JP2008137217A - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Naoharu Imazeki
尚治 今関
Masahiro Konno
正浩 金野
Toshiharu Hasegawa
敏春 長谷川
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Abstract

【課題】低コストで嵩張らず管理や加工性の良い情報収集可能な孔版印刷装置を提供する。
【解決手段】製版部で製版された記製版済マスタを版胴の外周面に巻装し、この巻装された製版済マスタに対して印圧部材で印刷用紙を押圧することで画像が前記印刷用紙に転写される孔版印刷装置において、
装置の各種情報が履歴情報として蓄積される記憶手段と、
情報の書込みと読出しが可能な外部記憶手段が着脱可能であり、前記外部記憶手段が装着されることで、少なくともこの外部記憶手段に情報を書き込む手段と、
前記記憶手段に蓄積された履歴情報を前記書き込む手段に送信するとともに前記書き込む手段に書込み動作を行わせる制御手段とを備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、装置の各種記録を履歴情報として蓄積する機能を備えた孔版印刷装置に関する。
円筒状の多孔性支持板の周面に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複数層巻装してなる印刷ドラムとなる版胴と、熱可塑性樹脂フィルムと和紙繊維あるいは合成繊維あるいは和紙繊維と合成繊維とを混抄したものを貼り合わせてなるラミネート構造の孔版原紙となるマスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィルム面を発熱体により加熱穿孔製版した後に版胴の外周面に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段より版胴内周面にインキを供給しつつ、プレスローラ等の印刷部材によって印刷用紙を版胴の外周面上の製版済みマスタに対して連続的に押圧することにより版胴開口部及びマスタ穿孔部よりインキを溶出させ、このインキを印刷用紙に転移させて印刷を行う感熱デジタル式孔版印刷装置が知られている。
上述の孔版印刷において、装置の動作記録やエラー情報を履歴情報とて記憶部に記憶するものがある。そして、この記憶された各種履歴情報は、例えばサービススタッフが装置のメンテナンスをする際に操作部を操作することで呼び出され、製版部で製版されることで印刷用紙にプリントされて出力されている。このような装置の動作履歴やエラー履歴の情報を製版して出力するものとしては、例えば特許文献1が挙げられる。
特開2003−266907
従来の構成においては、動作履歴やエラー履歴の情報を出力するのに、製版して用紙にプリントアウトして得ているので、用紙やマスタ、インキなどの消費に伴うコストがかかってしまう。また、印刷して得られた情報は、プリント物であるので、その情報を整理、加工したり、データベース化しようとした場合、プリント物をスキャニングしてOCR処理を行ったり、作業者による入力作業が発生するので、時間を要してコストがかかると共に、入力ミスなどの2次的な問題が発生するおそれがある。
また、孔版印刷装置では多機能化が進んでいるので、記憶や出力する履歴情報の種類や量が多くなる傾向にあり、プリントアウトして管理するのは嵩張ることになる。特にサービススタッフのように、一日に複数の箇所に出向いてメンテナンスをする場合、行き先毎に装置内に蓄積された情報をプリント物として取得すると、その量が多くなり、管理や加工の煩雑さが否めない。
情報の可能性や管理性という点からみると、孔版印刷装置に通信装置やネットワーク機器を装備し、装置に蓄積された各種情報を通信装置やネットワーク機器を介してデジタルデータとして取得することも考えられるが、これだと通信費用が発生してしまう。
本発明は、低コストで嵩張らず管理や加工性の良い情報収集可能な孔版印刷装置を提供することを、その目的としている。
上述した目的を達成するために、請求項1の発明は、製版部で製版された記製版済マスタを版胴の外周面に巻装し、この巻装された製版済マスタに対して印圧部材で印刷用紙を押圧することで画像が印刷用紙に転写される孔版印刷装置において、装置の各種情報が履歴情報として蓄積される記憶手段と、情報の書込みと読出しが可能な外部記憶手段が着脱可能であり、外部記憶手段が装着されることで、少なくともこの外部記憶手段に情報を書き込む手段と、記憶手段に蓄積された履歴情報を前記書き込む手段に送信するとともに書き込む手段に書込み動作を行わせる制御手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置において、外部記憶手段に書き込む情報のフォーマット形式を選択する形式選択手段と、記憶手段に蓄積された履歴情報を形式選択手段で選択されたフォーマット形式に変換するデータ変換手段とを有し、制御手段は、形式選択手段でフォーマット形式が選択された場合、選択されたフォーマット形式となるように、記憶手段に蓄積された履歴情報を読み出して前記データ変換部で変換し、書込み手段を介して外部記憶手段に書き込むことを特徴としている。
本発明によれば、装置の各種情報が履歴情報として蓄積される記憶手段と、情報の書込みと読出しが可能な外部記憶手段が着脱可能であり、外部記憶手段が装着されることで少なくともこの外部記憶手段に情報を書き込む手段と、記憶手段に蓄積された履歴情報を前記書き込む手段に送信するとともに書き込む手段に書込み動作を行わせる制御手段とを備えているので、書き込む手段に装着した外部記憶手段に対して記憶手段に蓄積された履歴情報が書き込まれるので、従来のように履歴情報の製版やプリントアウトをしなくてよく、低コストで情報の嵩張らずに収集することができる。また、履歴情報は電子データとして外部記憶手段に書き込まれるので、プリントアウトしたときのようなスキャニングや入力作業をしなくてもよく、情報の加工や管理の際の時間短縮や情報の精度を確保することができる。
本発明によれば、形式選択手段でフォーマット形式が選択された場合、選択されたフォーマット形式となるように、記憶手段に蓄積された履歴情報を読み出してデータ変換部で変換し書込み手段を介して外部記憶手段に書き込むので、コスト低減を図りながらも、より情報の加工や管理の際の時間短縮や情報の精度を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。最初に孔版印刷装置の全体構成と動作を説明し、そのあとにデータ収集に関する構成と作用について説明する。
図1に示す孔版印刷装置1は、特開2003−200645号に開示された両面印刷装置とほぼ同様の構成であるので、各部位の説明をできるだけ簡略化する。図1において孔版印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、補助トレイ8、再給紙手段9、切換部材10及び制御手段40等を有している。
装置本体43のほぼ中央に配置された印刷部2は、版胴11と押圧手段としてのプレスローラ12とを有している。版胴11は装置本体43に着脱自在かつ回転自在に支持されており、図示しない版胴駆動手段によって回転駆動される。版胴11はその外周面に開閉自在なクランパ13を有しており、版胴11の外周面には、両面印刷時には製版部3で製版された分割製版済みマスタ14が、片面印刷時には製版部3で製版された製版済みマスタ15がそれぞれ巻装される。版胴11の外周面近傍には、版胴11の位置を検知する図示しないロータリエンコーダが設けられている。本実施形態において、版胴11には最大でA3サイズの用紙に印刷が可能な製版済みマスタ15が巻装される。
図2に示すように、分割製版済みマスタ14には表面画像に応じた第1製版画像14Aと裏面画像に応じた第2製版画像14Bとが形成され、各製版画像14A,14B間には未製版部分Sが形成される。分割製版済みマスタ14は、版胴11上において、第1製版画像14Aが図1に示す表面領域に、第2製版画像14Bが同裏面領域に、未製版部分Sが同中間領域にそれぞれ対応するように巻装される。本実施形態では、第1製版画像14A及び第2製版画像14Bとして、最大でA4横(用紙の短手方向を用紙搬送方向とする)サイズの用紙に印刷が可能なものがそれぞれ作成される。
図3に示すように、製版済みマスタ15には片面印刷画像に応じた第3製版画像15Aが形成される。製版済みマスタ15は、版胴11上において、第3製版画像15Aが図1に示す表面領域と裏面領域と中間領域とを合わせた範囲内に対応するように巻装される。本実施形態では、第3製版画像15Aとして、最大でA3サイズの用紙に印刷可能なものが作成される。
また本発明では、孔版印刷装置1が後述するマスタカットモードを有しており、このマスタカットモード選択時には、図4に示すように、第3製版画像15Bの大きさが上述の表面領域と対応する大きさに制限され、長さが通常時のおよそ半分の長さであるカットモード製版済みマスタ15Xが作成される。本実施形態では、第3製版画像15Bとして、最大でA4横サイズの用紙に印刷が可能なものが作成される。
版胴11の下方にはプレスローラ12が配設されている。フッ素樹脂等の撥水性を有する弾性体からなるプレスローラ12は図示しないアーム部材にその両端を回転自在に支持されており、図示しないアーム部材は図示しない揺動手段によって揺動自在に支持されている。プレスローラ12はその周面が版胴11より離間する図1に示す離間位置と、その周面が版胴11上の分割製版済みマスタ14に圧接する圧接位置とを選択的に占める。
図示しない揺動手段は、プレスローラ12の版胴11に対する押圧範囲を、図1に示す表面領域と中間領域と裏面領域とを全て合わせた第1の範囲、表面領域と同じ範囲である第2の範囲、表面領域の下流側部分と中間領域と裏面領域とを合わせた第3の範囲の何れかに切換可能に構成されている。プレスローラ12の周面近傍には、プレスローラ12の周面に接触してクリーニングを行うクリーニングローラ16が配設されている。クリーニングローラ16は、図示しない駆動手段によって回転駆動される。
プレスローラ12の右方近傍には再給紙手段9から送られた表面印刷済みの用紙Pをプレスローラ12の周面に沿わせて搬送するための再給紙案内部材17が配設されており、プレスローラ12の下方には補助トレイ8上に貯留された用紙Pをプレスローラ12の周面に接触させて送り出す再給紙レジストローラ18が配設されている。プレスローラ12の左下方には上面に補助トレイ8を有する再給紙搬送ユニット19が配設されており、これには再給紙位置決め部材20が一体的に設けられている。再給紙搬送ユニット19の上方には、補助トレイ8の上面に沿って移動自在な用紙受け板21が配設されている。これら補助トレイ8、再給紙案内部材17、再給紙レジストローラ18、再給紙位置決め部材20、再給紙搬送ユニット19及び用紙受け板21によって再給紙手段9が構成されている。
版胴11とプレスローラ12との接触位置の左方であって用紙Pの搬送経路上には、切換部材10が配設されている。切換部材10はその用紙搬送方向下流側端部を装置本体43に回動自在に支持されており、図示しない移動手段によって移動され、図1に実線で示す第1の位置と二点鎖線で示す第2の位置とを選択的に占める。版胴11とプレスローラ12との間を通過した用紙Pは、切換部材10が第1の位置を占めているときに排紙部6へと案内され、切換部材10が第2の位置を占めているときに補助トレイ8へと案内される。
印刷部2の右上方には製版部3が配設されている。製版部3は、マスタ22をロール状に巻成したマスタロールを保持するマスタ保持部材23、プラテンローラ24、サーマルヘッド25、マスタ切断手段26、マスタストック部27、テンションローラ対28、反転ローラ対29等を有する周知の構成であり、製版部3では両面印刷時において分割製版済みマスタ14が、片面印刷時において製版済みマスタ15がそれぞれ作成される。
製版部3の下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は、用紙Pを積載する給紙トレイ41、給紙ローラ、分離ローラ、分離パッド、レジストローラ対等を有する周知の構成である。給紙トレイ41には、その上面に積載された用紙Pのサイズを検出する複数の用紙サイズ検出センサ42が配設されている。
印刷部2の左上方に配設された排版部5も、上排版部材、下排版部材、排版ボックス、圧縮板等を有する周知の構成であり、使用済みの分割製版済みマスタ14、製版済みマスタ15、カットモード製版済みマスタ15Xを版胴11の外周面より剥離して排版ボックスの内部に廃棄する。
排版部5の下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪、排紙搬送ユニット、排紙トレイ、剥離ファン等を有する周知の構成であり、版胴11の外周面上より用紙Pを剥離して排紙トレイ上に排出する。
装置本体43の上部には画像読取部7が配設されている。画像読取部7は、それぞれ図示してはいないが、原稿を載置するコンタクトガラス、コンタクトガラスに対して接離自在に設けられた圧板、原稿画像を走査して読み取る反射ミラー及び蛍光灯、走査された画像を集束するレンズ、集束された画像を処理する画像センサ等を有している。
図5は、孔版印刷装置1の操作パネルを示している。同図において操作パネル30には、製版スタートキー31、印刷スタートキー32、ストップキー33、テンキー34、7セグメントLEDからなる表示装置35、LCDからなる表示装置36等の周知の構成の他、両面印刷を行う際に押下される両面印刷キー37、片面印刷を行う際に押下される片面印刷キー38、装置内に蓄積された各種情報を収集するデータ収集モードを呼び出すデータ収集モードキー39が配設されている。
図6は、孔版印刷装置1に用いられる制御手段40のブロック図である。同図において制御手段40は、内部にCPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピュータであり、図示しないロータリエンコーダ及び操作パネル30からの動作信号に基づいて印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、再給紙手段9、切換部材10の作動をそれぞれ制御する。制御手段40は、分割製版済みマスタ14に形成された各製版画像14A,14Bのサイズを記憶する機能を有している。
このような構成に基づき、以下に両面印刷キー37を押下して両面印刷を行う場合における孔版印刷装置1の動作を説明する。画像読取部7に原稿がセットされ、オペレータにより両面印刷キー37が押下されると、両面印刷が設定されたことが制御手段40に記憶され両面印刷用の動作プログラムが呼び出される。その後、オペレータにより製版スタートキー31が押下されると、画像読取部7において原稿画像の読取動作が行われると共に排版部5が作動して版胴11の外周面から使用済みの分割製版済みマスタ14あるいは製版済みマスタ15が剥離される。排版後、製版部3が作動することによりマスタ22に第1製版画像14A及び第2製版画像14Bが形成されて新たな分割製版済みマスタ14が製版され、これが版胴11に巻装される。
巻装動作が完了して孔版印刷装置1が両面印刷待機状態となった後、各種印刷条件設定後にオペレータによって印刷スタートキー32が押下されると、版胴11が設定速度で回転駆動されると共に給紙部4より用紙Pが1枚分離給送される。給送された用紙Pはレジストローラ対で一時停止された後、所定のタイミングで版胴11とプレスローラ12との間に向けて送られる。なお、各種印刷条件の設定は、製版スタートキー31の押下前に行ってもよい。
版胴11が所定の角度まで回転してその表面領域がプレスローラ12と対応する所定位置を占めると、プレスローラ12が圧接位置を占めることにより用紙Pが版胴11上の分割製版済みマスタ14の第1製版画像14Aに圧接され、その一方の面に表面画像を転写される。このときプレスローラ12を揺動させる図示しない揺動手段は、プレスローラ12の版胴11に対する押圧範囲を第2の範囲に設定している。
表面印刷済み用紙となった用紙Pは、第2の位置を占めている切換部材10の先端によって版胴11の外周面より剥離され、再給紙搬送ユニット19へと送られる。このとき、用紙Pはその先端を用紙受け板21によって受け止められ、後端側から補助トレイ8上に載置される。補助トレイ8上の用紙Pは再給紙搬送ユニット19によって図1の矢印方向に搬送され、その先端を再給紙位置決め部材20に当接させた状態で一時停止される。
1枚目の用紙Pが補助トレイ8上に案内されている間も版胴11は回転を継続しており、給紙部4からは1枚目の用紙Pと同じタイミングで2枚目の用紙Pが給送される。このとき図示しない揺動手段は、プレスローラ12の版胴11に対する押圧範囲を第1の範囲に設定している。給送された2枚目の用紙Pは1枚目の用紙Pと同様にプレスローラ12によってその一方の面に表面画像を転写された後、第2の位置を占めている切換部材10によって再給紙搬送ユニット19へと送られる。
給紙部4から2枚目の用紙Pが給送された後、版胴11の裏面領域がプレスローラ12と対応する位置に到達するよりもやや早いタイミングで、再給紙レジストローラ18が作動して補助トレイ8上に貯留されている1枚目の用紙Pがプレスローラ12の周面に圧接される。プレスローラ12の周面に圧接された1枚目の用紙Pは、版胴11に圧接して従動回転しているプレスローラ12の回転力によって版胴11との当接部に向けて搬送され、分割製版済みマスタ14の第2製版画像14Bに圧接されることによりその他方の面に裏面画像を転写される。
裏面画像を転写されて両面印刷済み用紙となった1枚目の用紙Pは第1の位置を占めた切換部材10によって排紙部6へと案内され、剥離ファンからの送風によってその先端部を浮き上げられた後、剥離爪の先端によって版胴11の外周面より剥離される。剥離された印刷済みの用紙Pは排紙搬送ユニットへと送られた後、搬送されて排紙トレイ上に排出積載される。以下、上述の動作が設定された印刷枚数を消化するまで繰り返され、最終の用紙Pが補助トレイ8上に案内された後に図示しない揺動手段がプレスローラ12の版胴11に対する押圧範囲を第3の範囲に設定し、設定された枚数の両面印刷動作が完了すると各部位の作動が停止する。
次に、片面印刷キー38を押下して通常の片面印刷を行う場合における孔版印刷装置1の動作を説明する。画像読取部7に原稿がセットされ、オペレータにより片面印刷キー38が押下されると、片面印刷が設定されたことが制御手段40に記憶され片面印刷用の動作プログラムが呼び出される。その後、オペレータにより製版スタートキー31が押下されると、画像読取部7において原稿画像の読取動作が行われると共に排版部5が作動して版胴11の外周面から使用済みの分割製版済みマスタ14あるいは製版済みマスタ15が剥離される。排版後、製版部3が作動することによりマスタ22に第3製版画像15Aが形成されて新たな製版済みマスタ15が製版され、これが版胴11に巻装される。
巻装動作が完了して孔版印刷装置1が片面印刷待機状態となった後、各種印刷条件設定後にオペレータによって印刷スタートキー32が押下されると、版胴11が設定速度で回転駆動されると共に給紙部4より用紙Pが1枚分離給送される。給送された用紙Pはレジストローラ対で一時停止された後、所定のタイミングで版胴11とプレスローラ12との間に向けて送られる。
版胴11が所定の角度まで回転してその表面領域がプレスローラ12と対応する位置を占めると、プレスローラ12が圧接位置を占めることにより用紙Pが版胴11上の製版済みマスタ15の第3製版画像15Aに圧接され、画像を転写される。このときプレスローラ12を揺動させる図示しない揺動手段は、プレスローラ12の版胴11に対する押圧範囲を第1の範囲に設定している。
画像を転写されて印刷済み用紙となった用紙Pは第1の位置を占めた切換部材10によって排紙部6へと案内され、剥離ファンからの送風によってその先端部を浮き上げられた後、剥離爪の先端によって版胴11の外周面より剥離される。剥離された印刷済みの用紙Pは排紙搬送ユニットへと送られた後、搬送されて排紙トレイ上に排出積載される。以下、上述の動作が設定された印刷枚数を消化するまで繰り返され、設定された枚数の片面印刷動作が完了すると各部位の作動が停止する。
次に、本発明の主要部となるデータ収集について説明する。
孔版印刷装置1は、図5に示すように、孔版印刷装置1の各部の情報が履歴情報として蓄積される記憶手段41と、情報の書込みと読出しが可能な外部記憶手段となる外部記憶メディア44が着脱可能な書き込む手段となるカードリーダー43と、記憶手段41に蓄積された履歴情報をカードリーダー43に送信するとともにカードリーダー43に書込み動作を行わせる制御手段40と、外部記憶メディア44に書き込む情報のフォーマット形式を選択する形式選択手段50と、データ変換手段42を備えている。記憶手段41、データ変換手段42、カードリーダー43は制御手段40に図示しないシステムバスを介して接続されている。
記憶手段41は、電気的に情報の消去や書き換えが行えるとともに、電源が切られても記憶した(蓄積した)情報が消えない不揮発性のメモリで構成されていて、製版枚数、印刷枚数などの使用状態情報、各部の動作状態やエラー項目の情報が蓄積される。外部記憶メディア44は、電気的に情報の消去や書き換えが行える、所謂フラッシュメモリで構成されている。
カードリーダー43は、外部記憶メディア44の形式に対応したもので、外部記憶メディア44が装着されることで外部記憶メディア44に記憶手段41に蓄積された各種情報を書き込む機能と、外部記憶メディア44に記憶された情報を読み込む機能を備えている。孔版印刷装置1内の蓄積情報を収集すると言う目的からすれば、カードリーダー43は、外部記憶メディア44に記憶手段41に蓄積された各種情報を書き込む機能があればよい。
形式選択手段50は、操作パネル36上のデータ収集モードキー39が押下されることで、表示装置36に表示される符号51〜54で示すスイッチで構成されている。スイッチ51は、外部記憶メディア44へテキストファイル形式で出力する際に選択するものである。スイッチ52は、外部記憶メディア44へCSVファイル形式で出力する際に選択するものである。スイッチ53は、外部記憶メディア44へhtmlファイル形式で出力する際に選択するものである。スイッチ54は、従来のように製版部3を動作させて未製版マスタ22に蓄積情報を製版して印刷用紙Pに印刷する際に選択するものであり、本形態の場合、カードリーダー43の故障時や外部記憶メディア44への書き込み不良時に用いる。データ変換手段42は、記憶手段41に蓄積された履歴情報を形式選択手段50で選択されたフォーマット形式に変換するものである。
このような構成によると、サービススタッフが、外部記憶メディア44をカードリーダー43に装着し、操作パネル36上のデータ収集モードキー39が押下すると、図6に示すように表示装置36上に形式選択手段50が表示される。ここで、スイッチ51が選択されて押下されると、記憶手段41に蓄積されている情報が、データ変換手段42によってテキストファイル形式に変換され、カードリーダー43によってテキストファイル形式で外部記憶メディア44に書き込まれる。スイッチ52が選択されて押下されると、記憶手段41に蓄積されている情報が、データ変換手段42によってCSVファイル形式に変換され、カードリーダー43によってCSVファイル形式で外部記憶メディア44に書き込まれる。同様にスイッチ53が選択されて押下されると、記憶手段41に蓄積されている情報が、データ変換手段42によってhtmlファイル形式に変換され、カードリーダー43によってhtmlファイル形式で外部記憶メディア44に書き込まれる。
このため、従来のように履歴情報の製版やプリントアウトをしなくてよく、低コストで情報の嵩張らずに収集することができる。また、履歴情報は電子データとして外部記憶メディア44に書き込まれるので、プリントアウトしたときのようなスキャニングや入力作業をしなくてもよく、情報の加工や管理の際の時間短縮や情報の精度を確保することができる。形式選択手段50でフォーマット形式が選択された場合、選択されたフォーマット形式となるように、記憶手段41に蓄積された履歴情報を読み出してデータ変換部42で変換しカードリーダー43を介して外部記憶メディア44に書き込むので、コスト低減を図りながらも、より情報の加工や管理の際の時間短縮や情報の精度を確保することができる。
一方、外部記憶メディア44への書き込み不良、外部記憶メディア44の容量不足、サービススタッフによる外部記憶メディア44の不所持、カードリーダー43の故障等により外部記憶メディア44に蓄積情報を収集できない場合には、スイッチ54を選択して押下する。すると、記憶手段41に記憶されている蓄積情報が読み出され、図1に示す製版部3によって、蓄積情報に対応する製版が片面印刷時と同様に行われ、版胴外周面に巻装されて印刷用紙Pに印刷される。このように製版部3による蓄積情報の製版と印刷用紙Pへの印刷による情報収集機能を残すことで、カードリーダー43や外部記憶メディア44に不良が発生した場合でも対応することができる。
本形態では、スイッチ54が選択されて押下されると、片面印刷時の同様の製版と印刷工程により記憶手段41に記憶された蓄積情報を収集するようにしたが、製版時のマスタ22の使用量を少なくする場合には、例えば本出願人が特開2005−246730号公報で開示しているマスタカットモードを制御手段40に設定し、通常の製版時よりもマスタ22を短くカットするとともに、プレスローラ14による押圧時間をカットして短く製版されたマスタに対応させて短くする。このようにすることで、マスタ22の消費量を少なくすることができ、非常時においても従来よりも低コストで情報収集を行うことができる。
本発明の実施形態を示す孔版印刷装置の概略正面図である。 分割製版済みマスタを示す概略図である。 製版済みマスタを示す概略図である。 図1の孔版印刷装置に設けられた操作パネルの概略図である。 本発明の制御手段と情報収集部の構成を示すブロック図である。 フォーマット形式を選択する形式選択手段の一形態を示す拡大図である。
符号の説明
3 製版部
11 版胴の外周面
12 印圧部材
14 記製版済マスタ
40 制御手段
41 記憶手段
42 データ変換手段
43 書き込む手段
44 外部記憶手段
50 形式選択手段
P 印刷用紙

Claims (2)

  1. 製版部で製版された記製版済マスタを版胴の外周面に巻装し、この巻装された製版済マスタに対して印圧部材で印刷用紙を押圧することで画像が前記印刷用紙に転写される孔版印刷装置において、
    装置の各種情報が履歴情報として蓄積される記憶手段と、
    情報の書込みと読出しが可能な外部記憶手段が着脱可能であり、前記外部記憶手段が装着されることで、少なくともこの外部記憶手段に情報を書き込む手段と、
    前記記憶手段に蓄積された履歴情報を前記書き込む手段に送信するとともに前記書き込む手段に書込み動作を行わせる制御手段とを備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 前記外部記憶手段に書き込む情報のフォーマット形式を選択する形式選択手段と、
    前記記憶手段に蓄積された履歴情報を前記形式選択手段で選択されたフォーマット形式に変換するデータ変換手段を有し、
    前記制御手段は、前記形式選択手段でフォーマット形式が選択された場合、選択されたフォーマット形式となるように、前記記憶手段に蓄積された履歴情報を読み出して前記データ変換部で変換し、前記書き込む手段を介して前記外部記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
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