JP2008064273A - 油圧式オートテンショナ - Google Patents

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唯久 田中
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Abstract

【課題】油圧式オートテンショナの軸方向の長さを短く抑えるとともに、ロッドを円滑に移動可能とする。
【解決手段】シリンダ9内に作動油を溜め、フランジ部10を有するスリーブ11をシリンダ内に設け、スリーブ内にロッド13を摺動可能に挿入し、シリンダ内を圧力室14とリザーバ室15に区画し、ロッドとスリーブの摺動面間にリーク隙間を形成し、ロッドの突出部分にばね座16を固定し、ばね座を介してロッドを付勢するリターンスプリング20を設け、フランジ部に開口30を形成し、リザーバ室側から圧力室側への作動油の流れのみを許容するチェックバルブ33を設け、チェックバルブをロッドに対して軸直角方向に重なるように配置し、ばね座にダストカバー21を結合し、ダストカバーの内周とシリンダの外周の間にOリング26を組み込んでリザーバ室内に作動油を密封し、リザーバ室を外部に連通させるエア通路25をばね座に形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、オルタネータ等の自動車補機を駆動するベルトの張力保持に用いられる油圧式オートテンショナに関する。
自動車の補機、たとえばオルタネータやカーエアコンやウォータポンプなどは、その回転軸がエンジンのクランクシャフトにベルトで連結されており、そのベルトを介してエンジンで駆動される。このベルトの張力を適正範囲に保つために、一般に、支点軸を中心として揺動可能に設けたプーリアームと、そのプーリアームに回転可能に取り付けたテンションプーリと、そのテンションプーリをベルトに押さえ付ける方向にプーリアームを付勢する油圧式オートテンショナとからなる張力調整装置が使用される。
この張力調整装置に組み込まれる油圧式オートテンショナとして、有底のシリンダ内にスリーブを挿入し、そのスリーブ内にプランジャを軸方向に摺動可能に挿入してシリンダ内を圧力室とリザーバ室に区画し、そのプランジャに、プランジャと一体に移動するロッドを設け、そのロッドのシリンダからの突出部分にばね座を固定し、そのばね座を介して圧力室の容積が拡大する方向にロッドを付勢するリターンスプリングを設けたものが知られている(特許文献1、2)。この油圧式オートテンショナは、リターンスプリングの付勢力がベルトの張力とつり合う位置までロッドが移動することにより、ベルトの張力変動を吸収し、ベルトの張力を適正範囲に保つ。
また、プランジャとスリーブの摺動面間には、圧力室とリザーバ室を連通させるリーク隙間が形成され、圧力室の容積が縮小する方向にロッドが移動すると、圧力室内の作動油がリーク隙間を通ってリザーバ室に流れる。このとき、リーク隙間を流れる作動油の流量が制限されてダンパ作用が生じるので、ロッドがゆっくりと移動し、ベルトの張力を安定した状態に保つ。
また、プランジャには、圧力室とリザーバ室を連通させる貫通孔が形成され、その貫通孔の圧力室側の開口には、リザーバ室側から圧力室側への作動油の流れのみを許容するチェックバルブが設けられ、圧力室の容積が拡大する方向にロッドが移動すると、チェックバルブを通じてリザーバ室側から圧力室側に作動油が流れる。そのため、圧力室の容積が拡大する方向にロッドが速やかに移動し、ベルトの弛みを迅速に吸収する。
特開平10−19099号公報 特開平10−306860号公報
しかし、この油圧式オートテンショナは、プランジャとチェックバルブが軸方向に並んで配置されているので、軸方向の長さが長く、狭いスペースに設置するのが難しかった。
そこで、この発明の発明者は、油圧式オートテンショナの軸方向の長さを短くするために、有底のシリンダ内に作動油を溜め、外向きのフランジ部を下端に有するスリーブを前記シリンダ内に設け、そのスリーブ内にロッドを軸方向に摺動可能に挿入し、そのロッドと前記スリーブとで前記シリンダ内を圧力室とリザーバ室に区画し、前記ロッドと前記スリーブの摺動面間に前記圧力室と前記リザーバ室を連通させる絞り通路を形成し、前記ロッドの前記シリンダからの突出部分にばね座を固定し、そのばね座を介して前記圧力室の容積を拡大する方向に前記ロッドを付勢するリターンスプリングを設け、前記フランジ部に前記圧力室と前記リザーバ室を連通させる開口を形成し、その開口に、リザーバ室側から圧力室側への作動油の流れのみを許容するチェックバルブを設け、そのチェックバルブを前記ロッドに対して軸直角方向に重なるように配置し、前記ばね座に前記シリンダの外周に対向する筒状のダストカバーを結合して設け、そのダストカバーの内周と前記シリンダの外周の間にリング状のシール部材を組み込んで前記リザーバ室内に作動油を密封した油圧式オートテンショナを考案した。
この油圧式オートテンショナは、チェックバルブをロッドに対して軸直角方向に重なるように配置したので、チェックバルブをロッドに対して軸方向に並べて配置した場合よりも、チェックバルブとロッドが軸直角方向に重なり合う分、軸方向の長さを短く抑えることができ、狭いスペースにも設置しやすい。
しかし、この油圧式オートテンショナは、リザーバ室内に作動油を密封しているので、ロッドが移動したときのリザーバ室内の容積変化を吸収する機構を設けない場合、ロッドが円滑に移動せず、ベルトの張力変化を十分に吸収できない。
この発明が解決しようとする課題は、油圧式オートテンショナの軸方向の長さを短く抑えるとともに、その油圧式オートテンショナのロッドを円滑に移動可能とすることである。
上記の課題を解決するために、上記構成を油圧式オートテンショナに採用するとともに、前記リザーバ室を外部に連通させるエア通路を前記ばね座に形成した。
この油圧式オートテンショナは、前記エア通路を、作動油が表面張力によって通過しない大きさとすると好ましい。
前記エア通路は、たとえば、前記ばね座の前記ダストカバーとの接触面に形成することができる。また、前記ダストカバーに前記リザーバ室から前記ばね座との接触面に至る貫通孔を形成し、その貫通孔の位置に対応して、前記ばね座の前記ダストカバーとの接触面に前記エア通路を形成してもよく、前記ダストカバーに前記リザーバ室から前記ばね座との接触面に至る貫通孔を形成し、その貫通孔の位置に対応して、前記ばね座に前記ダストカバーとの接触面から外部に至るねじ孔を形成し、そのねじ孔に円柱部材を圧入して円柱部材の外周とねじ孔の内周との間に前記エア通路を形成してもよく、また、前記ダストカバーに前記リザーバ室から前記ばね座との接触面に至る貫通孔を形成し、その貫通孔の位置に対応して、前記ばね座に前記ダストカバーとの接触面から外部に至る貫通孔を形成し、その貫通孔に雄ねじ部材を圧入して雄ねじ部材の外周と貫通孔の内周との間に前記エア通路を形成してもよい。
この発明の油圧式オートテンショナは、ばね座に形成されたエア通路を介してリザーバ室が外部と連通しているので、リザーバ室の容積を変化させたときに、リザーバ室内の圧力が一定に保たれ、ロッドが円滑に移動可能である。
また、前記エア通路を、作動油が表面張力によって通過しない大きさとしたものは、輸送時や保管時など、張力調整装置に組み込まれていないときに横向きにしてもリザーバ室内の作動油がエア通路を通過せず、リザーバ室内の作動油が外部に漏れにくい。
図1、図2に、自動車補機を駆動するベルト1の張力調整装置を示す。この張力調整装置は、ベルト1に接触するテンションプーリ2と、テンションプーリ2を回転可能に支持するプーリアーム3とを有し、プーリアーム3は、図2に示すエンジンブロック4に固定した支点軸5に揺動可能に支持されている。
プーリアーム3には、この発明の実施形態に係る油圧式オートテンショナ6の一端が連結軸7を中心として回転可能に連結され、油圧式オートテンショナ6の他端は、エンジンブロック4に固定した連結軸8に回転可能に連結されている。油圧式オートテンショナ6は、プーリアーム3を付勢してテンションプーリ2をベルト1に押さえ付けている。
図2に示すように、油圧式オートテンショナ6は有底のシリンダ9を有し、シリンダ9内に作動油が溜められている。また、シリンダ9内には、外向きのフランジ部10を下端に有するスリーブ11が設けられ、フランジ部10は、シリンダ9の内周に形成されたシリンダ9の底側を小径とする段部12に載せられている。スリーブ11内には、ロッド13が軸方向に摺動可能に挿入され、このロッド13とスリーブ11によってシリンダ9内が圧力室14とリザーバ室15に区画されている。
ロッド13のシリンダ9からの突出部分には、ばね座16が固定されている。ばね座16は、図3、図4に示すように、ロッド13の外周に嵌合する嵌合筒部17を有し、嵌合筒部17の上端には、プーリアーム3に連結される連結片18が設けられている。また、嵌合筒部17の外周にはフランジ部19が設けられ、フランジ部19とフランジ部10の間には、図2に示すようにリターンスプリング20が組み込まれている。リターンスプリング20は、ばね座16を介してロッドを圧力室14の容積を拡大する方向に付勢している。
ばね座16には、図2に示すダストカバー21が結合されている。ダストカバー21は、図3、図4に示すように、シリンダ9の外周と対向する大径円筒部22と、嵌合筒部17の外周に嵌合する小径円筒部23と、大径円筒部22の上端と小径円筒部23の上端を連結する円板部24とからなり、円板部24は、リターンスプリング20でフランジ部19に押さえ付けられている。ここで、ダストカバー21は、リターンスプリング20の付勢力によってばね座16に結合された状態とされ、ばね座16と一体に上下動する。
ばね座16には、ダストカバー21との接触面に、リザーバ室15を外部に連通させるエア通路25が形成されている。エア通路25は、作動油が表面張力によって通過できないように、断面が小さく形成されている。
シリンダ9の上部外周には、大径円筒部22の内周に接触するOリング26が設けられ、このOリング26によってリザーバ室15内に作動油が密封されている。
シリンダ9の外周には、図2に示すように、Oリング26よりも下側に突起27が形成され、大径円筒部22の内周には、Oリング26との接触位置よりも下側に、内径側に突出する係止爪28が形成されている。突起27は係止爪28を係止して、大径円筒部22がシリンダ9から抜けるのを防止する。
ロッド13とスリーブ11の摺動面間には、図5に示すように、圧力室14とリザーバ室15を連通させるリーク隙間29が形成されている。リーク隙間29は微小であり、圧力室14からリザーバ室15に流れる作動油の流量を制限する。
フランジ部10には、圧力室14とリザーバ室15を連通させる開口30が、図6に示すように周方向に間隔をおいて形成されている。開口30には、図5に示すように、フランジ部10の圧力室14側の面に接離可能に設けられたリング状の弁体31と、弁体31をフランジ部10に向けて付勢するバルブスプリング32とからなるチェックバルブ33が設けられている。チェックバルブ33は、リザーバ室15側から圧力室14側への作動油の流れは許容するが、圧力室14側からリザーバ室15側への作動油の流れは禁止する。
チェックバルブ33は、図5に示すように、弁体31の内径がロッド13の外径よりも大きく、軸方向にみてロッド13と重ならないようになっている。また、バルブスプリング32は、シリンダ9の内周に圧入される筒部34と、筒部34の下端に沿って内径側に折り曲げられた爪部35とからなり、爪部35は、図6に示すように、周方向に一定の間隔をおいて複数形成されている。
また、チェックバルブ33は、図5の2点鎖線に示すように、ロッド13が圧力室14の容積を小さくする側のストロークエンドにある状態で、ロッド13に対して軸直角方向に重なるように配置されている。
つぎに、この油圧式オートテンショナ6の動作例を説明する。
ベルト1の張力が大きくなると、その張力がプーリアーム3、連結片18を順に介してロッド13に伝達し、圧力室14の圧力が高まる。圧力室14の圧力がリザーバ室15の圧力よりも高くなると、図5に示すように、圧力室14内の作動油がリーク隙間29を通ってリザーバ室15に流れる。このとき、チェックバルブ33が閉じているので作動油はフランジ部10の開口30を流れない。こうして作動油がリーク隙間29を流れることによりロッド13が移動し、ベルト1の張力とリターンスプリング20の付勢力とがつり合う位置までテンションプーリ2が移動する。このとき、リーク隙間29を流れる作動油の流量が制限されてダンパ作用が生じるので、テンションプーリ2はゆっくりと移動し、ベルト1を安定した状態に保ちながらその緊張を吸収する。
一方、ベルト1の張力が小さくなると、リターンスプリング20の付勢力によって圧力室14の圧力が低くなる。圧力室14の圧力がリザーバ室15の圧力よりも低くなるとチェックバルブ33が開き、図7に示すように、リザーバ室15内の作動油がフランジ部10の開口30を通過して圧力室14に流れる。この作動油の流れによりロッド13が移動し、ベルト1の張力とリターンスプリング20の付勢力とがつり合う位置までテンションプーリ2が移動する。このとき、テンションプーリ2は速やかに移動し、ベルト1の弛みを迅速に吸収する。
この油圧式オートテンショナ6は、ロッド13が圧力室14の容積を小さくする側のストロークエンドにある状態でチェックバルブ33をロッド13に対して軸直角方向に重なるように配置したので、チェックバルブ33をロッド13に対して軸方向に並べて配置したものよりも、チェックバルブ33とロッド13が軸直角方向に重なり合う分、軸方向の長さを短く抑えることができ、狭いスペースにも設置しやすい。
また、この油圧式オートテンショナ6は、ばね座16に形成されたエア通路25を介してリザーバ室15が外部と連通しているので、ベルト1の張力が大きくなると、図3に示すように、リザーバ室15内の空気がエア通路25を通って外部に逃げ、リザーバ室15内の圧力が一定に保たれる。そのため、リザーバ室15の容積を縮小する方向にロッド13が円滑に移動し、安定したダンパ作用を生じる。同様に、ベルト1の張力が小さくなると、図4に示すように、エア通路25を通って外部の空気がリザーバ室15内に流入し、リザーバ室15内の圧力が一定に保たれるので、リザーバ室15の容積を拡大する方向にロッド13が円滑に移動し、ベルト1の弛みを安定して吸収する。
また、この油圧式オートテンショナ6は、エア通路25を、作動油が表面張力によって通過しない大きさとしたので、輸送時や保管時など、張力調整装置に組み込まれていないときに横向きにしてもリザーバ室15内の作動油がエア通路25を通過せず、リザーバ室15内の作動油が外部に漏れにくい。
上記実施形態では、ロッド13が圧力室14の容積を小さくする側のストロークエンドにある状態でのみ、ロッド13に対して軸直角方向に重なるようにチェックバルブ33を配置しているが、チェックバルブ33は、ロッド13が圧力室14の容積を小さくする側のストロークエンドから、圧力室14の容積を大きくする側のストロークエンドに至る過程において、常時、ロッド13に対して軸直角方向に重なるように配置してもよい。要は、ロッドが圧力室の容積を小さくする側のストロークエンドにある状態で、チェックバルブがロッドに対して軸直角方向に重なればよい。
また、上記実施形態では、周方向に一定の間隔をおいて配置された爪部35で弁体31を付勢することにより、バルブスプリング32の付勢力がより均一に弁体31に作用するようにしているが、バルブスプリングは他の形式のものを用いてもよく、たとえば、弁体31の圧力室14側の面とシリンダ9の底面との間にコイルスプリングを組み込み、そのコイルスプリングで弁体31をフランジ部10に向けて付勢するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ばね座16のダストカバー21との接触面に形成したエア通路25を介してリザーバ室15を外部に連通させているが、図8に示すように、ダストカバー21の小径円筒部23をロッド13の外周に嵌合させ、ダストカバー21の円板部24に、リザーバ室15からばね座16との接触面に至る貫通孔36を形成し、その貫通孔36の位置に対応して、ばね座16のダストカバー21との接触面にエア通路37を形成し、そのエア通路37を介してリザーバ室15を外部に連通させるようにしてもよい。
また、図9に示すように、ダストカバー21の小径円筒部23をロッド13の外周に嵌合させ、ダストカバー21の円板部24にリザーバ室15からばね座16との接触面に至る貫通孔38を形成し、その貫通孔38の位置に対応して、ばね座16にダストカバー21との接触面から外部に至るねじ孔39を形成し、そのねじ孔39に円柱部材40を圧入し、その円柱部材40の外周とねじ孔39の内周との間に形成される螺旋状のエア通路41を介してリザーバ室15を外部に連通させるようにしてもよい。
同様に、貫通孔38の位置に対応して、ばね座16にダストカバー21との接触面から外部に至る貫通孔(図示せず)を形成し、その貫通孔に雄ねじ部材(図示せず)を圧入し、その雄ねじ部材の外周と貫通孔の内周との間に形成される螺旋状のエア通路を介してリザーバ室15を外部に連通させるようにしてもよい。
この発明の実施形態の油圧式オートテンショナを組み込んだ張力調整装置を示す正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図2のロッドがリザーバ室の容積を縮小する方向に移動する過程を示すばね座近傍の拡大断面図 図2のロッドがリザーバ室の容積を拡大する方向に移動する過程を示すばね座近傍の拡大断面図 図2のロッドが圧力室の容積を縮小する方向に移動する過程を示すチェックバルブ近傍の拡大断面図 図5のVI−VI線に沿った断面図 図2のロッドが圧力室の容積を拡大する方向に移動する過程を示すチェックバルブ近傍の拡大断面図 図3の変形例を示すばね座近傍の拡大断面図 図3の他の変形例を示すばね座近傍の拡大断面図
符号の説明
9 シリンダ
10 フランジ部
11 スリーブ
13 ロッド
14 圧力室
15 リザーバ室
16 ばね座
20 リターンスプリング
21 ダストカバー
25 エア通路
26 Oリング
29 リーク隙間
30 開口
33 チェックバルブ
36 貫通孔
37 エア通路
38 貫通孔
39 ねじ孔
40 円柱部材
41 エア通路

Claims (6)

  1. 有底のシリンダ(9)内に作動油を溜め、外向きのフランジ部(10)を有するスリーブ(11)を前記シリンダ(9)内に設け、そのスリーブ(11)内にロッド(13)を軸方向に摺動可能に挿入し、そのロッド(13)と前記スリーブ(11)とで前記シリンダ(9)内を圧力室(14)とリザーバ室(15)に区画し、前記ロッド(13)と前記スリーブ(11)の摺動面間に前記圧力室(14)と前記リザーバ室(15)を連通させる絞り通路(29)を形成し、前記ロッド(13)の前記シリンダ(9)からの突出部分にばね座(16)を固定し、そのばね座(16)を介して前記圧力室(14)の容積を拡大する方向に前記ロッド(13)を付勢するリターンスプリング(20)を設け、前記フランジ部(10)に前記圧力室(14)と前記リザーバ室(15)を連通させる開口(30)を形成し、その開口(30)に、前記リザーバ室(15)側から圧力室(14)側への作動油の流れのみを許容するチェックバルブ(33)を設け、そのチェックバルブ(33)を前記ロッド(13)に対して軸直角方向に重なるように配置し、前記ばね座(16)に前記シリンダ(9)の外周に対向する筒状のダストカバー(21)を結合して設け、そのダストカバー(21)の内周と前記シリンダ(9)の外周の間にリング状のシール部材(26)を組み込んで前記リザーバ室(15)内に作動油を密封し、前記リザーバ室(15)を外部に連通させるエア通路(25)を前記ばね座(16)に形成した油圧式オートテンショナ。
  2. 前記エア通路(25)を、作動油が表面張力によって通過しない大きさとした請求項1に記載の油圧式オートテンショナ。
  3. 前記エア通路(25)を、前記ばね座(16)の前記ダストカバー(21)との接触面に形成した請求項1または2に記載の油圧式オートテンショナ。
  4. 前記ダストカバー(21)に前記リザーバ室(15)から前記ばね座(16)との接触面に至る貫通孔(36)を形成し、その貫通孔(36)の位置に対応して、前記ばね座(16)の前記ダストカバー(21)との接触面に前記エア通路(37)を形成した請求項1または2に記載の油圧式オートテンショナ。
  5. 前記ダストカバー(21)に前記リザーバ室(15)から前記ばね座(16)との接触面に至る貫通孔(38)を形成し、その貫通孔(38)の位置に対応して、前記ばね座(16)に前記ダストカバー(21)との接触面から外部に至るねじ孔(39)を形成し、そのねじ孔(39)に円柱部材(40)を圧入して円柱部材(40)の外周とねじ孔(39)の内周との間に前記エア通路(41)を形成した請求項1または2に記載の油圧式オートテンショナ。
  6. 前記ダストカバー(21)に前記リザーバ室(15)から前記ばね座(16)との接触面に至る貫通孔(38)を形成し、その貫通孔(38)の位置に対応して、前記ばね座(16)に前記ダストカバー(21)との接触面から外部に至る貫通孔を形成し、その貫通孔に雄ねじ部材を圧入して雄ねじ部材の外周と貫通孔の内周との間に前記エア通路を形成した請求項1または2に記載の油圧式オートテンショナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105605026A (zh) * 2015-12-21 2016-05-25 中国航空工业集团公司金城南京机电液压工程研究中心 一种快速回中的液压活塞组件

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