JP7207650B2 - ブレーキ装置 - Google Patents

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本発明は、サービスブレーキと電動パーキングブレーキを備えたブレーキ装置に関する。
サービスブレーキによる車両の停止時に電動パーキングブレーキが用いられる場合において、特許文献1には、ブレーキ液圧および電動パーキングブレーキ2による制動力を調整して、電動パーキングブレーキのロックをモータの動作だけでリリースできる制動力にすることが記載されている。また、特許文献2には、電動パーキングブレーキのリリースを行えないとき、サービスブレーキによるバックアップ加圧を行うように、自動的にブレーキ液圧を上げる、あるいは運転者にブレーキ操作を促す報知を行うことが記載されている。
特許第5131502号公報 特開2013-244888号公報
制動力を調整するためにブレーキ液圧を減圧する際に、ABSの油圧ポンプを動作させる場合、電動パーキングブレーキのモータを同時に動作させると、電圧が低下して、ECUがリセットしてしまうおそれがある。そのため、バッテリやオルタネータを大型化する必要がある。また、バックアップ加圧を行う場合、一度電動パーキングブレーキのリリースに失敗した後、加圧して再度リリースを行うので、リリースの終了までに時間がかかり、スムーズな発進が行えないなどの操作性に問題が生じる。報知を行う場合には、メータ装置内のインジケータや報知用のディスプレイを設けなければならず、メータ装置のレイアウトの見直しやコストアップの要因となる。
本発明は、上記に鑑み、電動パーキングブレーキの作動時にブレーキ液圧を減圧させる際に無用な電力消費をなくせるブレーキ装置の提供を目的とする。
本発明のブレーキ装置は、ブレーキ操作によるブレーキ液圧で制動力を発生させるサービスブレーキと、ブレーキ液圧を調整する調整部と、モータの駆動により制動力を発生させる電動パーキングブレーキと、車両停止中の制動圧を調整するために調整部およびモータを制御する制御装置とを備え、サービスブレーキによる車両停止後に電動パーキングブレーキを作動させるとき、制御装置は、調整部を動作させてブレーキ液圧を減圧してから、モータを動作させて電動パーキングブレーキによる制動力を上げた後、調整部を動作させてブレーキ液圧をさらに減圧する。
サービスブレーキによる制動力がかかった状態で電動パーキングブレーキを作動させるとき、先にブレーキ液圧を下げて、停止している車両が動かず、かつ電動パーキングブレーキのロックをモータの動作だけで解除可能なブレーキ液圧で保持してから電動パーキングブレーキを作動させる。これにより、電動パーキングブレーキの作動時の制動力を下げることができるので、モータの駆動力だけで電動パーキングブレーキの解除が可能となる。
本発明によると、電動パーキングブレーキのモータの駆動とブレーキ液圧の減圧とを同時に行うことを避けることができ、無用な電力消費をなくせる。
本発明の実施形態のブレーキ装置の制御ブロック図 電動パーキングブレーキの作動から解除までのタイミングチャート 電動パーキングブレーキ作動時のフローチャート
本発明の実施形態に係るブレーキ装置の制御ブロック図を図1に示す。車両のブレーキ装置は、サービスブレーキ1と電動パーキングブレーキ2(EPB)とを有し、キャリパに電動パーキングブレーキ2を一体化したビルトインタイプのディスクブレーキ構造になっている。サービスブレーキ1では、運転者によりブレーキペダルが踏み込まれると、その踏み込み量に応じたブレーキ液圧がマスタシリンダにおいて発生し、このブレーキ液圧がブレーキアクチュエータ3を介して左右の前輪、後輪の各ホイルシリンダに伝達され、各輪に対応するホイルシリンダに伝達されたブレーキ液圧に応じた制動力で左右前輪のブレーキおよび左右後輪のブレーキが作動する。
電動パーキングブレーキ2は、アクチュエータの駆動によって作動する公知のパーキングブレーキである。アクチュエータであるモータ4の回転により、ボルトが回転して、ナットが前進する。ナットによりピストンが押されて、左右の後輪に対する制動力が発生する。モータ4の逆回転により、ナットが後進して、ピストンが後退することにより、パーキングブレーキが解除される。EPBスイッチ5をロック操作すると、モータ4が所定時間回転する。EPBスイッチ5をリリース操作すると、モータ4が所定時間逆回転する。
そして、車両は、アンチロックブレーキシステム(ABS)および車両安定制御システム(VSC)を備えており、これらのシステムを制御する制御装置(VSC ECU)6が設けられている。制御装置6は、これらのシステムにおいて制動力を可変するための液圧制御ユニット7を制御する。液圧制御ユニット7は、サービスブレーキ1を作動させるブレーキアクチュエータ3を有する。ブレーキアクチュエータ3は、加圧制御弁、減圧弁、モータ駆動されるポンプから構成される。
制御装置6は、マスタシリンダ液圧センサ10、前後Gセンサ11、左右Gセンサ12、ヨーレートセンサ13を備えている。制御装置6に、ストップランプスイッチ14、4つの車輪速センサ15、ストップランプリレー16、EPBスイッチ5、スイッチインジケータ17がそれぞれ接続されている。制御装置6は、これらのスイッチ、センサの出力に基づいて液圧制御ユニット3を制御して、各システムを作動させる。また、制御装置6は、EPBスイッチ5の操作に応じてEPBモータ駆動回路18を通じてモータ4を駆動する。
制御装置6とメータECU20、ボディECU21、EFI ECU22、CVT ECU23といった他の制御装置とは、通信バス24を介して通信可能に接続されている。メータECU20には、EPB警告灯25、ブレーキ警告灯26、液晶ディスプレイ27、ブザー28が接続されている。ボディECU21には、運転席ドアカーテシスイッチ29、運転席シートベルトスイッチ30が接続されている。EFI ECU22には、エンジン回転数センサ31、アクセル開度センサ32が接続されている。CVT ECU23には、シフトレンジセンサ33、変速比検出器34が接続されている。
サービスブレーキ1による車両の停止時に電動パーキングブレーキ2を作動させるとき、制御装置6は、ブレーキ液圧を調整する調整部および電動パーキングブレーキ2のモータ4を制御する。ここで、調整部は、ブレーキアクチュエータ3とされる。サービスブレーキ1の操作によってブレーキ液圧がかかった状態で電動パーキングブレーキ2を作動させたときに、モータ4の駆動力だけで電動パーキングブレーキ2を解除できるようにするために、車両停止中の制動圧が調整される。すなわち、制御装置6は、ブレーキアクチュエータ3を動作させてブレーキ液圧を減圧してから、電動パーキングブレーキ2のモータ4を動作させて電動パーキングブレーキ2による制動力を上げた後、ブレーキアクチュエータ3を動作させてブレーキ液圧をさらに減圧するようにブレーキアクチュエータ3およびモータ4を動作させる。
図2に示すように、走行中の車両において、サービスブレーキ1が作動すると、車両は減速し、停止する。ブレーキペダルを踏んだまま電動パーキングブレーキ2を作動させる場合、すなわちブレーキ液圧による制動力が働いている状態でEPBスイッチ5がロック操作されると、図3に示すように、制御装置6は、液圧制御ユニット7内の液圧センサの出力に基づいてブレーキ液圧を検知して、ブレーキ液圧がリリース許容圧(Ps)以上かをチェックする。このリリース許容圧は、停止している車両が動かず、かつ電動パーキングブレーキ2のロックをモータの動作だけで解除可能なブレーキ液圧に設定されている。
ブレーキ液圧がリリース許容圧以上のとき、制御装置6は、ブレーキ液圧を減圧させるように後輪のABSのブレーキアクチュエータ3を作動させる。ブレーキ液圧が下がって、リリース許容圧より低くなり、所定の保持圧になると、ブレーキアクチュエータ3を停止させる。保持圧はリリース許容圧よりも低いブレーキ液圧とされる。ここで、ブレーキ液圧を減圧するとき、ブレーキアクチュエータ3を作動させるためには、例えば十数Aの駆動電流が必要となる。保持圧で保持するには、数百mA程度の駆動電流でよい。
ブレーキ液圧が保持圧まで下がると、制御装置6は、電動パーキングブレーキ2のモータ4を動作させる。電動パーキングブレーキ2による制動力が大きくなり、ロック状態になる。制御装置6は、電動パーキングブレーキ2がロック状態になったことを確認すると、ブレーキアクチュエータ3を作動させる。さらにブレーキ液圧が下がり、ブレーキ液圧が0になると、制御装置6は、ブレーキアクチュエータ3を停止させる。
ブレーキ液圧がリリース許容圧未満のとき、電動パーキングブレーキ2のモータ4だけでリリースできるので、制御装置6は、減圧を行わず、モータ4だけを動作させる。電動パーキングブレーキ2はロック状態となり、パーキングブレーキが作動する。
その後、EPBスイッチ5がリリース操作されると、制御装置6は、モータ4を動作させて、パーキングブレーキを解除する。このとき、電動パーキングブレーキ2の解除は、モータ4の駆動力だけで行える。
このように、電動パーキングブレーキ2を作動させる前に減圧することにより、ブレーキアクチュエータ3と電動パーキングブレーキ2のモータ4を同時に作動させなくてよく、急激な電圧低下を防げる。そのため、バッテリやオルタネータの大型化する必要がなくなり、低コスト、軽量化を図れる。また、電動パーキングブレーキ2を解除する際のサービスブレーキ1によるバックアップ加圧を行わなくてもよく、1回のリリース操作で電動パーキングブレーキ2の解除を行える。電動パーキングブレーキ2が解除されるまでの時間が短縮され、迅速な発進が可能となる。しかも、ブレーキ操作を促す報知も必要なくなる。
ところで、車両が勾配のある場所で停止すると、電動パーキングブレーキ2による制動力を大きくしなければならない。すなわち、電動パーキングブレーキ2が作動するまで車両を停止させておく保持圧を大きくする必要がある。勾配に応じて保持圧が可変される。車両が停止したとき、制御装置6は、勾配を検知し、勾配に応じて保持圧を設定する。勾配が大きいほど保持圧が大きくされる。勾配が所定傾斜角以上の場合、減圧が禁止される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記のブレーキ装置をドラムブレーキに適用してもよい。
1 サービスブレーキ
2 電動パーキングブレーキ
3 ブレーキアクチュエータ
4 モータ
5 EPBスイッチ
6 制御装置
7 液圧制御ユニット

Claims (1)

  1. ブレーキ操作によるブレーキ液圧で制動力を発生させるサービスブレーキと、ブレーキ液圧を調整する調整部と、モータの駆動により制動力を発生させる電動パーキングブレーキと、車両停止中の制動圧を調整するために調整部およびモータを制御する制御装置とを備え、サービスブレーキによる車両停止後に電動パーキングブレーキを作動させるとき、制御装置は、調整部を動作させてブレーキ液圧を停止している車両が動かず、かつ電動パーキングブレーキのロックをモータの動作だけで解除可能なブレーキ液圧であるリリース許容圧より低い保持圧まで減圧し、ブレーキ液圧が保持圧まで下がると、モータを動作させて、この保持圧を保持しながら電動パーキングブレーキによる制動力を上げた後、調整部を動作させてブレーキ液圧をさらに減圧することを特徴とするブレーキ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20130184954A1 (en) 2010-09-23 2013-07-18 Continental Teves Ag & Co. Ohg Retaining function for a motor vehicle
JP2013154674A (ja) 2012-01-27 2013-08-15 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両制御装置
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