JP2008138756A - 多目的作業車の動力伝動機構 - Google Patents

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Shinya Yoshiki
晋也 吉木
Koji Koyama
浩二 小山
Akihiko Oka
昭彦 岡
Wakao Enomoto
和加雄 榎本
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明では、走行速度を多段に変速可能で、しかも走行しながら変速することが容易なミッションケース内動力伝動機構を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジン出力軸の回転を受ける入力軸19の回転を油圧変速装置1で無段階に変速し、この油圧変速装置1の伝動下位に高速と低速の油圧クラッチ2を設け、さらに伝動下位に高速と低速のギア変速3を設けて、油圧変速装置1の伝動下位で高速から低速まで四段階に変速伝動にしたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、道路上での除雪や清掃及び水撒きなどの道路作業や芝刈り或いは他の農作業等に使用する種々の作業機を装着して走行する多目的作業車に関する。
多目的作業車は、特開平2005−212665号公報や、特開2005−343187号公報に記載の如く、機体の前側或いは後側に作業機駆動用のPTO出力軸を備えて、作業を行うための低速走行と路上走行を行うための高速走行を可能にしている。
特開2005−212665号公報 特開2005−343187号公報
多目的作業車やトラクタは、原動機としてディゼルエンジンを用いているが、ディゼルエンジンは変速幅が狭いので安定した出力が得られる一定回転数で回転させ、その一定回転をエンジン出力軸に連結するミッションケース内で必要な車軸回転数に変速している。そして、ミッションケース内では、エンジン出力軸の回転を直接油圧変速装置に入力して、この油圧変速装置からの出力をギア変速を用いた副変速装置でさらに増減速している。
多目的作業車は、高速で路上走行をしたり超低速で作業したりするが、高速走行に変速している時に登坂するとエンジンの出力が不足し低速走行に変速しなければならない。
そこで、本発明では、走行速度を多段に変速可能で、しかも走行しながら変速することが容易なミッションケース内動力伝動機構を提供することを課題とする。
上記本発明の課題は、次の解決手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、エンジン出力軸の回転を受ける入力軸19の回転を油圧変速装置1で無段階に変速し、この油圧変速装置1の伝動下位に高速と低速の油圧クラッチ2を設け、さらに伝動下位に高速と低速のギア変速3を設けて、油圧変速装置1の伝動下位で高速から低速まで四段階に変速伝動にしたことを特徴とする。
入力軸19の一定回転は、油圧変速装置1で滑らかに一定の変速幅で変速され、その変速幅が油圧クラッチ2で高速と低速に変更され、さらにギア変速3で高速と低速に変速される。すなわち、一定の変速幅が四段に変速され、全体として低速から高速まで幅広い変速域がカバーされる。
請求項1記載の発明によれば、一定の回転で入力した入力軸19の回転が大きく四段階に変速され、それぞれの変速段階で油圧変速装置1で無断階に変速されるので、低速から高速まで幅広い変速域で滑らかな変速を行え、変速経路にギア変速3を介在させて製造コストが低い。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は、多目的作業車の全体を示す図面で、機体の前側に操縦席7を設けたキャビン5を構成し、機体の後部にエンジン6を搭載し、底部に前後輪8,9を装着している。
キャビン5の内部には、操縦席7の前側中央にステアリングハンドル10を立設し、ステアリングハンドル10の左右側部にPTOクラッチレバー11と変速レバー4を設け、足元にブレーキペダル12を設けている(図2参照)。キャビン5の下側で左右前輪8の中央に作業機の駆動用PTO出力軸13を突設している。
次に、前後輪8,9とPTO出力軸13に駆動力を伝動するミッションケース14の内部構造を図3乃至図6で説明する。
ミッションケース14は、図3に示す如く、前ケース15、繋ぎケース16、中間ケース17、後ケース18の4つの中空ケースを連結した構成で、後ケース18に軸支した入力軸19にエンジン6の駆動力が入力し、この入力軸19の回転がインプットケース20内の増速ギア21,22で第一中継軸23へ伝動し、さらに増速ギア24,25で増速され、この増速ギア25に油圧変速装置1の油圧入力軸38をスプライン嵌合している。繋ぎケース16は従来の前ケース15と中間ケース17を連結してミッションケース14を長くするもので、前ケース15と中間ケース17及び後ケース18を従来のミッションケースと共用化することで製作コストを低く出来る。
増速ギア21,22と増速ギア24,25を内装するインプットケース20は、高速走行を可能にするためにディゼルエンジン6の出力回転を増速するために設けるもので、従来のトラクタのミッションケース14内に伝動機構を収納可能にしている。このインプットケース20は図5に示す如く、密封ケースにしてミッションケース14の外部へ通じる給油管からオイルを給油するようにすれば、増速ギア21,22,24,25の修理の際にミッションケース14内のオイルを抜かずにインプットケース20のみを取り外せるので、作業が楽になる。
油圧変速装置1の内部では油圧変速により出力を大きく無段階で変速して、PTO駆動軸26と走行駆動軸27の二つの軸へ出力する。
PTO駆動軸26にはPTOギア軸28を連結し、このPTOギア軸28のギア29と第二中継軸30に遊嵌したギア31を噛み合わせ、このギア31をPTO軸32に装着したPTOクラッチ34のギア33に噛み合わせている。PTOクラッチ34はギア33からPTO軸32への回転伝動を断続する。
PTO軸32にはPTO延長軸35を連結し、このPTO延長軸35のギア36をPTO出力軸13にスプライン嵌合したクラッチギア37に噛み合わせてPTO出力軸13を駆動している。(図3参照)
PTOクラッチ34の詳細を図6に示しているが、クラッチ入ではクラッチ盤88が繋がってケーシング86が回転して伝動するが、クラッチ切では戻しバネ87の圧でクラッチ盤88が離れてケーシング86をフリーにする。この時にケーシング86の付き回りを防ぐ為に繋ぎケース16のボス部81に当接する突起部を形成した係止リング85をケーシング86の外周に装着している。
走行駆動軸27には第三中継軸39を連結し、この第三中継軸39に固着したギア40へギア41,42を噛み合わせて第四中継軸43に伝動する。第四中継軸43にはメインギア軸44を連結している。
メインギア軸44には、大ギア45と中ギア46を一体的に固着し、このメインギア軸44の延長上にサブギア軸47を分離して回転可能に軸支している。このサブギア軸47には小ギア48と大ギア74及び走行伝動ギア75を一体的に固着している。従って、大ギア45と中ギア46は同一回転をし、小ギア48と大ギア74及び走行伝動ギア75は後述するクラッチギア77からの回転を受ける。(図6参照)
大ギア45はクラッチ軸49に装着した高速油圧クラッチ51のギア50と噛み合い、中ギア46はクラッチ軸49に装着した低速油圧クラッチ52のギア53と噛み合い、メインギア軸44の回転をクラッチ軸49へ高速或いは低速で伝動する。
クラッチ軸49の延長上にスプライン軸76をスプライン嵌合し、このスプライン軸76にクラッチギア77をスプライン嵌合して、クラッチ軸49の回転をクラッチギア77に伝動している。クラッチギア77には大ギア78と小ギア79を形成し、大ギア78が前記サブギア軸47の小ギア48に噛み合って増速伝動したり、小ギア79がサブギア軸47の大ギア74に噛み合って減速伝動したり、大ギア78と小ギア79が共に游転して動力切になるようにしている。
クラッチ軸49の走行伝動ギア75は、スプライン軸76に遊嵌したベベルギア軸62にスプライン嵌合した走行ギア56に噛み合ってベベルギア軸62を駆動している。ベベルギア軸62のベベルギア63が前輪8の車軸へ装着したベベルギアへ駆動力を伝動するのである。
ベベルギア軸62は、高速油圧クラッチ51からクラッチギア77の大ギア78とサブギア軸47の小ギア48への伝動による高速Hか、高速油圧クラッチ51からクラッチギア77の小ギア79とサブギア軸47の大ギア74への伝動による中速Mか、低速油圧クラッチ52からクラッチギア77の大ギア78とサブギア軸47の小ギア48への伝動による低速Lか、低速油圧クラッチ52からクラッチギア77の小ギア79とサブギア軸47の大ギア74への伝動による超低速LLかのどれかで回転することになる。
また、ベベルギア軸62の回転は、走行ギア56からPTO軸32に装着した大小ギア59の小ギア部57へ伝動し、さらに大ギア部58に噛み合う後輪駆動軸61のクラッチギア60で適宜に後輪9へ駆動力を伝動可能にしている。
走行ギア56は、ベベルギア軸62に伝動すると共に大小ギア59を介して後輪駆動軸61へ伝動しているので、伝動構成を単純化して前後に長くなるのを防いでいる。
尚、高速油圧クラッチ51と低速油圧クラッチ52はコントローラからの制御信号によりソレノイドを介してどちらかを入に保持するのであるが、ブレーキペダルの踏込みを検出するスイッチを設けて、このスイッチの踏込み信号で高速油圧クラッチ51と低速油圧クラッチ52のソレノイドへの電力を断って両クラッチ51,52をニュートラルにするようにしている。このニュートラルの状態でブレーキを作用することで素早く停止でき、クラッチギア3の切換えがスムースに行える。
また、クラッチ軸49を支持する繋ぎケース16のボス部81にはクラッチ軸49の油圧孔に通じる油圧用孔82,83,84を設けて、高速油圧クラッチ51と低速油圧クラッチ52に作動油を送るようにしている。
図7は、変速レバー4を示し、この変速レバー4のグリップ80の頭部に設ける増速ボタン81を押すと高速油圧クラッチ51を入動作し、減速ボタン82を押すと低速油圧クラッチ52を入動作する。
多目的作業車の側面図である。 多目的作業車の一部の拡大側面図である。 ミッションケースの全体側断面図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 一部の拡大斜視図である。
符号の説明
1 油圧変速装置
2 油圧クラッチ
3 ギア変速
19 入力軸

Claims (1)

  1. エンジン出力軸の回転を受ける入力軸(19)の回転を油圧変速装置(1)で無段階に変速し、この油圧変速装置(1)の伝動下位に高速と低速の油圧クラッチ(2)を設け、さらに伝動下位に高速と低速のギア変速(3)を設けて、油圧変速装置(1)の伝動下位で高速から低速まで四段階に変速伝動にしたことを特徴とする多目的作業車の動力伝動機構。
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