JP2008128261A - オートテンショナ - Google Patents

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Tomoyoshi Izutsu
智善 井筒
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Abstract

【課題】高い加工精度を必要とせず、組み立てが簡単なオートテンショナを提供する。
【解決手段】シリンダ10内に作動油を溜め、シリンダ10のスリーブ嵌合凹部11にスリーブ13を嵌合し、スリーブ13の底12の貫通孔17に挿入したボルト18をスリーブ嵌合凹部11のねじ孔19にねじ込んでスリーブ13をに固定し、スリーブ13内にロッド14を挿入し、ロッド14とスリーブ13とでシリンダ10内を圧力室15とリザーバ室16に区画し、リーク隙間25にて圧力室15とリザーバ室16を連通し、ロッド14を付勢するリターンスプリング27を設け、スリーブ13の弁孔23を介して圧力室15とリザーバ室16とを連通させる通路24をスリーブ13とスリーブ嵌合凹部11の嵌合面間に形成し、底12の圧力室側に設けた弁体22をボルト18の段部21で保持し、弁体22で弁孔23の作動油のリザーバ室側から圧力室側への流れのみを許容する。
【選択図】図2

Description

この発明は、オルタネータ等の自動車補機を駆動するベルトの張力保持に用いられるオートテンショナに関する。
自動車の補機、たとえばオルタネータやカーエアコンやウォータポンプなどは、その回転軸がエンジンのクランクシャフトにベルトで連結されており、そのベルトを介してエンジンで駆動される。このベルトの張力を適正範囲に保つために、一般に、支点軸を中心として揺動可能に設けたプーリアームと、そのプーリアームに回転可能に取り付けたテンションプーリと、そのテンションプーリをベルトに押さえ付ける方向にプーリアームを付勢するオートテンショナとからなる張力調整装置が使用される。
この張力調整装置に組み込まれるオートテンショナとして、有底のシリンダ内に作動油を溜め、そのシリンダの底に形成したスリーブ嵌合凹部にスリーブを嵌め合わせて固定し、そのスリーブ内にロッドを軸方向に摺動可能に挿入し、そのロッドとスリーブとでシリンダ内を圧力室とリザーバ室に区画し、そのロッドを、圧力室の容積を拡大する方向にリターンスプリングで付勢したものが知られている(特許文献1)。
このオートテンショナは、リターンスプリングの付勢力がベルトの張力とつり合う位置までロッドが移動することにより、ベルトの張力変動を吸収し、ベルトの張力を適正範囲に保つ。
また、圧力室とリザーバ室は、絞りを形成する第1通路を介して連通しており、圧力室の容積が縮小する方向にロッドが移動すると、圧力室内の作動油が第1通路を通って流出する。このとき、作動油の流量が絞りによって制限されるので、ロッドがゆっくりと移動し、ベルトを安定した状態に保ちながらその緊張を吸収する。
また、このオートテンショナは、スリーブとスリーブ嵌合凹部の嵌合面間に、スリーブの下端に設けたチェックバルブを介して圧力室とリザーバ室を連通させる第2通路が形成されており、圧力室の容積が拡大する方向にロッドが移動すると、第2通路を通ってリザーバ室側から圧力室側に作動油が流れる。そのため、圧力室の容積が拡大する方向にロッドが速やかに移動し、ベルトの弛みを迅速に吸収する。
特開2006−125448号公報
ここで、スリーブ嵌合凹部へのスリーブの固定を、スリーブ嵌合凹部にスリーブを圧入することによって行なう場合、締め代が小さいとスリーブ嵌合凹部からスリーブが抜け出るおそれがあり、一方、締め代が大きいとスリーブ嵌合凹部やスリーブが破損するおそれがある。そのため、スリーブ嵌合凹部とスリーブの嵌合面間の締め代を高い精度で管理する必要があり、嵌合面の加工がコスト高であった。
この発明が解決しようとする課題は、スリーブ嵌合凹部とスリーブの嵌合面に高い加工精度を必要とせず、組み立てが簡単なオートテンショナを提供することである。
上記の課題を解決するために、スリーブ嵌合凹部に嵌め合わせるスリーブを有底のスリーブとし、そのスリーブの底に形成した貫通孔に挿入したボルトを、スリーブ嵌合凹部に形成したねじ孔にねじ込んでスリーブをスリーブ嵌合凹部に固定し、前記スリーブの底の圧力室側の面に接離可能に設けた弁体を、前記ボルトの頭部に形成した弁体保持部で保持し、その弁体で、スリーブの底に形成された弁孔の作動油のリザーバ室側から圧力室側への流れのみを許容するようにした。
前記弁体は、たとえば、前記ボルトの頭部を貫通させるリング板で構成することができ、このとき、前記ボルトの弁体保持部は、前記ボルトの頭部外周に形成した座面側を小径とする段部で構成することができる。
この発明のオートテンショナは、ボルトでスリーブをスリーブ嵌合凹部に固定するので、スリーブ嵌合凹部とスリーブの嵌合面間に締め代を設ける必要がなく、スリーブ嵌合凹部とスリーブの嵌合面に高い加工精度を必要としない。
また、スリーブをスリーブ嵌合凹部に固定するボルトが、弁体を保持するリテーナを兼ねるので、部品点数が少なく、組み立てが簡単である。
図1、図2に、自動車補機を駆動するベルト1の張力調整装置を示す。この張力調整装置は、ベルト1に接触するテンションプーリ2と、テンションプーリ2を回転可能に支持するプーリアーム3とを有し、プーリアーム3は、図2に示すエンジンブロック4に固定した支点軸5に揺動可能に支持されている。
プーリアーム3には、この発明の実施形態に係るオートテンショナ6の一端が連結軸7を中心として回転可能に連結され、オートテンショナ6の他端は、エンジンブロック4に固定した連結軸8に回転可能に連結されている。オートテンショナ6は、プーリアーム3を付勢してテンションプーリ2をベルト1に押さえ付けている。
図2に示すように、オートテンショナ6は、底9を有するシリンダ10内に作動油が溜められている。また、底9に形成されたスリーブ嵌合凹部11には、底12を有するスリーブ13が嵌め合わされ、スリーブ13内に、ロッド14が軸方向に摺動可能に挿入されている。ここで、スリーブ13とロッド14は、シリンダ10内を圧力室15とリザーバ室16に区画する。
スリーブ13は、図3に示すように、スリーブ13の底12に形成された貫通孔17に挿入したボルト18を、スリーブ嵌合凹部11に形成されたねじ孔19にねじ込むことによって、スリーブ嵌合凹部11に固定されている。ボルト18の頭部20の外周には、座面側を小径とする段部21が形成され、その段部21とスリーブ13の底12の間に、ボルト18の頭部20を貫通させるリング板22が設けられている。リング板22は、スリーブ13の底12と段部21の間に形成される隙間よりも薄く形成され、スリーブ13の底12に接離可能となっている。また、リング板22は、スリーブ13の底12から離反する方向の移動範囲を、段部21によって制限されている。
スリーブ13の底12には、図3,図4に示すように、リング板22に対応する位置に周方向に間隔をおいて弁孔23が形成されている。また、スリーブ13とスリーブ嵌合凹部11の嵌合面間には、図3から図5に示すように、弁孔23を介して圧力室15とリザーバ室16を連通する通路24が形成されている。リング板22は、図3,図6に示すように、弁孔23の作動油のリザーバ室16側から圧力室15側への流れのみを許容するチェックバルブの弁体として機能し、スリーブ13の底12は、チェックバルブのバルブシートとして機能し、ボルト18の頭部20は、チェックバルブのリテーナとして機能する。
スリーブ13とロッド14の摺動面間には、図3に示すように、圧力室15とリザーバ室16を連通するリーク隙間25が形成されている。リーク隙間25は微小であり、圧力室15からリザーバ室16に流れる作動油の流量を制限する絞りを構成する。
ロッド14のシリンダ10からの突出部分には、図2に示すように、ばね座26が固定されている。ばね座26とシリンダ10の底9との間にはリターンスプリング27が組み込まれ、リターンスプリング27は、圧力室15の容積を拡大する方向にロッド14を付勢している。ばね座26とシリンダ10の間に形成される環状の開口は、軸方向に伸縮可能なベローズ28で閉鎖され、これにより、シリンダ10内の作動油が密封されている。
つぎに、このオートテンショナ6の動作例を説明する。
ベルト1の張力が大きくなると、その張力が、テンションプーリ2、プーリアーム3、ばね座26を介してロッド14に伝達し、圧力室15の圧力が高まる。圧力室15の圧力がリザーバ室16の圧力よりも高くなると、作動油がリーク隙間25を圧力室15側からリザーバ室16側に流れる。このとき、リング板22によって弁孔23が閉じているので作動油は通路24を流れない。こうして作動油がリーク隙間25を流れることによりロッド14が移動し、ベルト1の張力とリターンスプリング27の付勢力とがつり合う位置までテンションプーリ2が移動する。このとき、リーク隙間25を流れる作動油の流量が制限されてダンパ作用が生じるので、テンションプーリ2はゆっくりと移動し、ベルト1を安定した状態に保ちながらその緊張を吸収する。
一方、ベルト1の張力が小さくなると、リターンスプリング27の付勢力によってロッド14が移動し、圧力室15の容積が拡大することで、圧力室15の圧力が低くなる。圧力室15の圧力がリザーバ室16の圧力よりも低くなるとリング板22がスリーブ13の底12から離反して弁孔23が開き、作動油が通路24をリザーバ室16側から圧力室15側に流れる。このとき、テンションプーリ2は、ベルト1の張力とリターンスプリング27の付勢力とがつり合う位置まで速やかに移動し、ベルト1の弛みを迅速に吸収する。
このオートテンショナは、ボルト18でスリーブ13をスリーブ嵌合凹部11に固定するので、スリーブ嵌合凹部11とスリーブ13の嵌合面間に締め代を設ける必要がない。そのため、スリーブ嵌合凹部11とスリーブ13の嵌合面に高い加工精度を必要とせず、低コストである。
また、スリーブ13をスリーブ嵌合凹部11に固定するボルト18が、弁体として機能するリング板22を保持するリテーナを兼ねるので、ボルト18とは別体のリテーナを設ける場合に比べて部品点数が少なく、組み立てが簡単である。
また、チェックバルブの弁体として機能するリング板22がリング状であり、スリーブ13の底12に重なり合う面積が大きいので、弁孔23の流路面積を大きくして圧力室15の圧力変化に対するリング板22の応答性を確保しやすい。
この発明の実施形態の油圧式オートテンショナを組み込んだ張力調整装置を示す正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図2のロッドが圧力室の容積を縮小する方向に移動する過程を示すスリーブ近傍の拡大断面図 図3のIV−IV線に沿った断面図 図3のV−V線に沿った断面図 図2のロッドが圧力室の容積を拡大する方向に移動する過程を示すスリーブ近傍の拡大断面図
符号の説明
9 底
10 シリンダ
11 スリーブ嵌合凹部
12 底
13 スリーブ
14 ロッド
15 圧力室
16 リザーバ室
17 貫通孔
18 ボルト
19 ねじ孔
21 段部
22 リング板
23 弁孔
24 通路
25 リーク隙間
27 リターンスプリング

Claims (2)

  1. 有底のシリンダ(10)内に作動油を溜め、そのシリンダ(10)の底(9)に形成したスリーブ嵌合凹部(11)に有底のスリーブ(13)を嵌め合わせ、そのスリーブ(13)の底(12)に形成した貫通孔(17)に挿入したボルト(18)を、スリーブ嵌合凹部(11)に形成したねじ孔(19)にねじ込んでスリーブ(13)をスリーブ嵌合凹部(11)に固定し、そのスリーブ(13)内にロッド(14)を軸方向に摺動可能に挿入し、そのロッド(14)と前記スリーブ(13)とで前記シリンダ(10)内を圧力室(15)とリザーバ室(16)に区画し、絞りを形成する第1通路(25)を介して前記圧力室(15)と前記リザーバ室(16)を連通し、前記圧力室(15)の容積を拡大する方向に前記ロッド(14)を付勢するリターンスプリング(27)を設け、前記スリーブ(13)の底(12)に形成した弁孔(23)を介して前記圧力室(15)と前記リザーバ室(16)とを連通させる第2通路(24)を前記スリーブ(13)と前記スリーブ嵌合凹部(11)の嵌合面間に形成し、前記スリーブ(13)の底(12)の圧力室側の面に接離可能に設けた弁体(22)を前記ボルト(18)の頭部(20)に形成した弁体保持部(21)で保持し、その弁体(22)で前記弁孔(23)の作動油のリザーバ室(16)側から圧力室(15)側への流れのみを許容するようにしたオートテンショナ。
  2. 前記弁体(22)を、前記ボルト(18)の頭部(20)を貫通させるリング板で構成し、前記ボルト(18)の弁体保持部(21)を、前記ボルト(18)の頭部外周に形成した座面側を小径とする段部で構成した請求項1に記載のオートテンショナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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