JP5574108B2 - 回生制動制御装置 - Google Patents
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このようなことから、ドライバのブレーキ操作によって車速が減少しても、電動機の回転速度低下に伴う回生制動トル増大による影響をうけずブレーキフィーリングが悪化することなく油圧ブレーキが作動する領域に於いても回生制動を行うことのできる回生制動制御装置が開発されている(特許文献1)。
しかしながら、回生トルク変数信号をブレーキ油圧に対して線形で近似して決定しているので、回生制動の開始時に制動力が急激に発生することとなり、ドライバのブレーキ操作開始時のブレーキフィーリングが悪化することとなり好ましいことでない。
このように、ブレーキペダルの操作量が所定操作量以下であるときにブレーキペダル操作量の変化量に対する補正量の変化率をブレーキペダル操作量が所定操作量より多いときより少なくすることで、ブレーキペダル操作の初期には補正量が少なくなるようにし、ペダル回生トルク算出手段にて算出されるペダル回生トルクを小さくすることができる。また、ブレーキペダル操作量が所定操作量より多いときには補正量の変化量を多くすることで、ペダル回生トルクを大きくすることができる。
従って、ブレーキペダル操作の初期より回生制動による制動力を発生させることが可能となり、更に回生制動による制動力を急激に変化させることがないのでブレーキフィーリングを向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る回生制動制御装置が適用された車両の概略構成図であり、以下、車両の構成を説明する。
本実施形態の車両1は、当該車両1の走行装置として駆動用バッテリ2より電力が供給されインバータ3により制御されるモータ(電動機)4を備える電気自動車である。また、車両1の制動装置として後輪42より変速機5を介してモータ4を駆動し当該モータ4を発電機として用いて制動力を発生させる回生ブレーキと、前輪41と後輪42には機械的に制動力を発生させる油圧ブレーキである液圧式ディスクブレーキシステム31R,31L(機械式制動手段)と液圧式ドラムインディスクブレーキシステム32R,32L(機械式制動手段)が備えられている。
駆動用バッテリ2は、モータ4を駆動するための電気を供給するためのものであり、回生ブレーキ時にモータ4にて発電された電気を蓄電するものである。
モータ4は、インバータ3により制御され、車両1を走行させるための駆動力を発生させるものである。また、回生ブレーキ時には、変速機5を介して後輪42R,42Lより駆動され発電機として機能するものである(回生制動手段)。
変速機5は、モータ4と後輪42の間に配設され、モータ4からの駆動力を減速させ後輪42R,42Lに伝達するものである。
ブレーキスイッチ12は、ブレーキペダル11の操作の有無を検出し、ON或いはOFFの電気信号を出力するものである。また、ブレーキペダルストロークセンサ15は、ドライバにより操作されるブレーキペダル11の操作度合いであるブレーキペダルストローク量を電気信号に変換し出力するものである。
液圧式ドラムインディスクブレーキシステム32R、32Lは、図示しない液圧式ディスクブレーキユニットの内側に図示しない液圧式ドラムブレーキユニットを備える。なお、液圧式ドラムブレーキユニットは、図示しない上記パーキングブレーキシステムのブレーキとしても作動するものである。
車輪速センサ(車速検出手段、加速度検出手段)43a,43b,43c,43dは、前輪41R,41L及び後輪42R,42Lの近傍に取り付けられ、それぞれの車輪の回転速度を検出するものである。
ECU50の入力側には、上記インバータ3、ドライバによる図示しないアクセルペダルの操作度合いであるアクセル開度を検出する図示しないアクセルポジションセンサ、ブレーキペダル11の操作の有無を検出するブレーキスイッチ12、ドライバにより操作されるブレーキペダル11の操作度合いであるブレーキペダルストローク量を検出するブレーキペダルストロークセンサ15、ブレーキフルード圧を検出するブレーキ圧センサ21、及び車輪速を検出する車輪速センサ43a,43b,43c,43dが電気的に接続されており、これらのセンサ類からの検出情報が入力される。
ECU50は、車輪速センサ43(43a,43b,43c,43d)からの検出情報、予め記憶された前輪41R,41L及び後輪42R,42Lの外周長及び内蔵するタイマに基づいて、車両1の車速を算出するものである。また、各種センサ類からの検出情報に基づいて、モータ4で発生する回生トルクを演算し、演算結果に基づいてインバータ3に制御信号を出力し、モータ4を制御するものである。
図2は、回生制動制御装置の回生制御トルクを演算する制御ブロック図である。また、図3は、回生制動制御装置のペダル回生トルクを演算する制御ブロック図である。
まずは、図2に基づき本発明に係る回生制御トルクの演算手順について詳細に説明する。
そして、走行トルク演算ブロックB12では、図示しないアクセルポジションセンサにて検出されるアクセル開度と車速演算ブロックB10にて演算された車速に基づき車両1の走行状況に応じた走行トルクが演算される。ここで、走行トルクとは、車両1が定常走行或いは加速状態であれば正のトルク、所謂車両1を走行させるための駆動トルクであり、車両1が減速や降坂等のドライバがアクセルペダルを操作していない状態であれば負のトルク、所謂車両1を減速させるための減速トルクであり、内燃機関を搭載した車両のエンジンブレーキに相当する回生トルクである。
基準値学習ブロックB16では、入力処理ブロックB14で変換されたブレーキペダルストローク量(mm)とブレーキ圧センサ21にて検出されたブレーキフルード圧とブレーキスイッチ12にて検出されたブレーキペダルの操作の有無に基づいてブレーキペダルストロークセンサ15のゼロ値を示す基準値がブレーキペダル11のゼロ点となるようにブレーキペダルストロークセンサ15の基準値が補正される。そして、基準値を補正されたブレーキペダルストローク量(mm)がペダル回生トルク演算ブロックB18に供給される。
図3を参照すると、回生制動制御装置のペダル回生トルクの演算手順が制御ブロックで示されており、以下、同図に基づいてペダル回生トルク演算ブロックB18におけるペダル回生トルク演算手順について詳細に説明する。
ペダル回生最大トルク演算ブロックB18aでは、モータ4の特性から予め決定される横軸を車速、縦軸をペダル回生最大トルクとするマップより、入力された車速におけるブレーキペダル操作で発生しうる最大の回生トルクであるペダル回生最大トルクが演算される。
次に図2のセンサダイアグB20では、ブレーキペダルストロークセンサ15により検出されるブレーキペダルストローク量(V)とブレーキ油圧センサ21にて検出されるブレーキフルード圧に基づいて、ブレーキペダルストロークセンサ15の異常判定が行われる。そして、異常判定結果であるダイアグフラグがNOTブロックB22に供給される。
切換ブロックB24では、NOTブロックB22での判定結果に基づいて、後段にペダル回生トルク演算ブロックB18にて演算されたペダル回生トルクを供給するか、0を供給するかが切り換えられる。
そして、走行トルク演算ブロックB12にて演算され供給される走行トルクと切換ブロックB24にて判定され供給されるペダル回生トルク或いは0とが加算され、モータトルク指令としてインバータ3に出力され、モータ4の回生トルクが制御される。
4 モータ(電動機)
10 マスタシリンダユニット(機械式制動手段)
15 ブレーキペダルストロークセンサ(操作量検出手段)
21 ブレーキ圧センサ(油圧検出手段)
43a,43b,43c,43d 車輪速センサ(車速検出手段、加速度検出手段)
50 ECU(最大回生トルク決定手段、補正量決定手段、ペダル回生トルク算出手段)
Claims (2)
- 車両の走行に用いる電動機と、ドライバのブレーキペダル操作に応じて前記車両の制動を機械的に行う機械式制動手段と、前記電動機を発電機として用いて制動する回生制動を行う回生制動手段と、前記車両の車速を検出する車速検出手段と、ドライバによるブレーキペダル操作量を検出する操作量検出手段とを備えた回生制動制御装置であって、
前記回生制動手段は、
前記車速検出手段にて検出される車速に基づいてペダル回生最大トルクを決定するペダル回生最大トルク決定手段と、
前記操作量検出手段にて検出される前記ブレーキペダル操作量に基づいて、予め設定された横軸をブレーキペダル操作量、縦軸を補正量とするマップより、補正量を決定する補正量決定手段と、
前記ペダル回生最大トルク決定手段にて決定されるペダル回生最大トルクと前記補正量決定手段にて決定される補正量を乗算しペダル回生トルクを算出するペダル回生トルク算出手段とを有し、
前記補正量決定手段は、前記ブレーキペダル操作量に対して前記補正量が増加するように、かつ、前記ブレーキペダル操作量が前記機械式制動手段での制動が開始される操作量より少ない操作量である所定操作量以下であるときの前記ブレーキペダル操作量に対する前記補正量の変化率を、前記ブレーキペダル操作量が前記所定操作量より多いときより少なくなるように、前記補正量を決定することを特徴とする回生制動制御装置。 - 前記マップにおいて、前記補正量は、前記ブレーキペダル操作量が前記所定操作量以下であるときの前記ブレーキペダル操作量に対し曲線状に増加することを特徴とする請求項1記載の回生制動制御装置。
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