JP3558888B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成装置に設けられた画像読み取り装置や、パソコン等の機器に接続されるスキャナー等の画像読み取り装置では、原稿を載置するコンタクトガラスで構成された原稿載置部の近傍に原稿基準部材を配置して両者をフレームで支持すると共に、原稿載置部及び原稿基準部材に対して圧板を備えた開閉部材を起倒可能に設けている。画像読み取り装置では、原稿を直接原稿載置部に乗せたり、あるいは開閉部材に設けた自動原稿送り装置によって原稿載置部まで搬送し、原稿面を周知の光学系を用いて露光走査したり、あるいは原稿を移動させることで原稿面を読み取っている。このような原稿読み取り装置においては、原稿と原稿載置部や厚板との摩擦によって発生する静電気により、原稿が原稿載置部や厚板に貼り付いてしまうことがある。特に原稿を自動的に原稿載置部まで搬送し、読み取り後に原稿を排出する自動原稿送り装置を備えた機種では、原稿搬送速度が早くなるとこの傾向が顕著に現われるため、原稿載置部が接地されているのが一般的である。また、特開平8−95172号には、導電性の原稿載置部にバイアス電圧をかけて原稿と原稿載置部との密着性を確保した発明が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、原稿基準部材は、手動で原稿を原稿載置台にセットする際に、そのセットする向きや位置合わせ、原稿サイズ等を確認するためのもので、原稿載置部の縁部に配置され、しかも低コストを図るため一般に樹脂で形成されているものが多い。このため、原稿がその上を通過する場合に帯電し易く接地の必要がある。原稿基準部材の取付けは、その先端と原稿載置部との間に隙間ができないように原稿基準部材をビス等で固定する際に、多少変形させて原稿載置部に対して先端側を密着させるため、金属よりも樹脂の方が変形し易く好ましい。原稿基準部材を金属で形成した場合には、その表面に塗装を施したり、原稿のサイズや向きを示す目印を印刷しなければならず、原稿と塗装面や印刷面との摩擦による静電気の発生が起こるため接地の必要があり、また、原稿載置部との密着性の点でも課題が残る。
【0004】
開閉部材単体、あるいは自動原稿送り装置が装備されている場合で開閉部材が倒れ位置を占めた時、開閉部材の位置は、開閉部材や自動原稿送り装置の一部を原稿基準部材に当接させて決めることが多く、原稿基準部材が荷重を受て変形し易く、原稿基準部材と原稿載置部との隙間の発生、原稿基準部材や装置の耐久性の面で不利となる。原稿基準部材を金属で形成すれば剛性をだせて荷重による変形を防止できるのだが、上述のように原稿載置部との密着性に問題があり、原稿基準部材単体で剛性と、原稿載置部との密着性の双方を確保することは非常に難しい。
本発明は、原稿基準部材と原稿載置部との密着性を確保しつつ開閉部材の倒れ時における原稿基準部材の変形を簡単な構成で防止し、良好な原稿の読み取りを行える画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、原稿とこれと擦れる原稿基準部材や原稿載置部との間で発生する静電気を除去しながら、原稿基準部材と原稿載置部との密着性を確保でき、しかも開閉部材の倒れ時における原稿基準部材の変形を如何に防止するかという点に着目したもので、請求項1記載の発明では、原稿が読み取られる導電性の原稿載置部と、この原稿載置部に近接された絶縁性の原稿基準部材と、原稿載置部と原稿基準部材とを支持する金属性のフレームと、原稿載置部及び原稿基準部材に対して起倒可能な開閉部材とを有する画像読み取り装置において、原稿載置部とフレームとに接触可能であり、かつ開閉部材が倒れ位置を占めた時の荷重を受ける位置に、原稿基準部材の荷重方向への変形を阻止する接地部材を設けたことを特徴としている。このため、開閉部材が倒れ位置を占めると、原稿基準部材が可撓性でその剛性が乏しくても、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されるため、原稿基準部材の変形が少なくなると共に、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームに導通される。
【0006】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の画像読み取り装置において、接地部材が原稿載置部の縁部に装着されているので、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されて原稿基準部材の変形が少なくなると共に、原稿載置部とフレームとの組み付け誤差を許容でき、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームにより確実に導通される。
【0007】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の画像読み取り装置において、原稿載置部がフレームに対して着脱可能に設けられ、接地部材がフレームに固着されているので、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されて原稿基準部材の変形が少なくなり、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームに確実に導通されるとともに、原稿載置部の着脱に関係なく接地部材の位置が安定する。
【0008】
請求項4記載の発明では、請求項1記載の画像読み取り装置において、原稿載置部がフレームに対して着脱可能に設けられ、接地部材が原稿基準部材に固着されているため、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されて原稿基準部材の変形が少なくなり、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームに確実に導通されるとともに、原稿載置部の着脱に関係なく接地部材の位置が安定する。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の形態)
図1に示す画像読み取り装置は、複写機に代表される画像形成装置に用いられるものである。画像読み取り装置は、図示しない画像形成装置の筐体内に設けたフレーム1,2の間に、周知の光源、反射ミラー群を有する露光走査部3が移動可能に設けられている。この露光走査部3で露光されて反射された露光光は、図示しないレンズを介して光電変換素子であるCCDに入力されて光信号から電気信号に変換される。
【0010】
フレーム1,2は導電性を有する金属製で、図示しない筐体に固定された状態で接地されている。フレーム1,2は、原稿4を載置する導電性の原稿載置部となる透明のコンタクトガラス5と、絶縁性の樹脂で形成された原稿基準部材となる原稿スケール6,7とを下方から支えている。フレーム1には、開閉部材であり原稿押さえ部材となる圧板8がヒンジ13,13でコンタクトガラス5及び原稿スケール6,7に対して起倒可能に支持されている。原稿スケール6,7には、フレーム1,2に固定されたガイド部材11,12が連続して配置されている。
【0011】
圧板8は、コンタクトガラス5上に位置した原稿4を上方から適度な圧力で押さえるものである。圧板8には、原稿給紙部9を有する自動原稿搬送装置10が装備されている。自動原稿搬送装置10は、原稿給紙部9に載置された原稿を1枚づつ給紙口10aから搬送ベルト10cでコンタクトガラス5上に一旦搬送し、原稿露光後に排紙口10bへ向かって再度搬送して自動原稿搬送装置10の上部10dに排出する周知の構成を採っている。
【0012】
原稿スケール6,7は、その基部6a,7aを複数のねじ14でフレーム1,2に固着されている。原稿スケール6,7の先端部6b,7bは、図2にも示すように基部6a,7aよりも肉薄とされていて、原稿スケール6,7をフレーム1,2に固定したときに、コンタクトガラス5の縁部5aに圧接して密接するように構成されている。図2は原稿スケール6側のみを示す。原稿スケール6,7は、基本的構成が同一であるので、以下原稿スケール6を代表して以下説明を続ける。
【0013】
コンタクトガラス5近傍の構造について説明する。コンタクトガラス5は、図4に示すようにフレーム1,2の上面1a,2aの縁部1b,2bにスペーサ15を介して載置されており、フレーム1,2から着脱可能に設けられている。フレーム1と先端部6bの下面6cとの間に形成される空間Sには、原稿スケール6の荷重方向Aへの変形を阻止する接地部材16が配置されている。接地部材16は、図3,図4に示すように、導電性の弾性を有する金属板を断面コの字状に形成したものである。接地部材16の基端16aはビス17でフレーム1に固着され、スリット16cで分割された先端16bはコンタクトガラス5の縁部5aに接触している。接地部材16は、その上面16dが下面6cと僅かに隙間を持って略平行となっており、圧板8が倒れ位置を占めた時に、その荷重を受ける位置に配置されている。ここでの荷重を受ける位置とは、先端部6bの下方に位置して下面6cと対面するフレーム1上の部位を指す。本形態では、上面16dと下面6cとの間に僅かな隙間を設けているが、上面16dを下面6cに当接あるいは圧接するように設けても無論構わない。
【0014】
このように導電性の接地部材16をコンタントガラス5とフレーム1とに接触した状態に設け、かつ、原稿スケール6への荷重の係る部位に配置すると、確実にコンタントガラス5とフレーム1とを導通させながら、同時に原稿スケール6への荷重を接地部材16に分散することができる。これにより樹脂性の原稿スケール6の変形を防止しながら同時にコンタントガラス5と原稿スケール6との密着性を確保することができる。このため、静電気によるコンタクトガラス5や原稿スケール6,7、あるいは圧板8や図1に示す搬送ベルト10cとの貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行える。また、接地部材16は、フレーム1にビス17で固着されているので、コンタクトガラス5をメンテナンスのためにフレーム1に着脱する場合でも、その位置ズレや外れがなく、接地部材16の紛失が極めて少なくなり、組付け精度が良く作業性も容易となる。
【0015】
次に本発明の別な形態を説明するが、接地部材以外の構成は第1の形態と略同一であるため、同一作用をする部材には第1の形態と同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(第2の形態)
この形態は、図5(a),(b)に示すように、接地部材20を原稿スケール6に固定したものである。接地部材20は、接導電性の弾性を有する金属板を断面階段状に形成したもので空間Sに原稿スケール6の荷重方向Aへの変形を阻止するように配置されいる。接地部材20の基端20aはフレーム1に接触し、スリット20cで分割された先端20bは、コンタクトガラス5の縁部5aに圧接するように、ややコンタクトガラス5に向かって屈曲されている。接地部材20は、その上面20dが下面6cと略平行となっていて、接着部材となる両面接着テープ21で下面6cに接着固定されている。
【0016】
このように接地部材20をコンタントガラス5とフレーム1とに接触した状態に設け、かつ、原稿スケール6への荷重の係る部位に配置すると、確実にコンタントガラス5とフレーム1とを導通させながら、同時に原稿スケール6への荷重を接地部材20に分散することができる。これにより樹脂性の原稿スケール6の変形を防止しながら同時にコンタントガラス5と原稿スケール6との密着性を確保することができる。このため、静電気によるコンタクトガラス5や原稿スケール6,7、あるいは圧板8や図1に示す搬送ベルト10cとの貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行える。接地部材20が、原稿スケール6に両面接着テープ21で固着されていると、コンタクトガラス5をメンテナンスのためにフレーム1,2に着脱する場合でもその位置ズレや外れがなく、接地部材20の紛失が極めて少なくなり、組付け精度が良く作業性も容易となる。
【0017】
(第3の形態)
この形態は、図6(a),(b)に示すように、接地部材30をコンタクトガラス5に装着したものである。接地部材30は、接導電性の弾性を有する金属板を断面階段状に形成したもので、空間Sに原稿スケール6の荷重方向Aへの変形を阻止するように配置されている。接地部材30の基端30aは、同部材のガラス装着時にフレーム1に圧接するように形成されている。接地部材30の先端20b側の両端には、コンタクトガラス5の縁部5aを上下から挟持する爪部30cが一体形成されている。接地部材30は、その上面30dが下面6cとの間に僅かな隙間をもって略平行となっている。
【0018】
このように接地部材30をコンタントガラス5とフレーム1とに接触した状態に設け、かつ、原稿スケール6への荷重の係る部位に配置すると、確実にコンタントガラス5とフレーム1とを導通させながら、同時に原稿スケール6にかかる荷重を接地部材30に分散することができる。これにより樹脂性の原稿スケール6の変形を防止しながら同時にコンタントガラス5と原稿スケール6との密着性を確保することができる。このため、静電気によるコンタクトガラス5や原稿スケール6,7、あるいは圧板8や図1に示す搬送ベルト10cとの貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行える。接地部材30をコンタントガラス5に装着すると、第1及び第2の形態で用いたスペーサ15がフレーム1側で不要となり、また、コンタントガラス5とフレーム1との間に組み付け誤差があっても、接地部材30によってある程度許容できるため、より確実な導通を行え、組付け作業性も容易になる。なお、スペーサ15を設けた形成に採用しても無論構わない。
【0019】
画像読み取り装置としては、画像形成装置に用いるものに限定されるものでなく、パソコンに代表される外部入出力装置にケーブルを介して接続されるスキャナーで合っても良い。また、画像形成装置としては複写機ではなく、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機であっても無論構わない。
【0020】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、原稿基準部材が可撓性でその剛性が乏しくても、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されるため、原稿基準部材の変形が少なくなり、原稿との摩擦で発生する静電気も接地部材を介して金属製のフレームに導通されるので、樹脂性の原稿基準部材の変形を防止しながら、原稿載置部と原稿基準部材との密着性を確保でき、静電気による原稿の貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行える。
【0021】
請求項2記載の発明によれば、接地部材を原稿載置部の縁部に装着することで、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されて原稿基準部材の変形が少なくなると共に、原稿載置部とフレームとの組み付け誤差を許容でき、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームにより確実に導通されるので、樹脂性の原稿基準部材の変形を防止しながら、原稿載置部と原稿基準部材との密着性を確保でき、静電気による原稿の貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行えると共に、組付け作業性も容易になる。
【0022】
請求項3,4記載の発明によれば、接地部材を原稿載置部以外の原稿基準部材やフレームに固着しているため、原稿載置部を着脱する際に接地部材の位置ズレや外れがなく、樹脂性の原稿基準部材の変形を防止しながら、原稿載置部と原稿基準部材との密着性を確保でき、静電気による原稿の貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行えると共に、接地部材の紛失を防止でき組付け作業性も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像読み取り装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】原稿載置部と原稿基準部材とフレームの関係を示す分解斜視図である。
【図3】原稿載置部と原稿基準部材との取付け状態を示す拡大断面図である。
【図4】(a)は接地部材の第1の形態を示す斜視図、(b)は接地部材の取付け状態の一形態を示す拡大断面図である。
【図5】(a)は接地部材の第2の形態を示す斜視図、(b)は接地部材の取付け状態の別な形態を示す拡大断面図である。
【図6】(a)は接地部材の第3の形態を示す斜視図、(b)は接地部材の取付け状態の更に別な形態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1,2 フレーム
4 原稿
5 原稿載置部
5a 原稿載置部の縁部
6,7 原稿基準部材
8 開閉部材
16,20,30 接地部材
A 荷重方向
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成装置に設けられた画像読み取り装置や、パソコン等の機器に接続されるスキャナー等の画像読み取り装置では、原稿を載置するコンタクトガラスで構成された原稿載置部の近傍に原稿基準部材を配置して両者をフレームで支持すると共に、原稿載置部及び原稿基準部材に対して圧板を備えた開閉部材を起倒可能に設けている。画像読み取り装置では、原稿を直接原稿載置部に乗せたり、あるいは開閉部材に設けた自動原稿送り装置によって原稿載置部まで搬送し、原稿面を周知の光学系を用いて露光走査したり、あるいは原稿を移動させることで原稿面を読み取っている。このような原稿読み取り装置においては、原稿と原稿載置部や厚板との摩擦によって発生する静電気により、原稿が原稿載置部や厚板に貼り付いてしまうことがある。特に原稿を自動的に原稿載置部まで搬送し、読み取り後に原稿を排出する自動原稿送り装置を備えた機種では、原稿搬送速度が早くなるとこの傾向が顕著に現われるため、原稿載置部が接地されているのが一般的である。また、特開平8−95172号には、導電性の原稿載置部にバイアス電圧をかけて原稿と原稿載置部との密着性を確保した発明が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、原稿基準部材は、手動で原稿を原稿載置台にセットする際に、そのセットする向きや位置合わせ、原稿サイズ等を確認するためのもので、原稿載置部の縁部に配置され、しかも低コストを図るため一般に樹脂で形成されているものが多い。このため、原稿がその上を通過する場合に帯電し易く接地の必要がある。原稿基準部材の取付けは、その先端と原稿載置部との間に隙間ができないように原稿基準部材をビス等で固定する際に、多少変形させて原稿載置部に対して先端側を密着させるため、金属よりも樹脂の方が変形し易く好ましい。原稿基準部材を金属で形成した場合には、その表面に塗装を施したり、原稿のサイズや向きを示す目印を印刷しなければならず、原稿と塗装面や印刷面との摩擦による静電気の発生が起こるため接地の必要があり、また、原稿載置部との密着性の点でも課題が残る。
【0004】
開閉部材単体、あるいは自動原稿送り装置が装備されている場合で開閉部材が倒れ位置を占めた時、開閉部材の位置は、開閉部材や自動原稿送り装置の一部を原稿基準部材に当接させて決めることが多く、原稿基準部材が荷重を受て変形し易く、原稿基準部材と原稿載置部との隙間の発生、原稿基準部材や装置の耐久性の面で不利となる。原稿基準部材を金属で形成すれば剛性をだせて荷重による変形を防止できるのだが、上述のように原稿載置部との密着性に問題があり、原稿基準部材単体で剛性と、原稿載置部との密着性の双方を確保することは非常に難しい。
本発明は、原稿基準部材と原稿載置部との密着性を確保しつつ開閉部材の倒れ時における原稿基準部材の変形を簡単な構成で防止し、良好な原稿の読み取りを行える画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、原稿とこれと擦れる原稿基準部材や原稿載置部との間で発生する静電気を除去しながら、原稿基準部材と原稿載置部との密着性を確保でき、しかも開閉部材の倒れ時における原稿基準部材の変形を如何に防止するかという点に着目したもので、請求項1記載の発明では、原稿が読み取られる導電性の原稿載置部と、この原稿載置部に近接された絶縁性の原稿基準部材と、原稿載置部と原稿基準部材とを支持する金属性のフレームと、原稿載置部及び原稿基準部材に対して起倒可能な開閉部材とを有する画像読み取り装置において、原稿載置部とフレームとに接触可能であり、かつ開閉部材が倒れ位置を占めた時の荷重を受ける位置に、原稿基準部材の荷重方向への変形を阻止する接地部材を設けたことを特徴としている。このため、開閉部材が倒れ位置を占めると、原稿基準部材が可撓性でその剛性が乏しくても、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されるため、原稿基準部材の変形が少なくなると共に、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームに導通される。
【0006】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の画像読み取り装置において、接地部材が原稿載置部の縁部に装着されているので、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されて原稿基準部材の変形が少なくなると共に、原稿載置部とフレームとの組み付け誤差を許容でき、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームにより確実に導通される。
【0007】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の画像読み取り装置において、原稿載置部がフレームに対して着脱可能に設けられ、接地部材がフレームに固着されているので、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されて原稿基準部材の変形が少なくなり、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームに確実に導通されるとともに、原稿載置部の着脱に関係なく接地部材の位置が安定する。
【0008】
請求項4記載の発明では、請求項1記載の画像読み取り装置において、原稿載置部がフレームに対して着脱可能に設けられ、接地部材が原稿基準部材に固着されているため、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されて原稿基準部材の変形が少なくなり、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームに確実に導通されるとともに、原稿載置部の着脱に関係なく接地部材の位置が安定する。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の形態)
図1に示す画像読み取り装置は、複写機に代表される画像形成装置に用いられるものである。画像読み取り装置は、図示しない画像形成装置の筐体内に設けたフレーム1,2の間に、周知の光源、反射ミラー群を有する露光走査部3が移動可能に設けられている。この露光走査部3で露光されて反射された露光光は、図示しないレンズを介して光電変換素子であるCCDに入力されて光信号から電気信号に変換される。
【0010】
フレーム1,2は導電性を有する金属製で、図示しない筐体に固定された状態で接地されている。フレーム1,2は、原稿4を載置する導電性の原稿載置部となる透明のコンタクトガラス5と、絶縁性の樹脂で形成された原稿基準部材となる原稿スケール6,7とを下方から支えている。フレーム1には、開閉部材であり原稿押さえ部材となる圧板8がヒンジ13,13でコンタクトガラス5及び原稿スケール6,7に対して起倒可能に支持されている。原稿スケール6,7には、フレーム1,2に固定されたガイド部材11,12が連続して配置されている。
【0011】
圧板8は、コンタクトガラス5上に位置した原稿4を上方から適度な圧力で押さえるものである。圧板8には、原稿給紙部9を有する自動原稿搬送装置10が装備されている。自動原稿搬送装置10は、原稿給紙部9に載置された原稿を1枚づつ給紙口10aから搬送ベルト10cでコンタクトガラス5上に一旦搬送し、原稿露光後に排紙口10bへ向かって再度搬送して自動原稿搬送装置10の上部10dに排出する周知の構成を採っている。
【0012】
原稿スケール6,7は、その基部6a,7aを複数のねじ14でフレーム1,2に固着されている。原稿スケール6,7の先端部6b,7bは、図2にも示すように基部6a,7aよりも肉薄とされていて、原稿スケール6,7をフレーム1,2に固定したときに、コンタクトガラス5の縁部5aに圧接して密接するように構成されている。図2は原稿スケール6側のみを示す。原稿スケール6,7は、基本的構成が同一であるので、以下原稿スケール6を代表して以下説明を続ける。
【0013】
コンタクトガラス5近傍の構造について説明する。コンタクトガラス5は、図4に示すようにフレーム1,2の上面1a,2aの縁部1b,2bにスペーサ15を介して載置されており、フレーム1,2から着脱可能に設けられている。フレーム1と先端部6bの下面6cとの間に形成される空間Sには、原稿スケール6の荷重方向Aへの変形を阻止する接地部材16が配置されている。接地部材16は、図3,図4に示すように、導電性の弾性を有する金属板を断面コの字状に形成したものである。接地部材16の基端16aはビス17でフレーム1に固着され、スリット16cで分割された先端16bはコンタクトガラス5の縁部5aに接触している。接地部材16は、その上面16dが下面6cと僅かに隙間を持って略平行となっており、圧板8が倒れ位置を占めた時に、その荷重を受ける位置に配置されている。ここでの荷重を受ける位置とは、先端部6bの下方に位置して下面6cと対面するフレーム1上の部位を指す。本形態では、上面16dと下面6cとの間に僅かな隙間を設けているが、上面16dを下面6cに当接あるいは圧接するように設けても無論構わない。
【0014】
このように導電性の接地部材16をコンタントガラス5とフレーム1とに接触した状態に設け、かつ、原稿スケール6への荷重の係る部位に配置すると、確実にコンタントガラス5とフレーム1とを導通させながら、同時に原稿スケール6への荷重を接地部材16に分散することができる。これにより樹脂性の原稿スケール6の変形を防止しながら同時にコンタントガラス5と原稿スケール6との密着性を確保することができる。このため、静電気によるコンタクトガラス5や原稿スケール6,7、あるいは圧板8や図1に示す搬送ベルト10cとの貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行える。また、接地部材16は、フレーム1にビス17で固着されているので、コンタクトガラス5をメンテナンスのためにフレーム1に着脱する場合でも、その位置ズレや外れがなく、接地部材16の紛失が極めて少なくなり、組付け精度が良く作業性も容易となる。
【0015】
次に本発明の別な形態を説明するが、接地部材以外の構成は第1の形態と略同一であるため、同一作用をする部材には第1の形態と同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(第2の形態)
この形態は、図5(a),(b)に示すように、接地部材20を原稿スケール6に固定したものである。接地部材20は、接導電性の弾性を有する金属板を断面階段状に形成したもので空間Sに原稿スケール6の荷重方向Aへの変形を阻止するように配置されいる。接地部材20の基端20aはフレーム1に接触し、スリット20cで分割された先端20bは、コンタクトガラス5の縁部5aに圧接するように、ややコンタクトガラス5に向かって屈曲されている。接地部材20は、その上面20dが下面6cと略平行となっていて、接着部材となる両面接着テープ21で下面6cに接着固定されている。
【0016】
このように接地部材20をコンタントガラス5とフレーム1とに接触した状態に設け、かつ、原稿スケール6への荷重の係る部位に配置すると、確実にコンタントガラス5とフレーム1とを導通させながら、同時に原稿スケール6への荷重を接地部材20に分散することができる。これにより樹脂性の原稿スケール6の変形を防止しながら同時にコンタントガラス5と原稿スケール6との密着性を確保することができる。このため、静電気によるコンタクトガラス5や原稿スケール6,7、あるいは圧板8や図1に示す搬送ベルト10cとの貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行える。接地部材20が、原稿スケール6に両面接着テープ21で固着されていると、コンタクトガラス5をメンテナンスのためにフレーム1,2に着脱する場合でもその位置ズレや外れがなく、接地部材20の紛失が極めて少なくなり、組付け精度が良く作業性も容易となる。
【0017】
(第3の形態)
この形態は、図6(a),(b)に示すように、接地部材30をコンタクトガラス5に装着したものである。接地部材30は、接導電性の弾性を有する金属板を断面階段状に形成したもので、空間Sに原稿スケール6の荷重方向Aへの変形を阻止するように配置されている。接地部材30の基端30aは、同部材のガラス装着時にフレーム1に圧接するように形成されている。接地部材30の先端20b側の両端には、コンタクトガラス5の縁部5aを上下から挟持する爪部30cが一体形成されている。接地部材30は、その上面30dが下面6cとの間に僅かな隙間をもって略平行となっている。
【0018】
このように接地部材30をコンタントガラス5とフレーム1とに接触した状態に設け、かつ、原稿スケール6への荷重の係る部位に配置すると、確実にコンタントガラス5とフレーム1とを導通させながら、同時に原稿スケール6にかかる荷重を接地部材30に分散することができる。これにより樹脂性の原稿スケール6の変形を防止しながら同時にコンタントガラス5と原稿スケール6との密着性を確保することができる。このため、静電気によるコンタクトガラス5や原稿スケール6,7、あるいは圧板8や図1に示す搬送ベルト10cとの貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行える。接地部材30をコンタントガラス5に装着すると、第1及び第2の形態で用いたスペーサ15がフレーム1側で不要となり、また、コンタントガラス5とフレーム1との間に組み付け誤差があっても、接地部材30によってある程度許容できるため、より確実な導通を行え、組付け作業性も容易になる。なお、スペーサ15を設けた形成に採用しても無論構わない。
【0019】
画像読み取り装置としては、画像形成装置に用いるものに限定されるものでなく、パソコンに代表される外部入出力装置にケーブルを介して接続されるスキャナーで合っても良い。また、画像形成装置としては複写機ではなく、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機であっても無論構わない。
【0020】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、原稿基準部材が可撓性でその剛性が乏しくても、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されるため、原稿基準部材の変形が少なくなり、原稿との摩擦で発生する静電気も接地部材を介して金属製のフレームに導通されるので、樹脂性の原稿基準部材の変形を防止しながら、原稿載置部と原稿基準部材との密着性を確保でき、静電気による原稿の貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行える。
【0021】
請求項2記載の発明によれば、接地部材を原稿載置部の縁部に装着することで、原稿基準部材にかかる荷重が接地部材に分散されて原稿基準部材の変形が少なくなると共に、原稿載置部とフレームとの組み付け誤差を許容でき、原稿との摩擦で発生する静電気が接地部材を介して金属製のフレームにより確実に導通されるので、樹脂性の原稿基準部材の変形を防止しながら、原稿載置部と原稿基準部材との密着性を確保でき、静電気による原稿の貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行えると共に、組付け作業性も容易になる。
【0022】
請求項3,4記載の発明によれば、接地部材を原稿載置部以外の原稿基準部材やフレームに固着しているため、原稿載置部を着脱する際に接地部材の位置ズレや外れがなく、樹脂性の原稿基準部材の変形を防止しながら、原稿載置部と原稿基準部材との密着性を確保でき、静電気による原稿の貼り付きを簡単な構成で低減でき、原稿のジャムやひっかかりを防止しながら良好な画像の読み取りを行えると共に、接地部材の紛失を防止でき組付け作業性も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像読み取り装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】原稿載置部と原稿基準部材とフレームの関係を示す分解斜視図である。
【図3】原稿載置部と原稿基準部材との取付け状態を示す拡大断面図である。
【図4】(a)は接地部材の第1の形態を示す斜視図、(b)は接地部材の取付け状態の一形態を示す拡大断面図である。
【図5】(a)は接地部材の第2の形態を示す斜視図、(b)は接地部材の取付け状態の別な形態を示す拡大断面図である。
【図6】(a)は接地部材の第3の形態を示す斜視図、(b)は接地部材の取付け状態の更に別な形態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1,2 フレーム
4 原稿
5 原稿載置部
5a 原稿載置部の縁部
6,7 原稿基準部材
8 開閉部材
16,20,30 接地部材
A 荷重方向
Claims (4)
- 原稿が読み取られる導電性の原稿載置部と、上記原稿載置部に近接された絶縁性の原稿基準部材と、上記原稿載置部と原稿基準部材とを支持する金属性のフレームと、上記原稿載置部及び上記原稿基準部材に対して起倒可能な開閉部材とを有する画像読み取り装置において、
上記原稿載置部と上記フレームとに接触可能であり、かつ上記開閉部材が倒れ位置を占めた時の荷重を受ける位置に、上記原稿基準部材の荷重方向への変形を阻止する接地部材を設けたことを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1記載の画像読み取り装置において、
上記接地部材は、上記原稿載置部の縁部に装着されていることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1記載の画像読み取り装置において、
上記原稿載置部は上記フレームに対して着脱可能であり、
上記接地部材は上記フレームに固着されていることを特徴とする画像読み取り装置。 - 請求項1記載の画像読み取り装置において、
上記原稿載置部は上記フレームに対して着脱可能であり、
上記接地部材は、上記原稿基準部材に固着されていることを特徴する画像読み取り装置。
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- 1998-09-01 JP JP24687198A patent/JP3558888B2/ja not_active Expired - Fee Related
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