JP2000110725A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JP2000110725A
JP2000110725A JP10286230A JP28623098A JP2000110725A JP 2000110725 A JP2000110725 A JP 2000110725A JP 10286230 A JP10286230 A JP 10286230A JP 28623098 A JP28623098 A JP 28623098A JP 2000110725 A JP2000110725 A JP 2000110725A
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Japan
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refrigerant
compressor
refrigerating machine
machine oil
oil
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JP10286230A
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English (en)
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Akihiro Nozue
章浩 野末
Toshikazu Sakai
寿和 境
Shigeru Sasabe
笹部  茂
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/06Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide

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  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CO2 冷媒を用いた圧縮機において、耐久性
に対する高い信頼性を向上できる圧縮機を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 密閉容器1内に収容された圧縮機構部2
により冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機において、前記冷
媒にCO2 冷媒を用い、前記密閉容器1内にCO2 冷媒
の溶解性が小さい、あるいは前記CO2 冷媒と非相溶で
ある冷凍機油25を封入することにより、CO2 冷媒の
冷凍機油25への溶解量が抑えられ、オイルフォーミン
グ等の起動不良や、冷凍機油の粘度が著しく下がること
による潤滑不良といった危険性を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫,家庭用エ
アコン等の冷凍サイクルに用いられる圧縮機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】現在、冷蔵庫や家庭用エアコンの冷媒に
は、物性が安定し、扱いやすい点からフロン系冷媒が使
用されている。しかし、フロン系冷媒はオゾン層破壊や
地球温暖化を促進する性質があるため、特に欧州では、
地球温暖化への影響が極めて少ない自然冷媒への展開が
図られている。
【0003】しかし、自然冷媒でも、炭化水素系冷媒は
可燃性があるため、引火,爆発する危険性があり、ま
た、アンモニア冷媒は毒性があるため、漏洩時に危険を
生じる問題があることから、不燃性で毒性もなく、かつ
安価な二酸化炭素(以下CO2)冷媒への展開が検討さ
れている(例えば、1996年度パデュー大学コンプレ
ッサー国際会議論文集のP229〜P234)。
【0004】以下図面を参照しながら従来の圧縮機の一
例について説明する。図6は従来のCO2 冷媒を用いた
レシプロ式圧縮機の縦断面図である。図6において、密
閉容器1内に弾性支持された電動要素2と圧縮要素3を
備え、前記電動要素2の回転力を伝動する、前記圧縮要
素3のクランク軸4,コンロッド5,ピストン6を有し
ている。7はシリンダーヘッドで、前記シリンダーヘッ
ド7にはキャピラリーチューブ15がプラグ17を介し
て圧入固定されており、前記キャピラリーチューブ15
の一方の端部は鉱油系の冷凍機油16の油面下に、他端
は前記シリンダーヘッド7の吸入室8に開口している。
また、給油管18の下端19も前記冷凍機油16の油面
下に設けられている。
【0005】以上のように構成された圧縮機について以
下その動作について説明する。前記電動要素2の回転力
を前記クランク軸4,コンロッド5を介し前記ピストン
6を往復運動せしめてCO2 冷媒を吸入,圧縮させる。
冷凍サイクル(図示せず)より圧縮機に戻されるCO2
冷媒は、前記密閉容器1内に導入される。このとき密閉
容器1内の圧力は約3MPaと著しく高圧となる。CO
2 冷媒は前記密閉容器1から前記シリンダーヘッド7の
吸入室8に入り、バルブプレート10の吸入孔11を通
ってシリンダー13のシリンダー室14に導かれ圧縮さ
れる。圧縮されたCO2 冷媒は高温でかつ約13MPa
と著しく高圧で、前記バルブプレート10の吐出孔12
を通って前記シリンダーヘッド7の吐出室9に送り込ま
れる。以上のようなCO2 冷媒の流れによって前記吸入
室8での圧力が前記密閉容器1内の雰囲気圧力より低下
し、前記シリンダーヘッド7に固着されたキャピラリー
チューブ15により適量の前記冷凍機油16を前記吸入
室8に送り込み、最終的に前記シリンダー室14に前記
冷凍機油16を送り込むこととなり、前記冷凍機油16
が蒸発することによって吐出ガス温度を低減し、かつシ
ール性を向上させる。また、前記給油管18の下端19
から前記冷凍機油16を吸い込み、前記クランク軸4を
介し、各摺動部へと前記冷凍機油16を供給する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、密閉容器内でCO2 冷媒は著しく高い圧
力にさらされるため、冷凍機油へのCO2 冷媒溶解量は
著しく大きく、粘度も著しく減少するため、オイルフォ
ーミング等の起動不良や、潤滑不良を起こす危険性があ
り、耐久性に対するより高い信頼性が要求されている。
【0007】本発明は、従来の課題を解決するもので、
耐久性に対する信頼性を向上できる圧縮機を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の圧縮機
は、密閉容器内に収容された圧縮機構部により冷媒を圧
縮し、吐出する圧縮機において、前記冷媒に二酸化炭素
を用い、前記密閉容器内に、二酸化炭素冷媒の溶解性が
小さい、あるいは前記二酸化炭素冷媒と非相溶である冷
凍機油を封入することを特徴とする。
【0009】この発明によれば、冷凍機油への二酸化炭
素冷媒の溶け込み量が小さく抑えられるようになり、オ
イルフォーミング等の起動不良や潤滑不良を起こす危険
性を低減した圧縮機を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、密閉容器内に収容された圧縮機構部により冷媒を圧
縮し、吐出する圧縮機において、前記冷媒に二酸化炭素
を用い、前記密閉容器内に、二酸化炭素冷媒の溶解性が
小さい、あるいは前記二酸化炭素冷媒と非相溶である冷
凍機油を封入することを特徴とする圧縮機であって、二
酸化炭素冷媒の溶解性が小さい、あるいは二酸化炭素冷
媒と非相溶である冷凍機油を使用することで、冷凍機油
への二酸化炭素冷媒の溶け込み量が小さく抑えられるた
め、オイルフォーミング等の起動不良や潤滑不良を起こ
す危険性を低減し、圧縮機の耐久性を向上するという作
用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、密閉容
器内に収容された圧縮機構部により冷媒を圧縮し、吐出
する圧縮機において、前記冷媒に二酸化炭素を用い、前
記密閉容器内を、冷媒が送り込まれる吸入圧雰囲気とな
る低圧空間としたことを特徴とする請求項1記載の圧縮
機であって、二酸化炭素冷媒の溶解性が小さい、あるい
は前記二酸化炭素冷媒と非相溶である冷凍機油を使用
し、かつ、冷凍機油が存在する空間を低圧空間とするこ
とで冷凍機油への二酸化炭素冷媒の溶け込み量を小さく
抑えられるため、オイルフォーミング等の起動不良や潤
滑不良を起こす危険性を低減し、圧縮機の耐久性を向上
するという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、密閉容
器内に収容された圧縮機構部により冷媒を圧縮し、吐出
する圧縮機において、前記冷媒に二酸化炭素を用い、前
記密閉容器内を、吸入側雰囲気となる低圧空間と吐出側
雰囲気となる高圧空間とに分離し、前記低圧空間側に、
冷凍機油の貯留部を、前記高圧空間内に冷媒吐出口を設
けたことを特徴とする請求項1記載の圧縮機であって、
二酸化炭素冷媒の溶解性が小さい、あるいは前記二酸化
炭素冷媒と非相溶である冷凍機油を使用し、かつ、低圧
空間内に冷凍機油の貯留部を設けることで冷凍機油への
二酸化炭素冷媒の溶け込み量を小さく抑えられるため、
オイルフォーミング等の起動不良や潤滑不良を起こす危
険性を低減し、圧縮機の耐久性を向上するという作用を
有する。
【0013】また、高圧空間内に冷媒吐出口を設けるこ
とで、吐出ガスによる脈動等を抑え、騒音を低減すると
いう作用を有する。
【0014】以下、本発明による冷凍機油の実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の二酸化炭
素冷媒を用いたレシプロ式圧縮機の縦断面図である。本
発明の実施の形態1のCO2 冷媒を圧縮する回転式圧縮
機は、冷凍機油25を除いて、図7で示した従来の圧縮
機と同一であるため説明を省略する。
【0016】冷凍機油25には、CO2 冷媒の溶解性が
小さい、あるいは前記CO2 冷媒と非相溶である例えば
アルキルベンゼン油やフッ素系油等の冷凍機油が用いら
れている。
【0017】圧縮機の運転中において、冷凍機油25は
CO2 冷媒の溶解性が小さい、あるいはCO2 冷媒と非
相溶であるため、密閉容器1内の圧力が約3MPaと著
しく高圧であっても、冷凍機油25中へのCO2 冷媒の
溶解量は抑えられ、また、冷凍機油25の粘度低下も抑
えられるため、オイルフォーミング等の起動不良や、冷
凍機油の粘度が著しく下がることによる潤滑不良といっ
た危険性を低減できる。また、冷凍機油への溶解を見越
したCO2 冷媒の使用量も削減でき、経済的にも優位で
ある。
【0018】以上のように、実施の形態1によれば、圧
縮機の運転中において、冷凍機油25に対するCO2
媒の溶け込み量は小さく抑えられ、オイルフォーミング
等の起動不良や、冷凍機油の粘度が著しく下がることに
よる潤滑不良といった危険性を低減でき、耐久性に対す
る信頼性を向上するのに十分な効果が得られる。
【0019】なお、実施の形態1では、レシプロ式圧縮
機を用いたが、例えばスクロール式や低圧型ロータリー
圧縮機でも良く、その具体的構造を図2,3,4に示
す。
【0020】図2は本発明の二酸化炭素冷媒を用いたス
クロール式圧縮機の縦断面図を示したもので、その概要
は、上部に圧縮要素26を、下部に電動要素27を配置
している。圧縮要素26として、固定スクロール28,
旋回スクロール29,該旋回スクロール29に公転を許
し、かつ自転を防止する自転防止機構30等によりな
り、これらに電動要素27と圧縮要素26を連結するシ
ャフト28,固定スクロール28と電動要素27を係止
し、外周部に吸入通路31を備えたフレーム32,シャ
フト28を支持する上部軸受け33,下部軸受け34,
および旋回スクロール29を回転支持する旋回軸受け3
5,旋回スクロール29を軸方向に支持するスラスト軸
受け36等があって、これらの構成部品は、密閉容器3
7の内部に収納されている。該密閉容器37の底部には
冷凍機油25が封入されている。
【0021】次に、冷媒の流れを説明する。CO2 冷媒
は冷凍サイクル(図示せず)より圧縮機に約3MPaと
著しく高圧で戻され、吸入管38を経て密閉容器37内
に導入され、フレーム32の外周部の吸入通路31を通
り、固定スクロール28に設けられた吸入口39より固
定スクロール28に設けられた吸入室40に導かれる。
圧縮部に至ったCO2 冷媒は、図3に示すように旋回ス
クロール28の自転を防止された旋回運動により、両ス
クロールで形成される密閉区間41a,41bが漸次縮
小し、スクロール中央部に移動するとともに、CO2
媒は圧力を高め中央の吐出口42より吐出される。吐出
されたCO2 冷媒は吐出管43より冷凍サイクル(図示
せず)に吐出される。
【0022】一方、密閉容器37の底部に封入された冷
凍機油25は、シャフト28に設けられた給油ポンプ4
4によりシャフト中心に偏心して設けられた給油孔45
を介して、下部軸受け34,およびシャフト28の偏心
軸46を介して旋回軸受け35,スラスト軸受け36,
自転防止機構30等に潤滑し、フレーム32のフレーム
室47に至り、上部軸受け33を潤滑、排油孔48より
密閉容器37の底部へ排出される。
【0023】圧縮機の運転中において、冷凍機油25は
約3MPaの高圧にさらされるが、CO2 冷媒の溶解性
が小さい、あるいはCO2 冷媒と非相溶であるため、冷
凍機油25中へのCO2 冷媒の溶解量は抑えられ、ま
た、冷凍機油25の粘度低下も抑えられるため、オイル
フォーミング等の起動不良や、冷凍機油の粘度が著しく
下がることによる潤滑不良といった危険性を低減でき
る。また、冷凍機油への溶解を見越したCO2 冷媒の使
用量も削減でき、経済的にも優位である。
【0024】以上のように、スクロール式圧縮機を用い
た実施の形態においても、冷凍機油25に対するCO2
冷媒の溶け込み量は小さく抑えられ、オイルフォーミン
グ等の起動不良や、冷凍機油の粘度が著しく下がること
による潤滑不良といった危険性を低減できる。
【0025】図4は、本発明の二酸化炭素冷媒を用いた
低圧型ロータリ圧縮機の縦断面図を示したもので、その
概要は、密閉容器49内に、圧縮要素50と電動要素5
1を備え、圧縮要素50は、圧縮室52を形成するシリ
ンダヘッド53とシリンダ54とベアリング55とクラ
ンク軸56とローラ57と圧縮室52を高低圧に仕切る
ベーン58で仕切られた圧縮室52内の空間が減少する
ことでCO2 冷媒の圧縮が行われる。
【0026】冷凍サイクル(図示せず)より圧縮機に戻
されるCO2 冷媒は、前記密閉容器49内に導入され
る。このとき密閉容器49内の圧力は3MPaと著しく
高圧となる。CO2 冷媒は前記圧縮室52で圧縮され、
吐出室59に吐出口60を通って、吐出される。吐出し
た冷媒は吐出室59から吐出管61を通り、冷凍サイク
ル(図示せず)へと送られる。
【0027】冷凍機油25は密閉容器49の底部に貯留
され、給油管62の下端63で冷凍機油25を吸い込
み、給油管62の他端がクランク先端部64へと連結さ
れ各摺動部へと冷凍機油25を供給する。
【0028】圧縮機の運転中において、冷凍機油25は
約3MPaの高圧にさらされるが、CO2 冷媒の溶解性
が小さい、あるいはCO2 冷媒と非相溶であるため、冷
凍機油25中へのCO2 冷媒の溶解量は抑えられ、ま
た、冷凍機油25の粘度低下も抑えられるため、オイル
フォーミング等の起動不良や、冷凍機油の粘度が著しく
下がることによる潤滑不良といった危険性を低減でき
る。また、冷凍機油への溶解を見越したCO2 冷媒の使
用量も削減でき、経済的にも優位である。
【0029】以上のように、低圧型ロータリ圧縮機を用
いた実施の形態においても、冷凍機油25に対するCO
2 冷媒の溶け込み量は小さく抑えられ、オイルフォーミ
ング等の起動不良や、冷凍機油の粘度が著しく下がるこ
とによる潤滑不良といった危険性を低減できる。
【0030】(実施の形態2)図5は二酸化炭素冷媒を
用い、密閉容器37内を、仕切り板を兼ねる圧縮要素2
6により高圧空間65と低圧空間66とに分離し、低圧
空間の領域に、冷凍機油25の貯留部67を設けた本発
明の実施の形態3によるスクロール式圧縮機の縦断面図
である。
【0031】他の構成については、前記図2,3の実施
の形態と同一のため同一符号を付して詳細な説明は省略
する。圧縮されたCO2 冷媒は、吐出口42から、高圧
空間65に吐出され、吐出されたCO2 冷媒は吐出管4
3より冷凍サイクル(図示せず)に吐出される。
【0032】圧縮機の運転中において、冷凍機油25は
約3MPaの高圧にさらされるが、CO2 冷媒の溶解性
が小さい、あるいはCO2 冷媒と非相溶であるため、冷
凍機油25中へのCO2 冷媒の溶解量は抑えられ、ま
た、冷凍機油25の粘度低下も抑えられるため、オイル
フォーミング等の起動不良や、冷凍機油の粘度が著しく
下がることによる潤滑不良といった危険性を低減でき
る。また、冷凍機油への溶解を見越したCO2 冷媒の使
用量も削減でき、経済的にも優位である。さらに、吐出
されたCO2 冷媒は高圧空間65を介してから、吐出管
43より冷凍サイクル(図示せず)に吐出されるため、
吐出ガスの脈動等による騒音を抑えることができる。
【0033】以上のように、実施の形態2によれば、圧
縮機の運転中において、冷凍機油25に対するCO2
媒の溶け込み量は小さく抑えられ、オイルフォーミング
等の起動不良や、冷凍機油の粘度が著しく下がることに
よる潤滑不良といった危険性を低減でき、耐久性に対す
る信頼性を向上するのに十分な効果が得られる。また、
吐出されたCO2 冷媒は高圧空間を介してから、冷凍サ
イクルに吐出されるため、吐出ガスの脈動等による騒音
を抑えることができる。
【0034】なお、実施の形態2では、スクロール式圧
縮機を用いたが、例えば低圧型ロータリー圧縮機でも良
い。
【0035】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、冷凍機
油に対するCO2 冷媒の溶け込み量を小さく抑えること
で、オイルフォーミング等の起動不良や、冷凍機油の粘
度が著しく下がることによる潤滑不良といった危険性を
低減できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるレシプロ式圧縮機
の縦断面図
【図2】本発明の実施の形態1によるスクロール式圧縮
機の縦断面図
【図3】本発明の実施の形態1によるスクロール式圧縮
機の圧縮要素部の断面図
【図4】本発明の実施の形態1によるロータリー式圧縮
機の縦断面図
【図5】本発明の実施の形態2によるスクロール式圧縮
機の縦断面図
【図6】従来のレシプロ式圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
1 密閉容器 2 電動要素 3 圧縮要素 25 冷凍機油
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹部 茂 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA01 AA02 AA05 AB03 AB04 AB05 AC03 BA10 BD02 BD07 BD13 3H029 AA02 AA04 AA13 AA14 AA15 AB03 BB02 BB22 BB50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に収容された圧縮機構部によ
    り冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機において、前記冷媒に
    二酸化炭素を用い、前記密閉容器内に、前記二酸化炭素
    冷媒の溶解性が小さい、あるいは前記二酸化炭素冷媒と
    非相溶である冷凍機油を封入することを特徴とする圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 密閉容器内を、冷媒が送り込まれる吸入
    圧雰囲気となる低圧空間としたことを特徴とする請求項
    1記載の圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器内を、吸入側雰囲気となる低圧
    空間と吐出側雰囲気となる高圧空間とに分離し、前記低
    圧空間側に、冷凍機油の貯留部を、前記高圧空間内に冷
    媒吐出口を設けたことを特徴とする請求項1記載の圧縮
    機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002066907A1 (fr) * 2001-02-21 2002-08-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif a cycle de refrigeration
EP1712607A1 (en) 2005-03-28 2006-10-18 Hitachi Home & Life Solutions, Inc., Heat-pump hot-water boiler having a refrigeration cycle and refrigeration oil therefor
JP2008101523A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Daikin Ind Ltd 密閉型圧縮機
JP2008190399A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 全密閉型往復動式圧縮機

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