JP2008100660A - 電動ブレーキ制御装置、及び電動ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
電動ブレーキ装置では、大きなモータトルクと高い回転速度を必要とするときに大電力が必要となるため、電動ブレーキ装置の電源線に大電流が通電され、電源線の抵抗により電源線間に大きな電圧降下が生じる。この電圧降下が大きくなりすぎると、この電源線から電源供給されている構成部品の動作不良を招く可能性がある。
【解決手段】
電動ブレーキ装置の構成部品に印加される電圧がその最低動作保証電圧を下回らないように、電源線に流れる電流を制限し、電源線での電圧降下を抑制することで、バッテリ電圧に関わらず、電動ブレーキ装置の安定した動作を継続させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電動機によりブレーキ摩擦部材をブレーキ回転体に押圧し、制動力を発生させる電動ブレーキ装置に関するものである。
電動ブレーキ装置は、電気的に駆動される電動機により制動力を発生し、車両の車輪側に配置される機構部と、電動機が発生する制動力を制御する電気回路部とを備えている。
車体側と車輪側とを接続する1本のケーブルで構成された電源線を介して、電気回路部へ電力を供給する電動ブレーキ装置が、特許文献1に開示されている。
特開2003−137081号公報
電動ブレーキ装置への印加電圧が所定の電圧値を下回ると、電気回路部(以下、電動ブレーキコントロールユニット)の構成部品が完全にシャットダウンするおそれがある。そのため、電動ブレーキコントロールユニットが、電動ブレーキ装置を安定に動作させることが出来なくなるおそれがあり、制動力制御の信頼性が低下する。
本発明の目的は、バッテリ電圧の低下や電源線の電圧降下に対して、制動力制御の信頼性を向上した電動ブレーキ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電動ブレーキ装置は、上記状況を鑑みなされたもので、電動ブレーキコントロールユニットの構成部品に印加される電圧がある所定の電圧を下回らないように、電動ブレーキコントロールユニットと接続した電源線に流れる電流を制限するように制御する。
本発明による電動ブレーキ装置によれば、バッテリ電圧の低下や電源線の電圧降下に対して、制動力制御の信頼性を向上することができる。
以下、本発明による電動ブレーキ制御装置、及び電動ブレーキ装置の実施形態を図面を用いて説明する。
本発明の第1実施形態に係る印加電圧低下モードの制御について説明する。
図1は、本発明における電動ブレーキシステム構成の一実施形態である。電動ブレーキシステムは、ブレーキ統合制御コントローラ100と各輪の電動ブレーキ装置120FR,120FL,120RR,120RLから構成されている。
ブレーキ統合制御コントローラ100は、ブレーキペダルに備えられたブレーキペダル踏力センサ112とブレーキペダルストロークセンサ113、更にステアリングに備えたステアリング角センサ114からドライバの操作量を検出する。更に、車体に備えられた前後Gセンサ116,ヨーレイトセンサ115,各車輪に備えられた車輪速センサ117などから車両挙動を検出する。
次に目標車両挙動演算ブロック101により、ドライバの操作量と実際の車両挙動に基づいた目標減速度及び目標ヨーレイトを演算する。前後左右制動力配分演算ブロック102により、目標減速度及び目標ヨーレイトに基づいた各輪の押圧力を演算し、多重通信経路118を介して、押圧力指令を各輪の電動ブレーキ装置120FR,120FL,120RR,120RLに出力する。
電動ブレーキ装置120FR,120FL,120RR,120RLは、多重通信経路118を介して、ブレーキ統合制御コントローラ100が出力した押圧力指令を入力し、後述するモータ206に通電する電流量を制御して、押圧力指令に基づいた押圧力制御を行う。
また、駐車ブレーキ作動/解除判定ブロック103は、乗員が駐車ブレーキSW(111)を操作したのを検出し、その検出結果に応じて駐車ブレーキ作動指令または解除指令を生成し、多重通信経路(118)を介して各輪の電動ブレーキ装置(120FR,120FL,120RR,120RL)に出力する。
さらに、駐車ブレーキ作動/解除判定ブロック103は、IGN−SW(110)が
OFFとなるような電動ブレーキシステムの遮断時に、駐車ブレーキ作動指令を多重通信経路(118)を介して各輪の電動ブレーキ装置(120FR,120FL,120RR,120RL)に出力し、電動ブレーキシステム遮断時には駐車ブレーキによる制動力を確実に作用させるようにする。
図2は、本発明における電動ブレーキ装置120の実施形態である。
電動ブレーキ装置は、モータ回転位置センサ207を備えたモータ206の回転運動を減速機205で減速し、回転直動変換機構204を介して回転運動が直動運動に変換し、直動運動をするピストン203がブレーキパッド201をブレーキロータ202に押圧することにより、制動力を発生する。
電動ブレーキ装置における制動力の制御は、押圧力センサ212の値をフィードバックし、ブレーキ統合制御コントローラ100が出力した押圧力指令に追従するようにモータ206を制御することにより実現する。
また、本実施形態では、モータ206を制御するためのマイクロコンピュータ(以下、マイコン)302,インバータ303や図示しないセンサ入力回路などを備えた電動ブレーキコントロールユニット210を電動ブレーキ装置120に内蔵し、機械的に一体とする構成とした。
図2において、電動ブレーキ装置120のブレーキ機構部200と電動ブレーキコントロールユニット210との境界は、図中線分X−Xの部分に相当し、線分X−Xの図中左側はブレーキ機構部200を、図中右側は電動ブレーキコントロールユニット210を示す。
パーキングブレーキ機構は、図2において太線枠213内の構成に相当し、減速機は図2において太線枠205内の構成に相当し、回転直動変換機構は図2において太線枠204内の構成に相当する。
モータ206は、たとえば、キャリアを含む筐体214に固定されたステータとこのステータ内に配置されるロータとを備えるブラシレスの三相モータから構成される。モータ206は、後述するマイコン302からの指令でロータを所望トルクで所望角度だけ回転するように作動され、その回転角はモータ回転位置センサ207によって検出する。さらに、車両に搭載されたバッテリから、ハーネス216及び後述するインバータ303を介して、電力が供給される。
ハーネス216は、後述する大電力電源線307と多重通信経路118とを含む。
減速機205は、モータ206の回転を減速させ、モータ206のトルクを増大させる。これにより、モータ206として小型のものを用いることができる。
ブレーキ機構部200の各構成において、電動ブレーキコントロールユニット210側に配置されたスラストプレート215を備える。このスラストプレート215は、ピストン203の推力を反力として受ける板材から構成され、その中央部には押圧力センサ212が配置される。
スラストプレート215は、電動ブレーキコントロールユニット210が取り付けられるブレーキ機構部200の筐体214の端面(図中線分X−Xの部分)に対して、パッド部側へ若干奥まった箇所に配置される。これに対し、押圧力センサ212はブレーキ機構部200の筐体214の端面を越えて電動ブレーキコントロールユニット210側に若干突出しているが、この押圧力センサ212との干渉を回避するようにして、電動ブレーキコントロールユニット210の構成部材には凹陥部が形成される。このことから、筐体
214を除いたブレーキ機構部200の構成部材と電動ブレーキコントロールユニット
210の構成部材の間には、隙間(空間)が形成される。
ブレーキ機構部200の各構成部材の大部分は、モータ206のステータと接触する筐体214とともに金属製であり、このため、熱の伝導効率が良好となる。このため、熱源であるパッド部(ブレーキパッド201およびその周辺部)からの熱はその周辺のブレーキ機構部200に伝達され、このブレーキ機構部200の外方の筐体214を介して放熱され易くなる。このような熱対策により、モータに大電流を流すことによるモータコイルの銅損を抑制することができ、モータコイルにおける電圧降下を低減することができる。
また、電動ブレーキコントロールユニット210は、ブレーキ機構部200を間にして、たとえばパッド部と反対側の面に形成されているため、熱の電動ブレーキコントロールユニット210へ伝達させる分を極力少なくさせる。さらに、モータ206の駆動を制御するインバータ素子を有するパワーモジュール(以下、インバータ)303は、モータ
206に対して、ブレーキパッド201と反対側、かつ金属製の電動ブレーキコントロールユニット210筐体と接触するように配置されるため、インバータ303への熱の伝達を抑制するとともに、効率的な放熱を図ることができる。
そして、ブレーキ機構部200と電動ブレーキコントロールユニット210の間には上述した隙間(空間)が形成されており、この隙間(空間)によって、ブレーキ機構部200から電動ブレーキコントロールユニット210への熱の伝導をさらに少なくさせる構成となる。
電動ブレーキコントロールユニット210の一実施形態を図4に示す。
マイクロコンピュータ(以下、マイコン)302には、多重通信ドライバ回路312を介して、ブレーキ統合制御コントローラ100からの制御信号が入力される。電圧監視回路319は、インバータ303に印加される電圧及び電源IC301に印加される電圧を監視し、その結果をマイコン302に出力する。電流検出回路331は、大電力電源線
307を介して電動ブレーキコントロールユニット210に供給される電流を、電流検知点330において検出し、その検出結果をマイコン302に出力する。電源IC301は、マイコン302に安定した電力を供給するための回路である。すなわち、電源IC301は、車体に設置された電源装置から印加される電圧を調整し、マイコン302を駆動させるために必要な電圧を、マイコン302に出力する。
モータ等の電動機を用いた電動ブレーキ装置では、制動力が発生していない状態から制動力を瞬時に発生させたい場合、または、制動力を発生している状態から制動力を瞬時に解除したい場合に、大きなモータトルクと高い回転速度を要するため、モータには大電流が通電される。更にモータに大電流を流すことによるモータコイルにおける銅損も増加する。そのため、結果的に大電力が必要となり、電動ブレーキ装置の電源線に大きな突入電流が流れ、電源線の抵抗により電源線間に比較的大きな電圧降下が生じる。
特に、バッテリなどの電源電圧が低い場合にモータに大電力を供給しようとすると、電源線には更に大きな突入電流が流れることになるため、電源電圧に対して電源線間での電圧降下分の割合が高くなり、結果的に電動ブレーキ装置に実質的に印加される電圧が大きく降下してしまう。
図4の電気回路構成では、インバータ303に電力供給するための大電力電源線307が、電源IC301に電力を供給し、更に電源IC301が、モータ制御の演算装置であるマイコン302にも電力供給する。大電力電源線307に上述の大きな突入電流が通電されると、大電力電源線307のハーネス抵抗により電源線間において電圧が降下して、電動ブレーキコントロールユニット210端の電圧、即ち、インバータ303端や電源
IC301端の印加電圧が低下する。
図4の実施形態において、大電力電源線307が電源供給する電動ブレーキコントロールユニット210の中で最低動作保証電圧が最も高い構成部品、即ち、大電力電源線307の電圧降下により一番始めに動作不能となる部品は、電源IC301である。
例えば、バッテリ305端から電動ブレーキコントロールユニット210端までの大電力電源線307の抵抗が50mΩであるときに、30Aの突入電流が流れると大電力電源線307での電圧降下は1.5V となる。この時バッテリ305電圧を7Vとすると、電動ブレーキコントロールユニット210端の電圧は5.5V となる。もし、電源IC301の最低動作電圧が6Vの場合は、バッテリ305端電圧が7Vあるにも関わらず、電源
IC301端電圧低下により、マイコン302への電力供給が不足し、安定して電動ブレーキ装置を動作させることができなくなってしまう。
一方で、バッテリ電圧が正常な場合でも、突入電流を大きくしすぎると大電力電源線
307での電圧降下が増加し、電源IC301端の電圧が不足してしまい、安定して電動ブレーキ装置を動作させることができなくなってしまう。
そこで、マイコン302は大電力電源線307に接続された電源監視回路319によりインバータ印加電圧Vinv を検出し、インバータ印加電圧Vinv が電源IC301の最低動作電圧Vmin を下回らないようにインバータ303への通電を制御する。
例えば、大電力電源線307に通電する電流をIdc、大電力電源線307のハーネス抵抗をRdcとすると、大電力電源線307での電圧降下ΔVは、数1となる。
ΔV=Rdc×Idc 数1
大電力電源線307上でΔV電圧降下した後に、電動ブレーキ装置に印加される電圧
Vinv は、バッテリ電圧をVbat とすると、数2となる。
Vinv=Vbat−ΔV 数2
大電力電源線307から電源供給されている構成部品(本実施例では電源IC301)の最低動作保証電圧をVmin とすると、数3が成立する。
Idc≦(Vbat−Vmin)/Rdc 数3
数3が成立するように電流Idcを制御すると、数4が成立する。
Vmin≦Vinv 数4
これにより、電動ブレーキ装置に印加される電圧Vinv が構成部品の最低動作保証電圧Vmin を下回ることはなく、バッテリ電圧に関わらず安定して動作を継続することが可能となる。
図5は、マイコン302で行うインバータ制御処理を示すブロック構成図である。
押圧力制御処理部501は、多重通信経路118を介して入力した押圧力指令値F* と、押圧力センサ212で検出した実押圧力Fを取得し、実押圧力Fが押圧力指令値F* に追従するようにフィードバック制御を行い、モータトルク指令値T* を出力する。
dq軸電流制限処理部502は、モータトルク指令値T* とモータ回転速度Vrev 、及びインバータ印加電圧Vinv に基づいて、トルク成分電流指令値Iq* と界磁成分電流指令値Id* とを出力する。dq軸電流制限処理部502の詳細な処理に関しては後述する。尚、本実施例では弱め界磁制御は行わないものとして、界磁成分電流指令値Id* は常に0Aとした。
dq軸電流制限処理部502において使用されるモータ回転速度Vrev は、位相検出処理部507で検出した位相θを速度検出処理部509において微分処理により速度に変換されたものである。
3相2軸変換処理部508は、相電流検知点520からの電流情報を取得したUVW相電流検出処理部506により検出されたU相実電流IuとV相実電流IvとW相実電流
Iw、及び位相検出処理部507で検出した位相θを取得し、U相実電流IuとV相実電流IvとW相実電流Iwを実トルク成分電流Iqと実界磁成分電流Idに座標軸変換する。
dq軸電流PI制御部503は、フィードバックされた実トルク成分電流値Iqと実界磁成分電流値Idの各々が、トルク成分電流指令値Iq* と界磁成分電流指令値Id* に追従するようにPI制御を行い、トルク成分電圧指令値Vq*と界磁成分電圧指令値Vd*を出力する。
2軸3相変換処理504は、位相検出処理部507で検出した位相θに基づいて、トルク成分電圧指令値Vq* と界磁成分電圧指令値Vd* をU相電圧指令値Vu* ,V相電圧指令値Vv* 、及びW相電圧指令値Vw* に座標軸変換する。そして、インバータ303がU相電圧指令値Vu* とV相電圧指令値Vv* 、及びW相電圧指令値Vw* に基づいて、モータ3相に各々の電圧を出力しモータを駆動する。
図6は、図5に示されたdq軸電流制限処理部502内部のブロック構成図である。
トルク−電流変換ブロック601は、モータトルク指令値T* をトルク定数kT で除して制限前トルク成分電流指令値Iq**を導出する。ここで、モータが出力するトルクを
Tmとすると、Tm=kT ×Iqの関係の成り立つ電流をトルク成分電流Iqと定義する。トルク定数kは不揮発記憶装置に予め記憶した値を用いるものとする。
トルク成分電流制限マップ602は、モータの回転速度Vrev 、及びインバータ印加電圧Vinv を軸とする3次元マップ(図7参照)を用いて、トルク成分電流制限値Iq_lmtを導出する。トルク成分電流制限マップ602は不揮発記憶装置に予め記憶したマップを用いるものとし、マップ格子間のトルク成分電流制限値Iq_lmt は線形補間により演算するものとする。
トルク成分電流制限処理603は、制限前トルク成分電流指令値Iq**の絶対値をトルク成分電流制限値Iq_lmtにより制限し、トルク成分電流指令値Iq*を導出する。尚、上述した通り、本実施例では弱め界磁制御は行わないものとし、界磁成分電流指令値Id* は界磁成分電流指令値生成処理604において、常にId* =0とした。
図7は、トルク成分電流制限マップ602の一実施例を示す。尚、図7は3次元マップを2次元で表している。縦軸は、トルク成分電流制限値Iq_lmt を示し、横軸は、モータ206の回転速度と示す。また、矢印700は、グラフの右上に行くほど電動ブレーキ装置に印加される電圧が大きくなることを示す。
図7におけるトルク成分電流最大値Iq_max は、モータ206やインバータ303に通電し得る最大電流の条件から導出することが可能である。最大電流の条件は、大電流が流れた時の発熱によりモータ206のコイルが焼き切れない条件や、大電流が流れた時にインバータ303が発熱によって故障しない条件や、電動ブレーキの設置場所が前輪なのか後輪なのか等のシステム的な条件の3つ条件から決定するモータ206の最大トルクに応じた電流によって、決定される。
図7における傾きaは、モータ206の誘起電圧定数から導出することが可能である。ブレーキ機構部200に設置された温度センサからの温度情報に基づいて、傾きaを逐次変更するように設定してもよい。
図7における傾きbはバッテリ305の消費電力と大電力電源線307の消費電力、及び電動ブレーキコントロールユニット210の消費電力の関係から導出することが可能である。また、実際の電動ブレーキコントロールユニット210を用いて実験的にこれらを導出することも可能である。例えば、モータ206の回転状態によっては、モータ206に通電される実電流値が、モータ206への電流指令値に対して、大きくなる場合がある。このようなモータ206の回転状態となる条件を導出し、この条件では、傾きbのようにモータ206への電流指令値を低く設定する。また、ブレーキ機構部200に設置された温度センサからの温度情報に基づいて、傾きbを逐次変更するように設定してもよい。
図14は、電流制限処理に係るフローチャートを示す。
まず、ステップ210においてモータの回転速度Vrev を取得し、ステップ211においてインバータ印加電圧Vinv を取得する。次に、ステップ212において、図7に示したトルク成分電流制限マップ602を用いて、トルク成分電流制限値Iq_lmt を導出する。次に、ステップ213において、図6で示したトルク成分電流制限処理603において、制限前トルク成分電流指令値Iq**の絶対値をトルク成分電流制限値Iq_lmt により制限し、トルク成分電流指令値Iq* を導出する。そしてトルク成分電流指令値Iq* に基づいて、図5に示したインバータ制御によりモータ206を制御する。尚、図14に示すフローチャートは、周期的に繰り返し実行する処理である。
図8は、大電力電源線307の通電電流Idcの電流波形及び電動ブレーキ装置に印加される電圧Vinv の電圧波形の一例を示す。図8は、制動力を瞬時に変化させるために、モータを停止した状態から瞬時に高速回転に移行させた場合における電流波形及び電圧波形を示し、実線は本実施例の技術に係るものであり、破線は本実施例を適用しない従来技術に係るものである。図8の(A)の縦軸は、大電力電源線307に通電される電流値を示し、横軸は時間を示す。図8の(B)の縦軸は、電動ブレーキ装置に印加される電圧値を示し、横軸は時間を示す。
図8に示すように、本実施例によれば、大電力電源線307に通電される突入電流を制御し、大電力電源線307における電圧降下を抑制することで、電動ブレーキ装置に印加される電圧Vinv をある所定の電圧Vmin 以上に保つことができるため、バッテリ電圧に関わらず安定して動作を継続することが可能となる。
すなわち、バッテリ電圧に応じて、モータ206への最大電流を段階的にゼロ付近まで絞り、電動ブレーキ装置に印加される電圧Vinv を確保しつつ、少しでもモータ206に電流を流すことで、可能な限り制動力を確保することができる。
図15は、制御ブレーキの禁止/許可を判定するフローチャートを示す。制御ブレーキとは、乗員のブレーキペダル操作に関係なくブレーキを作用させて、車両の横滑りを防止したり、車輪スリップ時に車輪がロックしないようにしたり、ホイルスピンを防止したりする、いわゆる車両挙動統合制御のことを意味する。また、本実施例における車両挙動統合制御は、乗員のブレーキペダル操作から緊急事態であることを推測して自動的に制動力を高めるブレーキアシスト機能や、前後左右輪に最適なブレーキ力を配分し、常に安定した制動力を確保する前後制動力配分機能や、回生協調ブレーキ機能も含まれる。すなわち、乗員のブレーキペダル操作に関係なくブレーキを作用させることにより、電動ブレーキ装置への通電が急激に増加することが想定されるブレーキ制御のことを示す。
制御ブレーキによる急激な通電量の増加によって、電動ブレーキ装置がシャットダウンしてしまい、制動力が全く作用しなくなると、車両はヨーモーメントが発生し、非常に危険な状態となるおそれがある。そこで、図15に示されたフローチャートにより、制御ブレーキの禁止/許可を判定して、ヨーモーメントが発生するような危険な状態を避ける制御を行う。
図15のステップ310において、インバータ印加電圧Vinv がある所定の閾値Vinv_inhを下回ったか否かを判定する。この所定の閾値Vinv_inhは、電動ブレーキコントロールユニット210の各構成部品の最低動作保障電圧によって決定される。
ステップ310でYESと判定されると、ステップ313において、制御ブレーキを禁止するように制御し、処理を終了する。なお、制御ブレーキの禁止制御は、ブレーキ統合制御コントローラ100から制御ブレーキに関する信号を送信しないようにブレーキ統合制御コントローラ100に報告したり、ブレーキ統合制御コントローラ100から制御ブレーキに関する信号を送信されても電動ブレーキ装置が制御ブレーキを実行しないようにして達成することができる。また、乗員と車両とのインターフェイス上に制御ブレーキ禁止に関する表示をしたり、音声によって乗員に報知したりすることにより、乗員に対して、電動ブレーキ装置が制御ブレーキを実行できないことを報知することができる。
ステップ310でNOと判定されると、さらにステップ311において、図6に示されたトルク成分電流制限処理部603によって設定されたトルク成分電流制限値Iq_lmt が、所定の閾値Iq_lmt_inhを下回ったか否かを判定する。この所定の閾値Iq_lmt_inh は、車両が有する制御ブレーキ機能の種類によって決定することができる。また、図6のトルク成分電流制限マップによってトルク成分電流制限値Iq_lmt が前回のトルク成分電流制限値Iq_lmt より低く設定されたら、ステップ311をYESと判定してもよい。
ステップ311でYESと判定されると、ステップ313において、前述のように、制御ブレーキを禁止するように制御し、処理を終了する。
ステップ311でNOと判定されると、制御ブレーキを許可するように制御し、処理を終了する。なお、制御ブレーキを禁止/許可の判定は、ステップ310及びステップ311のいずれか一方のみであってよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る印加電圧低下モードの制御について説明する。
図9は、電動ブレーキコントロールユニット210内の回路構成の他の実施形態を示す。図9の電源IC301は、2つのダイオード310,311を介して、大電力電源線
307と小電力電源線308の両者から電源供給される。そのため、突入電流によって大電力電源線307での電圧降下が発生しても、小電力電源線308から電源IC301に電源供給されるため、電源IC301は安定した動作が可能となる。
マイコン302は、一般的に印加電圧5V系が使用されるため、12V系のバッテリ電源から5V系に降圧する電源IC301から電源が供給される。しかし、インバータ303や回転角センサ入出力回路340は、一般的に5V以上の電圧が必要となるため、直接
12Vのバッテリ電源から電源を供給される。そのため、図9に示す通り、回転角センサ入出力回路340は、大電力電源線307から電源供給を受ける回路構成となる。
図9のような回路構成において、大電力電源線307において突入電流により電圧降下が発生した場合、回転角センサ入出力回路340の動作可能電圧を保証する必要が生じる。
図9のマイコン302の処理は、図6に示されたトルク成分電流制限マップ602が回転角センサ入出力回路340の最低動作保障電圧を基準として、作成されること以外は実施例1で説明された処理と同様である。回転角センサ入出力回路340の最低動作保証電圧をVmin として、図5,図6、及び図7で示した方法を用いることで、回転角センサ入出力回路340に印加される電圧をVmin 以上に保つことができるため、バッテリ電圧に関わらず安定して制動力制御を継続することが可能となる。
次に、本発明の第3実施形態に係る印加電圧低下モードの制御について説明する。
図10は、電動ブレーキコントロールユニット210内の回路構成の他の実施形態を示す。
回転角センサ入出力回路340は、電源IC301と同様に2つのダイオード310,311を介して、大電力電源線307と小電力電源線308の両者から電源供給される。そのため、突入電流により大電力電源線307での電圧降下が発生しても、回転角センサ入出力回路340へは小電力電源線308から電源供給されるため、回転角センサ入出力回路340及び電源IC301は安定した動作が可能である。
即ち、図10において、大電力電源線307から電源供給を受けているのはインバータ303のみであり、大電力電源線307での電圧降下が影響を及ぼす構成部品が無いために、大電力電源線307に通電される電流Idcを管理する必要がない。しかしながら、小電力電源線308が断線等の故障が発生し、電源供給ができなくなった場合には、図4や図9と同様に、大電力電源線307から各構成部品に電源供給されるため、大電力電源線307に通電される電流Idcを管理する必要が生じる。
図10のマイコン302の処理は、図6に示されたトルク成分電流制限マップ602が電源IC301または回転角センサ入出力回路340の最低動作保障電圧のいずれかを基準として、作成されること以外は実施例1で説明された処理と同様である。以下に、実施例1及び3とは異なる点について説明する。
図11は、小電力電源線308の故障を検出するフローチャートを示す。ステップ110において、大電力電源線307に接続された電源監視回路319が、ダイオード310入力端の電圧Vinv を検出し、小電力電源線308に接続された電源監視回路320がダイオード311入力端の電圧Vecu を検出し、さらに、下記の式数5より偏差ΔVを演算する。
ΔV=Vinv −Vecu 数5
ステップ111において、ステップ110にて演算されたΔVがある所定の閾値Vth以上となった否かを判定する。
ステップ111でYESと判定されると、ステップ112において小電力電源線308が故障したと判断する。一方、ステップ111でNOと判定されると、ステップ113において、小電力電源線308は故障していないと判断する。
図12は、図11に示されたフローチャートによる判断結果を利用したdq軸電流制限処理502の別の実施形態を示す。
トルク成分電流制限マップB 605は、図6のトルク成分電流制限マップ602と同じ機能を有し、大電力電源線307の通電電流Idcを制限するマップである。
一方、トルク成分電流制限マップA 606は、大電力電源線307の通電電流Idcを制限しないマップとなっており、その実施形態の一つを図13に示す。図13は、トルク成分電流制限マップの別の実施例であり、本実施例においては、トルク成分電流最大値Iq_max及び傾きaは、図7に示されたものと同じ値を使用している。
トルク成分電流制限マップB 605及びトルク成分電流制限マップA 606により、2つのトルク成分電流制限値Iq_lmtA及びIq_lmtBを導出する。そして、トルク成分電流指令値切替処理部607は、図11に示された故障検出フローにより判断した故障状態に基づいて、Iq_lmtAまたはIq_lmtBのいずれかを選択する。具体的には、小電力電源線308が故障していない場合にはIq_lmtAを選択し、故障している場合にはIq_lmtBを選択する。
更に、トルク成分電流制限処理603において、制限前トルク成分電流指令値Iq**を制限し、トルク成分電流指令値Iq* を導出する。
このように、図10に示す実施例の電動ブレーキ装置は、小電力電源線308に故障が発生していない通常時は大電力電源線307に通電する電流Idcを制限することなく制御を行うことが可能である。一方、小電力電源線308が故障した場合でも、電動ブレーキ装置の構成部品は大電力電源線307から電源供給が受けられるため、フォールトトレラントな電動ブレーキ装置を実現することできる。更に、大電力電源線307に通電する電流Idcを制限し、大電力電源線307から印加される電圧を構成部品の最低動作保証電圧以上に保つことができるため、バッテリ電圧に関わらず安定して動作を継続することが可能となる。
電動ブレーキシステムの概略構成図である。 電動ブレーキ装置の断面図である。 電動ブレーキコントロールユニット210の電源回路構成の一実施形態を示す。 電動ブレーキコントロールユニット210の電源回路構成の一実施形態を示す。 マイコン302で行うインバータ制御処理を示すブロック構成図である。 dq軸電流制限処理502の一実施形態を示す。 トルク成分電流制限マップの一実施形態を示す。 電流及び電圧波形の比較図である。 電動ブレーキコントロールユニット210の電源回路構成の一実施形態を示す。 電動ブレーキコントロールユニット210の電源回路構成の一実施形態を示す。 小電力電源線308の故障を検出するフローチャートを示す。 dq軸電流制限処理502の別の実施形態を示す。 トルク成分電流制限マップの別の実施例を示す。 電流制限処理に係るフローチャートを示す。 制御ブレーキの禁止/許可を判定するフローチャートを示す。
符号の説明
120 電動ブレーキ装置
200 ブレーキ機構部
201 ブレーキパッド
202 ブレーキロータ
206 モータ
207 モータ回転位置センサ
210 電動ブレーキコントロールユニット
211 ハーネス
301 電源IC
302 マイコン
303 インバータ
305 バッテリ
307 大電力電源線
308 小電力電源線
340 回転角センサ入出力回路

Claims (16)

  1. ブレーキパッドと、回転トルクを発生するモータと、前記回転トルクに基づいて前記ブレーキパッドの押圧力を発生させる回転直動変換機構と、を備える電動ブレーキ装置を制御する電動ブレーキ制御装置であって、
    電源装置から前記モータに供給される電流量を制御するインバータと、
    前記電源装置から電力が供給され、前記電源装置から前記インバータに印加される電圧値を検出し、該検出結果に応じて前記インバータによる前記電流量を制御するマイクロコンピュータとを有する電動ブレーキ制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動ブレーキ制御装置であって、
    前記マイクロコンピュータは、前記モータの回転情報を取得し、前記電圧値及び該回転情報に応じて、前記制御を行う電動ブレーキ制御装置。
  3. 請求項1に記載の電動ブレーキ制御装置であって、
    前記マイクロコンピュータは、前記電圧値の検出結果に基づいて、自動制動制御を禁止するか否かを判定し、該判定結果を、前記自動制動制御を司る他の制御装置に通知する電動ブレーキ制御装置。
  4. 請求項1に記載の電動ブレーキ制御装置はさらに、
    前記電源装置から印加される電圧を制御し、該制御された電圧を前記マイクロコンピュータに出力する電源制御回路を備え、
    前記マイクロコンピュータは、前記電源制御回路に印加される電圧値が該電源制御回路を作動させるために必要な電圧値より大きくなるように、前記制御を行う電動ブレーキ制御装置。
  5. 請求項1に記載の電動ブレーキ制御装置はさらに、
    前記モータの回転角情報を取得し、前記マイクロコンピュータに出力する回転角情報インターフェイス回路を備え、
    前記マイクロコンピュータは、前記回転角情報インターフェイス回路に印加される電圧値が該回転角情報インターフェイス回路を作動させるために必要な電圧値より大きくなるように、前記制御を行う電動ブレーキ制御装置。
  6. 請求項1に記載の電動ブレーキ制御装置はさらに、
    前記電源装置からの電力を供給する外部電源線と接続する第1電力導入部と、
    前記第1電力導入部と前記インバータとを接続する第1電源線と、
    前記第1電力導入部から前記電力が供給され、前記モータ制御に該電力を伝達する第2電源線と、
    前記電源装置からの電力を供給し前記外部電源線とは別の外部電源線と接続する第2電力導入部と、
    前記第2電力導入部と前記マイクロコンピュータとを接続する第3電源線とを備え、
    前記マイクロコンピュータは、前記第1電源線または第2電源線に印加される第1電圧値、及び第3電源線に印加される第2電圧値に基づいて、前記第3電源線を介した電力供給状態を検出し、該検出結果に応じて前記制御量を行う電動ブレーキ制御装置。
  7. ブレーキパッドと、回転トルクを発生するモータと、前記回転トルクに基づいて前記ブレーキパッドの押圧力を発生させる回転直動変換機構と、を備える電動ブレーキ装置を制御する電動ブレーキ制御装置であって、
    電源装置から前記モータに供給される電流量を制御するインバータと、
    前記電源装置から電力が供給され、前記電源装置から前記インバータに印加される電圧値を検出し、該検出結果に応じて、前記モータに供給する最大電流値を設定し、該最大電流値を超えないように前記インバータを制御するモータ制御部を有する電動ブレーキ制御装置。
  8. 請求項7に記載の電動ブレーキ制御装置であって、
    前記モータ制御部は、前記モータの回転情報を取得し、前記電圧値及び該回転情報に応じて、最大電流値を設定する電動ブレーキ装置。
  9. 請求項7に記載の電動ブレーキ制御装置はさらに、
    前記最大電流値をあらかじめ記憶された所定電流値と比較し、該比較結果に基づいて、自動制動制御を禁止するか否かを判定し、該判定結果を、前記自動制動制御を司る他の制御装置に通知する判定結果出力部を備える電動ブレーキ制御装置。
  10. 請求項7に記載の電動ブレーキ制御装置はさらに、
    前記電源装置から印加される電圧を制御し、該制御された電圧を前記モータ制御部に出力する電源制御回路を備え、
    前記モータ制御部は、前記電源制御回路に印加される電圧値が該電源制御回路を作動させるために必要な電圧値より大きくなるように、前記最大電流値を設定する電動ブレーキ制御装置。
  11. 請求項7に記載の電動ブレーキ制御装置はさらに、
    前記モータの回転角情報を取得し、前記電流設定部に出力する回転角情報インターフェイス回路を備え、
    前記モータ制御部は、前記回転角情報インターフェイス回路に印加される電圧値が該回転角情報インターフェイス回路を作動させるために必要な電圧値より大きくなるように、前記最大電流値を設定する電動ブレーキ制御装置。
  12. 請求項7に記載の電動ブレーキ制御装置はさらに、
    前記電源装置からの電力を供給する外部電源線と接続する第1電力導入部と、
    前記第1電力導入部と前記インバータとを接続する第1電源線と、
    前記第1電力導入部から前記電力が供給され、前記モータ制御に該電力を伝達する第2電源線と、
    前記電源装置からの電力を供給し前記外部電源線とは別の外部電源線と接続する第2電力導入部と、
    前記第2電力導入部と前記モータ制御部とを接続する第3電源線とを備え、
    前記モータ制御部は、前記第1電源線または第2電源線に印加される第1電圧値、及び第3電源線に印加される第2電圧値に基づいて、前記第3電源線を介した電力供給状態を検出し、該検出結果に応じて前記最大電流値の設定をするか否かを判定する電動ブレーキ制御装置。
  13. ブレーキパッドと、回転トルクを発生するモータと、前記回転トルクに基づいて前記ブレーキパッドの押圧力を発生させる回転直動変換機構とを備えるブレーキ発生部と、
    前記モータに供給される電流量を制御するインバータと、前記電源装置からの電力を伝達する電源線と接続する電力導入部と、前記電力導入部と前記インバータとを接続する第1電源線と、前記第1電源線から前記電力が供給されモータ制御に該電力を伝達する第2電源線と、前記第1電源線または第2電源線に印加される電圧値に応じて前記インバータによる前記電流量を制御するモータ制御部を備え、前記ブレーキ発生部と機械的に一体に構成される制御ユニットを備える電動ブレーキ装置。
  14. 請求項13に記載の電動ブレーキ装置はさらに、
    前記ブレーキ発生部は、前記モータを収納し、該モータのステータと接触した金属製筐体とを備える電動ブレーキ装置。
  15. 請求項14に記載の電動ブレーキ装置であって、
    前記ディスクロータの外側制動面から内側制動面に向く方向の前記ブレーキ発生部の外側に前記制御ユニットが取り付けられ、
    前記インバータは、前記金属製筐体と前記ブレーキ発生部との間にあって、前記金属製筐体の方に前記インバータを配置する電動ブレーキ装置。
  16. ブレーキパッドと、回転トルクを発生するモータと、前記回転トルクに基づいて前記ブレーキパッドの押圧力を発生させる回転直動変換機構と、を備える電動ブレーキ装置を制御する電動ブレーキ制御装置であって、
    電源装置から前記モータに供給させる電流量を制御するインバータと、
    押圧力指令値に基づいて、前記インバータが出力する電流量を制御し、さらに前記インバータを制御するのに必要な電圧を保持するように、自動制動制御を禁止するか否かの判定し、該判定結果を、前記自動制動制御を司る他の制御装置に通知するマイクロコンピュータを備える電動ブレーキ制御装置。
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