JP2008132911A - 車載電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムとの受信機を共用化した車載電子制御装置において、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが作動する際に、それぞれのシステムに適した検波レベルが設定されている検波器を切り替えて使用する車載電子制御装置を提供する。
【解決手段】車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムの受信部TUが共用化されている。車速が所定値Vp未満の場合は、受信部TUが備える第一検波器151により受信信号の検波が行われ、車速が所定値Vp以上の場合は、受信部TUが備える第二検波器152により受信信号の検波が行われる。第一検波器151の検波レベルV1は、第二検波器152の検波レベル152より低い値が設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載電子制御装置に関するものである。
一般に、車両のドアロックを施錠開錠するにあたり、運転席側ドアの外部ドアハンドル近傍に設けられたリクエストスイッチを押すことで、ドアのキーシリンダーにキーを差し込むことなくドアを施錠開錠する車両用キーレスシステムが実用化されている。このような車両用キーレスシステムでは、リクエストスイッチが操作された際に車両側に設置された制御部(車載機)が起動して乗員が所持する携帯機(キー)に対しリクエスト信号を送信し、リクエスト信号を受信した携帯機は携帯機毎に割り当てられた固有のIDを含む応答信号を送信し、制御部は受信部で受信した応答信号と記憶しているIDとの照合を行い、IDが合致した場合にのみドアロックの施錠、開錠を行うものである(特許文献1参照)。
また車両用キーレスシステムにおいて、さらに利便性を向上させるため、携帯機にドアの施錠開錠のスイッチを儲け、遠隔操作でドアの施錠開錠を可能とする機能を設けた車両用キーレスシステムが実用化されている(特許文献2参照)。
一方、車両のタイヤの空気圧をセンサで検出し、タイヤの空気圧に異常が発生した際に警報を行うタイヤ空気圧モニタシステム(Tire Pressure Monitoring System)が実用化されている。このようなタイヤ空気圧モニタシステムでは、個々のタイヤに設置したセンサが検出する空気圧の検出信号を無線で送信し、車体に別途設置した受信部で受信して、制御部が空気圧の値をモニタし、空気圧が所定値以下となった際に警報を発する(特許文献3参照)。
特開平05―106376号公報 特開平08―144596号公報 特開平08―227492号公報
このような車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムは、それぞれ携帯機からの無線信号とセンサからの無線信号を受信部で受信する必要があり、システムの小型化、コスト低減等により、車載電子制御装置として受信部の共用化が図られているものがある。
ところで、車両用キーレスシステムは、通常電子的雑音が少ない環境である車両の電源スイッチがオフの場合に用いられるが、タイヤ空気圧モニタシステムは、通常スパイクノイズ等の電子的雑音が多く発生する走行中に用いられる、と言う使用環境の違いがある。したがって、受信部を共用化した場合(図7参照)、信号の検出レベルを車両用キーレスシステム側に適した、すなわち電子的雑音の少ない環境で作動する低いレベルに設定しておくと、タイヤ空気圧モニタシステム作動中はスパイクノイズ等の電子的雑音を信号と誤って検出してしまう可能性がある、と言う問題点がある(図8参照)。一方、信号の検出レベルをタイヤ空気圧モニタシステムに適した、すなわち電子的雑音の多い環境で作動する高いレベルに設定しておくと、携帯機の位置の影響等により車両用キーレスシステム側の信号レベルが低い場合は、車両用キーレスシステムが作動しない可能性がある、と言う問題点がある(図9参照)。
本発明の課題は、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムとの受信機を共用化した車載電子制御装置において、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが作動する際に、それぞれのシステムに適した検波レベルが設定されている検波器を切り替えて使用する車載電子制御装置を提供する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、乗員が携帯する携帯機と、前記携帯機からの送信信号を受信する受信部と、車両の車体外部に設置されたリクエストスイッチが操作された際に、電子的に登録された前記携帯機の固有の識別番号を含む応答信号の送信を前記携帯機に要求する要求信号を送信し、前記要求信号を受信した前記携帯機から送信された前記応答信号を前記受信部が受信した際に、前記応答信号に含まれる前記識別番号の照合を行い、該照合が成立した場合にのみ前記車両のドアロックの施錠または開錠を行う制御部と、を有する車両用キーレスシステムと、前記車両の各タイヤに設置され、各タイヤの空気圧を検出して検出信号を送信する空気圧センサと、前記空気圧センサから送信された検出信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記検出信号に基づいて、前記各タイヤの空気圧の異常を検出して報知する制御部と、を有するタイヤ空気圧モニタシステムと、を備えた車載電子制御装置であって、前記車両用キーレスシステムの前記受信部と前記タイヤ空気圧モニタシステムの前記受信部は共用され、該受信部は、前記車両の車速が所定値未満の場合に第一の検波レベルを備えた第一検波器により受信信号の検波を行い、前記車両の車速が所定値以上の場合に前記第一の検波レベルより高い値を有する第二の検波レベルを備えた第二検波器により受信信号の検波を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムとの受信機を共用化した車載電子制御装置において、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが作動する際に、それぞれのシステムに適した検波レベルが設定されている検波器を車速に基づいて切り替えて使用することで、電子的雑音の影響を排除し、各システムが確実に作動するようにすることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載電子制御装置において、前記車速の所定値は、前記タイヤ空気圧モニタシステムが動作を開始する値であることを特徴としている。
上記構成によれば、タイヤ空気圧モニタシステムが作動する車速で検波器を切り替えることで、電子的雑音の影響を排除し、各システムが確実に作動するようにすることができる。
また、請求項3に記載の発明は、乗員が携帯する携帯機と、前記携帯機からの送信信号を受信する受信部と、車両の車体外部に設置されたリクエストスイッチが操作された際に、電子的に登録された前記携帯機の固有の識別番号を含む応答信号の送信を前記携帯機に要求する要求信号を送信し、前記要求信号を受信した前記携帯機から送信された前記応答信号を前記受信部が受信した際に、前記応答信号に含まれる前記識別番号の照合を行い、該照合が成立した場合にのみ前記車両のドアロックの施錠または開錠を行う制御部と、を有する車両用キーレスシステムと、前記車両の各タイヤに設置され、各タイヤの空気圧を検出して検出信号を送信する空気圧センサと、前記空気圧センサから送信された検出信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記検出信号に基づいて、前記各タイヤの空気圧の異常を検出して報知する制御部と、を有するタイヤ空気圧モニタシステムと、を備えた車載電子制御装置であって、前記車両用キーレスシステムの前記受信部と前記タイヤ空気圧モニタシステムの前記受信部は共用され、該受信部は、前記車両の起動を行うスイッチがオフの場合に第一の検波レベルを備えた第一検波器により受信信号の検波を行い、前記車両の起動を行うスイッチがオンの場合に前記第一の検波レベルより高い値を有する第二の検波レベルを備えた第二検波器により受信信号の検波を行うことを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3の車載電子制御装置において、前記車両の起動を行う前記スイッチがイグニッションスイッチであることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3の車載電子制御装置において、前記車両の起動を行う前記スイッチがアクセサリースイッチであることを特徴としている。
さらに、請求項6に記載の発明は、請求項3の車載電子制御装置において、前記車両の起動を行う前記スイッチがキースイッチであることを特徴としている。
上記構成によれば、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムとの受信機を共用化した車載電子制御装置において、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが作動する際に、それぞれのシステムに適した検波レベルが設定されている検波器を車両の起動を行うスイッチの状態に基づいて切り替えて使用することで、電子的雑音の影響を排除し、各システムが確実に作動するようにすることができる。
車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムとの受信機を共用化した車載電子制御装置において、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが作動する際に、それぞれのシステムに適した検波レベルが設定されている検波器を切り替えて使用する車載電子制御装置を実現する。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1に、本発明の実施形態の車載電子制御装置のブロックを示す。
車載電子制御装置100は、受信部TUと制御部CTとを備え、車両用キーレスシステムおよびタイヤ空気圧モニタシステムの機能を有している。
受信部TUは、乗員が所持し、車両用キーレスシステムを作動させる携帯機501からの信号を受信し、制御部CTは、受信部TUの出力信号に基づいて、各ドアに設置されたドアロック機構(図示省略)を駆動するアクチュエータ304を制御し、各ドアの施錠、開錠の操作を行う。
また、受信部TUは、各タイヤ(図示省略)に設置され、各タイヤの空気圧を検出する空気圧センサ502からの信号を受信し、制御部CTは、受信部TUの出力信号に基づいて、タイヤ空気圧モニタシステム表示部(図1ではTPMS表示部と記載)305にタイヤ空気圧の状態を表示するとともに、空気圧が所定値以下となった際に警報を発する。
ここで、受信部TUは、受信アンテナ110、高周波増幅器120、周波数変換器130、中間周波増幅器140、検波器150、ローパスフィルタ160、波形成型器170を備えている。
受信アンテナ110は、携帯機501から送信される操作信号および応答信号(後述)を受信する。また、空気圧センサ502から送信される検出信号を受信する。
高周波増幅器120は、不要な周波数をカットする高周波フィルタ(図1ではRFフィルタと記載)121と、高周波領域での信号を増幅する高周波増幅アンプ(図1ではRFアンプと記載)122を備えている。受信アンテナ110での受信信号は、高周波フィルタ121で不要な周波数がカットされ、高周波増幅アンプ122で増幅されて、周波数変換器130へ出力される。
周波数変換器130は、所定の周波数信号を出力する局部発振器131と、高周波増幅器120の出力と局部発振器131の出力とを混合して所定の低い周波数に変換する混合器132とを備える。高周波増幅器120の出力信号は、高周波信号による発振の防止、信号処理の容易さ等の理由により、周波数変換器130により所定の低い周波数(中間周波数)に変換される。
中間周波増幅器140は、不要な周波数をカットする中間周波フィルタ(図1ではIFフィルタと記載)141と、低い周波数領域での信号を増幅する中間周波増幅アンプ(図1ではIFアンプと記載)142を備えている。周波数変換器130の出力信号は、中間周波フィルタ141で不要な周波数がカットされ、中間周波増幅アンプ142で増幅されて、検波器150へ出力される。
検波器150は、検波レベル(閾値)V1が設定された第一検波器151と、第一検波器とは検波レベルの異なる検波レベルV2が設定された第二検波器152とを備えている。この検波レベルV1、V2は、検波レベルを設定する抵抗値を変えることでそれぞれ設定されている。中間周波数増幅器140の出力信号は、第一検波器151または第二検波器152により復調されて搬送波成分が除去され、原信号成分が抽出される。
ローパスフィルタ160は、抽出した原信号に含まれる不要な高周波成分を除去する。
波形成型器170は、ローパスフィルタ160の出力信号をCPU200の処理に適した波形に成型する。
制御部CTは、CPU200、ROM201、入出力回路202を備えている。
CPU200は、車両用キーレスシステムの動作の際は、運転席側ドアの外部ハンドル近傍に設置されたリクエストスイッチ307が押された場合、携帯機501に対して応答信号を送信するようにキーレスアンテナ308から要求信号を送信する。
要求信号を受信した携帯機501は、応答信号を送信する。この応答信号には、携帯機501に固有に割り当てられ登録された電子的な識別番号、いわゆるIDが含まれている。
応答信号を受信した受信部TUは、前述した信号処理を行って、制御部CTに応答信号を出力する。
制御部CTは、ROM201に記憶されている携帯機のIDと、応答信号に含まれるIDとの照合を行い、照合が成立した場合はアクチュエータ304を制御して、ドアが施錠している場合はドアの開錠を、開錠している場合は施錠を行う。
また、携帯機501にはドアを遠隔操作で開錠する開錠スイッチ(図1では開錠SWと記載)501A、およびドアを遠隔操作で施錠する施錠スイッチ(図1では施錠SWと記載)501Bが設けられており、これらのスイッチ操作により携帯機501から送信された操作信号を受信した受信部TUは、前述した信号処理を行って、制御部CTに操作信号を出力する。
制御部CTは、操作信号が開錠を示す信号の場合はアクチュエータ304を制御してドアを開錠し、操作信号が施錠を示す信号の場合はアクチュエータ304を制御してドアを施錠する。
ROM201は、CPU200が動作する際に必要な各種パラメータの設定値、前述した携帯機のID等を記憶している。
入出力回路202は、キーシリンダー(図示省略)へのキーの抜き差しを検出するキースイッチ(図1ではキーSWと記載)301、車両の電源オンオフを行うアクセサリースイッチ(図1ではACCSWと記載)302、エンジンスタートを行うイグニッションスイッチ(図1ではIGNSWと記載)303、ドアロック機構を駆動するアクチュエータ304、タイヤ空気圧モニタシステムのモニタ内容を表示するTPMS表示部305、携帯機501からの信号の有無を表示する携帯機検出表示部306、ドアの施錠開錠の際に操作するリクエストスイッチ307、携帯機501に要求信号を送信するキーレスアンテナ308が電気的に接続されている。また、各種スイッチの状態やCPU200の信号を他のシステムとやり取りするネットワーク、いわゆるCAN(Controller Area Network)400に接続されている。
次に、図2に示すフローチャートに基づいて、本実施形態の動作を説明する。
ステップS101では、車速の判定が行われる。車速は、車速センサ(図示省略)の検出信号をCAN400経由で制御部CTが取得する。車速がタイヤ空気圧モニタシステムが作動を開始する車速Vp以上の場合は、フローはステップS102へ移行する。一方、車速がタイヤ空気圧モニタシステムが作動する車速Vp未満の場合は、フローはステップS103へ移行する。
ステップS102では、検波器150のうち、第二検波器152が選択される。図3の(b)に示すように、第二検波器は、電子的雑音の多い状態に対応した検波レベルV2が設定されている。この検波レベルV2は、後述する第一検波器151の検波レベルV1よりも高い値が設定されており、受信部TUの受信信号がこの検波レベルV2以上になった場合に受信信号の検波を行うことで、車両の各種車載電子機器が作動し、電子的雑音の多い状態の中で、空気圧センサ502からの検出信号だけを確実に検出できるように設定されている。
ステップS103では、検波器150のうち、第一検波器151が選択される。図3の(a)に示すように、第一検波器は、検波レベルV1が設定されている。この検波レベルV1は、前述した第二検波器152の検波レベルV2よりも低い値が設定されており、受信部TUの受信信号がこの検波レベルV1以上になった場合に受信信号の検波を行うことで、携帯機501の位置等に影響して携帯機からの受信信号のレベルが低い場合でも、携帯機501からの検出信号だけを確実に検出できるように設定されている。なお、携帯機501からの検出信号は、通常電子的雑音の少ない車両の電源オフの状態で受信されるため、検波レベルV1に対する車載電子機器の電子的雑音の影響はここでは無視できる。
以上のように、本発明の実施形態の車載電子制御装置では、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムとの受信機を共用化した場合に、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが作動する際に、それぞれのシステムに適した検波レベルが設定されている検波器を切り替えて使用することで、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが確実に作動する。
本実施例では、前述した実施形態に対し、第一検波器151と第二検波器152の選択の基準が変わるだけであるため、この動作フローのみについて図4のフローチャートを基に説明を行う。
ステップS111では、イグニッションスイッチ(図4ではIGNSWと記載)303のオンオフが判定される。イグニッションスイッチ303がオンの場合は、エンジン回転中にあたり、電子的雑音の多い状態にあたり、フローはステップS112へ移行する。一方、イグニッションスイッチ303がオフの場合は、エンジン停止中で電子的雑音の比較的少ない状態にあたり、フローはステップS113へ移行する。
ステップS112およびステップS113の内容はそれぞれステップS102およびステップS103と同等のため、説明は省略する。
以上のように、本発明の実施形態の車載電子制御装置では、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムとの受信機を共用化した場合に、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが作動する際に、それぞれのシステムに適した検波レベルが設定されている検波器を切り替えて使用することで、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが確実に作動する。
本実施例では、前述した実施形態に対し、第一検波器151と第二検波器152の選択の基準が変わるだけであるため、この動作フローのみについて図5のフローチャートを基に説明を行う。
ステップS121では、アクセサリースイッチ(図5ではACCSWと記載)302のオンオフが判定される。アクセサリースイッチ302がオンの場合は、走行に備え各種電子機器が作動して電子的雑音の多い状態にあたり、フローはステップS122へ移行する。一方、アクセサリースイッチ302がオフの場合は、各種電子機器が作動しておらず電子的雑音の少ない状態にあたり、フローはステップS123へ移行する。
ステップS122およびステップS123の内容はそれぞれステップS102およびステップS103と同等のため、説明は省略する。
以上のように、本発明の実施形態の車載電子制御装置では、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムとの受信機を共用化した場合に、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが作動する際に、それぞれのシステムに適した検波レベルが設定されている検波器を切り替えて使用することで、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが確実に作動する。
本実施例では、前述した実施形態に対し、第一検波器151と第二検波器152の選択の基準が変わるだけであるため、この動作フローのみについて図6のフローチャートを基に説明を行う。
ステップS131では、キースイッチ(図6ではキーSWと記載)301のオンオフが判定される。キースイッチ301がオンの場合は、電子的雑音の多い走行状態に移行する可能性が高く、フローはステップS132へ移行する。一方、キースイッチ301がオフの場合は、車両は電子的雑音の少ない停止状態にあたり、フローはステップS133へ移行する。
ステップS132およびステップS133の内容はそれぞれステップS102およびステップS103と同等のため、説明は省略する。
以上のように、本発明の実施形態の車載電子制御装置では、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムとの受信機を共用化した場合に、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが作動する際に、それぞれのシステムに適した検波レベルが設定されている検波器を切り替えて使用することで、車両用キーレスシステムとタイヤ空気圧モニタシステムそれぞれが確実に作動する。
以上、本発明の実施形態および実施例を図面により詳述したが、これらは本発明の例示にしか過ぎず、本発明はこれらの構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、本発明の実施形態のブロック図は図1に示すブロック図に限られず、同等の動作を有するものであれば良い。
また、本発明の実施形態において、検波器150を切り替える際の基準となる車速は、タイヤ空気圧モニタシステムが作動を開始するVpに限らず、任意の車速を設定することができる。
さらに、入出力回路202に接続されるスイッチや機器等は、図1に示すものに限られるものではない。
本発明の実施形態における車載電子制御装置のブロック図である。 本発明の実施形態における検波器の選択動作のフローチャートである。 本発明の実施形態における検波器の動作の説明図である。 本発明の実施例1における検波器の選択動作のフローチャートである。 本発明の実施例2における検波器の選択動作のフローチャートである。 本発明の実施例3における検波器の選択動作のフローチャートである。 従来技術の車載電子制御装置のブロック図である。 従来技術の検波器において、検波器の検波レベルが低い場合の誤作動の説明図である。 従来技術の検波器において、検波器の検波レベルが高い場合の誤作動の説明図である。
符号の説明
100 車載電子制御装置
110 受信アンテナ
120 高周波増幅器
121 高周波フィルタ
122 高周波アンプ
130 周波数変換器
131 局部発振器
132 混合器
140 中間周波増幅器
141 中間周波フィルタ
142 中間周波アンプ
150 検波器
151 第一検波器
152 第二検波器
160 ローパスフィルタ
170 波形成型器
200 CPU
201 ROM
202 入出力回路
301 キースイッチ
302 アクセサリースイッチ
303 イグニッションスイッチ
304 アクチュエータ
305 タイヤ空気圧モニタシステム表示部
306 携帯機検出表示部
307 リクエストスイッチ
308 キーレスアンテナ
400 CAN
501 携帯機
501A 開錠スイッチ
501B 施錠スイッチ
502 空気圧センサ
TU 受信部
CT 制御部

Claims (6)

  1. 乗員が携帯する携帯機と、
    前記携帯機からの送信信号を受信する受信部と、
    車両の車体外部に設置されたリクエストスイッチが操作された際に、電子的に登録された前記携帯機の固有の識別番号を含む応答信号の送信を前記携帯機に要求する要求信号を送信し、前記要求信号を受信した前記携帯機から送信された前記応答信号を前記受信部が受信した際に、前記応答信号に含まれる前記識別番号の照合を行い、該照合が成立した場合にのみ前記車両のドアロックの施錠または開錠を行う制御部と、
    を有する車両用キーレスシステムと、
    前記車両の各タイヤに設置され、各タイヤの空気圧を検出して検出信号を送信する空気圧センサと、
    前記空気圧センサから送信された検出信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記検出信号に基づいて、前記各タイヤの空気圧の異常を検出して報知する制御部と、を有するタイヤ空気圧モニタシステムと、
    を備えた車載電子制御装置であって、
    前記車両用キーレスシステムの前記受信部と前記タイヤ空気圧モニタシステムの前記受信部は共用され、該受信部は、前記車両の車速が所定値未満の場合に第一の検波レベルを備えた第一検波器により受信信号の検波を行い、前記車両の車速が所定値以上の場合に前記第一の検波レベルより高い値を有する第二の検波レベルを備えた第二検波器により受信信号の検波を行うことを特徴とする車載電子制御装置。
  2. 前記車速の所定値は、前記タイヤ空気圧モニタシステムが動作を開始する値であることを特徴とする請求項1に記載の車載電子制御装置。
  3. 乗員が携帯する携帯機と、
    前記携帯機からの送信信号を受信する受信部と、
    車両の車体外部に設置されたリクエストスイッチが操作された際に、電子的に登録された前記携帯機の固有の識別番号を含む応答信号の送信を前記携帯機に要求する要求信号を送信し、前記要求信号を受信した前記携帯機から送信された前記応答信号を前記受信部が受信した際に、前記応答信号に含まれる前記識別番号の照合を行い、該照合が成立した場合にのみ前記車両のドアロックの施錠または開錠を行う制御部と、
    を有する車両用キーレスシステムと、
    前記車両の各タイヤに設置され、各タイヤの空気圧を検出して検出信号を送信する空気圧センサと、
    前記空気圧センサから送信された検出信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記検出信号に基づいて、前記各タイヤの空気圧の異常を検出して報知する制御部と、を有するタイヤ空気圧モニタシステムと、
    を備えた車載電子制御装置であって、
    前記車両用キーレスシステムの前記受信部と前記タイヤ空気圧モニタシステムの前記受信部は共用され、該受信部は、前記車両の起動を行うスイッチがオフの場合に第一の検波レベルを備えた第一検波器により受信信号の検波を行い、前記車両の起動を行うスイッチがオンの場合に前記第一の検波レベルより高い値を有する第二の検波レベルを備えた第二検波器により受信信号の検波を行うことを特徴とする車載電子制御装置。
  4. 前記車両の起動を行う前記スイッチがイグニッションスイッチであることを特徴とする請求項3に記載の車載電子制御装置。
  5. 前記車両の起動を行う前記スイッチがアクセサリースイッチであることを特徴とする請求項3に記載の車載電子制御装置。
  6. 前記車両の起動を行う前記スイッチがキースイッチであることを特徴とする請求項3に記載の車載電子制御装置。
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