JP2008120287A - 燃料キャップ及びこれに使用される蒸発燃料吸着用キャニスタ - Google Patents

燃料キャップ及びこれに使用される蒸発燃料吸着用キャニスタ Download PDF

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Abstract

【課題】燃料タンク内の燃料から蒸発した蒸発燃料を確実に吸着し、蒸発燃料を含まない気体を大気へ放出させる。
【解決手段】アウタキャップ2と、インナキャップ10と、これらの間に形成される空間S2に設けられる蒸発燃料吸着キャニスタ20とを備えた燃料キャップ1について、インナキャップ10に、空間S2と外界とを連通する連通穴13を形成する。また、蒸発燃料吸着キャニスタ20を、ハウジング21と内部に収容される吸着材35とで構成し、ハウジング21には、インナキャップ10側に向けられた一端面に流入口24を、アウタキャップ2側に向けられた他端面31に流出口33をそれぞれ形成する。そして、流出口33の近傍に、アウタキャップ2の内面とハウジング21の前記他端面31との間に隙間を確保する隙間確保部材を設ける。なお、隙間確保部材をアウタキャップ2又はハウジングから突出する隙間確保用突起34とすると良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク内の燃料から蒸発した蒸発燃料を吸着して外気に蒸発燃料が漏れ出すことを阻止するための燃料キャップ及びこれに使用される蒸発燃料吸着用キャニスタに関する。
従来から車両等の内燃機関では、発生する蒸発燃料が外気に漏洩することを防止するために、蒸発燃料吸着用キャニスタを使用して蒸発燃料を吸着することが行われている。そして、小型汎用エンジンや二輪自動車においては、内圧の上昇を防止しつつ、燃料タンク内部の燃料から蒸発する蒸発燃料を外気に漏洩することを防止するためにはどうすべきかという課題がある。この点、特許文献1には、小型汎用エンジンの燃料タンクに設けられた燃料注入口を開閉キャップの内側に蒸発燃料吸着装置を設けることが示されており、この技術を使用したものが検討されつつある。
図11は、そのような燃料キャップ100の一例を示すものであり、燃料キャップ100は、外角をなすアウタキャップ101と、その内部に嵌め込まれたインナキャップ102とを有し、インナキャップ102が給油口の内部に挿入されて給油口を座面103と締付部材104とで閉鎖する構造となっている。そして、これらアウタキャップ101とインナキャップ102との間に、空間S2が形成され、この空間にコンパクトな蒸発燃料吸着用キャニスタ110を設け、この蒸発燃料吸着用キャニスタ110で蒸発燃料を吸着する。
特開平7−34985号公報
しかし、アウタキャップ101とインナキャップ102との間に形成される空間S2はその大きさに限界があるため、蒸発燃料の流入、蒸発燃料の吸着、吸着後の気体の円滑な流出という過程を適切に行うことができる蒸発燃料吸着用キャニスタを得ることが非常に困難である。特に、蒸発燃料が吸着された気体を蒸発燃料吸着用キャニスタから円滑に流出させなければならないにも拘わらず、図12に示すように、アウタキャップ101により蒸発燃料吸着用キャニスタ110に形成された流出口112が塞がれてしまい、流出口112から気体を円滑に流出させることが困難である。流出口112が塞がれてしまうと、タンクの内圧が上昇してしまう。
また、アウタキャップ101とインナキャップ102と間に形成される空間S2は、その高さが限定され、平坦な形状となる。蒸発燃料吸着用キャニスタ110をこの空間S2に収容する場合、その外殻をなすハウジング111は、空間の形状に合わせて平坦に形成せざるを得ない。そうすると、ハウジング111の内部に流入した蒸発燃料は限られた経路のみを流通し、ハウジング111内に充填した吸着材をまんべんなく使用して蒸発燃料を吸着させることが困難となる。
本発明では、このような問題点に鑑みてなされたものであり、燃料タンク内の燃料から蒸発した蒸発燃料を確実に吸着し、蒸発燃料を含まない気体を大気へ放出できる燃料キャップ及びこれに使用される蒸発燃料吸着用キャニスタを提供することを目的とする。
本発明では、上記の課題を解決するために、外殻をなすアウタキャップと、このアウタキャップの開口部から着脱自在に嵌め込まれるインナキャップと、これらアウタキャップとインナキャップとの間に形成される空間に設けられる、蒸発燃料を吸着する蒸発燃料吸着キャニスタとを備え、燃料タンクへ燃料を供給する給油口を閉鎖すると共に、燃料タンク内の燃料から蒸発した蒸発燃料を前記蒸発燃料吸着キャニスタで吸着するよう構成された燃料キャップであって、前記アウタキャップ又は前記インナキャップの少なくとも一方には、前記空間と外界とを連通する連通穴が形成され、蒸発燃料吸着キャニスタは、ハウジングと、その内部に収容された吸着材とを有し、前記ハウジングには、前記インナキャップ側に向けられた一端面に蒸発燃料を流入せしめる流入口が、前記アウタキャップ側に向けられた他端面に蒸発燃料の吸着された後の気体を流出せしめる流出口がそれぞれ形成され、前記流出口の近傍には、前記アウタキャップの内面とハウジングの前記他端面との間に介在されて、これらの間に隙間を確保する隙間確保部材が設けられた燃料キャップを採用した。
上記燃料キャップに関して、本発明では、前記隙間確保部材は、前記アウタキャップの内面又はハウジングの前記他端面のいずれか一方から他方に向けて突出されてなる隙間確保用突起としていることを特徴事項とする。
また、本発明では、上記の燃料キャップについて、前記流入口を、前記ハウジングの半径方向の中心部に形成し、前記流出口を、前記ハウジングの半径方向において、中心部より外側にずれた位置に形成した。
そして、このようにして流出口を形成した場合に、前記隙間確保用突起を、このハウジングの半径方向に関し、前記流出口のやや内側の位置に形成することを特徴としている。
なお、以上の燃料キャップに関し、本発明ではさらに、前記ハウジングの周壁には、このハウジングの高さ方向に延びるリブが半径方向外側に突出されていることを特徴とする。
また、本発明では上記の課題を解決するために、ハウジングの内部に吸着材が収容され、前記ハウジングの高さ方向における一端面に蒸発燃料を流入せしめる流入口が、他端面に蒸発燃料の吸着された後の気体を流出せしめる流出口がそれぞれ形成され、給油口を開閉せしめる燃料キャップの内側に装着される蒸発燃料吸着用キャニスタであって、流出口の形成された前記他端面には、前記燃料キャップの内面に向けて突出する隙間確保用突起、又は前記燃料キャップの内面側からこの他端面に向けて突出された隙間確保部材を受ける受面のいずれかが前記流出口の近傍に形成されて、前記他端面と前記燃料キャップとの間に隙間を確保できるようにした蒸発燃料吸着用キャニスタを採用した。
かかる蒸発燃料吸着用キャニスタについて、本発明では、前記流入口を、前記ハウジングの半径方向の中心部に形成し、前記流出口を、前記ハウジングの半径方向において、中心部より外側にずれた位置に形成した。
そして、このように流出口を形成した場合に、前記隙間確保用突起を、前記ハウジングの半径方向に関し、前記流出口のやや内側の位置に形成したことを特徴とする。
なお、上述した蒸発燃料吸着用キャニスタに関し、本発明では、前記ハウジングの周壁には、その高さ方向に延びるリブが半径方向外側に突出されていることを特徴とする。
本発明によれば、隙間確保部材が燃料キャップを構成するアウタキャップと、内部に設けられる蒸発燃料吸着用キャニスタの流出口が形成される面との間に隙間を確保する。これにより、流出口がアウタキャップにより閉鎖されてしまうことがなく、蒸発燃料吸着用キャニスタから、燃料吸着後の気体が円滑に流出される。このため、燃料吸着後の気体は、燃料キャップの連通口から大気へ放出され、タンクの内圧が上昇することを阻止する。
なお、隙間確保部材を蒸発燃料吸着用キャニスタのハウジングと一体成形するか、アウタキャップにプレス加工するなどしてアウタキャップ自体に形成することで少ない部品点数で本発明に関する燃料キャップを構成できる。
また、蒸発燃料吸着用キャニスタについて、蒸発燃料が流入する流入口を中心に、燃料吸着後の気体が流出する流出口を半径方向における中心より外側、例えば、周縁部のやや内側に形成することで、流入した蒸発燃料は、蒸発燃料吸着用キャニスタから内部を拡散するようにして流出口に進行する。このため、収容された吸着材をまんべんなく使用することができる。
この場合において、隙間確保部材を流出口の内側に形成することで、流出した気体を蒸発燃料吸着用キャニスタの半径方向外側へ効果的に誘導させることが可能となる。即ち、大気と連通される連通穴は、インナキャップに形成されるので、流出した気体を、この蒸発燃料吸着用キャニスタの外側に円滑にまわり込ませ、インナキャップに形成されている連通穴に気体を円滑に誘導させる。この作用を通じて、燃料を含まない気体を大気へ放出させ、タンク内圧が上昇してしまうことを阻止する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる燃料キャップ1の縦断面図を示し、図2は、内部構造を示す燃料キャップ1の一部断面平面図をそれぞれ示している。この燃料キャップ1は、燃料タンクの給油口を開閉するためのものであり、外殻をなすアウタキャップ2と、アウタキャップ2の内部に嵌め込まれるインナキャップ10とを備えている。
アウタキャップ2は、高さの低い筒状であり、その上部が閉鎖面3により閉鎖され、下部が開放されている。また、周壁4は、その下部6が円形に形成されている一方で、その上部5が半径方向に突出された凸部5aと中心側に窪んだ凹部5bが交互に配されて、外観が星形とされている。そして、円形に形成された下部6の下端縁は、全周に渡り内側に向けて若干折り曲げられた折込み7が形成されている。
インナキャップ10は、円盤状の基端部11と、この基端部11の中央から突出する筒状の本体部14とからなり、これらが一体に形成された部材として構成されている。基端部11は、アウタキャップ2の開放された下部から内側に嵌め込まれる部位であり、外周縁には、本体部14側に向けて折り返された係合部12が全周にわたって形成されている。また、基端部11には、係合部12のやや内側に、その中心部に対して対称をなす2ヶ所に、基端部11を貫通する連通穴13が形成されている。本体部14は、その内側が空間となされ、基端部11側が開放されている一方で、先端側が先端面15で覆われている。そして、先端面15の中心には、導入口16が形成され、本体部14の内外を連通させている。
また、インナキャップ10には、基端部11の裏面にて本体部14の外側に配置されたシール材17と、シール材17と一定の間隔を空けた位置にて本体部14から半径方向外側に向けて張り出す締付部材18とを備えている。そして、本体部14の内部に形成されている空間S1には、先端面15と締付部材18との間にスプリング19が設けられ、締付部材18をシール材17側に向けて付勢している。
このインナキャップ10は、基端部11がアウタキャップ2の内側に開放された下部から挿入され、基端部11の外周縁に形成された係合部12がアウタキャップ2の下端に形成された折込み7と係合されてアウタキャップ2の内部に取り付けられる。この際、インナキャップ10の基端部11に形成された2ヶ所の連通穴13が、星形に形成されたアウタキャップ2の上部に形成されている凸部5aの位置に一致されるように配置され、周方向の位置が調整される。そして、アウタキャップ2の内側には、アウタキャップ2とインナキャップ10の基端部11とにより空間S2が形成される。
そして、この空間S2には、タンク内に収容された燃料から蒸発した蒸発燃料を吸着する蒸発燃料吸着用キャニスタ20が設けられる。
なお、このようにして形成された燃料キャップ1は、図1に示すように、シール材17と締付部材18との間に、図1の二点鎖線で示す燃料タンクの給油口の先端面を位置させて、シール材17と締付部材18で給油口の先端面を挟み込むようにしてこの燃料キャップ1は給油口を閉鎖する。この際、締付部材18は本体部14の内側に設けられたスプリング19に付勢されて、給油口の先端面に押し付けられる。そして、シール材17と給油口の先端面とが密着されてこれらの合わせ面がシールされる。
そして、空間S2内には、蒸発燃料吸着用キャニスタ20が、流入口24を給油口の内部に挿入されるインナキャップ10側に向け、流出口33をアウタキャップ2の閉鎖面3側に向けて配置される。空間S2内に蒸発燃料吸着用キャニスタ20が配されると、図2に示すように、アウタキャップ2の周壁4の上部5に形成された凹部5bが蒸発燃料吸着用キャニスタ20の周壁を保持し、空間S2内で蒸発燃料吸着用キャニスタ20が位置固定される。
この蒸発燃料吸着用キャニスタ20は、ハウジング21と、このハウジング21内に収容される吸着材である活性炭35とを有している。そして、ハウジング21は、ケース30と、このケース30の開放端を閉鎖するキャップ22とを備えている。
ケース30は、高さの低い円筒状に形成され、その高さ方向の一端側は天面31により閉鎖され、他端は開放されている。ケース30の天面31には、その中央に円形の当接面32が形成され、この当接面32がアウタキャップ2の閉鎖面3の内面に突き当てられる。また、この天面31には、ケース30の外周縁よりやや内側に内外を貫通する流出口33が形成されている。この流出口33は、図2に示すように、天面31の周方向に延びるように長穴に形成されたものであり、直径方向に関し、天面31の中央に対して対称となる2ヶ所に設けられている。この流出口33は、蒸発燃料吸着用キャニスタ20内を通過して活性炭35により蒸発燃料の吸着された後の気体を蒸発燃料吸着用キャニスタ20の外部へ流出させる部位である。なお、この実施の形態では、流出口33は周方向の2ヶ所に形成したものを例に示しているがこれには限定されず、周方向に関して間隔を空けて3ヶ所以上の複数の部位に設けても構わない。
そして、ケース30の天面31には、流出口33の内側にリング状の隙間確保用突起34が形成されている。この隙間確保用突起34は、図3に示すように、流出口33の近傍に関して、ケース30の天面31とアウタキャップ2との間に隙間を確保して、流出口33がアウタキャップ2によって塞がれることを阻止する。かかる機能を効果的に発揮させるために、隙間確保用突起34は、その外周縁が流出口33の内縁と接するようにして形成されている。
一方、キャップ22は、円盤状に形成され、その中央にはインナキャップ10の本体部14の内側に挿入される挿入部23がキャップ22の一面から突出して形成されている。この挿入部23の先端面には、その中央に蒸発燃料を流入させる流入口24が形成されている。また、挿入部23の外周面には、周方向に延びる溝25が全周に渡り形成され、その内部にOリング26が嵌め込まれている。このOリング26は、挿入部23がインナキャップ10の本体部14に挿入された際に、挿入部23の外周面と本体部14の内面との間をシールする。
このようなケース30とキャップ22とは、キャップ22の外周縁とケース30の周壁の下端とが超音波溶着などにより溶着されて、キャップ22によりケース30の開放端が閉鎖されたハウジング21を形成する。
そして、このハウジング21の内部には、ハウジング21の上下からパッド36,38で挟み込むようにして活性炭35が収容される。
ケース30側のパッド36は、ケース30の天面31の内面に沿って配される。一方、キャップ22側では2種類のパッド37,38が重ね合わされるようにして配される。一方のパッド37は、キャップ22に形成された挿入部23の内側に配されるものであり、その外形が挿入部23の内径とほぼ同寸に形成されている。このパッド37は、挿入部23の内部にて先端面15と一定の距離を隔てて形成されている段の位置に配置されている。このようにして段の位置にパッド37を配置することで、先端面15に形成されている流入口24をパッドが閉鎖してしまうことを効果的に防止している。そして、他方のパッド38は、その外形がケース30の周壁部の内径とほぼ同寸に形成され、キャップ22の内面に沿わされて配置される。活性炭35は、これらパッド36,38の間に隙間なく収容される。
かかる蒸発燃料吸着用キャニスタ20が空間S2に設けられる際には、ケース30の天面31に形成された流出口33が、周方向に関して、星形に形成されたアウタキャップ2上部の凸部5aの位置で、かつ、インナキャップ10の基端部11に形成された連通口13の配された位置に一致される。ただし、流出口33の周方向に関する位置は、凹部5bの位置と一致していても構わない。
以上の構成を有する燃料キャップ1によれば、燃料タンクの給油口を燃料キャップ1で閉鎖した状態で、次のようにして蒸発燃料から燃料を吸着し、蒸発燃料を含まない気体を大気へ放出する。
まず、燃料タンク内に収容された燃料から蒸発した蒸発燃料は、インナキャップ10を構成する本体部14の先端面15に形成された導入口16から本体部14の内部の空間S1に導入される。キャップ22の挿入部23とインナキャップ10の本体部14との間は、Oリング26によりシールされているので、蒸発燃料は、このOリング26により空間S2へ浸入することが阻止される。
次いで、蒸発燃料は、流入口24から蒸発燃料吸着用キャニスタ20のハウジング21の内部に流入される。流入された蒸発燃料は、内部に収容された活性炭35により燃料が吸着されながらケース30の天面31に形成された流出口33へと移動する。この蒸発燃料吸着用キャニスタ20では、流入口24は、キャップ22の中央に形成されている一方で、流出口33は、天面31の外周縁のやや内側に形成されており、流出口33は、中心から半径方向の外側にずらされている。このため、蒸発燃料は流入口24から流出口33に向けて、蒸発燃料吸着用キャニスタ20の内部を拡散されるようにして進行する。これにより、蒸発燃料は、収容された活性炭35の特定の一部分だけでなく、活性炭35全体をまんべんなく利用して吸着される。
吸着燃料が吸着された後の気体は、流出口33から空間S2へ流出される。この際、図3に詳細を示すように、隙間確保用突起34がケース30の天面31と、アウタキャップ2との間に隙間を確保する。このため、流出口33が塞がれることなく円滑に気体が空間S2へ流出される。しかも、リング状の隙間確保用突起34は、気体が蒸発燃料吸着用キャニスタ20の中心側へ流動することを阻止する機能を有し、気体を蒸発燃料吸着用キャニスタ20の周壁とアウタキャップ2との間に形成された隙間へと誘導する。なお、流出口33は、この燃料キャップ1の周方向に関し、アウタキャップ2の凸部5aの内側で、インナキャップ10の基端部11に形成された連通穴13と同位置に配置されているため、流出口33から流出した気体は、円滑に連通穴13へと移動する。
その後、蒸発燃料を含有しないクリーンな気体が連通穴13から大気へ放出される。
なお、以上では、蒸発燃料吸着用キャニスタ20のハウジング21に形成された流出口38と、インナキャップ10の基端部11に形成された連通口13とが、燃料キャップの周方向に関して、ともにアウタキャップ2の周壁4に形成されている凸部5aの位置に配置されている場合を例に説明したが、連通口13は、凹部5bの位置に配置されていても構わない。
次に、本発明の第2の実施形態について、図4を参照しながら説明する。
この図4に示す燃料キャップ1Aも、外殻をなすアウタキャップ2Aと、アウタキャップ2Aの内部に嵌め込まれるインナキャップ10とを備えている。また、これらアウタキャップ2Aとインナキャップ10とにより形成される空間S2には蒸発燃料吸着用キャニスタ20Aが設けられる。
この燃料キャップ1Aのアウタキャップ2Aには、第1の実施形態のアウタキャップ2とは異なり、周壁4に凹凸は形成されておらず、外観が円筒に形成されている。また内部に配置される蒸発燃料吸着用キャニスタ20Aは、ハウジング21aの周壁に、高さ方向に延びるリブ40が半径方向外側に向けて突出するようにして形成されている。この第2の実施形態にかかる燃料キャップ1Aは、アウタキャップ2の形状、及びハウジング21aのケース30aに形成されたリブ40以外の各構成は、第1の実施形態にかかる燃料キャップ1と同様であるので、同一の構成部分に関しては、図面に同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この燃料キャップ1Aでは、ハウジング21aを構成するケース30aの周壁に形成されたリブ40は、周方向に関し、一定の間隔を空けて複数形成される。各リブ40は、ハウジング21aの全高にわたり形成される。
このように構成された燃料キャップ1によれば、例えば、蒸発燃料吸着用キャニスタ20のハウジング21aが熱膨張により変形したり、アウタキャップ2Aの周壁4が内側に向けて窪むような変形が起きたとしても、ハウジング21aの周壁とアウタキャップ2Aの周壁4との間は、リブ40により隙間が確保される。しかも、リブ40はハウジング20aの全高にわたり形成されているので、流出口33の形成されたケース30の天面31と、連通穴13の形成されたインナキャップ10との間には、このリブ40により気体の流通路が全域にわたり確保される。
以上、隙間確保突起をリング状に形成したものを例に説明したが、これには限定されない。
図5及び図6を参照して、第3の実施形態について説明する。
図5は、蒸発燃料吸着用キャニスタ20Bを上から見た平面図である。この蒸発燃料吸着用キャニスタ20Bも、ハウジング21bと、その内部に収容される吸着材としての活性炭(不図示)とを有している。また、ハウジング21bはケース30bと、ケース30bの開放された下部を閉鎖する図示しないキャップとから構成される。なお、このキャップにも中心には流入口が形成される。
ケース30bの天面31には、その中央に円形の当接面32が形成され、アウタキャップ(不図示)の内面に突き当てられる。また、この天面31には、ケース30bの外周縁よりやや内側に、内外を貫通する流出口33が形成されている。この流出口33も、天面31の周方向に延びるように長穴に形成され、かつ、天面31の中央に対して対称となる2ヶ所に設けられている。なお、この実施形態に関しても、周方向に関して間隔を空けて3ヶ所以上の複数の部位に設けても構わない。
そして、ケース30bの天面31には、中央に形成された当接面27から各流出口33の長手方向の両端に接するようにして隙間確保用突起41が形成されている。各流出口33の長手方向の両端部にそれぞれ位置する隙間確保用突起41は、相互に平行をなしており、その先端42がケース30bの周壁の位置に到達している。さらに、蒸発燃料吸着用キャニスタ20Bではケース30bの周壁に、この蒸発燃料吸着用キャニスタ20Bの高さ方向に延びるリブ43が、隙間確保用突起41の先端42の位置において、外側に向けて突出して設けられている。これら隙間確保用突起41と、リブ43とはケース30bの天面31と周壁との境界をなすエッジの部位で連続的に繋がれている。
この図5に示す蒸発燃料吸着用キャニスタ20Bによれば、流出口33は、ケース30bの天面31の中央に形成された当接面32及び一対の隙間確保用突起41により囲まれることになる。このため、流出口33から流出した気体は、ケース30bの天面31とアウタキャップ2との間に形成された隙間においては、これら当接面32及び隙間確保用突起41により囲まれた領域の外へは流出せずに、蒸発燃料吸着用キャニスタ20Bの周壁とアウタキャップ2の周壁との間に形成された隙間へ円滑に誘導される。
図6は、図5に示す蒸発燃料吸着用キャニスタ20Bの変形例に関する蒸発燃料吸着用キャニスタ20Cを示している。この図6に示す蒸発燃料吸着用キャニスタ20Cの基本構造は図5に示す蒸発燃料吸着用キャニスタ20Bとほぼ同様に構成されている。
図6に示す蒸発燃料吸着用キャニスタ20Cでは、ハウジング21cを構成するケース30cの天面31に形成された隙間確保用突起45が中央の当接面32から外側に向け放射状に延びるように形成されている。即ち、各流出口33の長手方向の両端にそれぞれ配置されている隙間確保用突起45は、相互に一定の角度をなして、中央の当接面32から外側に向けて延びている。
そして、この蒸発燃料吸着用キャニスタ20Cにおいても、ケース30cの周壁に、ハウジング21cの高さ方向に延びるリブ47が、隙間確保用突起45の先端46の位置において、外側に向けて突出して設けられている。これら隙間確保用突起45とリブ47とは、ケース30cの上部において、天面31の外周縁で相互に連続するように形成されている。
この図6に示した蒸発燃料吸着用キャニスタ20Cに関しても、流出口33から流出した気体は、蒸発燃料吸着用キャニスタ20Cの周壁とアウタキャップの周壁との間に形成された隙間へ円滑に誘導される。
図7は、第4の実施形態に関する燃料キャップ1Dであり、アウタキャップ2Dに隙間確保用突起50を設けたものを示している。
この燃料キャップ1Dについても、基本構造は、第1の実施形態にかかる燃料キャップ1と同様であるので、同一の構成部材については、同一の符号を図面に付し、その詳細な説明は省略する。
この燃料キャップ1Dも、外殻をなすアウタキャップ2Dと、アウタキャップ2Dの開放された下部から内部に嵌め込まれるインナキャップ10とを備えている。そして、これらアウタキャップ2Dの内側において、アウタキャップ2Dとインナキャップ10とにより形成される空間S2に蒸発燃料吸着用キャニスタ20Dが設けられる。この蒸発燃料吸着用キャニスタ20Dは、ハウジング21dと、その内部に収容される吸着材である活性炭35とを備える。また、ハウジング21dは、一端が開放されたケース30dと、このケース30dの開放された端部を閉鎖するキャップ22とから構成される。
この燃料キャップ1Dでは、アウタキャップ2Dの上面をなす閉鎖面3bに隙間確保用突起50が形成されている。この隙間確保用突起50は、アウタキャップ2の閉鎖面3bをリング状に内側に向けて窪ませたものである。この隙間確保用突起50は、内部に設けられている蒸発燃料吸着用キャニスタ20Dの半径方向に関し、流出口33のやや内側に設けられており、その先端が流出口33の内側近傍に突き当てられる。即ち、ハウジング21dを構成しているケース30dの天面31には、隙間確保用突起50が突き当てられるリング状の受面51が形成されることになる。
このように、隙間確保用突起50をアウタキャップ2Dに設けた場合にも、流出口33の近傍においては、アウタキャップ2Dと蒸発燃料吸着用キャニスタ20Dとの間に隙間が確保される。そして、隙間確保用突起50の位置でこの隙間が遮断されるため、この隙間確保用突起50は、流出口33から流出した気体を外側方へ誘導させることができる。
以上、隙間確保用突起を蒸発燃料吸着用キャニスタに設けたものを例に説明したが、これには限定されず、燃料キャップのアウタキャップに隙間確保用突起を設けても良い。
以上、隙間確保用突起をアウタキャップ又は蒸発燃料吸着用キャニスタを構成するハウジングのいずれか一方に形成した場合について説明したが、隙間確保用突起は、アウタキャップ及び蒸発燃料吸着用キャニスタを構成するハウジングとは別個の部材で構成しても構わない。
図8は、アウタキャップ2及び蒸発燃料吸着用キャニスタ20Dのハウジング21dとは別個の部材で隙間確保部材52を構成し、これをアウタキャップ2とハウジング21dとの間に介在させたものの一例を示すものである。この図8に示す燃料キャップ1Eでは、リング状の隙間確保部材52をアウタキャップ2の内面又はハウジング21dを構成するケース30dの天面31に接着させて設けている。この場合においても、隙間確保部材52は、ケース30dの天面31に形成された流出口33の近傍に配置されるように、その外縁が流出口33の内縁に接するようにして配置される。
以上、蒸発燃料吸着用キャニスタに関し、キャップをインナキャップ側に、ケースをアウタキャップ側に向けて配置して、流入口をキャップに形成し、流出口をケースの天面に形成した場合について説明したが、これには限定されない。蒸発燃料吸着用キャニスタの向きを反転させて、キャップをアウタキャップ側に、ケースをインナキャップ側に配置し、流入口をケースに形成し、流出口をキャップに形成しても良い。この場合、ケースの中央に流入口を形成し、キャップの周縁よりやや内側の位置に流出口を形成すればよい。
なお、以上の各実施形態において、アウタキャップとインナキャップとの間に形成される空間と大気とを連通せしめる連通穴をインナキャップに形成した場合を例に説明したが、これには限定されず、アウタキャップに形成しても良く、また、インナキャップ及びアウタキャップの双方に形成しても良い。もっとも、以上の実施形態のように、インナキャップに連通穴を形成した場合には、雨水の空間内への浸入を効果的に防止できる。
(実験例)
本発明の効果を確認するために、次のテストを行った。
テストは、蒸発燃料吸着用キャニスタのハウジングに隙間確保用突起を設けないテスト品1、ハウジングの流出口33からやや離れた内側に隙間確保用突起34を形成したテスト品2、流出口33の近傍に隙間確保用突起34を形成したテスト品3について通気テストを行った。通気テストは、蒸発燃料吸着用キャニスタのアウタキャップ3に対する押し込み量を変化させて、通気の抵抗値を測定することで行った。図9は、テスト内容の概略を示すもので、図9(a)はテスト品1、図9(b)はテスト品2、図9(c)は、テスト品3をそれぞれ示している。
テスト結果を図10のグラフに示す。図10に示すグラフの横軸は、蒸発燃料吸着用キャニスタのアウタキャップ3に対する押し込み量を表し、縦軸は、通気抵抗を表している。このグラフに示すように、テスト品3については、蒸発燃料吸着用キャニスタの押し込み量が増加したにもかかわらず、通気抵抗の大幅な増大は認められなかった。これに対し、テスト品1及びテスト品2に関しては、押し込み量が1mm付近に達すると、通気抵抗の急激な増大が確認された。
このテスト結果から、本願発明では、流出口33が塞がれることなく気体を確実に蒸発燃料吸着用キャニスタから流出させていることが分かる。
本発明の一実施形態にかかる燃料キャップ及び蒸発燃料吸着用キャニスタの縦断面図。 図1に示す燃料キャップの内部構造を示す一部断面平面図。 図1のA部の拡大図。 本発明での第2の実施形態にかかる燃料キャップの一部断面平面図。 本発明の第3の実施形態の燃料キャップに使用される蒸発燃料吸着用キャニスタの平面図。 図5に示す蒸発燃料吸着用キャニスタの変形例に関する蒸発燃料吸着用キャニスタの平面図。 本発明の第4の実施形態にかかる燃料キャップ及び蒸発燃料吸着用キャニスタの縦断面図。 本発明の第5の実施形態にかかるの燃料キャップ及び蒸発燃料吸着用キャニスタの縦断面図。 効果確認に使用したテスト品を示す図。 テスト結果を示す、蒸発燃料吸着用キャニスタのアウタキャップに対する押し込み量と通気抵抗の関係のグラフ。 従来技術に関する燃料キャップ及びこれに使用される蒸発燃料吸着用キャニスタの縦断面図。 図11のB部の拡大図。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D,1E・・・燃料キャップ
2,2A,2D・・・アウタキャップ
3,3b・・・閉鎖面
10・・・インナキャップ
11・・・基端部
13・・・連通穴
20,20B,20C,20D・・・蒸発燃料吸着用キャニスタ
21,21a,21b,21c,21d・・・ハウジング
22・・・キャップ
24・・・流入口
30,30b,30c,30d・・・ケース
31・・・天面(他端面)
33・・・流出口
34,41,45・・・隙間確保用突起
50・・・隙間確保用突起
51・・・受面
52・・・隙間確保部材

Claims (9)

  1. 外殻をなすアウタキャップと、このアウタキャップの開口部から着脱自在に嵌め込まれるインナキャップと、これらアウタキャップとインナキャップとの間に形成される空間に設けられる、蒸発燃料を吸着する蒸発燃料吸着キャニスタとを備え、燃料タンクへ燃料を供給する給油口を閉鎖すると共に、燃料タンク内の燃料から蒸発した蒸発燃料を前記蒸発燃料吸着キャニスタで吸着するよう構成された燃料キャップであって、
    前記アウタキャップ又は前記インナキャップの少なくとも一方には、前記空間と外界とを連通する連通穴が形成され、
    蒸発燃料吸着キャニスタは、ハウジングと、その内部に収容された吸着材とを有し、
    前記ハウジングには、前記インナキャップ側に向けられた一端面に蒸発燃料を流入せしめる流入口が、前記アウタキャップ側に向けられた他端面に蒸発燃料の吸着された後の気体を流出せしめる流出口がそれぞれ形成され、
    前記流出口の近傍には、前記アウタキャップの内面とハウジングの前記他端面との間に介在されて、これらの間に隙間を確保する隙間確保部材が設けられたことを特徴とする燃料キャップ。
  2. 前記隙間確保部材は、前記アウタキャップの内面又はハウジングの前記他端面のいずれか一方から他方に向けて突出されてなる隙間確保用突起であることを特徴とする請求項1に記載の燃料キャップ。
  3. 前記流入口は、前記ハウジングの半径方向の中心部に形成され、前記流出口は、前記ハウジングの半径方向において、中心部より外側にずれた位置に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料キャップ。
  4. 前記隙間確保用突起は、このハウジングの半径方向に関し、前記流出口のやや内側の位置に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料キャップ。
  5. 前記ハウジングの周壁には、このハウジングの高さ方向に延びるリブが半径方向外側に突出されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃料キャップ。
  6. ハウジングの内部に吸着材が収容され、前記ハウジングの高さ方向における一端面に蒸発燃料を流入せしめる流入口が、他端面に蒸発燃料の吸着された後の気体を流出せしめる流出口がそれぞれ形成され、給油口を開閉せしめる燃料キャップの内側に装着される蒸発燃料吸着用キャニスタであって、
    流出口の形成された前記他端面には、前記燃料キャップの内面に向けて突出する隙間確保用突起、又は前記燃料キャップの内面側からこの他端面に向けて突出された隙間確保部材を受ける受面のいずれかが前記流出口の近傍に形成されて、前記他端面と前記燃料キャップとの間に隙間を確保できるようにしたことを特徴とする蒸発燃料吸着用キャニスタ。
  7. 前記流入口は、前記ハウジングの半径方向の中心部に形成され、前記流出口は、前記ハウジングの半径方向において、中心部より外側にずれた位置に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の蒸発燃料吸着用キャニスタ。
  8. 前記隙間確保用突起は、前記ハウジングの半径方向に関し、前記流出口のやや内側の位置に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の蒸発燃料吸着用キャニスタ。
  9. 前記ハウジングの周壁には、その高さ方向に延びるリブが半径方向外側に突出されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の蒸発燃料吸着用キャニスタ。
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