JP2008105318A - 製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置 - Google Patents

製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シート材に対して効果的な加湿を行い、開きのない見栄えの良い冊子を製本する製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数のシート材を積載するスタックトレイ22と、スタックトレイ22に積載された複数のシート材を折り曲げる折り曲げナイフ25と、折り曲げナイフ25に折り曲げられた複数のシート材からなる冊子に折り目を形成する折りローラ対26と、折りローラ対26により折り曲げられる前のシート材の、冊子の折り目となる部分に加湿を行う加湿ノズル31と、を備える製本装置2において、加湿ノズル31は、加湿条件を制御する制御手段を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は冊子に折り目を形成する製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置本体から出力され、積載された複数のシート材に中綴じ製本を行う装置として、例えば特許文献1に開示された製本装置が知られている。
図16に、特許文献1に開示される従来の画像形成装置本体10、及び製本装置11の断面における概略構成図を示す。
図16に示すように、製本装置11は、シート材積載手段としてのスタックトレイ12と、折り曲げ手段としての折り曲げナイフ15と、折り目形成手段としての折りローラ対16と、を備えている。
スタックトレイ12には、中央部に開口部14が設けられており、スタックトレイ12の端部にはシート材を定位置で停止させる為のストッパ13が設けられている。また、スタックトレイ12の開口部14の上方には、折り曲げナイフ15が昇降可能に設けられている。
画像形成装置本体10から製本装置11へシート材が搬送されると、搬送されたシート材はスタックトレイ12上に順次積載される。
スタックトレイ12に積載されたシート材に対して、スタックトレイ12の上方に設けられた折り曲げナイフ15が下降する。そして折り曲げナイフ15がシート材の中央部を一体に折り曲げ、そのままスタックトレイ12の開口部14へ押し込む。以下、スタックトレイ12上に積載された複数枚のシート材を折り曲げたものを冊子と称して説明を行う。
スタックトレイ12の開口部14へ押し込まれたシート材は、冊子として折り曲げられた状態で折りローラ対16に供給される。そして折りローラ対16は、冊子を両側から挟持、搬送することで、冊子の中央部に折り目を形成する。折り目が形成された冊子は、折りローラ対16の回転によってトレイ17上に搬出され、積載される。
しかしながら、上記のような従来の製本装置11で形成された冊子の折り目は、折りローラ対16によって加えられた圧力が解除されると、冊子の弾性により冊子が開いて元の状態に戻ってしまう場合がある。その結果、冊子は、折り目の開いた見栄えの悪い外観になるという問題点を生じる。
このような折り目の開きに関する問題は、冊子を構成するシート材として、開き量の大きなシート材が用いられた場合に顕著に現れる。開き量の大きなシート材とは、例えば厚紙のように剛度の高いシート材や、一方で薄紙のように剛度が低くとも周囲が低湿度環境でシート材に含まれる水分量が少ないシート材など、一旦折り目をつけても容易に大きく開いてしまうシート材のことを指す。
また、本来は開き量が少ないシート材であっても、シート材のスキ目と直角方向にシー
ト材を折り曲げて折り目を形成する場合は、シート材が容易に大きく開いてしまうので、このようなシート材も開き量が大きいシート材とする。
しかし、このようなシート材の開きに関する問題は、折りローラ対16により加えられる圧力を大きくしても、ある程度以上は改善されないため、折りローラ対16の圧力を大きくする方法とは別の解決手段が求められる。その解決手段の一例として、特許文献2に開示されるように、シート材を予め加湿手段によって加湿して、シート材に折り目をつけやすくする方法が知られている。
図17は、特許文献2に開示された加湿手段を有する製本装置11の断面における概略構成図である。
図17に示す製本装置11には、加湿手段として、加湿室18、加湿ノズル19,20が備えられている。
図17において、加湿室18はスタックトレイ12の上流側で搬送中のシート材に対して加湿を行うためのものである。また、加湿ノズル19は、折りローラ対16の上流側において、冊子の折り目となる部分に対して加湿を行うためのものである。加湿ノズル20は、折りローラ対16の下流側において、冊子の折り目となる部分に対して加湿を行うためのものである。
これらの加湿手段18,19,20によって冊子の折り目となる部分を加湿することで、開き量の大きなシート材が用いられる場合であっても、折りローラ対16によって折り目を形成する前に、シート材の開き量を低減させることができる。よって、折りローラ対16によって容易に折り目をつけることができ、開きのない見栄えの良い冊子を提供することが可能となる。
特開昭61−2671号公報 特開平11−157247号公報
しかしながら、特許文献2に開示された加湿手段を有する製本装置11においては、折り目が形成されるシート材に応じて加湿の条件を変えるようになっていない。そのため、表面に特殊な加工がされたシート材など、特に水分が浸透しにくい種類のシート材から構成される冊子の場合、冊子の開く方向にシート材がカールして冊子の見栄えが悪くなるおそれがあった。
また、上記従来の加湿手段においては、加湿室18はシート材の折り目とならない部分にまで加湿をする構成になっているため、不要な加湿が行われて非効率的であった。
また、図17に示すように加湿ノズル19,20は、冊子を構成するシート材のうち、冊子の最も外側に位置するシート材のみを加湿する構成になっているので、冊子の内側に位置するシート材まで十分に加湿を行うことが困難であった。
その結果、冊子の外側に位置するシート材に比べて内側に位置するシート材の開き量を十分に低下させることが出来ず、開きが生じた見栄えの悪い冊子になるおそれがあった。
また、シート材の、加湿ノズル19によって加湿される部分は、スタックトレイ12の開口部14において、常に外部に露出する構成である。その為、冊子が折りローラ対16で中折り処理されるまでの間に、シート材に付与された水分が周囲に蒸発してしまう。
その結果、シート材の開き量を十分に低下させることが出来ないので、開きが生じた見栄えの悪い冊子になるおそれがあった。
ここで、シート材に加湿を行ってからカールが生じるまでの現象を、図18a,b,cを参照して説明する。
図18a,b,cは、加湿されたシート材の断面の模式図であるが、加湿手段によって加湿された部分(図のハッチング部)は、加湿直後は一旦伸びるものの、シート材が再び乾燥すると、図の矢印で示すように加湿前の形状よりも縮む方向の力が生じる。
一方、加湿されない部分は、加湿、乾燥による影響を殆ど受けずに伸縮が生じない。よって、加湿される部分と、加湿されない部分との間で収縮量に差が生じ、結果として、シート材を加湿する場合はシート材の加湿面側が縮む方向にシート材がカールしやすい。
すなわち、図18cのように、冊子の内側となる側が加湿され、それによって冊子の内側となる側が収縮する場合は、シート材は冊子が閉じる方向にカールするので、シート材が開いて見栄えの悪い冊子になるおそれはない。
しかし、加湿ノズル19,20は、図18aに示すように、冊子の外側となる側から加湿を行っているため、冊子の外側となる側が収縮する。よって、シート材は冊子が開く方向にカールすることになり、開きが生じて見栄えの悪い冊子になるおそれがある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、シート材に対して効果的な加湿を行い、開きのない見栄えの良い冊子を製本する製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、複数のシート材を積載する積載手段と、前記積載手段に積載された複数のシート材を折り曲げる折り曲げ手段と、前記折り曲げ手段に折り曲げられた複数のシート材からなる冊子に折り目を形成する折り目形成手段と、前記折り曲げ手段により折り曲げられる前のシート材の、冊子の折り目となる部分に加湿を行う加湿手段と、を備える製本装置において、前記加湿手段が加湿を行う際の、加湿条件を制御する制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、上記製本装置と、シート材に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本発明のように、加湿手段に加湿条件を制御するための制御手段を設けて、冊子の折り目となる部分に対して加湿を行うことで、開きのない見栄えの良い冊子を製本することが可能な製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置を提供することが可能になる。
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみに趣旨するものではない。
(第1の実施の形態)
図1、図2、図4a,b、図7a,b、図8a,b、図9a,bを参照して、本発明の
第1の実施の形態に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置について説明する。
図1は、画像形成装置本体1の断面における概略構成図であり、図2は製本装置2の断面における概略構成図である。
(画像形成装置本体の構成)
図1に示すように、第1の実施の形態に係る画像形成装置1000は、画像形成装置本体1の内部に設けられる画像形成部9003と、製本装置2と、を備える。このように構成される画像形成装置としては、例えばデジタル複写機などが挙げられる。以下、画像形成部9003を内蔵する画像形成装置本体1の構成、動作について説明を行う。
図1に示すように、画像形成装置本体1は、プリンタ部103と、プリンタ部103の上面に配されたスキャナ102と、スキャナ102に原稿を送る原稿給送装置101と、を備えている。
さらに、原稿の画像を読み取るスキャナ102は、スキャナユニット904、ミラー905〜907、レンズ908、イメージセンサ909等を備えている。
そして、このスキャナ102により原稿Dを読み取る際には、まず原稿給送装置101の原稿トレイ900a上に原稿Dをセットする。なお、このとき原稿Dは、原稿トレイ900a上に画像が形成されている面が上向きのフェイスアップ状態でセットされているものとする。
次に、このようにセットされた原稿Dを原稿給送装置101により先頭頁から順に1枚ずつ左方向に搬送した後、湾曲したパスを介してプラテンガラス902上を左方向から右方向へ搬送し、排出トレイ912上に排出する。
このように原稿給送装置101によって搬送中の原稿の画像を読み取る際には、スキャナユニット904は、所定の位置に保持された状態にあり、このスキャナユニット904上を、原稿Dが左から右へと通過することにより原稿Dの読取処理が行われる。
この読取処理においては、原稿Dがプラテンガラス902上を通過する際、原稿Dに対してスキャナユニット904のランプ903が光を照射し、その反射光がミラー905〜907、レンズ908を介してイメージセンサ909に到達する。
そして、イメージセンサ909により1ライン毎に読み取られた原稿の画像データは、露光装置910へ送られる。
また、原稿給送装置101により搬送される原稿Dをプラテンガラス902上に一旦停止させ、この状態でスキャナユニット904を左から右へと移動させることにより原稿の読取処理を行うことも可能である。
さらに、原稿給送装置101を使用しないで原稿の読み取りを行う場合には、ユーザは、原稿給送装置101を持ち上げ、プラテンガラス902上に原稿をセットし、この後、原稿の読取処理を行う。
また、上記装置に加え、画像形成装置本体1には、カセット914,915に収納されたシート材Pを給送するシート材給送部9002と、シート材給送部9002により給送されたシート材Pに画像を転写する画像形成部9003が備えられる。
ここで、画像形成部9003は、感光ドラム911、現像器913、転写帯電器916等を備えており、画像形成の際には、露光装置910からのレーザ光が感光ドラム911上に照射されることにより、感光ドラム911上に静電潜像が形成される。
そして、この静電潜像は、現像器913によってトナー像として顕像化されるようになっている。なお、画像形成部9003の搬送方向下流側には、定着装置917、排出ローラ対104等が配設されている。
なお、画像形成装置本体1の上面には、操作表示装置400が設けられ、操作表示装置400は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有している。
次に、上記のように構成される画像形成装置本体1の画像形成動作ついて説明する。
まず、既述したようにスキャナ102のイメージセンサ909により読み取られた原稿Dの画像データは、所定の画像処理が施された後、露光装置910へ送られる。この後、露光装置910は、この画像信号に応じたレーザ光を出力する。
そして、このレーザ光は、ポリゴンミラーにより走査されながら感光ドラム911上に照射され、これにより感光ドラム911上には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
次に、感光ドラム911上に形成された静電潜像を現像器913により現像し、トナー像として可視化する。
一方、シート材Pは、カセット914,915、手差し給送部925、両面搬送パス924の何れかから画像形成部9003へ搬送され、画像形成部9003において、可視化された感光ドラム911上のトナー像がシートPに転写される。そして、転写後のシート材Pは、定着部917にて定着処理が施される。
画像が定着されたシート材Pは、排出ローラ104によって製本装置としてのフィニッシャ2に排出される。
なお、例えばシート材Pをトナー像が形成された面が下向きの状態(フェイスダウン)で画像形成装置本体1から排出する場合は、定着部917を通過したシート材Pをフラッパ921により一旦パス922に導く。
そして、シート材Pの後端がフラッパ921を抜けた後に、スイッチバックさせ、フラッパ921によりシート材Pを再び排出ローラ104へ搬送し、画像形成装置本体1から排出する。
これにより、シート材Pはトナー像が形成された面が上向きの状態で画像形成装置本体1から排出される。なお、このような反転排出によってフェイスアップでシート材Pを排出することで、冊子の先頭頁から順に画像形成処理を行う場合、例えば、原稿給送装置101を使用して画像形成処理を行う場合に頁順序を揃えることが出来る。
また、コンピュータからの画像データに対する画像形成処理を行う場合においても頁順序を揃えることが出来る。
また、手差し給送部925から、OHPシート等の硬いシート材Pを搬送して画像形成処理を行う場合は、パス922にシート材Pを導くことなく、トナー像が形成された面を上向きの状態(フェイスアップ)で排出ローラ104により画像形成装置本体1から排出する。
さらに、シート材Pの両面に画像形成処理を行う場合は、シート材Pを定着部917からまっすぐ排出ローラ104方向へと導く。
そして、シート材Pの後端がフラッパ921を抜けた直後にシート材Pをスイッチバックし、フラッパ921によりパス922から両面搬送パス924へと導くようにする。
次に、図3を参照して、第1の実施の形態に係る画像形成装置本体1の制御手段について説明する。図3は画像形成装置本体1の制御構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置本体1の制御は、自動原稿送り制御部153、イメージ入力制御部154、画像信号制御部155、イメージ出力制御部156、フィニッシャ制御部157、外部I/F158から構成される。そしてCPU回路部150は、ROM151に格納された制御プログラム及び操作部152の設定に従い、これら各制御部を制御する。
そして、自動原稿送り制御部153は原稿給送装置101を、イメージ入力制御部154はスキャナ102を、イメージ出力制御部156は露光装置910を、フィニッシャ制御部157は製本装置(フィニッシャ)2を制御する。また、操作部152は、画像形成に関する各種機能を設定するための複数のキー、設定状態を表示するための表示部等を有する。この操作部152はユーザによる各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部150に出力すると共に、CPU回路部150からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
RAM159は、制御データを一時的に保持するための領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられる。外部I/F158は、画像形成装置本体1と外部のコンピュータ160とのインタフェースであり、コンピュータ160からのプリントデータをビットマップ画像に展開し、画像データとして画像信号制御部155へ出力する。
また、イメージ入力制御部154から画像信号制御部155へは、イメージセンサ(不図示)で読み取った原稿の画像が出力される。イメージ出力制御部156は、画像信号制御部155からの画像データを露光制御部(不図示)へ出力する。
(製本装置の構成)
次に、図2を参照して製本装置2の構成について説明する。
図2において、画像形成装置本体1から出力されたシート材は、搬入ローラ対21によって製本装置2内に搬入され、積載手段としてのスタックトレイ22上に1枚ずつ積載される。スタックトレイ22には、シート材搬入方向下流側の縁部にストッパ23が移動可能に配設されている。
ストッパ23は、スタックトレイ22上に積載されるシート材の中央部が、スタックトレイ22に形成された開口部24の中央部に合致するように、使用されるシート材のサイズに合わせて位置決めされている。
各シート材は、スタックトレイ22上に供給されるごとに、1枚ずつ不図示の幅寄せコ
ロによりシート材先端がストッパ23に突き当てられるとともに、不図示のジョギング板により搬送方向と直交方向の整合が行われる。
スタックトレイ22上に、冊子を構成する全てのシート材が積載されると、開口部24の上方に配設された折り曲げ手段としての折り曲げナイフ25が下降する。そして、スタックトレイ22に積載されたシート材の中央部を押し下げながら、開口部24を通ってさらに下降し、シート材の中央部を折り曲げながらシート材を開口部24よりも下方に押し込む。
折り曲げナイフ25によって折り曲げられ、開口部24からスタックトレイ22の下方へ押し込まれたシート材は、冊子として折りローラ対26へ搬送される。そして、折りローラ対26が冊子を両側から挟持、搬送することで、冊子に折り目が形成される。なお、折りローラ対26は、不図示のスプリングが接続されて冊子の厚みを吸収できる構成にしてもよい。
一方、折り曲げナイフ25の下端エッジ部には、止め具(ステイプル針)で冊子を綴じるための綴じ具(ステイプラ)27が配設されている。更に、折りローラ対26の下方には、シート材搬送路に対して進退可能に設けられた綴じ具の受け座28が配設されている。
よって、第1の実施の形態に係る製本装置2は、折りローラ対26によって冊子に折り目を形成しつつ、綴じ具(ステイプラ)27及び受け座28により、冊子を中綴じすることも可能な構成となっている。
冊子に折り目が形成され、さらに中綴じされた後は、折り曲げナイフ25は、上昇して折りローラ対26のニップ位置から待避する。そして、折りローラ対26を更に回転させることにより、折り目が形成された冊子がトレイ30方向へ搬送される。
なお、図2に示す製本装置2においては、スタックトレイ22は水平に配置される構成として説明した。しかし、第1の実施の形態に係る製本装置2の構成はこれに限定されるものではなく、水平面に対して0度〜85度の間の角度で構成すればシート材の積載を行うことが可能である。
また、綴じ具(ステイプラ)27は、折り曲げナイフ25の先端部に一体に配設する構成として説明したが、第1の実施の形態に係る製本装置2の構成はこれに限定されるものではない。例えば、折り曲げナイフ25とは別体の綴じ具(ステイプラ)27を、受け座28とともに、折り曲げナイフ25の上流側に配設する構成であってもよい。
この構成によれば、ストッパ23及び不図示の幅寄せコロの動作により、スタックトレイ22上のシート材の停止位置を2箇所設け、先にスタックトレイ22上で中綴じして、その後、冊子に折り目を形成することが可能となる。
また、これらのシート処理の制御は、操作部152、または外部コンピュータ160から入力された各種処理モードの設定に基づいて、画像形成装置本体1側のCPU回路部150から製本装置2側のフィニッシャ制御部157を介して行われる。
また、フィニッシャ制御部157を画像形成装置本体1側のCPU回路部150と一体的に設け、画像形成装置本体1から直接制御するようにしてもよい。
(加湿手段の構成)
次に、図4a,bを参照して、本発明の第1の実施の形態における加湿手段の構成について説明する。
図4a,bに示すように、第1の実施の形態に係る製本装置2においては、スタックトレイ22の開口部24の上方に、加湿手段としての加湿ノズル31が配設されている。
加湿ノズル31は、スタックトレイ22上に搬送されるシート材の、冊子の折り目となる部分を加湿するものである。シート材が加湿されると、加湿された部分の剛度は低下する。剛度が低下すると、剛度が低下した部分には、より確実に折り目をつけることができるので、開き量が少ないシート材を得ることが可能になる。
つまり、この構成によればシート材の、冊子の折り目となる部分の剛度を低下させることが出来るので、シート材に確実に折り目を形成することができ、開き量の少ない見栄えの良いシート材を得ることが可能になる。さらに、折り曲げに不要な部分に加湿を行うことなく、必要な部分に対してのみ加湿が行えて効率的である。
また、第1の実施の形態における加湿ノズル31は、スタックトレイ22上に積載されるシート材の、冊子の内側となる側から加湿を行う構成である。
上述したように、シート材に加湿を行うと、加湿された側は、加湿された後に水分が乾燥することで収縮し、シート材は加がされた側へカールする。
例えば、図18aに示すように、冊子の外側となる側からシート材が加湿されると、シート材は冊子が開く方向にカールを生じるので、開きが生じて見栄えの悪い冊子になってしまう。
また、図18bに示すように、シート材の厚さ方向に均等に水分が行き渡るように加湿を行う場合は、シート材にはカールが生じないが、水分がシート材の厚さ方向に均等に行き渡るまで時間を要することになるので、冊子の生産効率を低下させることになる。
しかし、第1の実施の形態においては、図18cに示すように、冊子の内側となる側から加湿を行うので、シート材の、冊子の内側となる側が収縮して、シート材には冊子が閉じる方向へのカールが生じる。つまり、第1の実施の形態においては、シート材にカールが生じても、冊子が開く方向へカールを生じるわけではないので、結果的に見栄えの良い冊子を提供することができる。
また、第1の実施の形態における加湿ノズル31は、スタックトレイ22の上方から冊子を加湿する構成である。この構成によれば、スタックトレイ22上に積載されるシート材1枚ごとに加湿を行うことが可能である。
よって、冊子を構成する全てのシート材に対して、冊子の折り目となる部分を加湿することができるので、冊子内で加湿の偏りを生じることなく、冊子の開き量を十分に低下させることができる。
なお、第1の実施の形態における加湿ノズル31は、インクジェットプリンタのヘッドに用いられているような、ピエゾ素子により液滴を噴出する形態のものや、加熱により発生した気泡により液滴を噴出する形態のものを適用できる。
また、加湿ノズル31の配置は、冊子の折り目となる部分に沿って固定の加湿ノズル31を配設したものであっても、折り目となる部分に沿って加湿ノズル31を走査するよう
に配設したものであっても構わない。
また、第1の実施の形態における加湿手段は、加湿ノズル31に限定されるものではなく、ローラ、ハケ、ブラシのようなもので水分を塗布する構成であっても同様な効果が得られることは言うまでも無い。
また、加湿溶液としては、水、エタノールのような揮発性物質、インクジェットプリンタ用の透明インク等、であってもよい。
更には、加湿溶液は常温に限定されるものではなく、例えば加熱水蒸気等であっても良い。この場合、熱と水分とによりシート材の開き量をさらに低下させることができるので、確実にシート材に折り目を形成することができ、より開きの少ない見栄えの良い冊子を提供できる。
(積載手段の構成)
第1の実施の形態における積載手段は、シート材の加湿面側にシート材が順次積載される構成である。よって積載されたシート材の加湿された部分が、そのシート材の上から積載されるシート材に覆われるので、シート材の加湿された部分が周囲に露出するおそれがない。
よって、折りローラ対26によって、冊子に折り目が形成されるまでの間に、シート材に付与された水分が周囲に蒸発することを防ぐことができ、加湿状態を良好に保つことが可能となる。
(加湿制御の説明)
次に、図4a,b、図7a,b、図8a,b、図9a,b、を参照して、第1の実施の形態における加湿制御について説明する。加湿制御は、上述したように、画像形成装置本体1側のCPU回路部150と製本装置2側のフィニッシャ制御部157との通信によって行われる。
本発明の第1の実施の形態は、加湿手段としての加湿ノズル31が、冊子となったときのシート材の折り目となる部分に加湿を行う際に、加湿幅を可変に制御する制御手段を備えることを特徴とする。ここで加湿幅とは、シート材の折り目となる部分に沿って形成される加湿領域の、折り目と直交する方向の寸法である。
例えば、開き量がさほど大きくないシート材に加湿を行う際は、図4aに示す程度の加湿幅で冊子の折り目となる部分を加湿すれば、シート材の開き量を十分に低下させることが出来る。
しかし、開き量が大きなシート材に加湿を行う際は、シート材の開き量を十分に低下させるためには、図4bに示すように、加湿幅を大きくして、冊子の折り目となる部分を加湿する必要がある。
このように、開き量が大きいシート材ほど、加湿幅が大きくなるように加湿幅を制御することで、開き量が大きいシート材を用いて製本をする場合であっても、確実にシート材に折り目を形成し、開きがなく見栄えの良い冊子を製本することができる。
さらに、図7a,bに示すように、冊子を構成するシート材ごとに、加湿幅を可変に制御する構成であってもよい。
例えば、図7aに示すように、冊子の外側に位置するシート材P1の加湿幅X1に対して、その内側のシート材P2の加湿幅X2を順次少なくなるように加湿幅を制御し、シート材ごとに加湿幅を変更する構成であってもよい。
この構成によれば、図7bに示すように、冊子に折りローラ対26によって折り目が形成される際も、冊子を構成するシート材1枚ごとの折り曲げ領域に対応させて、加湿幅を適正量に設定することができる。
その結果、折り曲げ領域の小さい、冊子の内側に位置するシート材に対する加湿が過剰になったり、折り曲げ領域の大きい、冊子の外側に位置するシート材に対する加湿が不足したりするおそれがない。
すなわち、シート材の、冊子の折り目となる部分を無駄なく確実に加湿することが出来るので、開き量の少ない見栄えのよい冊子を製本することができる。
また、図8a,b、図9a,bに示すように、1枚のシート材内において、冊子の折り目となる部分に沿って、加湿幅を可変に制御する構成であってもよい。
図8aは、シート材の端部に対してシート材の中央部の加湿幅が大きくなるように加湿幅を制御した際の、加湿パターンを示したものである。
例えば、シート材の枚数が多く、厚みのある冊子に折り目を形成する場合は、折りローラ対26の撓みが生じ易く、撓みにより、折りローラ対26のシート材中央部における加圧力が低下する場合がある。その結果、シート材の中央部に確実に折り目をつけることが出来ず、開きが生じて見栄えの悪い冊子になるおそれがある。
しかし、図8aに示すように、シート材の中央部の加湿幅が大きくなるように加湿幅を制御することで、シート材の中央部になるほど、シート材の剛度を低下させることができ、シート材の中央部には、弱い圧力でも確実に折り目が形成されることが可能になる。
よって、折りローラ対26のシート材の中央部における加圧力が低下しても、シート材に対して確実に折り目をつけることが出来るので、開きの少ない見栄えのよい冊子を製本することができる。
また、図8bは、シート材の端部に対してシート材の中央部の加湿幅が小さくなるように加湿幅を制御した際の、加湿パターンを示したものである。
例えば、シート材の端部から水分が蒸発しやすいシート材を用いる場合は、折りローラ対26によって冊子に折り目を形成する時点で、シート材の端部が乾燥している可能性がある。その結果、シート材の端部が加湿不足の状態になり、確実に折り目を形成することが困難になり、開きが生じて見栄えの悪い冊子になるおそれがある。
しかし、図8bに示すように、シート材の端部における加湿幅が中央部に比べて大きくなるように加湿幅を制御すると、シート材の端部から水分が蒸発しても、端部が加湿不足の状態になる可能性は低くなる。
よって、シート材の、冊子の折り目となる部分は中央部から端部まで、確実に加湿された状態になるので、冊子に確実に折り目を形成することができ、開きの少ない見栄えの良い冊子を製本することができる。
なお、図8a,bにおいては、シート材の、冊子の折り目が形成される部分に沿った方向の加湿幅を連続的に可変に制御する構成とした。しかし、本発明における加湿制御はこれに限定されるものではなく、図9a,bに示すように、加湿幅を段階的に可変に制御する構成であっても、同様な効果が得られることは言うまでもない。
また、上記で説明したように、第1の実施の形態における加湿制御は、シート材の開き量に関わる情報に基づいて行われる。シート材の開き量に関わる情報とは、例えば、シート材の剛度、冊子を構成するシート材の枚数、シート材のスキ目の方向、等が想定される。
これらの情報は、画像形成装置本体1、又は製本装置2に設けられる検出手段によって直接シート材の剛度、冊子を構成するシート材の枚数、シート材のスキ目の方向、等を検出してもよいし、操作部152からユーザが予め入力してもよい。そうすることで、シート材の開き量に応じて、効果的な加湿を行い、開きのない見栄えのよい冊子を製本することができる。
(第2の実施の形態)
図5a,b、図10a,bを参照して、本発明に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置の第2の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分における加湿幅を可変に制御する構成としたが、第2の実施の形態では、冊子の折り目となる部分における加湿量を可変に制御することを特徴とする。
また、(画像形成装置本体の構成)、(製本装置の構成)、(加湿手段の構成)、(積載手段の構成)に関しては、上記第1の実施の形態と何ら異なるものではないので、その説明については省略する。ここでは、第2の実施の形態の特徴である(加湿制御の構成)についてのみ説明を行う。
(加湿制御の構成)
図5a,b、図10a,bを参照して、第2の実施の形態における加湿制御の構成について説明する。
本発明の第2の実施の形態は、加湿手段としての加湿ノズル31が、シート材の、冊子の折り目となる部分に加湿を行う際の加湿量を、可変に制御する制御手段を備えることを特徴とする。
例えば、開き量がさほど大きくないシート材を用いる場合には、図5aに示すように、冊子の折り目となる部分における加湿量を少なく設定しても、十分にシート材の開き量を低下させることが可能である。
しかし、開き量が大きいシート材を用いる場合には、シート材の開き量を十分に低下させるためには、図5bに示すように、冊子の折り目となる部分における加湿量を多くする必要がある。
このように、開き量が大きいシート材ほど、加湿量が多くなるように加湿量を制御することで、シート材の開き量が大きいシート材を用いて製本をする場合であっても、確実にシート材に折り目を形成し、開きがなく見栄えの良い冊子を製本することができる。
また、冊子を構成するシート材ごとに、加湿量を可変に制御する構成であってもよい。
例えば、冊子の表紙に厚みの大きなシート材を用いる場合、表紙となるシート材には加湿量を多く、中身のシート材には加湿量を少なくすることによって良好な折り目を形成することができる。
また、冊子になったときに冊子の内側になるシート材ほど加湿量を多く、外側のシート材ほど加湿量を少なくすることによって良好な折り目を形成することができる。
つまり、水分は内側から外側へ向かって移動して最外のシート材表面から水分が蒸発することを利用し、このように加湿量を制御することによって、冊子全体を均等に加湿することができる。
また、図10a,bに示すように、1枚のシート材内において、冊子の折り目となる部分に沿って、加湿量を可変に制御する構成であってもよい。
図10aは、シート材の端部に対してシート材の中央部の加湿量が多くなるように加湿量を制御した際の、加湿パターンを示したものである。
例えば、シート材の枚数が多く、厚みのある冊子に折り目を形成する場合は、折りローラ対26の撓みが生じ易く、撓みにより、折りローラ対26のシート材中央部における加圧力が低下する場合がある。その結果、シート材の中央部に確実に折り目をつけることが出来ず、結果として開きが生じて見栄えの悪い冊子になるおそれがある。
しかし、図10aに示すように、シート材の中央部の加湿量が多くなるように加湿量を制御することで、シート材の中央部になるほど、シート材の剛度を低下させることができる。よって、シート材の中央部には、弱い圧力でも確実に折り目を形成することが可能になる。
よって、折りローラ対26のシート材の中央部における加圧力が低下しても、シート材に対して確実に折り目をつけることが出来るので、開きの少ない見栄えのよい冊子を製本することができる。
また、図10bは、シート材の端部に対してシート材の中央部の加湿量が少なくなるように加湿量を制御した際の、加湿パターンを示したものである。
例えば、シート材の端部から水分が蒸発しやすいシート材を用いる場合は、折りローラ対26によって冊子に折り目を形成する時点で、シート材の端部が乾燥している可能性がある。その結果、シート材の端部が加湿不足の状態になり、確実に折り目を形成することが困難になり、開きが生じて見栄えの悪い冊子になるおそれがある。
しかし、図10bに示すように、シート材の端部における加湿量が中央部に比べて多くなるように加湿量を制御すると、シート材の端部から水分が蒸発しても、端部が加湿不足の状態になる可能性は低くなる。
よって、シート材の、冊子の折り目となる部分は中央部から端部まで、確実に加湿された状態になるので、冊子に対して確実に折り目を形成することができ、開きの少ない見栄えの良い冊子を製本することができる。
また、上記で説明したように、第2の実施の形態における加湿制御は、シート材の開き量に関わる情報に基づいて行われる。シート材の開き量に関わる情報とは、例えば、シート材の剛度、冊子を構成するシート材の枚数、シート材のスキ目の方向、等が想定される
これらの情報は、画像形成装置本体1、又は製本装置2に設けられる検出手段によって検出してもよいし、操作部152からユーザが予め入力してもよい。そうすることで、シート材の開き量に応じて、効果的な加湿を行い、開きのない見栄えのよい冊子を製本することができる。
(第3の実施の形態)
図6a,b、図12を参照して、本発明に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置の第3の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分における加湿幅を可変に制御する構成とした。また、上記第2の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分における加湿量を可変に制御する構成とした。
これに対し、本発明の第3の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分に対する加湿の有無を選択的に制御することを特徴とする。
また、(画像形成装置本体の構成)、(製本装置の構成)、(加湿手段の構成)、(積載手段の構成)に関しては、上記第1、第2の実施の形態と何ら異なるものではないので、その説明については省略する。ここでは、第3の実施の形態の特徴である(加湿制御の構成)についてのみ説明を行う。
(加湿制御の構成)
図6a,b、図12を参照して、第3の実施の形態における加湿制御の構成について説明する。
本発明の第3の実施の形態は、加湿手段としての加湿ノズル31が、冊子になったときのシート材の折り目となる部分に対する加湿の有無を、選択的に切り換える制御手段を備えることを特徴とする。
例えば、冊子を構成するシート材の開き量がそれほど大きいものではなく、冊子を構成する全てのシート材に対して、加湿を行う必要のない場合は、図6aに示すように冊子を構成するシート材の1枚おき、もしくは、数枚おきに加湿を行えばよい。
さらに、冊子を構成するシート材を加湿して、シート材の開き量を低下させる必要があるシート材と、加湿をする必要がないシート材と、が混在する場合は、加湿が必要なシート材のみに加湿を行い、その他のシート材に対しては加湿を行わないようにすればよい。
このように、シート材の開き量に応じて冊子を構成するシート材ごとに、加湿の有無を制御することで、加湿余剰または加湿不足を生じることなく、効率的に開きの少ない見栄えの良い冊子を製本することができる。
また、図6bに示すように、冊子の最も内側に位置するシート材と、最も外側に位置するシート材のみを非加湿とし、それらの間に挟まれたシート材を加湿するように、加湿の有無を制御する制御構成でもよい。
このような制御構成は、例えば、シート材の表面に特殊なコーティングが施されたコート紙や、繊維の荒い和紙など、加湿により表面に微小なシワ、波打ち、変色、等を引き起こす可能性のある特殊なシート材を、冊子の外観面に用いる場合に適している。
この制御構成によると、冊子の外観面をなすシート材に対しては加湿を行わないので、外観面をなすシート材の表面に微小なシワ、波打ち、変色、等を引き起こすおそれがないので、冊子の見栄えを損なうことがない。
さらに、冊子の内部となるシート材に対しては、冊子の折り目となる部分に対して加湿を行うので、確実にシート材の開き量を低下させることができる。よって、この制御構成によると開きの少ない見栄えの良い冊子を製本することが可能になる。
また、図12に示すように、1枚のシート材内において、冊子の折り目となる部分に沿った方向に、加湿の有無を選択的に制御する構成であってもよい。
図12は、冊子の折り目となる部分に沿った方向に加湿の有無を制御し、シート材の中央部にのみ加湿を行った場合の加湿パターンを示したものである。
例えば、加湿を行う必要がない程、開き量の小さなシート材を冊子に用いる場合であっても、シート材の枚数が多い場合は、厚みのある冊子になる。このような厚みのある冊子を折りローラ対26によって挟持して折り目を形成する際は、折りローラ対26が撓んでしまい、撓みにより冊子の中央部に対する加圧力が低下する。
折りローラ対26による加圧力が低下すると、確実に折り目をつけることは困難なので、結果として開きが生じて見栄えの悪い冊子になるおそれがある。
しかし、図12に示すように、加圧力が低下するシート材の中央部に対して加湿を行うことで、折りローラ対26の加圧力が低下しても、シート材の中央部に確実に折り目をつけることができる。
よって、シート材の、冊子の折り目となる部分に確実に折り目をつけることができるので、開きの少ない見栄えのよい冊子を製本することが可能になる。
また、上記で説明したように、第3の実施の形態における加湿制御は、シート材の開き量に関わる情報に基づいて行われる。シート材の開き量に関わる情報とは、例えば、シート材の剛度、冊子を構成するシート材の枚数、シート材のスキ目の方向、等が想定される。
これらの情報は、画像形成装置本体1、又は製本装置2に設けられる検出手段によって検出してもよいし、操作部152からユーザが予め入力してもよい。そうすることで、シート材の開き量に応じて、効果的な加湿を行い、開きのない見栄えのよい冊子を製本することができる。
(第4の実施の形態)
図11a,bを参照して、本発明に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置の第4の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分の加湿幅を可変に制御する構成とした。また、上記第2の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分の加湿量を可変に制御する構成とした。さらに、第3の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分に対する加湿の有無を、選択的に制御する構成とした。
これに対し、本発明の第4の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分に
対する加湿の有無と、加湿幅を組み合わせて制御する加湿制御を備えることを特徴とする。
また、(画像形成装置本体の構成)、(製本装置の構成)、(加湿手段の構成)、(積載手段の構成)に関しては、上記第1、第2、第3の実施の形態と何ら異なるものではないので、その説明については省略する。ここでは、第4の実施の形態の特徴である(加湿制御の構成)についてのみ説明を行う。
(加湿制御の構成)
図11a,bを参照して、第4の実施の形態における加湿制御の構成について説明する。
本発明の第4の実施の形態は、加湿手段としての加湿ノズル31が、シート材の、冊子の折り目となる部分に対する加湿の有無、及び加湿幅を組み合わせて制御する制御手段を備えることを特徴とする。
例えば図11aは、冊子が綴じ具(ステイプラ)27によって綴じられる際に、1枚のシート材において、綴じ具27が貫通する部分を除いた領域を、部分的に加湿する加湿パターンを示したものである。
シート材において、加湿ノズル31によって加湿された部分は強度が低下するので、加湿された部分を綴じ具27が貫通すると、その部分に破れが生じるおそれがある。
この場合、冊子の折り目となる部分であって、綴じ具27が貫通しない部分を加湿するように、加湿の有無、及び加湿の幅を制御することで、綴じ処理によるシート材の破れを生じることなく、開きの少ない見栄えの良い冊子を提供することが可能になる。
図11bは、加湿が行われるシート材に対して、折り曲げナイフ25が当接しない領域を部分的に加湿する加湿パターンを示す。
折り曲げナイフ25は、シート材に形成される折り目に沿った方向の全域に同一な断面を持つ略ストレートな形状であっても構わない。一方で、図15に示すように、折りローラ対26及び折り曲げナイフ25を段付き形状とし、折りローラ対26と折り曲げナイフ25とを、互いに櫛歯に配置する構成にしてもよい。
その結果、折り曲げナイフ25を下降させて冊子を折りローラ対26のニップに押し込む際や、折り曲げナイフ25を再び上昇させて、折り曲げナイフ25を離間させる際の負荷抵抗、摺擦抵抗を低減させることができる。
しかしながら、シート材の折り曲げナイフ25が当接する部分が加湿されると、加湿される部分はシート材の強度が不足するので、折り曲げナイフ25の当接範囲を起点にシート材の破れが発生するおそれがある。
この場合、図11bに示すように、折り曲げナイフ25が当接する範囲に対しては、部分的に加湿を施さないことで、シート材の強度を保ったまま、折り曲げナイフ25の当接、離間を行うことができる。
すなわち、折り曲げナイフ25が当接しない部分が加湿されるように、折り目が形成される部分に対する加湿の有無、加湿幅を組み合わせて制御すればよい。
この加湿制御によれば、折り曲げナイフ25が当接することによってシート材に破れが生じることなく、開きの少ない見栄えの良い冊子を提供することが可能になる。
また、上記で説明したように、第4の実施の形態における加湿制御は、シート材の開き量に関わる情報に基づいて行われる。シート材の開き量に関わる情報とは、例えば、シート材の剛度、冊子を構成するシート材の枚数、シート材のスキ目の方向、等が想定される。
これらの情報は、画像形成装置本体1、又は製本装置2に設けられる検出手段によって検出してもよいし、操作部152からユーザが予め入力してもよい。そうすることで、シート材の開き量に応じて、効果的な加湿を行い、開きのない見栄えのよい冊子を製本することができる。
(第5の実施の形態)
図13a,bを参照して、本発明に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置の第5の実施の形態について説明する。
上記第4の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分に対する加湿の有無と、加湿幅を組み合わせて制御する構成とした。これに対し、本発明の第5の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分に対する加湿の有無と、加湿量を組み合わせて制御することを特徴とする。
また、(画像形成装置本体の構成)、(製本装置の構成)、(加湿手段の構成)、(積載手段の構成)に関しては、上記第1、第2、第3、第4の実施の形態と何ら異なるものではないので、その説明については省略する。ここでは、第5の実施の形態の特徴である(加湿制御の構成)についてのみ説明を行う。
(加湿制御の構成)
図13a,bを参照して、第5の実施の形態における加湿手段の加湿制御の構成について説明する。
本発明の第5の実施の形態は、加湿手段としての加湿ノズル31が、シート材の、冊子の折り目となる部分に対する加湿の有無、及び加湿量を組み合わせて制御する制御手段を備えることを特徴とする。
例えば、図13aに示すように、開き量が異なる複数の種類のシート材から冊子が構成される場合は、加湿を行う必要がない程、開き量が小さいシート材には加湿を行わないように制御する。そして、開き量が大きいシート材に対しては、各々の開き量に応じて、開き量が大きいシート材ほど加湿量が多くなるように加湿量を制御すればよい。
このように、開き量が異なる複数の種類のシート材から冊子が構成される場合であっても、それぞれの開き量に応じて加湿の有無を制御し、さらに加湿を行う場合は加湿量を制御することで、シート材の開き量を効果的に低下させることができる。
よって、冊子には確実に折り目を形成することができ、開きのない見栄えの良い冊子を製本することが可能になる。
また、図13b示すように、1枚のシート材内において、冊子の折り目となる部分に沿って、加湿の有無、及び加湿量を可変に制御する構成であってもよい。
図13bは、シート材の端部には加湿を行わず、端部以外の部分は、冊子の折り目となる部分に沿って加湿を行い、さらにシート材の中央部になるにしたがって、加湿量が多くなるように加湿量を制御した際の、加湿パターンを示したものである。
例えば、加湿を行う必要がない程、開き量の小さいシート材を冊子に用いる場合であっても、シート材の枚数が多い場合は厚みのある冊子になる。そして、厚みのある冊子を折りローラ対26が挟持すると、折りローラ対26に撓みが生じる場合がある。
折りローラ対26が撓むと、折りローラ対26の冊子の中央部に対する加圧力が低下するおそれがある。その結果、冊子の中央部に確実に折り目をつけることが出来ず、開きが生じて見栄えの悪い冊子になるおそれがある。
しかし、図13bに示すように、加圧力が低下するシート材の中央部に対して、加湿量が多くなるように加湿量を設定することで、折りローラ対26の加圧力が低下しても、シート材の中央部に確実に折り目をつけることができる。また、シート材の端部は折りローラ対26から確実に加圧されるので、加湿を行う必要はない。よって不必要な加湿が行われず、効率的である。
よって、この加湿制御によれば、シート材の開き量を低下させることができるので、開きの少ない見栄えのよい冊子を製本することができる。
また、上記で説明したように、第5の実施の形態における加湿制御は、シート材の開き量に関わる情報に基づいて行われる。シート材の開き量に関わる情報とは、例えば、シート材の剛度、冊子を構成するシート材の枚数、シート材のスキ目の方向、等が想定される。
これらの情報は、画像形成装置本体1、又は製本装置2に設けられる検出手段によって検出してもよいし、操作部152からユーザが予め入力してもよい。そうすることで、シート材の開き量に応じて、効果的な加湿を行い、開きのない見栄えのよい冊子を製本することができる。
(第6の実施の形態)
図14を参照して、本発明に係る製本装置、及び製本装置を備える画像形成装置の第6の実施の形態について説明する。
上記第4の実施の形態では、シート材の冊子の折り目となる部分に対する加湿の有無と、加湿幅を組合わせて制御する構成とした。また、上記第5の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分に対する加湿の有無と、加湿量を組合わせて制御する構成とした。
これに対し、本発明の第6の実施の形態では、シート材の、冊子の折り目となる部分に対する加湿量,及び加湿幅を組合わせて制御することを特徴する。
また、(画像形成装置本体の構成)、(製本装置の構成)、(加湿手段の構成)、(積載手段の構成)に関しては、上記第1、第2、第3、第4、第5の実施の形態と何ら異なるものではないので、その説明については省略する。ここでは、第6の実施の形態の特徴である(加湿制御の構成)についてのみ説明を行う。
(加湿制御の構成)
図14を参照して、第6の実施の形態における加湿手段の加湿制御の構成について説明
する。
本発明の第6の実施の形態は、加湿手段としての加湿ノズル31が、シート材の、冊子の折り目となる部分に対する加湿量と、加湿幅を組み合わせて制御する制御手段を備えることを特徴とする。
図14には、加湿幅と加湿量を制御して、冊子を構成する各々のシート材S1〜S4に加湿を行った場合の、加湿パターンの様子を示す。
例えば、さほど開き量が大きくないシート材S1については、加湿幅を小さく、かつ加湿量を少なく制御して、冊子の折り目となる部分を加湿すればよい。
また、開き量が大きいが、加湿量を増やしてしまうと、多量の加湿によってシート材の強度が低下して破れが生じるおそれのあるシート材S2については、加湿量を増やさずに加湿幅を大きくするように加湿を制御すればよい。
また、開き量が大きいが、加湿幅を大きくしてしまうと、画像形成装置本体1によって画像が形成された部分に水分が付与され、見栄えが悪くなるおそれのあるシート材S3については、加湿幅を大きくせずに加湿量を増やすように加湿を制御すればよい。
また、特に開き量が大きいシート材であって、多量の加湿によってシート材の破れが生じるおそれも、加湿幅を大きくすることで画像形成部分に水分が付与されるおそれもないシート材S4に対しては、加湿量を増やし、加湿幅を大きくして加湿を制御すればよい。
このように、冊子を構成するシート材ごとに、加湿幅、加湿量を制御して冊子の折り目となる部分を加湿することで、冊子を構成するシート材の開き量を低下させることができ、開きのない見栄えの良い冊子を製本することが可能になる。
また、上記で説明したように、第6の実施の形態における加湿制御は、シート材の開き量に関わる情報に基づいて行われる。シート材の開き量に関わる情報とは、例えば、シート材の剛度、冊子を構成するシート材の枚数、シート材のスキ目の方向、等が想定される。
これらの情報は、画像形成装置本体1、又は製本装置2に設けられる検出手段によって検出してもよいし、操作部152からユーザが予め入力してもよい。そうすることで、シート材の開き量に応じて、効果的な加湿を行い、開きのない見栄えのよい冊子を製本することができる。
また、上記第4乃至6の実施の形態においては、加湿幅、加湿量、及び加湿の有無、の加湿条件のうちいずれか2つを組合わせて制御する制御手段について説明した。しかしながら、これら3つの加湿条件をすべて組み合わせて加湿の制御を行うようにしても、上記と同様の効果が得られることは言うまでもない。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図 第1の実施の形態における製本装置の断面の概略構成図 第1の実施の形態における画像形成装置の制御構成を表すブロック図 第1の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第1の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第2の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第2の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第3の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第3の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第1の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第1の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第1の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第1の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第1の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第1の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第2の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第2の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第4の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第4の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第3の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第5の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第5の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 第6の実施の形態におけるシート材の加湿制御を表す模式図 折り曲げナイフ及び折りローラ対の斜視図 従来の製本装置、及び画像形成装置本体の断面の概略構成図 従来の製本装置の断面の概略構成図 シート材にカールが生じる様子を示す図 シート材にカールが生じる様子を示す図 シート材にカールが生じる様子を示す図
符号の説明
1 画像形成装置本体
2 製本装置
22 スタックトレイ
23 ストッパ
24 開口部
25 折り曲げナイフ
26 折りローラ対
27 綴じ具(ステイプラ)
28 受け座
31 加湿ノズル

Claims (13)

  1. 複数のシート材を積載する積載手段と、
    前記積載手段に積載された複数のシート材を折り曲げる折り曲げ手段と、
    前記折り曲げ手段に折り曲げられた複数のシート材からなる冊子に折り目を形成する折り目形成手段と、
    前記折り曲げ手段により折り曲げられる前のシート材の、冊子の折り目となる部分に加湿を行う加湿手段と、
    を備える製本装置において、
    前記加湿手段が加湿を行う際の、加湿条件を制御する制御手段を有することを特徴とする製本装置。
  2. 前記加湿条件は、
    シート材の、冊子の折り目となる部分における加湿幅であることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記加湿条件は、
    シート材の、冊子の折り目となる部分における加湿量であることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  4. 前記加湿条件は、
    シート材の、冊子の折り目となる部分における加湿の有無であることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  5. 前記加湿条件は、
    シート材の、冊子の折り目となる部分における加湿幅、加湿量、及び加湿の有無のうちの少なくとも2つの組合わせであることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  6. 前記加湿条件は、
    冊子を形成するシート材ごとに可変であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の製本装置。
  7. 前記加湿条件は、
    冊子を形成するシート材1枚の中で可変であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の製本装置。
  8. 前記加湿手段は、
    前記積載手段に積載されるシート材1枚ごとに、冊子の折り目となる部分を加湿することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の製本装置。
  9. 前記加湿手段は、
    冊子の内側となる側から、シート材の、冊子の折り目となる部分を加湿することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の製本装置。
  10. 前記加湿手段は、
    冊子の外側となるシート材から、順次加湿していくことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の製本装置。
  11. 前記積載手段には、
    前記積載手段に積載されたシート材の前記加湿手段により加湿された面側に、シート材
    が順次積載されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の製本装置。
  12. 前記制御手段は、
    加湿を行うシート材の開き量に関わる情報に基づいて、前記加湿条件を制御することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の製本装置。
  13. シート材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像形成されたシート材を製本する請求項1乃至12のいずれか1項に記載の製本装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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