JP2008110421A - 砥石軸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】往復動の速度を速めることができ、装置全体の小型化を図ることができる砥石軸装置を提供すること。
【解決手段】回転可能に支持されたスピンドル19と、前記スピンドル19の先端に取り付けられた砥石4と、前記スピンドル19を収容するスピンドル筐体40と、前記スピンドル19、前記砥石4、および前記スピンドル筐体40を備えた砥石用スピンドルモータ18を、前記スピンドル19の回転軸線に沿って往復移動させるレシプロ機構50と、前記砥石用スピンドルモータ18の往復移動をガイドするガイド手段とを備え、前記ガイド手段が、前記スピンドル筐体40の外形面そのものを静圧ガイド面として用いる静圧ガイド面構造と、この静圧ガイド面と対向する位置に設けられ、かつ、この静圧ガイド面との間に流体の静圧を生じさせる静圧パッドとを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、内面研削盤等に具備された砥石軸装置の砥石スピンドル(軸)を、砥石スピンドルの軸方向に沿って往復動させるレシプロ機構を備えた砥石軸装置に関するものである。
レシプロ機構を備えた砥石軸装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開平8−126957号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている発明では、全体として大きなマスを有するスライドベースおよび砥石ヘッドを往復動させる構成となっているため、往復動の速度(振幅速度)を速くすることができないといった問題点があった。
また、スライドベースおよび砥石ヘッドを往復動させるのに出力の大きなモータが必要となり、装置全体が大型化してしまうといった問題点もあった。
さらに、スライドベースおよび砥石ヘッドを往復動させるオシレートリンクの一端部がスライドベースの後端面に取り付けられており、砥石スピンドルとオシレートリンクの一端部との間が離間することとなる。そのため、スライドベースおよび砥石ヘッドをワークの側に移動させると砥石が上方に若干移動し、スライドベースおよび砥石ヘッドをワークと反対の側に移動させると砥石が下方に若干移動することとなり、加工(研削)精度が悪くなってしまうといった問題点もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、主として、往復動の速度を速めることができ、装置全体の小型化を図ることができる砥石軸装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明による砥石軸装置は、回転可能に支持されたスピンドルと、前記スピンドルの先端に取り付けられた砥石と、前記スピンドルを収容するスピンドル筐体と、前記スピンドル、前記砥石、および前記スピンドル筐体を備えた砥石用スピンドルモータを、前記スピンドルの回転軸線に沿って往復移動させるレシプロ機構と、前記砥石用スピンドルモータの往復移動をガイドするガイド手段とを備え、前記ガイド手段が、前記スピンドル筐体の外形面そのものを静圧ガイド面として用いる静圧ガイド面構造と、この静圧ガイド面と対向する位置に設けられ、かつ、この静圧ガイド面との間に流体の静圧を生じさせる静圧パッドとを備えている。
本発明による砥石軸装置によれば、流体の静圧を利用して支持された、比較的軽量の砥石用スピンドルモータが、レシプロ機構により往復移動させられる構成となっている。したがって、砥石用スピンドルモータの往復動の速度を速めることができるとともに、レシプロ機構の構成要素として低出力の駆動モータを使用することができ、装置全体の小型化を図ることができる。
上記砥石軸装置において、前記レシプロ機構の一端部が、前記スピンドル筐体の後端面中央部に取り付けられているとさらに好適である。
このような砥石軸装置によれば、レシプロ機構の一端部が、スピンドル筐体の後端面中央部、すなわち、スピンドルの回転軸線上に取り付けられているので、スピンドル筐体を往復動させる際の砥石のブレ(移動)をなくすことができて、ワークの研削(加工)精度を向上させることができる。
上記砥石軸装置において、前記レシプロ機構の一端部と、前記スピンドル筐体の後端面中央部とが、鉛直軸線回りに回転する偏心カムフォロアを介して連結されているとさらに好適である。
このような砥石軸装置によれば、偏心カムフォロアを回転させることにより、スピンドル筐体の前端面から砥石(またはスピンドル)の先端までの距離を容易に調整することができる。
本発明による研削盤は、砥石用スピンドルモータの往復動の速度を速めることができるとともに、装置全体の小型化を図ることができる砥石軸装置を具備している。
本発明による研削盤によれば、加工(研削)作業の効率化を図ることができ、加工(研削)に要する作業時間を短縮することができるとともに、装置全体の小型化を図ることができる。
本発明によれば、往復動の速度を速めることができ、装置全体の小型化を図ることができるという効果を奏する。
以下、本発明に係る砥石軸装置の一実施形態を、図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る砥石軸装置を具備した研削盤(例えば、内面研削盤)のレイアウトを説明するための概略全体平面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3は図1中の矢印Aに沿って見た変換部の概略正面図である。
図1に示すように、研削盤1は、ベース3上に設けられて砥石4を保持する砥石軸装置(以下、「z軸テーブル」という。)10と、このz軸テーブル(砥石側テーブル)10に対向配置されたx軸テーブル(ワーク側テーブル)11と、このx軸テーブル11上に設けられ、ワーク5を保持する主軸テーブル(ワーク側テーブル)12とを備えている。
なお、本実施形態にかかるx軸は、図1に示すように、z軸(砥石用スピンドルモータ18の砥石軸19の回転軸線と平行な方向、すなわち、図1において左右方向)に対して斜めに交わるように配置されている。
z軸テーブル10は、ベース3上に固定されたz軸案内基部14と、このz軸案内基部14上に設けられ、z軸方向に移動するz軸移動テーブル16と、このz軸移動テーブル16上に固定された砥石用スピンドルモータ18とを備えている。
z軸移動テーブル16は、z軸駆動モータ20によって駆動される送りネジ(図示せず)によって、z軸案内基部14に対してz軸方向に移動するようになっている。z軸案内基部14とz軸移動テーブル16との対向面間(図示せず)には、潤滑油が供給されるようになっており、この潤滑油の静圧によって対向面間のクリアランスが確保されることにより(いわゆる静圧案内により)、z軸移動テーブル16がz軸案内基部14に対して円滑に移動できるようになっている。
砥石用スピンドルモータ18は、スピンドル筐体40と、砥石軸(スピンドル)19とを備えている。
スピンドル筐体40は中空円筒状の部材であり、このスピンドル筐体40の内側には、ベアリング等を介して砥石軸19が軸受け支持されている。そして、この砥石軸19は、砥石用スピンドルモータ18に電源が供給されることによって、その回転軸線回りに回転するようになっている。また、この砥石軸19の先端には、ワーク5の形状に応じた砥石4が取り付けられており、砥石軸19が回転すると砥石4も一緒に砥石軸19の回転軸線回りに回転することとなる。
砥石用スピンドルモータ18は、モータ収容ハウジング41の内側に収容されている。また、スピンドル筐体40とモータ収容ハウジング41との間には、図2に示すようなガイド手段42が設けられているとともに、モータ収容ハウジング41に対して、砥石用スピンドルモータ18全体が、砥石軸19の回転軸線に沿って往復移動可能な構成とされている。
図2に示すように、ガイド手段42は、静圧ガイド面43と、静圧パッド44とを備えている。本実施形態では、スピンドル筐体40の外形面である円筒外形円弧面そのものを静圧ガイド面43として用いる静圧ガイド面構造を採用している。そして、このようなスピンドル筐体40の円筒外形円弧面からなる静圧ガイド面43と対向する位置に静圧パッド44が設けられている。
静圧パッド44は、静圧ガイド面43との間に流体(本実施形態では「潤滑油(油圧駆動用の潤滑油)」を用いている。)の静圧を生じさせる手段である。また、本実施形態では、図2に示したように、スピンドル筐体40の円筒外形円弧面の周方向に均等の間隔、具体的にはスピンドル筐体40の軸心周りに90°間隔で放射状に、静圧パッド44が合計4つ配置される構造を採っている。なお、この静圧パッド44の数は必要に応じて適宜変更することができる。また、流体として「研削液」を使用することもできる。
各静圧パッド44は、いずれも静圧ガイド面43と同じような円弧形状で広くて浅い溝の形態からなり、かつ、その溝上面側が静圧ガイド面43に向かって開口し連通する構造となっている。
このような溝形態からなる各静圧パッド44は、いずれもモータ収容ハウジング41の内側に形成されている。すなわち、本実施形態ではz軸移動テーブル16上に固定されたモータ収容ハウジング41を有し、このモータ収容ハウジング41の内側には、スピンドル筐体40の外径よりも若干大径のモータ収容スリーブ45が設けられている。そして、スピンドル筐体40の大部分が、このモータ収容スリーブ45内に収容されているとともに、モータ収容スリーブ45の内面4箇所を溝状に削り取ることで、4つの静圧パッド44が形成されている。
モータ収容ハウジング41には4つの静圧パッド44に流体として潤滑油を圧送するための流体供給通路46が設けられている。この流体供給通路46は主通路(図示せず)と、分岐通路47とを備えており、主通路は図示しない潤滑油供給機側に連通する構造となっている。一方、分岐通路47は主通路から4方向に分岐して4つの静圧パッド44にそれぞれ連通する構造となっている。
したがって、本実施形態の場合は、図示しない潤滑油供給機からモータ収容ハウジング41の主通路側に潤滑油が圧送される。そして、この潤滑油がモータ収容ハウジング41の分岐通路47を介して4つの静圧パッド44側にそれぞれ供給される。
また、全ての分岐通路47の途中には絞り部(図示せず)が設けられている。したがって、この絞り部により絞られ減圧された潤滑油が静圧パッド44側に供給され、これにより、静圧パッド44と静圧ガイド面43との間に潤滑油による静圧が発生する。
なお、静圧パッド44に供給された潤滑油は、最終的には、静圧パッド44と同じ面、すなわち、モータ収容スリーブ45の内面に形成されているドレン溝(図示せず)を通って、砥石用スピンドルモータ18の下方へ排出された後、回収・ろ過等の処理を経て再利用される。
図1に示すように、x軸テーブル11は、ベース3上に設置されたx軸案内基部22と、このx軸案内基部22上に設けられ、z軸に斜めに交差するx軸方向に移動するx軸移動テーブル24とを備えている。このx軸移動テーブル24は、x軸駆動モータ26によって駆動される送りネジ(図示せず)によって、x軸案内基部22に対してx軸方向に移動するようになっている。x軸案内基部22とx軸移動テーブル24との対向面間(図示せず)には、潤滑油が供給されるようになっており、この潤滑油の静圧によって対向面間のクリアランスが確保されることにより(いわゆる静圧案内により)、x軸移動テーブル24がx軸案内基部22に対して円滑に移動できるようになっている。
また、x軸案内基部22は、ベース3に対して、第1回動ピン(図示せず)回りに回動可能となっている。第1回動ピンは、z軸テーブル10側に位置しており、その軸線の上方延長線上にはワーク5が位置している。この第1回動ピン回りに、x軸テーブル11は、上方に設置された主軸テーブル12とともに、引張りネジ30によって回動される。
引張りネジ30は、ベース3に固定されたベース側ブラケット30aと、x軸案内基部22に固定されたx軸テーブル側ブラケット30bとの間に、六角頭付きボルト30cが渡された構成とされている。ボルト30cは、六角頭部を有する一端がベース側ブラケット30aに対してその軸線方向の移動を拘束された状態で回転可能に支持されている。x軸テーブル側ブラケット30bには傾転可能なナット30dが収容されており、このナット30dに対してボルト30cの軸部である他端側が螺合されている。ボルト30cを回転させることにより、ベース側ブラケット30aとx軸テーブル側ブラケット30bとの間の距離を変化させて、x軸テーブル11および主軸テーブル12を第1回動ピン回りに回動させることができる。
x軸案内基部22は、引張りネジ30によって回動位置が決定された後に、固定ボルト22aをベース3に形成された雌ねじ穴3aに対して螺結することにより、固定される。なお、ベース3に形成された雌ねじ穴3aは、図1に示すように、所望の回動位置ごとに複数形成されている。
主軸テーブル12は、スイベルテーブル32と、主軸駆動モータ34と、ワーク5を保持する主軸本体36と、ドレス装置37とを備えている。
スイベルテーブル32は、x軸移動テーブル24上に設置されており、このx軸移動テーブル24に対して第2回動ピン(図示せず)回りに回動するようになっている。第2回動ピンは、第1回動ピンと同様に、z軸テーブル10側に位置しており、その軸線の上方延長線上にはワーク5が位置している。このように、第1回動ピンおよび第2回動ピンの軸線が一致しており、かつ、この軸線の延長線上にワーク5が位置していることになる。換言すると、x軸テーブル11の回動中心と主軸テーブル12の回動中心とが一致するとともに、これら回動中心を通る直線(軸線:延長線)がワーク5を通過するようになっている。なお、好ましくは、この回動中心を通る直線は、ワーク5の中心(より具体的にはワーク5を平面視した場合の中心)を通るように設定される。
主軸駆動モータ34は、スイベルテーブル32上に固定されており、主軸本体36に対して駆動力を与えるものであり、例えば、電動モータが用いられる。主軸駆動モータ34の駆動力は、主軸駆動モータ34側のプーリ34a、ベルト35、および主軸本体36側のプーリ36aを介して、主軸本体36へと伝達される。
主軸本体36は、スイベルテーブル32上に固定されており、プーリ36aから伝達される駆動力によって回転される回転軸(主軸)7を備えている。また、回転軸7の先端には、チャック(図示せず)を介してワーク5が取付け可能となっている。
ドレス装置37は、スイベルテーブル32上に固定されており、スイベルテーブル32のz軸テーブル10側すなわち砥石4側の一端に配置されている。すなわち、x軸移動テーブル24を、図1において左下方向に移動することにより、ドレス装置37が砥石4に接近してドレス作業ができる位置に、ドレス装置37が配置されている。
さてここで、本実施形態に係る砥石軸装置10に具備されたレシプロ機構50について図1および図3を用いて説明する。
レシプロ機構50は、駆動軸51と、この駆動軸51を回転駆動する駆動モータ52と、駆動軸51の回転運動を往復直線運動に変換する変換部53と、スピンドル筐体40の後端面(図1において右側の端面)と変換部53とを連結する連結部54とを主たる要素として構成されている。
駆動軸51は、駆動モータ52に電源が供給されることによって、その回転軸線C1回りに回転するようになっている(本実施形態では毎分1千回転で回転する駆動モータ52が採用されている。)。また、この駆動軸51の先端部には、変換部53を構成する偏心円板55が、図3に示すように、その中心軸線C2が駆動軸51の回転軸線C1上からずれた位置(離間した位置)にくるように取り付けられている。そして、駆動軸51が回転すると偏心円板55も一緒に回転することとなる。
変換部53は、駆動軸に取り付けられた偏心円板55と、第1のヨーク56と、第2のヨーク57とを備えている。
第1のヨーク56の中央部には、偏心円板55の外周面と嵌合(係合)する内周面を有する貫通孔56aが設けられており、第1のヨーク56の周縁部には、複数個(本実施形態では3個)のカムフォロア58が取り付けられている。また、偏心円板55の外周面と第1のヨーク56の内周面との間にはベアリング59(図1参照)が設けられている。
第2のヨーク57の中央部には、第1のヨーク56を鉛直方向(図3において上下方向)に移動可能に収容するとともに、平面視矩形形状を呈する開口部57aが設けられている。また、カムフォロア58の転動面58aは、鉛直方向に沿って延びる開口部57aの内周面57bと当接(接触)するように、すなわち、カムフォロア58が開口部57aの内周面57b上を転がるようになっている。
一方、第2のヨーク57の上部および下部には、水平方向(図3において左右方向)に沿ってガイド60がそれぞれ設けられている。また、第2のヨーク57は、複数個(本実施形態では4個)の固定部材61を介して水平方向に摺動可能に取り付けられている。
図1に示すように、連結部54は平面視L字形状を呈する部材であり、その一端部は第2のヨーク57の一側面(図1において左側の側面:図3において右側の側面)に取付部材62を介して取り付けられているとともに、その他端部はカムフォロア63を介してスピンドル筐体40の後端面中央部に取り付けられたアーム64に取り付けられている。
つぎに、上記構成を有するレシプロ機構50の動作について説明する。
駆動モータ52に電源が供給されて、その回転軸線C1回りに駆動軸51が回転すると、駆動軸51の先端部に取り付けられた偏心円板55も回転軸線C1回りに回転する。このとき、偏心円板55の中心軸線C2と、駆動軸51の回転軸線C1とは、図3に示すように若干(例えば、0.数mm〜5mm)離間しているため、第1のヨーク55は鉛直方向に若干(例えば、0.数mm〜10mm)、および/または水平方向に若干(例えば、0.数mm〜10mm)往復運動することとなる。第1のヨーク55の鉛直方向の動きは第2のヨーク57の開口部57a内を第1のヨーク56が鉛直方向に往復移動することにより吸収され、第1のヨーク55の水平方向の動きは第2のヨーク57の水平方向の動きとなって取り出される。そして、この第2のヨーク57の水平方向の動きは、連結部54を介してスピンドル筐体40に伝達され、砥石用スピンドルモータ18全体が砥石軸19の回転軸線に沿って往復運動させられることとなる。
本実施形態に係る砥石軸装置10によれば、流体の静圧を利用してモータ収容ハウジング41に支持された、比較的軽量の砥石用スピンドルモータ18を往復移動させる構成となっているので、砥石用スピンドルモータ18の往復動の速度を速めることができるとともに、低出力の駆動モータ52を使用することができ、装置全体の小型化を図ることができる。
また、連結部54の他端部が、スピンドル筐体40の後端面中央部、すなわち、砥石軸19の回転軸線上に取り付けられているので、スピンドル筐体40を往復動させる際の砥石4のブレ(移動)をなくすことができて、ワーク5の加工(研削)精度を向上させることができる。
さらに、スピンドル筐体40とモータ収容ハウジング41との間に流体(潤滑油)が供給される構成となっているので、この流体を用いてスピンドル筐体40、すなわち、砥石用スピンドルモータ18を冷却することができる。
なお、上述した実施形態において、連結部54の他端部と、スピンドル筐体40の後端面に取り付けられたアーム64との間に、カムフォロア63の代わりに偏心カムフォロアが設けられているとさらに好適である。
連結部54の他端部と、スピンドル筐体40の後端面に取り付けられたアーム64との間に偏心カムフォロアが設けられている場合、この偏心カムフォロアを挟み込んでいる連結部54の他端部を解放して偏心カムフォロアを回転可能な状態とした後、この偏心カムフォロアを回転させることにより、スピンドル筐体40の前端面から砥石4(または砥石軸19)の先端までの距離を容易に調整することができる。
本発明の一実施形態に係る砥石軸装置を具備した研削盤のレイアウトを説明するための概略全体平面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図1中の矢印Aに沿って見た変換部の概略正面図である。
符号の説明
1 研削盤
4 砥石
10 砥石軸装置
18 砥石用スピンドルモータ
19 砥石軸(スピンドル)
40 スピンドル筐体
42 ガイド手段
43 静圧ガイド面
44 静圧パッド
50 レシプロ機構

Claims (4)

  1. 回転可能に支持されたスピンドルと、
    前記スピンドルの先端に取り付けられた砥石と、
    前記スピンドルを収容するスピンドル筐体と、
    前記スピンドル、前記砥石、および前記スピンドル筐体を備えた砥石用スピンドルモータを、前記スピンドルの回転軸線に沿って往復移動させるレシプロ機構と、
    前記砥石用スピンドルモータの往復移動をガイドするガイド手段とを備え、
    前記ガイド手段が、前記スピンドル筐体の外形面そのものを静圧ガイド面として用いる静圧ガイド面構造と、この静圧ガイド面と対向する位置に設けられ、かつ、この静圧ガイド面との間に流体の静圧を生じさせる静圧パッドとを備えてなる砥石軸装置。
  2. 前記レシプロ機構の一端部が、前記スピンドル筐体の後端面中央部に取り付けられてなる請求項1に記載の砥石軸装置。
  3. 前記レシプロ機構の一端部と、前記スピンドル筐体の後端面中央部とが、鉛直軸線回りに回転する偏心カムフォロアを介して連結されてなる請求項2に記載の砥石軸装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の砥石軸装置を具備してなる研削盤。
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