JPH11198010A - 両頭研削盤 - Google Patents
両頭研削盤Info
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- JPH11198010A JPH11198010A JP24012798A JP24012798A JPH11198010A JP H11198010 A JPH11198010 A JP H11198010A JP 24012798 A JP24012798 A JP 24012798A JP 24012798 A JP24012798 A JP 24012798A JP H11198010 A JPH11198010 A JP H11198010A
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- spindle
- double
- grinding machine
- work
- axis
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- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
仕上げることができることを課題として提供することに
ある。 【解決手段】 上下に起立して設けた各砥石駆動装置内
に、上下の各スピンドルをそれぞれモータによって回転
可能に設け、上下各スピンドルに上下の砥石を互いに平
行に相対向して保持し、両砥石間にワークを挿入設置
し、ワークを回転して研削する両頭研削盤において、上
下の各砥石駆動装置に上下砥石を各々回転運動から往復
直線運動に変換する機構によってワークに向かって昇降
する第1送り手段を設け、前記上下各砥石駆動装置のう
ち少なくとも一方の装置に、砥石を流体圧によって微少
量送ってワークを精密仕上げする第2送り手段を備えて
いることを特徴とする。
Description
用されるウエハの如く硬質で薄板状のワークを、該ワー
クの表裏両面または片面を超精密に仕上げることができ
る両頭研削盤に関する。
1−8282号公報に記載してあり、該公報の研削盤
は、上砥石を支える研削ヘッドを機体枠から片持ち支持
により突設されたC型のコラムフレームで構成されてい
るもので、加工時に研削抵抗により砥石に作用する研削
反力によってコラムに曲げモーメントがかかり、また熱
変位を生じてコラムが曲り精密な研削加工ができないこ
とから、下部ベット上に上ベットを設けたフレームが開
示してある。更に、上記フレームに設ける上下の砥石
は、上下の回転軸に設け、該回転軸をその側方に設けた
モータとベルトによって回転駆動し、上部回転軸を油圧
または空気圧によって駆動するラックなどで構成した送
り手段により上下動するものである。
えば特公昭61−270043号公報に、主軸頭をその
側方に設けたモータとボールネジ及び主軸頭に設けたナ
ットによって上下動する送り手段を設け、該主軸頭内に
主軸を静圧軸受けで支持し、且つビルトイン形式のモー
タで砥石を回転するように構成したものが記載してあ
る。
れば、熱変位を発生しないフレーム、及び主軸が熱膨張
を受けることのない軸支手段については解決されている
が、従来の送り手段は、モータを駆動源とするラックあ
るいはボールネジによるものであり、また研削ヘッドは
摺動面により上下に案内されているため、摺動抵抗など
により微少送りが殆ど不可能であった。また、研削ヘッ
ドを上下させる駆動源であるところのモータとボールネ
ジが砥石回転軸の側方に設けてあるため、スピンドルに
横方向への荷重がかかり、円滑な微細送りができず、殊
にウエハの如くミクロ単位の超精密で仕上げる必要のあ
るワークには問題があった。
超精密な仕上げに適した微細な送りが可能となることを
主目的とし、他の目的として、バランスが取れ全体を小
型化することができるように構成することにある。
に、本発明に係る請求項1に記載の発明は、上下に起立
して設けた各砥石駆動装置内に、上下の各スピンドルを
それぞれモータによって回転可能に設け、上下各スピン
ドルに上下の砥石を互いに平行に相対向して保持し、両
砥石間にワークを挿入設置し、ワークを回転して研削す
る両頭研削盤において、上下の各砥石駆動装置に上下砥
石を各々回転運動から往復直線運動に変換する機構によ
ってワークに向かって昇降する第1送り手段を設け、前
記上下各砥石駆動装置のうち少なくとも一方の装置に、
砥石を流体圧によって微少量送ってワークを精密仕上げ
する第2送り手段を備えていることを特徴とする。
たガイド内にハウジングを昇降可能に設け、該ハウジン
グ内にスピンドルを回転自在に備えるものであって、砥
石を第1送り手段で昇降するには、直接にはハウジング
を第1送り手段で昇降するもので、回転運動を直線往復
運動に変換する機構によって構成するものであるから、
ハウジングを早送りして砥石に近接することができ、更
にそのまま送ってワークを研削することができるもので
ある。
降するものであって、上下の各砥石駆動装置に設ける
か、あるいは上砥石駆動装置のみに、または下砥石駆動
装置のみに設けるものである。しかも第1送り手段では
送りが困難であるミクロン単位での送りが可能となる機
能を備えるものである。
1送り手段は、モータとボールネジ及びナット部からな
り、ボールネジの軸芯が上下スピンドルと同一軸線上に
配設されていることを特徴とする。
記第2送り手段は、第2静圧スラスト軸受けと静圧ラジ
アル軸受けでスピンドルを支承し、静圧スライト軸受け
の背圧に変化を与えてスピンドルを昇降可能に構成して
いることを特徴とする。
けと静圧ラジアル軸受けで構成されるが、そのスライト
軸受けの上下背圧の圧力差を利用することにより、スピ
ンドルを微少に送ることができるものである。
スピンドルの軸芯と下スピンドルの軸芯とが同一軸線上
に配置され、更に、前記上下各スピンドルを回転する上
下の第1、第2モータ、前記第1送り手段及び第2送り
手段の6者の軸芯が、上下スピンドルの軸芯と同一軸線
上に配設していることを特徴とする。
に配設するとは、スピンドルを回転するモータを側方に
設けてベルト掛けによって回転するものでなく、駆動源
の軸芯がスピンドルと同芯を保持するもので、具体的に
はビルトインタイプのモータによって実現化されるもの
である。また、第1送り手段の回転力を発生する駆動
源、及び直線往復運動変換機構をも同一軸線上に設ける
ものであり、更に第2送り手段も、その送り作動する押
圧力が同一軸線上において発生するように構成するもの
である。これにより、上下スピンドル、上下の第1,第
7モータ、第1、第2送り手段の6者が全く同一軸線上
に配置される。以上の構成により、研削盤全体がスピン
ドルの軸芯を中心として前後左右対象となる構造とな
り、機械的剛性にも安定で極めて超精密な研削加工が可
能となるものである。
記上下スピンドルの軸心位置が、ベット上に設けられ上
砥石駆動装置を支持するテーブルに対して、その前後方
向の中心で且つ左右方向の中心位置に配置していること
を特徴とする。
中心で且つ左右方向の中心位置ということは、テーブル
の横断面形が例えば正方形、円形、六角形などの正多角
形であれば、あるいは長方形であっても、それらの中心
位置を指するものである。
記テーブルが、上下砥石間へのワークの挿入を可能とす
る開放口を形成した門型構造であることを特徴とする。
アームと砥石の摩耗検出用アームとが、それぞれ旋回可
能に取付けられ、両旋回軸が互いにスピンドルの軸心位
置を中心とする左右対称な位置に配置されていることを
特徴とする。
定された上砥石駆動装置と下砥石駆動装置によって、上
下各砥石をそれぞれ回転可能に支持すると共に、それぞ
れ早送りできる機能を有する第1送り手段で上下各砥石
を昇降可能に設け、且つ上下砥石駆動装置のうち少なく
とも一方に砥石を微量に送ることができる第2送り手段
を設けるもので、従って、第2送り手段を上下の各砥石
駆動装置に設けた例と、上砥石駆動装置のみに設けた例
と、下砥石駆動装置に設けた例との3例がある。また、
各第1送り手段及び第2送り手段の軸芯が互いに同一軸
線上に配設するものである。
いる例から説明すると、図1と図2に示しているよう
に、フレーム1はベット2上にテーブル3を固着して形
成したもので、ベット2とテーブル3の各上板4,5の
中央部分に、それぞれ開放部を備えるもので、上のテー
ブル3は、その上面に有する上板5を複数の壁またはポ
ールなどによる保持体6で支持した形態をなし、しかも
ベット2の上板4とテーブル3の上板5とを互いに平行
を保つように形成してある。また、前記テーブル3は正
面より見て、図1に示しているように、門型に形成して
あって、その門型の開放口より、ワークWを挿入できる
ようになっている。更にテーブル3は平面より見て、図
8に示すように、正方形に形成してある。しかし正方形
に限ることがなく、円形、正多角形、長方形のものであ
っても良い。
7を備え、ベット2の上板4に下砥石駆動装置8を備え
るものであり、上下の各砥石駆動装置7,8内に設けて
いる各スピンドル9,10が互いに同一軸線を保つよう
に配設し、上スピンドル9の下端に設けた上砥石台11
の下面に上砥石Uを取り付け、また下スピンドル10の
上端に設けた下砥石台12の上面に下砥石Bを取り付け
るものであり、更に上下の各砥石U,B間にワーク支持
装置13を設けているものである。
に対して、その前後方向の中心で且つ左右方向の中心位
置に設けるもので、図8のようにテーブル3が正方形で
あれば、上スピンドル9の設定位置から各辺までの距離
が同一になるものである。また下スピンドル10は前述
のように上スピンドル9と同一軸線を保つものであるか
ら、同様にテーブル3の前後方向の中心で且つ左右方向
の中心位置に配設されるものである。
7は、図1に示しているように、テーブル3に固着した
円筒状の上ガイド14内に、同じく円筒状の上ハウジン
グ15を第1送り手段16で昇降自在に設け、この上ハ
ウジング15内に上スピンドル9を第1モータ17によ
って回転されると共に、第2送り手段18によって昇降
可能に設けているものである。しかも図4に示すよう
に、上ハウジング15は上ガイド14に対して第1静圧
ラジアル軸受け19によって支えられている。
17は、上ハウジング15内に設けたビルトイン形式の
モータによるもので、該モータ17のステータは上ハウ
ジング15の内周面に固定し、ロータを上スピンドル9
の外周面に固着してある。また、上ハウジング15と上
スピンドル9の断面は円形のものであるから、第1モー
タ17の軸芯が上スピンドル9の軸芯とは同一軸線上に
存在するものである。
上下への直線往復運動に変換する機構によるもので、図
3に示しているように、上ガイド14の上端口を覆うヘ
ッドキャップ20に第1モータ21を、その軸芯が上ス
ピンドル9と同一軸線上となるように固定し、この第2
モータ21の出力軸22に第1ボールネジ22をカップ
リング24により連結し、一方上ハウジング15の上端
口を覆って固着したトップキャップ25に第1ナット部
26を設け、このナット部26に上記第1ボールネジ2
3を螺合するものであって、第2モータ21を回転する
ことにより、上ハウジング15が上ガイド14内を第1
静圧ラジアル軸受け19を介して昇降するものである。
うに、上ハウジング15内における第1モータ17を挟
んで、その上下部に設けた第2静圧ラジアル軸受け27
によって上スピンドル9を回転自在に支え、更に上スピ
ンドル9の下端部で上砥石台11より上部にフランジ2
8を設け、該フランジ28の周縁部を上下より挟んで設
けた静圧スラスト軸受け29a,29bによって支え、
この静圧スラスト軸受け29a,29bと前記第2静圧
ラジアル軸受け27に圧力流体を送る流体ポンプ29、
具体的には油圧によるが、この流体ポンプ30によって
流体圧を圧力調整器31a,31bを介して供給するも
ので、この圧力調整器31a,31bの調節によってそ
れぞれの背圧を変化させ、その圧力差を利用して上スピ
ンドル9を微少に昇降するようになっている。また、上
記第2静圧ラジアル軸受け27と静圧スラスト軸受け2
9a,29bは上スピンドル9の外周に設けたもので、
その軸芯は上スピンドル9の軸芯と同一軸線上に配設さ
れるものである。
ているテーブル3には第3,第4モータ32,33を、
それらの各出力軸が下向きにして取り付けているもの
で、しかも図8にも示すように各モータ32,33はそ
れぞれの軸心を上スピンドル9の軸心位置を中心にして
互いに左右対称な位置に配設され、上記第2モータ32
は、砥石のドレッシングを行う時に使用するドレッサー
Dを備えるアーム34の旋回軸34aを同軸上に連結し
てアーム34の旋回駆動を行うものであり、また第3モ
ータ33は砥石の摩耗を検出するセンサSを備えたアー
ム35の旋回軸35aは、同軸上に連結して、アーム3
5の旋回駆動を行うものである。これにより、テーブル
3は平面的に左右バランスのとれた構造となると共に、
砥石のドレッシングと砥石の摩耗量の測定が同時に行
え、生産性を向上できるものである。
り、ベット2の上板4に設けたレール36に沿ってサド
ル37を摺動自在に載置し、サドル37は下ガイド38
を垂下して固着し、この下ガイド38内に下ハウジング
39を昇降自在に設け、下ハウジング39内に前記下ス
ピンドル10を回転自在に設けたもので、この下スピン
ドル10の下ハウジング39より突出する上端に下砥石
台12を有し、下砥石台12の上面に下砥石Bを固定す
るもので、サドル37の位置を調整して、下スピンドル
10の軸線を上スピンドル9の軸線に合致して、研削加
工を行うものである。
2の上板4に固着した第5モータ40で回転される第2
ボールネジ41をサドル37に設けた第2ナット部42
に螺合したもので、第5モータ40の起動によりサドル
37がレール36に沿って摺動するものである。尚、図
示してないが、レール36は、片側がV溝で他方が水平
面をなす案内構造となっている。またサドル37を摺動
する目的は、通常はベット2の中心部に設置して研削加
工を行うものであるが、上砥石駆動装置7に設けた上砥
石Uのドレッシングを行う際などに中心部より待避させ
るものである。
昇降自在に嵌合する手段は、上砥石駆動装置7と同様で
あり、図4と図5に示しているように、下ハウジング3
9は下ガイド38に対して第3静圧ラジアル軸受け43
によって支えられている。
9を下第1送り手段44によって上下動するもので、該
送り手段44は、通常の場合には後記するワーク支持装
置13に備えるワークWを支える高さにおいて支持する
もので、またワークWの裏面を研削する場合には、下砥
石Bを上昇して研削加工するものであり、更にドレッシ
ングを行う際には、下砥石Bを前記通常の高さ位置より
も下げた高さに下降することを目的とするもので、スト
ロークは僅かであり、加工中は下砥石Bは昇降動作させ
ないものである。
示しているように、下ハウジング39の外側面に第3ナ
ット部45を突設し、下ガイド38の側部に固着した第
6モータ46で回転する第3ボールネジ47を前記第3
ナット部45に螺合したもので、第6モータ46を起動
することにより、下ハウジング39を上下に送ることが
できるものである。
下スピンドル10に対して平行するように設けた例であ
るが、この構造に限ることがなく、図示してないが、前
記上砥石駆動装置7の第1送り手段16の構造を反転し
た構造で構成して、下第1送り手段44の軸芯が下スピ
ンドル10の軸線上に合致するように設ける場合もあ
る。
下スピンドル10は、ビルトイン形式の台7モータ48
によって、研削加工時には高速回転されるものである。
尚、ビルトイン形式の第7モータ48は、前記上砥石駆
動装置7と同様に、そのステータを下ハウジング39の
内周面に固定し、一方のロータを下スピンドル10の外
周面に固着したもので、このモータ48の軸芯が下スピ
ンドル10の軸芯と同一軸線上に存在するものである。
ット2の上板4より上方で、しかも前記下スピンドル1
0に設けた下砥石Bより上方部に備えるもので、該装置
13は図5から図7に示しているように、ベット2の上
板4上に固定テーブル49を設け、その上に間隔を空け
て平行に固着した水平ガイド50の上面に、下砥石駆動
装置8を支持する前記サドル37の摺動方向と平面的に
同方向へ移動される摺動テーブル51を、固定テーブル
49に固着した第8モータ52によって回転する第4ボ
ールネジ53で移動するように備えている。尚、摺動テ
ーブル51は角板に円形の穴をあけた枠状体に形成して
ある。
溝を有する複数のガイドローラ54を円周方向に等間隔
おきに配設し、各ガイドローラ54によって円環状をな
す回転枠54を回転自在に支持し、この回転枠55の外
周面に従動歯車56が刻設してあり、前記摺動テーブル
51に設けている第9モータ57の軸に設けた主動歯車
58を従動歯車56に噛合し、第9モータ57の起動に
より回転するようになっている。また回転枠55の下面
に支持板59を回転枠55の内空部を覆うように固着し
てあって、この支持板59はワークWの厚さよりも薄い
板体で、それ自体の重さによって撓んで変形しないよう
に水平外周方向に緊張した状態で架設してあり、しかも
この支持板59の中央部にワークWを着脱自在にセット
するセット穴60が形成してある。このセット穴60の
内周縁にはワークWに回転力を伝達するための突起によ
る係合部61を有するものである。一方、ワークWには
前記係合部61に嵌る通称ノッチと呼ばれる凹状の係止
部Hが形成されているもので、このワークWをセット穴
60に上方より嵌め込み、下スピンドル10に設けてい
る下砥石B上に載置して設置されるものである。またワ
ークWには、通称オリフラと呼ばれる切欠部(図示省
略)が存在する場合があるが、この場合のワークWに回
転力を伝達つする手段は、ノッチの場合と同様である。
7を起動することにより、主従歯車58,56によって
回転枠55が回動され、回転枠55に設けた支持板59
のセット穴60に嵌めたワークWが回転枠55の回動に
伴いワークWも一緒に回転するものである。
Wを設置してから、上第1送り手段16の第2モータ2
1を駆動して上ハウジング15を下降するように早送り
して、上砥石UがワークWの上面に近接した時点より、
ビルトインモータによる第1,第7モータ17,48を
起動して上下スピンドル9,10を回転し、上ハウジン
グ15の下降速度を大幅に減速して、ワークWを回転し
ながら粗研削仮構を行うものである。次いで、上第1送
り手段16の第2モータ21を停止する一方、静圧スラ
スト軸受け29a,29bのうち下側の静圧スラスト軸
受け29aにおけるフランジ28に対する背圧を僅かづ
つ減少することにより、上砥石Uがミクロン単位で下降
し、この下降により超精密仕上げされるものである。
を設ける例は、図示してないが前記上第2送り手段18
と同様であって、ただ上下を反転した構造によって設け
られるものである。この例のものは、ワーク支持装置1
3にワークWをセットしてから、上砥石駆動装置7の上
第1送り手段16によって砥石Uを下降してワークWを
上下の両砥石U,Bで挟んだ後に、両砥石U,B及びワ
ークWを回転して、下第1送り手段44によって下砥石
Bを僅かづつ上昇して粗研削し、次いで下第2送り手段
を駆動して精密研削を施し、所定の状態に仕上げるもの
である。
2送り手段18,44,16を設けたものであれば、上
下の各第2送り手段でワークWの表裏両面を一挙に精密
仕上げを行うことができるものである。
早送りができる第1送り手段と、微少に送ることができ
る第2送り手段とに切り換えて、ワークに研削加工を行
うもので、砥石の早送り、粗加工送り、精密仕上げ加工
送りの各々の目的に応じた送り手段を選択することがで
き、ワークを最短の加工時間で超精密に仕上げることが
できるようになる。
1送り手段のボールネジの軸芯が、上下スピンドルの軸
芯と同一に配置されているので、安定した砥石の送りが
得られるものである。
2送り手段が、静圧スラスト軸受けによつてスピンドル
を交えて、該静圧スラスト軸受けの背圧を変化すること
によりスピンドルを上下する機構によるものであるか
ら、スピンドルが円滑に且つ微細な上下送りが可能とな
り、確実に超精密加工ができるようになる。
下スピンドル、上下のスピンドルを回転駆動するモータ
と第1送り手段及び第2送り手段の6者の軸芯を、全て
同一軸線上に合致して構成するものであるから、機械
的、熱的に剛性の高い構造とすることができると共に、
第1,第2送り手段によって目的とする送り量を精密に
送ることができ、ワークを確実に目的とする厚みに正確
に仕上げることができるようになる。
下スピンドルの軸心をテーブルの中心、即ち上下スピン
ドルの軸心からテーブルの前後に対向する両辺までの長
さが等しく、且つ左右に対向する両辺までの長さが等し
く形成してあるので、機械的及び熱的にも前後左右対称
構造となり、熱的影響の均衡と高い剛性が図られ、しか
も構造がコンパクト化され、狂いのない研削が施される
ようになる。
ば、テーブルを門型に形成してあることから、ワークの
挿入及び取り出しが容易になり、殊に挿入時には下砥石
の上に正確に載置することができるようになる。
ば、機械的にも熱的にも左右バランスのよい構造とな
る。
ある。
す断面図である。
断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 上下に起立して設けた各砥石駆動装置内
に、上下の各スピンドルをそれぞれモータによって回転
可能に設け、上下各スピンドルに上下の砥石を互いに平
行に相対向して保持し、両砥石間にワークを挿入設置
し、ワークを回転して研削する両頭研削盤において、上
下の各砥石駆動装置に上下砥石を各々回転運動から往復
直線運動に変換する機構によってワークに向かって昇降
する第1送り手段を設け、前記上下各砥石駆動装置のう
ち少なくとも一方の装置に、砥石を流体圧によって微少
量送ってワークを精密仕上げする第2送り手段を備えて
いることを特徴とする両頭研削盤。 - 【請求項2】 前記第1送り手段は、モータとボールネ
ジ及びナット部からなり、ボールネジの軸芯が上下スピ
ンドルと同一軸線上に配設されていることを特徴とする
請求項1に記載の両頭研削盤。 - 【請求項3】 前記第2送り手段は、静圧スラスト軸受
けと静圧ラジアル軸受けでスピンドルを支承し、静圧ス
ライト軸受けの背圧に変化を与えてスピンドルを昇降可
能に構成していることを特徴とする請求項1または2に
記載の両頭研削盤。 - 【請求項4】 前記上スピンドルの軸芯と下スピンドル
の軸芯とが同一軸線上に配設され、前記上下スピンドル
を回転する上下の各モータ、第1送り手段及び第2送り
手段の各軸芯が、上下スピンドルの軸芯と同一軸線上に
配設していることを特徴とする請求項1,2または3に
記載の両頭研削盤。 - 【請求項5】 前記上下スピンドルの軸心位置が、ベッ
ト上に設けられ上砥石駆動装置を支持するテーブルに対
して、その前後方向の中心で且つ左右方向の中心位置に
配置していることを特徴とする請求項4に記載の両頭研
削盤。 - 【請求項6】 前記テーブルが、上下砥石間へのワーク
の挿入を可能とする開放口を形成した門型構造であるこ
とを特徴とする請求項5に記載の両頭研削盤。 - 【請求項7】 前記テーブルには、砥石のドレッシング
用アームと砥石の摩耗検出用アームとが、それぞれ旋回
可能に取付けられ、両旋回軸が互いにスピンドルの軸心
位置を中心とする左右対称な位置に配置されていること
を特徴とする請求項5または6に記載の両頭研削盤。
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JPH11198010A true JPH11198010A (ja) | 1999-07-27 |
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JP24012798A Expired - Fee Related JP3405927B2 (ja) | 1997-10-31 | 1998-08-26 | 両頭研削盤 |
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JP (1) | JP3405927B2 (ja) |
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