JP2008098203A - 膜のパターニング方法及び露光用マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】高集積化されたデバイスパターンに適した露光用マスク、露光用マスクセット、露光用マスクの製造方法、及び膜のパターニング方法を提供すること。
【解決手段】透明基板50と、透明基板50の第1の領域Iに形成され、複数のデバイスパターンのそれぞれに対応する複数のマスク開口52a、52bが第1の組と第2の組とに組分けされて開口され、且つ、第1の組に属する前記マスク開口52aのみに光近接効果補正が施された第1のマスクパターン52cと、透明基板50の第2の領域Iに形成され、第1のマスクパターン52cと同じ仕方で第1の組と第2の組とに組分けされたマスク開口52a、52bを有し、第2の組に属するマスク開口52bのみに光近接効果補正が施された第2のマスクパターン52dとを有する露光用マスクによる。
【選択図】図26

Description

本発明は、膜のパターニング方法及び露光用マスクに関する。
LSI等の半導体装置に対する微細化の要求は絶え間なく続いており、近年では、市販の露光装置で使用される露光光源の波長以下となる線幅のデバイスパターンが要求されるに至っている。このような要求を叶えるべく、露光工程では、位相シフトマスクや輪帯照明等の超解像技術が採用されている。
位相シフトマスクは、ハーフトーンマスクとレベンソンマスクとに大別される。
図1は、ハーフトーンマスク100を通った露光光の強度曲線I0を模式的に示す図である。ハーフトーンマスク100は、石英等の透明基板101上にMoSi膜等の光透過率が4〜20%程度の半透明膜よりなるマスクパターン102を形成してなり、マスクパターン102とマスク開口102aのそれぞれを通った露光光A、Bの位相が丁度180°だけずれるようにマスクパターン102の膜厚が設定される。
ハーフトーンマスク100では、このような位相差によってマスク開口102aのエッジ部分で各露光光A、B同士が打ち消し合うため、強度曲線I0の立ち上がりが急峻になり、マスク開口102aの投影像のコントラストが高くなって十分な解像度を得ることができる。
図2は、レベンソンマスク110の断面図である。
レベンソンマスク110は、凹部101aが形成された透明基板101と、この透明基板101の上に形成されたCr膜等の遮光膜よりなるマスクパターン111よりなる。
このレベンソンマスク110では、凹部101aを通った露光光Aと、透明基板101の平坦面上のマスク開口111aを通った露光光Bの位相差が180°となるため、これらの露光光が互いに打ち消しあい、ハーフトーンマスクと同様に高い解像力を得ることができる。
このような位相シフトマスクをもってしても十分な解像力が得られないほどに高集積化されたデバイスパターンに対しては、特許文献1のような倍ピッチ2回露光法が提案されている。
倍ピッチ2回露光法は、複数のホールを二つの組に分け、それぞれの組に対して別々のマスクを用い、2回の露光で全てのホールを形成するという手法である。この手法では、各マスクにおいてホールに対応するホールパターンのピッチ(中心間距離)が、元のピッチの二倍以上になるように設定されるため、隣接するホールパターン同士の間隔を広くすることができると共に、露光時の焦点深度を深くすることができる。
特開2002−287324号公報
本発明の目的は、高集積化されたデバイスパターンに適した膜のパターニング方法及び露光用マスクを提供することにある。
本発明の一観点によれば、基板の上に膜を形成する工程と、前記膜の上にフォトレジストを塗布する工程と、複数のデバイスパターンのそれぞれに対応する複数のマスク開口が第1の組と第2の組とに組分けされて開口され、且つ、前記第1の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第1のマスクパターンを前記フォトレジストに投影して、該フォトレジストを露光する工程と、前記第1の組と前記第2の組とに組分けされたマスク開口を有し、前記第2の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第2のマスクパターンを前記フォトレジストに投影して、前記フォトレジストを露光する工程と、前記第1のマスクパターンを投影する前記露光、及び前記第2のマスクパターンを投影する前記露光を終了した後に、前記フォトレジストを現像してレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクにして前記膜をエッチングすることにより、前記デバイスパターンを形成する工程とを有する膜のパターニング方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、基板上の膜に第1のデバイスパターンと第2のデバイスパターンを形成するパターニング方法において、前記基板の上に前記膜を形成する工程と、前記膜の上にフォトレジストを塗布する工程と、前記第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施された第1のマスク開口と、前記第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第2のマスク開口とを前記フォトレジストに投影する第1の露光工程と、前記第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第3のマスク開口と、前記第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施された第4のマスク開口とを前記フォトレジストに投影する第2の露光工程と、前記フォトレジストを現像してレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとして前記膜をエッチングすることにより、前記第1のデバイスパターンと前記第2のデバイスパターンを形成する工程とを有する膜のパターニング方法が提供される。
そして、本発明の更に別の観点によれば、透明基板と、前記透明基板の第1の領域に形成され、複数のデバイスパターンのそれぞれに対応する複数のマスク開口が第1の組と第2の組とに組分けされて開口され、且つ、前記第1の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第1のマスクパターンと、前記透明基板の第2の領域に形成され、前記第1のマスクパターンと同じ仕方で前記第1の組と前記第2の組とに組分けされたマスク開口を有し、前記第2の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第2のマスクパターンとを有する露光用マスクが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、基板上に第一のデバイスパターンと第二のデバイスパターンを露光する露光用マスクにおいて、第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施された第1のマスク開口と、第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第2のマスク開口と、を有する第1の領域と、前記第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第3のマスク開口と、前記第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第4のマスク開口と、を有する第2の領域とを有する露光用マスクが提供される。
そして、本発明の更に他の観点によれば、透明基板と、複数のデバイスパターンのそれぞれに対応する複数のマスク開口が第1の組と第2の組とに組分けされて開口され、且つ、前記第1の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された、前記透明基板上に形成された第1のマスクパターンとを有する第1の露光用マスクと、透明基板と、前記第1の露光用マスクにおけるのと同じ仕方で前記第1の組と前記第2の組とに組分けされたマスク開口を有し、前記第2の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された、前記透明基板上に形成された第2のマスクパターンとを有する第2の露光用マスクとを有する露光用マスクセットが提供される。
次に、本発明の作用について説明する。
本発明に係る膜のパターニング方法によれば、第1のマスクパターンによる露光と、第2のマスクパターンによる露光とにより、フォトレジストに対して二重露光を行う。各露光の際、光近接効果補正がなされた組に属するマスク開口はフォトレジストにおいて解像する主開口としての役割を担う一方、光近接効果補正がなされていない組に属するマスク開口は、上記の主開口の焦点深度を深める補助開口としての役割を担うため、各露光時に多少のフォーカスずれがあっても、設計値に近い平面形状のレジストパターンを形成することが可能となり、設計通りの形と大きさを有するデバイスパターンを形成することが可能となる。
しかも、本発明では、一方の組に属するマスク開口を補助開口として代用するので、新たに補助開口を形成する必要が無い。そのため、高集積化が進みデバイスパターンが密になった場合のように、補助開口を新たに形成するスペースが露光用マスクに無い場合でも、補助開口として機能するマスク開口によって露光用マスクの焦点深度を深くすることができる。
更に、光近接効果補正が施される組に属するマスク開口同士の最小ピッチが、全てのマスク開口同士の最小ピッチよりも広いので、光学的露光装置の解像度の限界を超えてデバイスパターンが密になっても、全てのマスク開口に対して一括して光近接効果補正を施す場合よりも補正の精度が向上し、設計した平面形状に近い形にデバイスパターンを形成することができる。
また、本発明に係る露光用マスクの製造方法によれば、光近接効果補正が施されなかった組に属する設計データを補助開口用の設計データとして流用するので、補助開口用の設計データを新たに発生させずに、露光用マスクを設計する際に要する時間と労力とを削減しながら、焦点深度が深く且つ光近接効果補正の精度が高められた露光用マスクを製造することが可能となる。
本発明によれば、デバイスパターンに対応するマスク開口を二つの組に分け、一方の組に属するマスク開口を主開口として用いながら、他方の組に属するマスク開口を補助開口として使用するので、補助開口用の設計データを新たに発生させずに、焦点深度が深く且つ光近接効果補正の精度が高められた露光用マスクを製造することができる。
(1)予備的事項の説明
本実施形態の説明に先立ち、本発明の基礎となる予備的事項について説明する。
フォトレジストの露光工程では、様々な要因によってフォーカスずれが発生する。図3〜図5は、フォーカスずれの要因について説明するための図である。
図3の例では、露光装置1における誤差、例えば大気圧の変動に伴う投影レンズ2の焦点距離の変化により、焦点がシリコン基板3からずれてフォーカスずれΔZが発生する。
また、図4に示すように、半導体装置の製造工程では応力の異なる様々な膜をシリコン基板3上に積層するため、シリコン基板3が反る場合がある。この場合、例えばシリコン基板3の中央付近でベストフォーカスとなっていても、周辺付近ではフォーカスずれが発生する。
更にまた、図5に示すように、シリコン基板3上のゲート電極8や配線9等によって、その上の層間絶縁膜10の表面に凹凸が発生する場合がある。この場合は、露光の対象となるフォトレジスト11の表面にも凹凸が形成されるので、その凹凸によって局所的なフォーカスずれが発生する。
露光用マスクの焦点深度が浅いと、図3〜図5のような理由で焦点ずれが発生した場合に、レジストパターンが設計値と異なる寸法に仕上がってしまい、最終的な半導体装置が不良となり、ひいては半導体装置の歩留まりを低下させる要因となる。
一方、次の式(1)、(2)は、いずれもRayleighの式と呼ばれ、露光用マスクの解像度Rと焦点深度DOFを決定する式である。
Figure 2008098203
ここで、式(1)、(2)におけるNAは露光装置の開口数であり、λは露光光の波長である。また、k1、k2はフォトレジストの材料や露光条件によって決定される定数である。そして、解像度Rとは、フォトレジストに形成される窓の間の最小ピッチである。
式(1)に示されるように、露光用マスクの解像度Rを高める(つまり、隣接する窓の間の最小ピッチ狭くする)には、開口数NAを大きくすれば良いことが分かる。
ところが、焦点深度DOFを決定する式(2)では、開口数NAの二乗が分母にあるので、解像度Rを高めようとして開口数NAを高めると焦点深度DOFが急激に狭くなってしまう。
このように、露光用マスクの解像度Rと焦点深度DOFとはトレードオフの関係にあり、デザインルールの微細化に伴い解像度Rを高めようとすると焦点深度DOFが浅くなってしまう。
従って、デザインルールの微細化が進むと、図3〜図5で説明したフォーカスずれが僅かであってもフォトレジストが解像し難くなり、所望の寸法を持ったレジストパターンを形成するのが困難となる。
そこで、デザインルールの微細化に対応するため、マスクパターンの粗密を利用して露光用マスクの焦点深度を深くする技術が検討されている。
以下に、この技術について説明する。
図6は、透明基板16とマスクパターン17よりなる露光用マスク15の平面図である。この例では、密な第1マスク開口17aと疎な第2マスク開口17bがマスクパターン17に形成されている。
なお、図4では、フォトレジストにおいて各開口17a、17bが解像して形成される窓11a、11bも併記してある。
図7は、これら第1、第2マスク開口17a、17bのそれぞれのCD-FOCUS曲線A、Bを示す図である。
図7の横軸は、露光時のフォーカスずれを示しており、その値が0のところがフォーカスずれの無いベストフォーカスとなる。また、図7の縦軸は、露光されたレジストを現像して得られた窓11a、11bの直径であり、ベストフォーカス時の値で規格化してある。
図7から明らかなように、密なマスク開口17aのCD-FOCUS曲線Aと比較して、疎なマスク開口17bの曲線Bでは、フォーカスずれが大きくなるにつれて窓11bが急激に細くなり、焦点深度Δ1が浅くなることが理解される。なお、本明細書における焦点深度とは、窓の直径が特定の値以上、例えば90%以上に収まるフォーカスずれの幅を言う。
曲線Aから理解されるように、密なマスク開口17aの焦点深度Δ2は疎な開口17bのそれよりも大きくなる。
このことから、マスク開口17bが疎であっても、その周囲にアシストパターン(SRAF: Sub-Resolution Assist Feature)と呼ばれる補助開口を形成することで、マスク開口17bを擬似的に密にし、マスク開口17bの焦点深度を深くすることができると考えられる。
図8は、そのような補助開口17cを形成した露光用マスク10の平面図である。
この補助開口17cは、疎なマスク開口17bに近接して形成され、フォトレジストにおいて解像しない程度の大きさを有する。補助開口17cの形状は、例えば、縦の辺の長さαと横の辺の長さβが共に等しい矩形である。
図9は、図7で説明したCD-FOCUS曲線A、Bと共に、補助開口17cが周囲に形成されたマスク開口17bのCD-FOCUS曲線Cを併記した図である。
図9に示されるように、補助開口17cを形成したことによって、マスク開口17bの焦点深度Δ3は、補助開口17cを形成しない場合の焦点深度Δ1よりも深くなる。これにより、図3〜図5のような要因で多少のフォーカスずれが発生しても、マスク開口17bに対応する所望の大きさの窓11bを形成することができる。
しかしながら、このように補助開口17cを形成する場合は、露光用マスク15を設計する際に補助開口17cの設計データを発生させるための工数が新たに必要となり、露光用マスク17の設計に手間がかかる。
しかも、上記のようにマスク開口17bが孤立している場合にはその周囲に補助開口17cを形成するだけのスペースがあるが、複数のマスク開口17b同士の間隔が短い場合には、それぞれのマスク開口17bに対する補助開口17cを形成するスペースが不足し、所望の規則性で補助開口17cを形成することができない。
また、近年では、上記した式(1)で決定される解像度の限界を超えるような高集積度のデバイスパターンが要求されている。
図10は、このように集積度が極めて高いデバイスパターンの設計レイアウトである。この例では、シリコン基板3上の層間絶縁膜10に形成されるコンタクトホール10aをデバイスパターンとしている。
この例のように複数のコンタクトホール10aが近接していると、ホール10aと同じ形状のマスク開口を露光用マスクに形成しても、マスク開口の投影像は光近接効果によってホール10aとはかなり異なる平面形状となる。
そこで、通常はOPC(Optical Proximity Correction: 光近接効果補正)と呼ばれる形状補正をマスク開口に施すことにより、マスク開口の投影像がホール10aの設計形状になるべく近くなるようにする。
図11は、このようなOPCが施されたマスク開口17dを備えた露光用マスク15の平面図であり、各マスク開口17dはホール10a(図10参照)のそれぞれに対応している。
そして、図12は、この露光用マスク10を用いて得られたレジストパターン11のSEM(Scanning Electron Microscope)像を基にして描いた平面図である。
図12に示されるように、上記の式(1)で決定される解像度の限界を超える程に高集積化が進むと、たとえOPCを施したとしても、レジストパターン11に形成される窓11aがホール10aの設計形状から大きく外れてしまう。この例では、150nmの間隔をおいて形成された二つの窓11aが、光近接効果と解像限界の為に一つの窓となってしまっている。
しかも、このようにホール10aが密集していると、補助開口を形成するスペースが無いので、補助開口により焦点深度を深めることもできない。
以上のように、現状の露光工程では、補助開口17cの設計データを発生する工数を減らしながら焦点深度を深め、且つOPC補正により適正な平面形状のレジストの窓を得ることが可能な露光用マスクが望まれている。
そのような露光用マスクを得るべく、本願発明者は以下に説明するような本発明の実施の形態に想到した。
(2)第1実施形態
露光用マスクセットについて
図13(a)、(b)は、それぞれ本実施形態で使用される第1の露光用マスク41と第2の露光用マスク42の平面図である。
本実施形態では、図10に示したコンタクトホール(デバイスパターン)10aを得るために、これらの露光用マスク41、42をセットで用いる。
これらの露光用マスク41、42は、微細なデバイスパターンを得るのに有効なハーフトーンマスクである。
そのうち、図13(a)に示す第1の露光用マスク41は、石英基板等の透明基板40の上に、MoSi膜等の半透明膜をパターニングして得られた第1のマスクパターン43を形成してなる。
その第1のマスクパターン43には、複数のコンタクトホール10a(図10参照)のそれぞれに対応する複数のマスク開口が、第1の組に属する開口43a(第1のマスク開口)と第2の組に属する開口43b(第2のマスク開口)に組分けされて形成され、且つ、第1の組に属するマスク開口43aのみにOPCが施されている。第2の組に属するマスク開口43bにはOPCは施されていない。
開口の組分けの仕方は特に限定されないが、第1の組に属するマスク開口43aの横方向の最小の配列ピッチ、つまり隣り合う開口43a同士の最小中心間距離D1が、全ての開口43a、43bの横方向の最小の配列ピッチD2のなるべく2倍になるように組分けするのが好ましい。これについては以下の第2の露光用マスク42でも同様である。
一方、図13(b)に示す第2の露光用マスク42は、透明基板40の上に、半透明膜、例えばMoSi膜をパターニングして得られた第2のマスクパターン44を有する。
その第2のマスクパターン44には、第1の露光用マスク41と同じ方法で組分けされた第1の組に属するマスク開口44aと第2の組に属するマスク開口44bが開口されている。但し、第1のマスクパターン43とは異なり、第2のマスクパターン44では、第2の組に属するマスク開口44b(第4のマスク開口)のみにOPCが施されており、第1の組に属するマスク開口44a(第3のマスク開口)にはOPCは施されていない。
また、本実施形態では、これらの露光用マスク41、42を用いて後述のように二重露光を行うので、第1の露光用マスク41におけるマスク開口43a、43bの配列と、第2の露光用マスク42における露光用マスク44a、44bの配列は同じである。
ここで、OPCが施されたマスク開口は、通常は、OPCを施す前と比較してその直径が1.3〜1.5倍程度に大きくなる。
そのため、第1の露光用マスク41において第1の組に属するマスク開口43aは、第2の露光用マスク42において同じ位置にある第1の組に属するマスク開口44aよりも大きくなる。同様に、第2の露光用マスク42において第2の組に属するマスク開口44bは、第1の露光用マスク41において同じ位置にある第2の組に属するマスク開口33bよりも大きくなる。
パターニング方法について
次に、上記した各露光用マスク41、42を用いた膜のパターニング方法について、図14〜図17を参照しながら説明する。
図14〜図17は、本実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための断面図である。
本実施形態では、上記の露光用マスク41、42を用いて、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する際にエッチングのマスクとして使用されるレジストパターンを次のようにして形成する。
まず、その層間絶縁膜を形成するまでの工程について説明する。
最初に、図14(a)に示すように、シリコン(半導体)基板20の溝内に酸化シリコン膜等の素子分離絶縁膜21を形成し、この素子分離絶縁膜21で画定される活性領域内のシリコン基板1にpウェル22を形成する。
次いで、シリコン基板20の表面を熱酸化してゲート絶縁膜23となる熱酸化膜を形成する。そして、このゲート絶縁膜23の上にポリシリコンよりなるゲート電極24を形成した後、シリコン基板20の上側全面に酸化シリコン膜等の絶縁膜を形成し、この絶縁膜をエッチバックしてゲート電極24の横に絶縁性サイドウォール26として残す。
更に、ゲート電極24をマスクにしてシリコン基板20にn型不純物をイオン注入することによりn型のソース/ドレイン領域25を形成する。
その後、シリコン基板20の上側全面にスパッタ法によりコバルト層等の高融点金属層を形成した後、その高融点金属層を熱処理してシリコンと反応させ、ソース/ドレイン領域25の上に高融点金属シリサイド層27を形成する。その後に、素子分離絶縁膜21等の上で未反応となっている高融点金属層をウエットエッチングして除去する。
以上により、ゲート電極24やソース/ドレイン領域25等により構成されるMOSトランジスタTRがシリコン基板20に集積形成されたことになる。
次いで、図14(b)に示すように、シリコン基板20の上側全面に、CVD法によりカバー絶縁膜28として窒化シリコン膜を形成する。更に、このカバー絶縁膜28の上にCVD法で酸化シリコン膜を形成し、この酸化シリコン膜を平坦化用絶縁膜29とする。その後に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によりこの平坦化用絶縁膜29の上面を研磨して平坦化する。
以上により、パターニングの対象となる層間絶縁膜30が各絶縁膜28、29により構成されたことになる。
続いて、図15(a)に示すように、層間絶縁膜30の上にスピンコート法によりポジ型化学増幅型フォトレジスト31を塗布する。なお、このフォトレジスト31を塗布する前に、露光光の反射を防止する反射防止膜としてBARC(Bottom Antireflective Coating)を層間絶縁膜30の上に予め塗布してもよい。
次に、図15(b)に示すように、図13(a)で説明した第1の露光用マスク41を用い、ステッパ等の露光装置内において一つのチップ領域におけるフォトレジスト31を露光する。このとき、露光光Lとしては、ArFレーザ光が使用される。
このような露光により、第1のマスクパターン43がフォトレジスト31に投影され、OPCが施された第1の組に属するマスク開口43aがフォトレジスト31上に結像して、フォトレジスト31にマスク開口43aに対応した第1の感光部31aが形成される。
この露光では、OPCが施されていない第2の組に属するマスク開口(第2のマスク開口)43bが、OPCを施した第1の組に属するマスク開口43aに対する補助開口(アシストパターン)として機能する。そのため、マスク開口43bが無い場合と比較して、第1の露光用マスク41の焦点深度が深くなるので、図3〜図5に示したような要因で多少のフォーカスずれが発生しても、設計値に近い直径の第1の感光部31aを形成することが可能となる。
なお、OPCが施されていない第2の組に属するマスク開口43bは、光近接効果に起因して、その像が潰れてフォトレジスト31上で結像しないか、或いは、結像したとしても、開口43bにOPCを施す場合と比較して像が小さくなる。
続いて、図16(a)に示すように、今度は第2の露光用マスク42(図13(b)参照)を用い、ArFレーザ光を露光光Lとするステッパ等の露光装置でフォトレジスト31を露光する。この露光では、1回目の露光(図15(b)参照)と同一のチップ領域におけるフォトレジストが露光される。
このような露光により、第2のマスクパターン44がフォトレジスト31に投影され、OPCが施された第2の組に属するマスク開口44bがフォトレジスト31上に結像して、フォトレジスト31にマスク開口44bに対応した第2の感光部31bが形成される。
更に、この工程では、OPCが施されていない第1の組に属するマスク開口(第3のマスク開口)44aが、OPCを施した第2の組に属するマスク開口44bに対する補助開口(アシストパターン)として機能するので、第2の露光用マスク42の焦点深度が深くなり、多少のフォーカスずれが発生しても設計値に近い直径の第2の感光部31bを形成することができる。
また、第1の組に属するマスク開口44aは、OPCが施されていないため光近接効果によってその像が潰れる。従って、マスク開口44aはフォトレジスト31上で結像しないか、或いは、結像したとしても、第1の感光部31aに収まる大きさに結像するので、上記のような二回の露光によって第1の感光部31aが設計値よりも大きくなることは無い。
同じ理由により、前の露光(図15(b))において、OPCが施されていない第2の組に属するマスク開口43bがフォトレジスト31上に結像していたとしても、光近接効果によってその像が潰れて小さくなるので、結像した部分のフォトレジスト31は第2の感光部31bに含まれてしまい、不要な感光部がフォトレジスト31に形成されることは無い。
その後に、上記のフォトレジスト31をベークする。このベークは、PEB(Post Exposure Baking)とも呼ばれ、各感光部31a、31bにおける酸の生成を加速させるために行われる。
続いて、図16(b)に示すように、フォトレジスト31を現像することにより、酸が存在する部分の感光部31a、31bを除去してホール形状の窓31cを形成すると共に、除去されずに残存する部分のフォトレジスト31をレジストパターン31dとする。
次いで、図17(a)に示すように、レジストパターン31dをマスクにして層間絶縁膜30をドライエッチングすることにより、ソース/ドレイン領域25に至る深さのコンタクトホール30aを形成する。
そのコンタクトホール(第1、第2のデバイスパターン)30aの直径は特に限定されないが、本実施形態は約80〜100nm程度である。
その後、レジストパターン31dは除去される。
ここまでの工程により、本実施形態に係るパターニング方法の主要工程が終了したことになる。
この後は、図17(b)に示すようなコンタクトプラグ32と金属配線33の形成工程に移る。
その工程では、まず、コンタクトホール30aの内面と層間絶縁膜30の上面に、スパッタ法によりグルー膜としてチタン膜と窒化チタン膜とをこの順に形成する。そして、このグルー膜の上にCVD法でタングステン膜を形成し、このタングステン膜でコンタクトホール30aを完全に埋め込む。更に、層間絶縁膜30上の余分なグルー膜とタングステン膜とをCMP法により研磨して除去し、これらの膜をコンタクトプラグ32としてコンタクトホール30a内に残す。
その後に、スパッタ法によりアルミニウム膜を含む金属積層膜をコンタクトプラグ32と層間絶縁膜30のそれぞれの上に形成し、この金属積層膜をパターニングして金属配線33とする。
以上により、トランジスタTRと、これに電気的に接続される配線とを備えた半導体装置が完成したことになる。
上記した本実施形態では、図15(b)及び図16(a)を参照して説明したように、第1の露光用マスク41と第2の露光用マスク42を用い、二回の露光でフォトレジスト31を露光した。
このうち、第1の露光用マスク41を用いる1回目の露光(図15(b)参照)では、OPCが施されていない第2の組に属するマスク開口43bが、OPCを施した第1の組に属するマスク開口43aに対する補助開口として機能するので、第1の露光用マスク41の焦点深度を深くすることができる。
しかも、この方法では、本来ならコンタクトホール30aを形成するために開口される第2の組に属するマスク開口43bに意図的にOPCを施さず、そのマスク開口43bを補助開口として用いるので、新たに補助開口を形成する必要が無い。そのため、コンタクトホール30aが密集している場合のように、補助開口を新たに形成するスペースが露光用マスクに無い場合でも、マスク開口43bによって第1の露光用マスク41の焦点深度を深くすることができる。
このような利点は、隣接するコンタクトホール(第1、第2のデバイスパターン)30a同士の間隔が150nm以下の場合に特に得られ易い。
更に、第1の露光用マスク41では、図13(a)に示したように、OPCが施される第1の組に属するマスク開口43a同士の最小ピッチD1が、マスク開口43aとマスク開口43b同士の最小ピッチD2よりも広いので、式(1)で決定される解像度の限界を超えてコンタクトホール30a同士のピッチが狭くなっても、各開口43a、43bに対して一括してOPCを施す場合よりもOPCの精度が向上し、設計した平面形状に近い形にコンタクトホール30aを形成することができる。
図18は、第1の露光用マスク41のみで露光を行って得られたレジストパターン31dのSEM像を基にして描いた平面図である。
図18から明らかなように、上記のようにOPCの精度が向上したことにより、光近接効果によって窓31cの形が大きく崩れることは無く、図12の場合よりも窓31cの形が設計形状に近くなっている。
また、上記と同じ理由により、第2の露光用マスク42を用いる2回目の露光(図16(a)参照)でも、補助開口を新たに形成することなしに、第2の露光用マスク42の焦点深度を深めることができると共に、OPCの精度を向上させることができる。
図19は、第2の露光用マスク42のみで露光を行って得られたレジストパターン31dのSEM像を基にして描いた平面図である。
図19に示されるように、第2の露光用マスク42に対するOPCの精度が向上したことから、光近接効果に起因する窓31aの崩れは発生していない。
図20は、上記した本実施形態のように、第1の露光用マスク41と第2の露光用マスク42を用いた二回の露光により得られたレジストパターン31dのSEM像を基にして描いた平面図である。
図20と図12を比較して分かるように、本実施形態では、光近接効果によるパターン崩れが大きく改善されており、図12の例においてくっついていた二つの窓31aを分離して形成することができる。
なお、1回目の露光(図15(b)参照)と2回目の露光(図16(a)参照)のそれにおける露光量は特に限定されない。但し、二重露光によるオーバー露光を防ぐために、各露光のそれにおける露光量は、図11に示した露光用マスク10を用いて1回の露光でフォトレジスを感光させる場合の半分の露光用とするのが好ましい。
露光用マスクの製造方法についての説明
次に、上記した第1の露光用マスク41の製造方法について説明する。
図21は、第1の露光用マスク41を設計するのに使用される設計システムの構成図である。その設計システム60は、複数のコンタクトホール30aの設計データD0等をオペレータが入力するためのキーボード等の入力部61を有すると共に、露光用マスクのマスク開口43a、43bを擬似的に表示するモニター等の表示部64とを有する。これら入力部61と表示部64にはバス62が接続されており、そのバス62を介して各部へのデータの授受が行われる。
更に、そのバス62には、CPU等の制御部63が接続される。制御部63は、上記したコンタクトホール30aの設計データD0に対してOPCを施して、各マスク開口43a、43bの設計データを補正する機能を有する。
図22は、この設計システム60を用いて行われる第1の露光用マスク41の設計方法を示すフローチャートである。
図22の最初のステップS1では、オペレータが入力部61を操作することにより、複数のコンタクトホール30aの設計データD0をシステム60に取り込む。
次のステップS2では、コンタクトホール30a間のピッチが、式(1)で決定される露光装置の解像度を超えているかどうかが判断される。
この判断は、例えば、フォトレジストの材料や露光条件で決定される式1の定数k1が、所定値よりも小さいかどうか判断される。現状の露光装置では、その所定値は0.35程度であり、係数k1がこれよりも小さい場合に解像度を超えていると判断する。
そして、このように解像度を超えている(YES)と判断された場合には、ステップS3に移行し、コンタクトホール30aの設計データD0を第1の組と第2の組の二組に分ける。
その分け方は特に限定されないが、例えば、第1の組に属するコンタクトホール30a間の最小ピッチが、全てのコンタクトホール30a間の最小ピッチの二倍になるように組分けを行うのが好ましい。OPC用のソフトウェアには、ホール同士の最小ピッチを定めるパラメータがあるので、オペレータがそのパラメータを適当に設定することにより、上記のようなピッチで組分けを行うことができる。
次に、ステップS3に移行し、露光領域の左隅に位置するコンタクトホール30aが、第1の組と第2の組のどちらに属するかを判断する。そして、その左隅のコンタクトホール30aが属する組を主開口、すなわちOPCの対象となる開口のデータに分類すると決定する。
そして、主開口として分類されなかった組については、ステップS7において、主開口の焦点深度を深めるための補助開口として分類する。
次いで、ステップS5に移行し、上記のように分類された二つの組を再び併合する。
次に、ステップS6に移行して、主開口として分類された組に属する設計データD0に対してのみOPCを行い、補正済設計データDcを得る。なお、補助開口として分類された組に属する設計データD0にはOPCを行わない。
但し、この処理は、補助開口として分類された組を無視するというのではなく、補助開口として分類された組が存在するものとして、つまり補助開口を通った露光光が主開口を通った露光光に与える影響を加味して、主開口に分類された組に属する設計データD0に対してのみOPCを行うというものである。このようなOPCは、OPC用のソフトウェアにおいて、補助開口として分類された組に属するマスク開口の形と大きさを変えないという設定をすることで実施することができる。
一方、ステップS2において、コンタクトホール30a間のピッチが、式(1)で決定される露光装置の解像度を超えていないと判断された場合には、ステップS8に移行する。
この場合は、上記のように設計データD0を組分けせずに、全ての設計データD0に対して一括してOPCを施す。
以上により、第1の露光用マスク41を製造する際に必要な設計データD0に対する所定の処理が終了した。
次に、このようにして得られた補正済設計データDcを用いた第1の露光用マスク41の製造方法について説明する。
図23は、第1の露光用マスク41の製造方法について説明するためのフローチャートである。
なお、図23において、ステップS11、S12、S19は、図22のステップS1よりも更に上流側のステップである。そして、図22のステップS1〜S8は、図23のステップS13の更に詳細なステップに相当する。
また、以下では、図24〜図25も適宜参照する。図24〜図25は、本実施形態に係る露光用マスクの製造途中の断面図である。
図23の最初のステップS11では、半導体装置の設計者がコンタクトホール30aの設計データD0を作成する。
次に、ステップS12に移行し、システム60において設計データD0がデザインルールを満足しているかどうかが判断される。この判断はDRC(Design Rule Check)とも呼ばれる。
ここで、デザインルールを満たしていない(NO)と判断された場合には、ステップS19に移行して設計データD0を修正し、コンタクトホール30aのピッチを広げる等して、設計データD0がデザインルールを満足するようにする。
一方、デザインルールを満たしている(YES)と判断された場合にはステップS13に移行する。
そのステップS13では、図21で説明したステップS1〜S8を行うことにより、コンタクトホール30a間のピッチが露光装置の解像度を超えていると判断された場合に、
二つに組分けされた設計データD0のうち、一方の組に属する設計データD0に対してのみOPCを行い、補正済設計データDcを得る。
次に、ステップS14に移行し、ステップS13で得られた補正済設計データDcにより、設計通りの形状のコンタクトホールが形成できるかどうかをシステム60において検証する。この検証は、シミュレーションにより行われ、ORC(Optical Rule Check)と呼ばれる。
そして、この検証において、設計通りの形状のコンタクトホールが形成できない(NO)と判断された場合には、ステップS20に移行し、ステップS6又はS8(図22参照)のOPC処理で使用される補正パラメータを変更し、再度ステップS13を行う。
一方、設計通りの形状のコンタクトホールが形成できる(YES)と判断された場合には、ステップS15に移行する。
そのステップS15では、図24(a)に示すように、透明基板40上に形成されたMoSi等の半透明膜43cの上に電子線レジスト45を塗布した後、透明基板40を電子ビーム露光装置(不図示)内に入れ、その電子ビーム露光装置の制御系に上記の補正済設計データDcを入力する。電子ビーム露光装置では、この補正済設計データDcに基づいて、光軸Cからの電子ビームEBの偏向量δが算出され、偏向された電子ビームEBによって電子線レジスト45が露光される。
次いで、図24(b)に示すように、電子ビームEBによる露光が終了した後に電子線レジスト45を現像することにより、レジストパターン45aを形成する。
このようにしてレジストパターン45aを形成した後は、図23のステップS16に移行する。
そのステップS16では、例えばCD-SEM等の測長器を用いて上記のレジストパターン45aの窓の幅が測定され、その測定値が規格値以内であるかどうかが判断される。
ここで、測定値が規格値以内でない(NO)と判断された場合には、ステップS21に移行し、レジストパターン45aの窓の幅が規格値以内に収まるように、電子ビーム露光装置の露光条件を変更する。
但し、露光条件の変更のみでは窓の幅が規格値に収めることができないと判断される場合には、ステップS20に移行し、OPCの補正パラメータを修正することで、レジストパターン45aの窓の幅を規格値以内に収めるようにする。
一方、露光条件を変更するだけでそれが可能であると判断される場合には、再びステップS15に移行して、新たな透明基板40と半透明膜43cの上にレジストパターン45aを再度形成する。
これに対し、ステップS16においてレジストパターン45aの窓の幅が規格値以内に収まる(YES)と判断された場合には次のステップS17に移行する。
そのステップS17では、図25(a)に示すように、レジストパターン45aをマスクにして半透明膜43cをエッチングすることにより、第1の組に属するマスク開口43aと第2の組に属するマスク開口43bとを備えた第1のマスクパターン43を形成する。
この後に、図25(b)に示すように、レジストパターン45aを除去して、本実施形態に係る第1の露光用マスク41の基本構造を完成させる。
以上説明した露光用マスクの製造方法によれば、図22のステップS3において、コンタクトホール30aの設計データD0を第1の組と第2の組の二組に分け、ステップS6において、一方の組に属する設計データD0に対してのみOPCを施す。ここで、OPCが施されなかった組に属する設計データD0は、補助開口として機能するマスク開口43bに対応する。このように、OPCが施されなかった組に属する設計データD0を補助開口用の設計データとして流用することで、本実施形態では補助開口用の設計データを新たに発生させずに、露光用マスクを設計する際に要する時間と労力とを削減しながら、焦点深度が深く且つOPCの精度が高められた第1の露光用マスク43を製造することが可能となる。
なお、第2の露光用マスク42(図13(b)参照)は、上記した第1の露光用マスク43において、OPCの対象とした組に属する設計データD0に対してOPCを施さず、逆にOPCを行わなかった組に属する設計データD0にOPCを施すことで作製可能なので、その製造方法の説明については省略する。
(3)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
露光用マスクについて
図26は、本実施形態で使用される露光用マスク51の平面図である。
この露光用マスク51は、図10に示したコンタクトホール10aを得るために用いられるハーフトーンマスクであって、石英基板等の透明基板50の上にMoSi膜等の半透明膜52を有する。
透明基板50のショット領域Rsは、その中心線を境にして第1の領域Iと第2の領域IIとに分割される。そして、第1の領域Iと第2の領域IIにおける半透明膜52は、それぞれ第1のマスクパターン52c及び第2のマスクパターン52dとして機能する。
第1の領域Iに形成された第1のマスクパターン52cでは、複数のコンタクトホール10aのそれぞれに対応する複数のマスク開口が第1の組と第2の組とに組分けされて開口されている。図示の例では、マスク開口52a(第1のマスク開口)が第1の組に属し、マスク開口52b(第2のマスク開口)が第2の組に属する。このうち、第1の組に属するマスク開口52aにはOPCが施され、第2の組に属するマスク開口52bにはOPCが施されていない。
一方、第2の領域IIに形成された第2のマスクパターン52dでは、第1のマスクパターン52cと同じ仕方で第1の組と第2の組とに組分けされたマスク開口52a、52bのうち、第2の組に属するマスク開口52b(第4のマスク開口)のみにOPCが施され、第1の組に属するマスク開口52a(第3のマスク開口)にはOPCが施されていない。
第1実施形態で説明したように、通常は、マスク開口にOPCを施すことによって、マスク開口の大きさはOPCを施さない場合よりも1.3〜1.5倍程度大きくなる。
これにより、第1の領域Iにおいて第1の組に属するマスク開口52aは、第2の領域IIにおいて対応する位置にある第1の組に属するマスク開口52aよりも大きくなる。同様に、第2の領域IIにおいて第2の組に属するマスク開口52bは、第1の領域Iにおいて対応する位置にある第2の組に属するマスク開口52bよりも大きくなる。
更に、第1の領域Iにおけるマスク開口52a、52bの配列は、第2の領域IIにおけるマスク開口52a、52bの配列と同じである。従って、このような露光用マスク51は、シリコン基板におけるコンタクトホールの配列が、第1の領域Iと第2の領域IIで同じであるようなデバイスに対して有効となる。
なお、開口の組分けの仕方は特に限定されない。但し、第1実施形態と同様に、各領域I、IIにおいて、第1の組に属するマスク開口52aの横方向の最小の配列ピッチD1が、全ての開口52a、52bの横方向の最小の配列ピッチD2のなるべく2倍になるように組分けするのが好ましい。
パターニング方法について
次に、この露光用マスク51を用いた膜のパターニング方法について、図27〜図29を参照しながら説明する。
図27〜図29は、本実施形態に係るパターニング方法について説明するための平面図である。
本実施形態では、第1実施形態の図14(a)〜図15(a)により形成されたフォトレジスト31に対し、以下のようにして露光を行う。
まず、図27に示すように、ステッパ等の露光装置のステージ上にシリコン基板20を載せ、露光用マスク51のショット領域RsにArFレーザ光等の露光光を当てることにより、フォトレジスト31に第1及び第2のマスクパターン52c、52dを投影する。
ここで、シリコン基板20には、素子分離絶縁膜21(図14(a)参照)によって第1、第2チップ領域Rc1、Rc2が画定されている。なお、実際のデバイスでは、更に多くのチップ領域がシリコン基板20に画定されるが、本実施形態では図を見易くするためにそのうちの二つの領域Rc1、Rc2のみを図示することにする。
この露光では、上記の第1のチップ領域Rc1に、露光用マスク51のショット領域Rsの半分の領域、例えば第1の領域Iのみが重なるようにする。従って、第2の領域IIに形成されている第2のマスクパターン52dは、第1のチップ領域Rc1から外れて投影されることになる。
そして、第1の領域Iでは、OPCが施されているマスク開口52aがフォトレジスト31上で解像し、このマスク開口52aに対応する第1の感光部31aが形成される。これに対し、OPCが施されていないマスク開口52bは、光近接効果によってその像が潰れるため、フォトレジスト31上で解像しないか、或いは、解像したとしても、その像の大きさはOPCを施した場合よりも小さくなる。
更に、第1実施形態と同様に、OPCを施していないマスク開口52bが、OPCを施したマスク開口52aに対する補助開口として機能するので、露光用マスク51の焦点深度が深まり、多少の焦点ずれがあっても設計値に近い大きさの第1の感光部31aを形成することができる。
一方、第2の領域IIでは、OPCが施されているのはマスク開口52bであって、マスク開口52aにはOPCが施されていない。従って、OPCが施されたマスク開口52bがフォトレジスト31上で解像して第2の感光部31bが形成される。これに対し、OPCが施されていないマスク開口52aはフォトレジスト31において解像しない。
このような1回目の露光を終えた後は、図28に示すように、露光装置のステージを半チップだけ移動させ、露光用マスク51のショット領域Rsが第1のチップ領域Rc1に収まるようにする。
そして、露光用マスク51のショット領域Rsに露光光を再び当てることにより、1回目の露光で第1のマスクパターン52cが投影された部分のフォトレジスト31に第2マスクパターン52dの投影像が重なるように該第2のマスクパターン52dを投影する。
これにより、二回目の露光における第2領域IIに、第2のマスクパターン52dのマスク開口52bに対応する第2の感光部31bが形成される。また、二回目の露光における第1領域Iには、第1のマスクパターン52cのマスク開口52aに対応する第1の感光部31aが形成される。
なお、一回目の露光と同様に、第1の領域IにおいてOPCが施されていないマスク開口52bと、第2の領域IIにおいてOPCが施されていないマスク開口52aはフォトレジスト31において解像しない。
そして、各領域I、IIでは、OPCが施されていないマスク開口が、OPCを施したマスク開口に対する補助開口として機能するため、露光用マスク51の焦点深度が深まる。
次に、図29に示すように、更に露光装置のステージを半ピッチだけ移動させて再び露光を行う。
これにより、第2の領域IIでは、2回目の露光で第1のマスクパターン52cが投影された部分のフォトレジスト31に第2マスクパターン52dが重なるように投影され、第2の領域IIにおけるフォトレジスト32に第2の感光部31bが形成される。
以上により、第1のチップ領域Rc1に対する露光が終了する。
この後は、露光領域を半チップずつずらしながら上記の二重露光を繰り返して行うことにより、シリコン基板の全てのチップ領域に対する露光を行う。
なお、図29において、第1のチップ領域Rc1の下側に第2の感光部31bが不必要に形成されたままとなっているが、この部分は元々シリコン基板20においてチップを切り出すことが可能な範囲の外にあるので、これによりチップの数が減少するということは無い。
この後に、フォトレジスト31に対してPEBを行う。
これ以降の工程を図30(a)、(b)を参照して説明する。図30(a)、(b)は、本実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための断面図である。
まず、図30(a)に示すように、フォトレジスト31を現像することにより感光部31a、31bを除去してホール形状の窓31cを形成すると共に、除去されずに残存する部分のフォトレジスト31をレジストパターン31dとする。
この後は、第1実施形態で説明した図17(a)、(b)と同じ工程を行うことにより、図30(a)に示すようなコンタクトプラグ31と金属配線33とを形成する。
以上により半導体装置の基本構造が完成したことになる。
上記した本実施形態では、図26に示したように、第1の領域IではOPCを施していないマスク開口52bがOPCを施したマスク開口52aに対する補助開口として機能し、第2の領域IIではマスク開口52aがマスク開口52bに対する補助開口として機能するので、露光用マスク51の焦点深度を深めることができる。
しかも、第1実施形態と同様に、本実施形態でも、本来はデバイスパターン(コンタクトホール)を形成するために使用されるマスク開口52a、52bのうちの一方の開口を、OPCが施されない補助開口として代用するので、デバイスパターンが高集積化されて補助開口を新たに形成するスペースが露光用マスクに無い場合であっても、露光用マスクの焦点深度を深くすることが可能となる。
更に、第1実施形態では二重露光を行うのに二枚の露光用マスクが必要であったのに対し、本実施形態では一枚の露光用マスク51だけで二重露光を行うことができるので、第1実施形態と比較して露光用マスクのコストを安価にすることもできる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、図26に示した露光用マスク51の第1領域Iと第2領域IIのそれぞれをチップ領域とするデバイスについても本発明を適用することができる。その場合、チップは本実施形態の半分の大きさとなる。
露光用マスクの製造方法についての説明
次に、上記した露光用マスク51の製造方法について説明する。
図31は、図21で示した設計システム60を用いて行われる露光用マスク51の設計方法を示すフローチャートである。このフローチャートが第1実施形態(図22参照)と異なる点は、第1実施形態で説明したステップS6の後にステップS9を行う点である。これ以外は第1実施形態と同じである。
上記の露光用マスク51を設計するには、まず、第1実施形態と同じステップS1〜S3を行うことにより、コンタクトホール30aの設計データD0を第1の組と第2の組とに分ける。
但し、本実施形態では、その設計データD0として、図26に示したような第1の領域Iにおけるマスク開口52a、52bの配列が、第2の領域IIにおけるマスク開口52a、52bの配列と同じになるようなデータを採用する。
次いで、ステップS4に移行し、露光領域の左隅に位置するコンタクトホール30aが、第1の組と第2の組のどちらに属するかを判断する。
そして、第1の領域Iでは、上記の左隅のコンタクトホール30aが属する組をOPCが施される主開口として分類する。一方、第2の領域IIでは、この左隅のコンタクトホール30aが属さない方の組を主開口として分類する。
各領域I、IIにおいて主開口として分類されなかった組については、ステップS7において補助開口として分類する。
次いで、ステップS5に移行し、このように分類された二つの組を再び併合する。
次に、ステップS6に移行して、各領域I、IIのそれぞれにおいて、主開口として分類された組に属する設計データD0に対してのみOPCを行い、補正済設計データDcを得る。なお、補助開口として分類された組に属する設計データD0にはOPCを行わない。
続いて、ステップS9に移行し、各領域I、IIにおける補正済設計データDcを集約し、露光用マスク51を製造するための設計データD0に対する所定の処理を終了する。
次に、このようにして得られた補正済設計データDcを用いた露光用マスク51の製造方法について説明する。
露光用マスク51は、基本的には、第1実施形態で説明した図23のフローチャートに従って製造される。従って、以下では、このフローチャートにおけるステップS15〜S17の処理内容のみについて説明する。
図32(a)、(b)は、本実施形態におけるステップS15の処理内容を説明するための断面図である。
そのステップS15は、図32(a)に示すように、透明基板50上に形成されたMoSi等の半透明膜52の上に電子線レジスト55を塗布した後、電子ビーム露光装置(不図示)内で電子線レジスト55を露光する。
この露光では、補正済設計データDcに基づいて光軸Cからの電子ビームEBの偏向量δが算出され、その電子ビームEBによって各領域I、IIの電子線レジスト55が露光されていく。
次いで、図32(b)に示すように、電子ビームEBによる露光が終了した後に電子線レジスト55を現像することにより、レジストパターン55aを形成する。
以上により、ステップS15における基本ステップが終了する。
次に、第1実施形態で説明した図23のステップS16に移行し、レジストパターン55aの窓の幅が規格値以内であるかどうかを判断する。
そして、測定値が規格値以内である(YES)と判断された場合に、ステップS17に移行する。
図33(a)、(b)は、本実施形態におけるステップS17の処理内容を説明するための断面図である。
ステップS17では、図33(a)に示すように、レジストパターン55aをマスクにして半透明膜52をエッチングすることにより、各領域I、IIに、第1の組に属するマスク開口52aを形成すると共に、第2の組に属するマスク開口52bを形成する。
このようにして開口52a、52bが形成された半透明膜52は、第1の領域Iにおいて第1のマスクパターン52cになり、第2の領域IIにおいて第2のマスクパターン52dとなる。
この後に、図33(b)に示すように、レジストパターン55aを除去して、本実施形態に係る露光用マスク51の基本構造を完成させる。
上記した本実施形態に係る露光用マスクの製造方法でも、第1実施形態と同様に、露光用マスク51の焦点深度を深めるための補助開口用の設計データを新たに発生させる必要が無いので、露光用マスクを設計する際に要する時間と労力とを削減しながら、焦点深度が深く且つOPCの精度が高められた露光用マスク51を製造することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されない。例えば、上記では、露光用マスク41、42、51としてハーフトーンマスクを用いたが、各露光用マスク41、42、51をバイナリーマスクとしてもよい。
また、図15(a)、図27〜図29に示したフォトレジスト31として上記ではポジ型レジストを使用したが、ネガ型レジストを使用するようにしてもよい。ネガ型レジストを使用することで、金属配線等のような残しパターンを得る場合にも本発明を適用することができる。
更に、半導体装置の露光工程に代えて、液晶表示装置の露光工程に上記した各実施形態を適用してもよい。
また、上記実施形態では、図13に示したように、各開口43a、43bを第1の組と第2の組とに分けるに当たり、各組をホール列の一列毎に配置したが、各組の配列の仕方はこれに限定されず、格子状に第1の組と第2の組とを配置してもよい。
(付記1) 基板の上に膜を形成する工程と、
前記膜の上にフォトレジストを塗布する工程と、
複数のデバイスパターンのそれぞれに対応する複数のマスク開口が第1の組と第2の組とに組分けされて開口され、且つ、前記第1の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第1のマスクパターンを前記フォトレジストに投影して、該フォトレジストを露光する工程と、
前記第1の組と前記第2の組とに組分けされたマスク開口を有し、前記第2の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第2のマスクパターンを前記フォトレジストに投影して、前記フォトレジストを露光する工程と、
前記第1のマスクパターンを投影する前記露光、及び前記第2のマスクパターンを投影する前記露光を終了した後に、前記フォトレジストを現像してレジストパターンを形成する工程と、
前記レジストパターンをマスクにして前記膜をエッチングすることにより、前記デバイスパターンを形成する工程と、
を有することを特徴とする膜のパターニング方法。
(付記2) 前記第1のマスクパターンを投影する前記露光工程は、該第1のマスクパターンが形成された第1の露光用マスクを用いて、一つのチップ領域における前記フォトレジストを露光することにより行われ、
前記第2のマスクパターンを投影する前記露光工程は、該第2のマスクパターンが形成された第2の露光用マスクを用いて、前記チップ領域における前記フォトレジストを露光することにより行われることを特徴とする付記1に記載の膜のパターニング方法。
(付記3) 前記第1のマスクパターンを投影する前記露光は、ショット領域内の第1及び第2領域のそれぞれに前記第1及び第2のマスクパターンが分けて形成された露光用マスクを用いて、前記フォトレジストに前記第1及び第2のマスクパターンを投影して行われ、
前記第2のマスクパターンを投影する前記露光は、前記露光用マスクを用い、且つ、前記第1のマスクパターンが投影された部分の前記フォトレジストに前記第2マスクパターンの投影像が重なるように該第2のマスクパターンを投影して行われることを特徴とする付記1に記載の膜のパターニング方法。
(付記4) 前記第1の領域としてショット領域の半分の領域を採用し、前記第2の領域として前記ショット領域の残りの半分の領域を採用して、
前記第2のマスクパターンを投影する前記露光は、前記第1のマスクパターンを投影する前記露光から露光領域を半チップだけずらして行われることを特徴とする付記3に記載の膜のパターニング方法。
(付記5) 前記第1のマスクパターンを投影する前記露光と、前記第2のマスクパターンを投影する前記露光とを、前記露光領域を半チップだけずらしながら繰り返し行うことにより、前記フォトレジストの複数のチップ領域に対する露光を行うことを特徴とする付記4に記載の膜のパターニング方法。
(付記6) 前記デバイスパターンは、前記膜のホールであることを特徴とする付記1乃至5いずれか1項に記載の膜のパターニング方法。
(付記7) 前記フォトレジストはポジ型であることを特徴とする付記1乃至6いずれか1項に記載の膜のパターニング方法。
(付記8) 基板上の膜に第1のデバイスパターンと第2のデバイスパターンを形成するパターニング方法において、
前記基板の上に前記膜を形成する工程と、
前記膜の上にフォトレジストを塗布する工程と、
前記第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施された第1のマスク開口と、前記第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第2のマスク開口とを前記フォトレジストに投影する第1の露光工程と、
前記第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第3のマスク開口と、前記第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施された第4のマスク開口とを前記フォトレジストに投影する第2の露光工程と、
前記フォトレジストを現像してレジストパターンを形成する工程と、
前記レジストパターンをマスクとして前記膜をエッチングすることにより、前記第1のデバイスパターンと前記第2のデバイスパターンを形成する工程と、
を有することを特徴とする膜のパターニング方法。
(付記9) 前記膜は層間絶縁膜であり、前記第1のデバイスパターン及び第2のデバイスパターンは、コンタクトホールであることを特徴とする付記8に記載の膜のパターニング方法。
(付記10) 前記第1の露光工程において、第2のマスク開口はアシストパターンであり、前記第2の露光工程において、第3のマスク開口はアシストパターンであることを特徴とする付記8又は9に記載の膜のパターニング方法。
(付記11) 前記第1のデバイスパターンと前記第2のデバイスパターンとの間隔は150nm以下であることを特徴とする付記8乃至10のいずれか1項に記載の膜のパターニング方法。
(付記12) 前記フォトレジストはポジ型であることを特徴とする付記8乃至11のいずれか1項に記載の膜のパターニング方法。
(付記13) 透明基板と、
前記透明基板の第1の領域に形成され、複数のデバイスパターンのそれぞれに対応する複数のマスク開口が第1の組と第2の組とに組分けされて開口され、且つ、前記第1の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第1のマスクパターンと、
前記透明基板の第2の領域に形成され、前記第1のマスクパターンと同じ仕方で前記第1の組と前記第2の組とに組分けされたマスク開口を有し、前記第2の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第2のマスクパターンと、
を有することを特徴とする露光用マスク。
(付記14) 前記第1の領域はショット領域の半分の領域であり、前記第2の領域は該ショット領域の残りの半分の領域であることを特徴とする付記13に記載の露光用マスク。
(付記15) 前記第1の領域における前記複数のマスク開口の配列は、前記第2の領域における前記複数のマスク開口の配列と同じであることを特徴とする付記13又は14に記載の露光用マスク。
(付記16) 前記第1の領域において前記第1の組に属する前記マスク開口は、前記第2の領域において前記第1の組に属する前記マスク開口よりも大きく、
前記第2の領域において前記第2の組に属する前記マスク開口は、前記第1の領域において前記第2の組に属する前記マスク開口よりも大きいことを特徴とする付記13乃至15いずれか1項に記載の露光用マスク。
(付記17) 前記第1及び第2の領域において、前記第1の組に属する前記マスク開口の最小の配列ピッチは、全ての前記マスク開口の最小の配列ピッチの2倍であることを特徴とする付記13乃至16いずれか1項に記載の露光用マスク。
(付記18) 基板上に第一のデバイスパターンと第二のデバイスパターンを露光する露光用マスクにおいて、
第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施された第1のマスク開口と、第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第2のマスク開口と、を有する第1の領域と、
前記第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第3のマスク開口と、前記第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第4のマスク開口と、を有する第2の領域と、
を有することを特徴とする露光用マスク。
(付記19) 透明基板と、複数のデバイスパターンのそれぞれに対応する複数のマスク開口が第1の組と第2の組とに組分けされて開口され、且つ、前記第1の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された、前記透明基板上に形成された第1のマスクパターンとを有する第1の露光用マスクと、
透明基板と、前記第1の露光用マスクにおけるのと同じ仕方で前記第1の組と前記第2の組とに組分けされたマスク開口を有し、前記第2の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された、前記透明基板上に形成された第2のマスクパターンとを有する第2の露光用マスクと、
を有することを特徴とする露光用マスクセット。
(付記20) 前記第1及び第2の露光用マスクにおいて、前記第1の組に属する前記マスク開口の最小の配列ピッチは、全ての前記マスク開口の最小の配列ピッチの2倍であることを特徴とする付記19に記載の露光用マスクセット。
(付記21) 前記第1の露光用マスクにおける前記複数のマスク開口の配列は、前記第2の露光用マスクにおける前記複数のマスク開口の配列と同じであることを特徴とする付記19又は20に記載の露光用マスクセット。
(付記22) 前記第1の露光用マスクにおいて前記第1の組に属する前記マスク開口は、前記第2の露光用マスクにおいて前記第1の組に属する前記マスク開口よりも大きく、
前記第2の露光用マスクにおいて前記第2の組に属する前記マスク開口は、前記第1の露光用マスクにおいて前記第2の組に属する前記マスク開口よりも大きいことを特徴とする付記19乃至21いずれか1項に記載の露光用マスクセット。
図1は、従来例に係るハーフトーンマスクを通った露光光の強度曲線を模式的に示す図である。 図2は、従来例に係るレベンソンマスクの断面図である。 図3は、露光装置が原因でフォーカスずれが発生することを示す図である。 図4は、基板の反りが原因でフォーカスずれが発生することを示す図である。 図5は、層間絶縁膜の表面の凹凸が原因でフォーカスずれが発生することを示す図である。 図6は、密なマスク開口と疎なマスク開口を有する露光用マスクの平面図である。 図7は、図6における密なマスク開口と疎なマスク開口のそれぞれのCD-FOCUS曲線A、Bを示す図である。 図8は、補助開口を形成した露光用マスクの平面図である。 図9は、図7のCD-FOCUS曲線A、Bと共に、補助開口が周囲に形成されたマスク開口のCD-FOCUS曲線Cを併記した図である。 図10は、集積度が極めて高いデバイスパターンの設計レイアウトである。 図11は、OPCが施されたマスク開口を備えた露光用マスクの平面図である。 図12は、図11の露光用マスクを用いて得られたレジストパターンのSEM像を基にして描いた平面図である。 図13(a)、(b)は、それぞれ本発明の第1実施形態で使用される第1の露光用マスクと第2の露光用マスクの平面図である。 図14(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための断面図(その1)である。 図15(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための断面図(その2)である。 図16(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための断面図(その3)である。 図17(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための断面図(その4)である。 図18は、本発明の第1実施形態において、第1の露光用マスクのみで露光を行って得られたレジストパターンのSEM像を基にして描いた平面図である。 図19は、本発明の第1実施形態において、第2の露光用マスクのみで露光を行って得られたレジストパターンのSEM像を基にして描いた平面図である。 図20は、本発明の第1実施形態において、第1の露光用マスクと第2の露光用マスクを用いた二回の露光により得られたレジストパターンのSEM像を基にして描いた平面図である。 図21は、本発明の各実施形態において、露光用マスクを設計するのに使用される設計システムの構成図である。 図22は、本発明の第1実施形態に係る露光用マスクの設計方法について説明するためのフローチャートである。 図23は、本発明の第1実施形態に係る露光用マスクの製造方法について説明するためのフローチャートである。 図24(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る露光用マスクの製造途中の断面図(その1)である。 図25(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る露光用マスクの製造途中の断面図(その2)である。 図26は、本発明の第2実施形態に係る露光用マスクの平面図である。 図27は、本発明の第2実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための平面図(その1)である。 図28は、本発明の第2実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための平面図(その2)である。 図29は、本発明の第2実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための平面図(その3)である。 図30(a)、(b)は、本発明の第2実施形態に係る膜のパターニング方法について説明するための断面図である。 図31は、本発明の第2実施形態に係る露光用マスクの設計方法について説明するためのフローチャートである。 図32(a)、(b)は、本発明の第2実施形態に係る露光用マスクの製造途中の断面図(その1)である。 図33(a)、(b)は、本発明の第2実施形態に係る露光用マスクの製造途中の断面図(その2)である。
符号の説明
1…露光装置、2…投影レンズ、3…シリコン基板、10…層間絶縁膜、11…フォトレジスト、11a、11b…窓、15…露光用マスク、16…透明基板、17…マスクパターン、17a、17b…第1、第2開口、17c…補助開口、17d…マスク開口、20…シリコン基板、21…素子分離絶縁膜、22…pウェル、23…ゲート絶縁膜、24…ゲート電極、25…ソース/ドレイン領域、26…絶縁性サイドウォール、27…高融点金属シリサイド層、28…カバー絶縁膜、29…平坦化用絶縁膜、30…層間絶縁膜、30a・・・コンタクトホール、31…フォトレジスト、31a、32a…第1、第2感光部、31c…窓、32…コンタクトプラグ、33…金属配線、40…透明基板、41…第1の露光用マスク、42…第2の露光用マスク、43…第1のマスクパターン、43a、43b…マスク開口、44…第2のマスクパターン、44a、44b…マスク開口、50…透明基板、51…露光用マスク、52…半透明膜、52c…第1のマスクパターン、52d…第2のマスクパターン、52a、52b…マスク開口、60…設計システム、61…入力部、62…バス、63…制御部、64…表示部、TR…MOSトランジスタ、100…ハーフトーンマスク、101…透明基板、101a…凹部、102…マスクパターン、102a…マスク開口、110…レベンソンマスク、111…マスクパターン、111a…マスク開口、D0…設計データ、Dc…補正済設計データ、Rc1、Rc2…第1、第2チップ領域、Rs…ショット領域。

Claims (10)

  1. 基板の上に膜を形成する工程と、
    前記膜の上にフォトレジストを塗布する工程と、
    複数のデバイスパターンのそれぞれに対応する複数のマスク開口が第1の組と第2の組とに組分けされて開口され、且つ、前記第1の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第1のマスクパターンを前記フォトレジストに投影して、該フォトレジストを露光する工程と、
    前記第1の組と前記第2の組とに組分けされたマスク開口を有し、前記第2の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第2のマスクパターンを前記フォトレジストに投影して、前記フォトレジストを露光する工程と、
    前記第1のマスクパターンを投影する前記露光、及び前記第2のマスクパターンを投影する前記露光を終了した後に、前記フォトレジストを現像してレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクにして前記膜をエッチングすることにより、前記デバイスパターンを形成する工程と、
    を有することを特徴とする膜のパターニング方法。
  2. 前記第1のマスクパターンを投影する前記露光工程は、該第1のマスクパターンが形成された第1の露光用マスクを用いて、一つのチップ領域における前記フォトレジストを露光することにより行われ、
    前記第2のマスクパターンを投影する前記露光工程は、該第2のマスクパターンが形成された第2の露光用マスクを用いて、前記チップ領域における前記フォトレジストを露光することにより行われることを特徴とする請求項1に記載の膜のパターニング方法。
  3. 前記第1のマスクパターンを投影する前記露光は、ショット領域内の第1及び第2領域のそれぞれに前記第1及び第2のマスクパターンが分けて形成された露光用マスクを用いて、前記フォトレジストに前記第1及び第2のマスクパターンを投影して行われ、
    前記第2のマスクパターンを投影する前記露光は、前記露光用マスクを用い、且つ、前記第1のマスクパターンが投影された部分の前記フォトレジストに前記第2マスクパターンの投影像が重なるように該第2のマスクパターンを投影して行われることを特徴とする請求項1に記載の膜のパターニング方法。
  4. 基板上の膜に第1のデバイスパターンと第2のデバイスパターンを形成するパターニング方法において、
    前記基板の上に前記膜を形成する工程と、
    前記膜の上にフォトレジストを塗布する工程と、
    前記第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施された第1のマスク開口と、前記第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第2のマスク開口とを前記フォトレジストに投影する第1の露光工程と、
    前記第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第3のマスク開口と、前記第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施された第4のマスク開口とを前記フォトレジストに投影する第2の露光工程と、
    前記フォトレジストを現像してレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記膜をエッチングすることにより、前記第1のデバイスパターンと前記第2のデバイスパターンを形成する工程と、
    を有することを特徴とする膜のパターニング方法。
  5. 前記膜は層間絶縁膜であり、前記第1のデバイスパターン及び第2のデバイスパターンは、コンタクトホールであることを特徴とする請求項4に記載の膜のパターニング方法。
  6. 前記第1の露光工程において、第2のマスク開口はアシストパターンであり、前記第2の露光工程において、第3のマスク開口はアシストパターンであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の膜のパターニング方法。
  7. 前記第1のデバイスパターンと前記第2のデバイスパターンとの間隔は150nm以下であることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の膜のパターニング方法。
  8. 前記フォトレジストはポジ型であることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の膜のパターニング方法。
  9. 透明基板と、
    前記透明基板の第1の領域に形成され、複数のデバイスパターンのそれぞれに対応する複数のマスク開口が第1の組と第2の組とに組分けされて開口され、且つ、前記第1の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第1のマスクパターンと、
    前記透明基板の第2の領域に形成され、前記第1のマスクパターンと同じ仕方で前記第1の組と前記第2の組とに組分けされたマスク開口を有し、前記第2の組に属する前記マスク開口のみに光近接効果補正が施された第2のマスクパターンと、
    を有することを特徴とする露光用マスク。
  10. 基板上に第一のデバイスパターンと第二のデバイスパターンを露光する露光用マスクにおいて、
    第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施された第1のマスク開口と、第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第2のマスク開口と、を有する第1の領域と、
    前記第1のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第3のマスク開口と、前記第2のデバイスパターンに対応する、光近接効果補正が施されていない第4のマスク開口と、を有する第2の領域と、
    を有することを特徴とする露光用マスク。
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