JP2008124036A - リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 負極集電体の表面に負極材料が付与されたリチウム二次電池用負極を用いたリチウム二次電池において、充放電を繰り返して行った場合に、負極が変形するのを防止し、また充放電によって負極材料と負極集電体との接触性が悪くなるのを抑制し、優れた充放電サイクル特性が得られるようにする。
【解決手段】 リチウム二次電池の負極13として、比例限度が2.0N/mm以上の負極集電体13aに、リチウムと合金化する材料を用いた負極材料が付与されたリチウム二次電池用負極を用いた。
【選択図】 図3

Description

この発明は、負極集電体の表面に負極材料が付与されてなるリチウム二次電池用負極及びこのようなリチウム二次電池用負極を用いたリチウム二次電池に関するものである。
近年、高出力,高エネルギー密度の新型二次電池の1つとして、非水電解液を用い、リチウムイオンを正極と負極との間で移動させて充放電を行うようにしたリチウム二次電池が利用されるようになった。
ここで、このようなリチウム二次電池においては、負極の1つとして、負極材料にリチウムと合金化する材料を用い、この負極材料を負極集電体に付与させたものが使用されている。
しかし、上記のように負極材料にリチウムと合金化する材料を用いた場合、充放電によってリチウムと合金化する材料が大きく膨張,収縮し、充放電を繰り返して行うと、次第に負極が変形し、カード型等の薄型のリチウム二次電池の場合には、その厚みが大きくなる等の問題があった。
また、近年においては、上記のようなリチウム二次電池が様々な携帯用機器の電源等として使用されるようになり、さらに高いエネルギー密度のリチウム二次電池が要望されるようになった。
このため、近年においては、特許文献1に示されるように、負極材料に容量密度の大きなケイ素又はケイ素と炭素材料とを含む複合粉末を用い、この負極材料とバインダー樹脂とを含むスラリーを金属箔からなる負極集電体上に塗布し、これを非酸化雰囲気下で焼結させた負極を用いるようにしたリチウム二次電池等が提案されている。
しかし、上記のように負極材料とバインダー樹脂とを含むスラリーを金属箔からなる負極集電体上に塗布し、これを非酸化雰囲気下で焼結させるにあたり、表面が平滑な金属箔からなる負極集電体を用いた場合、上記の負極材料と負極集電体との接触面積が小さく、焼結により負極集電体と負極材料との密着性を大幅に向上させることができず、充放電による負極材料の膨張,収縮や微粉化によって、負極材料と負極集電体との接触性が悪くなって、負極材料と負極集電体との間の抵抗が増加し、充放電サイクル特性が悪くなるという問題があった。
特許第2948205号公報
この発明は、負極集電体の表面に負極材料が付与されてなるリチウム二次電池用負極及びこのようなリチウム二次電池用負極を用いたリチウム二次電池における上記のような様々な問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、この発明においては、上記のように負極集電体の表面に負極材料が付与されてなるリチウム二次電池用負極を用いたリチウム二次電池において、充放電を繰り返して行った場合に、負極が変形するのを防止し、カード型等の薄型のリチウム二次電池の厚みが大きくなるのを抑制し、また充放電によって負極材料と負極集電体との接触性が悪くなるのを抑制し、優れた充放電サイクル特性が得られるようにすることを課題とするものである。
この発明におけるリチウム二次電池用負極においては、上記のような課題を解決するため、リチウムと合金化する材料を用いた負極材料が負極集電体に付与されてなるリチウム二次電池用負極において、上記の負極集電体として、比例限度が2.0N/mm以上のものを用いるようにしたのである。なお、上記の比例限度は、日本工業規格(JIS Z 2241−1995)に準拠して測定した応力−ひずみ曲線において、応力とひずみとの関係が直線の比例関係にある最大の応力値PL(N/mm2)を求め、この応力値PL(N/mm2)に負極集電体の厚みx(mm)を掛けた値PL×x(N/mm)である。
そして、このリチウム二次電池用負極のように、負極集電体として比例限度が2.0N/mm以上のものを用いると、充放電によって上記の負極材料が大きく膨張,収縮しても、これに伴って上記の負極集電体が弾性変形して元の状態に戻り、充放電を繰り返して行った場合においても、負極が変形するのが抑制され、カード型等の薄型のリチウム二次電池においても、その厚みが大きくなるということが抑制される。
ここで、このリチウム二次電池用負極において、上記の負極集電体の材料としては、銅,ニッケル,鉄,チタン,コバルト等の金属やこれらの合金を用いることができ、特に、負極集電体と負極材料との密着性を高めるために、負極材料中に拡散し易い金属元素を含有するものを用いることが好ましく、より好ましくは銅又は銅合金で構成された負極集電体を用いるようにする。
また、上記の負極集電体と負極材料との密着性を高めるためには、この負極集電体の表面における算術平均粗さRaが0.2μm以上であることが好ましく、0.5μm以上であることがより好ましい。
そして、上記のように少なくとも表面が銅又は銅合金で構成され、その表面における算術平均粗さRaが0.2μm以上になった負極集電体としては、例えば、銅やニッケル等の金属箔の表面に電解法によって銅を析出させたもの等を用いることができる。
また、このリチウム二次電池用負極において、上記の負極集電体に付与させるリチウムと合金化する負極材料としては、ケイ素,ゲルマニウム,錫,鉛,亜鉛,マグネシウム,ナトリウム,アルミニウム,ガリウム,インジウム及びこれらの合金等を用いることができ、特に、容量密度の大きなケイ素及びケイ素合金を用いることが好ましい。
ここで、ケイ素合金としては、ケイ素と他の1種以上の元素との固溶体,金属間化合物,共晶合金等を用いることができる。また、このようなケイ素合金を作製する方法としては、アーク溶解法,液体急冷法,メカニカルアロイング法,スパッタリング法,化学気相成長法,焼成法等を用いることができ、また上記の液体急冷法としては、単ロール急冷法や、双ロール急冷法や、ガスアトマイズ法,水アトマイズ法,ディスクアトマイズ法等の各種のアトマイズ法を用いることができる。
また、負極材料として、ケイ素やケイ素合金の粒子の表面を金属等で被覆したものを用いることもできる。
ここで、ケイ素やケイ素合金の粒子の表面を金属等で被覆させる方法としては、無電解めっき法,電解めっき法,化学還元法,蒸着法,スパッタリング法,化学気相成長法等を用いることができる。
また、ケイ素やケイ素合金の粒子表面を被覆する金属としては、上記の負極集電体と同様の金属を用いることが好ましい。すなわち、負極集電体と同様の金属を用いてケイ素やケイ素合金の粒子の表面を被覆すると、上記の焼結の際に、負極集電体と負極材料との結合性が大きく向上し、さらに優れた充放電サイクル特性が得られるようになる。
そして、上記のような負極材料を上記の負極集電体に付与させてリチウム二次電池用負極を得るにあたっては、上記の負極材料と導電性の炭素材料とバインダー樹脂とを含む負極合剤を上記の負極集電体の表面に付与し、これを非酸化雰囲気中において焼結させて、負極集電体の表面に負極合剤の層を形成することができる。
ここで、上記の負極材料の粒径については特に限定されないが、効果的な焼結が行われると共に、良好な充放電サイクル特性が得られるようにするためには、負極材料の平均粒径が100μm以下であることが好ましく、より好ましくは50μm以下、さらに好ましくは10μm以下である。
また、このリチウム二次電池用負極において、焼結後においても負極材料間及び負極材料と負極集電体との間の密着性を確保し、良好な充放電サイクル特性が得られるようにするため、上記のバインダー樹脂としては焼結によって完全に分解しないものを用いるようにし、好ましくは、ポリイミドやフッ素系樹脂を用いるようにし、より好ましくは熱安定性に優れたポリイミドを用いるようにする。
ここで、上記のポリイミドとしては、ポリアミド酸を熱処理することによって得られたもの等を用いることができ、この場合、熱処理によりポリアミド酸が脱水縮合してポリイミドが生成される。ここで、このようにして得たポリイミドの場合、負極材料と負極集電体との間の密着性を高めるため、イミド化率が80%以上のものを用いることが好ましい。なお、イミド化率は、ポリアミド酸に対する生成したポリイミドのモル%である。ここで、イミド化率80%以上のポリイミドが生成するにあたっては、例えば、ポリアミド酸のN−メチル−2−ピロリドン溶液を100℃〜400℃の温度で1時間以上熱処理することにより得ることができる。
また、上記のフッ素系樹脂としては、ポリフッ化ビニリデンやポリテトラフルオロエチレンを用いることができる。
また、焼結させる際の温度は、上記のバインダー樹脂が分解しない温度であることが好ましく、一般には600℃以下の温度で、好ましくは200〜500℃の範囲の温度で、より好ましくは300〜450℃の範囲の温度で行うようにする。なお、焼結方法として、放電プラズマ焼結法やホットプレス法を用いることができる。
また、上記のように負極材料と導電性の炭素材料とバインダー樹脂とを含む負極合剤を負極集電体の表面に塗布した後、焼成を行う前に、これを圧延させ、負極合剤の層における充填密度を高めて、負極材料間及び負極材料と負極集電体との間の密着性を高め、良好な充放電サイクル特性が得られるようにすることが好ましい。
なお、この発明におけるリチウム二次電池は、その負極に上記のようなリチウム二次電池用負極を用いることを特徴とするものであり、その正極や非水電解質については特に限定されず、一般に用いられている公知のものを用いることができる。
ここで、この発明のリチウム二次電池において、その正極における正極材料としては、リチウムを電気化学的に挿入・離脱する物質であれば制限なく用いることができ、例えば、LiCoO2 ,LiNiO2 ,LiMn2 4 ,LiMnO2 ,LiCo0.5 Ni0.5 2 ,LiNi0.7 Co0.2 Mn0.1 2 等のリチウム含有遷移金属酸化物や、MnO2 等のリチウムを含有していない金属酸化物を用いることができる。
また、上記の非水電解質としては、非水系溶媒に溶質を溶解させた非水電解液や、このような非水電解液をポリエチレンオキシド、ポリアクリロニトリル等のポリマー電解質に含浸させたゲル状ポリマー電解質や、LiI,Li3 N等の無機固体電解質等を用いることができる。
ここで、上記の非水電解液における非水系溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、シクロペンタノン、スルホラン、ジメチルスルホラン、3−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン、γ−ブチロラクトン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、ブチルメチルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、ブチルエチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、酢酸メチル、酢酸エチル等を1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。
また、上記の非水系溶媒に溶解させる溶質としては、例えば、LiPF6 、LiBF4 、LiCF3 SO3 、LiN(CF3 SO2 2 、LiN(C2 5 SO2 2 、LiN(CF3 SO2 )(C4 9 SO2 )、LiC(CF3 SO2 3 、LiC(C2 5 SO2 3 等を1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。
この発明におけるリチウム二次電池用負極においては、リチウムと合金化する材料を用いた負極材料が付与される負極集電体に、比例限度が2.0N/mm以上のものを用いるようにしたため、充放電によって負極材料が大きく膨張,収縮しても、これに伴ってこの負極集電体が弾性変形して元の状態に戻り、充放電を繰り返して行った場合においても負極が変形するのが抑制されるようになった。
この結果、上記のリチウム二次電池用負極を用いたこの発明のリチウム二次電池おいては、充放電を繰り返して行った場合においても負極が変形するのが抑制され、カード型等の薄型のリチウム二次電池においても、その厚みが大きくなるということがなかった。
以下、この発明に係るリチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池について、実施例を挙げて具体的に説明すると共に、この実施例におけるリチウム二次電池用負極を用いたリチウム二次電池が優れている点を、比較例を挙げて明らかにする。なお、この発明におけるリチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池は、下記の実施例に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
(実施例A1)
実施例A1においては、下記のようにして作製した負極と正極と非水電解液とを用い、図1及び図2(A),(B)に示すような薄型のリチウム二次電池を作製した。
[負極の作製]
負極を作製するにあたっては、負極集電体として、厚みが35μm、比例限度が2.06N/mm、表面における算術平均粗さRaが1.0μmになった銅箔を用いるようにした。
そして、負極材料として、リチウムと合金化するケイ素粉末を用い、このケイ素粉末とバインダー樹脂であるポリフッ化ビニリデンとを9:1の重量比で混合し、これにN−メチル−2−ピロリドンを加えてスラリーを調製し、このスラリーを上記の銅箔からなる負極集電体の片面にドクターブレード法により塗布し、乾燥させた後、これを真空雰囲気中において400℃で30時間熱処理し、その後、これを切断して、横が30mm,縦が25mm,負極集電体を含めた全体の厚みが48μmになった負極を得た。
[正極の作製]
正極を作製するにあたっては、正極材料であるLiCoO2 と、導電剤である黒鉛と、バインダー樹脂であるポリフッ化ビニリデンとを92.5:4.5:3の質量比で混合し、これにN−メチル−2−ピロリドンを加えてスラリーを調製した。
そして、このスラリーを厚みが20μmのアルミニウム箔からなる正極集電体の片面にドクターブレード法により塗布し、乾燥させた後、これを切断して、横が20mm,縦が20mm,正極集電体を含めた全体の厚みが100μmになった正極を得た。
[非水電解液の作製]
非水電解液を作製するにあたっては、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを1:1の体積比で混合させた非水系の混合溶媒を用い、この混合溶媒に溶質のLiPF6 を1mol/lの濃度になるように溶解させて、非水電解液を作製した。
[電池の作製]
電池を作製するにあたっては、図2(A),(B)に示すように、アルミニウムからなる金属シート11aの両面がポリプロピレンからなる樹脂11bで被覆されたラミネートフィルム11を用いて電池容器10を作製し、この電池容器10内に、上記のように作製した正極12と負極13との間にポリエチレン製の微多孔膜からなるセパレータ14を挟んだ状態で収容させると共に、この電池容器10内に上記の非水電解液を注液させた。
そして、上記の正極12における正極集電体12aの一部を延出させた正極端子12bと、負極13における負極集電体13aの一部を延出させた負極端子13bとをそれぞれ電池容器10内から外部に延出させ、この状態で、この電池容器10を熱融着させて封止し、図1に示すような薄型のリチウム二次電池を作製した。
(比較例a1)
比較例a1においては、上記の実施例A1における負極の作製において、負極集電体として、厚みが18μm、比例限度が1.08N/mm、表面における算術平均粗さRaが0.5μmになった銅箔を用い、それ以外は、上記の実施例A1の場合と同様にして、横が30mm,縦が25mm,負極集電体を含めた全体の厚みが30μmになった負極を得た。
また、このようにして作製した負極を用い、それ以外は、上記の実施例A1の場合と同様にして、図1に示すような薄型のリチウム二次電池を作製した。
次に、上記のようにして作製した実施例A1及び比較例a1の各リチウム二次電池を用い、それぞれ14mAの定電流で4.2Vまで充電させた後、14mAの定電流で2.75Vまで放電させ、これを1サイクルとして、充放電を繰り返して行い、各リチウム二次電池における初期の厚みtoと各サイクル時における厚みtaとを求め、下記の式から各サイクル時における厚みの変化率(%)を求め、その結果を図3に示した。なお、図3においては、実施例A1のリチウム二次電池の結果を実線で示し、比較例a1のリチウム二次電池の結果を破線で示した。
厚みの変化率(%)=(ta−to)×100/to
この結果から明らかなように、比例限度が2.0N/mm以上の負極集電体を用いた実施例A1のリチウム二次電池は、比例限度が2.0N/mm未満の負極集電体を用いた比較例a1のリチウム二次電池に比べて、充放電による厚みの変化が少なくなっていた。なお、上記のように充放電を行った後の各リチウム二次電池を分解して観察すると、実施例A1のリチウム二次電池においては負極に皺が発生していなかったのに対して、比較例a1のリチウム二次電池においては負極に皺が発生していた。
また、実施例A1及び比較例a1の各リチウム二次電池について、上記のように14mAの定電流で4.2Vまで充電させた後、14mAの定電流で2.75Vまで放電させ、これを1サイクルとして、充放電を繰り返して行い、各リチウム二次電池における初期の放電容量Qoと各サイクル時における放電容量Qaとを求め、下記の式から各サイクル時における容量維持率(%)を求め、その結果を下記の表1に示した。
容量維持率(%)=Qa×100/Qo
Figure 2008124036
この結果から明らかなように、比例限度が2.0N/mm以上の負極集電体を用いた実施例A1のリチウム二次電池は、比例限度が2.0N/mm未満の負極集電体を用いた比較例a1のリチウム二次電池に比べて、容量維持率が向上していた。
この発明の実施例A1及び比較例a1において作製したリチウム二次電池の概略斜視図である。 上記の実施例A1及び比較例a1において作製したリチウム二次電池の内部構造を示した断面説明図である。 実施例A1及び比較例a1のリチウム二次電池を充放電させた場合におけるサイクル数と厚みの変化率との関係を示した図である。
符号の説明
10 電池容器
11 ラミネートフィルム
11a 金属シート
11b 樹脂
12 正極
12a 正極集電体
12b 正極端子
13 負極
13a 負極集電体
13b 負極端子
14 セパレータ

Claims (3)

  1. リチウムと合金化する材料を用いた負極材料が負極集電体に付与されてなるリチウム二次電池用負極において、上記の負極集電体として、比例限度が2.0N/mm以上のものを用いたことを特徴とするリチウム二次電池用負極。
  2. 請求項1に記載したリチウム二次電池用負極において、上記の負極集電体が銅又は銅合金で構成されていることを特徴とするリチウム二次電池用負極。
  3. 請求項1又は2に記載したリチウム二次電池用負極を負極に用いたことを特徴とするリチウム二次電池。
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