されるクロップ茎桿の株元部、或いは穂先部の方向、即ち搬送姿勢については、個々のクロップ茎桿によってバラバラになっていて、その搬送姿勢は、定まっていない。
【0008】
このように、クロップ茎桿は、刈取・搬送装置を構成する上方搬送コンベアにより、その搬送姿勢がバラバラとなって機体後方に搬送された後に、前記上方搬送コンベアと茎桿切断装置との間に配設されて、該上方搬送コンベアよりも作用幅の広い拡散オーガにより前記クロップ茎桿は、切断前に機体の幅方向に移送・拡散されることにより、その幅が広げられる。このようにして、幅が広げられたクロップ茎桿は、茎桿切断装置によって短く切断されて茎桿切断片となって、ロールベール成形室に送り込まれて、短円柱状のロールベールに成形される。このように、ホールクロップ用作物が株元で切断されたクロップ茎桿は、切断前に拡散オーガにより幅が広げられた状態で茎桿切断装置により短く切断されて、株元から穂先に至る各部分が均一に混合され、このような状態の茎桿切断片がロールベーラ装置によって短円柱状のロールベールに梱包成形されるので、ロールベールの梱包品質が高められて、これを保存醗酵させた後のサイレージの品質が高まる。
【0009】
また、請求項2の発明では、前記刈取・搬送装置の上方搬送コンベアと拡散オーガとの間に、前記上方搬送コンベアにより機体の上部まで搬送されたクロップ茎桿を機体の斜後下方に搬送させるための下方搬送コンベアが配設され、請求項3の発明では、前記刈取・搬送装置の上方搬送コンベアとの間に、前記上方搬送コンベアによって斜後上方に向けて放てきされたクロップ茎桿を衝突落下させるための茎桿衝突板が機体の斜後下方に向けて配設されているので、前記上方搬送コンベアの上端部においてクロップ茎桿を機体の後方にスムーズに搬送できる。
更に、請求項4の発明のように、刈取・搬送装置を構成する上方搬送コンベアを除く当該刈取・搬送装置の主要部は、機体に対して取外し可能に装着されていて、前記刈取・搬送装置の主要部に替えて、該刈取・搬送装置に装備されたプラットホームオーガとほぼ同一構成のオーガを備えていて、圃場に散在している排わら類を拾い上げて、機体の後方に搬送させるための拾上げ搬送装置が装着可能になっている場合には、本発明に係るホールクロップ用ロールベーラを使用して、圃場に散在している排わら類を拾い上げて、機体後方に搬送させて、最後部に配設されたロールベーラ装置によって、前記排わら類を短円柱状に梱包成形できる。これにより、本発明に係るホールクロップ用ロールベーラの用途が拡大される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るホールクロップ用ロールベーラの全体側面図であり、図2は、同じく全体平面図であり、図3は、同じく動力伝達機構を含めて表示した展開図である。最初に、ロールベーラの全体構成について簡単に説明し、その後に、各部分について、順次詳細に説明する。本実施例のロールベーラは、圃場の稲ホールクロップ等のホールクロップ用作物を回転リール1の作用によりレシプロ刈刃2の側に寄せて、該刈刃2で前記作物を株元で切断したクロップ茎桿Rをプラットホームオーガ3により機体4の横方向の特定部分に搬送して、爪付きの上方搬送コンベア5により機体4の斜後上方に搬送させるための刈取・搬送装置Aと、該刈取・搬送装置Aにより、機体4の斜後上方まで搬送されたクロップ茎桿Rを機体4の斜後下方に向けて搬送させるための下方搬送コンベアBと、該下方搬送コンベアBにより機体4の後方に向けて搬送されてきたクロップ茎桿Rを幅方向に拡散させるための拡散オーガCと、該拡散オーガCにより機体4の幅方向に拡散されたクロップ茎桿Rを後述のロールベール成形室Fに送り込む直前に、該クロップ茎桿Rを短く切断して茎桿切断片R’にするための送込み装置を兼用した茎桿切断装置Dと、該送込み装置を兼用した茎桿切断装置Dによりロールベール成形室Fに送り込まれた茎桿切断片R’を短円柱状のロールベールVに梱包成形するためのロールベーラ装置Eとを備え、これらの各装置が上記順序で機体4に装着された構成である。
【0011】
また、機体4には、左右一対のゴムクローラ6が設けられていて、各ゴムクローラ6の周回走行によって、機体4は、前進及び後退、並びに旋回を行う。前記刈取・搬送装置Aは、機体4の前部に配設され、前記下方搬送コンベアB及び前記拡散オーガCは、機体4の前部の左半分の部分に配設され、その右半分の部分には、運転席ユニット7が配設されている。また、機体4における運転席ユニット7の斜左後方には、ロールベーラ装置Eが配設され、機体4におけるロールベーラ装置Eの側方の空所には、バッテリー8,燃料タンク9及び工具箱11が配置されている。そして、図2に示されるように、ロールベーラ装置Eの幅W1 は、刈取・搬送装置Aを構成する上方搬送コンベア5の幅W2 よりも広くなっている。なお、図3において、W'1,W'2は、それぞれロールベーラ装置E及び上方搬送コンベア5の作用幅を示す。
【0012】
また、前記刈取・搬送装置Aは、直流(汎用)コンバインのそれとほぼ同一構成であって、回動シリンダ10の作用によって、その全体が支点軸(側面視において上方搬送コンベア5の上部プーリーの軸心と一致している)30を中心にして垂直面内において回動可能なように前記機体4に支持されている。また、機体4の前部両端に設けられた左右一対のデバイダ12の間に、該機体4の幅方向に沿って配設されて、圃場のホールクロップ用作物を機体4の後方に寄せるためのリール1と、機体4の前部に前記リール1の全長に亘って設けられて、機体4の後方に寄せられたホールクロップ用作物を、その株元の部分で切断するためのレシプロ刈刃2と、該レシプロ刈刃2で株元を切断されたクロップ茎桿Rを機体4のほぼ左半分の部分に寄せ集めて、機体4の斜後上方に送り込むためのプラットホームオーガ3と、該オーガ3によって機体4の前部において斜後上方に送り込まれたクロップ茎桿Rを、そのまま同方向に搬送させるための爪付きの上方搬送コンベア5とを備えている。また、上記刈取・搬送装置Aにおいて、その上方搬送コンベア5を除く残りの部分は、全て取り外し可能となっている。なお、図1において、20は、上方搬送コンベアの上方走行部と対向して配置された上方搬送板を示す。
【0013】
上記刈取・搬送装置Aにおいて、リール1は、側面視において多角形状をしていて、各コーナー部には、ホールクロップ用作物を寄せ易くするためのタイン13がそれぞれ取付けられている。また、リール1は、その全体がリール昇降シリンダ14により機体4に対して昇降可能に取付けられている。また、図2及び図3に示されるように、プラットホームオーガ3の右半分の部分と左端部とには、これらの部分に寄せられたホールクロップ用作物を両側から搬送させて、寄せ集めるための螺旋羽根15a,15bが取付けられている。また、図1に示されるように、前記オーガ3における螺旋羽根15a,15bが設けられていない部分の外周面には、該オーガ3の軸心に対して偏心回転する偏心軸16に取付けられた多数本の掻寄せ爪17が出入りする構成となっている。これにより、リール1により機体4の側に寄せられた圃場のホールクロップ用作物は、レシプロ刈刃2により株元で切断されて倒されて、クロップ茎桿Rとなった後に、該クロップ茎桿Rは、プラットホームオーガ3の各螺旋羽根15a,15bにより左右の両側(図3で矢印P,P’で示してある)から、該オーガ3における螺旋羽根15a,15bが取付けられていない部分(オーガ3の左半分の一部)に集められた後に、該オーガ3の略左半分の部分に出入自在に設けられている多数本の掻寄せ爪17により機体4の斜後上方に送り込まれ、引き続いて、爪付きの上方搬送コンベア5により更に同方向に搬送される。上記した各作用によって、圃場のホールクロップ用作物が株元で切断されて、機体4の斜後上方に向けて搬送される際には、そのクロップ茎桿Rの株元、或いは穂先の位置はバラバラになっている。即ち、機体4の斜後上方に向けてのクロップ茎桿Rの搬送姿勢は、全く不規則となっている。
【0014】
また、図1ないし図3において、刈取・搬送装置Aを構成する上方搬送コンベア5とロールベーラ装置Eとの間には、下方搬送コンベアB、拡散オーガC及び送込み装置を兼用した茎桿切断装置Dが、機体4の後方に向けて上記順序で配設されており、これらの各装置B,C,Dの幅は、ロールベーラ装置Eの幅W1 に対応して、これとほぼ同一となっていて、前記上方搬送コンベア5の幅W2 よりも広くなっている。前記各装置B,C,Dは、後述のフロントチャンバー35の底部を構成する搬送板18の上方に配設されていて、搬送板18における機体4の斜後下方に向けて急傾斜した部分の上半部及びその斜前上方に向けた延長部には、下方搬送コンベアBが前記上方搬送コンベア5と接続して配設され、前記搬送板18の前記急傾斜部の下端部には、拡散オーガCが配設され、前記搬送板18の最も低い部分には、送込み装置を兼用した茎桿切断装置Dが配設されている。なお、図3において、ロールベーラを構成する刈取・搬送装置Aを除く、他の下方搬送コンベアB、拡散オーガC、茎桿切断装置D及びロールベーラ装置Eの各装置をまとめてロールベーラ側装置Uとして図示してある。
【0015】
また、前記拡散オーガCは、全長に亘って一方向の螺旋羽根19を備えたものであって、幅W2 の上方搬送コンベア5から幅W1 の下方搬送コンベアBにクロップ茎桿Rが搬送されることに対応して、搬送中のクロップ茎桿Rを右方向Qに向けて移送・拡散させて、その幅を広くするための装置である。即ち、幅W2 の上方搬送コンベア5と、幅W1 のロールベーラ側装置Uの左端の位置は同一であるが、その右端の位置が異なっているために、前記拡散オーガCによって、搬送中のクロップ茎桿Rを機体4の右方向Qに拡散させて、その幅を広くさせ、併せて、搬送中のクロップ茎桿Rを良好に混合させ、その株元又は穂先の配置を一層不規則(バラバラ)にしている。
【0016】
引き続いて、送込み装置を兼用した茎桿切断装置Dについて説明する。図4は、茎桿切断装置Dの部分の拡大側面図であり、図5は、二枚一組となった切断ロータ21が回転方向に沿って位相をずらして配置されている状態を示す側面図であり、図6は、図4のX矢視図であり、図7は、ナイフ23、及びその安全装置25を主体に示す部分拡大平面図である。図4〜図7において、二枚一組となった多数組の切断ロータ21は、回転中におけるロータ軸22の負荷を均等にすべく、その回転方向に沿って位相を順次ずらして前記ロータ軸22に取付けられていて、各組の切断ロータ21の間隔L1 は、一組となった二枚の切断ロータ21の間隔L2 よりも遙に小さくなっていて、各組の切断ロータ21の間に、それぞれナイフ23が退避可能となって入り込んでいる。
【0017】
即ち、ナイフ23は、切断ロータ21のロータ軸22よりも下方に配置されて、その基端部がナイフ回動軸24に回動可能に支持されていると共に、ナイフ安全装置25によって、切断位置から退避可能となっている。ナイフ安全装置25は、安全装置回動支点軸26に対して回動可能に支持された筒体27と、該筒体27に出入り可能に支持されて、その先端部がナイフ23の中央部に連結ピン28を介して回動可能に支持されたロッド29と、該ロッド29を突出方向に付勢させるために、その外側であって、しかも前記筒体27の先端面と前記連結ピン28との間に嵌装された圧縮バネ31とで構成される。このナイフ安全装置25によって、切断ロータ21とナイフ23との間に大量のクロップ茎桿R、石類等が入り込んで、その切断抵抗が過大となった場合等において、図4で2点鎖線で示されるように、該ナイフ23を切断位置から退避させると同時に、通常の切断抵抗となった場合には、ナイフ23は、切断位置に復帰して、切断ロータ21と協働して、クロップ茎桿Rの切断を可能にしている。ナイフ安全装置25の上記作用によって、過大抵抗発生時においても、ナイフ23の支持部が損壊されなくなって、ナイフ23の安全が図られる。このナイフ安全装置25は、各ナイフ23毎に設けられて、それぞれ独立して作動可能になっている。
【0018】
また、切断ロータ21を取付けているロータ軸22の斜後上方には、第1及び第2の各スクレーパ32,33が配置されており、第1スクレーパ32は、二枚一組となった各組の切断ロータ21の間に入り込んでおり、第2スクレーパ33は、相隣接する各組の切断ロータ21の間に入り込んでいて、そのスクレーパ部の幅は前記第1スクレーパ32のそれよりも広くなっていて、いずれのスクレーパ32,33も、切断ロータ21の間に挟まり込んだ茎桿切断片R’を取り除く作用を有する。この茎桿切断装置Dは、切断ロータ21とナイフ23とによって、クロップ茎桿Rを短く切断する作用を有すると共に、切断ロータ21の回転作用によって、茎桿切断片R’を後方のロールベール成形室Fに送り込む作用も併せて有する。
【0019】
次に、図1及び図8を参照にして、ロールベーラ装置Eについて説明する。ロールベーラチャンバー34は、機体4に固定されたフロントチャンバー35と、該フロントチャンバー35の後端部であって、しかもその上端部にヒンジピン36を介して開閉可能に連結されたリヤーチャンバー37とで構成される。そして、リヤーチャンバー37の両側板37aの内側面には、チェーン歯車38a〜38dが相対向して支持されていると共に、フロントチャンバー35の両側板35aの内側面には、チェーン歯車38e,38fが相対向して支持されている。また、両チャンバー35,37の側板35a,37aの内側面における前記各チェーン歯車38a〜38fが支持されている部分の内側には、円弧状をしたガイド板39b,39a(図8及び図9参照)がそれぞれ連続して設けられている。そして、各チェーン歯車38a〜38fと各ガイド板39a,39bの外側との間には、無端チェーン41が掛装され、相対向する一対の無端チェーン41の間は、多数本の梱包バー42で連結されていて、この多数本の梱包バー42は、無端チェーン41と同一軌跡を周回走行する。また、180度を超える大きな中心角を有する円弧状の各ガイド板39a,39bの部分を走行する多数本の梱包バー42と、これらの梱包バー42の部分において相対向している両チャンバー35,37の側板35a,37aによって、ロールベールVの成形室Fが形成される。なお、上記した下方搬送コンベアB、拡散オーガC及び茎桿切断装置Dは、いずれも前記フロントチャンバー35内に配設されており、前記搬送板18が、該フロントチャンバー35の底部を構成している。
【0020】
そして、図9に示されるように、ロールベール成形室Fの周壁を構成する多数本の梱包バー42が周回走行している状態において、前記切断ロータ21と前記ナイフ23との協働によりクロップ茎桿Rが短く切断されて、該切断ロータ21の回転によって茎桿切断片R’が連続して前記成形室Fに投入状態で送り込まれると、該茎桿切断片R’は、多数本の梱包バー42の周回走行によって、同方向に連れ廻りさせられながら、その体積が徐々に増大されて、成形室Fが茎桿切断片R’で充満されると、ロール状に梱包成形された茎桿切断片R’は、その半径方向及び軸方向の双方に沿って圧縮されて、強く締め固められたロールベールVが成形される。
【0021】
また、ロールベールVの成形後においては、トワイン繰出装置43によって、トワイン束44からトワインが繰り出され、成形後のロールベールVの回転中において、これと接触しているローラ45の部分において、前記ロールベールVの外周にトワインが螺旋状となって巻き掛けられて、ロールベールVの全体が結束される。その後に、図10に示されるように、回動シリンダ46のロッドが突出して、リヤーチャンバー37が斜後上方に向けて回動すると共に、該回動と連動して、機体4の後端部の後方に向けて突出されたロールキッカー47が下方に向けて回動することにより、フロントチャンバー35の後部が開口されて、ロールベールVは、該ロールキッカー47の上面を転動して、機体4の後方に放出される。
【0022】
次に、図3を参照して、刈取・搬送装置Aを除くロールベーラ側装置Uの動力伝達機構について簡単に説明する。機体4に搭載されたエンジンの動力は、減速機(いずれも図示せず)を介して前記チェーン歯車38fの歯車軸52に伝達されて、ロールベーラ装置Eを構成する左右一対の前記無端チェーン41を周回走行させる。前記歯車軸52の回転力は、成形されたロールベールVと接触する前記ローラ45に伝達され、更に、該ローラ45の回転力は、中間軸53を介して茎桿切断装置Dのロータ軸22に伝達され、該ロータ軸22の回転力は、拡散オーガCの駆動軸54と、下方搬送コンベアBの駆動軸55とに順次伝達される。なお、上記した動力伝達機構において、中間軸53とロータ軸22との間においてのみ歯車伝動であって、残りの部分は、全てチェーン伝動である。
【0023】
上記のようにして、刈取・搬送装置Aにより、圃場のホールクロップ用作物がその株元で刈り取られて、株元側と穂先側とがバラバラとなった不規則な状態でもって、上方搬送コンベア5により機体4の斜後上方に向けて搬送されて、該機体4の最も高い部分に達したクロップ茎桿Rは、下方搬送コンベアBに衝突し、そのまま該下方搬送コンベアBにより機体4の斜後下方に向けて搬送され、該下方搬送コンベアBに接続して配設された拡散オーガCによって、機体4の後方に向けて搬送中のクロップ茎桿Rは、機体の右方向Qに向けて移送・拡散されることにより、クロップ茎桿Rの搬送幅が(W'2) から、ロールベール成形室Fの幅(W'1) に拡げられると同時に、クロップ茎桿Rの株元側、或いは穂先側の向きが変えられて、該クロップ茎桿Rは、その切断前において混合される。
【0024】
引き続いて、送込み装置を兼用した茎桿切断装置Dによって、その幅が(W1)に広げられたクロップ茎桿Rは、切断ロータ21とナイフ23との相乗作用によって、短く切断されて、切断ロータ21の回転作用によって、そのまま後方のロールベール成形室Fに送り込まれる。この結果、ロールベール成形室Fに送り込まれる茎桿切断片R’は、クロップ茎桿Rの株元から穂先に至る各部分の切断片が均一に混合された状態となっているために、高さ方向に沿って、クロップ茎桿の各部分で均一に混合された状態で梱包成形されたロールベールが得られる。
【0025】
また、本発明においては、図11に示されるように、前記下方搬送コンベアBに替えて、茎桿衝突板61を機体4の斜後方向に傾斜させて配設することも可能である。株元で刈り取られたクロップ茎桿Rは、刈取・搬送装置Aの上方搬送コンベア5によって、その終端部(斜上端部)においては、相当の速度を有していて、斜上方に向けて放てき状態で搬送されるために、前記クロップ茎桿Rは、前記茎桿衝突板61に衝突した後に、その下方の搬送板18を滑って、拡散オーガCの部分まで搬送されて、以後、上記と同様にして、茎桿切断装置Dによって短片に切断された後に、その茎桿切断片R’は、ロールベール成形室Fに送り込まれる。
【0026】
また、上述したように、上記刈取・搬送装置Aにおいて、その上方搬送コンベア5を除く残りの部分は、全て取り外し可能となっているため、図12に示されるように、刈取・搬送装置Aにおける上方搬送コンベア5を除く部分を全て取り外して、その部分に、排わら類の拾上げ搬送装置Gを装着できる。即ち、拾上げ搬送装置Gは、拾上げ搬送板71の最前部に装着された拾上げ装置72と、前記プラットホームオーガ3とほぼ同一構成の別のプラットホームオーガ73とから成って、前記拾上げ装置72、前記プラットホームオーガ73及び前記上方搬送コンベア5を機体4の後方に向けて、上記順序で配設すると、コンバインによる稲等の刈取作業によって、圃場に散在状態で残された排わら類の回収が可能となる。
【0027】
即ち、図12において、圃場に残されている排わら類74は、拾上げ装置72の回転によって、その外周部に半径方向に沿って突設されている拾上げ爪72aに引っ掛けられて、拾上げ搬送板71の上に拾い上げられて、該搬送板71とプラットホームオーガ73との間に放てきされる。そして、プラットホームオーガ73の作用によって、拾上げ搬送板71の上に拾い上げられた排わら類74は、機体の横方向の特定部分に集められた後に、該部分に設けられている掻寄せ爪75により掻き集められて、そのまま上方搬送コンベア5により、機体4の上部まで搬送される。以後は、上記したクロップ茎桿の場合と全く同様にして、排わら類74は、茎桿切断装置Dによって、短く切断された後に、そのままロールベール成形室Fに送り込まれて、ロールベーラ装置Eによって短円柱状のロールベールに成形される。
【0028】
このように、本発明に係るホールクロップ用ロールベーラは、その刈取・搬送装置Aの主要部を取り外して、排わら類の拾上げ搬送装置Gを装着することにより、圃場に散在状態で残されている排わら類を回収して、そのままロールベールに成形できる。
【0029】
【発明の効果】
本発明に係るホールクロップ用ロールベーラは、これを構成する刈取・搬送装置として、直流(汎用)コンバインのそれとほぼ同一構成のものを使用しているために、圃場のホールクロップ用作物を株元で切断したクロップ茎桿は、その搬送姿勢がバラバラとなって機体後方に搬送されて、拡散オーガにより幅が広げられた状態で茎桿切断装置によって短く切断されて茎桿切断片となって、ロールベール成形室に送り込まれて、短円柱状のロールベールに成形される。このように、ホールクロップ用作物が株元で切断されたクロップ茎桿の株元から穂先に至る各部分が均一に混合され、このような状態でクロップ茎桿が切断された茎桿切断片がロールベーラ装置によって短円柱状のロールベールに梱包成形されるので、ロールベールの梱包品質が高められて、これを一定期間保存して醗酵させた後のサイレージとしての品質の不揃いがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るホールクロップ用ロールベーラの全体側面図である。
【図2】 同じく全体平面図である。
【図3】 同じく動力伝達機構を含めて表示した展開図である。
【図4】 同じく茎桿切断装置Dの部分の拡大側面図である。
【図5】 二枚一組となった多数組の切断ロータ21が回転方向に沿って位相をずらして配置されている状態を示す側面図である。
【図6】 図4のX矢視図である。
【図7】 ナイフ23及びその安全装置25との部分拡大平面図である。
【図8】 ロールベーラ装置Eの部分斜視図である。
【図9】 ロールベール成形室Fに茎桿切断片R’が送り込まれる状態を示す作用説明図である。
【図10】 成形されたロールベールVが機体後方に放出される状態を示す作用説明図である。
【図11】 本発明の別の実施例のロールベーラの部分側面図である。
【図12】 刈取・搬送装置Aに替えて、拾上げ搬送装置Gを装着したロールベーラの部分側面図である。
【符号の説明】
A:刈取・搬送装置
B:下方搬送コンベア
C:拡散オーガ
D:茎桿切断装置
E:ロールベーラ装置
F:ロールベール成形室
G:拾上げ搬送装置
R:クロップ茎桿
R’:茎桿切断片
W1 :ロールベーラ側装置の幅
W2 :刈取・搬送装置の幅
1:リール
2:レシプロ刈刃
3:プラットホームオーガ
4:機体
5:上方搬送コンベア
61:茎桿衝突板
Claims (4)
- 圃場のホールクロップ用作物を、その株元で切断したクロップ茎桿を更に短く切断して、その茎桿切断片を短円柱状のロールベールに成形するためのホールクロップ用ロールベーラであって、
前記ホールクロップ用作物を回転リールの作用によりレシプロ刈刃の側に寄せて、該刈刃で前記作物を株元で切断したクロップ茎桿をプラットホームオーガにより機体の横方向の特定部分に搬送して、上方搬送コンベアにより機体の斜後上方に搬送させるための刈取・搬送装置と、
前記刈取・搬送装置により刈り取られて、機体の斜後上方に搬送されたクロップ茎桿が更に機体後方に向けて搬送される途中において、該クロップ茎桿を短く切断するための茎桿切断装置と、
前記刈取・搬送装置の上方搬送コンベアと前記茎桿切断装置との間に配設されて、該茎桿切断装置に送り込まれるクロップ茎桿を幅方向に拡散させて、その幅を広げるための拡散オーガと、
前記茎桿切断装置により切断されて、送込み装置によりロールベール成形室に送り込まれた茎桿切断片を短円柱状のロールベールに梱包成形するためのロールベーラ装置とを備え、
前記刈取・搬送装置、拡散オーガ、茎桿切断装置及びロールベーラ装置は、この順序で機体の前部から後方に向けて配設され、
前記拡散オーガ、茎桿切断装置及びロールベーラ装置の各作用幅は、前記刈取・搬送装置を構成する上方搬送コンベアの作用幅よりも広いことを特徴とするホールクロップ用ロールベーラ。 - 前記刈取・搬送装置の上方搬送コンベアと拡散オーガとの間には、前記上方搬送コンベアにより機体の上部まで搬送されたクロップ茎桿を機体の斜後下方に搬送させるための下方搬送コンベアが配設されていることを特徴とする請求項1に記載のホールクロップ用ロールベーラ。
- 前記刈取・搬送装置の上方搬送コンベアと拡散オーガとの間には、前記上方搬送コンベアによって斜後上方に向けて放てきされたクロップ茎桿を衝突落下させるための茎桿衝突板が機体の斜後下方に向けて配設されていることを特徴とする請求項1に記載のホールクロップ用ロールベーラ。
- 刈取・搬送装置を構成する上方搬送コンベアを除く当該刈取・搬送装置の主要部は、機体に対して取外し可能に装着されていて、前記刈取・搬送装置の主要部に替えて、該刈取・搬送装置に装備されたプラットホームオーガとほぼ同一構成のオーガを備えていて、圃場に散在している排わら類を拾い上げて、機体の後方に搬送させるための拾上げ搬送装置が装着可能になっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のホールクロップ用ロールベーラ。
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