JP2008111528A - 多目的作業車の動力伝動装置 - Google Patents

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Shinya Yoshiki
晋也 吉木
Koji Koyama
浩二 小山
Akihiko Oka
昭彦 岡
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Abstract

【課題】本発明では、製作コストをあまり高くしないで、軽快な変速操作が行える多目的作業車の動力伝動装置を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジン6からの出力を油圧式無段変速装置1で変速し、さらに副変速装置80で高速H、中速M及び低速Lの三段階に変速伝動すると共に、該高速Hと中速Mの動力断続は油圧クラッチ2で行う構成とし、低速Lの動力断続は手動式変速クラッチ3で行うように構成したことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置の構成とする。また、操縦操作部に変速レバー4を設け、該変速レバー4における直線方向への操作方向Aにより前記高速Hと中速Mの変速を行う構成とし、該操作方向Aと異なった操作方向Bへ操作することで前記低速Lへの変速を可能に構成したことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置の構成とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、道路上での除雪や清掃及び水撒きなどの道路作業や芝刈り或いは他の農作業等に使用する種々の作業機を装着して走行する多目的作業車の動力伝動装置に関する。
多目的作業車は、特開2005−212665号公報や、特開2005−343187号公報に記載の如く、機体の前側或いは後側に作業機駆動用のPTO出力軸を備えており、作業を行うための低速走行と路上走行を行うための高速走行を可能にしている。
特開2005−212665号公報 特開2005−343187号公報
従来の多目的作業車は、前記の如く、作業用の低速走行と路上移動用の高速走行を可能にしているが、その段階的変速切換装置は、低速から高速までマニュアルシフトクラッチ、即ち、手動式の変速クラッチを使用している。
このマニュアルシフトクラッチは、クラッチを入れる場合に駆動軸と被駆動軸の回転を同期させる操作が必要で変速操作が面倒であるため、駆動軸と被駆動軸の回転を自動的に同期させる油圧変速クラッチを使用することも考えられるが、この油圧変速クラッチを用いると製作コストが高くなる。
そこで、本発明では、製作コストをあまり高くしないで、軽快な変速操作が行える多目的作業車の動力伝動装置を提供することを課題とする。
上記本発明の課題は、次の解決手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、エンジン(6)からの出力を油圧式無段変速装置(1)で変速し、さらに副変速装置(80)で高速(H)、中速(M)及び低速(L)の三段階に変速伝動すると共に、該高速(H)と中速(M)の動力断続は油圧クラッチ(2)で行う構成とし、低速(L)の動力断続は手動式変速クラッチ(3)で行うように構成したことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置としたものである。
エンジン(6)の駆動回転数は、先ず油圧式無段変速装置(1)で変速され、その後、副変速装置(80)で高速(H)、中速(M)及び低速(L)の三段階に変速される。
そして、高速(H)と中速(M)の動力断続は油圧クラッチ(2)で行い、低速(L)の動力断続は手動式変速クラッチ(3)で行う。
請求項2に記載の発明は、操縦操作部に変速レバー(4)を設け、該変速レバー(4)における直線方向への操作方向(A)により前記高速(H)と中速(M)の変速を行う構成とし、該操作方向(A)と異なった操作方向(B)へ操作することで前記低速(L)への変速を可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の多目的作業車の動力伝動装置としたものである。
変速レバー(4)を前後方向の操作方向(A)に操作すると、高速(H)と中速(M)の切り替え変速が行われる。また、変速レバー(4)を操作方向(A)と異なった操作方向(B)へ操作することで、低速(L)への切り替え変速を行う。
請求項1記載の発明によれば、多目的作業車ではエンジンの狭い変速域を補うために油圧式無段変速装置(1)で変速域を広げ、さらに副変速装置(80)で高速(H)と中速(M)と低速(L)に大きく変速域を広げている。高速(H)と中速(M9は主に路上走行に用いられるために油圧クラッチ(2)で走りながらのクラッチ操作が円滑に行え、低速(L)は作業時に主に使うので一旦停止してクラッチ操作をすることが多く、マニュアルクラッチ(3)でのクラッチ操作でも支障なく迅速に行える。このように変速機構を油圧クラッチ(2)とマニュアルクラッチ(3)にすることで製造コストを低下でき、従来の全てをマニュアルクラッチにしているミッションケースを共用することも可能になる。
請求項2記載の発明は、油圧クラッチ(2)で操作される高速(H)と中速(L)の変速域が直線的な変速レバー(4)の移動操作で円滑に行なえる。そして、低速(L)の変速域にする場合には変速レバー(4)の操作方向を変えなければならないのでマニュアルクラッチ(3)であることに気が付き、クラッチが円滑に繋がるように変速操作を慎重に行うことになって、変速時のクラッチ噛み合い衝撃を防ぐことが出来る。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、多目的作業車の全体を示す図面で、機体の前側に操縦席7を設けたキャビン5を構成し、機体の後部にエンジン6を搭載し、底部に前後輪8,9を装着している。
エンジン6は、図2に示す如く、機体後部の前側に配置し、その後側にラジエータ73を配置し、最後部にマフラー74を配置し、エンジン6とラジエータ73の間にギアポンプ75からのオイルを冷却するオイルクーラ72を配置している。
この配置構成で、オイルクーラ72がラジエータ73の吸引風で効率良く冷却される。また、高温になるマフラー74を最後部に配置することで、オイルクーラ72やラジエータ73への熱影響を少なく出来るようになる。
キャビン5の内部には、操縦席7の前側中央にステアリングハンドル10を立設し、ステアリングハンドル10の左右側部にPTOクラッチレバー11と変速レバー4を設け、足元にブレーキペダル12を設けている。キャビン5の下側で左右前輪8の中央に作業機の駆動用PTO出力軸13を突設している。ブレーキペダル12の下側にブレーキスイッチ68と動力切スイッチ69とを設け、ブレーキペダル12を踏むとブレーキスイッチ68がブレーキを作動するように動作し、動力切スイッチ69が後述する高速油圧クラッチ51と中速油圧クラッチ52の両クラッチを切動作して前後輪8,9への駆動力を断って停止速度を短くする構成としている。
また、ブレーキペダル12を踏み込む荷重を検出する踏込み荷重検出手段を設けて、緊急時に強く踏み込むと踏込み荷重検出手段が強い踏込み力を検出してエンジンを停止して急停止が可能になるようにしても良い。
さらに、図4に示すように、ブレーキペダル12の裏側にウエイト板70を吊るすと共に急ブレーキ感知スイッチ71を設けて、緊急時にブレーキペダル12を速く踏み込むとウエイト板70が急ブレーキ感知スイッチ71押して急ブレーキ感知スイッチ71の信号でエンジンを停止するようにしても良い。
図2に示すPはアクセルペダルであり、このアクセルペダルPの踏み量に応じて、油圧式無段変速装置1の可変ポンプの斜板を傾斜させる構成としており、踏み量の応じて定量油圧ポンプから出力される回転数が変更され、走行速度が変更する構成である。
次に、前後輪8,9とPTO出力軸13に駆動力を伝動するミッションケース14の内部構造を図5乃至図7で説明する。
ミッションケース14は、前ケース15、繋ぎケース16、中間ケース17、後ケース18の4つの中空ケースを連結した構成で、後ケース18に軸支した入力軸19にエンジン6の駆動力が入力し、この入力軸19の回転がインプットケース20内の増速ギア21,22で第一中継軸23へ伝動し、さらに増速ギア24,25で増速され、この増速ギア25に油圧式無段変速装置1の油圧入力軸38をスプライン嵌合している。このインプットケース20は、高速走行を可能にするためにディゼルエンジン6の出力回転を増速するために設けるもので、従来のトラクタのミッションケースを利用してその内部に取り付けている。そして、インプットケース20で増速することで、エンジン6自体の回転数を増速する必要がなくなるので、騒音低減や燃費向上になる。
油圧式無段変速装置1の内部では油圧変速により出力を変速して、定量油圧モータから走行駆動軸27へ出力する。PTO駆動軸26から出力される動力は、油圧式無段変速装置1の可変油圧ポンプ軸から出力されるので、油圧入力軸38と同じ回転数(一定回転)で出力される。
PTO駆動軸26にはPTOギア軸28を連結し、このPTOギア軸28のギア29と第二中継軸30に遊嵌したギア31を噛み合わせ、このギア31をPTO軸32に装着したPTOクラッチ34のギア33に噛み合わせている。PTOクラッチ34はギア33とPTO軸32の回転断続を行っている。
PTO軸32にはPTO延長軸35を連結し、このPTO延長軸35のギア36をPTO出力軸13にスプライン嵌合したクラッチギア37に噛み合わせてPTO出力軸13を駆動している。
走行駆動軸27には第三中継軸39を連結し、この第三中継軸39に固着したギア40からギア41を経由してギヤ42に噛み合わせて第四中継軸43に伝動する。第四中継軸43にはメインギア軸44を連結している。
メインギア軸44には、大ギア45を固着しさらに中ギア46をスプライン嵌合し、さらに中ギア46にサブギア軸47をスプライン嵌合している。このサブギア軸47には小ギア48を固着している。従って、大ギア45と中ギア46及び小ギア48は同一回転をする。
大ギア45はクラッチ軸49に装着した高速油圧クラッチ51のギア50と噛み合い、中ギア46はクラッチ軸49に装着した中速クラッチ52のギア53と噛み合い、小ギア48はマニュアルクラッチ(手動式変速クラッチ)3でクラッチ軸49へ連結するベベルギア軸62に装着した低速ギア55に噛み合っている。ベベルギア軸62のベベルギア63が前輪8の車軸へ装着したベベルギア(差動装置)へ駆動力を伝動するのである。
ベベルギア軸62は、高速油圧クラッチ51か中速クラッチ52かマニュアルクラッチ3のどれか一つがクラッチ入になることでそれぞれ高速H、中速M、低速L(副変速装置80)のどれかで回転することになる。
また、ベベルギア軸62の回転は、ギア56からPTO軸32に装着した大小ギア59の小ギア部57へ伝動し、さらに大ギア部58に噛み合う後輪駆動軸61のクラッチギア60で後輪9へ駆動力を伝動している。クラッチギア60を入り状態とすると、後輪が駆動して四駆になる。
図8と図9は、変速レバー4とガイド溝64を示していて、前記高速油圧クラッチ51と中速油圧クラッチ52には変速レバー4の頭部に設けた+のボタン66とーのボタン67が電気的に繋がり、マニュアルクラッチ3にはリンク65で連結している。変速レバー4のガイド溝64はL字状になって、角部をニュートラルNとして一方の溝へ傾ける操作方向AをするとAUTOとして油圧クラッチ51,52の操作位置となり、変速レバー4の頭部に設けた+のボタン66を押すと高速油圧クラッチ51が入り、−のボタン67を押すと中速油圧クラッチ52が入る構成である。変速レバー4をAUTO方向と直交する方向Bへ操作すれば、マニュアルクラッチ3が入となって低速走行となる。
高速走行はもっぱら路上の移動に使う速度で作業時に使うと危険であるので、作業時には使用できないようにするために、PTOクラッチレバー11を入にすると、変速レバー4が高速Hになっていれば自動的に中速Mに低下させ、変速レバー4を変速しても高速Hへの変速を不可能にする制御とすれば、誤操作無く安全な作業が出来る。
また、高速走行は駆動トルクが低くなるので、車体の前後傾きを検出する傾斜センサを設けて、例えば傾斜角が5°以上になれば、変速レバー4が高速Hになっていれば中速Mに自動的に低下させ、変速レバー4を変速しても高速Hへの変速を不可能にする制御を設ければ、エンジンの出力不足による走行停止を防げることができるようになる。
本発明の実施例を示す多目的作業車の側面図である。 多目的作業車の一部断面を示す側面図である。 一部の拡大側面図である。 一部の拡大側面図である。 ミッションケースの側断面図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 一部の拡大斜視図である。 一部の拡大側面図である。
符号の説明
1 油圧式無段変速装置
2 油圧クラッチ
3 マニアルクラッチ
4 変速レバー
6 エンジン
80 副変速装置
A 高速Hと中速Mの変速操作方向
B 低速Lの変速操作方向
H 高速
M 中速
L 低速

Claims (2)

  1. エンジン(6)からの出力を油圧式無段変速装置(1)で変速し、さらに副変速装置(80)で高速(H)、中速(M)及び低速(L)の三段階に変速伝動すると共に、該高速(H)と中速(M)の動力断続は油圧クラッチ(2)で行う構成とし、低速(L)の動力断続は手動式変速クラッチ(3)で行うように構成したことを特徴とする多目的作業車の動力伝動装置。
  2. 操縦操作部に変速レバー(4)を設け、該変速レバー(4)における直線方向への操作方向(A)により前記高速(H)と中速(M)の変速を行う構成とし、該操作方向(A)と異なった操作方向(B)へ操作することで前記低速(L)への変速を可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の多目的作業車の動力伝動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103062359A (zh) * 2012-11-28 2013-04-24 南京阿福汽车控制系统有限公司 带泵式变速机构的汽车传动装置

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