JP2008101523A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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順英 樋口
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Abstract

【課題】弁の開き遅れが液圧縮(異常高圧)を生じさせず、アキュームレータが不要な密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉型圧縮機1は、シリンダ27と、シート部37と、弁板36と、ケーシング2とを備えている。シリンダ27は、冷媒を圧縮する。シート部37は、シリンダ27によって圧縮された冷媒を吐出する吐出ポート35を有する。弁板36は、吐出ポート35における冷媒のシリンダ27内部への逆流を止める。弁板36は、シート部37に接触する位置に設けられている。ケーシング2は、シリンダ27、シート部37、および弁板36を収納している。ケーシング2は、少なくとも下部に冷凍機油が貯められている。冷凍機油は、非相溶油である。冷媒は、CO2冷媒である。しかも、シート部37における弁板36に接触する接触部分38は、湾曲した断面形状を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、密閉型圧縮機に関する。
従来、空気調和機の室外機などに内蔵された冷媒圧縮用の圧縮機では、種々の要因により圧縮機の吐出弁に開き遅れが生じることがある。
特許文献1記載の気体圧縮機では、リード弁と弁座の接触面には、油膜による貼り付き現象が存在し、貼り付きによるリードバルブの開き遅れが過圧縮と関係することが示されている。さらに、特許文献2のスクロール圧縮機では、バイパス弁シール面に存在する油の表面張力等により、バイパス弁が開口するタイミングがわずかにずれることが示されている。
また、ロータリー圧縮機の場合、液冷媒をシリンダ内で圧縮する、いわゆる液圧縮による損傷を回避するために圧縮機吸入直前にアキュームレータ(気液分離器)を設けなければならず、コストアップするという問題がある。しかも、アキュームレータを設ければ、室外機内部を流れる風のじゃまになるので、圧縮機を搭載する室外機等の製品の風回り設計の制約により製品性能の向上を困難にしている。
さらに、ロータリー圧縮機においては、圧縮機に対し吐出弁が常に開口しているにも関わらず、液噛み時における弁の開き遅れが液圧縮(異常高圧)を生じさせている。
特開2004−68780号公報 特開平11−132164号公報
以上のように、圧縮機では、弁の開き遅れが液圧縮(異常高圧)を生じるという問題がある。また、液圧縮による損傷を回避するためにアキュームレータが必要である。
本発明の課題は、弁の開き遅れが液圧縮(異常高圧)を生じさせず、アキュームレータが不要な密閉型圧縮機を提供することにある。
第1発明の密閉型圧縮機は、シリンダと、シート部と、弁板と、ケーシングとを備えている。シリンダは、冷媒を圧縮する。シート部は、シリンダによって圧縮された冷媒を吐出する吐出ポートを有する。弁板は、吐出ポートにおける冷媒のシリンダ内部への逆流を止める。弁板は、シート部に接触する位置に設けられている。ケーシングは、シリンダ、シート部、および弁板を収納している。ケーシングは、少なくとも下部に冷凍機油が貯められている。冷凍機油は、非相溶油である。冷媒は、CO2冷媒である。しかも、シート部における弁板に接触する接触部分は、湾曲した断面形状を有する。
ここでは、冷凍機油が非相溶油であり、冷媒がCO2冷媒であり、かつ、シート部における弁板に接触する接触部分が湾曲した断面形状を有するので、弁板の開き遅れが生じず、かつ、アキュームレータが不要になる。
第2発明の密閉型圧縮機は、第1発明の密閉型圧縮機であって、接触部分は、吐出ポートの開口縁の周囲から冷媒の吐出方向に沿って環状に突出している。
ここでは、接触部分が吐出ポートの開口縁の周囲から冷媒の吐出方向に沿って環状に突出しているので、弁板と接触部分との接触面積が面接触よりも小さくなる。
第3発明の密閉型圧縮機は、第2発明の密閉型圧縮機であって、接触部分の先端は、丸くなっている。
ここでは、接触部分の先端が丸くなっているので、シール性の確保、弁割れの防止、および耐摩耗性の向上が可能である。
第4発明の密閉型圧縮機は、第1発明の密閉型圧縮機であって、シリンダにおける吐出ポート近傍の部分には、切欠きが形成されている。
ここでは、シリンダにおける吐出ポート近傍の部分に切欠きが形成されているので、吐出ポートへの圧力波導入がスムーズになり、シート部付近への圧力伝達がよくなり、弁板の初動応答性がさらによくなる。
第5発明の密閉型圧縮機は、第1発明から第4発明のいずれかの密閉型圧縮機であって、ロータリー圧縮機である。
ここでは、密閉型圧縮機がロータリー圧縮機であっても、冷凍機油が非相溶油であり、冷媒がCO2冷媒であり、かつ、シート部における弁板に接触する接触部分が湾曲した断面形状を有するので、弁板の開き遅れが生じず、かつ、アキュームレータが不要になる。
第1発明によれば、弁板の開き遅れが生じず、かつ、アキュームレータが不要になる。
第2発明によれば、弁板と接触部分との接触面積が面接触よりも小さくなり、弁板がシート部に貼り付く力がさらに発生しにくくなり、弁板の開き遅れが生じるおそれがさらに減少する。
第3発明によれば、シール性の確保、弁割れの防止、および耐摩耗性の向上が可能である。
第4発明によれば、吐出ポートへの圧力波導入がスムーズになり、シート部付近への圧力伝達がよくなり、弁板の初動応答性がさらによくなる。
第5発明によれば、ロータリー圧縮機であっても、弁板の開き遅れが生じず、かつ、アキュームレータが不要になる。
<密閉型圧縮機1の全体構成>
図1〜2に示されるCO2冷媒を圧縮媒体とするロータリー式の密閉型圧縮機1は、ケーシング2と、モータ3と、圧縮機構4と、シャフト6とを備えている。モータ3、圧縮機構4およびシャフト6は、ケーシング2の内部に収納されている。圧縮機構4は、単シリンダのスイング圧縮機であり、後述する揺動ピストン21、ブレード22、ブッシュ23およびシリンダ27を有している。
密閉型圧縮機1では、CO2冷媒を圧縮媒体としているので、他の冷媒(R410A等)よりも表面張力が低いので、弁の開き遅れが生じにくい。CO2冷媒が充填されたケーシング2の内圧は、高圧(12MPa程度)になっている。
ケーシング2は、筒状部2aと、筒状部2aの上下の開口端を閉じる一対の鏡板2b、2cとを有している。ケーシング2の筒状部2aは、圧縮機構4のシリンダ27、シート部37(図3参照)、および弁板36を収納している。また、ケーシング2の筒状部2aは、モータ3のモータステータ8およびモータロータ9を収納している。
また、ケーシング2は、圧縮機構4の下部に冷凍機油Aを貯める貯油空間32を有する。
冷凍機油Aは、CO2冷媒とともにケーシング2の内部に充填される。冷凍機油Aは、PAG等の非相溶油である。ここでいう、非相溶油は、図5のグラフに示されるように、−40〜31℃の範囲で相溶しない油分率の領域を持つ油をいう(図5の出典:代替冷媒と環境国際シンポジウム2000会報(日本冷凍空調学会開催)、6.4「CO2、HFC32冷媒用冷凍機油の基礎物性」143頁の図2)。液冷媒に10重量%以上の冷凍機油Aが相溶しない油をいう。したがって、弁板36とシート部37との間に液体が噛み込む液噛みが生じることがあっても、弁板36とシート部37との境界面であるシート面には液冷媒が溜まることになる。液冷媒は、冷凍機油Aよりも表面張力が低いので、弁の開き遅れが生じにくい。
モータ3は、環状のモータステータ8と、モータステータ8の内部空間8aに回転自在に配置されたモータロータ9とを有している。モータロータ9は、シャフト6に連結され、シャフト6とともに回転することが可能である。
モータステータ8は、複数の点接合部7によって筒状部2aに固定されている。点接合部7は、具体的には、筒状部2aに貫通孔2dを形成し、その貫通孔2dを通してモータステータ8をスポット溶接することにより形成される。
<圧縮機構4の構成>
圧縮機構4は、図1〜4に示されるように、ブレード22を有する揺動ピストン21と、ブレード22を揺動可能に支持するブッシュ23と、シリンダ27と、シリンダ27の両端に位置するフロントヘッド33およびリアヘッド34と、弁板36と、シート部37とを有している。シリンダ27は、揺動ピストン21を収納するシリンダ室24、ブッシュ23が回転自在に挿入されたブッシュ孔25を有し、リアヘッド34は、ブッシュ孔25に連通するブッシュ給油路26を有している。
揺動ピストン21は、モータ3の回転駆動力を受けてシャフト6の偏心部6aが偏心して回転することによって、シリンダ室24の内部で揺動し、これによって、吸入管28から吸入されたCO2冷媒をシリンダ室24内部で圧縮する。圧縮されたCO2冷媒は、弁板36を押し開けて吐出ポート35を通してケーシング2の内部に吐出した後、ケーシング2の内部を通って上昇し、吐出管29から吐出される。
フロントヘッド33は、マウンティングプレート30にネジ止めされている。マウンティングプレート30は、マウンティングプレート接合部31によってケーシング2の筒状部2aに固定されている。マウンティングプレート接合部31は、スポット溶接により形成されている。
<弁板36およびシート部37の構成>
シリンダ27上部のフロントヘッド33は、図1〜4に示されるように、シート部37と、弁板36とを有している。シート部37は、図3に示されるように、シリンダ27によって圧縮された冷媒を吐出する吐出ポート35を有している。弁板36は、吐出ポート35における冷媒のシリンダ27内部への逆流を止める。弁板36は、シート部37に接触する位置に設けられている。シート部37および弁板36によって、吐出弁40が構成されている。
弁板36は、図4に示されるように、弾性変形してたわむことが可能な薄板状の部材である。弁板36の一方の固定端36aは、フロントヘッド33にネジ止め等によって固定されている。弁板36の他方の自由端である閉鎖部分36bは、円板状であり、吐出ポート35を覆う。シリンダ27によって圧縮された冷媒が吐出ポート35から吐出されるときには、冷媒の吐出圧力によって弁板36が開くが、冷媒が吐出されないときには、ケーシング2の内圧によって弁板36が閉じている。
シート部37における弁板36に接触する接触部分38は、図3に示されるように、湾曲した断面形状を有している。具体的には、図3〜4に示されるように、実施形態における接触部分38は、吐出ポート35の開口縁の周囲から冷媒の吐出方向Dに沿って環状に突出しているので、弁板36と接触部分38との接触面積が面接触よりも小さくなっている。
さらに、接触部分38の先端38aは、図3に示されるように、丸くなっているので、シール性の確保とともに弁板36の割れを防止することが可能である。
<シリンダ27の切欠きについての説明>
シリンダ27における吐出ポート35近傍の部分には、図3に示されるように、吐出ポート35に対応するように円錐面状の切欠き39が形成されている。切欠き39は、吐出ポート35の中心線CL(具体的には、その平行線PL)に対して、45度未満(好ましくは30度)の傾斜角θを有しているので、シート部37付近への圧力伝達が良好になり、弁板36の初動応答性が良好になる。
<冷凍機油Aと絶縁フィルムの組合せ>
一般的に、CO2冷媒は、超臨界状態を含む、高温・高圧状態で使用されることより、圧縮機1のモータ3のモータステータ8(固定子)に使用される絶縁フィルムは、超臨界状態での安定性、耐熱が要求される。
従来、HFC冷媒で使用していた絶縁フィルムのポリエチレンテレフタレート(PET)は、高温高圧に二酸化炭素環境下で使用されると、オリゴマを抽出させ、引張強度、引張伸度、および可撓性を悪化させ、絶縁耐力が保てなくなる。特に水分がある場合、水分が絶縁フィルムを加水分解させ、加水分解された酸性成分が、冷凍機油の安定性を悪化させる。
そこで、本実施形態では、CO2環境下状態でも、劣化しにくい冷凍機油Aと絶縁フィルムを提供している。
具体的には、冷媒としてCO2冷媒を使用し、冷凍機油Aとしてエポキシ化合物を配合したポリアルキレングリコール(PAG)油、ポリビニルエーテル(PVE)油のいずれかまたは混合物を使用し、上述のモータ3に使用する絶縁フィルムが芳香族ポリアミドからなる。
また、好ましい絶縁フィルムの厚さは、50〜400μmである。
さらに、冷凍機油Aに酸化防止剤、極圧剤が添加されているのが好ましい。
本実施形態の圧縮機を研究開発する過程において、高温高圧の二酸化炭素環境下でも、冷凍機油にエポキシ化合物を配合したポリアルキレングリコール油、ポリビニルエーテル油、またはいずれかの混合油を使用し、モータに使用する絶縁フィルムが芳香族ポリアミドである場合、絶縁フィルムの劣化が少なく油の安定性が問題ないことが見い出された。
以下の表1には、圧力:14MPa、温度:130℃、時間:2000時間、水分量:1000ppmの試験条件でオートクレープ試験結果を示す。
なお、表1における実施例1〜2、比較例1〜4は以下の通りである。
(比較例1)冷凍機油としてポリアルキレングリコール(PAG)、さらにエポキシ化合物を配合し、絶縁フィルムとしてPETを使用した結果である。
表1における比較例1の結果では、PETの耐熱温度が低いため、絶縁フィルム引張強度保特率が低下し、絶縁フィルムが劣化している。
(比較例2)冷凍機油としてPAG、エポキシ化合物無し、絶縁フィルムとして芳香族ポリアミドを使用した結果である。
表1における比較例2の結果では、エポキシ化合物を配合していないため、水分により冷凍機油が劣化している。
(比較例3)冷凍機油としてポリピニルエーテル(PVE)、さらにエポキシ化合物を配合し、絶縁フィルムとしてPETを使用した結果である。
表1における比較例3の結果では、比較例1と同様な結果になり、絶縁フィルムが劣化している。
(比較例4)冷凍機油としてPVE、エポキシ化合物無し、絶縁フィルムとして芳香族ポリアミドを使用した結果である。
表1における比較例4の結果では、比較例2と同様に、冷凍機油が劣化している。
(実施例1)冷凍機油としてPAG、さらにエポキシ化合物を配合し、絶縁フィルムとして芳香族ポリアミドを使用した結果である。
表1における実施例1の結果では、絶縁フィルム、冷凍機油とも問題なく良好な結果である。
(実施例2)冷凍機油としてPVE、さらにエポキシ化合物を配合し、絶縁フィルムとして芳香族ポリアミドを使用した結果である。
表1における実施例2の結果では、絶縁フィルム、冷凍機油とも問題なく良好な結果である。
Figure 2008101523
以上のように、エポキシ化合物を配合したPAG、PVEを使用し、絶縁フィルムに芳香族ポリアミドを使用することにより、超臨界状態を含む高温高圧の二酸化炭素環境下で使用しても、冷凍機油の劣化、絶縁フィルムの劣化が少なく、信頼性の高い圧縮機を提供することができるようになった。
<特徴>
(1)
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37における弁板36に接触する接触部分38は、平面状のシート面(弁板36との接触面)を構成しない湾曲した断面形状を有しており、しかも、冷凍機油Aとして、液噛み時にシート面に冷凍機油Aよりも表面張力が低い液冷媒が溜まる傾向があるPAGなどの非相溶油が用いられており、さらに、冷媒として表面張力が低いCO2冷媒が用いられている。したがって、弁板36には、シート部37に貼り付く力が発生しにくく、弁板36の開き遅れが生じるおそれがない。したがって、液圧縮(異常高圧)の発生を効果的に防止できる。
(2)
しかも、実施形態の密閉型圧縮機1は、スイング式等のロータリー圧縮機であっても、上述のように、シート部37における弁板36に接触する接触部分38が湾曲した断面形状を有しており、冷凍機油AとしてPAGなどの非相溶油が用いられ、さらに、CO2冷媒が用いられていることによって、液圧縮(異常高圧)の発生を効果的に防止できるので、アキュームレータが不要になる。その結果、圧縮機の故障を回避しつつコスト低減が可能である。
(3)
実施形態の密閉型圧縮機1では、シート部37における弁板36に接触する接触部分38は、吐出ポート35の開口縁の周囲から冷媒の吐出方向Dに沿って環状に突出しているので、弁板36と接触部分38との接触面積が面接触よりも小さくなる。その結果、弁板36がシート部37に貼り付く力がさらに発生しにくくなり、弁板36の開き遅れが生じるおそれがさらに減少する。
(4)
実施形態の密閉型圧縮機1では、接触部分38の先端38aは、図3に示されるように、丸くなっているので、シール性の確保とともに弁板36の割れを防止することが可能である。また、弁板36およびシート部37の耐摩耗性も向上する。
(5)
さらに、実施形態の密閉型圧縮機1では、シリンダ27における吐出ポート35近傍の部分には、吐出ポート35に対応するように切欠き39(傾斜角θが吐出ポート35の中心線CLに対し45度未満(とくに好ましくは30度))が形成されており、吐出ポート35への圧力波導入がスムーズになり、弁板36のシート部付近への圧力伝達がよくなり、弁の初動応答性がさらによくなる。
本発明は、吐出弁を備えた密閉型圧縮機であればいかなるタイプの圧縮機にも適用することが可能であり、本実施形態で示されたスイング式のロータリー圧縮機以外にも、他の圧縮方式(例えば、ローリングピストン式)のロータリー圧縮機、またはロータリー圧縮機以外の圧縮機にも採用することが可能である。
本発明の密閉型圧縮機の実施形態に係わるスイング式のロータリー圧縮機の縦断面図。 図1のシリンダ内部の横断面図。 図1の吐出ポートおよび弁板の拡大断面図。 図1の弁板の平面図。 PAGの2層分離温度を示すグラフ。
符号の説明
1 密閉型圧縮機
2 ケーシング
27 シリンダ
35 吐出ポート
36 弁板
37 シート部
38 接触部分
39 切欠き
40 吐出弁

Claims (5)

  1. 冷媒を圧縮するシリンダ(27)と、
    前記シリンダ(27)によって圧縮された冷媒を吐出する吐出ポート(35)を有するシート部(37)と
    前記シート部(37)に接触する位置に設けられ、前記吐出ポート(35)における冷媒の前記シリンダ(27)内部への逆流を止める弁板(36)と、
    前記シリンダ(27)、シート部(37)、および弁板(36)を収納しており、少なくとも下部に冷凍機油が貯められたケーシング(2)と、
    を備えており、
    前記冷凍機油は、非相溶油であり、
    前記冷媒は、CO2冷媒であり、かつ、
    前記シート部(37)における前記弁板(36)に接触する接触部分(38)は、湾曲した断面形状を有する、
    密閉型圧縮機(1)。
  2. 前記接触部分(38)は、前記吐出ポート(35)の開口縁の周囲から冷媒の吐出方向に沿って環状に突出している、
    請求項1に記載の密閉型圧縮機(1)。
  3. 前記接触部分(38)の先端は、丸くなっている、
    請求項2に記載の密閉型圧縮機(1)。
  4. 前記シリンダ(27)における前記吐出ポート(35)近傍の部分には、切欠き(39)が形成されている、
    請求項1に記載の密閉型圧縮機(1)。
  5. ロータリー圧縮機である、
    請求項1から4のいずれかに記載の密閉型圧縮機(1)。
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