JP2002283543A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002283543A
JP2002283543A JP2001082549A JP2001082549A JP2002283543A JP 2002283543 A JP2002283543 A JP 2002283543A JP 2001082549 A JP2001082549 A JP 2001082549A JP 2001082549 A JP2001082549 A JP 2001082549A JP 2002283543 A JP2002283543 A JP 2002283543A
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JP2001082549A
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Hiroaki Arakawa
裕明 荒川
Teruhiro Taguchi
彰宏 田口
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スジムラの発生が低減されるインクジェット
記録装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 記録ヘッド21と記録媒体とを複数のノ
ズルの配設方向と直交する第1の方向へ相対移動させる
キャリッジ駆動モータ(第1の移動手段)221と、記
録ヘッド21と記録媒体とを複数のノズルの配設方向と
同じ方向である第2の方向へ相対移動させるロ ーラ駆
動モータ(第2の移動手段)217と、少なくともロー
ラ駆動モータ217及び記録ヘッド21を制御する制御
部(制御手段)218、とを有し、制御部218は、記
録ヘッド21と記録媒体とを第2の方向へ同一ノズルが
打つ点が隣り合わない第1の送り幅で相対移動させ記録
を行った後、第1の送り幅より大きな第2の送り幅で相
対移動させ記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線上に複数のノ
ズルが等間隔で配設された記録ヘッドを記録媒体に対し
て移動させながら、前記記録媒体上に記録を行なうイン
クジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録を行う際には、先
ず、記録媒体に対して記録ヘッドを第1の方向(主走査
方向)に移動させながら行う記録と、記録媒体を記録ヘ
ッドに対して第2の方向(副走査方向)に移動して行な
う記録とを組み合わせて記録を行うことが一般的に行わ
れている。
【0003】このような記録を行なうに際して、記録ヘ
ッドのノズル間隔と記録密度とが等しい場合は、記録ヘ
ッドで第1の方向に移動させながら記録を行った後、記
録ヘッドの略長さ分だけ記録媒体を記録ヘッドに対して
第2の方向(副走査方向)に大きく移動して記録を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、記録密度が向上
し、ヘッドのノズル間隔がこれに追いつかない状況とな
っている。
【0005】そこで、記録密度を上げるために、ノズル
とノズルとの間に、さらにインクを出射することで、間
隔を埋めて記録密度を上げる方法が採られている。図7
に示すように、ノズル間隔LでN個のノズル3が設けら
れている記録ヘッド1を用いて記録する場合、記録ヘッ
ド1は第1の方向(主走査方向)へ図示しない第1の移
動手段で移動され、第2の方向(副走査方向)へは図示
しない第2の移動手段で移動される。
【0006】要求される第2の方向の記録密度が、例え
ばノズル間隔の1/3(L/3)である場合、最初に、
記録ヘッド1を用いて記録を行った後に、各ノズル3で
記録された第1の方向のラインの間に、さらに2本のラ
インを記録する必要がある。
【0007】そこで、記録ヘッド1を第2の方向にL/
3送って記録を行ない、さらに、第2の方向にL/3送
って記録を行ない、その後、記録ヘッド1を第2の方向
へ(N−1+1/3)L大きく送り記録を行う動作を繰
り返して記録する方法が採られている(ブロック印
刷)。
【0008】すなわち、記録ヘッド1は、第2の方向へ
の送りがL/3の短い送りが2回、(N−1+1/3)
Lの大きな送りを1回行なう動作を繰り返して行なうこ
ととなる。尚、この3回の送りをパス数という。
【0009】ところで、このような動作を行った場合、
第2の方向で、同じノズル3による記録が3ライン連続
することとなる。一方、ノズル3の形状、記録ヘッド1
内の構造の誤差等により、記録ヘッド1の各ノズル3の
特性(インクの出射量や出射角度)には、バラツキがあ
る。
【0010】よって、上述したような記録を行った場
合、ノズル3によるスジムラが顕著に発生する問題点が
ある。また、マイクロウイープと呼ばれる印刷方式もあ
る。この方式は、記録ヘッド1の第2の送り方向の移動
量が一定となる方式で、隣り合う2ラインが異なるノズ
ルで記録するのが特徴であるが、ノズル数が増えると、
やはりスジムラが顕著に発生する問題点がある。
【0011】このスジムラの問題点は、記録ヘッドの製
造時に、各ノズルの特性を均一にすることで解決できる
が、ノズル数が多い場合、非常に困難であり、歩留まり
も悪いという別の問題点がある。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、スジムラの発生が低減されるインク
ジェット記録装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、直線上に複数のノズルが等間隔で配
設された記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させなが
ら、前記記録媒体上に記録を行なうインクジェット記録
装置において、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記
複数のノズルの配設方向と直交する第1の方向へ相対移
動させる第1の移動手段と、前記記録ヘッドと前記記録
媒体とを前記複数のノズルの配設方向と同じ方向である
第2の方向へ相対移動させる第2の移動手段と、少なく
とも前記第2の移動手段及び前記記録ヘッドを制御する
制御手段、とを有し、前記制御手段は、前記記録ヘッド
と前記記録媒体とを第2の方向へ同一ノズルが打つ点が
隣り合わない第1の送り幅で相対移動させ記録を行った
後、前記第1の送り幅より大きな第2の送り幅で相対移
動させ記録を行うことを特徴とするインクジェット記録
装置である。前記制御手段は、前記記録ヘッドと前記記
録媒体とを第2の方向へ同一ノズルが打つ点が隣り合わ
ない第1の送り幅で相対移動させ記録を行った後、前記
第1の送り幅より大きな第2の送り幅で相対移動させ記
録を行うことにより、第2の方向で、同一ノズルによる
記録が複数ライン連続することがなくなり、スジムラの
発生が低減される。
【0014】請求項2記載の発明は、直線上に複数のノ
ズルが等間隔で配設された記録ヘッドと記録媒体とを相
対移動させながら、前記記録媒体上に記録を行なうイン
クジェット記録装置において、前記記録ヘッドと前記記
録媒体とを前記複数のノズルの配設方向と直交する第1
の方向へ相対移動させる第1の移動手段と、前記記録ヘ
ッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの配設方向と
同じ方向である第2の方向へ相対移動させる第2の移動
手段と、少なくとも前記第2の移動手段及び前記記録ヘ
ッドを制御する制御手段、とを有し、前記制御手段は、
前記記録ヘッドと前記記録媒体とを第2の方向へ前記ノ
ズル間隔より大きな第1の送り幅で相対移動させ記録を
行った後、前記第1の送り幅より大きな第2の送り幅で
相対移動させ記録を行うことを特徴とするインクジェッ
ト記録装置である。
【0015】前記制御手段は、前記記録ヘッドと前記記
録媒体とを第2の方向へ前記ノズル間隔より大きな第1
の送り幅で相対移動させ記録を行った後、前記第1の送
り幅より大きな第2の送り幅で相対移動させ記録を行う
ことにより、第2の方向で、同一ノズルによる記録が複
数ライン連続することがなくなり、スジムラの発生が低
減される。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の前記第1の送り幅は、ノズル間隔以上であることを
特徴とするインクジェット記録装置である。前記第1の
送り幅は、ノズル間隔以上であることにより、第2の方
向で、同一ノズルによる記録が複数ライン連続すること
がなくなり、スジムラの発生が低減される。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の前記第2の送り幅が、前記記録ヘッドのヘッド長の
1/2以上であることを特徴とするインクジェット記録
装置である。
【0018】前記第2の送り幅が、前記記録ヘッドのヘ
ッド長の1/2以上であることにより、第2の方向で、
同一ノズルによる記録が複数ライン連続することがなく
なり、スジムラの発生が低減される。
【0019】請求項5記載の発明は、直線上に複数のノ
ズルが等間隔で配設された記録ヘッドと記録媒体とを相
対移動させながら、前記記録媒体上に記録を行なうイン
クジェット記録装置において、前記記録ヘッドと前記記
録媒体とを前記複数のノズルの配設方向と直交する第1
の方向へ相対移動させる第1の移動手段と、前記記録ヘ
ッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの配設方向と
同じ方向である第2の方向へ相対移動させる第2の移動
手段と、少なくとも前記第2の移動手段及び前記記録ヘ
ッドを制御する制御手段、とを有し、前記制御手段は、
前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記第2の方向へ第
1の送り幅で相対移動させ記録を行った後、前記第1の
送り幅より大きな第2の送り幅で相対移動させ記録を行
うと共に、同一ノズルを用いて打つ最も近い点の距離を
d、前記ノズルの間隔をlとしたとき、d>lを満たす
ことを特徴とするインクジェット記録装置である。
【0020】前記制御手段は、前記記録ヘッドと前記記
録媒体とを前記第2の方向へ第1の送り幅で相対移動さ
せ記録を行った後、前記第1の送り幅より大きな第2の
送り幅で相対移動させ記録を行うと共に、同一ノズルを
用いて打つ最も近い点の距離をd、前記ノズルの間隔を
lとしたとき、d>lを満たすことにより、第2の方向
で、同一ノズルによる記録が複数ライン連続することが
なくなり、スジムラの発生が低減される。
【0021】請求項6記載の発明は、直線上に複数のノ
ズルが等間隔で配設された記録ヘッドと記録媒体とを相
対移動させながら、前記記録媒体上に記録を行なうイン
クジェット記録装置において、前記記録ヘッドと前記記
録媒体とを前記複数のノズルの配設方向と直交する第1
の方向へ相対移動させる第1の移動手段と、前記記録ヘ
ッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの配設方向と
同じ方向である第2の方向へ相対移動させる第2の移動
手段と、少なくとも前記第2の移動手段及び前記記録ヘ
ッドを制御する制御手段、とを有し、前記制御手段は、
前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記第2の方向へ下
記(1)式であらわされる第1の送り幅で相対移動させ
た後、下記(2)式であらわされる第2の送り幅で相対
移動させることを特徴とするインクジェット記録装置で
ある。
【0022】(1){n+(1/P)}L (2){N−n(P−1)−1+(1/P)}L (1),(2)式中、 N:記録ヘッドの使用するノズルの数で 1≦n<(1/4)×P(N−1)を満たす整数 P:パス数 L:ノズル間隔 第1の送り幅が、{n+(1/P)}L、すなわち、ノ
ズル間隔以上であることにより、第2の方向で、同一ノ
ズルによる記録が複数ライン連続することがなくなり、
スジムラの発生が低減される。
【0023】請求項8記載の発明は、直線上に複数のノ
ズルが等間隔で配設された記録ヘッドと記録媒体とを相
対移動させながら、前記記録媒体上に記録を行なうイン
クジェット記録装置において、前記記録ヘッドと前記記
録媒体とを前記複数のノズルの配設方向と直交する第1
の方向へ相対移動させる第1の移動手段と、前記記録ヘ
ッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの配設方向と
同じ方向である第2の方向へ相対移動させる第2の移動
手段と、少なくとも前記第2の移動手段及び前記記録ヘ
ッドを制御する制御手段、とを有し、前記制御手段は、
前記記録ヘッドと前記記録媒体とを下記(1)式であら
わされる第1の送り幅で相対移動させ記録を行った後、
前記第1の送り幅より大きな第2の送り幅で相対移動さ
せることを特徴とするインクジェット記録装置である。
【0024】(1){n+(1/P)}L (1)式中、 N:記録ヘッドの使用するノズルの数で 1≦n<(1/4)×P(N−1)を満たす整数 P:パス数 L:ノズル間隔 第1の送り幅が、{n+(1/P)}L、すなわち、ノ
ズル間隔以上であることにより、第2の方向で、同一ノ
ズルによる記録が複数ライン連続することがなくなり、
スジムラの発生が低減される。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項1乃至9の
いずれかに記載の発明の前記ノズルの数は、256以上
あることを特徴とするインクジェット記録装置である。
ノズルの数は、256以上あることにより、効率よく、
高密度の記録を行うことができる。
【0026】尚、上記発明において、各文言は以下のよ
うに定義する。 (1)同一ノズルが打つ点:同じノズルを用いてインク
滴を打たれた点 (2)ノズル間隔:隣り合うノズルのノズル中心間の距
離 (3)ヘッド長:一列に並んだノズルの両端の距離
【0027】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。 (全体構成)実施の形態例のインクジェット記録装置の
構成図である図1を用いて説明する。
【0028】図において、ロール状に巻回された記録媒
体101は、第2の移動手段である図示しないローラ駆
動モータと、このローラ駆動モータによって駆動される
ローラ対103によって、矢印II方向(第2の方向)
に挟持搬送されるようなっている。
【0029】ローラ対103の下流には、記録媒体10
1の搬送方向(矢印II方向)と略直交する方向(矢印
I方向:記録媒体101の幅方向)に延びるガイドバー
107が設けられ、このガイドバー107には、図示し
ない記録ヘッドを有し、第1の移動手段で駆動されるキ
ャリッジ105が移動可能に設けられている。
【0030】本実施の形態例の第1の移動手段を説明す
ると、ガイドバー107の両端部には、プーリ109,
109′がそれぞれ配置され、プーリ109間にはワイ
ヤ111が巻回されている。そして、ワイヤ111とキ
ャリッジ105とは連結され、一方のプーリ109は図
示しないキャリッジ駆動モータより回転駆動されるよう
になっている。
【0031】従って、プーリ109が駆動されることに
より、キャリッジ105はガイドバー107に沿って移
動することとなる。また、キャリッジ105には、ガイ
ドバー107に沿って移動するキャリッジ105の位置
を検知するリニアエンコーダ(図示せず)が設けられて
いる。
【0032】(キャリッジ105)キャリッジ105の
斜視図である図2、図2の矢印III方向から見た図で
ある図3、図2の矢印IV方向から見た図である図4を
用いて、キャリッジ105の詳細な説明を行う。
【0033】キャリッジ105には、インクタンク22
及び記録ヘッド21が設けられている。本実施の形態例
では、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、K(黒)、C
(シアン)の各色のインクが貯留されるYインクタンク
221、Mインクタンク222、Cインクタンク22
3、Kインクタンク224及び、各インクタンク222
〜224からのインクを吐出するY記録ヘッド211、
M記録ヘッド212、C記録ヘッド213、K記録ヘッ
ド214が設けられている。
【0034】各記録ヘッド211〜214には、インク
が出射する複数のノズル2111、2121、213
1、2141が矢印I方向(第2の方向)に256個設
けられている。
【0035】(電気的構成)本実施の形態例の電気的構
成を説明する図5を用いて説明する。図において、20
1は、画像のデータ(画像の記録サイズ等のパラメー
タ、YMCKに色分解された画像データ)を一時格納す
る画像メモリ、205は画像メモリ201上の画像デー
タの並びと画像記録時の出力順序を変換するデータ並び
替え処理部、207は各記録ヘッド211〜214を駆
動する記録ヘッドドライバである。
【0036】210はリニアエンコーダ216からの信
号を取り込み、インクの出射タイミングのパルス信号を
生成し、画像メモリ201、データ並び替え処理部20
5、記録ヘッドドライバ207へ供給するインク出射タ
イミング生成部、218は各種制御を行うCPU等から
なる制御部(制御手段)である。
【0037】215はローラ対103のローラ駆動モー
タ217を駆動するモータドライバ、219はキャリッ
ジ駆動モータ221を駆動するモータドライバである。
上記構成の作動を説明する。
【0038】(1)制御部218は、画像メモリ92に
所定量のデータが格納されると、モータドライバ215
を作動し、ローラ駆動モータ217を駆動してローラ対
103を回転させて、記録媒体101を所定の記録開始
位置まで搬送する。
【0039】(2)制御部218は、モータドライバ2
19を作動し、キャリッジ駆動モータ221を駆動す
る。キャリッジ駆動モータ221は、プーリ109、ワ
イヤ111を介し、記録ヘッド21を搭載したキャリッ
ジ105をガイドバー107に沿って、移動させる。
【0040】キャリッジ105の移動に伴い、キャリッ
ジ105の移動方向に沿って設けられたリニアエンコー
ダ216は、キャリッジ105が所定量移動するごとに
パルス信号を発生し、このパルス信号はインク射出タイ
ミング生成部201に入力される。インク射出タイミン
グ生成部210は、パルス信号を元にタイミング信号を
生成し、画像メモリ201、データ並び替え処理部20
5、記録ヘッドドライバ207に供給する。
【0041】これにより、画像メモリ201から記録す
べき画像のデータが順次読み出され、データ並び替え処
理部205を経て記録ヘッドドライバ207に入力さ
れ、画像データに応じた信号がキャリッジ105の移動
と同期して記録ヘッド21に供給され、記録ヘッド21
に設けられたノズル2111〜2141からY、M、
C、Kのインクが記録媒体101に向けて射出され、記
録媒体101上に画像が1ライン分記録される。
【0042】(3)キャリッジ105が記録画像のサイ
ズに応じて第1の方向へ所定量移動すると、制御部21
8はキャリッジ駆動モータ221を停止し、キャリッジ
105を停止し、インクの射出も停止する。
【0043】(4)制御部218は、モータドライバ2
15を作動し、ローラ駆動モータ217を駆動してロー
ラ対103を回転させて、記録媒体101を矢印II方
向へ後述する所定量だけ送る。
【0044】(5)記録媒体101の所定量の搬送が終
了すると、制御部218は、モータドライバ219を作
動し、キャリッジ駆動モータ221を前回と逆方向に回
転し、キャリッジ105を前回と逆方向に移動する。以
下、(2)〜(5)を繰り返して、記録媒体101上に
画像を記録する。
【0045】ここで、(4)で述べた記録媒体101を
矢印II方向へ所定量送る量について、図6を用いて説
明する。制御部218は、1ライン分の記録が終了する
と、記録媒体101を矢印II方向(第2の方向)へ下
記(1)式であらわされる第1の送り幅で移動させ、1
ライン分の記録を行う。パス数がP(図6の場合パス数
は3)の場合、この作動をP−1回行なう。
【0046】 (1){n+(1/P)}L (P−1)回 その後、記録媒体101を矢印II方向(第2の方向)
へ下記(2)式であらわされる第2の送り幅で大きく移
動させる。
【0047】 (2){N−n(P−1)−1+(1/P)} 1回 尚、(1),(2)式中、 N:記録ヘッドの使用するノズルの数で 1≦n<(1/4)×P(N−1)を満たす整数 P:パス数 L:ノズル間隔 である。
【0048】第1の送り幅を{n+(1/P)}L、す
なわち、ノズル間隔以上としたことにより、矢印II方
向(第2の方)で、向同一ノズルが打つ点が重なり合わ
ず、同一ノズルによる記録が複数ライン連続することが
なくなり、スジムラの発生が低減される。
【0049】また、キャリッジ105の各記録ヘッド2
11〜214のノズルの数は、256あることにより、
効率よく、高密度の記録を行うことができる。尚、本発
明は上記実施の形態例に限定するものではない。上記実
施の形態例では、記録ヘッド21と記録媒体101との
第1の方向への相対移動を行なう構成として、記録ヘッ
ド21を移動させる例で説明したが、記録媒体101を
移動させてもよいし、記録ヘッド21及び記録媒体10
1の両方を移動させる構成でもよい。
【0050】さらに、記録ヘッド21と記録媒体101
との第2の方向への相対移動を行なう構成として、記録
媒体101を移動させる例で説明したが、記録ヘッド2
1を移動させてもよいし、記録ヘッド21及び記録媒体
101の両方を移動させる構成でもよい。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、前記制御手段は、前記記録ヘッドと前記記録
媒体とを第2の方向へ同一ノズルが打つ点が隣り合わな
い第1の送り幅で相対移動させ記録を行った後、前記第
1の送り幅より大きな第2の送り幅で相対移動させ記録
を行うことにより、第2の方向で、同一ノズルによる記
録が複数ライン連続することがなくなり、スジムラの発
生が低減される。
【0052】請求項2記載の発明によれば、前記制御手
段は、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを第2の方向へ
前記ノズル間隔より大きな第1の送り幅で相対移動させ
記録を行った後、前記第1の送り幅より大きな第2の送
り幅で相対移動させ記録を行うことにより、第2の方向
で、同一ノズルによる記録が複数ライン連続することが
なくなり、スジムラの発生が低減される。
【0053】請求項3記載の発明によれば、前記第1の
送り幅は、ノズル間隔以上であることにより、第2の方
向で、同一ノズルによる記録が複数ライン連続すること
がなくなり、スジムラの発生が低減される。
【0054】請求項4記載の発明によれば、前記第2の
送り幅が、前記記録ヘッドのヘッド長の1/2以上であ
ることにより、第2の方向で、同一ノズルによる記録が
複数ライン連続することがなくなり、スジムラの発生が
低減される。
【0055】請求項5記載の発明によれば、前記制御手
段は、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記第2の方
向へ第1の送り幅で相対移動させ記録を行った後、前記
第1の送り幅より大きな第2の送り幅で相対移動させ記
録を行うと共に、同一ノズルを用いて打つ最も近い点の
距離をd、前記ノズルの間隔をlとしたとき、d>lを
満たすことにより、第2の方向で、同一ノズルによる記
録が複数ライン連続することがなくなり、スジムラの発
生が低減される。
【0056】請求項6記載の発明によれば、第1の送り
幅が、{n+(1/P)}L、すなわち、ノズル間隔以
上であることにより、第2の方向で、同一ノズルによる
記録が複数ライン連続することがなくなり、スジムラの
発生が低減される。
【0057】請求項7記載の発明によれば、第1の送り
幅が、{n+(1/P)}L、すなわち、ノズル間隔以
上であることにより、第2の方向で、同一ノズルによる
記録が複数ライン連続することがなくなり、スジムラの
発生が低減される。
【0058】請求項8記載の発明によれば、ノズルの数
は、256以上あることにより、効率よく、高密度の記
録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例のインクジェット記録装置の構成
図である。
【図2】図1のキャリッジの斜視図である。
【図3】図2の矢印III方向から見た図である。
【図4】図2の矢印IV方向から見た図である。
【図5】本実施の形態例の電気的構成を説明する図であ
る。
【図6】本実施の形態例の記録方法を説明する図であ
る。
【図7】従来の記録方法を説明する図である。
【符号の説明】
21 記録ヘッド 101 記録媒体 217 ローラ駆動モータ(第2の移動手段) 218 制御部(制御手段) 221 キャリッジ駆動モータ(第1の移動手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線上に複数のノズルが等間隔で配設さ
    れた記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させながら、前
    記記録媒体上に記録を行なうインクジェット記録装置に
    おいて、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と直交する第1の方向へ相対移動させる第1の
    移動手段と、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と同じ方向である第2の方向へ相対移動させる
    第2の移動手段と、 少なくとも前記第2の移動手段及び前記記録ヘッドを制
    御する制御手段、とを有し、 前記制御手段は、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを第
    2の方向へ同一ノズルが打つ点が隣り合わない第1の送
    り幅で相対移動させ記録を行った後、前記第1の送り幅
    より大きな第2の送り幅で相対移動させ記録を行うこと
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 直線上に複数のノズルが等間隔で配設さ
    れた記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させながら、前
    記記録媒体上に記録を行なうインクジェット記録装置に
    おいて、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と直交する第1の方向へ相対移動させる第1の
    移動手段と、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と同じ方向である第2の方向へ相対移動させる
    第2の移動手段と、 少なくとも前記第2の移動手段及び前記記録ヘッドを制
    御する制御手段、とを有し、 前記制御手段は、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを第
    2の方向へ前記ノズル間隔より大きな第1の送り幅で相
    対移動させ記録を行った後、前記第1の送り幅より大き
    な第2の送り幅で相対移動させ記録を行うことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の送り幅は、ノズル間隔以上で
    あることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の送り幅が、前記記録ヘッドの
    ヘッド長の1/2以上であることを特徴とする請求項1
    記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 直線上に複数のノズルが等間隔で配設さ
    れた記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させながら、前
    記記録媒体上に記録を行なうインクジェット記録装置に
    おいて、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と直交する第1の方向へ相対移動させる第1の
    移動手段と、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と同じ方向である第2の方向へ相対移動させる
    第2の移動手段と、 少なくとも前記第2の移動手段及び前記記録ヘッドを制
    御する制御手段、とを有し、 前記制御手段は、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前
    記第2の方向へ第1の送り幅で相対移動させ記録を行っ
    た後、前記第1の送り幅より大きな第2の送り幅で相対
    移動させ記録を行うと共に、 同一ノズルを用いて打つ最も近い点の距離をd、前記ノ
    ズルの間隔をlとしたとき、 d>lを満たすことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  6. 【請求項6】 直線上に複数のノズルが等間隔で配設さ
    れた記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させながら、前
    記記録媒体上に記録を行なうインクジェット記録装置に
    おいて、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と直交する第1の方向へ相対移動させる第1の
    移動手段と、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と同じ方向である第2の方向へ相対移動させる
    第2の移動手段と、 少なくとも前記第2の移動手段及び前記記録ヘッドを制
    御する制御手段、とを有し、 前記制御手段は、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前
    記第2の方向へ下記(1)式であらわされる第1の送り
    幅で相対移動させた後、下記(2)式であらわされる第
    2の送り幅で相対移動させることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。 (1){n+(1/P)}L (2){N−n(P−1)−1+(1/P)}L (1),(2)式中、 N:記録ヘッドの使用するノズルの数で 1≦n<(1/4)×P(N−1)を満たす整数 P:パス数 L:ノズル間隔
  7. 【請求項7】 直線上に複数のノズルが等間隔で配設さ
    れた記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させながら、前
    記記録媒体上に記録を行なうインクジェット記録装置に
    おいて、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と直交する第1の方向へ相対移動させる第1の
    移動手段と、 前記記録ヘッドと前記記録媒体とを前記複数のノズルの
    配設方向と同じ方向である第2の方向へ相対移動させる
    第2の移動手段と、 少なくとも前記第2の移動手段及び前記記録ヘッドを制
    御する制御手段、とを有し、 前記制御手段は、前記記録ヘッドと前記記録媒体とを下
    記(1)式であらわされる第1の送り幅で相対移動させ
    記録を行った後、前記第1の送り幅より大きな第2の送
    り幅で相対移動させることを特徴とするインクジェット
    記録装置。 (1){n+(1/P)}L (1)式中、 N:記録ヘッドの使用するノズルの数で 1≦n<(1/4)×P(N−1)を満たす整数 P:パス数 L:ノズル間隔
  8. 【請求項8】 前記ノズルの数は、256以上あること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のインク
    ジェット記録装置。
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