JP2008111529A - 多目的作業車の動力伝動装置 - Google Patents

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Shinya Yoshiki
晋也 吉木
Koji Koyama
浩二 小山
Akihiko Oka
昭彦 岡
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【課題】本発明では、ミッションケース内の副変速装置であまり増速比を大きくしなくても高速走行可能な多目的作業車用のミッションケース内動力伝動機構を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジン6の出力軸の回転を受ける入力軸19と油圧式無段変速装置1との間に、増速ギア21,22,24,25列を設けて増速して油圧式無段変速装置1に入力し、該油圧式無段変速装置1で変速した回転をさらに副変速装置80で高速H、中速M、低速Lの三段階に変速伝動したことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置の構成とする。また、増速ギア21,22,24,25列を収納するインプットケース20をミッションケース14内に設けたことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置の構成とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、道路上での除雪や清掃及び水撒きなどの道路作業や芝刈り或いは他の農作業等に使用する種々の作業機を装着して走行する多目的作業車に関する。
多目的作業車は、特開2005−212665号公報や、特開2005−343187号公報に記載の如く、機体の前側或いは後側に作業機駆動用のPTO出力軸を備えて、作業を行うための低速走行と路上走行を行うための高速走行を可能にしている。
特開2005−212665号公報 特開2005−343187号公報
多目的作業車やトラクタは、原動機としてディゼルエンジンを用いているが、ディゼルエンジンは変速幅が狭いので安定した出力が得られる一定回転数で回転させ、その一定回転をエンジン出力軸に連結するミッションケース内で必要な車軸回転数に変速している。そして、ミッションケース内では、エンジン出力軸の回転を直接油圧変速装置に入力して、この油圧変速装置からの出力をギア変速を用いた副変速装置でさらに増減速している。
多目的作業車は、比較的高速で路上走行をするため、ディゼルエンジンの低速回転をミッションケース内の副変速装置で大幅に増速しているが、増速比が大きくてギアが大きくなりミッションケースも大きくなっていた。
そこで、本発明では、ミッションケース内の副変速装置であまり増速比を大きくしなくても高速走行可能な多目的作業車用のミッションケース内動力伝動機構を提供することを課題とする。
上記本発明の課題は、次の解決手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、エンジン6の出力軸の回転を受ける入力軸19と油圧変速装置1との間に、増速ギア21,22,24,25列を設けて増速して油圧式無段変速装置1に入力し、該油圧式無段変速装置1で変速した回転をさらに副変速装置80で高速H、中速M、低速Lの三段階に変速伝動したことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置としたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明で、増速ギア21,22,24,25列を収納するインプットケース20をミッションケース14内に設けたことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置としたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明で、副変速装置80の複数クラッチ3,51,52の内で、少なくとも高速H用クラッチ51或いは全部のクラッチ3,51,52を油圧クラッチにしたことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置としたものである。
請求項1記載の発明によれば、比較的低速回転のエンジン出力軸を増速ギア列21,22,24,25で増速し、この増速した回転を油圧変速装置1で無段階に変速し、さらに副変速装置80で高速H、中速M、低速Lの三段階に変速伝動するので、副変速装置80の部分であまり増速比を大きくしなくても高速走行に必要な車軸回転数を得られ、油圧変速装置1以降の動力伝動部を包み込むミッションケース14をあまり大きくしなくてよく、低速走行をするトラクタのミッションケースを共用することも可能になる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、従来のミッションケース14を利用してインプットケース20を設ける構成にすることが出来るため、従来構造のミッションケース14と共用化による製作コストを低減できる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2の効果に加え、副変速装置80の複数のクラッチ3,51,52の内で少なくとも高速H用クラッチ51或いは全部のクラッチ3,51,52を油圧クラッチにすることで、多目的作業車で少なくとも高速走行H時のクラッチ入切を円滑に走行しながら行えることになる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は、多目的作業車の全体を示す図面で、機体の前側に操縦席7を設けたキャビン5を構成し、機体の後部にエンジン6を搭載し、底部に前後輪8,9を装着している。
エンジン6は、図2に示す如く、機体後部の前側に配置し、その後側にラジエータ68を配置し、最後部にマフラー69を配置し、エンジン6とラジエータ68の間にギアポンプからのオイルを冷却するオイルクーラ67を配置している。この配置構成で、オイルクーラ68がラジエータ68の吸引風で効率良く冷却される。また、高温になるマフラー69を最後部に配置することで、オイルクーラ67やラジエータ69への熱影響を少なく出来る。
キャビン5の内部には、操縦席7の前側中央にステアリングハンドル10を立設し、ステアリングハンドル10の左右側部にPTOクラッチレバー11と変速レバー4を設け、足元にブレーキペダル12を設けている。キャビン5の下側で左右前輪8の中央に作業機の駆動用PTO出力軸13を突設している。キャビン5の前面にはフロントガラス65を張っているが、その機体への取付下端66が中央を下方へ凹ました形状にして操縦席7の前側に装着する作業機の状態が良く見えるようにしている。
図2に示すPはアクセルペダルであり、このアクセルペダルPの踏み量に応じて、油圧式無段変速装置1の可変ポンプの斜板を傾斜させる構成としており、踏み量の応じて定量油圧ポンプから出力される回転数が変更され、走行速度が変更する構成である。
次に、前後輪8,9とPTO出力軸13に駆動力を伝動するミッションケース14の内部構造を図5乃至図9で説明する。
ミッションケース14は、図5に示す如く、前ケース15、繋ぎケース16、中間ケース17、後ケース18の4つの中空ケースを連結した構成で、後ケース18に軸支した入力軸19にエンジン6の駆動力が入力し、この入力軸19の回転がインプットケース20内の増速ギア21,22で第一中継軸23へ伝動し、さらに増速ギア24,25で増速され、この増速ギア25に油圧変速装置1の油圧入力軸38をスプライン嵌合している。繋ぎケース16は従来の前ケース15と中間ケース17を連結してミッションケース14長くするもので、前ケース15と中間ケース17及び後ケース18を共用化することで製作コストを低く出来る。
増速ギア21,22と増速ギア24,25を内装するインプットケース20は、高速走行を可能にするためにディゼルエンジン6の出力回転を増速するために設けるもので、従来のトラクタのミッションケース14内伝動機構を収納可能にしている。このインプットケース20は図6に示す如く、密封ケースにして給油管70からオイルを給油するようにすれば、増速ギア21,22,24,25の修理の際にミッションケース14内のオイルを抜かずにインプットケース20を取り外せるので、作業が楽になる。
或いは、図8に示す如く、インプットケース20内と中間ケース17内を繋ぐ行穴1を設けてオイルを共用化すれば、オイルの熱容量が大きくなってインプットケース20内が過熱されることを防げる。
油圧変速装置1の内部では油圧変速により出力を大きく変速して、PTO駆動軸26と走行駆動軸27の二つの軸へ出力する。
PTO駆動軸26にはPTOギア軸28を連結し、このPTOギア軸28のギア29と第二中継軸30に遊嵌したギア31を噛み合わせ、このギア31をPTO軸32に装着したPTOクラッチ34のギア33に噛み合わせている。PTOクラッチ34はギア33とPTO軸32の回転断続を行っている。
PTO軸32にはPTO延長軸35を連結し、このPTO延長軸35のギア36をPTO出力軸13にスプライン嵌合したクラッチギア37に噛み合わせてPTO出力軸13を駆動している。
走行駆動軸27には第三中継軸39を連結し、この第三中継軸39に固着したギア40へギア41,42を噛み合わせて第四中継軸43に伝動する。第四中継軸43にはメインギア軸44を連結している。
メインギア軸44には、大ギア45を固着しさらに中ギア46をスプライン嵌合し、さらに中ギア46にサブギア軸47をスプライン嵌合している。このサブギア軸47には小ギア48を固着している。従って、大ギア45と中ギア46及び小ギア48は同一回転をする。
大ギア45はクラッチ軸49に装着した高速油圧クラッチ51のギア50と噛み合い、中ギア46はクラッチ軸49に装着した中速クラッチ52のギア53と噛み合い、小ギア48はマニアルクラッチ3でクラッチ軸49へ連結するベベルギア軸62に装着した低速ギア55に噛み合っている。ベベルギア軸62のベベルギア63が前輪8の車軸へ装着したベベルギアへ駆動力を伝動するのである。
ベベルギア軸62は、高速油圧クラッチ51か中速クラッチ52かマニアルクラッチ3のどれか一つがクラッチ入になることでそれぞれ高速H、中速M、低速Lのどれかで回転することになる。
また、ベベルギア軸62の回転は、ギア56からPTO軸32に装着した大小ギア59の小ギア部57へ伝動し、さらに大ギア部58に噛み合う後輪駆動軸61のクラッチギア60で後輪9へ駆動力を伝動している。
なお、図9に示す如く、マニアルクラッチ3の部分を油圧クラッチ72に置き換えて、高速H、中速M、低速Lの全てを油圧クラッチにすれば、コストアップになるが変速操作が一段と楽に行えることになる。
図10と図11は、変速レバー4とガイド溝64を示していて、変速レバー4をガイド溝64に沿って直線的にシフトすれば、低速L、ニュートラルN、中速Mに変速出来、中速Mの位置で変速レバー4の頭部に設けるオーバードライブボタンを押すと高速クラッチ51が入になるようにしている。
高速走行はもっぱら路上の移動に使う速度で作業時に使うと危険であるので、作業時には使用できないようにするために、PTOクラッチレバー11を入にすると、変速レバー4が高速Hになっていれば中速Mに低下させ、変速レバー4を変速しても高速Hへの変速を不可能にする機構を設ければ、誤操作無く安全な作業が出来る。
また、高速走行は駆動トルクが低くなるので、車体の前後傾きを検出する傾斜計を設けて、例えば傾斜角が5°以上になれば、変速レバー4が高速Hになっていれば中速Mに低下させ、変速レバー4を変速しても高速Hへの変速を不可能にする機構を設ければ、エンジンの出力不足による走行停止を防げる。
多目的作業車の側面図である。 多目的作業車の一部断面を示す側面図である。 多目的作業車の一部の正面図である。 多目的作業車の一部の拡大側面図である。 ミッションケースの側断面図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 一部の拡大斜視図である。 一部の拡大側面図である。
符号の説明
1 油圧式無段変速装置
3 低速用クラッチ
6 エンジン
14 ミッションケース
19 入力軸
20 インプットケース
21 増速ギア
22 増速ギア
24 増速ギア
25 増速ギア
51 高速用クラッチ
52 中速用クラッチ
80 副変速装置
A 高速Hと中速Mの変速操作方向
B 低速Lの変速操作方向
H 高速
M 中速
L 低速

Claims (3)

  1. エンジン(6)の出力軸の回転を受ける入力軸(19)と油圧式無段変速装置(1)との間に、増速ギア(21),(22),(24),(25)列を設けて増速して油圧式無段変速装置(1)に入力し、該油圧式無段変速装置(1)で変速した回転をさらに副変速装置(80)で高速(H)、中速(M)、低速(L)の三段階に変速伝動したことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置。
  2. 前記増速ギア(21),(22),(24),(25)列を収納するインプットケース(20)をミッションケース(14)内に設けたことを特徴とする請求項1に記載の多目的作業車の動力伝動装置。
  3. 前記副変速装置(80)の複数のクラッチ(3),(51),(52)の内で、少なくとも高速(H)用クラッチ(51)或いは全部のクラッチ(3),(51),(52)を油圧クラッチにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多目的作業車の動力伝動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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