JP4373719B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷ドラムの外周面に製版済みのマスタを巻装して印刷を行う孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
孔版印刷装置では、原稿の読み取りデータ又は外部接続機器からの受信データに基づいて穿孔製版されたマスタ(孔版原紙)を、内部にインキ供給手段を有する多孔性の印刷ドラム(版胴)の外周面に巻装し、印刷ドラムの外周面に対して接離自在に設けられたプレスローラ等の押圧部材により印刷用紙等の記録媒体を印刷ドラムに押圧して印刷を行うようになっている。
押圧部材による押圧(印圧)により、ドラム内周面に供給されたインキがドラム開孔部、マスタ穿孔部を通って滲み出し、印刷用紙に転移して印刷画像が形成される。
【0003】
孔版印刷装置では、通常、印刷ドラムの外周長に対応した長さのマスタ、すなわちドラム開孔部全域を覆う長さのマスタ、換言すれば最大サイズに対応した長さのマスタが巻装される。しかしながら、例えば、最大サイズがA3の場合にA4サイズの印刷物を得る場合もあり、このような場合にA3サイズに対応した長さのマスタを用いると、マスタの約半分は印刷に使用されない余白部分となるとともに、排版時にマスタに付着して廃棄されるインキ量が増大して経済的無駄が大きい。
この問題に対処すべく、巻装されるマスタの長さを印刷用紙のサイズに応じて切断するとともに、短いマスタが巻装された場合にはマスタが存在しない印刷ドラムの開孔部をプレスローラが押圧しないように押圧範囲(印圧範囲)を制御し、自動原稿搬送装置(ADF)で最終の原稿と判断されたとき、印刷用紙のサイズに関係なく最大サイズに対応した長さのマスタを使用して製版を行う方式が採用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−211760号公報
【特許文献2】
特開2000−326612号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
印刷ドラムに短いマスタを巻装し、マスタの長さに対応して印圧範囲を制御する方式では、マスタにより覆われていないドラム露出部分が存在する。このドラム露出部分ではドラム内のインキが表面に出ているためにごみなどが付いてしまう虞があり、次の印刷において印刷ドラムとマスタとの間にごみがあると印刷時に白抜け等の異常画像を引き起こす場合がある。
また、ドラム露出部分では、ドラム内のインキが表面に出て空気と接触しているために経時的にインキが緩みを起こし、次回の製版印刷時にインキ滲みなどの問題も生じる場合がある。さらに放置すると、インキが分離して水分の蒸発により乾燥してしまい、次回の製版印刷時にすぐにインキが出ないなどの問題を引き起こすこともある。
【0006】
このような問題を防止するために、従来は、ADFにA4縦サイズ以下の原稿が複数枚セットされている場合の製版時のみA4サイズに対応したマスタカット製版を行い、最終原稿時には通常のA3サイズに対応したマスタカット製版を行っていた。
このため、ADF使用で且つ複数枚原稿時の製版でないとA4サイズに対応した長さのマスタによる製版(以下、「A4マスタカット製版」という)方式は採用できなかった。換言すれば、ADF使用で且つ複数枚原稿の条件以外では、上述したマスタ及びインキの無駄な消費を削減できる製版方式(A4マスタカット製版を行い、最終原稿時のみA3マスタカット製版を行う方式)を使用することができなかった。
【0007】
本発明は、上記のような条件以外でもマスタ及びインキの無駄な消費を削減できるとともに、印刷ドラムが露出部の存在する状態で放置されることによる不具合を防止できる孔版印刷装置の提供を、その主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、印刷ドラムの外周面に製版済みのマスタを巻装し、上記印刷ドラムの内部からインキを供給するとともに記録媒体を上記印刷ドラムに押圧して印刷を行う孔版印刷装置であって、マスタを印刷物のサイズに応じて上記印刷ドラムの外周長に対応した最大サイズよりも短く切断し、切断サイズに応じた押圧制御を行うことが可能な印刷装置において、装置本体を駆動する電源をメイン電源とサブ電源の2系統に分け、印刷作業の終了をサブ電源のオフにより行うようにし、サブ電源がオフされた場合、メイン電源を動力源として上記印刷ドラム上の使用済みのマスタを除去した後、上記印刷ドラムの外周長に対応した長さの未製版のマスタを上記印刷ドラムの外周面に自動的に巻装し、その後メイン電源を自動的にオフすることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の孔版印刷装置において、サブ電源がオフされる直前のマスタの長さが上記印刷ドラムの外周長に対応した長さである場合、メイン電源を動力源とした上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装を行わずに直ちにメイン電源を自動的にオフすることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を図1乃至図3に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて、本実施形態における孔版印刷装置の全体構成及び孔版印刷プロセスの概要を説明する。
装置本体50の上部にはADF機能を備えた原稿読取部80が設けられており、その下方中央部には多孔性の印刷ドラム101を有する印刷ドラム部100が設けられている。印刷ドラム部100の上方右側には製版装置90が設けられ、印刷ドラム部100の上方左側には排版装置70が設けられている。また、製版装置90の下方には給紙装置110が、印刷ドラム部100の下方には印圧部120が、排版装置70の下方には排紙部130が、それぞれ設けられている。
本実施形態における印刷ドラム101の外周長(最大サイズ)はA3サイズに対応している。
【0026】
次に、上記構成に係る孔版印刷装置の印刷動作を説明する。
まず、原稿読取部80の上部に配置された図示しない原稿載置台に、印刷すべき画像を持った原稿60を載置し、操作パネル7(図2参照)上の図示しない製版スタートキーを押す。この製版スタートキーの押下に伴い、まず排版工程が実行される。すなわち、この状態においては、印刷ドラム部100の印刷ドラム101の外周面に前回の印刷で使用された使用済み感熱性孔版マスタ(以下、使用済みマスタという)61bが装着されたまま残っている。
【0027】
印刷ドラム101が反時計回りに回転し、印刷ドラム101の外周面の使用済みマスタ61bの後端部が排版剥離ローラ対71a、71bに近づくと、この排版剥離ローラ対71a、71bは回転しつつ一方の排版剥離ローラ対71aで使用済みマスタ61bの後端部をすくい上げる。
使用済みマスタ61bは、排版剥離ローラ対71a、71bの左側に配設された排版コロ対73a、73bと排版剥離ローラ対71a、71bとの間に掛け回された排版搬送ベルト対72a、72bで矢印Y1方向へ搬送されつつ排版ボックス74内へ排出され、印刷ドラム101の外周面から引き剥がされて排版工程が終了する。このとき、印刷ドラム101は反時計回り方向への回転を続けている。剥離・排出された使用済みマスタ61bは、その後、圧縮板75により排版ボックス74の内部で圧縮される。
【0028】
排版工程と並行して、原稿読取部80で原稿読み取りが行われる。図示しないADFに載置された原稿60は、分離ローラ81、前方原稿搬送ローラ対82a、82b及び後方原稿搬送ローラ対83a、83bのそれぞれの回転により矢印Y2からY3方向に搬送されつつ露光読み取りに供される。このとき、原稿60が複数枚あるときは、分離ブレード84の作用でその最下位の原稿から1枚ずつ搬送される。原稿60の画像読み取りは、コンタクトガラス85上を搬送されつつ、蛍光灯86により照明された原稿60の表面からの反射光を、ミラー87で反射させ、レンズ88を通してCCD(電荷結合素子)から成る画像センサ89に入射させることにより行われる。
原稿60の読み取りは、周知である縮小式の原稿読取方式で行われ、その画像が読み取られた原稿60は原稿トレイ80A上に排出される。画像センサ89で光電変換された電気信号は、装置本体50内の図示しないアナログ/デジタル(A/D)変換基板に入力され、デジタル画像信号に変換される。
【0029】
この画像読み取り動作と並行して、デジタル信号化された画像情報に基づき製版及び給版工程が行われる。製版装置90の所定部位にセットされたロール状の未製版の感熱性孔版マスタ(以下、単にマスタという)61は、ロール状態から引き出され、サーマルヘッド91にマスタ61を介して押圧されているプラテンローラ92、及びテンションローラ対93a,93bの回転により搬送路の下流側に搬送される。
このように搬送されるマスタ61に対して、サーマルヘッド91にライン状に並んだ複数個の微小な発熱部が、図示しないA/D変換基板から送られてくるデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、発熱した発熱部に接触しているマスタ61の熱可塑性樹脂フィルムが溶融穿孔される。このように、画像情報に応じたマスタ61の位置選択的な溶融穿孔により、画像情報が穿孔パターンとして書き込まれる。
【0030】
画像情報が書き込まれた製版済みマスタ61aの先端は、給版ローラ対94a、94bにより印刷ドラム101の外周部側へ向かって送り出され、図示しないガイド部材により進行方向を下方へ変えられ、図示する給版位置状態にある印刷ドラム101の拡開したマスタクランパ102(仮想線で示す)へ向かって垂れ下がる。このとき印刷ドラム101は、排版工程により使用済みマスタ61bを既に除去されている。
【0031】
製版済みマスタ61aの先端が、一定のタイミングでマスタクランパ102によりクランプされると、印刷ドラム101は図中A方向(時計回り方向)に回転しつつ外周面に製版済みマスタ61aを徐々に巻き付けていく。製版済みマスタ61aの後端部はカッタ95により一定の長さに切断される。
【0032】
一版の製版済みマスタ61aが印刷ドラム101の外周面に巻装されると製版及び給版工程が終了し、印刷工程が開始される。まず、給紙台51上に積載された記録媒体としての印刷用紙62のうちの最上位の1枚が、給紙コロ140によりレジストローラ対142に向けて矢印Y4方向に送り出され、さらにレジストローラ対142によりドラム部100の回転と同期した所定のタイミングで印圧部(画像転写部位)120に送られる。送り出された印刷用紙62が、印刷ドラム101とプレスローラ103との間にくると、印刷ドラム101の外周面下方に離間していたプレスローラ103が上方に移動されることにより、印刷ドラム101の外周面に巻装された製版済みマスタ61aに押圧される。こうして、印刷ドラム101の開孔部及び製版済みマスタ61aの穿孔パターン部(共に図示せず)からインキが滲み出し、この滲み出たインキが印刷用紙62の表面に転移されて、印刷画像が形成される。この給版工程後の1枚目の印刷を版付けと呼ぶ場合もある。
【0033】
印刷ドラム101の内周側では、インキ供給管104からインキローラ105とドクターローラ106との間に形成されたインキ溜り107にインキが供給され、印刷ドラム101の回転方向と同一方向に、かつ、印刷ドラム101の回転速度と同期して回転しながら内周面に転接するインキローラ105により、インキが印刷ドラム101の内周側に供給される。
【0034】
印圧部120において印刷画像が形成された印刷用紙62は、排紙剥離爪114により印刷ドラム101から剥がされ、吸着用ファン118に吸着されつつ、吸着排紙入口ローラ115及び吸着排紙出口ローラ116に掛け渡された搬送ベルト117の反時計回り方向の回転により、矢印Y5のように排紙部130へ向かって搬送され、排紙台52上に順次排出積載される。このようにして所謂試し刷りが終了する。
次に、図示しないテンキーで印刷枚数をセットし、図示しない印刷スタートキーを押下すると上記試し刷りと同様の工程で、給紙、印刷及び排紙の各工程がセットした印刷枚数分繰り返して行なわれ、孔版印刷の全工程が終了する。
【0035】
図2に基づいて、本実施形態における孔版印刷装置の制御系統を説明する。装置本体を駆動する電源1は、メイン電源2と、サブ電源3の2系統に分けられ、メイン電源2はメイン電源スイッチ4により、サブ電源3はサブ電源スイッチ5によりそれぞれオン・オフされるようになっている。また、メイン電源2からサブ電源3へ電力を供給できるようになっている。
メイン電源2はメインDC電源としてメイン制御板6に接続され、該メイン制御板6には操作パネル7が接続されている。サブ電源3はサブDC電源としてサブ制御板8に接続され、サブ制御板8はメイン制御板6に接続されている。サブ制御板8には、図示しない各センサからの検知情報が入力され、また、サブ制御板8を介して印刷動作を実行する図示しないモータ、ソレノイド(SOL)、クラッチ(CL)等が制御される。
メイン制御板6とサブ制御板8により、孔版印刷装置の印刷動作全般を制御する制御手段10が構成される。制御手段10は孔版印刷装置のメインコントローラとして機能する。
【0036】
従来においては、A4マスタカット製版印刷時に最終原稿の製版が終了する前に印刷装置を一時停止して印刷作業を終了するために電源をオフしたり、印刷中に用紙が無くなって印刷作業を終了するために電源をオフした場合、ドラム露出部が大気にさらされるのを防止するためにA3サイズのマスタを製版、巻装することはできなかった。最終原稿のチェックがなされないからである。
本実施形態では、上記のような印刷作業の終了(印刷動作の停止)は、オペレータによるサブ電源スイッチ5のオフ操作によりなされる。
【0037】
オペレータが印刷作業を終了させるべくサブ電源スイッチ5をオフにすると、サブ電源3はオフになる。このとき、メイン電源スイッチ4はオフになっていないので、メイン電源2を駆動源として印刷動作を実行可能な状態にある。
メイン制御板6は、サブ電源スイッチ5がオフされたことを確認すると、メイン電源2を駆動源として、排版装置70により印刷ドラム101上に残っている使用済みのマスタ61bを除去し、その後、印刷ドラム101の外周長に対応した長さ(A3サイズ)の未製版のマスタ61を印刷ドラム101の外周面に巻装し、その後、メイン電源スイッチ4をオフにする。
【0038】
この場合、サブ電源スイッチ5がオフされる直前のマスタの長さが最大サイズに対応したものである場合には、そのままの状態で放置されてもドラム露出部が存在しないので、再度最大サイズに対応した未製版のマスタ61を印刷ドラム101の外周面に巻装する必要はない。この制御動作を図3のフローチャートに基づいて説明する。
メイン制御板6はサブ電源スイッチ5がオフされたかどうかをチェックし(S1)、オフされた場合には続いてA4マスタカット製版かどうかをチェックする(S2)。A4マスタカット製版の場合には、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部に未製版のA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S3)、製版装置90を制御してA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S4)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフし(S5)、最後にメイン電源スイッチ4を自動的にオフにしてメイン電源2をオフにする(S6)。
【0039】
S2において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、メイン制御板6は、上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装を行わずに、直ちにメイン電源2を自動的にオフするようにする。
A3サイズのマスタの巻装後には、版付け動作と同様にマスタを印刷ドラム101の表面に密着させるために1枚分の印刷動作を行ってもよい。この場合、マスタは製版されていないので、印刷用紙62を搬送しないでプレスローラ103により印圧のみ加えてマスタを印刷ドラム101の表面に密着させてもよい。このようにすれば、次回の印刷におけるインキの状態を一層良好にすることができる(以下の他の実施形態において同じ)。
【0040】
図4乃至図6に基づいて第2の実施形態を参考例として説明する(以降の実施形態において同じ)。なお孔版印刷装置の構成については同様であるので、説明は省略する。また、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する(以下の他の実施形態において同じ)。
本実施形態では、印刷装置が省エネモード(省エネルギーモード)に入るときに自動的に使用済みマスタの除去及び露出防止のための未製版マスタの自動巻装を行うことを特徴としている。
省エネモードは、ユーザー(オペレータ)が印刷装置をしばらく使用しないときに自動的に待機状態にするモードであるために、A4マスタカット製版による印刷後、このモードに入った場合には、印刷ドラム101上に露出部分ができ、長時間放置された場合には上述したような問題が生じる。
【0041】
図4に示すように、サブ電源3は省エネ電源としてサブ制御板8に接続されており、操作パネル7はサブ制御板8に接続されている。
また、図5に示すように、メイン制御板6は、CPU11、ROM12、RAM13、サブ制御板8に対するインターフェース16等を有するマイクロコンピュータであり、省エネモード切替手段としての省エネモードタイマー14と、ADF(原稿読取部80の一部)15を制御する。
省エネモードに切り替える条件は、ユーザーが操作パネル7の設定や印刷装置の動作に係る操作を省エネモードタイマー14の設定時間内に行わなかった場合である。省エネモードタイマー14に設定する時間は、所期の設定時間が決まっているが、ユーザーが任意に設定時間を変更(調整)できるようになっている。
【0042】
本実施形態における制御動作を、図6のフローチャートに基づいて説明する。メイン制御板6は省エネモードタイマー14に設定された時間に達したかどうかをチェックし(S11)、タイムアップになっている場合には省エネモードに切り替えられる直前のマスタ製版(長さ)が、A4マスタカット製版かどうかをチェックする(S12)。
A4マスタカット製版の場合には、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部に未製版のA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S13)、製版装置90を制御してA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S14)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S15)。その後、省エネモードに切り替える(S16)。
S2において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、メイン制御板6は、上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装を行わずに、直ちに省エネモードに切り替える。
【0043】
図7及び図8に基づいて、第3の実施形態を説明する。
本実施形態では、印刷作業終了(中断を含む)の信号が入力された場合、自動的に使用済みマスタの除去及び露出防止のための未製版マスタの自動巻装を行うことを特徴としている。
図7に示すように、印刷作業終了入力手段としての終了ボタン17が設けられており、オペレータが終了ボタン17を押下して印刷作業終了信号が入力された場合、自動的に使用済みマスタの除去及び露出防止のための未製版マスタの自動巻装を行う。
本実施形態における制御動作を、図8のフローチャートに基づいて説明する。メイン制御板6は終了ボタン17が押下されたかどうかをチェックし(S21)、押下された場合には、終了ボタン17により印刷作業終了の信号が入力される直前のマスタの製版(長さ)がA4マスタカット製版かどうかをチェックする(S22)。
【0044】
A4マスタカット製版の場合には、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部に未製版のA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S23)、製版装置90を制御してA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S24)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S25)。S22において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装は行わない。終了ボタン17は操作パネル7に設けてもよい。
また、印刷作業終了入力手段として、操作パネル7上の図示しないモードクリアキーを用いてもよい。この場合、モードクリアキーが押下され、S22において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、メイン制御板6は、上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装を行わず、モードクリア動作を行う。
【0045】
図9及び図10に基づいて、第4の実施形態を説明する。
本実施形態では、オペレータを検知する人体検知手段を設け、オペレータが装置本体から離れたとき、自動的に使用済みマスタの除去及び露出防止のための未製版マスタの自動巻装を行うことを特徴としている。
図9に示すように、人体検知手段としての人体センサ18が設けられているとともに、オペレータが装置本体から離れた時間を計測するタイマー19が設けられ、これらの検知情報はメイン制御板6に入力される。
本実施形態における制御動作を、図10のフローチャートに基づいて説明する。メイン制御板6は人体センサ18がオフになったかどうかをチェックし(S31)、オペレータが離れてから設定された時間に達したかどうかをチェックする(S32)。タイマータイムアップ(設定時間内に人体センサ18がオンにならない)の場合には、オペレータが装置本体から離れる直前のマスタの製版(長さ)がA4マスタカット製版かどうかをチェックする(S33)。
【0046】
A4マスタカット製版の場合には、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部に未製版のA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S34)、製版装置90を制御してA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S35)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S36)。S33において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装は行わない。
オペレータが装置本体から離れたことを判断する場合、人体センサ18のオフによりすぐに行ってもよい。すなわち、上記フローにおいて、S31から直ちにS33に進んでもよい。なお、人体センサ18の上記オン、オフは一例であり、どちらを基準にしてもよい。
【0047】
図11及び図12に基づいて、第5の実施形態を説明する。
本実施形態では、外部接続機器(ホストコンピュータを含む)からのデータに基づいて製版をする場合、次のデータ(次の製版データ)が所定時間内に受信されない場合、自動的に使用済みマスタの除去及び露出防止のための未製版マスタの自動巻装を行うことを特徴としている。
図11に示すように、印刷装置(孔版印刷装置)には、インターフェース16を介して外部接続機器としてのコントローラ21が設けられている。また、コントローラ21からの受信データの間隔を計測するコントローラ巻装タイマー20が設けられており、コントローラ巻装タイマー20はメイン制御板6により制御される。
【0048】
本実施形態における制御動作を、図12のフローチャートに基づいて説明する。メイン制御板6はコントローラ21から製版データが受信されたかどうかをチェックし(S41)、受信された場合には、次の製版データ受信までの間隔が所定時間を経過したかどうか(コントローラ巻装タイマー20のタイムアップかどうか)をチェックする(S42)。
所定時間が経過した場合には、次の製版データが所定時間内に受信されない判断がなされる直前のマスタの製版(長さ)がA4マスタカット製版かどうかをチェックする(S43)。
A4マスタカット製版の場合には、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部に未製版のA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S44)、製版装置90を制御してA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S45)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S46)。S43において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装は行わない。
【0049】
図13及び図14に基づいて、第6の実施形態を説明する。
本実施形態では、設定された原稿枚数値により最終原稿と判断された場合、自動的に使用済みマスタの除去及び露出防止のための未製版マスタの自動巻装を行うことを特徴としている。
図13に示すように、操作パネル7には、製版に使用する原稿枚数を設定する原稿枚数設定手段22が設けられている。製版時に操作パネル7に種々の条件を設定するときに、原稿枚数設定手段22によりオペレータが予め把握した原稿枚数を入力する。製版条件を入力後、図示しない製版スタートキーが押下されると、メイン制御板6はADF15で搬送される原稿を製版毎にカウントして最終原稿による製版かどうかをチェックする。
【0050】
本実施形態における制御動作を、図14のフローチャートに基づいて説明する。
メイン制御板6は原稿枚数設定値の最終製版かどうかをチェックし(S51)、最終製版である場合には、直前のマスタの製版(長さ)がA4マスタカット製版かどうか、すなわち、製版サイズがA4縦サイズ以下かどうかをチェックする(S52)。
A4マスタカット製版の場合には、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部にA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S53)、製版装置90を制御して最終原稿のデータに基づいて製版するとともに、製版されたA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S54)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S55)。S52において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、上記使用済みマスタの除去及び上記最大サイズのマスタの自動巻装は行わない。
製版サイズがA4縦サイズ以下の場合とは、ADF15に製版サイズがA4縦サイズ以下の原稿がセットされている場合、給紙台51にA4縦サイズ以下の印刷用紙がセットされている場合で、給紙台のサイズが優先である(上記各実施形態及び以下の各実施に形態において同じ)。
【0051】
図15乃至図19に基づいて、第7の実施形態を説明する。
本実施形態では、予めADFで製版原稿の枚数チェックを行い、印刷過程において最終原稿と判断された場合、自動的に使用済みマスタの除去及び最大サイズのマスタの自動製版、巻装を行うことを特徴としている。
図15に示すように、原稿枚数チェックスイッチ23が設けられており、原稿枚数チェックスイッチ23を押すと、ADF15において原稿の給紙だけが行われ、原稿が何枚あるかをカウントする。原稿枚数チェックスイッチ23、ADF15、図示しない枚数カウンタ、メイン制御板6により原稿枚数カウント手段が構成される。原稿枚数チェックスイッチ23及び上記枚数カウンタは操作パネル7に設けてもよい。
原稿枚数チェック後、オペレータは原稿をADF15に再セットして、図示しない製版スタートキーを押下する。
ADFは、枚数カウント後原稿を自動で給紙できるものでもよい。すなわち、循環形の自動原稿搬送装置(RDH:Recycle Document Handler)を使用してもよい。RDHではカウントのために給紙した原稿が元のセット位置に戻されるので、オペレータによる再セットは不要となる。RDHでは、原稿が排出・スタックされたトレイを移動させて元の位置に戻すタイプと、排出原稿を直接既存原稿の上に載せるタイプが知られている。
【0052】
本実施形態における制御動作を、図16のフローチャートに基づいて説明する。メイン制御板6は現在の製版がA4マスタカット製版かどうかをチェックする(S61)。A4サイズ以下の原稿のときには自動的にA4マスタカットによるA4サイズに対応した長さのマスタを用いて製版、巻装が行われる。
A4マスタカット製版の場合には、枚数カウンタの残数が1かどうかをチェックする(S62)。残数が1の場合には最終原稿であるので、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部にA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S63)、製版装置90を制御して最終原稿のデータに基づいて製版するとともに、製版されたA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S64)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S65)。S61において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装は行わない。
【0053】
S62において、枚数カウンタの残数が1でない場合には、枚数カウンタが1つだけカウントダウンされ(S66)、操作パネル7の図示しない液晶表示部にA4マスタ(A4サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S67)、製版装置90を制御して当該原稿のデータに基づいて製版するとともに、製版されたA4マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S68)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S69)。
図17に基づいて、ADF原稿枚数カウントフローを説明する。メイン制御板6は原稿枚数チェックスイッチ23が押下されたかどうかをチェックし(S70)、押下された場合には、ADF原稿枚数をチェックする(S71)。
【0054】
図18に、ADF原稿枚数チェックフローを示す。メイン制御板6は、ADF15に原稿がセット(上記オペレータによる再セット)されたかどうかをチェックし(S72)、セットされた場合にはADF15による原稿搬送と、枚数カウントを行う(S73)。
図19に、ADF15による原稿搬送と枚数カウントのフローを示す。メイン制御板6は枚数カウンタをクリアし(S74)、ADF15に原稿があるかどうかをチェックする(S75)。原稿有りの場合にはADF15により原稿を1枚ずつ搬送する制御を行い(S76)、枚数カウンタのカウント値を1枚搬送毎に1つ加算する(S77)。
【0055】
図20乃至図22に基づいて、第8の実施形態を説明する。
本実施形態では、ADFで原稿を搬送しながら原稿を読み取ってそのデータをメモリに記憶するとともに、原稿枚数をカウントし、印刷過程において最終原稿と判断された場合、自動的に使用済みマスタを除去するとともに、メモリから読み出された最終原稿に対応したデータに基づいて最大サイズに対応した長さのマスタにより製版を行い、巻装することを特徴としている。
図20に示すように、メモリとしての画像メモリ24を有しており、画像メモリ24はメイン制御板6によりデータの記憶、読み出しを制御される。図示しない製版スタートキーが押下されると、1枚ずつ原稿がADF15により搬送され、原稿読取部80により読み取られる。読み取られたデータは画像メモリ24に記憶される。
また、ADF15、図示しない枚数カウンタ、メイン制御板6により構成される原稿枚数カウント手段により原稿枚数がカウントされる。
【0056】
本実施形態における制御動作を、図21のフローチャートに基づいて説明する。メイン制御板6はADF15に原稿がセットされたかどうかをチェックし(S81)、セットされた場合にはADF15による原稿搬送と原稿読取部80による読み取り動作がなされる(S82)。
次に、メイン制御板6は現在の製版がA4マスタカット製版かどうかをチェックする(S83)。A4サイズ以下の原稿のときには自動的にA4マスタカットによるA4サイズに対応した長さのマスタを用いて製版、巻装が行われる。
A4マスタカット製版の場合には、枚数カウンタの残数が1かどうかをチェックする(S84)。残数が1の場合には最終原稿であるので、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部にA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S85)、製版装置90を制御して最終原稿のデータを画像メモリ24から読み出してこれに基づいて製版するとともに、製版されたA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S86)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S87)。S81において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、上記使用済みマスタの除去及び最終原稿に対応した最大サイズのマスタの製版、巻装は行わない。
【0057】
S84において、枚数カウンタの残数が1でない場合には、枚数カウンタが1つだけカウントダウンされ(S88)、操作パネル7の図示しない液晶表示部にA4マスタ(A4サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S89)、画像メモリ24から対応する原稿のデータを読み出すとともに製版装置90を制御して当該原稿のデータに基づいて製版するとともに、製版されたA4マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S90)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S91)。
S82におけるADF15による原稿搬送と読み取りのフローを図22に基づいて説明する。
メイン制御板6は枚数カウンタをクリアし(S92)、ADF15に原稿が有るかどうかをチェックする(S93)。原稿有りの場合にはADF15により原稿を1枚ずつ搬送する制御を行うとともに、原稿読取部80により読み取られたデータを画像メモリ24に記憶する(S94)。原稿の読み取りが行われる毎に枚数カウンタのカウント値を1つ加算する(S95)。
【0058】
図23及び図24に基づいて、第9の実施形態を説明する。
上記各実施形態のうち、未製版のマスタを自動的に巻装して印刷ドラム101上に露出部が発生することを防止する方式では、マスタが未製版のため、最終原稿の追加印刷を行いたい場合でも印刷をすることができない。本実施形態ではこのような要求を満たすことを目的としている。
図23に示すように、メイン制御板6により制御される画像メモリ24、タイマー25が設けられている。
【0059】
本実施形態における制御動作を、図24のフローチャートに基づいて説明する。メイン制御板6はA4マスタカット製版かどうかをチェックし(S101)、A4マスタカット製版である場合には、原稿読取部80により読み取られた原稿データを画像メモリ24に書き込む(S102)。
印刷作業終了等のときには、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部にA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S103)、最終原稿に対応するデータを画像メモリ24から読み出すとともに製版装置90を制御して最終原稿のデータに基づいた製版を行うとともに、製版されたA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S104)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S105)。S101において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、上記使用済みマスタの除去及び最終原稿に対応した最大サイズのマスタの製版、巻装は行わない。
【0060】
図25は、人体センサを用いた実施形態等(所定時間の経過により判断をする実施形態)における制御動作の要部を示すフローチャートである(第10の実施形態)。
メイン制御板6はA4マスタカット製版かどうかをチェックし(S201)、A4マスタカット製版である場合には、原稿読取部80により読み取られた原稿データを画像メモリ24に書き込む。
例えばオペレータが装置本体を離れてから所定時間が経過したかどうかをチェックし(S202)、タイマータイムアップのときには、印刷ドラム101上の使用済みのマスタ61bを除去した後、操作パネル7の図示しない液晶表示部にA3マスタ(A3サイズに対応した長さのマスタ)を巻装中である旨を表示し(S203)、タイマータイムアップ直前の最終原稿のデータを画像メモリ24から読み出すとともに製版装置90を制御して最終原稿のデータ基づいた製版を行うとともに、製版されたA3マスタの印刷ドラム101への巻装を行い(S204)、巻装が終了した場合には上記液晶表示部における巻装中の表示をオフする(S205)。S201において、A4マスタカット製版ではなくA3マスタカット製版である場合には、上記使用済みマスタの除去及び最終原稿に対応した最大サイズのマスタの製版、巻装は行わない。
【0061】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、印刷ドラムの外周面に製版済みのマスタを巻装し、上記印刷ドラムの内部からインキを供給するとともに記録媒体を上記印刷ドラムに押圧して印刷を行う孔版印刷装置であって、マスタを印刷物のサイズに応じて上記印刷ドラムの外周長に対応した最大サイズよりも短く切断し、切断サイズに応じた押圧制御を行うことが可能な印刷装置において、装置本体を駆動する電源をメイン電源とサブ電源の2系統に分け、印刷作業の終了をサブ電源のオフにより行うようにし、サブ電源がオフされた場合、メイン電源を動力源として上記印刷ドラム上の使用済みのマスタを除去した後、上記印刷ドラムの外周長に対応した長さの未製版のマスタを上記印刷ドラムの外周面に自動的に巻装し、その後メイン電源を自動的にオフする構成としたので、ADF使用で且つ複数枚原稿という条件に拘わらず、マスタ及びインキの無駄な消費を抑制できるとともに、印刷ドラムが露出部が存在する状態で放置されることによる不具合を防止できる。
【0062】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の孔版印刷装置において、サブ電源がオフされる直前のマスタの長さが上記印刷ドラムの外周長に対応した長さである場合、メイン電源を動力源とした上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装を行わずに直ちにメイン電源を自動的にオフする構成としたので、マスタの無駄を極力低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における孔版印刷装置の概要正面図である。
【図2】第1の実施形態における制御ブロック図である。
【図3】第1の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態における制御ブロック図である。
【図5】第2の実施形態におけるメイン制御板の詳細ブロック図である。
【図6】第2の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【図7】第3の実施形態における制御ブロック図である。
【図8】第3の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【図9】第4の実施形態における制御ブロック図である。
【図10】第4の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【図11】第5の実施形態における制御ブロック図である。
【図12】第5の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【図13】第6の実施形態における制御ブロック図である。
【図14】第6の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【図15】第7の実施形態における制御ブロック図である。
【図16】第7の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【図17】第7の実施形態におけるADF原稿枚数カウントの制御動作を示すフローチャートである。
【図18】第7の実施形態におけるADF原稿枚数チェックの制御動作を示すフローチャートである。
【図19】第7の実施形態におけるADF原稿搬送と枚数カウントの制御動作を示すフローチャートである。
【図20】第8の実施形態における制御ブロック図である。
【図21】第8の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【図22】第8の実施形態におけるADF原稿搬送と読み取りの制御動作を示すフローチャートである。
【図23】第9の実施形態における制御ブロック図である。
【図24】第9の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【図25】第10の実施形態における制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 メイン電源
3 サブ電源
14 省エネモード切替手段としての省エネモードタイマー
15 自動原稿搬送装置としてのADF
17 印刷作業終了入力手段としての終了ボタン
18 人体検知手段としての人体センサ
21 外部接続機器としてのコントローラ
22 原稿枚数設定手段
24 メモリとしての画像メモリ
61 未製版のマスタ
61a 製版済みのマスタ
61b 使用済みのマスタ
62 記録媒体としての印刷用紙
80 自動原稿読み取り装置としての原稿読取部
101 印刷ドラム

Claims (2)

  1. 印刷ドラムの外周面に製版済みのマスタを巻装し、上記印刷ドラムの内部からインキを供給するとともに記録媒体を上記印刷ドラムに押圧して印刷を行う孔版印刷装置であって、マスタを印刷物のサイズに応じて上記印刷ドラムの外周長に対応した最大サイズよりも短く切断し、切断サイズに応じた押圧制御を行うことが可能な印刷装置において、
    装置本体を駆動する電源をメイン電源とサブ電源の2系統に分け、印刷作業の終了をサブ電源のオフにより行うようにし、サブ電源がオフされた場合、メイン電源を動力源として上記印刷ドラム上の使用済みのマスタを除去した後、上記印刷ドラムの外周長に対応した長さの未製版のマスタを上記印刷ドラムの外周面に自動的に巻装し、その後メイン電源を自動的にオフすることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置において、
    サブ電源がオフされる直前のマスタの長さが上記印刷ドラムの外周長に対応した長さである場合、メイン電源を動力源とした上記使用済みマスタの除去及び上記未製版マスタの自動巻装を行わずに直ちにメイン電源を自動的にオフすることを特徴とする孔版印刷装置
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