JP2008119983A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送ローラによる記録媒体の搬送量に誤差が生ずる場合であっても、高品質な画像を形成することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】1回の記録動作における使用ノズルの数を搬送ローラの半周長L/2の2倍に設定し、一の搬送単位で1P〜4P、次の搬送単位で1P’〜4P’を記録すれば、1Pと1P’、2Pと2P’、3Pと3P’、4Pと4P’との各ずれは同じになるので、sin波Sで示されるような記録用紙Pの搬送量の誤差があったとしても、高品質な画像が形成される。
【選択図】図4
【解決手段】1回の記録動作における使用ノズルの数を搬送ローラの半周長L/2の2倍に設定し、一の搬送単位で1P〜4P、次の搬送単位で1P’〜4P’を記録すれば、1Pと1P’、2Pと2P’、3Pと3P’、4Pと4P’との各ずれは同じになるので、sin波Sで示されるような記録用紙Pの搬送量の誤差があったとしても、高品質な画像が形成される。
【選択図】図4
Description
本発明は画像形成装置に関し、特に、搬送ローラによる記録媒体の搬送量に誤差が生ずる場合であっても、高品質な画像を形成することができる画像形成装置に関するものである。
従来より、インクを吐出するヘッドを主走査方向に往復移動させながら記録媒体に向けてインクを吐出させる記録動作と、記録媒体を副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことで記録媒体に画像を形成するインクジェットプリンタが知られている。この種のインクジェットプリンタでは、近年、記録密度が向上し、ヘッドのノズル間隔がこれに追いつかない状況となっており、記録密度を上げるために、ノズルとノズルとの間に、さらにインクを出射することで、間隔を埋めて記録密度を上げる方法が採られている。
この方法の一つとして、次の特許文献1には、ノズル間隔LでN個のノズル3が形成されている記録ヘッド1によって、副走査方向にL/3の記録密度を満足するように記録する場合、記録ヘッド1を副走査方向にL/3送って記録を行い、さらに、記録ヘッド1を副走査方向にL/3送って記録を行い、その後、記録ヘッド1を副走査方向に(N−1+1/3)L大きく送って記録を行う動作を繰り返して記録する方法が開示されている。
特開2002−283543号公報(段落第0005〜0008、図7)
しかしながら、記録媒体を搬送する搬送ローラによっては、記録媒体を理論値通りには搬送できず、記録媒体の搬送距離に誤差が生じることがあった。具体的には、搬送ローラには、自身の形状や偏芯による機械的な誤差があり、その影響で、搬送ローラによる記録媒体の搬送距離の誤差は、搬送ローラが所定の回転開始位置から1回転する間に、前記回転開始位置における搬送距離の誤差をゼロとする一周期のsin波状に変化することがあった。
このような搬送ローラを搭載した装置において、上述した特許文献1に開示されている方法で、L/3の送り2回と、(N−1+1/3)Lの送り1回との組み合わせを、一の搬送単位とし、この搬送単位で、複数回の記録を行った場合には、一の搬送単位における記録と、他の搬送単位における記録とがずれることがあった。この位置ずれは、所謂バンディング(筋状のインクむら)として現れ、高品質な画像を形成することができないという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、搬送ローラによる記録媒体の搬送量に誤差が生ずる場合であっても、高品質な画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、副走査方向に所定ピッチで並ぶ複数のドット形成手段によって記録媒体にドットを記録する記録手段と、前記副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送ローラを含む搬送手段とを備え、前記記録手段による記録と、前記搬送手段による搬送とを繰り返して前記記録媒体に画像を形成するものであって、前記記録媒体の副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、前記ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合に、複数の前記ドット形成手段の内から、1回の前記記録手段による記録において使用する使用ドット形成手段の数を、前記搬送ローラの半周長の偶数倍、または、前記搬送ローラの半周長の偶数倍に最も近似するように設定する設定手段を備えている。
請求項2記載の画像形成装置は、副走査方向に所定ピッチで並ぶ複数のドット形成手段によって記録媒体にドットを記録する記録手段と、前記副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送ローラを含む搬送手段とを備え、前記記録手段による記録と、前記搬送手段による搬送とを繰り返して前記記録媒体に画像を形成するものであって、前記記録媒体の前記副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、前記ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合に、複数の前記ドット形成手段の内から、1回の前記記録手段による記録において使用する使用ドット形成手段の数を、前記搬送ローラの半周長の奇数倍、または、前記搬送ローラの半周長の奇数倍に最も近似するように設定する設定手段を備えている。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記設定手段は、前記使用ドット形成手段の数を、複数の前記ドット形成手段の範囲内で最大数になるように設定する。
請求項4記載の画像形成装置は、副走査方向に所定ピッチで並ぶ複数のドット形成手段によって記録媒体にドットを記録する記録手段と、前記副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送ローラを含む搬送手段とを備え、前記記録手段による記録と、前記搬送手段による搬送とを繰り返して前記記録媒体に画像を形成するものであって、前記記録媒体の前記副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、前記ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合、複数の前記ドット形成手段の内から、1回の前記記録手段による記録において使用する使用ドット形成手段の数Qを、自然数M、ドット形成手段のピッチP、搬送ローラの円周長Lとする次の(1)式を満足する最大数に設定する設定手段を備えている。
(1)Q=M×1/P×L/2
請求項5記載の画像形成装置は、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記記録媒体の前記副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、前記ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合、前記副走査方向に少なくとも1回以上第1の搬送量で前記記録媒体を搬送した後、前記副走査方向に1回、前記第1の搬送量よりも大きい第2の搬送量で前記記録媒体を搬送する組み合わせを1搬送単位とし、その搬送単位にて前記記録媒体の搬送を前記搬送手段に実行させる搬送制御手段を備えている。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記記録媒体の前記副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、前記ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合、前記副走査方向に少なくとも1回以上第1の搬送量で前記記録媒体を搬送した後、前記副走査方向に1回、前記第1の搬送量よりも大きい第2の搬送量で前記記録媒体を搬送する組み合わせを1搬送単位とし、その搬送単位にて前記記録媒体の搬送を前記搬送手段に実行させる搬送制御手段を備えている。
請求項6記載の画像形成装置は、請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記記録媒体の搬送距離の誤差は、前記搬送ローラが所定の回転開始位置から1回転する間に、前記回転開始位置における搬送距離の誤差をゼロとする一周期のsin波状に変化し、前記搬送ローラの回転開始位置を記憶する記憶手段と、その記憶手段に記憶されている回転開始位置に基づいて、最初のドットが記録された次に記録媒体を搬送する場合には、前記搬送ローラが前記回転開始位置から回転を開始するように前記搬送ローラを調節する調節手段とを備えている。
請求項1記載の画像形成装置によれば、記録媒体の副走査方向に記録されるドットのピッチが、ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合、1回の記録手段による記録において使用する使用ドット形成手段の数は、複数のドット形成手段の内から、搬送ローラの半周長の偶数倍、または、搬送ローラの半周長の偶数倍に最も近似するように設定される。よって、搬送ローラによる記録媒体の搬送距離に誤差が生ずる場合であっても、高品質な画像を形成することができるという効果がある。また、搬送距離のずれ量が少ない高精度で高価な搬送ローラを特に搭載する必要がないので、装置の製造コストを低減することができるという効果がある。
請求項2記載の画像形成装置によれば、記録媒体の副走査方向に記録されるドットのピッチが、ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合、1回の記録手段による記録において使用する使用ドット形成手段の数は、搬送ローラの半周長の奇数倍、または、搬送ローラの半周長の奇数倍に最も近似するように設定される。よって、搬送ローラによる記録媒体の搬送距離の誤差が、搬送ローラが所定の回転開始位置から1回転する間に、回転開始位置における誤差をゼロとする一周期のsin波状に変化する場合であり、且つ、最初のドットが記録された次に記録媒体を搬送する際に、搬送ローラが回転開始位置から回転を開始する場合には、少なくとも2回以上の記録動作のうち、1回は、搬送誤差をゼロにすることができるので、高品質な画像を形成することができるという効果がある。
請求項3記載の画像形成装置によれば、請求項1又は2に記載の画像形成装置の奏する効果に加え、使用ドット形成手段の数は、複数のドット形成手段の範囲内で最大数になるように設定されるので、最も効率良く、要求されるドットのピッチを満足するような記録をすることができるという効果がある。
請求項4記載の画像形成装置によれば、記録媒体の副走査方向に記録されるドットのピッチが、ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合、1回の記録手段による記録において使用する使用ドット形成手段の数Qは、自然数M、ドット形成手段のピッチP、搬送ローラの円周長Lとする次の(1)式を満足する最大数に設定される。
(1)Q=M×1/P×L/2
よって、使用ドット形成手段の数Qは、最も効率良く、要求されるドットのピッチを満足できるように、複数のドット形成手段の範囲内において、搬送ローラの半周長L/2の偶数倍、又は、奇数倍に設定される。従って、搬送ローラの半周長L/2の偶数倍に設定された場合には、請求項1と同様な効果を奏することができ、搬送ローラの半周長L/2の奇数倍に設定された場合には、請求項1と同様な効果を奏することができる。
よって、使用ドット形成手段の数Qは、最も効率良く、要求されるドットのピッチを満足できるように、複数のドット形成手段の範囲内において、搬送ローラの半周長L/2の偶数倍、又は、奇数倍に設定される。従って、搬送ローラの半周長L/2の偶数倍に設定された場合には、請求項1と同様な効果を奏することができ、搬送ローラの半周長L/2の奇数倍に設定された場合には、請求項1と同様な効果を奏することができる。
請求項5記載の画像形成装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、記録媒体の前記副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合、記録媒体は、副走査方向に少なくとも1回以上第1の搬送量で搬送された後、副走査方向に1回、前記第1の搬送量よりも大きい第2の搬送量で搬送される組み合わせを1搬送単位とし、その搬送単位にて搬送される。よって、一定の搬送量で記録媒体を搬送し続ける場合に比べ、搬送ローラによる搬送量の誤差を小さくすることができるという効果がある。
請求項6記載の画像形成装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、搬送ローラによる記録媒体の搬送距離の誤差は、搬送ローラが所定の回転開始位置から1回転する間に、回転開始位置における搬送距離の誤差をゼロとする一周期のsin波状に変化するものであり、搬送ローラは、最初にドットが記録された次に、回転開始位置から回転を開始するように調節されるので、少なくとも、最初に記録されたドットを搬送誤差がゼロの位置に記録することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像形成装置の1実施形態としてのカラーインクジェットプリンタ1を示す断面図である。
本カラーインクジェットプリンタ1は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の4色のカラーインクがそれぞれ充填されるインクカートリッジから供給されるインクを記録媒体(以下、「記録用紙P」)に吐出して印刷を行うものであり、記録動作と記録用紙Pの搬送動作とを交互に実行するように構成されている。
図1に示すように、カラーインクジェットプリンタ1の下方には、給紙カセット3と給紙ユニット59とが設けられている。給紙カセット3は、例えばA4サイズ、レターサイズ、はがきサイズ等にカットされた記録用紙Pを、その短辺が主走査方向(記録用紙Pの搬送方向と直交する方向、紙面手前から紙面奥方へ向かう方向)に沿うように複数枚堆積して収納できる形態とされている。
給紙ユニット59は、給紙カセット3に堆積される記録用紙Pをインクジェットヘッド6に向けて送出するためのものであり、給紙カセット3の上方に配設されるアーム59aを備えている。アーム59aは、その一端部を軸として、他端部を上下方向に回動可能に形成されている。
アーム59aの他端部にはピックアップローラ59bが回動可能に配設されており、そのピックアップローラ59bは、不図示のギヤなどの伝達機構を介して搬送モータ(LFモータ)40(図3参照)に接続されている。ピックアップローラ59bは、LFモータ40の駆動力によって紙送り方向(図1において反時計回り)へ回転される。印刷実行が要求されると、アーム59aが下方へ回動され給紙カセット3に堆積された記録用紙Pに当接する。そして、ピックアップローラ59bの紙送り方向への駆動により、記録用紙Pが給紙カセット3から搬送方向下流側へ送出される。
給紙カセット3の奥側(図1において右側)には、用紙分離用の土手部8が配置されており、給紙カセット3から送出された記録用紙Pは、土手部(傾斜分離板)8により、一枚ずつ分離されて搬送される。分離された記録用紙Pは、上横向きのUターンパス(給送路)9を介して、給紙カセット3より上側(高い位置)に設けられた一対の搬送ローラ60まで給送される。
搬送ローラ60の下流側には、インクジェットヘッド6を搭載するキャリッジ64と、インクジェットヘッド6と対向配設されるプラテン66とが設けられている。インクジェットヘッド6の更に下流側には、インクジェットヘッド6の対向面を通過した記録用紙Pを挟持搬送する排出ローラ61が設けられている。この搬送ローラ60と排出ローラ61の動作によって、記録用紙Pは矢印B方向(副走査方向)に搬送され、インクジェットヘッド6の対向面を通過して、排出口から装置外へと排出される。
尚、プリンタ内部には、キャリッジ64を往復移動させるためにプラテン66と平行で且つ主走査方向に沿って延設されたキャリッジ軸と、そのキャリッジ軸に平行に配置されキャリッジ64を支持するガイド部材と、キャリッジ軸の両端部近傍に配設された2つのプーリと、キャリッジ64を一部に固定しプーリに掛け渡されたタイミングベルトとが設けられている。そして、一方のプーリが、キャリッジモータ(CRモータ)16(図3参照)によって正逆回転されると、そのプーリの正逆回転に伴って、タイミングベルトに固定されているキャリッジ64が、キャリッジ軸およびガイド部材に沿って、主走査方向に往復移動される。
また、キャリッジ64の位置を検出するためのリニアエンコーダ43(図3参照)の帯状のエンコーダストリップが、主走査方向に沿って延びるように配置されている。このリニアエンコーダ43(図3参照)によって、キャリッジの現在位置が検出される。
また、図示を省略しているが、カラーインクジェットプリンタ1には、フルカラー記録のための4色(ブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y))のインクを各々収容したインクカートリッジや、各インクカートリッジからインクジェットヘッド6にインクを供給する複数本のインク供給管等が設けられている。
図2は、インクジェットヘッド6の下面、即ち、記録用紙Pに対向する面を示した図である。インクジェットヘッド6は、その下面6aにノズル53aが、CMYBkの各色インク毎に記録用紙Pの搬送方向B(副走査方向)に列設されている。なお、ノズル53aの配列方向のピッチや数は、記録画像の解像度等を考慮して適宜設定されるものである。また、カラーインクの種類数に応じてノズル53aの列数を増減することも可能である。
本実施形態では、インクジェットヘッド6には、色インク毎に148のノズルが形成されており、副走査方向に沿ってノズル番号00からノズル番号147までの各番号がそれぞれのノズルに付与されているものとする。また、各ノズルのノズルピッチは150dpiで形成されている。
図3は、カラーインクジェットプリンタ1の電気回路構成の概略を示すブロック図である。カラーインクジェットプリンタ1を制御するための制御装置は、本体側制御基板12と、キャリッジ基板13とを備えており、本体側制御基板12には、1チップ構成のマイクロコンピュータ(CPU)32と、そのCPU32により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM33と、各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM34と、EEPROM35と、イメージメモリ37と、G/A(ゲートアレイ)36等が搭載されている。
演算装置であるCPU32は、ROM33に予め記憶された制御プログラムに従い、印字タイミング信号およびリセット信号を生成し、各信号を後述するゲートアレイ36へ転送する。また、CPU32には、ユーザが印刷の指示などを行うための操作パネル45、キャリッジモータ(CRモータ)16を駆動するためのCRモータ駆動回路39、搬送モータ(LFモータ)40を駆動するためのLFモータ駆動回路41、ペーパセンサ42、および、リニアエンコーダ43が接続されている。接続される各デバイスの動作はこのCPU32により制御される。
ペーパセンサ42は、記録用紙Pの先端を検出するセンサであり、搬送ローラ60よりも上流側に配置されており、例えば、記録用紙Pに接触することにより回動する検出子と、その検出子の回動を検出するフォトインタラプタとによって構成されている。ペーパセンサ42は所定位置に固定され、また、インクジェットヘッド6の位置も固定位置であるため、ペーパセンサ42からインクジェットヘッド6までの搬送距離は既知となる。
また、記録用紙Pの搬送距離は、記録用紙Pを搬送するために駆動されるLFモータ40の駆動量を検出することにより取得することができる。LFモータ40は、ステッピングモータで構成されているので、CPU32からLFモータ駆動回路41に出力されるパルス信号をカウントすることによってLFモータ40の駆動量は把握される。
従って、このペーパセンサ42にて記録用紙の先端を検出してからのLFモータ40の駆動量が、ペーパセンサ42の検出位置から記録開始位置までの距離に相当するパルス数となるまでLFモータ40を駆動させることにより、記録用紙Pを記録開始位置に給送することができる。
リニアエンコーダ43は、キャリッジ64の移動量を検出するものであり、上記したエンコーダストリップと、そのエンコードストリップを挟んで一方側に配置される発光部と、他方側に配置される受光部とを備えている。発光部と受光部とはキャリッジ64の所定箇所に取着されており、キャリッジ64の主走査方向の往復動作に連動して移動する。このリニアエンコーダ43の受光部から出力されるエンコーダ信号によってキャリッジ64の位置はCPU32に認識され、その往復動作が制御される。
ROM33には、カラーインクジェットプリンタ1の印刷動作を制御する印刷制御プログラム33aが格納されている。図6の印刷処理のフローチャートのプログラムは、印刷制御プログラム33aの一部としてROM33に記憶されている。
RAM34には、印刷情報メモリ34aが備えられている。印刷情報メモリ34aは、PC100から送信される印刷データの内の印刷情報を記憶するメモリである。PC100から送信される印刷データには、画像データのみならず、印刷に際して必要な印刷情報が含まれている。
この印刷情報は、記録用紙Pの紙種を示す種類情報や記録用紙の用紙サイズ、記録密度、縁なし印刷または通常印刷を指定する印刷手法情報を含むものであり、例えばPC100に予めインストールされたプリンタドライバにより生成される。PC100からの印刷データがカラーインクジェットプリンタ1にて受信されると、その印刷データに含まれる印刷情報が、この印刷情報メモリ34aに書き込まれる。
EEPROM35は、書換え可能な不揮発性のメモリであり、このEEPROM35に記憶される情報は、電源切断後も保持される。このEEPROM35は、設計値メモリ35aと、搬送ローラ周期フラグ35bとを備えている。
設計値メモリ35aには、インクジェットヘッド6の仕様(長さ、ノズル数、ノズルピッチ)、要求された記録密度(印刷情報メモリ34aに記憶される記録密度)に対応する搬送量、搬送ローラ60の仕様(円周長L、回転開始位置情報)が記憶されている。
搬送ローラ60の仕様としての回転開始位置情報について説明する。搬送ローラ60が所定の回転開始位置から1回転すると、その回転開始位置における搬送距離の誤差をゼロとして、一周期のsin波状に記録用紙Pの搬送距離の誤差が発生する。回転開始位置情報とは、この回転開始位置を特定可能な情報であり、この回転開始位置情報は、工場出荷時に、予め検出され、記憶されている。
搬送ローラ周期フラグ35bは、1回の記録動作において使用するノズル数が搬送ローラの半円周長L/2の偶数倍か、奇数倍かを示す情報である。尚、上記したCPU32と、ROM33、RAM34、EEPROM35及びG/A36とは、バスライン45を介して相互に接続されている。
G/A36は、CPU32から転送されるタイミング信号と、イメージメモリ37に記憶されている画像データとに基づいて、その画像データを記録用紙Pに記録するための記録データ(駆動信号)と、その記録データと同期する転送クロックと、ラッチ信号と、基本駆動波形信号を生成するためのパラメータ信号と、一定周期で出力される吐出タイミング信号とを出力し、それら各信号を、ヘッドドライバが実装されたキャリッジ基板13へ転送する。
また、G/A36は、PC100などの外部機器からUSBなどのインターフェース(I/F)44を介して転送されてくる画像データを、イメージメモリ37に記憶させる。そして、G/A36は、PC100などからI/F44を介して転送されてくるデータに基づいてデータ受信割込信号を生成し、その信号をCPU32へ転送する。なお、G/A36とキャリッジ基板13との間で通信される各信号は、両者を接続するハーネスケーブルを介して転送される。
キャリッジ基板13は、実装されたヘッドドライバ(駆動回路)によってインクジェットヘッド6を駆動するための基板である。インクジェットヘッド6とヘッドドライバとは、厚さ50〜150μmのポリイミドフィルムに銅箔配線パターンを形成したフレキシブル配線板19により接続されている。このヘッドドライバは、本体側制御基板12に実装されたG/A36を介して制御され、記録モードに合った波形の駆動パルスをインクジェットヘッド6を構成する圧電アクチュエータに印加するものである。圧電アクチュエータに駆動パルスが印加され、圧電アクチュエータが作動することによって、インクが所定量吐出される。
次に、図4および図5を参照して、本発明の記録方法について説明する。尚、本実施形態では、ノズルピッチが150dpiのノズル53aを使用して、副走査方向に600dpiの記録密度が要求されている場合に、第1の搬送量で記録媒体を3回搬送し、その後、第1の搬送量より大きい搬送量で記録媒体を1回搬送する組み合わせを1の搬送単位とし、その搬送単位の搬送を複数回行い、600dpiの記録密度を満足させる場合について説明する。
図4および図5は、記録用紙Pの理論搬送距離に対する搬送距離のずれ量(誤差)の変化を示すsin波Sと、本願の記録方法で記録される模式的な画像とを重ね合わせた図である。
図4に示す本願の記録方法は、記録用紙Pの副走査方向に記録されるドットのピッチが、ノズル53aのピッチの少なくとも1/2倍以下要求される場合に、複数のノズル53aの内から、1回のインクジェットヘッド6による記録において使用する使用ノズル53aの数を、搬送ローラ60の半周長L/2の偶数倍に設定して記録する方法である。
上述した通り、搬送ローラ60には、自身の形状や偏芯による機械的な誤差があり、その影響で、記録用紙Pの搬送量は、搬送ローラ60が所定の回転開始位置から一回転する間に、回転開始位置におけるずれ量をゼロとする一周期分のsin波Sで示されるずれ量(誤差)が発生する。よって、sin波Sの1周期の間隔は、搬送ローラ60の円周長L(搬送ローラ60の半円周長L/2の2倍(偶数倍))となる。
本願の記録方法で記録される模式的な画像とは、実線で示す1P〜4Pの直線と、点線で示す1P’〜4P’の直線とである。そして、この記録密度を満足するために、1回目の記録で1P、小フィード後、2回目の記録で2P、小フィード後、3回目の記録で3P、小フィード後、4回目の記録で4P、その後大フィードする。こうして各1P〜4Pが記録される。
その後、同様に、1回目の記録で1P’、小フィード後、2回目の記録で2P’、小フィード後、3回目の記録で3P’、小フィード後、4回目の記録で4P’、その後大フィードする。こうして各1P’〜4P’が記録される。
尚、本来であれば、各1P〜4P、各1P’〜4P’は、同一直線上に所定間隔を空けたドット状に記録されるが、本実施形態は、理解を容易にするため、各1P〜4Pを連続した直線で示し、各1P’〜4P’を点線で示し、更に、搬送単位内の各記録動作によって記録される画像を上下に分離して並べて図示している。
また、各1P〜4Pの搬送方向Bの距離と、、各1P’〜4P’の搬送方向Bの距離とは、sin波Sの一周期分の間隔、即ち、搬送ローラ60の円周長L(搬送ローラ60の半円周長L/2の2倍(偶数倍))となるように、各1P〜4P、各1P’〜4P’を記録する使用ノズル53aを複数のノズル53aから設定する。
このように、小フィード3回、大フィード1回を一の搬送単位として、一の搬送単位で1P〜4P、次の搬送単位で1P’〜4P’を記録すれば、1Pと1P’とのずれ、2Pと2P’とのずれ、3Pと3P’とのずれ、4Pと4P’とのずれは、同じになるので、sin波Sで示されるような記録用紙Pの搬送量の誤差があったとしても、高品質な画像を形成することができる。
また、図4では、1Pと1P’とは、記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロの場合を示している。換言すれば、1Pと1P’とを記録した次に記録用紙を搬送する場合には、搬送ローラ60が回転開始位置から回転を開始するようになっている。この場合には、搬送単位の4回に1回は、記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロになるので、高品質な画像を形成することができるが、必ずしも、1Pと1P’とを、記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロの場合に記録する必要はない。
例えば、1Pと1P’とが、4Pと4P’とに対応する位置から記録されはじめても良い。即ち、使用ノズルの数が、搬送ローラ60の半周長L/2の偶数倍に設定されてさえいれば、1Pと1P’とのずれ、2Pと2P’とのずれ、3Pと3P’とのずれ、4Pと4P’とのずれが、異なることはなく、1Pと1P’とを、記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロの位置に合わせる処理を省略することができる。
尚、図4では、使用ノズル数を搬送ローラ60の半周長L/2の2倍に設定する場合について説明したが、使用ノズル数は搬送ローラ60の半周長L/2の偶数倍、または、搬送ローラ60の半周長L/2の偶数倍に最も近似するように設定すれば良い。
次に、図5を参照して、図4で説明したのとは別の方法における記録方法について説明する。図4では、使用ノズル数を搬送ローラ60の半周長の偶数倍に設定する場合について説明した。図5に示す本願の記録方法は、使用ノズル数を搬送ローラ60の半周長の奇数倍に設定するものであり、図中では使用ノズル数を搬送ローラ60の半周長L/2の1倍(奇数倍)に設定している。
このように、使用ノズル数を搬送ローラ60の半周長の奇数倍に設定すると、図5に示すように、1Pと1P’以外の、2Pと2P’、3Pと3P’、4Pと4P’は、いずれも搬送誤差が生じてしまうものの、1Pと1P’とは、記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロになっており、一の搬送単位において4回に1回は、記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロになり、一の搬送単位において1回も記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロにならない場合に比べて、高品質な画像を形成することができる。
尚、図5では、使用ノズル数を搬送ローラ60の半周長L/2の1倍に設定する場合について説明したが、使用ノズル数は搬送ローラ60の半周長L/2の奇数倍、または、搬送ローラ60の半周長L/2の奇数倍に最も近似するように設定すれば良い。
次に、図6を参照して上述したように構成されるカラーインクジェットプリンタ1の印刷処理について説明する。図6は、印刷処理を示すフローチャートである。この印刷処理は、印刷制御プログラム33aに従って実行される処理であり、インクジェットヘッド6を主走査方向に往復移動させながら記録用紙Pに向けてインクを吐出させる記録動作と、記録用紙Pを副走査方向に搬送する搬送動作とを繰り返すことで1枚の記録用紙Pに画像を形成する処理である。
また、本実施形態では、ノズルピッチが150dpiのノズル53aを使用して、副走査方向に600dpiの記録密度が要求されている場合に、第1の搬送量で記録媒体を3回搬送し、その後、第1の搬送量より大きい搬送量で記録媒体を1回搬送する組み合わせを1の搬送単位として、記録する場合について説明する。尚、この印刷処理は、カラーインクジェットプリンタ1に接続されたPCから印刷データが送信された以降の処理を示している。
まずは、印刷情報メモリ34aに記憶されている印刷情報を取得する(S601)。次に、設計値メモリ35aに記憶されているヘッド情報としてのノズル53aのピッチ及び搬送ローラ情報としての搬送ローラの円周長Lを取得する(S602)。
次に、S601及びS602において取得した情報に基づいて、使用ノズル数Qを算出する(S603)。使用ノズル数Qは、自然数M、ノズル53aのピッチP、搬送ローラ60の円周長Lとする次の(1)式を満足する最大数に設定される。
(1)Q=M×1/P×L/2
また、この(1)式は、整数化関数をINT(x)とした場合、次の(2)式でもあらわされる。この(2)式により、使用ノズル数Qは搬送ローラの半周長L/2の偶数倍または奇数倍に最も近似する値に設定できる。
また、この(1)式は、整数化関数をINT(x)とした場合、次の(2)式でもあらわされる。この(2)式により、使用ノズル数Qは搬送ローラの半周長L/2の偶数倍または奇数倍に最も近似する値に設定できる。
(2)Q=INT(M×1/P×L/2+0.5)
上記の(1)式または(2)式により、使用ノズル数Qが設定されると、自然数Mが偶数かを判断する(S604)。即ち、使用ノズル数Qが搬送ローラ60の半円周L/2の偶数倍か、奇数倍かを判断する。その結果、自然数Mが偶数であれば(S604:Yes)、搬送ローラ周期フラグ35bを「オフ」に設定し(S605)、S608の印刷処理に移行する。
上記の(1)式または(2)式により、使用ノズル数Qが設定されると、自然数Mが偶数かを判断する(S604)。即ち、使用ノズル数Qが搬送ローラ60の半円周L/2の偶数倍か、奇数倍かを判断する。その結果、自然数Mが偶数であれば(S604:Yes)、搬送ローラ周期フラグ35bを「オフ」に設定し(S605)、S608の印刷処理に移行する。
一方、自然数Mが奇数であれば(S604:No)、搬送ローラ周期フラグ35bを「オン」に設定する(S606)。そして、設計値情報メモリ35aから搬送ローラ60の回転開始位置情報を読出し、その読出した回転開始位置情報に基づき、最初のドットが記録された次に記録用紙を搬送する場合には、搬送ローラ60が回転開始位置から回転を開始するように搬送ローラ60を調節する(S607)。調節は、LFモータ40を介して搬送ローラ60を回転させて回転開始位置が所定位置にくるように調節する。このS607の処理によって、各搬送単位において最初に記録されるドットを、記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロになる位置に記録することができる。
そして、印刷処理では(S608)、LFモータ40を駆動させ、給紙カセットに収容されている記録用紙Pをピックアップローラ、搬送ローラ60等によって印刷可能位置まで搬送し、搬送単位ごとに記録を行う。そして、記録が完了すれば、記録用紙Pを排出して(S609)、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のカラーインクジェットプリンタ1において、使用ノズル53aの数が、搬送ローラ60の半周長L/2の偶数倍に設定された場合、一の搬送単位で1P〜4P、次の搬送単位で1P’〜4P’を記録すれば、1Pと1P’とのずれ、2Pと2P’とのずれ、3Pと3P’とのずれ、4Pと4P’とのずれは、同じになるので、sin波Sで示されるような記録用紙Pの搬送量の誤差があったとしても、高品質な画像を形成することができる。
一方、使用ノズル数を搬送ローラ60の半周長の奇数倍に設定した場合には、図6のS607の処理において、各搬送単位において最初に記録される画像の位置が記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロになるように調節されるので、一の搬送単位において4回に1回は、記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロになり、一の搬送単位において1回も記録用紙Pの搬送量の誤差がゼロにならない場合に比べて、高品質な画像を形成することができる。
以上実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態では、使用ノズル53aの数が、搬送ローラ60の半周長L/2の偶数倍に設定された場合にだけ、図6のS607において搬送ローラの回転開始位置を調節する場合について説明したが、使用ノズル53aの数が、搬送ローラ60の半周長L/2の偶数倍に設定された場合にも、図6のS607と同様に搬送ローラの回転開始位置を調節するように構成しても良い。かかる場合には、一の搬送単位において、1回は搬送量の誤差がゼロとなり、より高品質な画像を記録することができる。
また、上記実施形態では、図6のS603の処理において、使用ノズル53aの数を、搬送ローラ60の半周長L/2の偶数倍または奇数倍のいずれかに設定する場合について説明したが、必ずしも、いずれか一方に設定する必要はなく、例えば、使用ノズル53aの数を、搬送ローラ60の半周長L/2の偶数倍になるようにだけ設定するように構成しても良い。
上記実施形態では、本発明の画像形成装置をカラーインクジェットプリンタとして説明したが、本発明の画像形成装置としては、ドットインパクト、サーマルプリンタ等であっても良い。
1 カラーインクジェットプリンタ(画像形成装置)
6 インクジェットヘッド(記録手段)
35a 記憶手段
53a ノズル(ドット形成手段)
60 搬送ローラ(搬送手段)
S603 設定処理
S607 調節手段
6 インクジェットヘッド(記録手段)
35a 記憶手段
53a ノズル(ドット形成手段)
60 搬送ローラ(搬送手段)
S603 設定処理
S607 調節手段
Claims (6)
- 副走査方向に所定ピッチで並ぶ複数のドット形成手段によって記録媒体にドットを記録する記録手段と、前記副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送ローラを含む搬送手段とを備え、前記記録手段による記録と、前記搬送手段による搬送とを繰り返して前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
前記記録媒体の副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、前記ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合に、複数の前記ドット形成手段の内から、1回の前記記録手段による記録において使用する使用ドット形成手段の数を、前記搬送ローラの半周長の偶数倍、または、前記搬送ローラの半周長の偶数倍に最も近似するように設定する設定手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 副走査方向に所定ピッチで並ぶ複数のドット形成手段によって記録媒体にドットを記録する記録手段と、前記副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送ローラを含む搬送手段とを備え、前記記録手段による記録と、前記搬送手段による搬送とを繰り返して前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
前記記録媒体の前記副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、前記ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合に、複数の前記ドット形成手段の内から、1回の前記記録手段による記録において使用する使用ドット形成手段の数を、前記搬送ローラの半周長の奇数倍、または、前記搬送ローラの半周長の奇数倍に最も近似するように設定する設定手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記設定手段は、前記使用ドット形成手段の数を、複数の前記ドット形成手段の範囲内で最大数になるように設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 副走査方向に所定ピッチで並ぶ複数のドット形成手段によって記録媒体にドットを記録する記録手段と、前記副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送ローラを含む搬送手段とを備え、前記記録手段による記録と、前記搬送手段による搬送とを繰り返して前記記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
前記記録媒体の前記副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、前記ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合、複数の前記ドット形成手段の内から、1回の前記記録手段による記録において使用する使用ドット形成手段の数Qを、自然数M、ドット形成手段のピッチP、搬送ローラの円周長Lとする次の(1)式を満足する最大数に設定する設定手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
(1)Q=M×1/P×L/2 - 前記記録媒体の前記副走査方向に記録される前記ドットのピッチが、前記ドット形成手段のピッチの少なくとも1/2倍以下を要求される場合、前記副走査方向に少なくとも1回以上第1の搬送量で前記記録媒体を搬送した後、前記副走査方向に1回、前記第1の搬送量よりも大きい第2の搬送量で前記記録媒体を搬送する組み合わせを1搬送単位とし、その搬送単位にて前記記録媒体の搬送を前記搬送手段に実行させる搬送制御手段を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体の搬送距離の誤差は、前記搬送ローラが所定の回転開始位置から1回転する間に、前記回転開始位置における搬送距離の誤差をゼロとする一周期のsin波状に変化し、
前記搬送ローラの回転開始位置を記憶する記憶手段と、
その記憶手段に記憶されている回転開始位置に基づいて、最初のドットが記録された次に記録媒体を搬送する場合には、前記搬送ローラが前記回転開始位置から回転を開始するように前記搬送ローラを調節する調節手段とを備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
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