JP5714618B2 - 車両用発進通報制御装置 - Google Patents

車両用発進通報制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5714618B2
JP5714618B2 JP2013014727A JP2013014727A JP5714618B2 JP 5714618 B2 JP5714618 B2 JP 5714618B2 JP 2013014727 A JP2013014727 A JP 2013014727A JP 2013014727 A JP2013014727 A JP 2013014727A JP 5714618 B2 JP5714618 B2 JP 5714618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
braking force
start notification
braking
force holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013014727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014144719A (ja
Inventor
正樹 小池
正樹 小池
義和 井村
義和 井村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013014727A priority Critical patent/JP5714618B2/ja
Priority to US14/166,073 priority patent/US8989942B2/en
Priority to CN201410043343.6A priority patent/CN103963759B/zh
Priority to DE102014201587.1A priority patent/DE102014201587B4/de
Publication of JP2014144719A publication Critical patent/JP2014144719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5714618B2 publication Critical patent/JP5714618B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q5/00Arrangement or adaptation of acoustic signal devices
    • B60Q5/005Arrangement or adaptation of acoustic signal devices automatically actuated
    • B60Q5/008Arrangement or adaptation of acoustic signal devices automatically actuated for signaling silent vehicles, e.g. for warning that a hybrid or electric vehicle is approaching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W10/00Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
    • B60W10/18Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of braking systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W10/00Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
    • B60W10/30Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of auxiliary equipment, e.g. air-conditioning compressors or oil pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

本発明は、車両の発進に際し、車両の周囲に向けて発進通報を行わせる車両用発進通報制御装置に関する。
例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車などの、車輪駆動用の電動モータを搭載した車両の発進時には、電動モータの静音性から走行音がほとんど生じない。そのため、当該車両の周りにいる歩行者などからみれば、その車両の発進に係る挙動を聴覚によって把握することは難しい。
こうした課題を受けて、例えば特許文献1には、車両外部へ車両の発進を警告する警告手段を備えた車両発進警告装置に関する技術が開示されている。特許文献1に係る車両発進警告装置では、イグニッションスイッチの状態を検出するイグニッション状態検出手段と、イグニッション状態検出手段によりイグニッションオフからイグニッションオンへの状態変化が検出された後で警告条件が成立した時に警告手段により警告し、設定された解除条件が成立した時に警告手段による警告を解除し、その後いったんイグニッションオフがイグニッション状態検出手段により検出されるまで警告条件が成立しても警告手段により警告させない制御手段とを備える。
特許文献1に係る車両発進警告装置によれば、車両が駐車状態から発進する場合を想定して、1つのイグニッションサイクルにおいて車両の最初の発進時のみ車両の発進警告を行うため、発進警告の機会を省いて騒音の発生を抑えることができる。
ところで、一般に車両では、運転者がアクセルペダルから足を放した状態で、ブレーキペダルの踏力を緩めることで顕在化するクリープトルクを用いて発進することが多い。そのため、特許文献1に示すような車両発進警告装置では、運転者がアクセルペダルを踏み込んだタイミングに加えて、運転者がブレーキペダルの踏力を緩めたタイミング(解除したタイミング)を捉えた発進通報を行っている。
一方で、最近の車両には、運転者によるブレーキ操作の負担を軽減するなどの目的で、運転者による制動付与操作が解除されても制動力を保持する制動力保持機能を有するものがある。例えば特許文献2には、停車した際や停車中にシフトレバーが操作された際、シフトポジションが前進用ポジションのときには、進行方向が上り勾配のときにだけ制動力保持制御を許可し、それ以外のときには制動力保持制御を禁止する一方、シフトポジションが後進用ポジションのときには、進行方向が下り勾配のときにだけ制動力保持制御を許可し、それ以外のときには制動力保持制御を禁止し、シフトポジションがニュートラルポジションのときには、勾配に拘わらずに制動力保持制御の実行を禁止する自動車の技術が開示されている。
特許文献2に係る制動力保持機能を有する車両によれば、坂道発進の際に車両のずり下がりを抑制しつつ、シフトポジションがニュートラルポジションのときには運転者の自由な制動操作による降坂を可能として運転者に違和感を与えないようにすることができる。
特開2012−188071号公報 特開2012−162146号公報
しかしながら、特許文献2に係る制動力保持機能を有する車両において、運転者がブレーキペダルの踏力を緩めたタイミング(解除したタイミング)を捉えた発進通報を行う技術の適用を試みた場合、制動力保持機能の発揮により車両がまだ停止状態にあるのに、つまり踏力の解除などが発進を意図するものではないのに発進通報が行われる結果として、車両の発進に際して車両の周囲に向けて注意を喚起するといった発進通報の意義が損なわれてしまう懸念が生じる。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、運転者による制動付与操作が解除されても制動力を保持する制動力保持機能を有する車両において、適切なタイミングで発進通報を行わせることができる車両用発進通報制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、(1)に係る発明は、車両の発進に係る挙動を該車両の周囲に知らせる発進通報を行う発進通報部と、前記車両の運転者による制動付与操作に応じて該車両に制動力を付与させる一方、該制動付与操作が解除されても該車両の制動力を保持させる制動力保持制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記制動付与操作が解除されても前記制動力保持制御を行っている間は前記発進通報を禁止し、前記制動力保持制御によって保持している制動力を解放させる解放条件が成立した場合に、前記発進通報部に前記発進通報を行わせる、ことを特徴とする。
(1)に係る発明によれば、制御部は、前記制動付与操作が解除されても制動力保持制御を行っている間は発進通報を禁止し、制動力保持制御によって保持している制動力を解放させる解放条件が成立した場合に、発進通報部に前記発進通報を行わせるため、運転者による制動付与操作が解除されても制動力を保持する制動力保持機能を有する車両において、適切なタイミングで発進通報を行わせることができる。
また、(2)に係る発明は、車両の発進に係る挙動を該車両の周囲に知らせる発進通報を行う発進通報部と、前記車両の運転者による制動付与操作に応じて該車両に制動力を付与させる一方、該制動付与操作が解除されても該車両の制動力を保持させる制動力保持制御を行う制御部と、前記制動付与操作が解除されても該車両の制動力を保持させる制動力保持フラグのオンまたはオフが設定される制動力保持フラグ設定部と、を備え、前記制御部は、前記制動力保持フラグ設定部により制動力保持フラグがオン設定されている際、前記制動力保持制御を行い、当該制動力保持制御を行っている間は前記発進通報を禁止する一方、前記制動力保持制御を行っている際、前記制動付与操作、および、前記制動力保持フラグ設定部による前記制動力保持フラグのオン設定が共に解除された場合に、前記発進通報部に前記発進通報を行わせる、ことを特徴とする。
(2)に係る発明によれば、制御部は、制動力保持フラグ設定部により制動力保持フラグがオン設定されている際、制動力保持制御を行い、当該制動力保持制御を行っている間は発進通報を禁止する一方、制動力保持制御を行っている際、制動付与操作、および、制動力保持フラグ設定部による制動力保持フラグのオン設定が共に解除された場合に、換言すれば、車両が発進する蓋然性が高いタイミングをもって発進通報部に発進通報を行わせるため、運転者による制動付与操作が解除されても制動力を保持する制動力保持機能を有する車両において、適切なタイミングで発進通報を行わせることができる。
また、(3)に係る発明は、(2)に係る発明に記載の車両用発進通報制御装置であって、前記制動力保持フラグのオン設定は、前記保持されていた当該車両の制動力を低下させる指令が前記制御部により発せられたときに解除される、ことを特徴とする。
(3)に係る発明では、保持されていた車両の制動力を低下させる指令が制御部により発せられる場面として、例えば、モータシリンダ装置を用いた電動式サーボブレーキシステムによる制御下でブレーキ液圧を低下させる場面や、VSA装置を用いた車両挙動安定化支援システムによる制御下でブレーキ液圧を低下させる場面や、電動パーキングブレーキ(EPB)の作動が解除された場面などを想定している。
(3)に係る発明によれば、自律的に制動動作を行うシステム(例えば、電動式サーボブレーキシステムや、車両挙動安定化支援システムや、電動パーキングブレーキ(EPB)など)に組み合わせて本発明の適用を試みた場合であっても、その適用システムに相応しい適切なタイミングで発進通報を行わせることができる。
また、(4)に係る発明は、(2)または(3)に係る発明に記載の車両用発進通報制御装置であって、前記車両の発進に係る挙動を検出する発進検出部をさらに備え、前記制御部は、前記制動付与操作、および、前記制動力保持フラグ設定部による前記制動力保持フラグのオン設定が共に解除され、かつ、前記発進検出部が該車両の発進に係る挙動を検出した場合に、前記発進通報部に前記発進通報を行わせる、ことを特徴とする。
(4)に係る発明によれば、(2)または(3)に係る発明に基づく発進通報タイミングを、車両の発進に係る挙動を検出したタイミングを加味して修正することができるため、発進通報タイミングの精度向上に寄与することができる。
本発明に係る車両用発進通報制御装置によれば、運転者による制動付与操作が解除されても制動力を保持する制動力保持機能を有する車両において、適切なタイミングで発進通報を行わせることができる。
本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置の一部を構成する車両用制動力発生装置を車両に搭載した例を表す図である。 車両用制動力発生装置の概要を表す構成図である。 本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置が有するECUの周辺構成を表す説明図である。 本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置の動作説明に供するタイムチャート図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に示す図において、共通の機能を有する部材間、または、相互に対応する機能を有する部材間には、原則として共通の参照符号を付するものとする。また、説明の便宜のため、部材のサイズおよび形状は、変形または誇張して模式的に表す場合がある。
〔本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7の一部を構成する車両用制動力発生装置10の車両Vへの搭載例〕
はじめに、本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7の一部を構成する車両用制動力発生装置10の車両Vへの搭載例について、図1を参照して説明する。図1は、車両用制動力発生装置10を車両Vに搭載した例を表す図である。
なお、車両Vの前後左右の方向を図1中の矢印で表している。
車両用制動力発生装置10は、油圧回路を媒介して制動力を発生させる既存のブレーキシステムに加えて、電気回路を媒介して制動力を発生させる、バイ・ワイヤ(By Wire)式のブレーキシステムを備えている。
車両用制動力発生装置10は、図1に示すように、運転者の制動操作(制動付与操作および制動解除操作を含む)がブレーキペダル12(図2参照)を介して入力される車両用液圧発生装置14と、少なくとも制動操作に応じた電気信号に基づいてブレーキ液圧を発生するモータシリンダ装置16と、モータシリンダ装置16で発生したブレーキ液圧に基づいて車両の挙動の安定化を支援するビークル・スタビリティ・アシスト装置18(以下、“VSA装置18”と省略する。ただし、VSAは登録商標)と、を備えて構成されている。
また、車両用発進通報制御装置7(図3参照)は、車両Vの発進通報を行う際に通報音を車両Vの外部に向けて発生させるスピーカ251を、エンジン収容室内に備えている。
なお、液圧発生装置14、モータシリンダ装置16、VSA装置18は、ブレーキ液を通流させる配管チューブ22a〜22fを介して相互に連通接続されている。
車両用制動力発生装置10は、前輪駆動車、後輪駆動車、四輪駆動車のいずれにも適用可能である。また、バイ・ワイヤ式のブレーキシステムとしての液圧発生装置14、モータシリンダ装置16、およびスピーカ251は、不図示の電線を介して、後記するECU(Electronic Control Unit)200(図3参照)と電気的に接続されている。
〔車両用制動力発生装置10の概要〕
図2は、本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7の一部を構成する車両用制動力発生装置10の概要を表す構成図である。
車両用制動力発生装置10は、ブレーキペダル12により運転者が入力した踏力をブレーキ液圧に変換するマスタシリンダ34、マスタシリンダ34で発生したブレーキ液圧に応じて、または、そのブレーキ液圧とは無関係にブレーキ液圧を発生させるモータシリンダ装置16、前記したVSA装置18、ディスクブレーキ機構30a〜30dなどを備える。モータシリンダ装置16は、電動モータ72の駆動力を受けてブレーキ液圧を発生させる第1および第2のスレーブピストン88a,88bを備える。
なお、符号Pm,Pp,Phは、配管チューブ22a〜22fを含む各部のブレーキ液圧を検出するブレーキ液圧センサである。また、符号136は、VSA装置18に備えられるブレーキ液加圧用のポンプである。
図2におけるその他の要素については、本発明とは直接関係がないので、その説明を省略する。
〔車両用制動力発生装置10の基本動作〕
次に、車両用制動力発生装置10の基本動作について説明する。
車両用制動力発生装置10では、モータシリンダ装置16やバイ・ワイヤの制御を行うECU200(図3参照)の正常作動時において、運転者がブレーキペダル12を踏むと、いわゆるバイ・ワイヤ式のブレーキシステムがアクティブになる。具体的には、正常作動時の車両用発進通報制御装置7では、運転者がブレーキペダル12を踏むと、第1遮断弁60aおよび第2遮断弁60bが、マスタシリンダ34と各車輪を制動するディスクブレーキ機構30a〜30d(ホイールシリンダ32FR,32RL,32RR,32FL)との連通を遮断した状態で、モータシリンダ装置16が発生するブレーキ液圧を用いてディスクブレーキ機構30a〜30dを作動させる。
このため、車両用制動力発生装置10では、例えば、電気自動車(燃料電池車を含む)やハイブリッド自動車等のように、内燃機関での負圧発生が少ないか、内燃機関による負圧が存在しない車両、または、内燃機関自体がない車両に好適に適用することができる。
ちなみに、正常作動時は、第1遮断弁60aおよび第2遮断弁60bが遮断される一方、第3遮断弁62が開弁され、ブレーキ液は、マスタシリンダ34からストロークシミュレータ64に流れ込むようになり、第1遮断弁60aおよび第2遮断弁60bが遮断されていても、ブレーキ液が移動し、ブレーキペダル12にストロークが生じるようになる。
一方、車両用制動力発生装置10では、モータシリンダ装置16やECU200が不作動である異常時において、運転者がブレーキペダル12を踏むと、既存の油圧式のブレーキシステムがアクティブになる。具体的には、異常時の車両用制動力発生装置10では、運転者がブレーキペダル12を踏むと、第1遮断弁60aおよび第2遮断弁60bをそれぞれ開弁状態とし、かつ、第3遮断弁62を閉弁状態として、マスタシリンダ34で発生するブレーキ液圧をディスクブレーキ機構30a〜30d(ホイールシリンダ32FR,32RL,32RR,32FL)に伝達して、前記ディスクブレーキ機構30a〜30d(ホイールシリンダ32FR,32RL,32RR,32FL)を作動させる。
〔本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7が有するECU200の周辺構成〕
次に、本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7が有するECU200の周辺構成について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7が有するECU200の周辺構成を表す説明図である。
ECU200には、図3に示すように、入力系統として、イグニッションキースイッチ(以下“IGキースイッチ”と省略する。)201、車輪速センサ(本発明の“発進検出部”に相当する。)203、ブレーキペダルセンサ205、アクセルペダルセンサ207、ヨーレートセンサ209、前後Gセンサ211、横Gセンサ213、前記のブレーキ液圧センサPm,Pp,Ph、制動力保持フラグ設定スイッチ215、および、EPB設定スイッチ217が接続されている。
IGキースイッチ201は、車両Vの各部に、車載バッテリ(不図示)から電源を供給する際に操作されるスイッチである。IGキースイッチ201がオン操作されると、ECU200に電源が供給されて、ECU200が起動されるようになっている。
車輪速センサ203は、各車輪の回転速度(車輪速)を検出する機能を有する。車輪速センサ203で検出された各車輪毎の車輪速信号は、ECU200へと送られる。
ブレーキペダルセンサ205は、運転者によるブレーキペダル12の操作量(ストローク量)を検出する機能を有する。ブレーキペダルセンサ205で検出されたブレーキペダル12の操作量(ストローク量)に係る信号は、ECU200へと送られる。
なお、ブレーキペダルセンサ205は、単にON(踏まれている)・OFF(踏まれていない)を検出する機能を有するブレーキSWであってもよい。
アクセルペダルセンサ207は、運転者によるアクセルペダル(不図示)の踏み込み操作量を検出する機能を有する。アクセルペダルセンサ207で検出されたアクセルペダルの踏み込み操作量に係る信号は、ECU200へと送られる。
ヨーレートセンサ209は、車両Vに発生しているヨーレートを検出する機能を有する。ヨーレートセンサ209で検出されたヨーレートに係る信号は、ECU200へと送られる。
加速度センサである前後Gセンサ211は、車両Vに発生している前後G(前後加速度)を検出する機能を有する。前後Gセンサ211で検出された前後Gに係る信号は、ECU200へと送られる。
加速度センサである横Gセンサ213は、車両Vに発生している横G(横加速度)を検出する機能を有する。横Gセンサ213で検出された横Gに係る信号は、ECU200へと送られる。
ブレーキ液圧センサPm,Pp,Phは、配管チューブ22a〜22fを含む各部の液圧を検出する機能を有する。ブレーキ液圧センサPm,Pp,Phでそれぞれ検出されたブレーキ液圧に係る信号は、ECU200へと送られる。
車室内のインストルメントパネル(不図示)などに設けられる制動力保持フラグ設定スイッチ215は、車両Vの運転者による制動付与操作が解除されても車両Vの制動力を保持させる制動力保持フラグをオンまたはオフ設定する際に、運転者により操作されるスイッチである。例えば、IGキースイッチ201のオン時に、制動力保持フラグ設定スイッチ215がオン設定されている場合、ECU200は、車両Vの運転者による制動付与操作が解除されても車両Vの制動力を保持させる制動力制御を行う。一方、IGキースイッチ201のオン時に、制動力保持フラグ設定スイッチ215がオフ設定されている場合、ECU200は、前記の制動力制御を行わない。
なお、制動力保持フラグ設定スイッチ215は、デフォルトでオンになっている設定として、運転者の操作を省略する構成を採用してもよい。
本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7は、IGキースイッチ201のオン時に、制動力保持フラグ設定スイッチ215がオン設定されている場合には、車両Vの運転者がパーキングブレーキ操作やシフトレバーをPレンジに入れる操作をわざわざ行わなくとも、また、仮に運転者が車両Vから離れている場合でも、モータシリンダ装置16を用いた電動式サーボブレーキシステムや、VSA装置18を用いた車両挙動安定化支援システムの働きによって、車両Vの制動力を保持し続けるように動作する。
なお、前記のような制動力保持機能を有する本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7は、車両Vが勾配路に存在する際に制動力保持機能を発揮する勾配路制動力保持機能や、アイドルストップの後、車両Vを発進させ得るクリープ力が発生するまでの期間に制動力保持機能を発揮する発進時制動力保持機能などを含んでもよい。ただし、本発明が想定している制動力保持機能は、前記の勾配路制動力保持機能や発進時制動力保持機能と比べて、長時間にわたる制動力保持を実現可能な特徴を有する。ちなみに、長時間にわたる制動力保持を実現するために、本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7では、液圧を用いた制動機構(例えば、電動モータ72、第1〜第3遮断弁60a,60b,62、ポンプ136など)と、電動パーキングブレーキ(以下、“EPB”と省略する場合がある。)を含む機械的な制動機構(例えば、EPBモータ253など)との円滑な連係を図るようにしている。
車室内のインストルメントパネルなどに設けられるEPB設定スイッチ217は、EPBの作動をオンまたはオフ設定する際に、運転者により操作されるスイッチである。例えば、IGキースイッチ201のオン時に、EPB設定スイッチ217がオン設定されている場合、ECU200は、車速に応じた回転速度で後記のEPBモータ253を作動させる制御を行う。一方、IGキースイッチ201のオン時に、EPB設定スイッチ217がオフ設定されている場合、ECU200は、EPBモータ253の作動を停止させる制御を行う。
一方、ECU200には、図3に示すように、出力系統として、発進通報を行う際に用いられるスピーカ(本発明の“発進通報部”に相当する。)251、前記の電動モータ72、第1〜第3遮断弁60a,60b,62、ポンプ136、および、ディスクブレーキ機構30a〜30dのそれぞれに設けられ、キャリパ(不図示)を作動させるパーキング機構(不図示)を駆動するEPBモータ253が接続されている。
ECU200は、図3に示すように、制動力保持フラグ設定部231、および、制御部233を備えて構成されている。
ECU200は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えたマイクロコンピュータにより構成される。このマイクロコンピュータは、ROMに記憶されているプログラムやデータを読み出して実行し、ECU200が有する制動力保持フラグ設定機能、および、制動力の付与または保持を制御すると共に発進通報のタイミングを制御する機能を含む各種機能に係る実行制御を行うように動作する。
制動力保持フラグ設定部231は、車両Vの運転者による制動付与操作が解除されても車両Vの制動力を保持させる制動力保持フラグのオンまたはオフに係る設定内容を記憶する機能を有する。こうした制動力保持フラグのオンまたはオフに係る設定は、制動力保持フラグ設定スイッチ215のオン/オフ操作に基づいて行われる。
制御部233は、車両Vの運転者による制動付与操作に応じて車両Vに制動力を付与させる一方、制動付与操作が解除されても車両Vの制動力を保持させる制御を行う機能を有する。
詳しく述べると、制御部233は、運転者による制動付与操作が解除されても車両Vの制動力を保持させる制御を行っている際、該解除後に保持している制動力を解放させる解放条件が成立した場合に、スピーカ(発進通報部)251に発進通報を行わせるように動作する。具体的には、制御部233は、制動力保持フラグ設定部231により制動力保持フラグがオン設定されている際、制動付与操作が解除されても車両Vの制動力を保持させる制御を行い、制動付与操作、および、制動力保持フラグ設定部231による制動力保持フラグのオン設定が共に解除された場合に、スピーカ(発進通報部)251に発進通報を行わせるように動作する。
〔本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7の動作〕
次に、本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7の動作について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7の動作説明に供するタイムチャート図である。
ただし、前提として、IGキースイッチ201がオンされており、かつ、制動力保持フラグ設定スイッチ215がオン設定されているものとする。
図4に示す時刻t0〜t1において、図4(a)の車輪速センサ203の出力特性で示すように、車両Vは定速走行している。このとき、図4(b)のブレーキペダルセンサ205の出力特性で示すように、ブレーキペダル12は制動付与操作がなされていない。
なお、図4に示す時刻t0〜t1において、ディスクブレーキ機構30a〜30dの各キャリパに印加されるブレーキ液圧出力特性は“0”を示す(図4(c)参照)。制動力を制御するための制御部233の指令状態を表す制動力制御モードは停止状態である(図4(d)参照)。制動力保持フラグはオフ設定されている(図4(e)参照)。スピーカ251による発進通報出力特性はオフ状態である(図4(f)参照)。
図4に示す時刻t1〜t2において、ブレーキペダル12が緩やかに制動付与操作される(図4(b)参照)と、図4(a)の車輪速センサ203出力特性で示すように、車両Vは緩やかに減速してゆく。
なお、図4に示す時刻t1〜t2において、ブレーキ液圧出力特性は“0”を示す(図4(c)参照)。制動力制御モードは停止状態である(図4(d)参照)。制動力保持フラグはオフ設定されている(図4(e)参照)。スピーカ251による発進通報出力特性はオフ状態である(図4(f)参照)。
図4に示す時刻t2〜t3において、ブレーキペダル12の制動付与操作が維持される(図4(b)参照)と、図4(a)の車輪速センサ203の出力特性で示すように、図4に示す時刻t1〜t2に引き続き、車両Vは緩やかに減速してゆく。
なお、図4に示す時刻t2〜t3において、ブレーキ液圧出力特性は“0”を示す(図4(c)参照)。制動力制御モードは停止状態である(図4(d)参照)。制動力保持フラグはオフ設定されている(図4(e)参照)。スピーカ251による発進通報出力特性はオフ状態である(図4(f)参照)。
図4に示す時刻t3〜t5において、図4(a)の車輪速センサ203の出力特性で示すように、車両Vは停止状態にある。このとき、図4(b)のブレーキペダルセンサ205の出力特性で示すように、ブレーキペダル12の制動付与操作が時刻t4まで維持され、その後、“0”状態(ブレーキペダル12の制動付与操作が解除された状態)を維持している(図4(b)参照)。
なお、図4に示す時刻t3〜t5において、ブレーキ液圧出力特性は、時刻t3を起点にして(目標液圧に到達していない場合には)目標液圧に至るまで急増し、その後、目標液圧を維持する特性を示す(図4(c)参照)。ここで、目標液圧とは、モータシリンダ装置16を用いた電動式サーボブレーキシステムによる制御下、または、VSA装置18を用いた車両挙動安定化支援システムによる制御下において、車両Vを停止状態に維持するために必要として予め固定的にまたは可変的に設定される液圧を意味する。制動力制御モードは、停止状態から保持状態に遷移している(図4(d)参照)。制動力保持フラグは、オフ設定からオン設定に変更されている(図4(e)参照)。スピーカ251による発進通報出力特性はオフ状態である(図4(f)参照)。
ちなみに、車両Vが坂道で停車しているとしても、時刻t4でブレーキペダル12の踏み込みが解除されても、図4(c)に示すように、ブレーキ液圧が保持されているため、車両Vは停車状態を維持することができる。
また、時刻t3において制動力保持フラグがオフ設定からオン設定に変更されるのは、車両Vの停止、かつ、ブレーキペダル12の制動付与操作ありを設定変更条件とする制御部233の動作に基づく。
図4に示す時刻t5〜t6において、発進意図を有する運転者によりアクセルペダルが踏み込まれると、図4(a)の車輪速センサ203出力特性で示すように、車両Vは緩やかに加速してゆく。このとき、ブレーキペダルセンサ205出力特性は、“0”状態(ブレーキペダル12の制動付与操作が解除された状態)を維持している(図4(b)参照)。
なお、図4に示す時刻t5では、保持されていた車両Vの制動力を低下させる指令が制御部233により発せられている。このため、図4に示す時刻t5〜t6において、制動力制御モードは、保持状態から低減状態に段階的に遷移している(図4(d)参照)。
ここで、保持されていた車両Vの制動力を低下させる指令が制御部233により発せられる場面として、例えば、モータシリンダ装置16を用いた電動式サーボブレーキシステムによる制御下でブレーキ液圧を低下させる場面や、VSA装置18を用いた車両挙動安定化支援システムによる制御下でブレーキ液圧を低下させる場面や、電動パーキングブレーキ(EPB)の作動が解除された場面(EPBの作動が解除されることで制動力低減)などを例示することができる。
制動力保持フラグは、制動力制御モードが、保持状態から低減状態に遷移した時刻t5のタイミングをトリガとして、制御部233の動作によりオン設定からオフ設定に変更されている(図4(e)参照)。制動力制御モードが、保持状態から低減状態に遷移するタイミングでは、車両Vが停止状態から発進する蓋然性が高いと考えられるからである。要するに、制動力保持フラグは、車両Vが停止状態から発進するタイミングを適切に予測して、オン設定からオフ設定に変更されている。
制御部233は、制動付与操作、および、制動力保持フラグ設定部231による制動力保持フラグのオン設定が共に解除(図4(b)および図4(e)参照)された時刻t5を起点として(つまり解放条件が成立した時刻t5を起点として)、車両Vの周囲に対しスピーカ(発進通報部)251による発進通報を行わせる。これにより、スピーカ251による発進通報出力特性は、オフ状態からオン状態に遷移している(図4(f)参照)。
図4に示す時刻t6〜t7において、図4(a)の車輪速センサ203出力特性で示すように、車両Vは、時刻t5〜t6に引き続き、緩やかに加速してゆく。このとき、ブレーキペダルセンサ205の出力特性は、“0”状態(ブレーキペダル12の制動付与操作が解除された状態)を維持している(図4(b)参照)。
なお、図4に示す時刻t6〜t7において、ブレーキ液圧出力特性は“0”を示す(図4(c)参照)。制動力制御モードは、時刻t6を起点として低減状態から停止状態に段階的に遷移し、その後、停止状態を維持している(図4(d)参照)。制動力保持フラグはオフ設定されている(図4(e)参照)。スピーカ251による発進通報出力特性はオン状態である(図4(f)参照)。
図4に示す時刻t6〜t7において、制御部233は、時刻t5を起点としてカウントを開始したカウンタ累積値CTと、予め設定される発進通報継続時間閾値CTthとを比較し、カウンタ累積値CTが発進通報継続時間閾値CTthに一致したか否かを逐次判定する。この判定の結果、カウンタ累積値CTが発進通報継続時間閾値CTthに一致(時刻t7参照)した旨の判定が下されると、制御部233は、車両Vの周囲に対するスピーカ(発進通報部)251による発進通報を停止させる。
なお、発進通報継続時間閾値CTthは、車両Vの発進時において車両Vの周囲にいる歩行者などに対して効果的に注意を喚起することを考慮して、適宜の長さに予め設定すればよい。
〔本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7の作用効果〕
次に、本発明の実施形態に係る車両用発進通報制御装置7の作用効果について説明する。
第1の観点(請求項1)に基づく車両用発進通報制御装置7では、制御部233は、制動付与操作が解除されても車両Vの制動力を保持させる制御を行っている際、該解除後に保持している制動力を解放させる解放条件が成立した場合に、スピーカ(発進通報部)251に発進通報を行わせる、構成を採用している。
第1の観点(請求項1)に基づく車両用発進通報制御装置7によれば、運転者による制動付与操作が解除されても制動力を保持する制動力保持機能を有する車両Vにおいて、適切なタイミングで発進通報を行わせることができる。
ちなみに、従来技術では、図4(b)の時刻t4で発進通報が行われる。そのため、該発進通報が行われても、車両Vの実際の発進が行われる時刻t5までの時間差が大きく、発進通報の意義が損なわれてしまっていた。
補足すると、時刻t4で行われるブレーキペダル12の踏み込み解除は、車両Vの発進を意図したものではない。時刻t5で行われる運転者によるアクセルペダルの踏み込み操作が、車両Vの発進を意図したものである。
第2の観点(請求項2)に基づく車両用発進通報制御装置7では、制御部233は、制動力保持フラグ設定部231により制動力保持フラグがオン設定されている際、制動付与操作が解除されても車両Vの制動力を保持させる制御を行い、制動付与操作、および、制動力保持フラグ設定部231による制動力保持フラグのオン設定が共に解除された場合に、スピーカ(発進通報部)251に発進通報を行わせる、構成を採用している。
第2の観点(請求項2)に基づく車両用発進通報制御装置7では、第1の観点(請求項1)に係る解放条件が成立する場面として、制動付与操作、および、制動力保持フラグ設定部231による制動力保持フラグのオン設定が共に解除された場面を定義している。
第2の観点(請求項2)に基づく車両用発進通報制御装置7によれば、車両Vが発進する蓋然性が高いタイミングをもって、スピーカ(発進通報部)251に発進通報を行わせるため、運転者による制動付与操作が解除されても制動力を保持する制動力保持機能を有する車両Vにおいて、適切なタイミングで発進通報を行わせることができる。
第3の観点(請求項3)に基づく車両用発進通報制御装置7では、制動力保持フラグのオン設定は、それまでに保持されていた車両Vの制動力を低下させる指令が制御部233により発せられたときに解除される、構成を採用することとした。
ここで、保持されていた車両Vの制動力を低下させる指令が制御部233により発せられる場面として、例えば、モータシリンダ装置16を用いた電動式サーボブレーキシステムによる制御下でブレーキ液圧を低下させる場面や、VSA装置18を用いた車両挙動安定化支援システムによる制御下でブレーキ液圧を低下させる場面や、電動パーキングブレーキ(EPB)の作動が解除された場面などを例示することができる。
第3の観点(請求項3)に基づく車両用発進通報制御装置7によれば、自律的に制動動作を行うシステム(例えば、電動式サーボブレーキシステムや、車両挙動安定化支援システムや、電動パーキングブレーキ(EPB)など)に組み合わせて本発明の適用を試みた場合であっても、その適用システムに相応しい適切なタイミングで発進通報を行わせることができる。
第4の観点(請求項4)に基づく車両用発進通報制御装置7では、車両Vの発進に係る挙動を検出する車輪速センサ(発進検出部)203をさらに備え、制御部233は、制動付与操作、および、制動力保持フラグ設定部231による制動力保持フラグのオン設定が共に解除され、かつ、車輪速センサ(発進検出部)203が車両Vの発進に係る挙動を検出した場合に、スピーカ(発進通報部)251に発進通報を行わせる、構成を採用することとした。
第4の観点(請求項4)に基づく車両用発進通報制御装置7によれば、第2の観点(請求項2)または第3の観点(請求項3)に基づく発進通報タイミングを、車両Vの発進に係る挙動を検出したタイミングを加味して修正することができるため、発進通報タイミングの精度向上に寄与することができる。
〔その他の実施形態〕
以上説明した複数の実施形態は、本発明の具現化の例を示したものである。したがって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
例えば、本発明の実施形態に係る説明において、本発明に係る発進通報部としてスピーカ251を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。本発明に係る発進通報部としては、例えば、ブザーやクラクションなどの、人間の聴覚を刺激することができるもの全般を適宜採用してもよい。
また、例えばスピーカ251を用いた発進通報の態様は、車両Vの発進時において車両Vの周囲にいる歩行者などに対して効果的に注意を喚起することを考慮して、適宜の内容および音量を予め設定すればよい。
また、本発明の実施形態に係る説明において、本発明に係る発進検出部として車輪速センサ203を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。本発明に係る発進検出部としては、例えば、車速センサや前後Gセンサ211などの、車両Vの発進に係る挙動を検出することができるもの全般を適宜採用してもよい。
また、本発明の実施形態に係る解放条件としては、たとえば、ブレーキペダル12の踏み込み解放(ブレーキSWがOFF)、かつ、車速が5km/h以下程度の極低速、かつ、アクセルペダルの踏み込み操作を条件とするほか、運転者による車両Vの発進の意図を汲み取れる条件を適宜設定してもよい。
7 車両用発進通報制御装置
203 車輪速センサ(発進検出部)
211 前後Gセンサ(発進検出部)
231 制動力保持フラグ設定部
233 制御部
251 スピーカ(発進通報部)

Claims (4)

  1. 車両の発進に係る挙動を該車両の周囲に知らせる発進通報を行う発進通報部と、
    前記車両の運転者による制動付与操作に応じて該車両に制動力を付与させる一方、該制動付与操作が解除されても該車両の制動力を保持させる制動力保持制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記制動付与操作が解除されても前記制動力保持制御を行っている間は前記発進通報を禁止し、前記制動力保持制御によって保持している制動力を解放させる解放条件が成立した場合に、前記発進通報部に前記発進通報を行わせる、
    ことを特徴とする車両用発進通報制御装置。
  2. 車両の発進に係る挙動を該車両の周囲に知らせる発進通報を行う発進通報部と、
    前記車両の運転者による制動付与操作に応じて該車両に制動力を付与させる一方、該制動付与操作が解除されても該車両の制動力を保持させる制動力保持制御を行う制御部と、
    前記制動付与操作が解除されても該車両の制動力を保持させる制動力保持フラグのオンまたはオフが設定される制動力保持フラグ設定部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記制動力保持フラグ設定部により制動力保持フラグがオン設定されている際、前記制動力保持制御を行い、当該制動力保持制御を行っている間は前記発進通報を禁止する一方、前記制動力保持制御を行っている際、前記制動付与操作、および、前記制動力保持フラグ設定部による前記制動力保持フラグのオン設定が共に解除された場合に、前記発進通報部に前記発進通報を行わせる、
    ことを特徴とする車両用発進通報制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両用発進通報制御装置であって、
    前記制動力保持フラグのオン設定は、前記保持されていた当該車両の制動力を低下させる指令が前記制御部により発せられたときに解除される、
    ことを特徴とする車両用発進通報制御装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の車両用発進通報制御装置であって、
    前記車両の発進に係る挙動を検出する発進検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記制動付与操作、および、前記制動力保持フラグ設定部による前記制動力保持フラグのオン設定が共に解除され、かつ、前記発進検出部が該車両の発進に係る挙動を検出した場合に、前記発進通報部に前記発進通報を行わせる、
    ことを特徴とする車両用発進通報制御装置。
JP2013014727A 2013-01-29 2013-01-29 車両用発進通報制御装置 Active JP5714618B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013014727A JP5714618B2 (ja) 2013-01-29 2013-01-29 車両用発進通報制御装置
US14/166,073 US8989942B2 (en) 2013-01-29 2014-01-28 Vehicle start notification control device
CN201410043343.6A CN103963759B (zh) 2013-01-29 2014-01-29 车辆用出发通报控制装置
DE102014201587.1A DE102014201587B4 (de) 2013-01-29 2014-01-29 Fahrzeugstart-Benachrichtigungs-Steuer-/Regelvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013014727A JP5714618B2 (ja) 2013-01-29 2013-01-29 車両用発進通報制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014144719A JP2014144719A (ja) 2014-08-14
JP5714618B2 true JP5714618B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=51223804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013014727A Active JP5714618B2 (ja) 2013-01-29 2013-01-29 車両用発進通報制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8989942B2 (ja)
JP (1) JP5714618B2 (ja)
CN (1) CN103963759B (ja)
DE (1) DE102014201587B4 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6220232B2 (ja) * 2013-11-08 2017-10-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両の制御装置
US9896071B2 (en) * 2014-10-30 2018-02-20 Ford Global Technologies, Llc Automatic brake hold with low speed maneuverability
US10011277B2 (en) * 2016-06-02 2018-07-03 Ford Global Technologies, Llc Vehicle collision avoidance
JP6984132B2 (ja) * 2017-01-31 2021-12-17 日産自動車株式会社 運転支援方法及び運転支援装置
JP6493455B2 (ja) * 2017-06-08 2019-04-03 マツダ株式会社 車両の制御装置
JP7058047B2 (ja) * 2017-08-04 2022-04-21 株式会社Subaru 車両制動装置および車両制動方法
JP7480619B2 (ja) 2020-07-31 2024-05-10 株式会社アドヴィックス 制動制御装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3621076A1 (de) * 1986-06-24 1988-01-14 Opel Adam Ag Bremsvorrichtung fuer fahrzeuge mit anfahrhilfevorrichtung
JP2571332Y2 (ja) * 1993-03-09 1998-05-18 住友電装株式会社 電気自動車用ダミー音発生装置
US6325469B1 (en) * 1996-09-06 2001-12-04 General Motors Corporation Brake control system
JPH11334550A (ja) * 1998-05-21 1999-12-07 Mitsubishi Electric Corp 停車ブレーキ装置
US8169305B2 (en) * 2005-01-19 2012-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle warning device
JP4140626B2 (ja) * 2005-10-07 2008-08-27 トヨタ自動車株式会社 車輪接地荷重の変化率に応じて制駆動力制御態様を変更する車輌
US7970535B2 (en) * 2006-07-04 2011-06-28 Denso Corporation Drive assist system
WO2008010014A1 (en) * 2006-07-13 2008-01-24 Renault Trucks Vehicle park brake status monitoring method
JP4972377B2 (ja) * 2006-10-23 2012-07-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動ブレーキ制御装置、及び電動ブレーキ装置
FR2912187B1 (fr) * 2007-02-07 2009-08-28 Valeo Equip Electr Moteur Procede de controle d'un systeme de demarrage / arret automatique d'un moteur thermique d'un vehicule, systeme correspondant et son utilisation
JP4483882B2 (ja) * 2007-03-20 2010-06-16 トヨタ自動車株式会社 ブレーキホールド制御装置
JP2009214583A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Toyota Motor Corp 車両およびその制御方法
US8579765B2 (en) * 2009-12-09 2013-11-12 Ford Global Technologies, Llc Hybrid electric vehicle hold function
JP5560750B2 (ja) * 2010-02-09 2014-07-30 日産自動車株式会社 車両の警報音発生装置
WO2011148470A1 (ja) * 2010-05-26 2011-12-01 三菱電機株式会社 擬似音制御装置およびそれを備えた電動移動体
US20120173080A1 (en) * 2010-12-29 2012-07-05 Delphi Technologies, Inc. System and method for assisting a vehicle operator to parallel park a vehicle
JP2012162146A (ja) 2011-02-04 2012-08-30 Toyota Motor Corp 自動車
JP2012188071A (ja) 2011-03-14 2012-10-04 Suzuki Motor Corp 車両発進警告装置
WO2012137332A1 (ja) * 2011-04-07 2012-10-11 パイオニア株式会社 移動体の周囲状況検知システム
JP5468575B2 (ja) 2011-07-06 2014-04-09 Jfeケミカル株式会社 ポリアミド酸組成物およびポリイミド
DE102011081707A1 (de) * 2011-08-29 2013-02-28 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Unterstützung eines Fahrers eines Kraftfahrzeugs
DE102011119463A1 (de) * 2011-11-25 2012-05-10 Daimler Ag Verfahren zum Erzeugen eines Fahrzeuggeräuschs,Geräuschgenerator und Kraftfahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
CN103963759B (zh) 2017-08-25
US8989942B2 (en) 2015-03-24
US20140214252A1 (en) 2014-07-31
DE102014201587A1 (de) 2014-08-14
JP2014144719A (ja) 2014-08-14
CN103963759A (zh) 2014-08-06
DE102014201587B4 (de) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5714618B2 (ja) 車両用発進通報制御装置
JP5881251B2 (ja) 車両制御装置
JP6332181B2 (ja) 車両の制御装置
WO2019042374A1 (zh) 一种紧急制动控制方法、装置、ecu和车辆
WO2008001874A1 (fr) Dispositif de commande de décélération d'un véhicule
JP2005343296A (ja) 駐車補助制御装置
JP6173998B2 (ja) 車両用制動制御装置
JP6255775B2 (ja) ブレーキ制御装置
JP6300348B2 (ja) 車両用制動力制御装置
KR20120051531A (ko) 차량용 에이비에스(abs) 기반의 자동비상제동시스템의 제어 방법
JP2008265616A (ja) 車両およびその制御方法
JP4613520B2 (ja) 駐車補助制御装置、駐車補助制御システムおよび駐車補助プログラム
JP2005343248A (ja) 駐車補助ブレーキ制御装置
JP5574108B2 (ja) 回生制動制御装置
JP2014534802A (ja) 模擬エンジンブレーキの指示の調節
JP6300385B2 (ja) 車両挙動制御装置
JP2014218158A (ja) 車両用制動力制御装置
JP6131058B2 (ja) 車両用制動力制御装置
JP2015006831A (ja) 車両用ブレーキ装置
JP2004159440A (ja) 車両の回生制御装置
JP7375924B2 (ja) 車両制御方法及び車両制御装置
JP7207650B2 (ja) ブレーキ装置
JP6044176B2 (ja) 車両用発電制御装置
JP2018187964A (ja) 車両用制動システム
JP6716164B2 (ja) 車両のブレーキシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5714618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150