JP2008121762A - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リミッタ機構に代替する過大トルク制限機構を備えたコンパクト化可能なトルク変動吸収装置を提供すること。
【解決手段】フランジ部3aを有するハブ部材3と、フランジ部3aの両側に配されたサイドプレート4、5と、フランジ部3aとサイドプレート4、5との回転差によるショックを吸収するダンパ機構(17、19、20)と、サイドプレート4とフランジ部3aの間に配されたスラスト部材6と、サイドプレート4とスラスト部材6の間に配されるとともにスラスト部材6をフランジ部3a側に付勢する皿バネ7と、を備える。サイドプレート4は、フランジ部3a側に絞られた絞り部4bを有し、当該絞り部4bに穴部4aを有する。スラスト部材6は、穴部4aを挿通して延在しサイドプレート4から抜けるのを防止するため抜け防止部6bを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、トルク変動吸収装置に関する。
トルク変動吸収装置は、例えば、エンジンと電動モータを動力源として備えているハイブリッド駆動装置においては、エンジンまたは/および電動モータの出力軸に設けられており、エンジンと電動モータによる変動トルクを吸収(抑制)する。トルク変動吸収装置の従来技術として、第1の動力源及び第2の動力源による変動トルクが所定値に達すると動力の伝達を遮断するリミッタ機構を備えるものが開示されている(特許文献1参照)。このリミッタ機構は、第1の動力源により回転駆動する第1回転部材と、第2の動力源に連結される第2回転部材と、の間の変動トルクが所定値に達すると、第1回転部材と第2回転部材との間の変動トルクを抑制するトーション部材のすべりを許容し、過大なトルクが第1の回転部材から第2の回転部材に入力されることのないような構成となっている。
特開2002−13547号公報
従来のトルク変動吸収装置(ハイブリッド駆動装置用ダンパ)では、エンジンの高出力化に伴い、必要なリミットトルク値を確保しようとすると、トーション部材が大型化するとともに、トーション部材を第1の回転部材又は第2の回転部材に圧接させる皿バネが大型化することによって装置全体が大型化し、コンパクト化が難しいという問題がある。特に、必要なリミットトルク値を確保し大型化した装置を、軸方向スペースが大きく、かつ、スペース制約の厳しいFF車両へ搭載することが困難となる。
本発明の主な課題は、リミッタ機構に代替する過大トルク制限機構を備えたコンパクト化可能なトルク変動吸収装置を提供することである。
本発明の第1の視点においては、トルク変動吸収装置において、径方向外側に延在するフランジ部を有するハブ部材と、前記フランジ部の軸方向の両側に配された第1、第2サイドプレートと、前記フランジ部、及び前記第1、第2サイドプレートに形成された窓部に収容され、前記フランジ部と前記第1、第2サイドプレートとの回転差によるトルク変動を吸収するダンパ機構と、前記第1サイドプレートと前記フランジ部の間に配されたスラスト部材と、前記第1サイドプレートと前記スラスト部材の間に配されるとともに前記スラスト部材を前記フランジ部側に付勢する皿バネと、を備え、前記第1サイドプレートは、前記フランジ部側に絞られた絞り部と、当該絞り部に形成された穴部とを有し、前記スラスト部材には、前記第1サイドプレートの前記穴部を挿通して延在するとともに前記穴部に係合する係合部が形成されていることを特徴とする。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記係合部は、前記スラスト部材の内周側に形成され、前記穴部は、前記第1サイドプレートにおける前記ハブ部材の近傍の部位に形成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1、第2サイドプレートに固定されるとともに前記第1、第2サイドプレートよりも外周側に延在した中間板と、前記第1摩擦材と摺動可能に接するカバープレートと、前記第2摩擦材と摺動可能に接するプレッシャプレートと、前記カバープレートと一体に固定されるサポートプレートと、前記プレッシャプレートと前記サポートプレートの間に配されるとともに、前記プレッシャプレートを前記第2摩擦材側に付勢する第2皿バネと、を備え、前記プレッシャプレートは、外周端部に複数の凸部を有し、前記サポートプレートは、前記プレッシャプレートの前記凸部と対応する位置に複数の開口部を有するとともに、前記プレッシャプレートに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1、第2サイドプレートに固定されるとともに前記第1、第2サイドプレートよりも外周側に延在した中間板と、前記第1摩擦材と摺動可能に接するカバープレートと、前記第2摩擦材と摺動可能に接するプレッシャプレートと、前記カバープレートと一体に固定されるサポートプレートと、前記プレッシャプレートと前記サポートプレートの間に配されるとともに、前記プレッシャプレートを前記第2摩擦材側に付勢する第2皿バネと、を備え、前記プレッシャプレートは、外周端部に複数の凸部を有し、前記サポートプレートは、前記プレッシャプレートの前記凸部と対応する位置に複数の凹部を有するとともに、前記プレッシャプレートに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第2皿バネは、外周端部に複数の凸部を有し、前記サポートプレートの前記凹部は、前記第2皿バネの前記凸部と対応し、前記サポートプレートは、前記第2皿バネに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されていることが好ましい。
本発明の前記トルク変動吸収装置において、前記第1、第2サイドプレートに固定されるとともに前記第1、第2サイドプレートよりも外周側に延在した中間板と、前記第1摩擦材と摺動可能に接するカバープレートと、前記第2摩擦材と摺動可能に接するプレッシャプレートと、前記カバープレートと一体に固定されるサポートプレートと、前記プレッシャプレートと前記サポートプレートの間に配されるとともに、前記プレッシャプレートを前記第2摩擦材側に付勢する第2皿バネと、を備え、前記プレッシャプレートは、外周端部に前記カバープレート側に折り曲げられた爪部を有し、前記カバープレートおよび前記サポートプレートは、前記プレッシャプレートの前記爪部と対応する位置にそれぞれ穴部を有するとともに、前記プレッシャプレートに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されていることが好ましい。
本発明(請求項1−6)によれば、スラスト部材の抜け防止部の軸長短縮が可能となるので、省スペース化を図ることができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した切欠き平面図である。図2は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。図3は、トルク変動吸収装置におけるサイドプレートとスラスト部材の配置関係を模式的に示した拡大断面図であり、(a)は本発明の実施形態1、(b)は比較例に関するものである。図4は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけるスラスト部材の構成を模式的に示した図であり、(a)はスラスト部材(6)の拡大断面図、(b)はスラスト部材(13)の拡大断面図、(c)はスラスト部材(13)の(b)に係る矢視Bから見た平面図である。図5は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけるスラスト部材とハブ部材の配置関係を模式的に示した拡大断面図である。図6は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の図2に係る矢視Aから見た拡大平面図である。図7は、本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけるプレッシャプレートとサポートプレートの位置関係を模式的に示した図6に係る矢視Cから見た拡大平面図である。なお、図1ではボルト28を省略している。
実施形態1に係るトルク変動吸収装置1は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設けられており、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置1は、捩れ緩衝機能を有し、ハブ部材3と、サイドプレート4と、サイドプレート5と、スラスト部材6と、皿バネ7と、中間プレート8と、皿バネ9と、コントロールプレート10と、皿バネ11と、スラスト部材12と、スラスト部材13と、コントロールプレート14と、スラスト部材15と、ピン部材16と、スプリングシート17と、スプリングシート18と、コイルスプリング19と、弾性部材20と、リベット21と、中間板22と、摩擦材23と、摩擦材24と、回転部材25と、サポートプレート26と、カバープレート27と、ボルト28と、プレッシャプレート29と、皿バネ30と、ボルト31と、を有する。
ハブ部材3は、径方向内側にて、例えば、電動モータ(図示せず)の回転軸(図示せず)とスプライン係合する部材である(図1、図2、図5参照)。ハブ部材3は、径方向外側に延在したフランジ部3aを有する。フランジ部3aは、中間部分にてコイルスプリング19、スプリングシート17、18、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。フランジ部3aは、サイドプレート4側の面であってスラスト部材12と当接する領域に凹部を有し、当該凹部にてスラスト部材12と摺動可能に接している。フランジ部3aは、サイドプレート5側の面であってスラスト部材15と当接する領域に凹部を有し、当該凹部にてスラスト部材15と摺動可能に接している。フランジ部3aの凹部は、径方向内側近傍に形成されることが好ましい。フランジ部3aの径方向内側近傍は、強度の影響が少ないためである。フランジ部3aの凹部が形成された部位の厚さは、強度を考慮して、他の部位の厚さに対し15%以上50%以下低減することが好ましい。これにより、装置の軸長短縮が可能である。フランジ部3aは、ピン部材16を挿通するための窓部3cを有する。窓部3cは、ピン部材16の中間部分の径よりも大きく形成されており、フランジ部3aとピン部材16との相対回転をガイドする。ハブ部材3は、軸方向両端外周面にグリス進入防止用の溝部3bを有する(図5参照)。
サイドプレート4は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である(図1、図2、図3(a)参照)。サイドプレート4は、フランジ部3aの軸方向右側(図2の右側)に配されている。サイドプレート4は、内周端部に複数の凹部を有し、当該凹部にスラスト部材6の回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。サイドプレート4は、フランジ部3a側の面にて皿バネ9の一端と接している。サイドプレート4は、皿バネ9との当接部分よりも径方向外側にてフランジ部3a側に絞られた絞り部4bを有し、当該絞り部4bにてスラスト部材6の係合部6bを挿通するための穴部4aを有する(図3(a)参照)。サイドプレート4の絞り部4bに穴部4aを形成することによって、図3(b)の比較例と比べて、スラスト部材6の係合部6bの軸方向の長さを短く抑えることができ、装置の軸長短縮が可能である。サイドプレート4は、中間部分にてスプリングシート17、18、コイルスプリング19、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。サイドプレート4は、コイルスプリング19よりも径方向外側にて、サイドプレート5及び中間板22とともにリベット21にて固定されている。
サイドプレート5は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である(図2参照)。サイドプレート5は、フランジ部3aの軸方向左側(図2の左側)に配されている。サイドプレート5は、内周端部ないしフランジ部3a側の面の内周近傍部分にてスラスト部材13と接している。サイドプレート5は、スラスト部材13に対して回転不能かつ軸方向移動可能にするための穴部を有し、当該穴部にスラスト部材13の回り止め部が装着されている。サイドプレート5は、中間部分にてスプリングシート17、18、コイルスプリング19、及び弾性部材20を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート17、18と接離可能に接している。サイドプレート5は、コイルスプリング19よりも径方向外側にて、サイドプレート4及び中間板22とともにリベット21にて固定されている。
スラスト部材6は、ハブ部材3の外周であって皿バネ7とコントロールプレート10の間に配され、コントロールプレート10と摺動可能に接している(図1、図2、図3(a)、図4(a)、図5参照)。スラスト部材6は、皿バネ7によってコントロールプレート10側に付勢されている。スラスト部材6は、内周のサイドプレート4側に延在した部分に、サイドプレート4、皿バネ7、中間プレート8、及び皿バネ9に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部6aを有する。回り止め部6aの端面のうち内周側の部分は、ハブ部材3の溝部3b以内に収納されている(図5参照)。回り止め部6aの端面のうち外周側の部分は、回転時のグリスのガイド機能を確保するため、内周側の部分よりも高く構成されている(図5参照)。これにより、回り止め部6aの内周側の部分にグリスが付着しても回転によりグリスが装置内部に入らない。また、このような効果は、内周部、外周部の角をテーパ形状にすると効果大である。スラスト部材6は、サイドプレート4の穴部4aを挿通して延在する係合部6bを有する。係合部6bは、サイドプレート4に対する回り止めの機能を果たすとともに、皿バネ7、9、中間プレート8等を保持しサブアッシーを構成するための役割を果たし、サイドプレート4から抜けるのを防止するための爪が形成されている。スラスト部材6は、コントロールプレート10との当接面に、溝パターン6cが形成されている(図4(a)参照)。
皿バネ7は、スラスト部材6の外周であってスラスト部材6と中間プレート8の間に配されている(図2参照)。皿バネ7は、スラスト部材6をコントロールプレート10側に付勢する。皿バネ7は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
中間プレート8は、スラスト部材6の外周であって皿バネ7と皿バネ9の間に配さたリング状の部材である(図2参照)。中間プレート8は、皿バネ9の付勢を受けて皿バネ7をスラスト部材6側に押すように作用する。中間プレート8は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
皿バネ9は、スラスト部材6の外周であって中間プレート8とサイドプレート4の間に配されている(図2参照)。皿バネ9は、中間プレート8を介して皿バネ7をコントロールプレート10側に付勢する。皿バネ9は、内周端部にスラスト部材6の回り止め部6aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部6aが装着され、スラスト部材6に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
コントロールプレート10は、スラスト部材12の外周であって皿バネ11とスラスト部材6の間に配されたリング状のプレートである(図2参照)。コントロールプレート10は、皿バネ11によってスラスト部材6側に付勢され、スラスト部材6と摺動可能に接している。コントロールプレート10は、内周端部にスラスト部材12の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材12の回り止め部が装着され、スラスト部材12に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。コントロールプレート10は、外周端部近傍にてピン部材16にカシメ固定され、ピン部材16を介してコントロールプレート14と一体に構成されている。
皿バネ11は、スラスト部材12の外周であってコントロールプレート10とスラスト部材12の間に配されている(図2参照)。皿バネ11は、コントロールプレート10をスラスト部材6側に付勢する。皿バネ11は、内周端部にスラスト部材12の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材12の回り止め部が装着され、スラスト部材12に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
スラスト部材12は、ハブ部材3の外周であって皿バネ11とフランジ部3aの間に配されている(図2参照)。スラスト部材12は、皿バネ11によってフランジ部3a側に付勢され、フランジ部3aの凹部に収納され、フランジ部3aと摺動可能に接している。スラスト部材12は、内周のスラスト部材6側に延在した部分に、皿バネ11、及びコントロールプレート10に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部を有する。このような回り止め部をスラスト部材12に形成することで、部品点数が減少し、装置の低コスト化が可能である。
スラスト部材13は、ハブ部材3の外周であってサイドプレート5とコントロールプレート14の間に配され、コントロールプレート14と摺動可能に接している(図2、図4(b)、(c)参照)。スラスト部材13は、内周のサイドプレート5側に延在している。スラスト部材13は、サイドプレート5に形成された穴部と対応する位置に回り止め部を有し、当該回り止め部がサイドプレート5の穴部に装着され、サイドプレート5に対して回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。スラスト部材13は、コントロールプレート14との当接面に、溝パターン13aが形成されている(図4(c)参照)。
コントロールプレート14は、ハブ部材3の外周であってスラスト部材13とスラスト部材15の間に配されたリング状のプレートである(図2参照)。コントロールプレート14は、スラスト部材13及びスラスト部材15と摺動可能に接している。コントロールプレート14は、外周端部近傍にてピン部材16にカシメ固定され、ピン部材16を介してコントロールプレート10と一体に構成されている。
スラスト部材15は、ハブ部材3の外周であってコントロールプレート14とフランジ部3aの間に配されている(図2参照)。スラスト部材15は、フランジ部3aの凹部に収納され、コントロールプレート14及びフランジ部3aと摺動可能に接している。
ピン部材16は、コントロールプレート10、及びコントロールプレート14を一体に固定するための部材である(図2参照)。ピン部材16には、サイドプレート5側の端部にてコントロールプレート14がカシメ固定されている。ピン部材16には、サイドプレート4側の端部にてコントロールプレート10がカシメ固定されている。ピン部材16は、中間部分の径が大きく構成されており、フランジ部3aに固定されておらず、フランジ部3aに形成された窓部3c内にて移動可能である。
スプリングシート17、18は、ダンパ機構の構成部品であり、サイドプレート4、サイドプレート5、及びフランジ部3aに形成された窓部に収容され、当該窓部とコイルスプリング19の端部との間に配されている(図2参照)。
コイルスプリング19は、ダンパ機構の構成部品であり、サイドプレート4、サイドプレート5、及びフランジ部3aに形成された窓部に収容され、両端に配設されたスプリングシート17、18と接している(図1、図2参照)。コイルスプリング19は、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aとが相対移動したときに収縮し、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aの回転差によるショックを吸収する。
弾性部材20は、ダンパ機構の構成部品であり、コイルスプリング19の内周側に配設され、コイルスプリング19が収縮したときに対向する2つのスプリングシート17、18と当接し、サイドプレート4、サイドプレート5とフランジ部3aの回転差によるショックを吸収する(図1、図2参照)。
リベット21は、サイドプレート4、サイドプレート5、及び中間板22を一体に固定するための部材である(図1、図2参照)。
中間板22は、サイドプレート4とサイドプレート5の間にて、サイドプレート4及びサイドプレート5とともにリベット21で固定された環状で板状の部材である(図1、図2参照)。中間板22は、径方向外側部分がカバープレート27とプレッシャプレート29の間まで延在しており、径方向外側部分の両面に摩擦材23、24がリベット(図示せず)によって固定されている。
摩擦材23は、中間板22とカバープレート27の間に配され、リベット(図示せず)によって中間板22に固定されている(図2参照)。摩擦材23は、カバープレート27と摺動可能に接している。なお、例として摩擦材23が中間板22に接着固定された構成となっているが、摩擦材23がカバープレート27に固定された構成であってもよい。
摩擦材24は、中間板22とプレッシャプレート29の間に配され、リベット(図示せず)によって中間板22に固定されている(図2参照)。摩擦材24は、プレッシャプレート29と摺動可能に接している。なお、例として摩擦材24が中間板22に接着固定された構成となっているが、摩擦材24がプレッシャプレート29に固定された構成であってもよい。
回転部材25は、例えば、エンジン(図示せず)の回転軸(図示せず)にボルト31によって固定される環状の部材である(図2参照)。回転部材25は、軸方向外側近傍の部分にボルト28と螺合する螺孔を有する。回転部材25は、サポートプレート26と接する。回転部材25は、サポートプレート26の開口部26aと対応する位置に窓部25aを有する。
サポートプレート26は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。サポートプレート26は、径方向外側近傍にて、回転部材25とカバープレート27の間に配され、ボルト28によってカバープレート27とともに回転部材25に固定されている(図2、図6、図7参照)。サポートプレート26は、プレッシャプレート29の複数の凸部29aと対応する位置に複数の開口部26aが形成されている。開口部26aは、プレッシャプレート29が相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。これにより、プレッシャプレート29とカバープレート27とが中間板22の外周側にて相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成する必要がなくなり、外形の縮小が可能である。サポートプレート26は、径方向内側にてカバープレート27と離間している。サポートプレート26は、カバープレート27側の面にて皿バネ30の一端と接している。
カバープレート27は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である(図1、図2、図6参照)。カバープレート27は、径方向外側近傍にて、サポートプレート26とボルト28の鍔部の間に配され、ボルト28によってサポートプレート26とともに回転部材25に固定されている。カバープレート27は、径方向内側にてサポートプレート26と離間している。カバープレート27は、径方向内側にて摩擦材23と摺動可能に接している。
ボルト28は、サポートプレート26及びカバープレート27を回転部材25に固定するための部材であり、サポートプレート26及びカバープレート27に形成された穴を挿通し、回転部材25と螺合する(図2参照)。
プレッシャプレート29は、皿バネ30と摩擦材24の間に配された環状の部材であり、皿バネ30によって摩擦材24側に付勢されている(図2、図6、図7参照)。プレッシャプレート29は、外周端部に複数の凸部29aが形成されている。凸部29aは、サポートプレート26の開口部26aに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。
皿バネ30は、サポートプレート26とプレッシャプレート29の間に配され、プレッシャプレート29を摩擦材24側に付勢する。
実施形態1によれば、スラスト部材6の係合部6bの軸長短縮が可能となるので、省スペース化を図ることができる。また、プレッシャプレート29とカバープレート27とが中間板22の外周側にて相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成する必要がなくなり、外形の縮小が可能である。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図8は、本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。
実施形態2に係るトルク変動吸収装置41は、例えば、ハイブリッド駆動装置においては、エンジン(図示せず)の出力軸(図示せず)に設けられており、エンジン(図示せず)と電動モータ(図示せず)による変動トルクを吸収(抑制)する装置である。トルク変動吸収装置41は、捩れ緩衝機能を有し、ハブ部材43と、サイドプレート44と、サイドプレート45と、スラスト部材46と、摩擦材46bと、皿バネ47と、中間プレート48と、皿バネ49と、コントロールプレート50と、皿バネ51と、スラスト部材52と、スラスト部材53と、摩擦材53aと、コントロールプレート54と、スラスト部材55と、ピン部材56と、スプリングシート57と、コイルスプリング59と、弾性部材60と、リベット61と、中間板62と、摩擦材63と、摩擦材64と、サポートプレート66と、カバープレート67と、リベット68と、プレッシャプレート69と、皿バネ70と、を有する。
ハブ部材43は、径方向内側にて、例えば、電動モータ(図示せず)の回転軸(図示せず)とスプライン係合する部材である。ハブ部材43は、径方向外周に延在したフランジ部43aを有する。フランジ部43aは、中間部分にてコイルスプリング59、スプリングシート57、及び弾性部材60を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート57と接離可能に接している。フランジ部43aは、サイドプレート44側の面であってスラスト部材52と当接する領域に凹部を有し、当該凹部にてスラスト部材52と摺動可能に接している。フランジ部43aは、サイドプレート45側の面であってスラスト部材55と当接する領域に凹部を有し、当該凹部にてスラスト部材55と摺動可能に接している。フランジ部43aの凹部は、径方向内側近傍に形成されることが好ましい。フランジ部43aの径方向内側近傍は、強度の影響が少ないためである。フランジ部43aの凹部が形成された部位の厚さは、強度を考慮して、他の部位の厚さに対し15%以上50%以下低減することが好ましい。これにより、装置の軸長短縮が可能である。フランジ部43aは、ピン部材56を挿通するための窓部43cを有する。窓部43cは、ピン部材56の中間部分の径よりも大きく形成されており、フランジ部43aとピン部材56との相対回転をガイドする。ハブ部材43は、軸方向両端外周面にグリス進入防止用の溝部43bを有する。
サイドプレート44は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。サイドプレート44は、フランジ部43aの軸方向右側(図8の右側)に配されている。サイドプレート44は、複数の穴部を有し、当該穴部にスラスト部材46の回り止め部46aが装着され、スラスト部材46に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。サイドプレート44は、フランジ部43a側の面にて皿バネ49の一端と接している。サイドプレート44は、皿バネ49との当接部分よりも径方向内側にてフランジ部43a側に絞られた絞り部44bを有し、当該絞り部44bにてスラスト部材46の回り止め部46aを挿通するための穴部を有する。サイドプレート44の絞り部44bに穴部を形成することによって、スラスト部材46の回り止め部46aの軸方向の長さを短く抑えることができ、装置の軸長短縮が可能である。サイドプレート44は、中間部分にてスプリングシート57、コイルスプリング59、及び弾性部材60を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート57と接離可能に接している。サイドプレート44は、コイルスプリング59よりも径方向外側にて、サイドプレート45及び中間板62とともにリベット61にて固定されている。
サイドプレート45は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。サイドプレート45は、フランジ部43aの軸方向左側(図8の左側)に配されている。サイドプレート45は、内周端部ないしフランジ部43a側の面の内周近傍部分にてスラスト部材53と接している。サイドプレート45は、スラスト部材53に対して回転不能かつ軸方向移動可能にするための穴部を有し、当該穴部にスラスト部材53の回り止め部が装着されている。サイドプレート45は、中間部分にてスプリングシート57、コイルスプリング59、及び弾性部材60を収容するための窓部を有し、当該窓部の周方向端面がスプリングシート57と接離可能に接している。サイドプレート45は、コイルスプリング59よりも径方向外側にて、サイドプレート44及び中間板62とともにリベット61にて固定されている。
スラスト部材46は、ハブ部材43の外周であって皿バネ47とコントロールプレート50の間に配されている。スラスト部材46は、コントロールプレート50側の面に摩擦材46bが接着固定されている。摩擦材46bは、コントロールプレート50と摺動可能に接している。スラスト部材46は、皿バネ47によってコントロールプレート50側に付勢されている。スラスト部材46は、内周のサイドプレート44側に延在した部分に、サイドプレート44、皿バネ47、中間プレート48、及び皿バネ49に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部46aを有する。回り止め部46aは、サイドプレート44の穴部を挿通して延在しており、先端部にサイドプレート44から抜けるのを防止するための爪が形成されている。
皿バネ47は、スラスト部材46の外周であってスラスト部材46と中間プレート48の間に配されている。皿バネ47は、スラスト部材46をコントロールプレート50側に付勢する。皿バネ47は、内周端部にスラスト部材46の回り止め部46aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部46aが装着され、スラスト部材46に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
中間プレート48は、スラスト部材46の外周であって皿バネ47と皿バネ49の間に配さたリング状の部材である。中間プレート48は、皿バネ49の付勢を受けて皿バネ47をスラスト部材46側に押すように作用する。中間プレート48は、内周端部にスラスト部材46の回り止め部46aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部46aが装着され、スラスト部材46に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
皿バネ49は、スラスト部材46の外周であって中間プレート48とサイドプレート44の間に配されている。皿バネ49は、中間プレート48を介して皿バネ47をコントロールプレート50側に付勢する。皿バネ49は、内周端部にスラスト部材46の回り止め部46aと対応する凹部を有し、当該凹部に回り止め部46aが装着され、スラスト部材46に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
コントロールプレート50は、スラスト部材52の外周であって皿バネ51と摩擦材46bの間に配されたリング状のプレートである。コントロールプレート50は、皿バネ51によってスラスト部材46側に付勢されている。コントロールプレート50は、スラスト部材46に接着固定された摩擦材46bと摺動可能に接している。コントロールプレート50は、内周端部にスラスト部材52の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材52の回り止め部が装着され、スラスト部材52に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。コントロールプレート50は、外周端部近傍にてピン部材56にカシメ固定され、ピン部材56を介してコントロールプレート54と一体に構成されている。
皿バネ51は、スラスト部材52の外周であってコントロールプレート50とスラスト部材52の間に配されている。皿バネ51は、コントロールプレート50をスラスト部材46側に付勢する。皿バネ51は、内周端部にスラスト部材52の回り止め部と対応する凹部を有し、当該凹部にスラスト部材52の回り止め部が装着され、スラスト部材52に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
スラスト部材52は、ハブ部材43の外周であって皿バネ51とフランジ部43aの間に配されている。スラスト部材52は、皿バネ51によってフランジ部43a側に付勢され、フランジ部43aの凹部に収納され、フランジ部43aと摺動可能に接している。スラスト部材52は、内周のスラスト部材46側に延在した部分に、皿バネ51、及びコントロールプレート50に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にするための回り止め部を有する。このような回り止め部をスラスト部材52に形成することで、部品点数が減少し、装置の低コスト化が可能である。
スラスト部材53は、ハブ部材43の外周であってサイドプレート45とコントロールプレート54の間に配されている。スラスト部材53は、コントロールプレート54側の面に摩擦材53aが接着固定されている。摩擦材53aは、コントロールプレート54と摺動可能に接している。スラスト部材53は、内周のサイドプレート45側に延在している。スラスト部材53は、サイドプレート45に形成された穴部と対応する位置に回り止め部を有し、当該回り止め部がサイドプレート45の穴部に装着され、サイドプレート45に対して回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
コントロールプレート54は、ハブ部材43の外周であって摩擦材53aとスラスト部材55の間に配されたリング状のプレートである。コントロールプレート54は、スラスト部材55と摺動可能に接している。コントロールプレート54は、スラスト部材53に接着固定された摩擦材53aと摺動可能に接している。コントロールプレート54は、外周端部近傍にてピン部材56にカシメ固定され、ピン部材56を介してコントロールプレート50と一体に構成されている。
スラスト部材55は、ハブ部材43の外周であってコントロールプレート54とフランジ部43aの間に配されている。スラスト部材55は、フランジ部43aの凹部に収納され、コントロールプレート54及びフランジ部43aと摺動可能に接している。
ピン部材56は、コントロールプレート50、及びコントロールプレート54を一体に固定するための部材である。ピン部材56には、サイドプレート45側の端部にてコントロールプレート54がカシメ固定されている。ピン部材56には、サイドプレート44側の端部にてコントロールプレート50がカシメ固定されている。ピン部材56は、中間部分の径が大きく構成されており、フランジ部43aに固定されておらず、フランジ部43aに形成された窓部43c内にて移動可能である。
スプリングシート57は、ダンパ機構の構成部品であり、サイドプレート44、サイドプレート45、及びフランジ部43aに形成された窓部に収容され、当該窓部とコイルスプリング59の端部との間に配されている。
コイルスプリング59は、ダンパ機構の構成部品であり、サイドプレート44、サイドプレート45、及びフランジ部43aに形成された窓部に収容され、両端に配設されたスプリングシート57と接している。コイルスプリング59は、サイドプレート44、サイドプレート45とフランジ部43aとが相対移動したときに収縮し、サイドプレート44、サイドプレート45とフランジ部43aの回転差によるショックを吸収する。
弾性部材60は、ダンパ機構の構成部品であり、コイルスプリング59の内周側に配設され、コイルスプリング59が収縮したときに対向する2つのスプリングシート57と当接し、サイドプレート44、サイドプレート45とフランジ部43aの回転差によるショックを吸収する。
リベット61は、サイドプレート44、サイドプレート45、及び中間板62を一体に固定するための部材である。
中間板62は、サイドプレート44とサイドプレート45の間にて、サイドプレート44及びサイドプレート45とともにリベット61で固定された環状で板状の部材である。中間板62は、径方向外側部分がカバープレート67とプレッシャプレート69の間まで延在しており、径方向外側部分の両面に摩擦材63、64がリベット(図示せず)によって固定されている。
摩擦材63は、中間板62とカバープレート67の間に配され、リベット(図示せず)によって中間板62に固定されている。摩擦材63は、カバープレート67と摺動可能に接している。
摩擦材64は、中間板62とプレッシャプレート69の間に配され、リベット(図示せず)によって中間板62に固定されている。摩擦材64は、プレッシャプレート69と摺動可能に接している。
サポートプレート66は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。サポートプレート66は、径方向外側近傍にて、回転部材(図2の25と同様なもの)とカバープレート67の間に配され、ボルト(図2の28と同様なもの)やリベット68によってカバープレート67に固定されている。サポートプレート66は、径方向内側にてカバープレート67と離間している。サポートプレート66は、カバープレート67側の面にて皿バネ70の一端と接している。
カバープレート67は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。カバープレート67は、径方向外側近傍にて、サポートプレート66とリベット68やボルト(図2の28と同様なもの)によって固定されている。カバープレート67は、径方向内側にてサポートプレート66と離間している。カバープレート67は、径方向内側にて摩擦材63と摺動可能に接している。カバープレート67は、プレッシャプレート69の爪部69aと対応する位置に穴部67aを有する。穴部67aは、プレッシャプレート69の爪部69aが挿入され、プレッシャプレート69に対して回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。
リベット68は、サポートプレート66及びカバープレート67を一体に固定するための部材であり、サポートプレート66及びカバープレート67に形成された穴を挿通し、サポートプレート66とカバープレート67をカシメ固定する。
プレッシャプレート69は、皿バネ70と摩擦材64の間に配された環状の部材であり、皿バネ70によって摩擦材64側に付勢されている。プレッシャプレート69は、外周端部に複数の爪部69aが形成されている。爪部69aは、中間板62の外周にてカバープレート67側に折り曲げられており、先端部がカバープレート67の穴部67aに挿入され、カバープレート67に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。
皿バネ70は、サポートプレート66とプレッシャプレート69の間に配され、プレッシャプレート69を摩擦材64側に付勢する。
実施形態2によれば、スラスト部材46の回り止め部46aの軸長短縮が可能となるので、省スペース化を図ることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置におけるコントロールプレート間の接続構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)部分断面図である。
実施形態3に係るトルク変動吸収装置では、実施形態1、2のコントロールプレート間の接続構成(ピン固定)を図9のコントロールプレート81、82のように構成したものである。その他の構成は、実施形態1、2と同様である。
コントロールプレート81は、外周端部がフランジ部83側に折り曲げられた折り曲げ部81aを有する。折り曲げ部81aは、フランジ部83の窓部83a(図2の3c、図8の43cと同様)を挿通しており、先端部に突起部81bを有する。突起部81bは、コントロールプレート82の穴部82aに挿嵌される。コントロールプレート82は、コントロールプレート81の突起部81bと対応する位置に穴部82aを有する。穴部82aは、コントロールプレート81の突起部81bと挿嵌して固定される。これにより、コントロールプレート81、82が一体に固定される。
実施形態3によれば、コントロールプレート81、82の低コスト化が可能であり、ピン廃止により軸長の短縮が可能である。
(実施形態4)
本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図10は、本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置におけるコントロールプレート間の接続構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)部分断面図である。
実施形態4に係るトルク変動吸収装置では、実施形態1、2のコントロールプレート間の接続構成(ピン固定)を図10のコントロールプレート91、92のように構成したものである。その他の構成は、実施形態1、2と同様である。
コントロールプレート91は、外周端部がフランジ部93側に折り曲げられた折り曲げ部91aを有する。折り曲げ部91aは、フランジ部93の窓部93a(図2の3c、図8の43cと同様)を挿通しており、先端部に突起部91bを有する。突起部91bは、コントロールプレート92の穴部92aに挿通され、先端部が変形(例えば、折り曲げ、カシメ)されている。突起部91bの先端部が変形されることで、突起部91bの変形部と、折り曲げ部91aの端面との間でコントロールプレート92を固定することができる。コントロールプレート92は、コントロールプレート91の突起部91bと対応する位置に穴部92aを有する。穴部92aには、コントロールプレート91の突起部91bが挿通される。これにより、コントロールプレート91、92が一体に固定される。
実施形態4によれば、コントロールプレート91、92の低コスト化が可能であり、ピン廃止により軸長の短縮が可能である。
(実施形態5)
本発明の実施形態5に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図11は、本発明の実施形態5に係るトルク変動吸収装置におけるコントロールプレート間の接続構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)部分断面図である。
実施形態5に係るトルク変動吸収装置では、実施形態1、2のコントロールプレート間の接続構成(ピン固定)を図11のコントロールプレート101、102のように構成したものである。その他の構成は、実施形態1、2と同様である。
コントロールプレート101は、外周端部がフランジ部103側に折り曲げられた折り曲げ部101aを有する。折り曲げ部101aは、湾曲形状に絞り加工されており、フランジ部103の窓部103a(図2の3c、図8の43cと同様)を挿通し、先端部に突起部101bを有する。突起部101bは、コントロールプレート102の穴部102aに挿通され、先端部が変形(例えば、折り曲げ、カシメ)されている。突起部101bの先端部が変形されることで、突起部101bの変形部と、折り曲げ部101aの端面との間でコントロールプレート102を固定することができる。突起部101bの変形部の太さは、折り曲げ部101aの太さの30%以上80%以下とする。コントロールプレート102は、コントロールプレート101の突起部101bと対応する位置に穴部102aを有する。穴部102aには、コントロールプレート101の突起部101bが挿通される。これにより、コントロールプレート101、102が一体に固定される。
実施形態5によれば、コントロールプレート101、102の低コスト化が可能であり、ピン廃止により軸長の短縮が可能である。また、折り曲げ部101aを湾曲させることで剛性がアップし、突起部101bの変形時に折り曲げ部101aが変形し、高さが変化するのを防止することができる。
(実施形態6)
本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図12は、本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置におけるコントロールプレート間の接続構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)部分断面図である。
実施形態6に係るトルク変動吸収装置では、実施形態1、2のコントロールプレート間の接続構成(ピン固定)を図12のコントロールプレート111、112のように構成したものである。その他の構成は、実施形態1、2と同様である。
コントロールプレート111は、外周端部がフランジ部113側に折り曲げられた折り曲げ部111aを有する。折り曲げ部111aは、フランジ部113の窓部113a(図2の3c、図8の43cと同様)内に延在しており、先端部に凹部111bが形成されている。凹部111bは、コントロールプレート112の凸部112bと嵌合固定される。コントロールプレート112は、外周端部がフランジ部113側に折り曲げられた折り曲げ部112aを有する。折り曲げ部112aは、フランジ部113の窓部113a(図2の3c、図8の43cと同様)内に延在しており、先端部に凸部112bが形成されている。凸部112bは、コントロールプレート111の凹部111bと嵌合固定される。コントロールプレート111の凹部111bと、コントロールプレート112の凸部112bとの嵌合部分は、フランジ部113の窓部113a内に配される。
実施形態6によれば、コントロールプレート111、112の低コスト化が可能であり、ピン廃止により軸長の短縮が可能である。
(実施形態7)
本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図13、本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置におけるプレッシャプレート、皿バネ、及びサポートプレート間の構成を模式的に示した(a)部分断面図、及び(b)矢視Dから見た部分平面図である。なお、図13(b)ではカバープレート121、摩擦材122、中間板123、及び摩擦材124を省略している。
実施形態7に係るトルク変動吸収装置では、実施形態1、2のプレッシャプレート、皿バネ、及びサポートプレート間の構成を図13のプレッシャプレート125、皿バネ126、及びサポートプレート127のように構成したものである。その他の構成は、実施形態1、2と同様である。
プレッシャプレート125は、皿バネ126と摩擦材124の間に配された環状の部材であり、皿バネ126によって摩擦材124側に付勢されている。プレッシャプレート125は、外周端部に複数の凸部125aが形成されている。凸部125aは、サポートプレート127の凹部127aに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。
皿バネ126は、サポートプレート127とプレッシャプレート125の間に配され、プレッシャプレート125を摩擦材124側に付勢する。皿バネ126は、外周端部に複数の凸部126aが形成されている。凸部126aは、サポートプレート127の凹部127aに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。
サポートプレート127は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。サポートプレート127は、径方向外側近傍にてカバープレート121と当接しており、ボルト(図示せず)やリベット(図示せず)によってカバープレート121に固定されている。サポートプレート127は、プレッシャプレート125の複数の凸部125a、皿バネ126の複数の凸部126aと対応する位置に複数の凹部127aが形成されている。凹部127aは、プレッシャプレート125及び皿バネ126が相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。サポートプレート127は、径方向内側にてカバープレート121と離間している。サポートプレート127は、カバープレート121側の面にて皿バネ126の一端と接している。
実施形態7によれば、プレッシャプレート125とカバープレート121とが中間板123の外周側にて相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成する必要がなくなり、外形の縮小が可能である。また、皿バネ126の保持の信頼性が向上する。
(実施形態8)
本発明の実施形態8に係るトルク変動吸収装置について図面を用いて説明する。図14、本発明の実施形態8に係るトルク変動吸収装置におけるカバープレート、プレッシャプレート、及びサポートプレート間の構成を模式的に示した部分断面図である。
実施形態8に係るトルク変動吸収装置では、実施形態1、2のカバープレート、プレッシャプレート、及びサポートプレート間の構成を図14のカバープレート131、プレッシャプレート135、及びサポートプレート137のように構成したものである。その他の構成は、実施形態1、2と同様である。
カバープレート131は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。カバープレート131には、サポートプレート137のリベット穴部137bと対応する位置にリベット穴部131bが形成されている。カバープレート131は、リベット穴部137bとリベット穴部131bにより、サポートプレート137にリベット接合される。カバープレート131は、径方向内側にて摩擦材132と摺動可能に接している。カバープレート131は、プレッシャプレート135の爪部135aと対応する位置に穴部131aを有する。穴部131aは、穴部137aとともに、プレッシャプレート135の爪部135aが挿入され、プレッシャプレート135に対して回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。この構成により、プレッシャプレート135は、カバープレート131とサポートプレート137の円周上の一部と回転不能かつ軸方向移動可能に係合し、カバープレート131とサポートプレート137が円周上においてプレッシャプレート135との係合部とは別の部位で互いに固定されることが可能となり、係合部と固定部が径方向に並ぶことが回避でき、トルク変動吸収装置全体の径方向の寸法を縮小することが可能となる。穴部131aは、応力の発生しない部位に設けることが好ましい。
プレッシャプレート135は、皿バネ136と摩擦材134の間に配された環状の部材であり、皿バネ136によって摩擦材134側に付勢されている。プレッシャプレート135は、外周端部に複数の爪部135aが形成されている。爪部135aは、中間板133の外周にてカバープレート131側に折り曲げられており、先端部がサポートプレート137の穴部137aとカバープレート131の穴部135aに挿入され、カバープレート131とサポートプレート137に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されている。
サポートプレート137は、所定の形状に形成された環状で板状の部材である。サポートプレート137には、径方向外側近傍にて、円周上の一部がカバープレート131側に屈曲された平面部137cが形成されている。平面部137cには、カバープレート131のリベット穴部131bと対応する位置にリベット穴部137bが形成されている。サポートプレート137は、リベット穴部137bとリベット穴部131bにより、カバープレート131にリベット接合される。サポートプレート137は、プレッシャプレート135の爪部135aと対応する位置に穴部137aを有する。穴部137aは、穴部131aとともに、プレッシャプレート135の爪部135aが挿入され、プレッシャプレート135に対して回転不能かつ軸方向移動可能に構成されている。サポートプレート137は、カバープレート131側の面にて皿バネ136の一端と接している。
実施形態8によれば、カバープレート131の板厚の低減が可能である。
本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した切欠き平面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した図1のX−X´間の断面図である。 トルク変動吸収装置におけるサイドプレートとスラスト部材の配置関係を模式的に示した拡大断面図であり、(a)は本発明の実施形態1、(b)は比較例に関するものである。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけるスラスト部材の構成を模式的に示した図であり、(a)はスラスト部材(6)の拡大断面図、(b)はスラスト部材(13)の拡大断面図、(c)はスラスト部材(13)の(b)に係る矢視Bから見た平面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけるスラスト部材とハブ部材の配置関係を模式的に示した拡大断面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置の図2に係る矢視Aから見た拡大平面図である。 本発明の実施形態1に係るトルク変動吸収装置におけけるプレッシャプレートとサポートプレートの位置関係を模式的に示した図6に係る矢視Cから見た拡大平面図である。 本発明の実施形態2に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態3に係るトルク変動吸収装置におけるコントロールプレート間の接続構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)部分断面図である。 本発明の実施形態4に係るトルク変動吸収装置におけるコントロールプレート間の接続構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)部分断面図である。 本発明の実施形態5に係るトルク変動吸収装置におけるコントロールプレート間の接続構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)部分断面図である。 本発明の実施形態6に係るトルク変動吸収装置におけるコントロールプレート間の接続構成を模式的に示した(a)部分平面図、及び(b)部分断面図である。 本発明の実施形態7に係るトルク変動吸収装置におけるプレッシャプレート、皿バネ、及びサポートプレート間の構成を模式的に示した(a)部分断面図、及び(b)矢視Dから見た部分平面図である。 本発明の実施形態8に係るトルク変動吸収装置におけるカバープレート、プレッシャプレート、及びサポートプレート間の構成を模式的に示した部分断面図である。
符号の説明
1 トルク変動吸収装置
3 ハブ部材
3a フランジ部
3b 溝部
3c 窓部
4 サイドプレート
4a 穴部
4b 絞り部
5 サイドプレート
6 スラスト部材
6a 回り止め部
6b 係合部
6c 溝パターン
7 皿バネ
8 中間プレート
9 皿バネ
10 コントロールプレート
11 皿バネ
12 スラスト部材
13 スラスト部材
13a 溝パターン
14 コントロールプレート
15 スラスト部材
16 ピン部材
17 スプリングシート
18 スプリングシート
19 コイルスプリング
20 弾性部材
21 リベット
22 中間板
23 摩擦材
24 摩擦材
25 回転部材
25a 窓部
26 サポートプレート
26a 開口部
27 カバープレート
28 ボルト
29 プレッシャプレート
29a 凸部
30 皿バネ
31 ボルト
41 トルク変動吸収装置
43 ハブ部材
43a フランジ部
43b 溝部
43c 窓部
44 サイドプレート
44b 絞り部
45 サイドプレート
46 スラスト部材
46a 回り止め部
46b 摩擦材
47 皿バネ
48 中間プレート
49 皿バネ
50 コントロールプレート
51 皿バネ
52 スラスト部材
53 スラスト部材
53a 摩擦材
54 コントロールプレート
55 スラスト部材
56 ピン部材
57 スプリングシート
59 コイルスプリング
60 弾性部材
61 リベット
62 中間板
63 摩擦材
64 摩擦材
66 サポートプレート
67 カバープレート
67a 穴部
68 リベット
69 プレッシャプレート
69a 爪部
70 皿バネ
81 コントロールプレート
81a 折り曲げ部
81b 突起部
82 コントロールプレート
82a 穴部
83 フランジ部
83a 窓部
91 コントロールプレート
91a 折り曲げ部
91b 突起部
92 コントロールプレート
92a 穴部
93 フランジ部
93a 窓部
101 コントロールプレート
101a 折り曲げ部
101b 突起部
102 コントロールプレート
102a 穴部
103 フランジ部
103a 窓部
111 コントロールプレート
111a 折り曲げ部
111b 凹部
112 コントロールプレート
112a 折り曲げ部
112b 凸部
113 フランジ部
113a 窓部
121 カバープレート
122 摩擦材
123 中間板
124 摩擦材
125 プレッシャプレート
125a 凸部
126 皿バネ
126a 凸部
127 サポートプレート
127a 凹部
131 カバープレート
131a 穴部
131b リベット穴部
132 摩擦材
133 中間板
134 摩擦材
135 プレッシャプレート
135a 爪部
136 皿バネ
137 サポートプレート
137a 穴部
137b リベット穴部
137c 平面部
138 回転部材
204 サイドプレート
204a 穴部
206 スラスト部材

Claims (6)

  1. 径方向外側に延在するフランジ部を有するハブ部材と、
    前記フランジ部の軸方向の両側に配された第1、第2サイドプレートと、
    前記フランジ部、及び前記第1、第2サイドプレートに形成された窓部に収容され、前記フランジ部と前記第1、第2サイドプレートとの回転差によるトルク変動を吸収するダンパ機構と、
    前記第1サイドプレートと前記フランジ部の間に配されたスラスト部材と、
    前記第1サイドプレートと前記スラスト部材の間に配されるとともに前記スラスト部材を前記フランジ部側に付勢する皿バネと、
    を備え、
    前記第1サイドプレートは、前記フランジ部側に絞られた絞り部と、当該絞り部に形成された穴部とを有し、
    前記スラスト部材には、前記第1サイドプレートの前記穴部を挿通して延在するとともに前記穴部に係合する係合部が形成されていることを特徴とするトルク変動吸収装置。
  2. 前記係合部は、前記スラスト部材の内周側に形成され、
    前記穴部は、前記第1サイドプレートにおける前記ハブ部材の近傍の部位に形成されていることを特徴とする請求項1記載のトルク変動吸収装置。
  3. 前記第1、第2サイドプレートに固定されるとともに前記第1、第2サイドプレートよりも外周側に延在した中間板と、
    前記第1摩擦材と摺動可能に接するカバープレートと、
    前記第2摩擦材と摺動可能に接するプレッシャプレートと、
    前記カバープレートと一体に固定されるサポートプレートと、
    前記プレッシャプレートと前記サポートプレートの間に配されるとともに、前記プレッシャプレートを前記第2摩擦材側に付勢する第2皿バネと、
    を備え、
    前記プレッシャプレートは、外周端部に複数の凸部を有し、
    前記サポートプレートは、前記プレッシャプレートの前記凸部と対応する位置に複数の開口部を有するとともに、前記プレッシャプレートに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のトルク変動吸収装置。
  4. 前記第1、第2サイドプレートに固定されるとともに前記第1、第2サイドプレートよりも外周側に延在した中間板と、
    前記第1摩擦材と摺動可能に接するカバープレートと、
    前記第2摩擦材と摺動可能に接するプレッシャプレートと、
    前記カバープレートと一体に固定されるサポートプレートと、
    前記プレッシャプレートと前記サポートプレートの間に配されるとともに、前記プレッシャプレートを前記第2摩擦材側に付勢する第2皿バネと、
    を備え、
    前記プレッシャプレートは、外周端部に複数の凸部を有し、
    前記サポートプレートは、前記プレッシャプレートの前記凸部と対応する位置に複数の凹部を有するとともに、前記プレッシャプレートに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のトルク変動吸収装置。
  5. 前記第2皿バネは、外周端部に複数の凸部を有し、
    前記サポートプレートの前記凹部は、前記第2皿バネの前記凸部と対応し、
    前記サポートプレートは、前記第2皿バネに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されていることを特徴とする請求項3記載のトルク変動吸収装置。
  6. 前記第1、第2サイドプレートに固定されるとともに前記第1、第2サイドプレートよりも外周側に延在した中間板と、
    前記第1摩擦材と摺動可能に接するカバープレートと、
    前記第2摩擦材と摺動可能に接するプレッシャプレートと、
    前記カバープレートと一体に固定されるサポートプレートと、
    前記プレッシャプレートと前記サポートプレートの間に配されるとともに、前記プレッシャプレートを前記第2摩擦材側に付勢する第2皿バネと、
    を備え、
    前記プレッシャプレートは、外周端部に前記カバープレート側に折り曲げられた爪部を有し、
    前記カバープレートおよび前記サポートプレートは、前記プレッシャプレートの前記爪部と対応する位置にそれぞれ穴部を有するとともに、前記プレッシャプレートに対して相対回転不能かつ軸方向移動可能になるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のトルク変動吸収装置。
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