JP2008102187A - スキャナ装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スキャナ装置において、書籍等の厚みのある原稿を読み取る際にも、読み取り画面の明暗の斑を削減し、原稿移動のない適正な読み取りを可能にし、容易に、影等が少ない美しい読み取り結果を得ることを可能にする。
【解決手段】画像形成装置1のスキャナ装置10は、原稿台2と原稿台2上の原稿の書籍Bを覆う原稿押さえ部110とを備え、原稿台2上の書籍Bを画像データとして読み取るスキャン機能を有している。原稿押さえ部110は、書籍Bを押さえるパッド部112と、このパッド部112を支持する支持枠部113を有し、パッド部112は、光を透過しない伸縮自在のゴム材料で形成され、書籍Bのような厚い原稿であっても、書籍Bと共に原稿台2の少なくとも周辺部2aを被覆可能とする。これにより、読み取り画面の明暗の斑を削減し、原稿の移動を防ぐことができ、容易に、影等が少ない美しい読み取り結果を得ることができる。
【選択図】図3
【解決手段】画像形成装置1のスキャナ装置10は、原稿台2と原稿台2上の原稿の書籍Bを覆う原稿押さえ部110とを備え、原稿台2上の書籍Bを画像データとして読み取るスキャン機能を有している。原稿押さえ部110は、書籍Bを押さえるパッド部112と、このパッド部112を支持する支持枠部113を有し、パッド部112は、光を透過しない伸縮自在のゴム材料で形成され、書籍Bのような厚い原稿であっても、書籍Bと共に原稿台2の少なくとも周辺部2aを被覆可能とする。これにより、読み取り画面の明暗の斑を削減し、原稿の移動を防ぐことができ、容易に、影等が少ない美しい読み取り結果を得ることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、原稿台上に載置された原稿を画像データとして読み取る機能を有するスキャナ装置と、それを用いた画像形成装置に関する。
従来より、例えばCIS(Contact Image Sensor)等を用いて原稿台上に載置された原稿を画像データとして読み取るスキャナ装置及びそのスキャナ装置が搭載された複写機等の画像形成装置が用いられている。このようなスキャナ装置においては、原稿が原稿台の所定の位置に載置された状態で、例えば筐体の上面に軸支された原稿押さえ板で上方から原稿を原稿台に押さえつけ、原稿が移動しないようにして原稿の読み取りが行われる。ここで、一般に、この原稿押さえ板の原稿台に対向する面の色は、例えば白色のような反射率が高い色にされており、原稿台の原稿が載置されていない部位を白色として読み取ることにより、影等が少なく美しい読み取り結果が得られるように構成されている。
ところで、このようなスキャナ装置を用いて、例えば書籍や雑誌等のような厚みのある原稿の読み取りが行われることがある。このような原稿を読み取る際、原稿押さえ板を用いて原稿を押さえても、原稿台の原稿が載置されていない部位と原稿押さえ板との間には原稿の厚み分の隙間ができてしまう。このような隙間ができると、スキャン時のCIS側から原稿側への照射光がこの隙間から外部に洩れるなどして、照射光の原稿押さえ板からの反射光量の分布がばらつき、スキャナの読み取り画面に明暗の斑が生じ、その部位の読み取り結果は白色ではなく、黒色等の影のようになって、読み取り結果が美しくなくなってしまう。さらに、この画像データを基に記録紙に画像を複写するようなときには、その影のような部位の画像も記録紙に形成されてしまうので、読み取った画像データを用いて画像形成装置により画像を形成すると、インクやトナー等を浪費させてしまう。また、原稿の厚みが厚いときには、上述のように原稿押さえ板を用いて原稿を押さえようとするときに原稿上部の一部に原稿押さえ板が当接してしまうこと等により、原稿が原稿台上で移動してしまうことがある。原稿が移動してしまうと、原稿が所定の向きから傾いて読み取られたり、また、読み取り可能な範囲からはみ出した部位が読み取られない等、読み取りを適正に行うことができなくなる。
なお、特許文献1に示されるように、画像読み込み機構を備えた画像処理装置のコンタクトガラス面に配置された原稿を覆う原稿押さえカバーにおいて、このカバーの原稿押さえ面に、同一の高さを有する多数の突起が分布して設けられている画像形成装置が知られている。しかしながら、この画像形成装置は、原稿押さえカバーの開放時において、原稿がコンタクト面から吹き飛ぶことを防止するものであって、特許文献1には上述の問題点に対し有効な解決策は開示されていない。
また、特許文献2に示されるように、原稿カバーの外周部と筐体の原稿台側とを連結し、筐体に対し原稿カバーを搖動自在に支持する支持部材とを備え、原稿カバーの裏側に原稿落下防止部材を設け、原稿カバーを開けたときに、原稿カバーと筐体との隙間から原稿が落下することを防止する画像形成装置が知られている。また、特許文献3に示にされるように、原稿押圧板の開閉角を制限する突き当て部材を設け、原稿台上に原稿を置いたまま原稿押圧板を開放したときに、原稿の落下を防止する画像形成装置が知られている。また、特許文献4に示にされるように、原稿カバーに裏透け防止板を備え、両面記載原稿の裏面の文字が透けて読み取られることを防止する画像形成装置が知られている。しかしながら、特許文献2乃至特許文献4では、いずれも上述の問題点に対し有効な解決策は開示されていない。
特開2004‐363754号公報
特開2005‐12246号公報
特開平10‐197971号公報
特開2005‐354668号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、書籍等の厚みのある原稿の画面を読み取る際にも、読み取り画面の明暗の斑を削減し、原稿が移動することなく適正に読み取ることが可能であり、容易に、影等が少ない美しい読み取り結果を得ることが可能であるスキャナ装置とそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、筐体上部に配置され、筐体上部に配置され、略矩形形状の原稿台上に載置された原稿を画像データとして読み取る機能を有するスキャナ装置と、前記スキャナ装置の下部に配置され、スキャナ装置により読み取られた原稿の画像データに基づいて記録紙に画像を形成する機能を有する画像形成部と、前記筐体に支持され前記原稿台上に載置された原稿を覆うように開閉可能に設けられた原稿押さえ部と、を備えた画像形成装置であって、前記原稿押さえ部は、前記原稿に接して該原稿を押さえるパッド部と、このパッド部周辺を剛性部材から成る略矩形形状の枠で支持する支持枠部を備え、前記支持枠部は、前記筐体により回動可能にその矩形形状の一辺が支持され、前記パッド部は、光を透過しない伸縮自在のゴム材料で形成され、前記原稿を読み取り時に、この原稿が書籍のような厚い原稿であっても、該原稿と共に前記原稿台の少なくとも周辺部を被覆可能とするものである。
請求項2の発明は、略矩形形状の原稿台上に載置された原稿を画像データとして読み取る機能を有するスキャナ装置であって、前記原稿台上に載置された原稿を覆う原稿押さえ部を備え、前記原稿押さえ部は、前記原稿を押さえるパッド部を有し、前記パッド部は、伸縮性のある材料で形成され、前記原稿を読み取り時に、前記原稿及び原稿台を被覆可能とするものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載のスキャナ装置において、前記パッド部は、光を透過しないゴム材料で形成されたものである。
請求項1の発明によれば、例えば書籍等のような厚みのある原稿を読み取るときに、原稿押さえ部により原稿を原稿台上に押し付けても、原稿に接触するパッド部が伸長して原稿を被覆することができると共に、原稿が存在しない少なくとも原稿台の周辺部をほぼ密着して被覆することができる。これにより、原稿が存在しない原稿台とパッド部の隙間が殆どなくなり、原稿を載置した状態の原稿台がパッド部によってほぼ全面的に被覆されるので、スキャン時の原稿面への照射光は原稿押さえ部でほぼ完全に反射され、外部に洩れない。従って、照射光の原稿押さえ部からの反射光量の分布のばらつきが削減され、読み取り画面の明暗の斑が低減される。そのため、原稿が載置されていない部位が影のように読み取られてしまうような読み取り画面に明暗の斑が発生することが低減され、美しい読み取り結果を得ることが可能となり、記録紙に画像を形成する際にインクやトナー等が浪費されることが少なくなくなる。また、原稿押さえ部で原稿を押さえる際、パッド部で弾力性を持ってほぼ全体が被覆されることから、読み取り時に原稿台に載置された原稿が移動してしまうことがなくなり、原稿を適正に読み取ることが可能となる。また、原稿押さえ部で原稿を強く押さえた場合に、パッド部の弾力性により、パッド部から支持枠部に掛かる負荷が低減されるので、原稿押さえ部の支持枠部と筐体との接続部(ヒンジ)に掛かる負荷も削減されることにより、原稿押さえ部の押さえ過ぎによる接続部等の故障を低減することができる。また、原稿を原稿台に強く押さえつけることができるので、原稿と原稿台との接触をより密接にでき、より鮮明な読み取りを行うことが可能となる。
請求項2の発明によれば、原稿押さえ部のパッド部が伸縮するので、原稿及び原稿台上の原稿が載置されていない部位を被覆することが可能である。従って、上述と同様に、例えば書籍等のような厚みのある原稿を読み取るときに原稿が載置されていない部位が影のように読み取られることがなく、容易に、美しい読み取り結果を得ることが可能となる。また、原稿が移動してしまうことがなくなり、原稿を適正に読み取ることが可能となる。
請求項3の発明によれば、パッド部のゴム材料の弾力性により、より密着して原稿及び原稿台上の原稿が載置されていない部位を被覆することができるので、この部位において原稿台と原稿押さえ部の隙間をより確実に低減でき、より鮮明で美しい読み取り結果を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態について図1乃至図3を参照して説明する。本実施形態に係るスキャナ装置を用いた画像形成装置1は、いわゆるプリンタ複合機であり、例えば、筐体100の上部のスキャナ装置10と、下部の画像形成部20とを備えている。この画像形成装置1は、例えば外部のパーソナルコンピュータ等に接続されるようなものであり、入力された画像データ等に基づいて記録紙Pに画像を形成するプリント機能、スキャナ装置10により原稿を読み取るスキャン機能、スキャン機能により得られた画像データに基づき記録紙Pに画像を形成するコピー機能、スキャン機能により得られた画像データをパーソナルコンピュータに送信する機能等、種々の機能を有している。また、筐体100の後方上部には、記録紙Pが装填される給紙トレイ120が設けられており、筐体100の前面には、後述するように画像形成部20により画像が形成された記録紙Pが排出される排紙トレイ130が設けられている。
スキャナ装置10は、筐体100の上面に配置され、原稿(図示せず)が載置される略矩形形状のガラス製の透明の原稿台2と、例えば原稿台2の裏面から原稿を照射する光源(図示せず)を有して原稿台2をスキャンするCIS(Contact Image Sensor)等のスキャンユニット40と、スキャンユニット40を図1の矢印Aで示す方向に移動させるモータ等を有する駆動機構(図示せず)とを有している。スキャンユニット40は、原稿台2の内面に接するように配置されている。スキャナ装置10は、スキャンユニット40を駆動機構により原稿台2の内面に沿って移動させ、原稿を走査させてスキャン機能を実行する。なお、本実施形態において、スキャナ装置10は、図1の矢印A方向にスキャンユニット40を移動させてスキャン機能を実行する。そして、読み取り範囲の基準となる原点は、例えば原稿台2の左奥角となるように構成されている。なお、読み取り方向や原点の位置等はこれに限られるものではない。
筐体100のスキャナ装置10の上部には、原稿台2を覆うような大きさの原稿押さえ部110が筐体100との接続部となるヒンジ111によって回動可能に設けられている。原稿台2は、筐体100の上面側における側面内部の周辺に沿って設けられた矩形台101で支持されて固定されている。原稿押さえ部110は、原稿に接触して原稿を押さえるパッド部112と、このパッド部112の周辺を剛性部材からなる略矩形形状の枠で支持する支持枠部113とを有する。
パッド部112は、光を透過しない伸縮自在の弾力性あるゴム部材で形成され、その周辺は、支持枠部113の枠内側における原稿台2に接する4辺の角部に沿って設けられた矩形の切り込み台114において接着剤等により固定されている。また、パッド部112は、原稿台2をほぼ完全に覆うことができるように原稿台2より大きい面積を成すと共に、原稿押さえ部110が原稿台2を覆った際、パッド部112が支持枠部113より先に原稿台2に接触するように、支持枠部113の厚み方向において、支持枠部113から原稿台2に向けてパッド部112全体がわずかに枠面から飛び出すように構成されている。これにより、パッド部112は、原稿台2のほぼ全面を密着して被覆でき、原稿押さえ部110と原稿台2の間の隙間をほぼ完全に遮断することができる。また、原稿台2と接触するパッド部112の裏面は、原稿以外の読み取り面を白地にするため白色に着色されている。
支持枠部113は、筐体100においてその矩形形状の一辺がヒンジ111によって回動可能に支持されて、支持枠部113の内枠面積は、原稿台2より大きい面積を有する。これにより、この支持枠部113の枠内に固定されたパッド部112の面積も、原稿台2より大きくなるように形成される。また、支持枠部113は、金属又は強化プラスチック等を用いて枠が強固に形成されているので、この支持枠部113に固定されているパッド部112の回動動作や押圧動作による枠の変形を防止でき、安定して原稿台2を強く押さえることができる。
画像形成部20は、給紙トレイ120に装填された記録紙Pを筐体100の内部に搬送して排紙トレイ130に排出させる記録紙搬送部(図示なし)を有している。画像形成部20は、スキャナ装置10により読み取られた画像データ、又は外部から入力された画像データに基いて、筐体100の内部に搬送された記録紙P上に、例えばインクジェット方式により画像を形成する。なお、画像形成部20は、例えばレーザビームプリンタのような電子写真方式により画像を形成するものであってもよく、特定の方式に限られるものではない。
筐体100の内部には、例えばASICやメモリ等により構成され、スキャナ装置10及び画像形成部20の動作を制御する制御回路30が設けられている。筐体100の上部には、例えば外部から操作可能な操作ボタン31aや画像形成装置1の状態等を表示する機能を有する表示部31b等を有する操作パネル部31が設けられている。この画像形成装置1は、例えばユーザによる操作ボタン31aの操作に基いて、制御回路30により、上述のスキャン機能等、スキャナ装置10や画像形成部20の動作が制御されるように構成されている。なお、操作パネル部31の位置及び構成や、給紙トレイ120、排紙トレイ130の位置等は、これに限られるものではない。
以下に、この画像形成装置1を用いたスキャン機能の動作について、ユーザが行う操作と共に説明する。先ず、一般的なコピー用紙等のような厚みが薄い原稿を読み取るときには、ユーザは、読み取り対象面が原稿台2に対向するように、原稿を原稿台2の原点に近い位置に載置する。そして、原稿押さえ部110を回動させてパッド部112により原稿を原稿台2に押さえつける。その後、例えば操作パネル部31の操作ボタン31aを操作し、スキャン機能を実行させる。スキャン機能が実行されると、上述のようにスキャンユニット40が移動しながら原稿の表面を撮像して、原稿を画像データとして読み取る。
次に、書籍B等の厚みが厚い原稿を読み取るときにユーザが行う操作及びそのときの原稿押さえ部110による書籍Bの被覆状態について説明する。この画像形成装置1においては、原稿となる厚みが厚い書籍Bを読み取る際には、原稿押さえ部110により書籍B上を覆い、書籍Bを原稿台2と密着するように押さえたままにしてスキャン機能を実行させる。このとき、ユーザは、先ず、原稿押さえ部110を開放した状態において、書籍Bの読み取り対象となるページを開き、その対象面を原稿台2に対向させて、所定の位置に載置する。次に、ユーザは、原稿押さえ部110を下方に回動させて書籍Bを覆う。このとき、図2、図3に示すように、原稿押さえ部110が書籍Bを覆って押さえつけた状態においては、書籍Bの厚みによりパッド部112は、書籍Bから押圧を受け、書籍Bを覆った部分が原稿台2の上方に盛り上がる。また、原稿押さえ部110の支持枠部113は、金属等の剛体であるため変形せず、収縮自在に伸びるパッド部112のみ書籍Bの形状に合わせて変形し、書籍Bの厚みによる支持枠部113への引張り力の影響を吸収する。そして、図3に示すように、原稿押さえ部110で書籍B全体を被覆して、パッド部112を原稿台2の周辺部2aに圧接接触させる。このとき、パッド部112は弾性があり、かつその原稿台2側の面が支持枠部113の原稿台2側の枠面から僅かに原稿台2側に突出しているので、原稿押さえ部110で書籍Bを被覆した際に、少なくとも原稿台2の周辺部2aを密接して被覆することができる。
ユーザは、このように原稿押さえ部110により原稿台2上の書籍B及び書籍Bが存在しない部位を含め原稿台2全体を覆った状態で、書籍Bを所定の位置から動かないように原稿台2に向け押し付けながら操作ボタン31aを操作して、スキャン機能の動作を開始させる。これにより、書籍Bの当該ページが画像データとして読み取られる。なお、図4は、図3において読み取る原稿を厚みのある書籍Bではなく、通常の薄い原稿Cとした場合の状態を示し、この場合は原稿押さえ部110は、パッド部112を殆ど伸長することなく原稿C及び原稿台2全体を密接に被覆して押さえるので、原稿Cを鮮明に読み取ることができる。
このように、本実施形態の画像形成装置1によれば、例えば書籍B等のような厚みのある原稿を読み取るときにおいて、原稿押さえ部110により原稿を原稿台2上に押し付けた際、原稿に接触するパッド部112が伸長して原稿を被覆することができると共に、原稿が存在しない少なくとも原稿台2の周辺部2aをほぼ密着して被覆することができる。これにより、原稿が存在しない原稿台2とパッド部112の隙間が殆どなくなり、原稿を載置した状態の原稿台2がパッド部によってほぼ全面的に被覆されるので、スキャン時の原稿への照射光は原稿押さえ部110でほぼ完全に反射され、外部に洩れず、また、外部からの光も原稿台2に入ってこない。このため、照射光の原稿押さえ部110による反射光量の分布のばらつきが低減され、スキャナ読み取り画面における明暗の斑が削減される。従って、原稿が載置されていない部位が影のように読み取られてしまうことがなく、美しい読み取り結果を得ることが可能となり、記録紙Pに画像を形成する際にインクやトナー等が浪費されることがなくなる。また、原稿押さえ部110で書籍Bを押さえる際、パッド部112の伸縮性によりほぼ全体が被覆されることから、読み取り時に原稿台2に載置された書籍Bが移動してしまうことがなくなり、書籍Bの原稿を適正に読み取ることが可能となる。また、原稿押さえ部110で書籍Bを強く押さえても、パッド部112の弾力性により、パッド部112から支持枠部113に掛かる負荷が低減される。このため、支持枠部113と筐体100とを接続するヒンジ111に掛かる負荷も削減されることにより、原稿押さえ部110の押さえ過ぎによるヒンジ111等の故障を削減することができる。また、書籍Bを原稿台2に強く押さえつけることができるので、書籍Bと原稿台2との面接触をより密接にでき、より鮮明な読み取りを行うことが可能となる。なお、このような原稿押さえ部110を用いた読み取り操作は、書籍Bのような原稿を読み取るときだけでなく、雑誌等、原稿の厚みが厚いときに行われるものである。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、パッド部のゴム材の厚み又は弾性率を原稿押さえ部の中央部と周辺部とで異なるようにし、例えば中央部で伸長し易くすることにより、原稿台の周辺部において、密着性を強めることが可能となる。また、パッド部は、ゴム材以外の風船のような伸縮部材でもよい。また、支持枠部とパッド部を同一部材とすると共に、パッド部を薄くしてそれらを一体成形することも可能である。
さらに、本発明は、上述のようなスキャナ装置と画像形成部とを一体に有する画像形成装置のみに適用されるものではなく、例えばスキャナ装置単体で用いられ、外部のパーソナルコンピュータ等と接続され、原稿を画像データとして読み取るようなものについても適用可能である。スキャナ装置単体で用いられるものに適用した場合においても、書籍等の厚みのある原稿を読み取る際、原稿押さえ部により原稿が載置されていない原稿台の部位を覆うことにより、美しい読み取り結果を得ることが可能となるとともに、原稿が移動してしまうことがなくなり、原稿を適正に読み取ることが可能となる。
1 画像形成装置
2 原稿台
2a 周辺部
10 スキャナ装置
20 画像形成部
100 筐体
110 原稿押さえ部
112 パッド部
113 支持枠部
B 書籍
C 原稿
2 原稿台
2a 周辺部
10 スキャナ装置
20 画像形成部
100 筐体
110 原稿押さえ部
112 パッド部
113 支持枠部
B 書籍
C 原稿
Claims (3)
- 筐体上部に配置され、略矩形形状の原稿台上に載置された原稿を画像データとして読み取る機能を有するスキャナ装置と、
前記スキャナ装置の下部に配置され、スキャナ装置により読み取られた原稿の画像データに基づいて記録紙に画像を形成する機能を有する画像形成部と、
前記筐体に支持され前記原稿台上に載置された原稿を覆うように開閉可能に設けられた原稿押さえ部と、
を備えた画像形成装置であって、
前記原稿押さえ部は、前記原稿に接して該原稿を押さえるパッド部と、このパッド部周辺を剛性部材から成る略矩形形状の枠で支持する支持枠部を備え、
前記支持枠部は、前記筐体により回動可能にその矩形形状の一辺が支持され、
前記パッド部は、光を透過しない伸縮自在のゴム材料で形成され、前記原稿を読み取り時に、この原稿が書籍のような厚い原稿であっても、該原稿と共に前記原稿台の少なくとも周辺部を被覆可能とすることを特徴とする画像形成装置。 - 略矩形形状の原稿台上に載置された原稿を画像データとして読み取る機能を有するスキャナ装置であって、
前記原稿台上に載置された原稿を覆う原稿押さえ部を備え、
前記原稿押さえ部は、前記原稿を押さえるパッド部を有し、
前記パッド部は、伸縮性のある材料で形成され、前記原稿を読み取り時に、前記原稿及び原稿台を被覆可能とすることを特徴とするスキャナ装置。 - 前記パッド部は、光を透過しないゴム材料で形成されたことを特徴とする請求項2に記載のスキャナ装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100105 |