JP6086759B2 - ロードセル - Google Patents

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本発明は、重量選別機、重量式液体充填機、台秤、計量タンク、計量ホッパ等の各種計量装置に用いられる荷重検出用のロードセルに関し、更に詳しくは、防水型のロードセルに関する。
歪量を検出する歪センサの一種である歪ゲージを、起歪体に貼着して、負荷荷重による起歪部の伸縮量を歪ゲージの抵抗値変化による電気信号に変換して負荷荷重の大きさに比例する荷重信号を発生するロードセルにおいて、前記起歪部等を密封して外部環境から保護するものとして、例えば、特許文献1に示す防水型のロードセルがある。
この特許文献1のロードセルでは、平行四辺形型の荷重受け機構、いわゆるロバーバル機構の可動部位の変位を、防水型に構成したロードセル本体の着力点に可撓性を備えたリンク機構を介して伝達するように構成している。
特開昭58−73821号公報
上記構成のロードセルにおいては、可撓性を備えたリンク機構の導入によって、偏って印加された荷重によってロバーバル機構に与えられる捻りモーメントや曲げモーメントがロードセル本体に及ぶことを抑制しながら、ロバーバル機構に加えられ垂直成分の荷重だけをロードセル本体で検出することができるものであるが、ロバーバル機構の可動部位とロードセル本体の着力点との間に介在されるリンク機構のバネ性によって、荷重印加直後の過渡応答振動中にロバーバル機構の振動とロードセル本体の振動とが互いに干渉し、計測精度に影響を及ぼすものであった。
すなわち、ロバーバル機構の固有振動数とロードセル本体の固有振動数を一致させることは困難であり、また荷重の掛かり方によって双方の振動の位相が異なるので、過渡応答振動中において、ロバーバル機構の過渡応答振動信号が、ロードセル本体の過渡応答振動信号に不規則な周期および振幅のノイズ信号として重畳することになり、フィルタの設定も困難になり、過渡応答信号の収束前に短時間で計量を終了させる必要のある重量選別機などの計量装置に用いる場合、精度の高い計測を行うことが困難である。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、過渡応答振動中における振動干渉をなくすとともに、捻りモーメントなどの影響を受け難い防水型のロードセルをコンパクトなもとして提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では次のように構成している。
(1)本発明のロードセルは、上方梁および下方梁が、それぞれ、固定基材に連結可能な固定側部位と、載台に連結可能な可動側部位とを含んでいる構成の平行四辺形型の荷重受け構造体の内部空間に、ベローズで起歪部を密封した防水型のロードセル本体を設け、
前記荷重受け構造体には、
前記ロードセル本体の両端部が、前記荷重受け構造体における前後方向の一端側の前記固定側部位および他端側の前記可動側部位にそれぞれ連結固定される。
本発明によると、ロードセル本体の両端部が荷重受け構造体の前後方向の固定側部位と可動側部位に亘って両持ち梁状に強固に一体連結されるので、全体としてはロードセル本体と荷重受け構造体の各バネ定数を加算したバネ定数を持ち、一種類の高い固有振動数を持つ一自由度の質量・バネ系として作動する。従って、振動系としての過渡応答が速く、演算処理回路のフィルタについて多くの周波数に対するノッチ周波数特性を持つものを従属接続させる必要はなく、それだけ荷重信号の応答遅れが少なくなって速やかな計測が行える。
また、平行四辺形型の荷重受け構造体の内部空間に、防水型のロードセル本体を設けるので、ロードセル本体の起歪部を、平行四辺形型の荷重受け構造体の上方および下方の梁の、前後方向の間であって、かつ、左右方向の間に位置させることができ、偏荷重の印加によって荷重受け構造体に捻りモーメントや曲げモーメントが作用してもロードセル本体の起歪部への影響を抑制して精度の高い荷重検出が可能になるとともに、コンパクトな構成となる。
(2)本発明の他の実施態様では、前記荷重受け構造体は、上下に二分割されて上部分割体と下部分割体とに分割され、前記上部分割体と前記下部分割体の各々には、前記固定基材および前記載台を連結するための第1連結孔が形成されており、前記ロードセル本体の両端部を、荷重受け構造の前記上部分割体と前記下部分割体との間に挟持固定する。
この実施態様によると、荷重受け構造体とロードセル本体の連結が挟持連結だけであり、組付け操作が容易なものとなる。
(3)本発明の更に他の実施態様では、前記荷重受け構造体の固定側部位又は可動側部位に第2連結孔を形成し、前記ロードセル本体における固定側の端部又は可動側の端部を前記第2連結孔に嵌入連結する。
この実施態様によると、嵌合による高い精度でロードセル本体の端部を荷重受け構造体に連結することができる。
(4)上記(3)の実施態様では、前記ロードセル本体の端部を、前記荷重受け構造体の前記第2連結孔に焼き嵌めにより連結固定してもよい。
この実施態様によると、嵌合部での連結強度が極めて高いものとなり、ロードセル本体の端部と荷重受け構造体との一体化を一層強固なものとすることができる。
(5)本発明の更に他の実施態様では、前記ロードセル本体は、該ロードセル本体の前記両端部の中間に単一の前記起歪部を備え、
前記起歪部の中心が、前記荷重受け構造体における前後方向の中間位置および左右方向の中間位置になるように位置設定される。
この実施態様によると、偏荷重の印加によって荷重受け構造体がその中心軸心周りの捻りモーメントを受けてもロードセル本体における起歪部への影響が少なく、精度の高い荷重検出が可能となる。
(6)本発明の他の実施態様では、前記ロードセル本体は、上下それぞれ一対の起歪部を有する、平行四辺形型の構成とされており、前記起歪部の中心が、前記荷重受け構造体における左右方向の中間位置になるように位置設定される。
この実施態様によると、荷重受け構造体とロードセル本体とを同じ平行四辺形状に撓ませて精度の高い荷重検出が可能となる。
本発明によれば、過渡応答振動中における振動干渉をなくすとともに、捻りモーメントなどの影響を受け難い防水型のロードセルをコンパクトなもとして提供することができる。
図1は本発明の一実施形態のロードセルの外観斜視図である。 図2は図1のロードセルの一部を切欠いた正面図である。 図3は図1のロードセルの分解斜視図である。 図4は図1のロードセルの可動側から見た側面図である。 図5は図1のロードセル本体の一部を切欠いた正面図である。 図6は図1のロードセル本体の平面図である。 図7は荷重印加状態を示す模擬作動図である。 図8は他の実施形態のロードセルの外観斜視図である。 図9は図8のロードセルの一部を切欠いた正面図である。 図10は図8のロードセルの分解斜視図である。 図11は更に他の実施形態のロードセルの外観斜視図である。 図12は図11のロードセルの一部を切欠いた正面図である。 図13は図11のロードセルの分解斜視図である。 図14は他の実施形態のロードセルの一部を切欠いた正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態のロードセルの外観斜視図であり、図2はその一部を切欠いた正面図であり、図3はその分解斜視図であり、図4は可動側から見た側面図であり、図5は図1のロードセル本体の一部を切欠いた正面図である。
この実施形態のロードセルは、平行四辺形型に構成された荷重受け構造体1の内部空間に、金属製のベローズ2で歪ゲージ部分を密封した防水型のロードセル本体3を、構造体長手方向の中心軸心pに沿って水平に配置して両持ち梁状に連結した構造となっている。荷重受け構造体1およびロードセル本体3は、アルミニウムや鉄、ステンレス合金などの金属弾性体から成る。
荷重受け構造体1は、図2に示すように、一端側を固定基材4にボルト連結し、他端側を載台5にボルト連結するものであり、前記一端側及び前記他端側には、ボルトがねじ込まれる第1連結孔が形成されている。
このロードセルでは、載台5に作用する荷重によって荷重受け構造体1が平行に変形して可動側部位が垂直下方に変位し、この下方変位に伴ってロードセル本体3が歪変形されることで、加えられた荷重を電気的に演算計測するための荷重計測機構が構成される。なお、以下、説明の便宜上、前記中心軸心pの方向を前後方向、これと直交する水平方向を横方向と呼称する。
荷重受け構造体1は、上部分割体1Aと下部分割体1Bとに二分割されており、これら両分割体1A,1Bにおける前後の端部間にロードセル本体3の両端部3a,3bを上下に挟持してボルト6,7で連結固定する。これによって、全体として、固定基材4に連結される固定側部位と載台5が連結される可動側部位との上部同士および下部同士を、上方梁8および下方梁9でそれぞれ平行に連結した平行四辺形型の荷重受け構造体1が構成される。
上方梁8を形成する上部分割体1Aは、その前後2箇所に所定間隔をもって薄肉の起歪部11を備えた前後に長いブロック状に構成されるとともに、下方梁9を形成する下部分割体1Bも同様に、その前後2箇所に上方梁8の各起歪部11に対向する薄肉の起歪部12を備えた前後に長いブロック状に構成されている。そして、組上げられた荷重受け構造体1が、図4に示す載台5から受ける横方向(図4の左右方向)に偏った荷重によって生じる中心軸心p周りの捻りモーメントに耐える剛性を備えるように、両分割体1A,1Bの横幅が設定されている。
ロードセル本体3は、荷重受け構造体1の上部分割体1Aと下部分割体1Bの固定側端部の間に挟持される端部(以下、「固定側端部」という)3aが、上部分割体1Aおよび下部分割体1Bの横幅と同幅の角ブロック状に形成されるとともに、上部分割体1Aと下部分割体1Bの可動側端部の間に挟持される端部(以下、「可動側端部」という)3bが幅狭の角軸状に形成されている。
荷重受け構造体1の固定側においては、上方分割体1Aとロードセル本体3の固定側端部3aとに亘って挿通したボルト6を下方分割体1Bにねじ込むことで、固定側端部3aを上部分割体1Aと下部分割体1Bとの間に挟持して一体連結する。また、荷重受け構造体1の可動側においては、上部分割体1Aとロードセル本体3の可動側端部3bとに亘って挿通したボルト7を下部分割体1Bにねじ込むことで、可動側端部3bを上部分割体1Aと下部分割体1Bとの間に挟持して一体連結するようになっている。
このようにロードセル本体3の両端部3a,3bを、両分割体1A,1B間に挟持固定し、起歪部を密封したベローズ2を、荷重受け構造体1の内部空間に配置するので、コンパクトな構成とすることができる。
ロードセル本体3の中央側は、図2、図5、および、図6のロードセル本体3の平面図に示すように、丸軸状に形成され、この丸軸状部分の前後中央箇所が上下から湾曲切削されて、応力を集中させる薄肉の起歪部16が形成される。
この起歪部16の最も薄肉の中心cが、荷重受け構造体1における前後方向(図2および図5の左右方向)の中間位置および左右方向(図6の上下方向)の中間位置になるように位置設定される。ここで、中間位置とは、前後方向および左右方向の中央位置であるのが好ましいが、厳密に中央位置である必要はなく、近傍のずれた位置であってもよい。
この実施形態では、起歪部16の中心cが、荷重受け構造体1の、上下方向および左右方向の中心を通る中心軸心p上で、かつ、図2に示すように、上下の梁8,9の固定側の起歪部11,12の中心を結ぶ中心線L1と可動側の起歪部11,12の中心を結ぶ中心線L2とから等距離にある前後方向の中央点を通る中心線L上に位置するように各部が寸法設定されている。
この実施形態のロードセル本体3では、応力集中部位である起歪部16は、1本の梁の一箇所だけに設けるので、その分、ロードセル本体3の梁の長さを短くすることができ、コンパクトな構成となる。
なお、他の実施形態として、応力集中部位を、1本の梁の一箇所だけに設けるのではなく、ロードセル本体3荷重受け構造体1の上下の梁8,9の固定側の起歪部11,12の中心を結ぶ中心線L1に対応する位置と、可動側の起歪部11,12の中心を結ぶ中心線L2とに対応する位置との二箇所に薄肉の起歪部16を形成してもよい。
図3および図4に示すように、上部分割体1Aにおける下側の横一側縁と、下部分割体1Bにおける上側の横一側縁に沿って角形の突条13,14がそれぞれ形成されるとともに、ロードセル本体3における固定側端部3aの上下横側縁に沿って角形の切欠き溝15が形成されている。これら突条13,14と切欠き溝15とを係合させることで、ロードセル本体3における角ブロック状の固定側端部3aを上部分割体1Aと下部分割体1Bに対して横幅方向に正しく位置決めすることができる。
また、ロードセル本体3における角ブロック状の固定側端部3aを上部分割体1Aと下部分割体1Bに対して前後方向に正しく位置決めすることができるように、上部分割体1Aにおける下側の前後方向の一側縁と、下部分割体1Bにおける上側の前後方向の一側縁に沿って、ロードセル本体3の固定側端部3aの上下の端面がそれぞれ当接する段部30,31が形成されている。
このように横幅方向および前後方向に正しく位置決めされて、起歪部16の中心cを、荷重受け構造体1の中心軸心p上で、かつ、中心線L上に位置させることができる。
起歪部16の前後における丸軸状部分には、フランジ部17が形成され、両フランジ部17に亘って円筒状のベローズ2が外嵌されてTIG溶接あるいはレーザー溶接によって固定され、もって、起歪部16が密封されている。
ロードセル本体3における起歪部16の上下面には、ホイートストンブリッジ回路(図示せず)に接続される4つの歪ゲージ18が、起歪部16の中心cを挟んで前後対称に一対ずつの貼付け固定されている。各歪ゲージ18の図示されていない導線が、図5および図6に示すロードセル本体3に穿設された細孔19を通してロードセル本体3の外端に開口する配線孔20に導かれ、ハーメチックシール部21を介して外部導線22に接続されている。ハーメチックシール部21は、配線接続用ピンが埋め込まれたセラミック板の外周が金属枠で囲まれた端子板(図示せず)の前記金属枠を、配線孔20の周壁に溶接し、外部配線孔20からの外気の流入を遮断する一方、前記配線接続用ピンを介して外部配線孔20の内外を気密に接続する。
この実施形態に係るロードセルは以上のように構成されており、載台5に作用する荷重によって荷重受け構造体1が平行に撓み変形して、可動側部位が垂直に下方変位し、この下方変位によって、荷重受け構造体1の中心軸心pに沿って配置したロードセル本体3が起歪部16において撓み変形する。この変形による歪が、ロードセル本体3に貼付けられた4個の歪ゲージ18の抵抗値変化として検出され、加えられた荷重が所定の演算式に基づいて算出される。
この場合、図7の模擬作動図に示すように、ロードセル本体3における起歪部16が、略S字状に歪変形することで、この起歪部16の中心cを挟んで前後対称に配置された上下一対ずつの歪ゲージ18の内、上側の歪ゲージにおいては、固定部側の歪ゲージ18tに引張歪が、可動部側の歪ゲージ18cに圧縮歪がそれぞれ発生し、また、下側の歪ゲージにおいては、固定部側の歪ゲージ18cに圧縮歪が、可動部側の歪ゲージ18tに引張歪がそれぞれ発生する。
これらの歪による抵抗値変化に基づいて、ホイートストンブリッジ回路では、加えられた荷重Fが演算される。
また、ロードセル本体3の両端部3a,3bが、荷重受け構造体1の固定側部位と可動側部位に亘って両持ち梁状に強固に一体連結されるので、全体としては、ロードセル本体3と荷重受け構造体1の各バネ定数を加算したバネ定数を持ち、一種類の高い固有振動数を持つ一自由度の質量・バネ系として作動する。従って、振動系としての過渡応答が速く、演算処理回路のフィルタについて多くの周波数に対するノッチ周波数特性を持つものを従属接続させる必要はなく、それだけ荷重信号の応答遅れが少なくなって速やかな計測が行える。
また、ロードセル本体3の起歪部16の中心cが、荷重受け構造体1の中心軸心pに配置されるので、図4に示す載台5から受ける横方向に偏った荷重によって生じる中心軸心p周りの捻りモーメントを受けてもロードセル本体3の起歪部16への影響が少なく、精度の高い荷重検出が可能となる。
(実施形態2)
図8は、本発明の他の実施形態のロードセルの外観斜視図であり、図9は、その一部を切欠いた正面図であり、図10は、その分解斜視図である。
この実施形態のロードセルは、基本的には上記実施形態1と同様に、平行四辺形型に構成された荷重受け構造体1の内部空間に、実施形態1と同様な構造のロードセル本体3を配備して、荷重受け構造体1の固定側部位と可動側部位とに亘って両持ち梁状に連結したものであるが、荷重受け構造体1とロードセル本体3との連結構造が以下のように相違している。
すなわち、この実施形態においては、荷重受け構造体1は、単一素材を切削して上方梁8と下方梁9とが、固定側において一体に連設形成され、荷重受け構造体1の可動側において、上方梁8と下方梁9とが開口23を介して分断されている。そして、この荷重受け構造体1の固定側部位に、外向きに段部24を備えた円形の第2連結孔としての連結孔25が荷重受け構造体1の中心軸心pに沿って形成されている。
他方、ロードセル本体3の固定側端部3aが、荷重受け構造体1の上記連結孔25に嵌入する径の丸軸状に形成されるとともに、ロードセル本体3の固定側端部3bが、荷重受け構造体1の上記開口23の上下間隔と同寸法の高さを有する角軸状に形成されている。
ここで、ロードセル本体3における固定側端部3aの外径が、ロードセル本体3における最大径に設定されており、ロードセル本体3をその可動端部3b側から連結孔25に挿入し、角軸状の可動側端部3bを開口23に内側から挿入するとともに、ロードセル本体3の固定側端部3aを連結孔25の段部24まで嵌入し、上方分割体1Aと可動側端部3bとに亘って挿通したボルト7を下方分割体1Bにねじ込むことで、ロードセル本体3の可動側端部3bを上方分割体1Aと下方分割体1Bとの間に挟持して一体連結するようになっている。
なお、丸軸状の固定側端部3aと連結孔25とを焼き嵌めにより連結することで、ロードセル本体3の固定側を荷重受け構造体1の固定側部位に強固に一体連結することができる。
以上のように、この実施形態では、荷重受け構造体1の固定側部位に、円形の連結孔25を形成する一方、ロードセル本体3の固定側端部3aを、上記連結孔25に嵌入する丸軸状に形成し、このロードセル本体3の固定側端部3aを連結孔25に嵌入して連結するものである。
その他の構成および作用効果は、上記実施形態1と同様である。
(実施形態3)
図11は、本発明の更に他の実施形態のロードセルの外観斜視図であり、図12は、その一部を切欠いた正面図であり、図13は、その分解斜視図である。
この実施形態のロードセルは、基本的には上記実施形態2と同様に、荷重受け構造体1が、単一素材を切削して上方梁8と下方梁9とが固定側において一連に形成されるとともに、荷重受け構造体1の可動側において、上方梁8と下方梁9とが上下間隔の大きい開口23を介して分断されている。そして、荷重受け構造体1の固定側部位に、内向きに段部24を備えた円形の連結孔25が荷重受け構造体1の中心軸心pに沿って形成されている。
他方、ロードセル本体3の固定側端部3aが、荷重受け構造体1の上記連結孔25に嵌入する径の丸軸状に形成されるとともに、ロードセル本体3の可動側端部3bが、荷重受け構造体1の上記開口23の上下間隔より小さい高さを有する角軸状に形成されている。
ここで、ロードセル本体3におけるベローズ2の外径がロードセル本体3の最大径となるように、固定側端部3aの外径、および、可動側端部3bの外形が設定されており、かつ、荷重受け構造体1における可動側の開口23の上下間隔がベローズ2の外径よりも大きく設定されている。
従って、組付けに際しては、ロードセル本体3をその固定側端部3aから開口23に挿通し、丸軸状の固定側端部3aを連結孔25の段部24まで嵌入し、開口23に挿通された可動側端部3bと上方梁8との間、および、可動側端部3bと下方梁9との間にスペーサ26,27を挿入介在した後、上方分割体1A、上側のスペーサ26、可動側端部3b、および、下側のスペーサ27とに亘って挿通したボルト7を下方梁9にねじ込むことで、ロードセル本体3の可動側端部3bを上方分割体1Aと下方分割体1Bとの間にスペーサ26,27を介在挟持して一体連結するようになっている。
また、丸軸状の固定側端部3aと連結孔25とは焼き嵌めにより連結することで、ロードセル本体3の固定側を荷重受け構造体1の固定側部位に強固に一体連結することができる。
その他の構成および作用効果は、上記実施形態1と同様である。
(他の実施形態)
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)上記実施形態1において、ロードセル本体3における角ブロック状の固定側端部3aを上方分割体1Aと下方分割体1Bに対して正しく位置決めする手段として、ノックピンを利用したり、ボルト6をリーマボルトにして位置決め機能をもたせることも可能である。
(2)上記実施形態2および実施形態3では、ロードセル本体3の固定側端部3aを荷重受け構造体1における固定側部位に形成した連結孔25に挿入して連結固定し、ロードセル本体3の可動側端部3bを荷重受け構造体1の可動側部位にボルト固定しているが、逆に、ロードセル本体3の可動側端部3bを丸軸状に形成して、荷重受け構造体1の可動側部位に形成した連結孔に挿入して連結固定するとともに、ロードセル本体3の固定側端部3aを角軸状に形成して、荷重受け構造体1の固定側部位に形成した開口に挿入してボルト連結する形態で実施することもできる。
(3)ロードセル本体3の起歪部16を密封するベローズ2は、耐久性の面からは金属ベローズを用いることが望ましいが、ロードセルの使用条件によっては安価なゴムベローズを用いることも可能である。
(4)上記実施形態3において、荷重受け構造体1における固定側部位に形成する連結孔25を内拡がりのテーパー孔にするとともに、ロードセル本体3の固定側端部3aを先狭まりのテーパーコーン形に形成することで、連結孔25にロードセル本体の固定側端部3aを密着嵌合して連結することもでき、これによると、ロードセル本体3が故障したような場合にその取替えが可能となる。
(5)ロードセル本体3は、上記実施形態のような1本の梁からなる起歪部16に限らず、種々の構成を採用することができ、例えば、図14に示すように、平行四辺形型の荷重受け構造体1に比べて、前後方向、左右方向、及び、上下方向の各寸法が十分に小さい平行四辺形型の2本の梁を備える小型のロードセル3´で構成してもよい。この場合、小型のロードセル3´には、上下2本の梁に、平行四辺形型の荷重受け構造体1と同様に、前後2箇所に薄肉の一対の起歪部3c´,3d´をそれぞれ形成し、小型のロードセル3´と平行四辺形型の荷重受け構造体1の中心軸心pを一致させる。この場合、ロードセル3´の各起歪部3c´,3d´の中心は、荷重受け構造体1における左右方向(厚み方向)の中間位置にある。
ロードセル本体が平行四辺形型であれば、荷重受け構造体1の固定側の起歪部11,12及び可動側の起歪部11,12の各中心をそれぞれ結ぶ中心線L1,L2に対して、ロードセル3´の固定側の起歪部3c´,3d´及び可動側の起歪部3c´,3d´の各中心をそれぞれ結ぶ中心線L1´,L2´が異なる部位にあっても、起歪部3c´,3d´に所定の圧縮歪、伸長歪(引張歪)を生じさせることができる。なお、図14では、荷重受け構造体1の前記中心線L1,L2に対して、ロードセル3´の前記中心線L1´,L2´が一致している場合を示している。また、図14では、上述の各実施形態に対応する部分には、同一の参照符号を付している。
1 荷重受け構造体
1A 上部分割体
1B 下部分割体
2 ベローズ
3 ロードセル本体
3a 固定側の端部
3b 可動側の端部
8 上方梁
9 下方梁
16 起歪部
25 連結孔
c 起歪部の中心
L 中心線
p 中心軸心

Claims (6)

  1. 上方梁および下方梁が、それぞれ、固定基材に連結可能な固定側部位と、載台に連結可能な可動側部位とを含んでいる構成の平行四辺形型の荷重受け構造体の内部空間に、ベローズで起歪部を密封した防水型のロードセル本体を設け、
    前記荷重受け構造体には、
    前記ロードセル本体の両端部が、前記荷重受け構造体における前後方向の一端側の前記固定側部位および他端側の前記可動側部位にそれぞれ連結固定される、
    ことを特徴とするロードセル。
  2. 前記荷重受け構造体は、上下に二分割されて上部分割体と下部分割体とに分割され、前記上部分割体と前記下部分割体の各々には、前記固定基材および前記載台を連結するための第1連結孔が形成されており、前記ロードセル本体の両端部を、荷重受け構造の前記上部分割体と前記下部分割体との間に挟持固定する、
    請求項1に記載のロードセル。
  3. 前記荷重受け構造体の固定側部位又は可動側部位に第2連結孔を形成し、前記ロードセル本体における固定側の端部又は可動側の端部を前記第2連結孔に嵌入連結する、
    請求項1に記載のロードセル。
  4. 前記ロードセル本体の端部を、前記荷重受け構造体の前記第2連結孔に焼き嵌めにより連結固定する、
    請求項3に記載のロードセル。
  5. 前記ロードセル本体は、該ロードセル本体の前記両端部の中間に単一の前記起歪部を備え、
    前記起歪部の中心が、前記荷重受け構造体における前後方向の中間位置および左右方向の中間位置になるように位置設定される、
    請求項1ないし4のいずれかに記載のロードセル。
  6. 前記ロードセル本体は、上下それぞれ一対の起歪部を有する、平行四辺形型の構成とされており、
    前記起歪部の中心が、前記荷重受け構造体における左右方向の中間位置になるように位置設定される、
    請求項1ないし4のいずれかに記載のロードセル。
JP2013042570A 2013-03-05 2013-03-05 ロードセル Active JP6086759B2 (ja)

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