JP3709860B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、読取素子を原稿ガラスの下方で移動させることによって、原稿ガラス上に載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電話機能やファクシミリ機能に加えてコピー機能や画像読取機能等の多くの機能を備えた多機能周辺装置が出現しているが、この種の多機能周辺装置に備えられる画像読取装置としては、開閉可能な原稿カバーにより覆われる原稿ガラス上に原稿を載置し、CCDやCIS等の読取素子(イメージセンサ)を前記原稿ガラスの下方で移動させることによって、前記原稿ガラス上に載置された原稿の画像を読み取るものが知られている。
【0003】
ところで、斯かる多機能周辺装置に対しては薄型化が要求されており、この要求に応えるために、画像読取装置の読取素子として一般的にCCDよりも焦点深度が浅いと言われているCISを画像読取装置の読取素子として採用することによって、画像読取装置の高さを低く抑えることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の画像読取装置においては、長方形板状の原稿ガラスの周辺部の全てが本体カバーで覆われていたため、図9に示すように、本体カバー107の上面が原稿ガラス108の上面(読取面)よりも高くなって両者間に段差が生じ、例えば原稿ガラス108の原稿載置領域よりも大きくてコシの強い(剛性の高い)原稿120を読み取る場合、原稿120の原稿ガラス108からはみ出した部分が前記段差のために浮き上がり、一般的にCCDに比して焦点深度が浅いと言われているCISによる読み取りでは、原稿の浮き上がった部分の読み取りにピントのボケが発生し易いという問題があった。
【0005】
或は、図10に示すように、分厚い本121を原稿ガラス108上に載置してその画像を読み取る場合には、本121の原稿ガラス108からはみ出した部分が本体カバー107上に載るために、本121の画像を読み取るべきページの一部(綴じ代に近い部分)が図示のようにΔh1だけ浮き上がり、前述と同様に、その浮き上がった部分のCISによる読み取りにピントのボケが発生し易いという問題があった。
【0006】
ところで、CISのレンズの材質を従来のプラスチックからガラスに変更することによって、CISの焦点深度には若干のマージンアップが図られるが、コストアップを免れないという問題がある。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、コストアップを招くことなく、読取素子と原稿との距離を一定に保ってピントのボケの発生を防ぐことができる画像読取装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、開閉可能な原稿カバーにより覆われる四辺形状の原稿ガラス上に原稿を載置し、読取素子を前記原稿ガラスの下方で移動させることによって、前記原稿ガラス上に載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置において、前記原稿ガラスの周縁を支持するボトムカバーと、このボトムカバーの外周を覆うトップカバーと、からなる本体カバーを備え、前記原稿ガラスの四辺のうち三辺の周縁は前記ボトムカバーで支持されるとともに前記トップカバーで覆われ、前記原稿ガラスの他の一辺は前記トップカバーで覆われることなく前記ボトムカバーで支持され、当該他の一辺に当接する前記本体カバーの部位の高さが前記原稿ガラスの上面に略等しいことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記原稿ガラスの原稿載置領域は長方形に形成され、前記他の一辺に相当する前記本体カバーの部位は、前記原稿載置領域の長辺側であることを特徴とする。
【0010】
従って、請求項1及び2記載の発明によれば、原稿ガラスの上面と該原稿ガラスの他の一辺に当接する本体カバーの部位との間に段差が生じないため、この部分に原稿の原稿ガラスからはみ出した部分を載せれば、原稿の浮き上がりがなくなり、該原稿と読取素子との距離が一定に保たれ、読取素子が焦点深度の浅いCISであっても、画像の読み取りにピントのズレが発生することがなくなる。そして、読取素子として従来と同様のものを使用することができ、又、装置本体に大きな変更が不要となるため、装置のコストアップを避けることができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、更に使用者による指示を入力可能な各種キーを持つ操作パネルを備え、前記他の一辺に相当する前記本体カバーの部位は、前記操作パネルに連なる辺であることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記原稿ガラスの前記他の一辺の上面とこれに連なる前記操作パネルの上面とを略同一高さとしたことを特徴とする。
【0013】
従って、請求項3及び4記載の発明によれば、原稿ガラスの上面と操作パネルの上面との間に段差が生じないため、原稿の浮き上がりがなくなって、該原稿と読取素子との距離が一定に保たれ、画像の読み取りにピントのズレが発生することがなくなる。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記原稿ガラスの前記他の一辺の上面をこれに連なる前記操作パネルの上面よりも僅かに高く設定したことを特徴とする。
【0015】
従って、請求項5記載の発明によれば、原稿ガラスの上面がこれに連なる操作パネルの上面よりも僅かに高くなるため、原稿ガラスに載置された原稿の浮き上がりが更に確実に防がれ、該原稿と読取素子との距離が一定に保たれて画像の読み取りにピントのズレが発生することがなくなる。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項3〜4の何れか1つに記載の発明において、更に前記操作パネルを覆うパネルカバーを備え、そのパネルカバーの形状を上に凸の曲面状とすることにより、前記原稿ガラスからはみ出した原稿の一部分が前記操作パネルの各種キーに触れないようにしたことを特徴とする。
【0017】
従って、請求項6記載の発明によれば、原稿ガラスからはみ出した原稿の一部分が操作パネルの各種キーに触れて装置が誤作動するという不具合の発生が防がれる。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項3〜6の何れか1つに記載の発明において、前記原稿カバーを閉じたときに前記原稿ガラスと前記本体カバーに跨がって当接する遮光性の高い弾性部材を、前記原稿カバーに取り付けたことを特徴とする。
【0019】
従って、請求項7記載の発明によれば、原稿の読み取りのために原稿カバーを閉じたとき、段差が生じない平面的な原稿ガラス及び本体カバーと原稿カバーとの間の隙間が弾性部材によって塞がれ、隙間からの光の侵入が弾性部材によって阻止されるため、原稿の読み取りが良好且つ安定的になされる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は本発明に係る画像読取装置を備える多機能周辺装置1の斜視図であり、図示の多機能周辺装置1は、電話機能とファクシミリ機能、コピー機能及び画像読取機能を備える情報通信装置であって、その上部に本発明に係る画像読取装置2が備えられている。
【0022】
而して、当該多機能周辺装置1を例えばコピー機として使用する場合、画像読取装置2によって読み取られた原稿の画像データは、専用のインターフェースを介して装置本体内に入力され、装置本体に内蔵された不図示のインクジェットプリンタによって記録用紙に印刷される。
【0023】
ここで、画像読取装置2において、操作パネル3が設けられる側を手前側とすると、この手前側に排紙口4と排紙トレイ5が設けられ、奥側に給紙トレイ6が設けられている。
【0024】
従って、給紙トレイ6にセットされた記録用紙は、不図示の給紙機構によって装置本体内に搬送され、前記インクジェットプリンタによって読取画像が印刷された後、コピー用紙として排紙口4から排出された排紙トレイ5上に積載される。
【0025】
次に、本発明に係る画像読取装置2の構成の詳細を図2〜図5に基づいて説明する。
【0026】
図2は本発明に係る画像読取装置の原稿カバーを開いた状態の斜視図、図3は同画像読取装置の側断面図、図4は同画像読取装置の操作パネル部の側断面図、図5は図4のA部拡大詳細図である。
【0027】
図示の画像読取装置2は、樹脂にて矩形ボックス状に成形された本体カバー7を有し、該本体カバー7の上面開口部は水平な原稿ガラス8によって覆われている。そして、原稿ガラス8は、本体カバー7の奥側(操作パネル3が設けられる側を手前側とし、その反対側を奥側とする)に設けられた左右2つのヒンジ9によって回動可能に支持された矩形状の原稿カバー10によって開閉される。
【0028】
ところで、上記原稿ガラス8上には、読み込むべき原稿が載置されるが、該原稿ガラス8の原稿載置領域は長方形に形成され、前記原稿カバー10の裏面には、原稿読取時に原稿ガラス8の原稿載置領域を覆う矩形の原稿押さえスポンジ11が接着によって取り付けられている。尚、図示しないが、原稿押さえスポンジ11の表面には白色の樹脂フィルムが被着されている。
【0029】
又、本体カバー7内の原稿ガラス8によって覆われる空間には、原稿ガラス8の下方を左右(手前側から見て左右)方向に往復動する読取素子としてのCIS(Contact Image Sensor)12が設けられている。即ち、本体カバー7内の左右にはガイドシャフト13が水平に架設されており、このガイドシャフト13にはキャリッジ14が摺動自在に保持され、前記CIS12はキャリッジ14に搭載されている。ここで、CIS12は前後方向(操作パネル3側から見て前後)に長く形成され、図3に示すように、その両端には原稿ガラス8の下面に沿って転動するガイドローラ15が回転自在に設けられている。
【0030】
従って、不図示のモータを駆動してキャリッジ14をガイドシャフト13に沿って左右に往復動させると、該キャリッジ14に搭載されたCIS12も原稿ガラス8の下方を左右に往復動し、原稿ガラス8上に載置された原稿の画像を読み取る。
【0031】
ところで、図3に示すように、前記本体カバー7は上下に2分割されており、これは、上面が開口する矩形ボックス状のボトムカバー7Aとその外周を覆う矩形枠状のトップカバー7Bで構成され、ボトムカバー7Aの手前側に延びる部分の上面には樹脂製の前記操作パネル3が設けられている。
【0032】
ここで、上記操作パネル3は手前側に向かって下がる斜面を成しており、図2に示すように、その幅方向中央部には横方向に長い略楕円状の凹部3aが形成され、この凹部3aには、使用者による指示を入力可能な複数の各種キー16と液晶表示器(LCD)17が設けられている。そして、図3及び図4に示すように、操作パネル3の凹部3aは樹脂製のパネルカバー18によって覆われており、パネルカバー18の上面は上に凸の曲面状に成形され、前記キー16はパネルカバー18を貫通してその一部が外部に露出している。又、パネルカバー18の前後(手前と奥)には上方に突出する凸部18aが形成されている。
【0033】
而して、図3に示すように、前記原稿ガラス8は、その周縁が前記本体カバー7のボトムカバー7Aの上端によって支持されており、その手前側の一辺(操作パネル3側の一辺)を除く他の三辺の周辺部はトップカバー7Bのフランジ部7Cによって覆われている。
【0034】
つまり、トップカバー7Bの手前側の一辺にはフランジ部7Cが形成されておらず、従って、原稿ガラス8の手前側の一辺はトップカバー7Bのフランジ部7Cによって覆われていない。このため、図5に詳細に示すように、トップカバー7Bの手前側の一辺の高さは原稿ガラス8の上面の高さに略等しく、又、トップカバー7Bを介して原稿ガラス8の上面に連なる操作パネル3の上面の高さも原稿ガラス8の上面の高さに略等しく設定されている。尚、原稿ガラス8の上面の高さと、操作パネル3の上面との高さとの差異は、±0.5mmの範囲であれば何ら支障がない。
【0035】
従って、操作パネル3が設けられた手前側においては、原稿ガラス8の上面とトップカバー7Bの手前側の上端面及びこれに連なる操作パネル3の上面とは連続する平坦な略同一平面を構成し、これらの間には段差が殆ど生じないが、本実施の形態では、図5に示すように、原稿ガラス8の上面はこれに連なるトップカバー7Bの上端面及び操作パネル3の上面よりも僅かに高く設定されている。
【0036】
そして、図3〜図5に示すように、前記原稿カバー10の自由端側(手前側)の裏面には、該原稿カバー10を閉じたときに原稿ガラス8と本体カバー7(トップカバー7B)に跨がって当接する遮光性の高い弾性部材としての遮光スポンジ19が幅方向に長く取り付けられている。尚、本実施の形態では、遮光スポンジ19を前記原稿押さえスポンジ11とは別に設けたが、原稿押さえスポンジ11を手前側に延長してこれに遮光スポンジの機能を兼ねさせるよう構成しても良い。
【0037】
ここで、原稿ガラス8の手前側の一辺(本体カバー7(トップカバー7Bのフランジ部7C)によって覆われない一辺)に相当する本体カバー7の部位は、原稿ガラス8の長方形を成す前記原稿載置領域の長辺側に対応している。
【0038】
而して、当該原稿読取装置2において原稿画像を読み取るには、図2に示すように、原稿カバー10をヒンジ9を中心として上方へ回動させてこれを開き、原稿ガラス8上に原稿をその画像面を下にして載置する。
【0039】
そして、操作パネル3でのキー操作によって読取動作を支持すると、前述のようにCIS12が原稿ガラス8の下方を左右に往復動して原稿画像を読み取る。この場合、前述のように原稿カバー10の裏面に取り付けられた遮光スポンジ19が原稿ガラス8と本体カバー7に跨がって当接して弾性変形し、段差が生じない平面的な原稿ガラス8及び本体カバー7と原稿カバー10との間の微小な隙間が遮光スポンジ19によって確実に塞がれ、隙間からの光の侵入が遮光スポンジ19によって阻止されるため、原稿の読み取りが良好且つ安定的になされる。
【0040】
ところで、読み取るべき原稿が大きくてコシの強い(剛性の高い)ものである場合には、図6に示すように、原稿20の一部が原稿ガラス8から手前側にはみ出すが、前述のように原稿ガラス8の上面とトップカバー7Bの手前側の上端面及びこれに連なる操作パネル3の上面とは連続する平坦な略同一平面を構成し、これらの間には段差が殆ど生じないため、原稿20の浮き上がりがなくなり、該原稿20とCIS12との距離が一定に保たれ、焦点深度の浅いCIS12による読み取りであっても、画像の読み取りにピントのズレが発生することがない。特に、本実施の形態では、原稿ガラス8の上面をこれに連なる本体カバー7(トップカバー7B)及び操作パネル3の上面よりも僅かに高くしたため、原稿20の原稿ガラス8からはみ出した部分が垂れ下がる状態となり、原稿20の原稿ガラス8上での浮き上がりが更に確実に防がれる。
【0041】
又、本実施の形態では、パネルカバー18の上面は上に凸の曲面状に成形されているため、原稿ガラス8からはみ出した原稿20の一部分が操作パネル3の各種キー16に触れて装置が誤作動するという不具合の発生が防がれる。更に、パネルカバー18の前後端に上面よりも高い凸部18a(図4参照)を形成したため、本等のはみ出し部分によって各種キー16が押下されるのが凸部18aによって防がれる。
【0042】
このように、本実施の形態に係る画像読取装置2においては、原稿ガラス8の上面とトップカバー7Bの手前側の上端面及びこれに連なる操作パネル3の上面とを連続する平坦な略同一平面としてこれらの間に段差が殆ど生じないように構成することによって、原稿20の浮き上がりを防いで該原稿20とCIS12との距離を一定に保つことができるため、CIS12の材質として従来通り安価なプラスチックを用いることができ、又、装置本体に大きな変更が不要となるため、装置のコストアップを避けることができる。
【0043】
又、図7に示すように、原稿が分厚い本21である場合であっても、前述のように原稿ガラス8の上面とトップカバー7Bの手前側の上端面及びこれに連なる操作パネル3の上面との間には段差が殆ど生じないため、この段差の殆ど無い平面上に本21の原稿ガラス8からはみ出した部分が載り、図10に示す従来の原稿読取装置のように段差を形成する本体カバー107の上に載ることがないため、原稿ガラス8上での本21の浮き上がりΔh2が従来の浮き上がりΔh1(図10参照)よりも小さく抑えられ、本21とCIS12との距離が略一定に保たれ、焦点深度の浅いCIS12による読み取りであっても、画像の読み取りにピントのズレが発生しにくい。
【0044】
更に、原稿が図7に示す本よりも大きな本21'である場合を図8に示すが、この場合も原稿ガラス8上での本21'の浮き上がりが最小限に抑えられるとともに、本21'の原稿ガラス8からはみ出した部分が操作パネル3の全面を覆った場合であっても、各種キー16が誤って押下されることがない。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1及び2記載の発明によれば、原稿ガラスの上面と該原稿ガラスの少なくとも一辺に相当する本体カバーの部位との間に段差が生じないため、この部分に原稿の原稿ガラスからはみ出した部分を載せれば、原稿の浮き上がりがなくなり、該原稿と読取素子との距離が一定に保たれ、読取素子が焦点深度の浅いCISであっても、画像の読み取りにピントのズレが発生することがなくなるという効果が得られる。そして、読取素子として従来と同様のものを使用することができ、又、装置本体に大きな変更が不要となるため、装置のコストアップを避けることができる。
【0046】
請求項3及び4記載の発明によれば、原稿ガラスの上面と操作パネルの上面との間に段差が生じないため、原稿の浮き上がりがなくなって、該原稿と読取素子との距離が一定に保たれ、画像の読み取りにピントのズレが発生することがなくなるという効果が得られる。
【0047】
請求項5記載の発明によれば、原稿ガラスの上面がこれに連なる操作パネルの上面よりも僅かに高くなるため、原稿ガラスに載置された原稿の浮き上がりが更に確実に防がれ、該原稿と読取素子との距離が一定に保たれて画像の読み取りにピントのズレが発生することがなくなるという効果が得られる。
【0048】
請求項6記載の発明によれば、原稿ガラスからはみ出した原稿の一部分が操作パネルの各種キーに触れて装置が誤作動するという不具合の発生が防がれるという効果が得られる。
【0049】
請求項7記載の発明によれば、原稿の読み取りのために原稿カバーを閉じたとき、段差が生じない原稿ガラスと本体カバーの間からの光の侵入が弾性部材によって阻止されるため、原稿の読み取りが良好且つ安定的になされるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像読取装置を備える多機能周辺装置の斜視図である。
【図2】 本発明に係る画像読取装置の原稿カバーを開いた状態の斜視図である。
【図3】 本発明に係る画像読取装置の側断面図である。
【図4】 本発明に係る画像読取装置の操作パネル部の側断面図である。
【図5】 図4のA部拡大詳細図である。
【図6】 本発明に係る画像読取装置においてコシの強い大サイズの原稿を読み取る状態を示す部分断面図である。
【図7】 本発明に係る画像読取装置において小サイズ本を読み取る状態を示す部分断面図である。
【図8】 本発明に係る画像読取装置において大サイズ本を読み取る状態を示す部分断面図である。
【図9】 従来の原稿読取装置においてコシの強い大サイズの原稿を読み取る状態を示す部分断面図である。
【図10】 従来の原稿読取装置において本を読み取る状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 多機能周辺装置
2 原稿読取装置
3 操作パネル
7 本体カバー
7A ボトムカバー
7B トップカバー
7C フランジ部
8 原稿ガラス
10 原稿カバー
11 原稿押さえスポンジ
12 CIS(読取素子)
16 各種キー
18 パネルカバー
19 遮光スポンジ(遮光性の高い弾性部材)
20 原稿
21,21' 本(原稿)
Claims (7)
- 開閉可能な原稿カバーにより覆われる四辺形状の原稿ガラス上に原稿を載置し、読取素子を前記原稿ガラスの下方で移動させることによって、前記原稿ガラス上に載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置において、
前記原稿ガラスの周縁を支持するボトムカバーと、このボトムカバーの外周を覆うトップカバーと、からなる本体カバーを備え、
前記原稿ガラスの四辺のうち三辺の周縁は前記ボトムカバーで支持されるとともに前記トップカバーで覆われ、前記原稿ガラスの他の一辺は前記トップカバーで覆われることなく前記ボトムカバーで支持され、当該他の一辺に当接する前記本体カバーの部位の高さが前記原稿ガラスの上面に略等しいことを特徴とする画像読取装置。 - 前記原稿ガラスの原稿載置領域は長方形に形成され、前記他の一辺に相当する前記本体カバーの部位は、前記原稿載置領域の長辺側であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 更に使用者による指示を入力可能な各種キーを持つ操作パネルを備え、前記他の一辺に相当する前記本体カバーの部位は、前記操作パネルに連なる辺であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
- 前記原稿ガラスの前記他の一辺の上面とこれに連なる前記操作パネルの上面とを略同一高さとしたことを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
- 前記原稿ガラスの前記他の一辺の上面をこれに連なる前記操作パネルの上面よりも僅かに高く設定したことを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
- 更に前記操作パネルを覆うパネルカバーを備え、そのパネルカバーの形状を上に凸の曲面状とすることにより、前記原稿ガラスからはみ出した原稿の一部分が前記操作パネルの各種キーに触れないようにしたことを特徴とする請求項3〜5の何れか1つに記載の画像読取装置。
- 前記原稿カバーを閉じたときに前記原稿ガラスと前記本体カバーに跨がって当接する遮光性の高い弾性部材を、前記原稿カバーに取り付けたことを特徴とする請求項3〜6の何れか1つに記載の画像読取装置。
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