JP2008101955A - ロードセルおよび該ロードセルを備えた計量装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】計量装置の荷重検出用ロードセルの配置場所を工夫し、荷重検出精度を向上させると共に、荷重検出機構を簡単なものとし部品点数を削減する。
【解決手段】左右いずれか一端側に荷重受台固定用のボルト穴、他端側に支持台固定用のボルト穴を備えた厚肉金属板からなるロードセル本体を備え、該ロードセル本体は前記荷重受台を前記支持台に片持ち支持する板バネとして介在させるものであり、前記ロードセル本体は、前記左右両端側のボルト穴に挟まれた中央部の前後方向の両側に薄肉とされた一対の起歪部を備え、これら一対の起歪部にそれぞれ歪みゲージを貼り付けている。
【選択図】図1
【解決手段】左右いずれか一端側に荷重受台固定用のボルト穴、他端側に支持台固定用のボルト穴を備えた厚肉金属板からなるロードセル本体を備え、該ロードセル本体は前記荷重受台を前記支持台に片持ち支持する板バネとして介在させるものであり、前記ロードセル本体は、前記左右両端側のボルト穴に挟まれた中央部の前後方向の両側に薄肉とされた一対の起歪部を備え、これら一対の起歪部にそれぞれ歪みゲージを貼り付けている。
【選択図】図1
Description
本発明はロードセルおよび該ロードセルを備えた計量装置に関し、ロードセルの荷重検出精度を向上させると共に、荷重検出機構を簡素化して部品点数を削減するものである。
従来より物体の重量を計量するために歪みゲージを用いた様々なロードセルが利用されている。一般的なロードセルは、機械加工で起歪体を成形すると共に、該起歪体の薄肉部に歪ゲージを貼着し、荷重による負荷で該薄肉部に生じるひずみを検出して荷重値を換算する構造としている。
一定重量の粉体を袋詰めにするパッカーの計量装置では、パッカー本体側に取り付けたビーム型ロードセルに吊り下げ金具を取り付け、該吊り下げ金具を介して粉体を袋詰めした包装体を載せた計量部を支持し、包装体に充填された粉体の重量を検出しながら一定重量を袋詰めにしている。
一定重量の粉体を袋詰めにするパッカーの計量装置では、パッカー本体側に取り付けたビーム型ロードセルに吊り下げ金具を取り付け、該吊り下げ金具を介して粉体を袋詰めした包装体を載せた計量部を支持し、包装体に充填された粉体の重量を検出しながら一定重量を袋詰めにしている。
ビーム型ロードセルを用いたパッカーでは、吊り下げ金具をパッカー本体あるいは計量装置に対して正確に垂直に組みつけなければ精度よく計量することができず、熟練した技術者でなければ精度よく組み付けることが困難であり、熟練した技術者であっても作業時間がかかっていた。また、ビーム型ロードセルや吊り下げ金具がパッカー本体と計量部との隙間にあるため、工具の挿入が困難となり組み付ける際の調整が難しく、精度よく組み付けることができない問題がある。
そのため、計量装置の構造を簡素化し、部品点数を減少させると共に、組立工数を削減することができるパッカーの計量装置が望まれている。
そのため、計量装置の構造を簡素化し、部品点数を減少させると共に、組立工数を削減することができるパッカーの計量装置が望まれている。
ロードセルで荷重を検出する装置として、特開2004−91031号公報(特許文献1)の車載袋詰め装置が提供されている。前記車載袋詰め装置は、図8に示すように、固定フレーム1と、固定フレーム1に固定されて袋を載せる可動フレーム2とを備えている。前記固定フレーム1に固定している固定桟3と前記可動フレーム2に固定している負荷付与部材4とを連結しているロードセル5で、可動フレーム2の袋載せ台6に載せた袋と充填された粉流体の計量を行っている。
しかしながら、前記特許文献1の車載袋詰め装置では、ロードセルに対して負荷付与部材を正確に垂直に取り付けなければ、袋および粉流体の計量を正確に行うことができず、荷重の検出精度が悪化すると共に、組み立て工数が増加する問題がある。
しかしながら、前記特許文献1の車載袋詰め装置では、ロードセルに対して負荷付与部材を正確に垂直に取り付けなければ、袋および粉流体の計量を正確に行うことができず、荷重の検出精度が悪化すると共に、組み立て工数が増加する問題がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、計量装置の荷重検出用ロードセルの配置位置を工夫し、荷重検出精度を向上させると共に、荷重検出機構を簡単なものとし部品点数を削減することを課題としている。
上記問題を解決するために、本発明は、左右いずれか一端側に荷重受台固定用のボルト穴、他端側に支持台固定用のボルト穴を備えた厚肉金属板からなるロードセル本体を備え、該ロードセル本体は前記荷重受台を前記支持台に片持ち支持する板バネとして介在させるものであり、
前記ロードセル本体は、前記左右両端側のボルト穴に挟まれた中央部の前後方向の両側(即ち、前記板バネの装架方向と直交する両側)に薄肉とされた一対の起歪部を備え、これら一対の起歪部にそれぞれ歪みゲージを貼り付けていることを特徴とするロードセルを提供している。
前記ロードセル本体は、前記左右両端側のボルト穴に挟まれた中央部の前後方向の両側(即ち、前記板バネの装架方向と直交する両側)に薄肉とされた一対の起歪部を備え、これら一対の起歪部にそれぞれ歪みゲージを貼り付けていることを特徴とするロードセルを提供している。
前記構成とすると、左右で片持ち支持されているロードセル本体に、板バネとして架け渡す方向と直交方向の前後方向に、間隔をおいて一対の起歪部を設けているため、ロードセル本体にかかるねじり応力も検出することができ、それぞれの起歪部に均等に荷重が負荷されなかった場合でも、精度よく荷重を検出することができる。よって、ロードセル本体に備えられているボルト穴にボルトを通し、支持台および荷重受台に固定するだけで、組付位置を高精度に維持しなくても、荷重検出精度を向上させることができる。
また、ロードセルを支持台と荷重受台との間に板バネとして装架して、荷重受台を弾性を有する片持ち支持する構成材として用いているため、荷重検出用のロードセルを計量装置側に取り付けなくても、荷重を検出することができ、部品点数を削減することができると共に、コストを削減することができる。
また、ロードセルを支持台と荷重受台との間に板バネとして装架して、荷重受台を弾性を有する片持ち支持する構成材として用いているため、荷重検出用のロードセルを計量装置側に取り付けなくても、荷重を検出することができ、部品点数を削減することができると共に、コストを削減することができる。
前記ロードセル本体の前後両側の一対の起歪部は対称形状とし、ロードセル本体の上下面に外端縁から矩形状の浅底段部を設けて薄肉部としていると共に、該薄肉部の内部に外端面より穴部を刳り込んで設け、該穴部は中央細孔部の左右両側に球状穴部を膨出させて設けた形状とし、これら左右両側の球状穴部と前記浅底段部の間を最薄肉部とし、該最薄肉部となる浅底段部の下面側を前記歪みゲージの貼り付け面としてもよい。
前記構成とすると、起歪部を薄肉部としていると共に、起歪部の歪みゲージを貼り付け面を最薄肉部としているので、局所的に最薄肉部に荷重を負荷することができ、発生する歪みを歪みゲージで的確に検出することができ、荷重の検出精度を向上させることができる。
また、ロードセルを荷重受台および支持台にボルト固定する際には上面側からボルトを固定する。ロードセル本体の下面側に歪みゲージを貼り付けているので、ボルト締めの際にも工具が歪みゲージに接触せず、歪みゲージが損傷することを防止することができる。
また、ロードセルを荷重受台および支持台にボルト固定する際には上面側からボルトを固定する。ロードセル本体の下面側に歪みゲージを貼り付けているので、ボルト締めの際にも工具が歪みゲージに接触せず、歪みゲージが損傷することを防止することができる。
前記前後起歪部の対向する内端縁に沿って夫々長穴を設けていると共に、これら一対の左右方向に延在する長穴の一端側を連通する前後方向の1つの細穴を設けているのが好ましい。
前記構成とすると、荷重受台側のロードセルに荷重が負荷されると、長穴および細穴で囲まれた中央部分には荷重が負荷されないため、ロードセルに負荷された荷重が起歪部に集中し、より正確に負荷された荷重を検出することができる。
前記構成とすると、荷重受台側のロードセルに荷重が負荷されると、長穴および細穴で囲まれた中央部分には荷重が負荷されないため、ロードセルに負荷された荷重が起歪部に集中し、より正確に負荷された荷重を検出することができる。
前記前後起歪部の対向する内端縁に沿って、前記ロードセル本体を前後方向で分割して、該ロードセル本体を前後一対の分割体から構成してもよい。
前記構成とすると、ロードセルに使用する材料を減らすことができるので、コストを削減することができる。また、一対の起歪部を分割しているので、計量装置のボルト穴の幅に合わせて配置することができ、様々な計量装置に貼り付けることができる。
前記構成とすると、ロードセルに使用する材料を減らすことができるので、コストを削減することができる。また、一対の起歪部を分割しているので、計量装置のボルト穴の幅に合わせて配置することができ、様々な計量装置に貼り付けることができる。
前記各起歪部にはそれぞれ4枚の前記歪みゲージを貼り付けると共に、前記歪みゲージを用いてホイートストンブリッジ回路からの出力を並列和算する回路を設け、前記ロードセル本体の上面側から前記歪みゲージと接続されたケーブルを引き出しているのが好ましい。
前記構成とすると、各組の起歪部の歪みゲージで形成された各ホイートストンブリッジ回路からの出力をそれぞれ和算してロードセルの出力としているので、荷重負荷位置による出力誤差を低減することができる。
また、起歪部に均等に荷重が負荷されなくても精度よく検出することができるため、ロードセルを組付ける際の特別な治具を必要とせず、熟練した技術も必要でないため、誰でも容易に組み付けることができる。
前記構成とすると、各組の起歪部の歪みゲージで形成された各ホイートストンブリッジ回路からの出力をそれぞれ和算してロードセルの出力としているので、荷重負荷位置による出力誤差を低減することができる。
また、起歪部に均等に荷重が負荷されなくても精度よく検出することができるため、ロードセルを組付ける際の特別な治具を必要とせず、熟練した技術も必要でないため、誰でも容易に組み付けることができる。
前記ロードセルを上下一組備え、前記荷重受台と前記支持台との間で上下方向に離れた位置に介在させるものとしているロードセル・セットとすることが好ましい。
このように、上下一対のセットとして、荷重受台と支持台との上下位置に介在させると、荷重負荷の位置変動があっても、偏置誤差の影響を低減することができる。
このように、上下一対のセットとして、荷重受台と支持台との上下位置に介在させると、荷重負荷の位置変動があっても、偏置誤差の影響を低減することができる。
さらに、本発明は、前記ロードセルを用いた計量装置を提供している。
該計量装置は、前記ロードセルを支持台と荷重受台との間に横架し、前記ロードセル本体の左右に設けたボルト穴にボルトを通して前記支持台と荷重受台とに固定し、
前記荷重受台上に流動物が連続投入される風袋が搭載され、該風袋に投入される流動物の重量により前記ロードセル本体を撓ませて、前記歪みゲージで風袋に投入された流動物の重量を計測していることを特徴としている。
該計量装置は、前記ロードセルを支持台と荷重受台との間に横架し、前記ロードセル本体の左右に設けたボルト穴にボルトを通して前記支持台と荷重受台とに固定し、
前記荷重受台上に流動物が連続投入される風袋が搭載され、該風袋に投入される流動物の重量により前記ロードセル本体を撓ませて、前記歪みゲージで風袋に投入された流動物の重量を計測していることを特徴としている。
前記構成の計量装置では、ロードセルを支持台と荷重受台にボルト締め固定するだけで、荷重受台に負荷された荷重を検出することができるので、荷重検出で必要な部品を削減することができることができると共に、コストを削減することができる。
前記計量装置においては、荷重受台に上方に突出する支柱と前記支持台との間の上部と下部とに、前記ロードセルを介在させているのが好ましい。
前記構成とすると、上部と下部にロードセルを介在させることで、上部と下部のロードセルに荷重が分散するため、計量する流動物の重量が大きい場合でもロードセルを用いて計量することができる。計量する流動物の重量が小さい場合には、上部あるいは下部のどちらか1つをロードセルとしてもよい。
前記構成とすると、上部と下部にロードセルを介在させることで、上部と下部のロードセルに荷重が分散するため、計量する流動物の重量が大きい場合でもロードセルを用いて計量することができる。計量する流動物の重量が小さい場合には、上部あるいは下部のどちらか1つをロードセルとしてもよい。
前述したように、本発明によれば、前後方向に間隔をおいて一対の起歪部を設けているので、ロードセル本体にかかるねじり応力も検出することができるため、それぞれの起歪部に均等に荷重が負荷されなかった場合にも、精度よく荷重を検出することができる。よって、ロードセル本体に備えられているボルト穴にボルトを通し、支持台および荷重受台に固定するだけで、精度よく組みつけなくても、荷重検出精度を向上させることができる。
また、計量装置等の構成物品である板バネをロードセルとすることで、荷重検出用のロードセルを計量装置等に取り付けなくても、荷重を検出することができるので、部品点数を削減することができると共に、コストを削減することができる。
また、計量装置等の構成物品である板バネをロードセルとすることで、荷重検出用のロードセルを計量装置等に取り付けなくても、荷重を検出することができるので、部品点数を削減することができると共に、コストを削減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は本発明の第1実施形態を示す。
本発明のロードセル10は計量装置20に用いられるものであり、図1に示すように、計量装置20の荷重受台21を支持台22に片持ち支持する板バネとして介在させている。
図1乃至図5は本発明の第1実施形態を示す。
本発明のロードセル10は計量装置20に用いられるものであり、図1に示すように、計量装置20の荷重受台21を支持台22に片持ち支持する板バネとして介在させている。
前記ロードセル10は、図2(A)(B)に示すように、高張力鋼の厚肉金属板からなるロードセル本体11に歪みゲージを貼り付け、該歪みゲージによりロードセル本体11に負荷された荷重を検出する構成としている。
前記ロードセル本体11の左右方向Xの左端側には荷重受台固定用の3個のボルト穴13を前後方向に間隔をあけて穿設していると共に、右端側にも支持台固定用の3個のボルト穴14を穿設しており、ボルト穴13は前記荷重受台21、ボルト穴14は支持台22とのボルト締結穴としている。
前記両端側のボルト穴13、14に挟まれた中央部15の前後方向Yの両側には、前後一対の起歪部16(16A、16B)を対称に設けており、これら起歪部16は、ロードセル本体11の上下面11aと11bに前後外端縁から矩形状の浅底段部16aを設けて薄肉部16bとしている。
前記両端側のボルト穴13、14に挟まれた中央部15の前後方向Yの両側には、前後一対の起歪部16(16A、16B)を対称に設けており、これら起歪部16は、ロードセル本体11の上下面11aと11bに前後外端縁から矩形状の浅底段部16aを設けて薄肉部16bとしている。
前記薄肉部16bの内部には、図2(B)に示すように、ロードセル本体11の外端面から前後方向Yに向けて穴部16cを刳り込んで設けている。これら穴部16cは、左右方向Xに延在する中央細孔部16dの左右両側に球状穴部16eを膨出させた形状とし、左右両側の球状穴部16eと前記浅底段部16aの間を最薄肉部16fとしている。該最薄肉部16fの厚さは、ロードセルの容量によって決定している。
前記最薄肉部16fとなる浅底段部16aの下面16g側には、図2(A)に示すように、起歪部16A、16B毎に4枚の歪みゲージSG1〜SG4を貼り付けている。
これら歪みゲージSG1〜SG4に接続した電線を上面16h側に配索して、ロードセル本体11の中央上面側で接続してケーブル30として引き出している。
これら歪みゲージSG1〜SG4に接続した電線を上面16h側に配索して、ロードセル本体11の中央上面側で接続してケーブル30として引き出している。
前記各起歪部16A、16Bに貼り付けている歪みゲージSG1〜SG4は、図3に示すように、夫々一組のホイートストンブリッジ回路WH1、WH2を構成している。
前記ロードセル10では、各ホイートストンブリッジ回路からの出力e1、e2を並列和算して出力するように回路構成し、各起歪部16A、16Bに均等に荷重がかからなくても、次式1のように平均化して出力Eを算出している。
E=(e1+e2)/2・・・(1)
前記ロードセル10では、各ホイートストンブリッジ回路からの出力e1、e2を並列和算して出力するように回路構成し、各起歪部16A、16Bに均等に荷重がかからなくても、次式1のように平均化して出力Eを算出している。
E=(e1+e2)/2・・・(1)
また、起歪部16A、16Bの対向する内端縁に沿って夫々長穴17を設けていると共に、これら一対の左右方向に延在する長穴17の荷重受台21側を連通する前後方向の1つの細穴18を設けている。このように一対の長穴17を細穴18で連結した穴部を設けることにより、荷重受台21からロードセル本体11に荷重が負荷されると、起歪部16A、16Bに荷重が集中する構成としている。
前記構成からなるロードセルにおいては、板バネとして装架する左右方向と直交方向の前後方向Yに、間隔をあけて一対の起歪部16(16A、16B)を設けているため、ロードセル本体11にかかるねじり応力も検出することができる。即ち、起歪部16A、16Bに均等に荷重が負荷されなかった場合にも精度よく荷重を検出することができる。
このように、荷重受台を片持ち支持する板バネとして作用させるロードセルを、そのロードセル本体11に設けたボルト穴13、14にボルトを通し、支持台22および荷重受台(具体的には支柱23)に固定するだけで、荷重検出精度を向上させることができる。
このように、荷重受台を片持ち支持する板バネとして作用させるロードセルを、そのロードセル本体11に設けたボルト穴13、14にボルトを通し、支持台22および荷重受台(具体的には支柱23)に固定するだけで、荷重検出精度を向上させることができる。
前記ロードセル10を上下一対に設けて、ロードセル・セット40として用いることが好ましい。
図4(A)に示すように、本発明のロードセル・セット40は、上部に配置するロードセル10Aと下部に配置するロードセル10Bを一組備え、前記荷重受台21と前記支持台22との間で、上下方向に離れた位置に板バネとして介在させるものとしている。
前記構成とすると、起歪部16を設けたロードセル10A、10Bを上下1組設けているので、荷重負荷の位置変動があっても、偏置誤差の影響を低減することができる。
図4(A)に示すように、本発明のロードセル・セット40は、上部に配置するロードセル10Aと下部に配置するロードセル10Bを一組備え、前記荷重受台21と前記支持台22との間で、上下方向に離れた位置に板バネとして介在させるものとしている。
前記構成とすると、起歪部16を設けたロードセル10A、10Bを上下1組設けているので、荷重負荷の位置変動があっても、偏置誤差の影響を低減することができる。
次に、前記ロードセル10を用いた計量装置20について説明する。
前記計量装置20は、図1に示すように、小麦粉等の流動物の重量を検出しながら、一定重量を風袋Hに袋詰めするパッカー50(定量袋詰め機)に用いられる計量装置20である
前記計量装置20は、図1に示すように、小麦粉等の流動物の重量を検出しながら、一定重量を風袋Hに袋詰めするパッカー50(定量袋詰め機)に用いられる計量装置20である
前記計量装置20は、流動物を充填する風袋を載せる前記荷重受台21と、パッカー本体60と連結している前記支持台22と、前記支持台22と荷重受台21との間の上部と下部に横架している一対のロードセル10とを備えている。前記荷重受台21の一側からは支柱23が突設している。
前記支持台22および支柱23には、図5(A)〜(C)に示すように、前記ロードセル10を固定する位置にタップ穴22a、23aを設けた断面L字形状の取付部22b、23bを設けている。
前記支持台22と支柱23との間の上部に配置される前記ロードセル10Aは、取付部22b、23bに上側から載せた状態で、取付部22b、23bのタップ穴22a、23aと前記ロードセル本体11のボルト穴13、14とを連通させてボルトBでボルト締めする。
前記支持台22と支柱23との間の上部に配置される前記ロードセル10Aは、取付部22b、23bに上側から載せた状態で、取付部22b、23bのタップ穴22a、23aと前記ロードセル本体11のボルト穴13、14とを連通させてボルトBでボルト締めする。
前記支持台22と支柱23との間の下部に配置されるロードセル10Bは、取付部22b、23bをロードセル10Bの下側に配置した状態で、取付部22b、23bのタップ穴22a、23aと前記ロードセル本体11のボルト穴13、14とを連通させてボルトBでボルト締めする。
前記パッカー50は、流動物の重量を検出する前記計量装置20と、風袋に流動物を充填するパッカー本体60とを備えている。前記パッカー本体60は、図1に示すように、流動物を供給するオーガスクリュー61と、流動物に圧縮空気を混入する口金部62と、流動物を風袋Hに充填する吹き込み管63とを備えている。
流動物が連続投入される前記風袋Hが前記荷重受台21上に搭載され、風袋Hの口に前記吹き込み管63を挿入し、風袋Hを前記計量装置20に配置する。一定量の流動物が供給されたオーガスクリュー61から該流動物が口金部62に押し出され、口金部62から押し出された流動物にオーガスクリュー61先端のエアーノズルから圧縮空気を混入し、吹き込み管63から流動物を風袋Hに充填する。
前記風袋Hに投入される流動物の重量により前記ロードセル本体11の起歪部16を撓ませ、前記歪みゲージSG1〜SG4で風袋Hに投入された流動物の重量を計測する。
前記風袋Hに投入される流動物の重量により前記ロードセル本体11の起歪部16を撓ませ、前記歪みゲージSG1〜SG4で風袋Hに投入された流動物の重量を計測する。
前記構成とすると、ロードセル10を支柱23と支持台22にボルト締め固定するだけで、荷重受台21上に負荷された荷重を検出することができるので、荷重検出で必要な部品を削減することができると共に、コストを削減することができる。
図6および図7にロードセルの第2実施形態を示す。
本実施形態の計量装置は、前記支持台22と支柱23との間の上部にロードセル10Aを配置している一方、下部にはロードセル機構を持たない板バネ70を配置して、上部に配置したロードセル10Aだけで流動物の重量を検出していると共に、荷重受台21側の取付部23bをロードセル10Aの上面側に取り付けてボルト締め固定している構成を第1実施形態と相違させている。
前記構成とすると、取付部23bをロードセル10Aの上面側に取り付けているので、ロードセル10Aに対して上側から荷重が負荷し、ロードセル本体11に直接荷重が負荷されるため、荷重検出精度をより向上させることができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の計量装置は、前記支持台22と支柱23との間の上部にロードセル10Aを配置している一方、下部にはロードセル機構を持たない板バネ70を配置して、上部に配置したロードセル10Aだけで流動物の重量を検出していると共に、荷重受台21側の取付部23bをロードセル10Aの上面側に取り付けてボルト締め固定している構成を第1実施形態と相違させている。
前記構成とすると、取付部23bをロードセル10Aの上面側に取り付けているので、ロードセル10Aに対して上側から荷重が負荷し、ロードセル本体11に直接荷重が負荷されるため、荷重検出精度をより向上させることができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
10 ロードセル
11 ロードセル本体
13 荷重受台用ボルト穴
14 支持台用ボルト穴
15 中央部
16 起歪部
16a 浅底段部
16b 薄肉部
16c 穴部
16d 中央細孔部
16e 球状穴部
16g 浅底段部の下面
16h 浅底段部の上面
17 長穴
18 細穴
20 計量装置
21 荷重受台
22 支持台
23 支柱
30 ケーブル
40 ロードセル・セット
50 パッカー
H 風袋
SG1〜SG4 歪みゲージ
11 ロードセル本体
13 荷重受台用ボルト穴
14 支持台用ボルト穴
15 中央部
16 起歪部
16a 浅底段部
16b 薄肉部
16c 穴部
16d 中央細孔部
16e 球状穴部
16g 浅底段部の下面
16h 浅底段部の上面
17 長穴
18 細穴
20 計量装置
21 荷重受台
22 支持台
23 支柱
30 ケーブル
40 ロードセル・セット
50 パッカー
H 風袋
SG1〜SG4 歪みゲージ
Claims (8)
- 左右いずれか一端側に荷重受台固定用のボルト穴、他端側に支持台固定用のボルト穴を備えた厚肉金属板からなるロードセル本体を備え、該ロードセル本体は前記荷重受台を前記支持台に片持ち支持する板バネとして介在させるものであり、
前記ロードセル本体は、前記左右両端側のボルト穴に挟まれた中央部の前後方向の両側に薄肉とされた一対の起歪部を備え、これら一対の起歪部にそれぞれ歪みゲージを貼り付けていることを特徴とするロードセル。 - 前記ロードセル本体の前後両側の一対の起歪部は対称形状とし、ロードセル本体の上下面に外端縁から矩形状の浅底段部を設けて薄肉部としていると共に、該薄肉部の内部に外端面より穴部を刳り込んで設け、該穴部は中央細孔部の左右両側に球状穴部を膨出させて設けた形状とし、これら左右両側の球状穴部と前記浅底段部の間を最薄肉部とし、該最薄肉部となる浅底段部の下面側を前記歪みゲージの貼り付け面としている請求項1に記載のロードセル。
- 前記前後起歪部の対向する内端縁に沿って夫々長穴を設けていると共に、これら一対の左右方向に延在する長穴の一端側を連通する前後方向の1つの細穴を設けている請求項1または請求項2に記載のロードセル。
- 前記前後起歪部の対向する内端縁に沿って、前記ロードセル本体を前後方向で分割して、該ロードセル本体を前後一対の分割体から構成している請求項1または請求項2に記載のロードセル。
- 前記各起歪部にはそれぞれ4枚の前記歪みゲージを貼り付けると共に、前記歪みゲージを用いてホイートストンブリッジ回路からの出力を並列和算する回路を設け、前記ロードセル本体の上面側から前記歪みゲージと接続されたケーブルを引き出している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のロードセル。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のロードセルを上下一組備え、前記荷重受台と前記支持台との間で上下方向に離れた位置に介在させるものとしているロードセル・セット。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のロードセルを、前記支持台と荷重受台との間に横架し、前記ロードセル本体の左右に設けたボルト穴にボルトを通して前記支持台と荷重受台とに固定し、
前記荷重受台上に流動物が連続投入される風袋が搭載され、該風袋に投入される流動物の重量により前記ロードセル本体を撓ませて、前記歪みゲージで風袋に投入された流動物の重量を計測して いることを特徴とする計量装置。 - 前記荷重受台に上方に突出する支柱と前記支持台との間の上部と下部とに、前記ロードセルを介在させている請求項7に記載の計量装置。
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