JP2008134225A - 車両のシート用乗員荷重検出装置 - Google Patents

車両のシート用乗員荷重検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両に取り付けられる検出装置の省スペース化を図るとともに、乗員の重量によ
る荷重を高感度かつ高精度で検出することができる車両のシート用乗員荷重検出装置を提
供する。
【解決手段】起歪体に垂直方向に固定されフロア側固定部材及びシート側固定部材の一方
に固定される連結部材と、起歪体の一方端側に穿設された固定穴に相対移動不能に嵌着さ
れるとともに、フロア側固定部材及びシート側固定部材の他方に形成された取付け面に固
定され、該取付け面から起歪体を所定間隔をおいて支持する一端固定支持部材と、前記取
付け面に固定され取付け面から起歪体を所定間隔をおいて支持する他端嵌着支持部材と、
一端固定支持部材と他端嵌着支持部材とを端部において相対移動不能に夫々固定する一対
の固定部と、一対の固定部に連続し起歪体の側方に延在するケース取付け部と、が形成さ
れたブラケットとを備えていること。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両用シートに着座する乗員の重量を検出する乗員荷重検出装置に関する。
近年、シートベルトやエアバッグ等の各種安全装置の性能を向上させるため、車両用シ
ートに着座している乗員の重量に合わせてこれらの安全装置の動作をコントロールする場
合がある。
そのような、着座者の重量の検出装置として、特許文献1に記載されるものが知られて
いる。これは、車両側に固定される左右一対の固定レールそれぞれの上を前後に移動可能
に設けられた左右一対の可動レールと、前記一対の可動レール上に搭載され、上に延出し
たロッドを有した複数の荷重センサと、前記一対の稼動レールの上方に配置され、前記複
数の荷重センサに対応した複数の取付孔が上下に貫通するように形成された矩形フレーム
と、を備え、前記複数の荷重センサのロッドが前記複数の取付孔を下から上へ挿入されて
前記矩形フレームが前記複数の荷重センサに搭載されるものである。
このように、予め枠組みされた矩形フレームに形成された取付孔に荷重センサのロッド
が下から上に挿入されて、矩形フレームが荷重センサに搭載されているから、矩形フレー
ムの部品を荷重センサに搭載して後にそれら部品を組んで矩形フレームを枠組みするより
も、初期歪みや初期荷重を抑え、乗員重量を正確に検出することができるというものであ
る。
また、特許文献2に記載されるものには、センサ基板(起歪体)の検出孔に圧入された
検出部材におけるセンサ基板(起歪体)と当接する端部に外力(検出されるべき歪を生じ
させる外力)を作用させるとともに、センサ基板(起歪体)の第1の固定孔に圧入された
第1の固定部材およびセンサ基板の第2の固定孔に圧入された第2の固定部材におけるセ
ンサ基板(起歪体)と当接する端部に前記外力に対する反力を作用させる構成となってい
る。
この構成の検出装置によれば、検出部材、第1の固定部材および第2の固定部材におけ
るセンサ基板(起歪体)と当接する端部の位置がずれることがないため、歪検出素子(歪
ゲージ)に加わる曲げ応力は安定することとなり、歪センサの出力精度を向上させること
ができるという作用効果を奏するものである。
国際公開WO2006/011597号パンフレット 特開2003−83707号公報
しかし、特許文献1のセンサでは、かかる乗員の重量の検出装置において、乗員重量に
よる荷重は、荷重センサのセンシング部において歪みゲージにより電気信号に変換される
が、この電気信号はわずかな電気抵抗の変化を検知するため、一般に電子回路を含むアン
プ装置が並設され、わずかな電気抵抗の変化を増幅させて読み取るようになっている。一
方、車両には、備えられた駆動機器、照明機器等より様々な電磁波が生じ、ノイズとして
複雑な電子回路に影響して測定誤差や誤作動となるおそれがある。そのため、一般にこの
ようなアンプ装置はアルミ等の金属によるアンプケースに入れられるとともに、アンプケ
ースとアンプ装置のグランドとの接続を行うことで電磁波(ノイズ)をシールドしている
。しかし、アルミ製のアンプケースをセンシング部に内臓させると、センシング部がかさ
ばり大きなスペースを必要とするという問題があった。
また、特許文献2のセンサでは、センサ基板(起歪体)を第1および第2の固定部材で
固定し、センサ基板は動かないように固定されているため、両固定部材の間に外力が加わ
ったとき、センサ基板は両固定部材方向の引っ張り力を受けて、その自由な変形が妨げら
れ、さらに、固定部材がセンサ基板(起歪体)と当接する端部は反力が生ずる構成となっ
ているので、同様にセンサ基板の自由な変形が妨げられて検出される荷重の感度が低下す
るという問題があった。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、車両に取り付けられる検出装
置の省スペース化を図るとともに、乗員の重量による荷重を高感度かつ高精度で検出する
ことができる車両のシート用乗員荷重検出装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、車両のフロア
にシートを固定するためのフロア側固定部材とシート側固定部材との間に介在され、前記
シートに着座している乗員の荷重を歪ゲージが貼付された起歪体により測定する車両のシ
ート用乗員荷重検出装置において、該起歪体に垂直方向に固定され前記フロア側固定部材
及び前記シート側固定部材の一方に固定される連結部材と、前記起歪体の一方端側に穿設
された固定穴に相対移動不能に嵌着されるとともに、前記フロア側固定部材及び前記シー
ト側固定部材の他方に形成された取付け面に固定され、該取付け面から前記該起歪体を所
定間隔をおいて支持する一端固定支持部材と、前記起歪体の他方端側に穿設された取付穴
に所定の隙間を設けて嵌着されるとともに、前記取付け面に固定され、該取付け面から該
起歪体を所定間隔をおいて支持する他端嵌着支持部材と、前記一端固定支持部材と前記他
端嵌着支持部材とを端部において相対移動不能に夫々固定する一対の固定部と、該一対の
固定部に連続するとともに前記起歪体の側方に延在するアンプケース取付け部と、が形成
されたブラケットと、を備えていることである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記一端固定支持部材は、
前記所定間隔に対応する所定厚さの一端ベース部と、該ベース部から突出して前記起歪体
の前記固定穴に相対移動不能に嵌着される一端中軸部と、該一端中軸部から突出して前記
ブラケットの一方の端部に穿設された一方固定穴に相対移動不能に嵌着される先軸部と、
前記一端ベース部、前記一端中軸部及び前記先軸部を貫通して形成され前記取付け面に突
設される固定軸に取り付けられる取付面取付穴と、を有し、前記他端嵌着支持部材は、前
記所定間隔に対応する所定厚さの他端ベース部と、該他端ベース部から突出して前記起歪
体の前記取付穴に所定の隙間をもって嵌着されるとともに前記ブラケットの他方の端部に
穿設された他方固定穴に相対移動不能に嵌着される他端中軸部と、前記他端ベース部及び
他端中軸部を貫通して形成され前記取付け面に突設される固定軸に取り付けられる取付面
取付穴と、を有していることである。
請求項1に係る発明によると、起歪体は、ブラケットにより相対移動不能に固定された
一端固定支持部材と前記他端嵌着支持部材とにより支持され、起歪体とブラケットと一端
固定支持部材と前記他端嵌着支持部材とによりひとつのユニットが形成されるので、荷重
検出のために起歪体が取り付けられる取付け位置の製造上の寸法ばらつきに影響されるこ
となく、高精度で乗員荷重の検出を行うことができる。また、起歪体は、その一端部が一
端固定支持部材により固定されているので、測定の度に位置ずれを生じることなく高精度
で乗員の荷重を検出できる。そして、起歪体は、その他端部が他端嵌着支持部材により所
定の隙間の範囲で水平方向に移動できるように支持されているので、両端の支持が荷重時
における起歪体の変形に影響をあたえることなく高感度で同荷重を検出することができる
。また、ブラケットのアンプケース取付け部により、フロア側固定部材及びシート側固定
部材の側方にアンプケースが配されるので、フロア側固定部材とシート側固定部材との間
隔を小さくして省スペースを図ることができる。
請求項2に係る発明によると、起歪体を、一端ベース部、一端中軸部及び先軸部で構成
される単純な部材である一端固定支持部材と、他端ベース部及び他端中軸部で構成される
単純な部材である他端嵌着支持部材とで支持し、アッパブラケットに一端固定支持部材と
他端嵌着支持部材を固定することにより、簡単な構造のユニットとしての荷重検出装置を
構成することが出来るので、組み付けが容易で極めて低コストの車両のシート用乗員荷重
検出装置を提供することができる。
以下本発明の実施の形態に係る車両のシート用乗員荷重検出装置10を図面に基づいて
説明する。シート用乗員荷重検出装置10は、図1に示す車両のシート11に着座してい
る乗員の荷重を測定するものである。図1においてシート11を車両のフロア12に位置
調整可能に固定するシートスライド装置13は、フロア12に固定され車両の前後方向に
延在する一対のロアレール14と、ロアレール14に移動可能に支持され
るアッパレール16等とで構成されている。
図1及び図2に示されるように、前記シート11の下部はシートクッションの下面に組付けられるフレーム17(シート側固定部材)で構成され、フレーム17の下面4隅はシート用乗員荷重検出装置10を介して一対のアッパレール16(フロア側固定部材)の上面に形成された取付け面18に固定されている。シート用乗員荷重検出装置10が固定される各アッパレール16の各両端部には、シート用乗員荷重検出装置10を取付け面18上に固定するための一対の固定軸19が車両の前後方向に所定距離だけ隔てて垂直方向に突設されている。
図3及び図5に示すように、シート用乗員荷重検出装置10は、起歪体20と、起歪体
20の下面に貼付された歪ゲージG1,G2と、起歪体20を両端部でロアレール14の
取付け面18に固定する一端固定支持部材としての第1ロアブラケット21と、同様に起
歪体20を前記取付け面18に固定する他端嵌着支持部材としての第2ロアブラケット2
2と、起歪体20の中央部に垂直方向に固定されシート11のフレーム17に固定される
連結軸23と、起歪体20の上面に両端部で係合されるブラケットとしてのアッパブラケ
ット24と、アッパブラケット24のアンプケース取付け部47に起歪体20と並んで取
り付けられ歪ゲージG1,G2からの信号を増幅するためのアンプ基板(図略)が収納さ
れたアンプケース27と、歪ゲージG1,G2とアンプ基板(図略)とに接続されるFP
C基板28等から構成されている。
まず、第1ロアブラケット21は、図3及び図4に示すように、所定厚さの一端ベース
部29と、該一端ベース部29から突出して起歪体20の一方端側に穿設された固定穴3
0に圧入される一端中軸部31と、一端中軸部31から突出する先軸部32と、中心に貫
通して穿設された取付面取付穴33から構成されている。第2ロアブラケット22は、所
定厚さの他端ベース部34と、該他端ベース部34から突出して起歪体20の他方端側に
穿設された取付穴35に遊嵌される他端中軸部36と、中心に貫通して穿設された取付面
取付穴37から構成されている。
起歪体20の一方の端部には固定穴30が、他方の端部には取付穴35が形成され、固
定穴30と取付穴35とは前記アッパレール16の各両端部に突設された固定軸19の間
隔と同じ所定距離だけ隔てて穿設されている。起歪体20は、図4に示すように、表面が
第1ロアブラケット21の一端ベース部29に当接するまで、固定穴30が一端中軸部3
1に圧入され(なお、圧入されない場合もある)、第2ロアブラケット22の他端ベース
部34に当接するまで、取付穴35が他端中軸部36に遊嵌される。起歪体20の中央部
には中央穴38が穿設され、中央穴38には連結軸23の中軸部39が圧入されている。
連結軸23の端部には、第1、第2ロアブラケット21,22の前記ベース部29,34
より厚さが小さいフランジ40が形成され起歪体20の表面に当接されている。また、前
記中軸部39の端面から先中軸部41が突設され、先中軸部41の端面からは固定ねじ部
42が突設されている。起歪体20の中央穴38に連結軸23の中軸部39が圧入された
状態で先中軸部41にセンタブラケット48が圧入されることにより、連結軸23はフラ
ンジ40とセンタブラケット48との間に起歪体20を挟着して基端部において起歪体2
0に固定される。
一方、図2に示されるように、第1、第2ロアブラケット21,22の取付面取付穴33,37がアッパレール
16の端部に垂直方向に突設されている固定軸19に嵌合され、前記ベース部29,34
の底面が取付け面18上に着座される。固定軸19の先端に刻設されたねじ部に螺着され
たナット60が、後述するアッパブラケット24の固定部43,44を押圧することによ
り、シート用乗員荷重検出装置10の起歪体20はアッパレール16の取付け面18に該
取付け面18から前記ベース部29,34の厚み分の所定隙間を置いて両端部で固定され
る。
また、前記連結軸23の先端部は、以下のようにシート11に連結されるようになって
いる。まず、シート11のフレーム17には、連結面
62が形成され、該連結面62に連結穴63が穿設されている。連結軸23の固定ねじ部
42に連結穴63が嵌装されて連結面62の下面がセンタブラケット48の上面に当接し
、フレーム11が起歪体20を介してアッパレール16上に載置され、固定ねじ部42に
螺着されたナット65が連結面62をセンタブラケット48に圧着することにより、シー
ト用乗員荷重検出装置10の連結軸23がシート11のフレーム17に固定される。
この起歪体20は、シート11に着座する乗員の荷重が連結軸23を介して起歪体20
に付加されると、その両端部を第1、第2ロアブラケット21,22に両端支持されて撓
み、起歪体20の表面には、第1、第2ロアブラケット21,22と連結軸23との各間
に、荷重に比例して第1、第2ロアブラケット21,22側に圧縮歪、連結軸23側に引
張歪が生じるようになっている。これら圧縮歪、引張歪を検出するために、起歪体20の
両端部と中央部との各間、即ち第1、第2ロアブラケット21,22と連結軸23との各
間には、ハーフブリッジを構成する2素子を夫々有する歪ゲージG1,G2が貼付されて
いる。歪ゲージG1,G2の各ハーフブリッジでフルブリッジが構成され、起歪体20の
撓みとしてシート11に着座する乗員の荷重を測定するように構成されている。
また、起歪体20の上面の両端部には、図5に示すように、例えば鋼板製のアッパブラ
ケット24が組み付けられている。このアッパブラケット24の両端部には固定部43,
44が設けられ、固定部43,44には、図3に示すように、固定穴45,46が穿設さ
れている。これらの固定穴45,46には、起歪体20の上面から突き出た第1ブラケッ
ト21の先軸部32、第2ブラケット22の他端中軸部36が夫々圧入され、起歪体20
は、その両端部でアッパブラケット24の固定部43,44と第1、第2ブラケット21
,22の前記ベース部29,34との間に挟持されるようになっている。
また、アッパブラケット24には、両端の固定部43,44を連結するアンプケース取
付け部47が起歪体20の側方に延在するように形成されている。このように、アッパブ
ラケット24が両端の固定部43,44以外、即ちアンプケース取付け部47では起歪体
20と重ならないようにすることにより、アッパブラケット24が起歪体20の変形に影
響を与えることがなく、乗員の荷重を正確に測定することができるようになっている。
アッパブラケット24のアンプケース取付け部47には、例えばPBT(ポリブチレン
テレフタレート)樹脂製のアンプケース27が起歪体20と並んでねじ(図略)によって
取り付けられている。アンプケース27は、PBT樹脂製とすることによって従来のアル
ミ製ケースよりも軽量化、低コスト化が可能になる。また、アンプケース27には、前記
アンプ基板の出力を図略の電子制御ユニットに送信するための通信線を接続するコネクタ
59が設けられている。
また、コ字形状をしたFPC(Flexible Printed Circuits
)基板28は、両脚部の先端で歪ゲージG1,G2に起歪体20の両端部と中央部との各
間で接続され、該FPC基板28の中間部にはFPC基板28の配線パターンに接続する
4つのスルーホール(図略)が設けられ、これらのスルーホールは前記アンプ基板の端子
(図略)に夫々接続されている。
上記のように構成された車両のシート用乗員荷重検出装置によると、取付け面18に取
り付けられた固定軸19に該乗員荷重検出装置10を取り付ける場合、起歪体20は、ア
ッパブラケット24により相対移動不能に固定された第1ロアブラケット21と第2ロア
ブラケット22とにより支持され、一つのユニットとなっているので、起歪体20が取り
付けられる固定軸19の位置の製造上の寸法ばらつきに影響されることなく、高精度で乗
員荷重の検出を行うことができる。
また、乗員がシート11に着座すると、シートクッションに固定されたフレーム17に
乗員の荷重が加わる。これによりシート用乗員荷重検出装置10の連結軸23を介して各
起歪体20に荷重が加わる。図6から図7に示すように、起歪体20が変形する際に、そ
の一端部が第1ロアブラケット21により固定されているので、測定の度に位置ずれを生
じることなく高精度で乗員の荷重を検出できる。そして、起歪体20は、その他端部が第
2ロアブラケット22により所定の隙間tの範囲で水平方向に移動できるように支持され
ているので、両端の支持が荷重時における起歪体20の変形に影響をあたえることなく高
感度で同荷重を検出することができる。また、アッパブラケット24のアンプケース取付
け部47により、アッパレール16及びフレーム17の側方にアンプケース27が配され
るので、アッパレール16とフレーム17との間隔を小さくして省スペースを図ることが
できる。
このように起歪体20を、一端ベース部29、一端中軸部31及び先軸部32等で構成
される単純な部材である第1ロアブラケット21と、他端ベース部34及び他端中軸部3
6等で構成される単純な部材である第2ロアブラケット22とで支持し、アッパブラケッ
ト24に第1ロアブラケット21と第2ロアブラケット22とを固定することにより、簡
単な構造のユニットとしての荷重検出装置10を構成することが出来るので、組み付けが
容易で極めて低コストの車両のシート用乗員荷重検出装置を提供することができる。
なお、上記実施の形態では、起歪体の上に位置するアッパブラケットと、起歪体の下に
位置する第1、第2のロアブラケットとで、該起歪体を挟持するものとしたが、これに限
定されず、例えば、これらの構成が上下逆の位置に配されるものでもよい。
また、アッパブラケットを鋼板製のものとしたが、これに限定されず例えばアルミ合金
製のものでもよい。
実施形態の車両のシート用乗員荷重検出装置が用いられるシートの斜視図。 シート用乗員荷重検出装置のフレームへの組付け状態を示す図。 同荷重検出装置の分解斜視図。 各ブラケット、連結軸の起歪体への組付けを示す図。 組立てられたシート用乗員荷重検出装置の斜視図。 シート用乗員荷重検出装置の取付けを示す概略図。 荷重による起歪体の変形を示す概略図。
符号の説明
10…シート用乗員荷重検出装置、11…シート、12…フロア、16…フロア側固定
部材(アッパレール)、17…シート側固定部材(フレーム)、18取付け面、19…固
定軸、20…起歪体、21…一端固定支持部材(第1ロアブラケット)、22…他端嵌着
支持部材(第2ロアブラケット)、23…連結部材(連結軸)、24…アッパブラケット
、29…一端ベース部、30…固定穴、31…一端中軸部、32…先軸部、33…取付面
取付穴、34…他端ベース部、35…取付穴、36…他端中軸部、37…取付面取付穴、
43…固定部、44…固定部、45…一方固定穴、46…他方固定穴、47…アンプケー
ス取付け部、G1…歪ゲージ、G2…歪ゲージ、t…所定の隙間。

Claims (2)

  1. 車両のフロアにシートを固定するためのフロア側固定部材とシート側固定部材との間に
    介在され、前記シートに着座している乗員の荷重を歪ゲージが貼付された起歪体により測
    定する車両のシート用乗員荷重検出装置において、
    前記起歪体に垂直方向に固定され前記フロア側固定部材及び前記シート側固定部材の一
    方に固定される連結部材と、
    前記起歪体の一方端側に穿設された固定穴に相対移動不能に嵌着されるとともに、前記
    フロア側固定部材及び前記シート側固定部材の他方に形成された取付け面に固定され、該
    取付け面から該起歪体を所定間隔をおいて支持する一端固定支持部材と、
    前記起歪体の他方端側に穿設された取付穴に所定の隙間を設けて嵌着されるとともに、
    前記取付け面に固定され、該取付け面から該起歪体を所定間隔をおいて支持する他端嵌着
    支持部材と、
    前記一端固定支持部材と前記他端嵌着支持部材とを端部において相対移動不能に夫々固
    定する一対の固定部と、該一対の固定部に連続するとともに前記起歪体の側方に延在する
    アンプケース取付け部と、が形成されたブラケットと、
    を備えていることを特徴とする車両のシート用乗員荷重検出装置。
  2. 請求項1において、前記一端固定支持部材は、前記所定間隔に対応する所定厚さの一端
    ベース部と、該ベース部から突出して前記起歪体の前記固定穴に相対移動不能に嵌着され
    る一端中軸部と、該一端中軸部から突出して前記ブラケットの一方の端部に穿設された一
    方固定穴に相対移動不能に嵌着される先軸部と、前記一端ベース部、前記一端中軸部及び
    前記先軸部を貫通して形成され前記取付け面に突設される固定軸に取り付けられる取付面
    取付穴と、を有し、
    前記他端嵌着支持部材は、前記所定間隔に対応する所定厚さの他端ベース部と、該他端
    ベース部から突出して前記起歪体の前記取付穴に所定の隙間をもって嵌着されるとともに
    前記ブラケットの他方の端部に穿設された他方固定穴に相対移動不能に嵌着される他端中
    軸部と、前記他端ベース部及び他端中軸部を貫通して形成され前記取付け面に突設される
    固定軸に取り付けられる取付面取付穴と、を
    有していることを特徴とする車両のシート用乗員荷重検出装置。
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