JP5428320B2 - キーレスエントリーシステム - Google Patents

キーレスエントリーシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5428320B2
JP5428320B2 JP2008320696A JP2008320696A JP5428320B2 JP 5428320 B2 JP5428320 B2 JP 5428320B2 JP 2008320696 A JP2008320696 A JP 2008320696A JP 2008320696 A JP2008320696 A JP 2008320696A JP 5428320 B2 JP5428320 B2 JP 5428320B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
vehicle
control device
bit rate
entry system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008320696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010144365A (ja
Inventor
貴裕 稲田
浩昭 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2008320696A priority Critical patent/JP5428320B2/ja
Publication of JP2010144365A publication Critical patent/JP2010144365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5428320B2 publication Critical patent/JP5428320B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、エンジンキーを用いずに車両ドアのロック/アンロック等を遠隔操作で行うキーレスエントリーシステムに関し、特に、複数のビットレートの信号を送信可能なキーレスエントリーシステムに関するものである。
従来、車両のキーレスエントリーシステムは、乗員が携帯する電子キー等の携帯用送受信装置(携帯機)と車両に搭載される車両側送受信装置(車載機)との間で無線交信を行い、携帯機から送信されてきたIDコードが車両側の正規のIDコードと認証されたときにドアの電磁アクチュエータが作動しアンロックされるよう構成されている。
特許文献1は、携帯機から出力されるドアのロック/アンロックを制御する遠隔操作信号とタイヤの空気圧を監視するための空気圧監視信号とを受信する車載機を設け、この車載機のローパスフィルタのカットオフ周波数をイグニッションスイッチのオンオフ状態に応じて切替え可能とした技術を提案している。
特許文献1では、カットオフ周波数をイグニッションスイッチのオンオフ状態に応じて切替え可能としたため、キーレスエントリーシステムの車載機をタイヤの空気圧の監視用受信機に兼用することが可能となり、受信機としての車載機の効率的使用を図ることができる。
特開2005−120656号公報
一方、近年、車両の電子化が急速に進んでおり、各種の電子制御機構が車両に搭載されている。また、キーレスエントリーシステムやタイヤの空気圧監視機構のように、無線による所定信号を送受信する制御機構も多数存在し、例えば、遠距離からエンジンを自動的に始動させる、所謂エンジン遠隔始動機構もその1つである。
一般的に、エンジン遠隔始動機構は、専用の携帯機から送信されるIDコードを認証して正規のIDコードと一致したとき、エンジンの始動が許可される仕様となっている。特許文献1において車載機を兼用させたように、専用の携帯機をキーレスエントリーシステムの携帯機と兼用させることで乗員の利便性を向上させることが可能となる。
ところで、キーレスエントリーシステムはドアのロック/アンロックが主目的とされることから、キーレスエントリーシステムにおける送受信機の通信可能距離は、乗員がドア付近に接近したときを想定して近距離とされている。
これに対して、エンジン遠隔始動機構では、エンジンの暖気やオートエアコンの始動等の観点から、乗員が自車両に到達するまでに時間の掛るような離れた場所からの作動が要求されており、キーレスエントリーシステムの通信可能距離に比べてその通信可能距離が遠距離とされる。
図5に示すように、通信可能距離と信号の伝送レート、所謂ビットレート(送信ビット数/sec)との関係は、ビットレートが速いほど通信可能距離は短くなる特性を有している。従って、エンジン遠隔始動機構のようにビットレートを遅くすることで、ドアロック機構についても遠距離からの作動操作が可能とできる。
しかしながら、ビットレートを一様に遅くした場合、乗員が近距離から通常の操作をしたとき、送信信号が遅く、乗員のアンロック釦の操作から実際にドアがアンロック作動されるまで時間が掛かることから、乗員に遅滞感を与えてしまうという新たな問題が生じる。
本発明の目的は、通信可能距離と車載制御機器の応答速度とを両立可能なキーレスエントリーシステムを提供することである。
本発明のキーレスエントリーシステムは、乗員が携帯する携帯機と、この携帯機から送信された信号を受信可能な車載機とを有し、前記車載機が前記携帯機から送信され且つ複数の構成信号から構成された所定信号を受信することで車載制御機器を作動可能とされる。
請求項1の発明は、前記携帯機は、第2ビットレートの第2信号の構成信号内にこの第2ビットレートよりも速い第1ビットレートの複数の構成信号から構成された第1信号を組み込んだ第2信号を作成可能な信号形成手段を有し、前記車載機は、受信した前記第2信号から前記第1信号を検出可能なフィルタ手段を有し、前記車載制御機器は、車両の近距離から作動させる第1制御機器と、この第1制御機器より遠い距離から作動させる第2制御機器とを備え、前記第1制御機器は前記第1ビットレートの第1信号で作動可能とされると共に、前記第2制御機器は前記第2ビットレートの第2信号で作動可能とされたことを特徴とする。
請求項1の発明では、通信可能距離と信号の伝送レートとが図5に示す関係があること、及び遅いビットレートの信号の構成信号に速いビットレートの信号を組み込むことが可能であることに着目して、遠距離通信可能な第2信号で応答速度重視の第1信号を送信可能とすることができる。
請求項の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1制御機器は、車両ドアのロック/アンロック作動を行うドアロック手段と、車両ドアの開閉作動を行うドア作動手段と、車両ドアガラスの開閉作動を行うウインド開閉手段のうち、少なくとも何れかであることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第2制御機器は、車両のエンジンを遠隔始動するエンジン遠隔始動手段と、車両の駐車位置を検知可能な車両位置検知手段と、車載制御機器の状態を前記携帯機に表示させる車両状態表示手段のうち、少なくとも何れかであることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜の何れか1項に記載の発明において、前記フィルタ手段は、第1ビットレートの第1信号を検出可能な第1フィルタと、第2ビットレートの第2信号を検出可能な第2フィルタとからなり、前記第1フィルタと第2フィルタとは、受信した前記第2信号に対して並列に接続されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、通信可能距離と車載制御機器の応答速度とを両立することができる。つまり、遠距離通信可能な第2信号の構成信号で応答速度重視の第1信号を送信するため、近距離からの応答速度を確保しつつ、遠距離からの第1信号送信を可能にできる。しかも、キーレスエントリーシステムの既存の伝送形態を変更するため、大規模なシステム変更を必要としない。
しかも、前記第1制御機器は前記第1ビットレートの第1信号で作動可能とされると共に、前記第2制御機器は前記第2ビットレートの第2信号で作動可能とされるため、第1制御機器は応答速度を維持した作動が可能となる。また、第2制御機器は、遠距離からの操作であっても、第2信号によって作動が可能となる。
請求項の発明によれば、前記第1制御機器は、ドアロック手段とドア作動手段とウインド開閉手段のうち、少なくとも何れかであるため、第1制御機器の近距離からの応答速度を確保しつつ、遠距離からの作動を可能にできる。
請求項の発明によれば、前記第2制御機器は、エンジン遠隔始動手段と車両位置検知手段と車両状態表示手段のうち、少なくとも何れかであるため、第2制御機器の近距離からの応答速度を確保しつつ、遠距離からの作動を可能にできる。
請求項の発明によれば、前記フィルタ手段は、第1ビットレートの第1信号を検出可能な第1フィルタと、第2ビットレートの第2信号を検出可能な第2フィルタとからなり、前記第1フィルタと第2フィルタとは、受信した前記第2信号に対して並列に接続されているため、簡易な構造で第2信号から第1信号を検出することができる。
以下、本発明を実施する為の最良の形態について説明する。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明する。図1は本キーレスエントリーシステムSを示し、図2は本実施例に係る携帯用送受信装置(携帯機)の外観図を示す。
図1に示すように、乗員が携帯可能な携帯機1は、水晶発振子を有する発信部2、変調部3、制御部4、通常オフとされオンオフ操作可能な8つの操作スイッチ5a,5b…5gからなるトランスミッタスイッチ5、送信アンテナ6、図示しない電源とから構成している。尚、制御部4が、各種送信信号を作成可能な信号形成手段に相当している。
また、図2に示すように、携帯機1の表面には、液晶表示部7、車両Vに搭載される各種車載制御機器を遠隔作動させる操作釦8a,8b…8gが設置されている。尚、操作釦8a,8b…8gの夫々は、操作スイッチ5a,5b…5gと夫々連動されており、例えば、操作釦8aがオン操作、所謂プッシュ操作されたとき、トランスミッタスイッチ5の操作スイッチ5aがオン作動するように構成している。
図1に示すように、本実施例の車両Vは、遠隔操作によって作動可能な各種車載制御機器を複数有している。車両Vは、ドアロックの電磁アクチュエータを作動させてドアロック/アンロック可能なドアロック機構9(ドアロック手段)と、同様にスライドドアを開作動可能なスライドドア作動機構10(ドア作動手段)と、ドアの電磁モータを作動させてドアウインドを開閉作動可能なウインド開閉機構11(ウインド開閉手段)とを有している。
また、車両Vは、エンジンを始動可能なエンジン遠隔始動機構12(エンジン遠隔始動手段)と、ナビゲーションシステムからのGPS情報に基づき自車両Vの位置を検出し、この位置情報を携帯機1に送信可能な車両位置検知機構13(車両位置検知手段)と、各種車両制御機器の状態を携帯機1に表示させる車両状態表示機構14(車両状態表示手段)とを有している。尚、図示しないが、車両Vの仕様によって、リフトゲートやトランクを開作動可能なリア部材作動機構、オートエアコンを作動可能なオートエアコン作動機構等を搭載することも可能である。
車両位置検知機構13は、自車両Vの位置と乗員の携帯する携帯機1の位置に基づき、携帯機1の表示部7に自車両Vの位置方向を矢印等で表示するよう構成している。車両状態表示機構14は、乗員による操作釦8a,8b…8gの操作後、各制御機器の作動完了状態を検出し、作動完了有無を携帯機1の表示部7に表示するよう構成している。
前記操作釦8a,8b…8hは、前記各種車載制御機器の作動に対応して設定されている。操作釦8aはドアロック機構9のアンロック作動、操作釦8bはドアロック機構9のロック作動、操作釦8cはスライドドア作動機構10の開作動、操作釦8dはウインド開閉機構11の作動、操作釦8eはエンジン遠隔始動機構12のエンジン始動、操作釦8fは車両位置検知機構13の位置情報送信、操作釦8gは車両状態表示機構14の情報送信が夫々設定されている。
車両Vに搭載される車両側送受信装置(車載機)20は、制御ユニット21、携帯機1から送信される信号を受信するアンテナ22、受信アンテナ22で受信された信号から所定の変調信号を抽出するバンドパスフィルタ(BPF)23(フィルタ手段)から構成する。尚、車載機20側の受信アンテナ22は携帯機1側の送信アンテナ6に比べて大型とされ、例えば、車両Vのインパネ内部に配置されている。
制御ユニット21は、図示しない高周波アンプ、ミキサ、局部発信器及び受信信号強度検出回路(RSSI回路)等を有しており、携帯機1から送信される所定の変調信号を復調するよう構成されている。尚、制御ユニットの構成は公知であるため、説明を省略する。
BPF23は、カットオフ周波数の高い、所謂速い第1ビットレートの信号を抽出するBPF23aと、BPF23aよりもカットオフ周波数の低い、所謂遅い第2ビットレートの信号を抽出するBPF23bとから構成している。
各BPF23a,23bは、受信アンテナ22で受信された信号に対して夫々並列に接続され、所定の信号が受信されたとき、双方のBPF23a,23bに入力されるよう構成されている。また、本実施例のBPF23の個数は、使用される信号のビットレート数としているが、検出周波数を可変とするアクティブフィルタとすることで、フィルタ数を減少することも可能である。
図3に示すように、本キーレスエントリーシステムSでは、乗員による操作位置、遅滞感、盗難防止性等を考慮して、各種車載制御機器を車両Vからの距離に基づき分類している。つまり、各種車載制御機器を、乗員が近距離から操作する可能性が高く、最も応答性が要求される第1制御機器、第1制御機器程応答性が要求されず、乗員が遠距離から操作する可能性が高い第2制御機器に分類している。
第1制御機器は、乗員が近距離から操作する可能性が高い制御機器であり、ドアのロック/アンロックを行うドアロック機構9、スライドドアオープンを行うスライドドア作動機構10、ウインド開閉作動を行うウインド開閉機構11とされる。第2制御機器は、遠距離から操作する可能性が高く、応答性が要求されない制御機器であり、エンジン始動を行うエンジン遠隔始動機構12、自車両位置の検知を行う車両位置検知機構13、制御機器の状態表示を行う車両状態表示機構14とされる。
次に、本キーレスエントリーシステムSに係る各種車載制御機器の操作について説明する。
(第1制御機器操作)
図4(a)に示すように、乗員が、第1制御機器操作に対応する携帯機1の操作釦8aをオン操作すると、トランスミッタスイッチ5の操作スイッチ5aがオン状態となり、制御部4から変調部3にドアロック機構9のアンロック作動に応じたコード信号が出力される。発信部2はキャリア信号用の314.35MHzの水晶発振子を有しており、変調部3はこのキャリア信号をコード信号に基づき変調して変調信号を作成後、送信アンテナ6から速い第1ビットレートの第1信号Aを送信している。
第1信号Aは7つの構成信号a1〜a7から構成され、構成信号a1〜a7内に認証用IDコード、同期信号及びドアアンロック指令を含む各種データが格納されている。
また、制御部4は、第1信号Aの作成と同期して、第1信号Aの第1ビットレートよりも遅い第2ビットレートの第2信号Bを作成するよう構成している。第2信号Bは、第1信号Aと同様に、7つの構成信号b1〜b7から構成されている。
図4(b)に示すように、第2信号Bの構成信号b1〜b7は第1信号Aの構成信号a1〜a7よりも大きな構成要素とされ、構成信号b1〜b7は第1信号Aの構成信号a1〜a7を夫々組み込んだ構成とされている。尚、図4(c)は、構成信号b1の拡大図を示す。
前述したように、操作釦8aがオン操作されると、携帯機1から第1ビットレートの第1信号Aが送信されると共に、第1信号Aに連続して、第1信号Aが組み込まれた第2ビットレートの第2信号Bが送信される。つまり、第1信号Aが送信された後、第2信号Bの構成信号数分、所謂7回連続して第1信号Aが送信される。
近距離からの釦操作の場合、受信アンテナ22で受信された先頭の第1信号Aは、BPF23a,23bに分配され、BPF23aによって検出される。BPF23aによって検出されたドアアンロック指令は、ドアロック機構9に送られ、アンロック作動を行う。
遠距離からの釦操作の場合、先頭の第1信号Aは通信可能距離が短く、受信アンテナ22で受信されない。しかし、次に続く第1信号Aが組み込まれた第2ビットレートの第2信号Bが受信アンテナ22に受信される。
受信された第2信号Bに組み込まれた第1信号Aは、BPF23a,23bに分配され、BPF23bによって検出される。BPF23bによって検出されたドアアンロック指令は、ドアロック機構9に送られ、アンロック作動を行う。他の第1制御機器であるスライドドア作動機構10、及びウインド開閉機構11の作動についても、前述と同様とされる信号の送受信が行われる。
(第2制御機器操作)
第2制御機器操作についても、前記第1制御機器と同様の信号の送受信が行われる。
例えば、第2制御機器操作に対応する携帯機1の操作釦8eをオン操作すると、トランスミッタスイッチ5の操作スイッチ5eがオン状態となり、制御部4から変調部3にエンジン遠隔始動機構12のエンジン始動に応じたコード信号が出力される。発信部2はキャリア信号用の314.35MHzの水晶発振子を有しており、変調部3はこのキャリア信号をコード信号に基づき変調して変調信号を作成後、送信アンテナ6から速い第1ビットレートの第1信号Aを送信する。
第1信号Aは7つの構成信号a1〜a7から構成され、構成信号a1〜a7内に認証用IDコード、同期信号及びエンジン始動指令を含む各種データが格納されている。
また、制御部4は、第1信号Aの作成と同期して、第1信号Aの第1ビットレートよりも遅い第2ビットレートの第2信号Bを作成するよう構成している。尚、第2信号Bは、第1信号Aと同様に、7つの構成信号b1〜b7から構成されている。第1信号Aの構成信号よりも大きな構成要素とされる構成信号b1〜b7は、第1信号Aの構成信号a1〜a7を夫々組み込んだ構成とされている。
操作釦8eがオン操作されると、携帯機1から第1ビットレートの第1信号Aが送信されると共に、第1信号Aに連続して、第1信号Aが組み込まれた第2ビットレートの第2信号Bが送信される。つまり、第1信号Aが送信された後、第2信号Bの構成信号数、所謂6回連続して第1信号Aが送信される。
近距離からの釦操作の場合、受信アンテナ22で受信された先頭の第1信号Aは、BPF23a,23bに分配され、BPF23aによって検出される。BPF23aによって検出されたエンジン始動指令は、エンジン遠隔始動機構12に送られ、エンジン始動を行う。
遠距離からの釦操作の場合、先頭の第1信号Aは通信可能距離が短く、受信アンテナ22で受信されない。しかし、次に続く第1信号Aが組み込まれた第2ビットレートの第2信号Bが受信アンテナ22に受信される。
受信された第2信号Bに組み込まれた第1信号Aは、BPF23a,23bに分配され、BPF23bによって検出される。BPF23bによって検出されたエンジン始動指令は、エンジン遠隔始動機構12に送られ、エンジン始動を行う。他の第2制御機器である車両位置検知機構13、及び車両状態表示機構14の作動についても、前述と同様とされる信号の送受信が行われる。
次に、本実施例に係る本キーレスエントリーシステムSの作用、効果を説明する。
遠距離通信可能な第2信号Bの構成信号b1をビットレートの速い第1信号Aを送信するための伝送手段に利用したため、遠距離からの操作であっても、ビットレートの速い第1信号Aを受信器20に送信することが可能となる。
また、第1信号Aのビットレート自体変更していないため、近距離からの第1制御機器の操作の場合、第1制御機器の応答速度を確保でき、乗員の遅滞感を防止できる。しかも、キーレスエントリーシステムの既存の伝送形態を変更するため、大規模なシステム変更を必要としない。
BPF23は、第1ビットレートの第1信号Aを検出可能なBPF23aと、第2ビットレートの第2信号Bを検出可能なBPF23bとからなり、BPF23aとBPF23bとは、受信した第2信号Bに対して並列に接続されているため、簡易な構造で第1信号Aと第2信号Bとを検出することができる。
第1制御機器は、ドアロック機構9とスライドドア作動機構10とウインド開閉機構11であるため、乗員が近距離から第1制御機器を作動する場合の応答速度を確保しつつ、遠距離からの作動を可能にできる。
第2制御機器は、エンジン遠隔始動機構12と車両位置検知機構13と車両状態表示機構14であるため、乗員が近距離から第2制御機器を作動する場合の応答速度を確保しつつ、遠距離からの作動を可能にできる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、車載機に並列とされるBPFを2つ有する例を説明したが、少なくとも、通信可能距離の異なるビットレートを仕様に応じて設ければ良く、また、カットオフ周波数を変更可能とすることで単一のBPFで構成することも可能である。
2〕前記実施例においては、第2信号の構成信号全てに第1信号を組み込む例を説明したが、必要な数だけ組み込むことも可能である。更に、第2信号の構成信号の夫々に異なる制御機器の操作信号を組み込むことも可能である。
3〕前記実施例においては、先頭の第1信号を1回送信する例を説明したが、複数回第1信号を送信した後、第1信号のビットレートよりも遅いビットレートの第2信号を送信することも可能である。
4〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明の実施例に係るキーレスエントリーシステムの図である。 実施例に係る携帯機の外観図である。 乗員が携帯機を操作する車両からの距離に基づき車載制御機器を分類した表である。 実施例に係る携帯機の送信信号の説明図であって、(a)は第1信号の説明図、(b)は第1信号が組み込まれた第2信号の説明図、(c)は第2信号の構成信号の拡大図である。 送信信号のビットレートと通信可能距離との特性図である。
V 車両
S キーレスエントリーシステム
A 第1信号
a1〜a7 (第1信号)構成信号
B 第2信号
b1〜b7 (第2信号)構成信号
1 携帯機
4 制御部
5a〜5g 操作スイッチ
8a〜8g 操作釦
9 ドアロック機構
10 スライドドア作動機構
11 ウインド開閉機構
12 エンジン遠隔始動機構
13 車両位置検知機構
14 車両状態表示機構
20 車載機
21 制御ユニット
23a,23b BPF

Claims (4)

  1. 乗員が携帯する携帯機と、この携帯機から送信された信号を受信可能な車載機とを有し、前記車載機が前記携帯機から送信され且つ複数の構成信号から構成された所定信号を受信することで車載制御機器を作動可能なキーレスエントリーシステムにおいて、
    前記携帯機は、第2ビットレートの第2信号の構成信号内にこの第2ビットレートよりも速い第1ビットレートの複数の構成信号から構成された第1信号を組み込んだ第2信号を作成可能な信号形成手段を有し、
    前記車載機は、受信した前記第2信号から前記第1信号を検出可能なフィルタ手段を有し、
    前記車載制御機器は、車両の近距離から作動させる第1制御機器と、この第1制御機器より遠い距離から作動させる第2制御機器とを備え、
    前記第1制御機器は前記第1ビットレートの第1信号で作動可能とされると共に、前記第2制御機器は前記第2ビットレートの第2信号で作動可能とされたことを特徴とするキーレスエントリーシステム。
  2. 前記第1制御機器は、車両ドアのロック/アンロック作動を行うドアロック手段と、車両ドアの開閉作動を行うドア作動手段と、車両ドアガラスの開閉作動を行うウインド開閉手段のうち、少なくとも何れかであることを特徴とする請求項1に記載のキーレスエントリーシステム。
  3. 前記第2制御機器は、車両のエンジンを遠隔始動するエンジン遠隔始動手段と、車両の駐車位置を検知可能な車両位置検知手段と、車載制御機器の状態を前記携帯機に表示させる車両状態表示手段のうち、少なくとも何れかであることを特徴とする請求項1または2に記載のキーレスエントリーシステム。
  4. 前記フィルタ手段は、第1ビットレートの第1信号を検出可能な第1フィルタと、第2ビットレートの第2信号を検出可能な第2フィルタとからなり、前記第1フィルタと第2フィルタとは、受信した前記第2信号に対して並列に接続されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のキーレスエントリーシステム。
JP2008320696A 2008-12-17 2008-12-17 キーレスエントリーシステム Expired - Fee Related JP5428320B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008320696A JP5428320B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 キーレスエントリーシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008320696A JP5428320B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 キーレスエントリーシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010144365A JP2010144365A (ja) 2010-07-01
JP5428320B2 true JP5428320B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=42565070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008320696A Expired - Fee Related JP5428320B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 キーレスエントリーシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5428320B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016108826A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 株式会社デンソー 通信システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6116513B2 (ja) * 2014-03-27 2017-04-19 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 携帯機、制御装置、および車両用制御システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3181997B2 (ja) * 1991-12-06 2001-07-03 株式会社サーキットデザイン 無線式エンジン始動装置
JP4725497B2 (ja) * 2006-12-01 2011-07-13 株式会社デンソー 通信システム、及び送信機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016108826A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 株式会社デンソー 通信システム
US10160421B2 (en) 2014-12-08 2018-12-25 Denso Corporation Communication system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010144365A (ja) 2010-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8150563B2 (en) Anti-theft system for a vehicle, and method for the operation of an anti-theft system
JP4140731B2 (ja) 車両用通信装置
US9600947B2 (en) Lock system, in particular for a motor vehicle
JP5343552B2 (ja) キーレスエントリーシステム
JP4213719B2 (ja) 車載機器遠隔制御装置
US20080100429A1 (en) Tire pressure monitoring (tpm) and remote keyless entry (rke) system for a vehicle
US20220198856A1 (en) Communication control system and communication control method
JP2006045908A (ja) 車載機器遠隔操作システム
JP4505425B2 (ja) 車両用遠隔制御装置
JP2018107653A (ja) 車両用認証システム
WO2015015730A1 (ja) 車両制御システム、携帯機、及び車載機
JP3659583B2 (ja) 車載機器遠隔制御システム
JP4435632B2 (ja) キーレスエントリー装置
JP2010144366A (ja) キーレスエントリーシステム
US20080221761A1 (en) Vehicle control system and component units therefor
JP5135921B2 (ja) スマートキーレスエントリシステム
JP5428320B2 (ja) キーレスエントリーシステム
WO2018070401A1 (ja) 電子キーシステム
JP5428317B2 (ja) キーレスエントリーシステム
JP2012101708A (ja) 車載通信機
JP2012101709A (ja) 車載通信機
JP5587741B2 (ja) 車載通信機
JP2012101706A (ja) 車載通信機
JP2008278431A (ja) 車両制御システム
JP2006213289A (ja) 車載受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130501

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5428320

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees