JP2021136518A - 画像読取装置 - Google Patents

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明弘 西田
Akihiro Nishida
明弘 西田
元樹 高田
Motoki Takada
元樹 高田
隆 権田
Takashi Gonda
隆 権田
優一 赤堀
yuichi Akahori
優一 赤堀
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Abstract

【課題】画質劣化を生じさせることなく、原稿の画像を読み取ることが可能な画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取装置2は、原稿が載置される矩形状の透明板15と、透明板15の周縁部において透明板15の両面を挟み込んで保持する保持部21,22と、を備える。保持部21,22は、透明板15の少なくとも上面側において透明板15に接触する可撓部26,36を有している。保持部21,22は、透明板15の互いに隣接して直交する2辺を保持するように構成される。また、保持部21,22は、透明板15に原稿が載置される際に原稿の端部を押し当てる押し当て部として機能する。
【選択図】図4

Description

本発明は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを出力する画像読取装置に関する。
スキャン機能やコピー機能を備えたMFP(Multifunction Peripherals)などの画像処理装置は、原稿の画像を読み取るための画像読取装置を搭載している。画像読取装置は、読み取り対象となる原稿を載置するためにプラテンガラスなどと呼ばれる透明板を備えており、その透明板の端部を基準として原稿の読み取りを行う。そのため、読み取り対象となる原稿は、その一端を透明板の端部に設けられている筐体の枠部分に押し当てるようにしてセットされる。
この種の画像読取装置において、透明板は、原稿の読取枠を規定する筐体の裏面に対して両面粘着テープで貼り付けた状態で筐体に支持される(例えば、特許文献1)。透明板の周縁部に対して両面粘着テープを隙間なく貼付することで、密閉性を確保でき、画像読取装置の内部への塵埃の侵入を防ぐことができる。
ところが、透明板を支持する筐体は、樹脂成形で作成されるため、成形条件等による反りが発生することがある。反りが大きい場合、反りの反力で両面粘着テープが透明板に均等に密着せず、筐体と透明板との間に隙間が生じることがある。特に、両面粘着テープの粘着力が経年変化によって低下してくると、筐体の反りによって筐体と透明板との間に隙間が生じやすくなる。
筐体と透明板との間に隙間が生じると、原稿をセットする際に、原稿の端部がその隙間に潜り込んでしまい、原稿の位置ズレや傾きなどが発生し、画像劣化の要因となる。また、隙間に潜り込んだ原稿の端部は、両面粘着テープに貼り付いてしまい、原稿を汚したり傷めたりすることもある。特に原稿の潜り込み量が大きい場合には、原稿を取り出そうとする際に原稿の端部が破れてしまうことがあり、大きな問題となる。
更に、筐体と透明板との間の両面粘着テープが部分的に剥がれてしまうと、画像読取装置の内部に塵埃が侵入し、画像読取センサーやレンズ等に付着する可能性があり、画質劣化を生じさせる別の要因となる。
上記のような原稿の潜り込みを防止するため、従来、両面粘着テープを貼付した部分よりも筐体の枠部分の先端側に原稿潜り込み防止部材を配置することも提案されている(例えば、特許文献2)。しかし、両面粘着テープとは別に原稿潜り込み防止部材を設けると、部品点数の増加に伴うコストアップが避けられない。また、筐体の枠部分の先端側に原稿潜り込み防止部材を設け、その原稿潜り込み防止部材を透明板の表面に接触させる構成の場合、原稿潜り込み防止部材に寸法誤差が生じて高さ寸法が僅かでも大きくなると、両面粘着テープが筐体の裏面側と透明板の表面との双方に対して適切に接着せず、剥がれやすくなってしまうという問題もある。更に、両面粘着テープの経年変化によって粘着力が低下すると、筐体の反りによって原稿潜り込み部材が透明板から浮いた状態なってしまうこともあり、上記と同様に、画質劣化が生じる可能性があることは否めない。
特開2012−151762号公報 特開2010−130456号公報
そこで本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、画質劣化を生じさせることなく、原稿の画像を読み取ることが可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取装置であって、前記原稿が載置される矩形状の透明板と、前記透明板の周縁部において前記透明板の両面を挟み込んで保持する保持部と、を備え、前記保持部は、前記透明板の少なくとも上面側において前記透明板に接触する可撓部を有することを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1の画像読取装置において、前記保持部は、前記透明板の互いに隣接して直交する2辺を保持することを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の画像読取装置において、前記保持部は、前記透明板に前記原稿が載置される際に前記原稿の端部を押し当てる押し当て部として機能することを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかの画像読取装置において、前記可撓部は、前記保持部の先端位置において前記透明板の上面側に設けられることを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項5の画像読取装置において、前記可撓部は、前記保持部の先端位置において前記透明板の下面側に更に設けられることを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかの画像読取装置において、前記保持部は、前記透明板の上面側に配置され、先端に前記可撓部が設けられる原稿スケール部と、前記透明板の下面側に配置され、前記透明板の下面側を支持する支持部と、を備え、前記可撓部は、前記原稿スケール部の先端に設けられることを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項6の画像読取装置において、前記原稿スケール部の先端に設けられた前記可撓部と前記支持部との間隔は、前記透明板の厚さよりも小さいことを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項6又は7の画像読取装置において、前記保持部は、前記原稿スケール部と前記支持部とが一体形成された構成であることを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項6の画像読取装置において、前記支持部は、前記原稿スケール部とは別体であり、前記透明板を上方に押し上げて前記透明板の上面を前記原稿スケール部の先端に設けられた前記可撓部に接触させることを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項9の画像読取装置において、前記支持部は、弾性部材によって構成されることを特徴とする構成である。
本発明によれば、透明板の周縁部の両面を挟み込んで保持する保持部に設けられる可撓部が透明板の少なくとも上面側において透明板に接触した状態となり、透明板の上面において隙間を生じさせない。そのため、画像読取装置は、画質劣化を生じさせることなく、原稿の画像を読み取ることが可能となる。
画像読取装置が搭載された画像処理装置の一例を示す図である。 画像読取装置の外観構成を示す斜視図である。 透明板に原稿が載置された画像読取装置を示す斜視図である。 原稿の端部が押し当てられる1つの保持部の断面構造の一例を示す図である。 原稿の端部が押し当てられる別の保持部の断面構造の一例を示す図である。 原稿の端部が押し当てられない1つの保持部の断面構造の一例を示す図である。 原稿の端部が押し当てられない別の保持部の断面構造の一例を示す図である。 保持部の断面構造の別の例を示す図である。 保持部の断面構造の更に別の例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態である画像読取装置2が搭載された画像処理装置1の一例を示す図である。図1に示すXYZ三次元直交座標系は、後述する他の図に示す座標系と共通する座標系である。図1に示す画像処理装置1は、例えばコピー機能、スキャン機能、及び、プリント機能を備えたMFPとして構成され、例えば卓上設置タイプの小型の装置である。この画像処理装置1は、装置本体の上部に画像読取装置2を備えている。画像読取装置2は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを出力する装置である。ユーザーによってコピー機能又はスキャン機能が利用されるとき、画像読取装置2は、ユーザーによって後述する透明板上に載置される原稿を読み取って画像データを出力する。
画像読取装置2の上部には、例えば、原稿の載置面を開閉する開閉蓋3が設けられている。ただし、これに限らず、画像読取装置2の上部には、開閉蓋3に代えて、ユーザーによってセットされる原稿を1枚ずつ画像読取装置2による所定の読取位置へ自動搬送するための自動原稿搬送装置(ADF)が設けられていても構わない。この場合、画像読取装置2は、自動原稿搬送装置の動作と連動し、原稿が所定の読取位置を通過する際に画像の読み取りを行うことが可能である。尚、画像読取装置2の上部に自動原稿搬送装置が設けられている場合であっても、画像読取装置2は、後述する透明板上に載置される原稿の画像を読み取ることが可能である。
また、画像処理装置1は、装置本体の中央部に画像形成装置4が設けられており、その画像形成装置4の下部には給紙装置5が設けられている。画像形成装置4及び給紙装置5は、ユーザーによってコピー機能又はプリント機能が利用されるときに動作する。給紙装置5は、画像形成装置4に対して印刷用紙などのシートを1枚ずつ給紙する。画像形成装置4は、給紙装置5による給紙動作と連動し、給紙装置5から給紙されるシートに対して画像データに基づく画像形成を行い、シートに形成した画像を定着させて、画像形成装置4の上部に設けられた排紙トレイ6上に排出する。
さらに、画像処理装置1は、装置本体の上部前面側に、ユーザーインタフェースとなる操作パネル7を備えている。操作パネル7は、表示部と操作入力部とを有し、ユーザーが操作可能な各種の操作画面を表示し、ユーザーによる操作を受け付ける。操作パネル7は、ユーザーによるジョブの設定操作や、ジョブの実行指示などを受け付ける。例えば、操作パネル7に対してスキャンジョブの実行が指示されると、画像処理装置1は、画像読取装置2を駆動し、ユーザーによってセットされた原稿の読み取り動作を開始する。
上記のような画像処理装置1に搭載される画像読取装置2について説明する。図2は、画像読取装置2の外観構成を示す斜視図である。画像読取装置2は、図2に示すように、上筐体11と下筐体12とが組み付けられた箱形の筐体13の上面に、プラテンガラスなどと呼ばれる透明板15が設けられ、筐体13の内部に、原稿の画像を読み取るための画像読取部18が設けられた構成である。上筐体11と下筐体12とは、例えば複数のネジ14によって固定され、内部を密閉した筐体13を形成する。筐体13は、透明板15の奥側(X方向奥側)に、開閉蓋3や自動原稿搬送装置を装着するための装着部17を備えている。
尚、画像読取装置2の上部に自動原稿搬送装置が設けられる場合を想定して、筐体13の上面には、透明板15の横方向(−Y方向)に隣接してコンタクトガラスなどと呼ばれる透明板16が設けられている。この透明板16は、自動原稿搬送装置によって自動される原稿の読取位置に配置される。
透明板15は、矩形状の透明ガラス板である。透明板15のサイズは、画像読取装置2による最大読取用紙サイズよりも大きいサイズに形成される。例えば、上述のように画像処理装置1が卓上設置タイプである場合、透明板15のサイズは、A4サイズの用紙よりも大きいサイズに形成され、画像読取装置2による最大読取用紙サイズがA4サイズに設定される。
上筐体11は、その上面の透明板15が配置される部分に、透明板15のサイズよりも小さいサイズであって、画像読取装置2による最大読取用紙サイズよりも若干大きいサイズの矩形状の開口を形成する保持枠19が設けられている。この保持枠19は、樹脂成形によって形成される4辺19a,19b,19c,19dから成る矩形状の枠体であり、透明板15の周縁部を保持すると共に、透明板15上に載置される原稿の読取枠を規定する。透明板15は、その周縁の4辺15a,15b,15c,15dが上筐体11の保持枠19の裏面側に支持される。具体的に説明すると、透明板15の辺15aが保持枠19の辺19aによって支持され、透明板15の辺15bが保持枠19の辺19bによって支持され、透明板15の辺15cが保持枠19の辺19cによって支持され、更に、透明板15の辺15dが保持枠19の辺19dによって支持される。尚、保持枠19は、必ずしも上筐体11と一体である必要はなく、上筐体11とは別に形成されて上筐体11に取り付けられるものであっても構わない。また、保持枠19の各辺19a,19b,19c,19dも、一体である必要はなく、それぞれ個別に形成され、それらを上筐体11に組み付けたものであっても構わない。
尚、上筐体11の上面において透明板16が配置される部分にも、上述の保持枠19とは別に、矩形状の細長い開口を形成する保持枠が形成され、その保持枠に透明板16が取り付けられている。
画像読取部18は、透明板15の下方位置に配置され、透明板15を介して、透明板15の表面上に載置される原稿の画像を読み取る。画像読取部18は、透明板15の下方において主走査方向(X方向)に沿って配置される走査ヘッド18aと、走査ヘッド18aを副走査方向(Y方向)に移動させるためのガイドレールなどを含む駆動機構18bとを備えている。画像読取部18は、透明板15に載置された原稿を読み取る際、走査ヘッド18aを保持枠19の辺19aの下方近傍の初期位置に移動させ、その初期位置から走査ヘッド18aを副走査方向(Y方向)へ移動させることにより、原稿全体の画像を読み取る。尚、自動原稿搬送装置によって自動搬送される原稿を読み取る際には、画像読取部18は、走査ヘッド18aを透明板16の下方位置へ移動させ、自動搬送される原稿が透明板16の上方位置を通過する際に原稿の画像を読み取る。
図3は、透明板15に原稿8を載置して画像を読み取る際の原稿載置位置を示す図である。画像読取装置2は、透明板15の上面に載置された原稿8を読み取るときには、保持枠19の2つの辺19a,19bを基準として画像を読み取る。そのため、読み取り対象となる原稿8は、図3に示すように、原稿8の1つの角を2つの辺19a,19bの角部20に突き合わせた状態に載置される。このとき、原稿8の一辺が保持枠19の辺19aに押し当てられ、更に別の一辺が、保持枠19の辺19bに押し当てられた状態に載置される。
保持枠19は、原稿8の一辺が押し当てられる辺19aに、透明板15の辺15aを保持する保持部21を有している。保持部21は、透明板15の辺15aにおいて、透明板15の表裏両面を挟み込んで保持し、原稿8の端部を押し当てる押し当て部として機能する。また、保持部21の先端は、原稿スケール部23として形成され、原稿スケール部23の上面に原稿8を載置する際の基準位置を原稿サイズごとに表示した複数の基準マーク23aが付されている。尚、保持部21は、透明板15と透明板16との間に配置されている。
また、保持枠19は、原稿8の別の一辺が押し当てられる辺19bに、透明板15の辺15bを保持する保持部22を有している。保持部22は、透明板15の辺15bにおいて、透明板15の表裏両面を挟み込んで保持し、原稿8の端部を押し当てる押し当て部として機能する。また、保持部22の先端側、原稿スケール部33として形成され、原稿スケール部33の上面に原稿8を載置する際の基準位置を原稿サイズごとに表示した複数の基準マーク23aが付されている。
図4は、原稿8の端部が押し当てられる保持部21の断面構造を示す図である。図4(a)に示すように、保持部21は、その一端側(透明板15が配置される側)に、原稿スケール部23と、その原稿スケール部23に対向する位置に設けられる支持部24とを備えている。原稿スケール部23は、透明板15の上面側に配置される。支持部24は、透明板15の下面側に配置される。原稿スケール部23及び支持部24は、保持部21の先端において一体形成された概略コの字状の部材として構成される。そして保持部21は、そのような原稿スケール部23と支持部24とで透明板15の表裏両面を挟み込むことで透明板15の端部を保持する保持構造である。例えば、透明板15は、その端部が原稿スケール部23と支持部24との間に差し込まれることにより、原稿スケール部23と支持部24との間に挟まれた状態となる。
また、保持部21は、その他端側(透明板16が配置されている側)に、傾斜面25が設けられている。この傾斜面25は、透明板16から透明板15に向かって登り傾斜となる斜面である。例えば、この傾斜面25は、自動原稿搬送装置による原稿の自動搬送が行われる場合に透明板16の位置で画像が読み取られた原稿を矢印Fで示す上向き方向に送り出し、自動原稿搬送装置の回収路へと案内する機能を有している。尚、画像読取装置2の上部に開閉蓋3が設けられている場合には、保持部21の他端側に傾斜面25を設ける必要はない。
保持部21は、原稿スケール部23及び支持部24の先端部に、透明板15に向けて突出形成した可撓部26を有している。この可撓部26は、例えば保持部21と同一の樹脂材料で薄肉の微小な突起として保持部21に一体形成されることにより、柔軟性のある弾性可撓部として形成される。原稿スケール部23の先端部には、下方に突出する可撓部26が形成される。また、支持部24の先端部には、上方に突出する可撓部26が形成される。原稿スケール部23及び支持部24のそれぞれに形成される可撓部26は、互いに対向する位置に形成され、原稿スケール部23及び支持部24の先端部における間隔を基端部側よりも狭くなるように形成される。例えば、図4(b)に示すように、原稿スケール部23及び支持部24のそれぞれに形成された2つの可撓部26の間隔をD1とし、保持部21が保持する透明板15の厚みをD2とすると、D1とD2の関係は、D1<D2である。そのため、可撓部26は、原稿スケール部23と支持部24との間に透明板15が差し込まれると、透明板15と接触し、撓んだ状態となる。また、透明板15は、原稿スケール部23と支持部24の間に差し込まれるとき、その端部が原稿スケール部23と支持部24との間の空間の奥に位置する基準面27まで差し込まれる。これにより、保持部21は、透明板15の一端を安定的に保持することができる。
図4(c)は、図4(a)におけるA部を拡大して示す図であり、可撓部26が撓んだ状態を示している。可撓部26は、透明板15の端部に接触した状態で透明板15が差し込まれることにより、図4(c)に示すように撓んだ状態となる。このときも可撓部26は、透明板15との接触状態を維持する。つまり、原稿スケール部23の下方の可撓部26の奥側には、可撓部26が撓むことを許容する空間28が形成されているため、可撓部26は、透明板15が差し込まれるときに空間28に向かって撓み、透明板15の表面と接触した状態を維持するのである。尚、図4(c)では、透明板15の上面側のみを示しているが、下面側についてもこれと同様である。
上記のように保持部21は、可撓部26を透明板15の表面に接触させた状態で透明板15を保持する。つまり、保持部21は、従来のように両面粘着テープの粘着力によって透明板15を保持するものではなく、透明板15の表裏両面を挟み込み、透明板15の表面側においては可撓部26を接触させた状態で透明板15を保持する構成である。そのため、透明板15の表面と原稿スケール部23との間に隙間は生じず、原稿スケール部23に対して押し当てられる原稿8の端部が原稿スケール部23の下側に潜り込むことを防止することができる。これにより、原稿スケール部23に押し付けられる原稿8に位置ズレや傾き等が生じることはなく、画質劣化を抑制することができると共に、原稿8を汚したり傷めたりすることもない。更には、筐体13の内部に塵埃等が侵入する隙間を生じさせないため、画像読取部18に設けられる画像読取センサーやレンズ等に塵埃が付着する可能性なく、塵埃による画質劣化のおそれもない。
尚、図4では、透明板15の下面側を支持する支持部24の先端にも可撓部26を設けた例を示したが、支持部24の先端に可撓部26を設けるか否かは任意である。そのため、支持部24の先端には可撓部26が設けられていない構成であっても構わない。この場合、原稿スケール部23の先端に設けられる可撓部26と支持部24の上面との間隔が透明板15の厚さD2よりも若干小さくなるように設計すれば良い。
次に図5は、原稿8の端部が押し当てられる保持部22の断面構造を示す図である。図5(a)に示すように、保持部22は、その一端側(透明板15が配置される側)に、原稿スケール部33と、その原稿スケール部23に対向する位置に設けられる支持部34とを備えており、上述した保持部21と同様に、概略コの字状に一体形成される。そして保持部22は、保持部21と同様に、原稿スケール部33と支持部34とで透明板15の表裏両面を挟み込むことで透明板15の端部を保持するように構成される。
また、保持部22は、原稿スケール部33及び支持部34の先端部に、透明板15に向けて突出形成した可撓部36を有している。この可撓部36は、例えば保持部22と同一の樹脂材料で薄肉の微小な突起として保持部22に一体形成されることにより、柔軟性のある弾性可撓部として形成される。原稿スケール部33の先端部には、下方に突出する可撓部36が形成され、支持部34の先端部には、上方に突出する可撓部36が形成される。原稿スケール部33及び支持部34のそれぞれに形成される可撓部36は、互いに対向する位置に形成され、原稿スケール部33及び支持部34の先端部における間隔を基端部側よりも狭くなるように形成される。例えば、図5(b)に示すように、原稿スケール部33及び支持部34のそれぞれに形成された2つの可撓部36の間隔D1は、上述した保持部21の2つの可撓部36の間隔と同様(D1<D2)である。そのため、可撓部36は、原稿スケール部33と支持部34との間に透明板15が差し込まれると、透明板15と接触し、撓んだ状態となる。また、透明板15は、原稿スケール部33と支持部34の間に差し込まれるとき、その端部が原稿スケール部33と支持部34との間の空間の奥に位置する基準面37まで差し込まれる。これにより、保持部22は、透明板15の一端を安定的に保持することができる。
図5(c)は、可撓部36が撓んだ状態を示す拡大図である。可撓部36は、透明板15の端部に接触した状態で透明板15が差し込まれることにより、図5(c)に示すように撓んだ状態となる。このときも可撓部36は、透明板15との接触状態を維持する。つまり、原稿スケール部33の下方の可撓部36の奥側には、可撓部36が撓むことを許容する空間38が形成されているため、可撓部36は、透明板15が差し込まれるときに空間38に向かって撓み、透明板15の表面と接触した状態を維持するのである。尚、図5(c)では、透明板15の上面側のみを示しているが、下面側についてもこれと同様である。
上記のように保持部22は、保持部21と同様に、可撓部36を透明板15の表面に接触させた状態で透明板15を保持する。つまり、保持部22は、従来のように両面粘着テープの粘着力によって透明板15を保持するものではなく、透明板15の表裏両面を挟み込み、透明板15の表面側においては可撓部36を接触させた状態で透明板15を保持する構成である。そのため、透明板15の表面と原稿スケール部33との間に隙間は生じず、原稿スケール部33に対して押し当てられる原稿8の端部が原稿スケール部33の下側に潜り込むことを防止することができる。これにより、原稿スケール部33に押し付けられる原稿8に位置ズレや傾き等が生じることはなく、画質劣化を抑制することができると共に、原稿8を汚したり傷めたりすることもない。更には、筐体13の内部に塵埃等が侵入する隙間を生じさせないため、画像読取部18に設けられる画像読取センサーやレンズ等に塵埃が付着する可能性なく、塵埃による画質劣化のおそれもない。
尚、図5では、透明板15の下面側を支持する支持部34の先端にも可撓部36を設けた例を示したが、支持部34の先端に可撓部36を設けるか否かは任意である。そのため、支持部34の先端には可撓部36が設けられていない構成を採用しても良い。この場合、原稿スケール部33の先端に設けられる可撓部36と支持部34の上面との間隔が透明板15の厚さD2よりも若干小さくなるように設計すれば良い。
次に図6は、保持枠19の辺19cにおける透明板15の保持態様を示す断面図である。保持枠19の辺19cは、読み取り対象である原稿8の端部が押し当てられない辺である。そのため、本実施形態では、従来と同様に両面粘着テープを用いて透明板15を保持するように構成される。図6に示すように、保持枠19の辺19cには保持部41が設けられる。保持部41の裏面側には、両面粘着テープ44を貼付するためのテープ収容空間43が形成される。このテープ収容空間43は、例えば両面粘着テープ44の厚さよりも薄い空間として形成される。そのため、テープ収容空間43において、保持部41の裏面側に貼付される両面粘着テープ44の下面は、保持部41の下面よりも下側に位置する。透明板15は、その両面粘着テープ44の下面に対して貼付された状態で保持部41の下面と干渉しないように支持される。そのため、両面粘着テープ44は、表裏両面の粘着力を十分に発揮させ、透明板15を保持部41の裏面側に固定することができる。
また、保持部41の先端には、テープ収容空間43に対して原稿8が潜り込むのを防止するためのリブ42が形成される。このリブ42は、両面粘着テープ44によって支持される透明板15との間に隙間Gを生じさせる。この隙間Gを設けることにより、リブ42は、透明板15を両面粘着テープ44から剥離させる力を作用させることがない。また、隙間Gは、原稿8の端部が潜り込まない程度の間隔(例えば0.07mm程度)とすることが好ましい。
次に図7は、保持枠19の辺19dにおける透明板15の保持態様を示す断面図である。保持枠19の辺19dも、上記と同様、読み取り対象である原稿8の端部が押し当てられない辺である。そのため、保持枠19の辺19cと同様に両面粘着テープを用いて透明板15を保持するように構成される。図7に示すように、保持枠19の辺19dには保持部51が設けられる。保持部51の裏面側には、両面粘着テープ44を貼付するためのテープ収容空間53が形成される。このテープ収容空間53は、例えば両面粘着テープ44の厚さよりも薄い空間として形成される。そのため、テープ収容空間53において、保持部51の裏面側に貼付される両面粘着テープ44の下面は、保持部51の下面よりも下側に位置する。透明板15は、その両面粘着テープ44の下面に対して貼付された状態で保持部51の下面と干渉しないように支持される。そのため、両面粘着テープ44は、表裏両面の粘着力を十分に発揮させ、透明板15を保持部51の裏面側に固定することができる。
また、保持部51の先端には、テープ収容空間43に対して原稿8が潜り込むのを防止するためのリブ52が形成される。このリブ52は、両面粘着テープ44によって支持される透明板15との間に隙間Gを生じさせる。この隙間Gを設けることにより、リブ52は、透明板15を両面粘着テープ44から剥離させる力を作用させることがない。また、隙間Gは、原稿8の端部が潜り込まない程度の間隔(例えば0.07mm程度)とすることが好ましい。
以上のように本実施形態の画像読取装置2は、原稿8が載置される透明板15の周縁部において透明板15の両面を挟み込んで保持する保持部21,22を備えている。それらの保持部21,22は、透明板15の少なくとも上面側において透明板15の表面に接触する可撓部26,36を有している。そのため、透明板15の上面に原稿8が載置されるとき、原稿8が保持部21,22と透明板15との間に潜り込んでしまうことを良好に防止することができ、原稿読み取り時に画質劣化が生じることを抑制することができる。
また、画像読取装置2は、透明板15の両面を挟み込んで保持する保持部21,22を、透明板15の互いに隣接して直交する2辺15a,15bに設けている。これら2辺15a,15bは、読み取り対象となる原稿8が載置される際に、原稿8が押し当てられる辺である。つまり、保持部21,22は、透明板15に原稿8が載置される際に原稿8の端部を押し当てる押し当て部となるため、そのような押し当て部において透明板15の両面を挟み込んで保持することにより、可撓部26,36を確実に透明板15の表面に接触させて原稿8の潜り込みを防止することができる。
一方、原稿8が押し当てられない2辺15c,15dについては、原稿8の潜り込み対策を講じる必要性は低い。そのため、本実施形態の画像読取装置2は、原稿8の押し当て部として機能しない他の保持部41,51については、従来と同様に両面粘着テープ44を利用して保持部41,51の裏面側に透明板15を貼付するようにしている。このような構成であれば、上筐体11(筐体13)に対して透明板15を取り付ける際に、互いに隣接して直交する2辺15a,15bを保持部21,22に対して差し込むと共に、他の2辺15c,15dを両面粘着テープ44で保持部41,51に固定することができるため、比較的簡単な作業で透明板15を上筐体11(筐体13)に取り付けることができる。つまり、本実施形態における透明板15の保持構造は、透明板15を上筐体11(筐体13)に取り付ける際の作業効率を低下させないという点においても優れている。
また、上述のように可撓部26,36は、保持部21,22の先端位置において透明板15の下面側にも設けられることにより、筐体13内部に通じる隙間を低減し、塵埃の侵入を防ぐ効果をより一層高めることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、原稿8の押し当て部となる2つの保持部21,22の先端が概略コの字状に一体形成される形態を説明した。本実施形態では、第1実施形態とは異なる保持構造の例について説明する。
図8は、第2実施形態における保持部21の断面構造を示す図である。図8に示すように、保持部21は、その一端側(透明板15が配置される側)に、原稿スケール部23と、その原稿スケール部23に対向する位置に設けられる支持部24とを備えており、原稿スケール部23と支持部24とで透明板15を挟み込んで保持する構成である。支持部24は、第1実施形態とは異なり、原稿スケール部23とは別体として形成される。保持部21は、例えば、原稿スケール部23の基端側に設けられた上筐体11の裏面側にネジ孔60が設けられており、そのネジ孔60に対して支持部24が取り付けられる。
原稿スケール部23は、その先端部に、下方に向けて突出する可撓部26を有している。この可撓部26は、第1実施形態で説明したものと同様である。
支持部24は、スペーサー61と、弾性部材62と、規制板63と、ワッシャー64と、ネジ65とを備えて構成される。弾性部材62は、ネジ孔60の下方位置から透明板15の下方位置まで延設される板バネによって構成される。この弾性部材62には、ネジ孔60の下方位置にネジ65を挿通するための孔が設けられている。規制板63は、弾性部材62の下側に配置され、ネジ孔60の下方位置から弾性部材62の先端を超える位置まで延設される剛性の高い板状体である。この規制板63にも、ネジ孔60の下方位置にネジ65を挿通するための孔が設けられている。ワッシャー64は、規制板63の更に下側に配置される。スペーサー61は、弾性部材62の設置高さを位置決めする部材であり、上筐体11の裏面と、弾性部材62との間に配置される。
支持部24は、図8に示すように、上筐体11の裏面側において上から順に、スペーサー61、弾性部材62、規制板63及びワッシャー64を配置し、ネジ65を用いてそれらがネジ孔60に固定されることにより、原稿スケール部23の下方位置に設置される。
弾性部材62は、板バネの山形に折れ曲がった部分の頂部が透明板15に接触し、板バネの付勢力により、透明板15を上方(Z方向)に押し上げる。これにより、透明板15の上面を原稿スケール部23の先端に設けられている可撓部26に接触させることができ、原稿8の潜り込みを防止することができる。
規制板63は、透明板15が下方に押し込まれた場合に、弾性部材62の先端に係合して弾性変形量を抑えることにより、透明板15の下方への変位量を抑制するストッパーである。例えば、規制板63と、弾性部材62の先端との隙間Dzを可撓部26の撓み量と同程度に設定しておけば、仮に透明板15の上面が下方に押し込まれた場合でも規制板63が弾性部材62の弾性変形を防止することが可能であり、透明板15と可撓部26の先端との間に隙間が生じることを防止することができる。そのため、例えば書籍などがコピーされる際に透明板15が下方に押し込まれた場合であっても、原稿の潜り込みを防止することができる。
尚、規制板63に代えて透明板15の下側に規制部材を配置しておき、透明板15が下方に押し込まれた場合にその規制部材が透明板15の下面に当接することにより、透明板15と可撓部26の先端との間に隙間が生じることを防止するようにしても良い。
上記のような保持構造は、保持部21だけでなく、原稿8の押し当て部として機能するもう一つの保持部22にも適用することが可能である。また、上記のような保持構造は、原稿8の押し当て部として機能する2つの保持部21,22だけでなく、押し当て部として機能しない他の保持部41,51にも適用することが可能である。すなわち、保持枠19の裏面側において透明板15の4つの辺15a,15b,15c,15dの全てを保持するために上述した支持部24を配置するようにしても良い。図8に示した保持構造は、透明板15の下面を支持する支持部24をネジ65によって取り付けることができるため、保持枠19の裏面側に透明板15の周縁部を配置してから支持部24を取り付けて透明板15を保持枠19に固定することができる。そのため、作業効率を低下させることなく、保持枠19を取り付けることができるという利点がある。
尚、上記においては弾性部材62が板バネである場合を例示したが、弾性部材62は板バネに限られない。例えば、弾性部材62は、規制板63上に設置されたコイルバネなどで構成され、透明板15を上方に押し上げ付勢するものであっても構わない。また、本実施形態において上述した点以外については、第1実施形態で説明したものと同様である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記第2実施形態では、板バネなどの弾性部材62で透明板15を上方に押し上げた状態で保持する保持構造を例示した。本実施形態では、第2実施形態とは更に異なる保持構造の例について説明する。
図9は、第3実施形態における保持部21の断面構造を示す図である。図9に示すように、保持部21は、その一端側(透明板15が配置される側)に、原稿スケール部23と、その原稿スケール部23に対向する位置に設けられる支持部24とを備えており、原稿スケール部23と支持部24とで透明板15を挟み込んで保持する構成である。支持部24は、第2実施形態と同様に、原稿スケール部23とは別体として形成される。保持部21は、例えば、原稿スケール部23の基端側に設けられた上筐体11の裏面側にネジ孔60が設けられており、そのネジ孔60に対して支持部24が取り付けられる。
原稿スケール部23は、その先端部に、下方に向けて突出する可撓部26を有している。この可撓部26は、第1実施形態で説明したものと同様である。
支持部24は、スペーサー61と、支持板66と、ワッシャー64と、ネジ65とを備えて構成される。支持板66は、ネジ孔60の下方位置から透明板15の下方位置まで延設される透明板15の下面側を支持する。支持板66には、ネジ孔60の下方位置にネジ65を挿通するための孔が設けられている。ワッシャー64は、支持板66の下側に配置される。スペーサー61は、第2実施形態と同様に、支持板66の設置高さを位置決めする部材であり、上筐体11の裏面と、支持板66との間に配置される。
本実施形態の支持部24は、図9に示すように、上筐体11の裏面側において上から順に、スペーサー61、支持板66及びワッシャー64を配置し、ネジ65を用いてそれらがネジ孔60に固定される。支持部24が上筐体11の裏面側に取り付けられると、支持板66が透明板15の下面側に延設された状態となり、その支持板66が透明板15の下面を上方に押し上げた状態で支持する。これにより、透明板15の上面を原稿スケール部23の先端に設けられている可撓部26に接触させることができ、原稿8の潜り込みを防止することができる。
上記のような保持構造は、第2実施形態で説明した保持構造を更に簡単化したものである。スペーサー61の高さ寸法を予め適切に設定しておくことにより、ネジ65をネジ孔60に締め付けて支持部24を固定した際に、支持板66が透明板15を上方に押し上げ、透明板15の上面を可撓部26に接触させ、可撓部26を若干撓ませた状態とすることができる。したがって、本実施形態の支持構造であっても、上述した各実施形態と同様に、原稿8の潜り込みを防止することができるようになる。
上記のような保持構造は、保持部21だけでなく、原稿8の押し当て部として機能するもう一つの保持部22にも適用することが可能である。また、上記のような保持構造は、原稿8の押し当て部として機能する2つの保持部21,22だけでなく、押し当て部として機能しない他の保持部41,51にも適用することが可能である点は、第2実施形態と同様である。
尚、本実施形態において上述した点以外については、第1実施形態で説明したものと同様である。
(変形例)
以上、本発明に関する好ましい一実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、一例として、画像読取装置2が卓上設置タイプの小型のMFPとして構成される画像処理装置1に搭載される場合を説明した。しかし、画像読取装置2が搭載される画像処理装置1は、小型のものに限られない。また、画像読取装置2は、画像処理装置1に搭載されたものではなく、単体のスキャナー装置として実現されるものであっても構わない。
また、上述した第2及び第3実施形態では、画像読取装置2の上筐体11として原稿スケール部23が形成されており、上筐体11の裏面側に、ネジ65を用いて別体の支持部24を取り付ける場合を例示した。しかし、これに限られるものではなく、例えば画像読取装置2の上筐体11として支持部24が形成されており、その上筐体11の表面側に、ネジを用いて別体として形成される原稿スケール部23を取り付ける態様としても構わない。
1 画像処理装置
2 画像読取装置
11 筐体
15 透明板
21,22 保持部
23,33 原稿スケール部
24,34 支持部
26,36 可撓部

Claims (10)

  1. 原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取装置であって、
    前記原稿が載置される矩形状の透明板と、
    前記透明板の周縁部において前記透明板の両面を挟み込んで保持する保持部と、
    を備え、
    前記保持部は、前記透明板の少なくとも上面側において前記透明板に接触する可撓部を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記保持部は、前記透明板の互いに隣接して直交する2辺を保持することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記保持部は、前記透明板に前記原稿が載置される際に前記原稿の端部を押し当てる押し当て部として機能することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記可撓部は、前記保持部の先端位置において前記透明板の上面側に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記可撓部は、前記保持部の先端位置において前記透明板の下面側に更に設けられることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記保持部は、
    前記透明板の上面側に配置され、先端に前記可撓部が設けられる原稿スケール部と、
    前記透明板の下面側に配置され、前記透明板の下面側を支持する支持部と、
    を備え、
    前記可撓部は、前記原稿スケール部の先端に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記原稿スケール部の先端に設けられた前記可撓部と前記支持部との間隔は、前記透明板の厚さよりも小さいことを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記保持部は、前記原稿スケール部と前記支持部とが一体形成された構成であることを特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 前記支持部は、前記原稿スケール部とは別体であり、前記透明板を上方に押し上げて前記透明板の上面を前記原稿スケール部の先端に設けられた前記可撓部に接触させることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  10. 前記支持部は、弾性部材によって構成されることを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
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