JP2008103558A - 半導体パワーモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】III族窒化物半導体パワートランジスタをパッケージに収納する構造を有する半導体パワーモジュールについて、ハンダにより基板上に固定されるIII族窒化物半導体パワートランジスタのクラック発生を抑制すること。
【解決手段】厚さ300μm以上のサファイア基板21上に成長されたIII族窒化物半導体からなるIII族窒化物半導体素子20と、III族窒化物半導体素子20が搭載されるヒートシンク11と、ヒートシンク11とIII族窒化物半導体素子20とを接合する融点300℃以上のハンダ13と備えることにより、III族窒化物半導体素子20のクラック発生は防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体パワーモジュールに関し、より詳しくは、III族窒化物半導体パワートランジスタをパッケージに収納する構造を有する半導体パワーモジュールに関する。
シリコンパワートランジスタをパッケージに実装した半導体モジュールとして例えば図6に示すような構造が採用される。
図6において、ベース101、中枠102及びカバー103からなるパッケージ104内には、シリコンパワートランジスタ105、ダイオード106が収納されている。
シリコンパワートランジスタ105は放熱性の高いAlN基板107を介してベース101上に取り付けられ、また、ダイオード106は薄膜基板108を介してベース101上に取り付けられる。また、シリコンパワートランジスタ105とAlN基板107、およびAlN基板107とベース101はそれぞれハンダ109、110により固定され、ダイオード106と薄膜基板108はハンダ111により固定されている。さらに、薄膜基板108とベース101は、非導電性接着剤112により固定されている。
シリコンパワートランジスタ105とベース101とAlN基板107はそれぞれの熱膨張係数の差が大きいために、それらを固定するハンダ109、110の材料として応力を吸収するやわらかい鉛(Pb)系ハンダが使用されていて、その融点は300℃以下となっている。
なお、図6において符号113は金ワイヤ、114は枠102を貫通するリードピンを示している。
その他の半導体パワーモジュールとしては、下記の特許文献1に記載されているように、シリコンパワートランジスタをハンダによってAlN基板上に固定した構造があり、そのハンダの材料として鉛フリーであるSnAgCu、SnSbが使用されている。SnSbの融点は232〜240℃であり、また、SnAgCuの融点は一般に215〜220℃である。
以上のような半導体モジュールに用いられるシリコンパワートランジスタの特性が150℃以上の温度で劣化するために、200℃を超える環境は好ましくない。このため、シリコンパワートランジスタは、AlN基板に固定するための上記のハンダが溶けない環境下で使用されることを前提としている。
特開2006−179538号公報
ところで、シリコンに比べて高耐圧のIII族窒化物、例えばGaN系材料を使用したパワートランジスタが開発され、このパワートランジスタは400℃以上の環境下での動作が可能なことが確認されている。
従って、図6に示すようなパッケージにGaN系のパワートランジスタを収納すれば、300℃以上の環境下ではパワートランジスタの特性は劣化しないが、AlN基板への固定に使用されるPb系ハンダが溶けて、その内部にボイドが発生する等、AlN基板への放熱効果が劣化するといった不都合がある。
これに対して、融点が300℃以上のハンダを使用することも可能であるが、ハンダ付け時とその後の冷却時との温度差が大きいので、パワートランジスタとAlN基板との熱膨張係数の差によってパワートランジスタにクラックが発生するおそれがある。
本発明の目的は、ハンダにより基板上に固定されるIII族窒化物半導体パワートランジスタのクラック発生を抑制する構造を有する半導体パワーモジュールを提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明の第1の態様は、厚さ300μm以上のサファイア基板上に成長されたIII族窒化物半導体からなるIII族窒化物半導体素子と、前記III族窒化物半導体素子が搭載されるヒートシンクと、前記ヒートシンクと前記III族窒化物半導体素子とを接合する融点300℃以上のハンダとを有することを特徴とする半導体パワーモジュールである。
本発明の第2の態様は、前記第1の態様に係る半導体パワーモジュールにおいて、前記サファイア基板は450μm以下であることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、前記第1又は第2の態様に係る半導体パワーモジュールにおいて、前記ハンダは鉛フリーハンダであって、金シリコン、金ゲルマニウムまたはその合金のいずれかであることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、前記第1乃至第3の態様のいずれかに係る半導体パワーモジュールにおいて、前記ヒートシンクは、前記III族窒化物半導体素子を収納するパッケージの内部底面にハンダ、ロウのいずれかにより接合されることを特徴とする。
本発明の第5の態様は、前記第1乃至第4の態様のいずれかに係る半導体パワーモジュールにおいて、前記III族窒化物半導体素子は、AlGaN/GaNのヘテロ接合を有するトランジスタであることを特徴とする。
本発明の第6の態様は、前記第1乃至第4の態様のいずれかに係る半導体パワーモジュールにおいて、前記III族窒化物半導体素子は、絶縁膜を介して電極がIII族窒化物半導体層上に形成されている構造を有するトランジスタであることを特徴とする。
本発明によれば、III族窒化物半導体素子を構成するサファイア基板の厚さを300μm以上となし、融点が300℃以上のハンダによりそのIII族窒化物半導体素子をヒートシンクに接合している。
そのような厚さのサファイア基板によれば、融点が300℃以上のハンダを溶融してIII族窒化物半導体素子とヒートシンクを接合した後にそれらを冷却した後に、III族窒化物半導体素子のクラックの発生が抑制された。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る半導体パワーモジュールのパッケージを示す側断面図、図1(b)は、そのパッケージの中に部品を実装した状態を示す側断面図、図2は、図1(b)に示す半導体パワーモジュール内に搭載されるパワートランジスタを示す断面図である。
図1(a)に示すハーフブリッジパッケージ1は、銅タングステン(CuW)基板から構成されたベース2と、ベース2上にAg/Cuロウ7により固定されるコバール(kovar)製の中枠3と、コバールよりなるカバー4とを有している。また、枠3の一端面には、セラミック製の絶縁筒5が貫通して取り付けられ、絶縁筒5内には、枠3の内側から外側に突出する導電性のリードピン6が取り付けられ、さらに、枠3の外側にあるベース2の両端にはビス孔8が設けられている。
また、ハーフブリッジパッケージ1内には、図1(b)に示すように、ダイオード10とIII族窒化物半導体素子であるパワートランジスタ20とが収納される。
パワートランジスタ20は、厚さ1mm程度のAlN基板からなるヒートシンク11を介してベース2上に取り付けられ、また、ダイオード10はサファイア(Al23)製の薄膜基板12を介してベース2上に取り付けられる。
また、パワートランジスタ20、ヒートシンク11、ベース2は第1、第2のハンダ13、14により順に接合され、さらに、ダイオード10と薄膜基板12は第3のハンダ15により接合されている。パワートランジスタ20とベース2の間にヒートシンク11を介在させるのは、パワートランジスタ20のオン時に大電流が流れることにより生じる自己発熱によって環境温度よりも高温になるので、熱放散を行う必要があるからである。
薄膜基板12とベース2は、例えばポリイミド系非導電材料からなる接着剤16により固定される。
パワートランジスタ20とヒートシンク11を固定する第1のハンダ13は、パワートランジスタ5の発熱を考慮して融点が300℃以上の鉛フリー材料、例えば約363℃の金シリコン(AuSi)から構成され、また、ヒートシンク11とベース2を固定する第2のハンダ14の材料は融点が約280℃の金錫(AuSn)から構成されている。
ヒートシンク11の上下に付けられる第1、第2のハンダ13、14のそれぞれの材料の融点は異なるが、第1のハンダ13によりパワートランジスタ20をヒートシンク11上に接合した後に第2のハンダ13によってヒートシンク11をベース2上に接合するようにすれば、第2のハンダ14の融点が第1のハンダ13の融点より低くてよい。
これに対し、ダイオード10を薄膜基板12に固定する第3のハンダ15は融点が300℃以下のPb系材料から構成されているが、ダイオード10は、電流が流される際に、第3のハンダ15を溶かすような発熱は生じない。
パワートランジスタ20として、例えば図2に示すような構成のHFET(Heterojunction Field Effect Transistor)20Aが用いられる。
図2において、厚さ300μm以上のサファイア基板21上には、AlN又はGaNよりなる厚さ20nmのバッファ層22と、厚さ1μm程度のGaNよりなる電子走行層23と、厚さ20nm程度のAlGaNよりなる電子供給層24と、厚さ20nmのGaNよりなるコンタクト層25がMOCVD法等により順に形成されている。
コンタクト層25は、ゲート領域がエッチングにより除去され、その領域の電子供給層24上にはゲート電極26が形成されている。さらに、ゲート電極26の両側方のコンタクト層25上にはそれぞれソース電極27とドレイン電極28が形成されている。
以上のような構成のパワートランジスタ20であるHFET20Aのサファイア基板21を第1のハンダ13によってヒートシンク11に接合する際に、パワートランジスタ20とヒートシンク11は、第1のハンダ13、例えばAuSiハンダの融点以上の環境温度、例えば370〜380℃に曝されるため、その後に第1のハンダ13を室温に戻した時にHFET20Aのサファイア基板21とヒートシンク11との熱膨張係数の差によりそれらに応力が生じる。
本来、熱放散の観点からは、サファイアの熱伝導率はAlNの熱伝導率より小さいので、サファイア基板21を研磨によってできるだけ薄くすることが好ましい。
しかし、サファイア基板21を例えば200μm程度まで薄くするとサファイア基板21が応力に弱くなるだけでなく、研磨、切断工程の際にサファイア基板21にマイクロクラックが生じやすいので、ハンダ付け後に加わる応力によってマイクロクラックからHFETに割れが生じる危険性がある。
発明者の実験によれば、サファイア基板21を厚さ450μmにした場合には、パワートランジスタ20であるHFETにクラックが発生しなかったが、熱抵抗の影響を受けて、それより薄く研磨される場合に比べてパワートランジスタ20の温度が高くなる。
HFET20Aの自己発熱量を50Wと仮定して、サファイア基板21の厚さを450μmとした場合には、HFET20Aのオン時に約60℃の温度上昇があり、その厚さを150μmまで研磨した場合には約30℃の温度上昇があると見積もることができる。
GaN系のHFETは、温度特性に優れ、400℃以上での動作も可能であり、200℃以上の環境下において自己発熱により温度が例え60℃上昇しても、トランジスタ特性の劣化は小さい。従って、パワートランジスタ20であるHFET20AをAuSiからなる第1のハンダ13によってヒートシンク11に付けると、第1のハンダ13の融点が363℃であるので、300℃程度までの環境温度では第1のハンダ13の再溶融も発生しない。
そこで、パワートランジスタ20のサファイア基板21の厚さとそのクラック発生率の関係を発明者が調べた。その実験は、AuSiからなる第1のハンダ13を介してパワートランジスタ20をヒートシンク11上に載置した状態で、それらを370〜380℃で加熱して第1のハンダ13を溶融させた後に室温まで冷却した。
サファイア基板21の厚さを変えてそのような試験を行い、パワートランジスタ20のクラックの発生率を調べたところ、図3に示すような結果が得られた。
図3によれば、パワートランジスタ20のサファイア基板21の厚さを300μm以上、450μm以下の範囲に設定することがHFETの駆動によるサファイア基板21のクラックの発生を抑制することが可能となり、また、350μm以上であれば、クラック発生率を実質的に0%にすることが可能になることがわかる。
ところで、GaN系のパワートランジスタ20をヒートシンク11上に接合するための第1のハンダ13の材料として、上記のAuSiの他に、300℃以上であってパワートランジスタ上昇温度+環境温度以下の融点を持つ他の鉛フリーのハンダ材料、例えばAuGe、或いはAuSi又はAuGeの含有材料を使用してもよい。
AuGeは、AuSiよりも酸化しやすいが、第1のハンダ13の溶融時にパワートランジスタ20、ヒートシンク11を囲む雰囲気の酸素含有率を減らしたり、或いはその雰囲気を窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気としたりすれば、特に不都合は生じない。
AuGeの融点は340℃と高く、上記のAuSiと同様に、GaN系のパワートランジスタ20の自己発熱により溶融することはない。
なお、図1(b)において、符号17〜19は、リードピン6、パワートランジスタ20、ダイオード10を接続する導電性ワイヤを示している。
(第2の実施の形態)
図4(a)は、本発明の第2実施形態に係る半導体パワーモジュールを構成するパッケージを示す側断面図であり、図4(b)は、そのパッケージ内に半導体パワーモジュール等を収納した状態示す側断面図である。図4(a)、(b)において、図1(a)、(b)と同一符号は同一要素を示している。
図4(a)において、ハーフブリッジパッケージ1内において、ヒートシンク11は、銀銅(Ag/Cu)ロウ30によって、ベース2に固定されている。Ag/Cuロウ30は、ハーフブリッジパッケージ1を構成する枠3とベース2を接合するためのAg/Cuロウ7と同一組成又はほぼ同じ組成である。
Ag/Cuロウ30は、600℃以上の融点を有し、AlN基板11とパワートランジスタ20を接合する第1のハンダ13の融点以上の温度で付けられる。従って、ヒートシンク11は、パワートランジスタ20の搭載前に、Ag/Cuロウ30により枠3と同時にベース2に接合される。
従って、パワートランジスタ20は、図4(b)に示すように、ベース2に既にロウ付けされた状態のヒートシンク11上に固定されることになる。
パワートランジスタ20として図2に示したHFET20Aを適用する場合に、HEMT20Aを構成するサファイア基板21の厚さを300〜450μmの範囲内に設定すると、第1実施形態と同様に、HEMT20Aを第1のハンダ13によりヒートシンク11に接合した後のHFET20Aのクラックの発生が抑制される。
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係る半導体パワーモジュールを示す断面図である。図5において、図1(b)と同一符号は同一要素を示している。
図5において、トランジスタパッケージ1Aは、銅タングステン(CuW)基板から構成されたベース2Aと、ベース2Aの上にAg/Cuロウ7により固定されたコバール製の中枠3Aと、コバールよりなるカバー4Aとを有している。また、枠3Aの一端面には、セラミック製の絶縁筒5が貫通して取り付けられている。その絶縁筒5内には、枠3Aの内側から外側に突出する導電性のリードピン6が取り付けられている。
また、トランジスタパッケージ1A内にはIII族窒化物半導体素子であるパワートランジスタ20が収納されているが、第1、第2実施形態とは異なってダイオードは収納されていない。
パワートランジスタ20は、厚さ1mm程度のヒートシンク11を介してベース2A上に取り付けられる。また、パワートランジスタ20とベース2Aとヒートシンク11はそれぞれ第1、第2のハンダ13、14により互いに固定されている。
パワートランジスタ20とヒートシンク11を固定する第1のハンダ13は、パワートランジスタ20の発熱を考慮して例えばAuSi、AuGe等の300℃以上の融点の高い材料から構成され、また、ヒートシンク11とベース2Aを固定する第2のハンダ14の材料は第1実施形態と同様にAuSnから構成される。なお、第2のハンダ14の代わりに、第2実施形態と同様にAu/Cuロウ30から構成してもよい。
ヒートシンク11の上下に付けられる第1のハンダ13と第2のハンダ14(又はAg/Cuロウ30)の融点は異なるが、融点の高い方を最初に溶融させてパワートランジスタ20、ヒートシンク11、ベース2を2段階で接続する。
パワートランジスタ20として、例えば図2に示すような構成のHFET20Aが用いられ、HFET20Aを構成するサファイア基板21は第1実施形態と同様に300〜450μmの厚さとなっている。
以上のような半導体パワーモジュールにおいても、パワートランジスタ20のクラックの発生が防止される。
(その他の実施の形態)
なお、上記した実施形態では、パワートランジスタとしてAlGaN/GaNのヘテロ接合を有するHFETを用いたが、絶縁膜を介して電極がIII族窒化物半導体層上に形成されている構造を有するトランジスタ等の電子デバイスを使用してもよく、この場合にも電子デバイスが形成されるサファイア基板の厚さを300〜450μmとする。これにより、300℃以上の融点を有するハンダによりIII族窒化物半導体素子を下の基板に接合してもクラックの発生が抑制される。
また、上記したパッケージに収納する素子としてパワートランジスタか、或いはこれにダイオードを加えた構成としているが、その他の部品を収納する構造にしてもよい。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る半導体パワーモジュールのパッケージの側断面図、図1(b)は、そのパッケージの中に部品を実装した状態を示す側断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る半導体パワーモジュール内に搭載されるパワートランジスタを示す断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る半導体パワーモジュール内に実装されるパワートランジスタを構成するサファイア基板厚さとそのクラック発生率の関係を示す図である。 図4(a)は、本発明の第2実施形態に係る半導体パワーモジュールのパッケージの側断面図、図4(b)は、そのパッケージの中に部品を実装した状態を示す側断面図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係る半導体パワーモジュールの側断面図である。 図6は、従来例に係る半導体パワーモジュールの側断面図である。
符号の説明
1、1A:ハーフブリッジパッケージ
2、2A:ベース
3、3A:中枠
4、4A:カバー
11:ヒートシンク
13、14:ハンダ
20:パワートランジスタ
21:サファイア基板
22:バッファ層
23:電子走行層
24:電子供給層
25:コンタクト層
26:ゲート電極
27:ソース層
28:ドレイン層
30:Ag/Cuロウ

Claims (6)

  1. 厚さ300μm以上のサファイア基板上に成長されたIII族窒化物半導体からなるIII族窒化物半導体素子と、
    前記III族窒化物半導体素子が搭載されるヒートシンクと、
    前記ヒートシンクと前記III族窒化物半導体素子とを接合する融点300℃以上のハンダと
    を有することを特徴とする半導体パワーモジュール。
  2. 前記サファイア基板は450μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体パワーモジュール。
  3. 前記ハンダは鉛フリーハンダであって、金シリコン、金ゲルマニウム又はその合金のいずれかであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体パワーモジュール。
  4. 前記ヒートシンクは、前記III族窒化物半導体素子を収納するパッケージの内部底面にハンダ、ロウのいずれかにより接合されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の半導体パワーモジュール。
  5. 前記III族窒化物半導体素子は、AlGaN/GaNのヘテロ接合を有するトランジスタであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の半導体パワーモジュール。
  6. 前記III族窒化物半導体素子は、絶縁膜を介して電極がIII族窒化物半導体層上に形成されている構造を有するトランジスタであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の半導体パワーモジュール。
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