JP2008096296A - 異物検査方法及びその異物検査方法を用いた異物検査装置 - Google Patents

異物検査方法及びその異物検査方法を用いた異物検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】試料全体における異物検出感度を向上させ、簡便に行うことができる異物検査方法及び異物検出装置を提供する。
【解決手段】試料の像の輝度が異物検出閾値よりも低い箇所を異物として検出する異物検出方法であって、透過率及び反射率が異なる複数の領域を有する試料に対して、落射照明光と反射照明光とを照射する照射ステップと、試料で反射した反射光と、前記試料を透過した透過光とを受光して、試料の像を撮像する撮像ステップと、最も低い領域のレベルに応じた異物検出閾値を用いて異物を検出する異物検出ステップと、異物検出閾値よりも高い領域抽出閾値によって、最も輝度の低い領域と、異物検出ステップで検出された異物とを含む領域を抽出する領域抽出ステップと、抽出された領域をマスクした像に対して、異物検出ステップと領域抽出ステップとを繰り返し行うステップとを備える異物検出方法。
【選択図】図1

Description

本発明は異物検査方法及びその異物検査方法を用いた異物検査装置に関し、特に、フォトマスク上に位置する異物の検査方法に関する。
半導体製造工程では、パターンに欠陥があると、配線の絶縁不良や短絡などの不良原因となり、歩留まりが低下する。従って、半導体基板やその製造工程で使用するフォトマスクなどのパターン基板に異物が付着しているか否かを検査する検査装置が利用されている。
このフォトマスクの検査装置には、主にダイツーデータベース(Die to Database)方式とダイツーダイ(Die to Die)方式の2種類がある。ダイツーデータベース方式では、実際に検出した画像と、コンピュータなどの処理装置に記憶されているCADデータとを比較して異物の検出を行う。しかしながら、ダイツーデータベース方式では、検査するパターン毎にCADデータから参照画像を作成する必要があるため、低コスト化を図ることが困難であった。
一方、ダイツーダイ方式では、異なる位置に配置された同じパターンの画像を検出し、それらを比較することにより、異物の検出を行う。この方式では、パターンに応じてCADデータから参照画像を作成する必要がないため、低コスト化を図ることができる。しかしながら、この方式では、基板上に同じパターンが存在しないマスクについては異物を検出することができなかった。
この問題を解決するため、2つのカメラにより透過像と反射像を撮像し、これらを重ね合わせる方法が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。この方法では、マスクの透過パターンを透過する透過光の強度と、マスクの遮光パターンで反射された反射光の強度とが略等しくなるように設定する。あるいは、透過パターン部分と、遮光パターン部分の検出光量が略等しくなるように光量を調整している(特許文献3参照)。
その他の方式としては、透過光と反射光とを合成して、一つの検出器によって検出する。透過パターンのうち、異物等が付着した箇所では、異物によって透過率が低下するため、透過光が減少する。また、遮光パターンのうち、異物等が付着した箇所では、異物によって反射率が低下するため、反射光が減少する。よって、遮光パターン上の異物箇所か透過パターン上の異物箇所かに係わらず、異物箇所では、正常箇所に比べて検出光量が低下する。
従って、検出器の出力と異物検出閾値を比較することにより、異物検査を行うことができる。この構成では、透過像と反射像との合成像を1つの検出器で検出しているため、検査装置を簡易な構成とすることができる。
また、遮光パターン上に存在する異物か透過パターン上に存在する異物を判別する異物検査方法が開示されている(特許文献4参照)。この方法では、マスクのパターン面側からレーザ光を照射し、レーザ散乱光を検出して異物検出を行なっている。さらに、マスクの反パターン面側から落射照明光をプローブ光として照射して、パターンからの反射光を検出して遮光パターンか否かを判別している。従って、プローブ光に基づいて遮光パターン上の異物か、透過パターン上の異物かを判別することができる。この異物検査方法では、遮光パターン上に付着している異物を検出した場合の不合格判定をなくしている。これにより、露光処理での影響の大きい透過パターン上で異物が検出された場合のみ、マスクの洗浄処理を行うようにして、生産性を向上させている。
ここで従来におけるマスク900(図17(a)参照)において、透過照明光と反射照明光とを用いて異物検出を行っている例を示す。図15に示されるような従来におけるマスク900は、透過部と遮光部とによって形成されたメインパターン901と、透過部と遮光部との境界を示すメインパターンエッジ部902と、透過部で構成されるパターン開口部903とを有している。
このようなマスク900における透過照明光と反射照明光を照射したときの輝度のプロファイルを図17(b)に示す。図17(b)に示されたプロファイルにおいては、メインパターンエッジ部902において輝度が最も小さくなっている。メインパターンエッジ部902が最も輝度が小さくなるのは、反射照明光をマスク900に照射したときの反射像の輝度がメインパターンエッジ部902において小さくなっており、同様に、透過照明光をマスク90に照射したときの透過像の輝度がメインパターンエッジ部902において小さくなっているためである。そのため、メインパターンエッジ部902においては、反射光と透過光との輝度の和が小さくなっている。
反射光と透過光との輝度の和はメインパターンエッジ部902で最も小さくなるため、メインパターンエッジ部902での輝度よりも高い輝度を有する異物904がマスク900上に存在した場合、この異物904を検出することができない。これは、異物検出を行うための異物検出閾値をメインパターンエッジ部902の輝度よりも低く設定する必要があるため、メインパターンエッジ部92の輝度よりも高い輝度を有する異物904は、異物として判定することができないからである。
また、図18に示されるようなスキャッタリングバー915を有するハーフトーンOPCマスク910において、スキャッタリングバー915の反射照明光と透過照明光の輝度の和が非常に低くなる。そのため、異物検出閾値を、スキャッタリングバー915における輝度よりも低く設定する必要がある。しかしながら、スキャッタリングバーを含むOPCパターン915の輝度は非常に低いために、ほとんどの異物が異物として判定することができなくなってしまう。そのため、検出感度が著しく低下してしまう。このような問題を回避するために、スキャッタリングバーの近傍に対する感度を低くすると、スキャッタリングバーのエッジに付着している異物を検出することができなくなる。
特開昭63−45541号公報 特開平3−160450号公報 特開平9−311108号公報 特開平5−249655号公報
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、マスクの異物検査方法及びその異物検査方法を用いた異物検査装置において、試料全体における異物検査における検出感度を向上させ、異物の位置を特定することができる異物検査方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る異物検出方法においては、試料の像の輝度が異物検出閾値よりも低い箇所を異物として検出する異物検出方法であって、透過率及び反射率が異なる複数の領域を有する試料に対して、落射照明光と反射照明光とを照射する照射ステップと、前記試料で反射した反射光と、前記試料を透過した透過光とを受光して、前記試料の像を撮像する撮像ステップと、最も低い領域のレベルに応じた異物検出閾値を用いて異物を検出する異物検出ステップと、異物検出閾値よりも高い領域抽出閾値によって、前記最も輝度の低い領域と、前記異物検出ステップで検出された異物とを含む領域を抽出する領域抽出ステップと、抽出された領域をマスクした像に対して、前記異物検出ステップと前記領域抽出ステップとを繰り返し行うステップとを備える異物検出方法である。このように領域ごとに閾値を設定し、この閾値を用いて異物検出を行うことによって、輝度の低いパターンを有する試料においても異物検出感度を向上させることができる。
本発明の第2の態様に係る異物検出方法においては、光を透過する透過パターンと光を反射する反射パターンと前記透過パターンと前記反射パターンとの境界に位置するパターンエッジ部とを有する試料の異物を検出して検査を行う異物検出方法であって、前記試料に落射照明光と透過照明光とを照射し、前記試料の像を撮像するステップと、前記像において、前記パターンエッジ部の輝度に対応した第1の閾値を用いて第1の異物を検出する第1異物検出ステップと、前記第1の異物と前記パターンエッジ部とをマスクする第1マスクステップと、前記第1マスクステップでマスクされた像において、前記透過パターン又は前記反射パターンの低い輝度を有するパターンの輝度に対応した第2の閾値を用いて第2の異物を検出する第2異物検出ステップと、前記第2の異物と前記第2の閾値に対応したパターンとをマスクする第2マスクステップと、前記第1マスクステップと前記第2マスクステップとでマスクされた像において、前記透過パターン又は前記反射パターンの高い輝度を有するパターンの輝度に対応した第3の閾値を用いて第3の異物を検出するステップとを有する異物検出方法である。
本発明の第3の態様に係る異物検出方法においては、結像面に転写される主パターンと、前記主パターンに対して近接効果補正を行うOPCパターンと、前記主パターンと前記OPCパターン以外の領域であるパターン開口部と、前記主パターンと前記パターン開口部の境界に位置するパターンエッジ部とを有する試料の異物を検出して検査を行う異物検出方法であって、前記試料に落射照明光と透過照明光とを照射し、前記試料の像を撮像する撮像ステップと、前記像において、前記OPCパターンの輝度に対応した第1の閾値を用いて第1の異物を検出する第1異物検出ステップと、前記像において、前記OPCパターンと前記第1の異物とをマスクする第1マスクステップと、前記第1マスクステップでマスクされた像において、前記パターンエッジ部の輝度に対応した第2の閾値を用いて第2の異物を検出する第2異物検出ステップと、前記第2の異物と前記パターンエッジ部とをマスクする第2マスクステップと、前記第1マスクステップと前記第2マスクステップとでマスクされた像において、前記パターン開口部の輝度に対応した第3の閾値を用いて第3の異物を検出する第3異物検出ステップと、前記第3の異物と前記パターン開口部とをマスクする第3マスクステップと、前記第1マスクステップと前記第2マスクステップと前記第3マスクステップとでマスクされた像において、前記主パターンの輝度に対応した第4の閾値を用いて第4の異物を検出するステップとを有する異物検出方法である。
本発明の第4の態様に係る異物検出方法においては、第3の態様に係る異物検出方法であって、前記OPCパターンと前記パターンエッジ部との輝度が略等しい際に、空間フィルタを用いて、前記OPCパターンと前記パターンエッジ部とを区別するステップとをさらに有することを特徴とする異物検出方法である。本発明の第5の態様に係る異物検出方法においては、上述の異物検出方法であって、前記試料で反射された反射光の光量が、前記試料で透過された透過光の光量の1.5倍以上となるよう、前記透過照明光源及び前記落射照明光源の少なくとも一方の光量を調整するステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の異物検出方法である。このようにすることによって、透過パターン上の異物か、遮光パターン上の異物かを簡便に判別することができる。
本発明の第6の態様に係る異物検出方法においては、上述の異物検出方法であって、前記異物検出ステップにおいて、前記撮像ステップにおいて得られた像において、前記パターンの暗部における2次元的な拡がりを検出する空間フィルタを用いることによって、異物検出を行うことを特徴とする異物検出方法である。本発明の第7の態様に係るパターン基板の製造方法においては、上述の異物検出方法を用いたパターン基板の製造方法である。
本発明の第8の態様に係る異物検出装置においては、試料に落射照明光と透過照明光を照射して得られた前記試料の像を用いて、前記試料上の異物を検出する異物検出装置であって、透過照明光源からの光を集光して前記試料に照射する透過照明光学系と、落射照明光源からの光を集光して前記試料に照射する落射照明光源系と、前記試料の像を撮像するため、前記透過照明光学系から前記試料に出射された光のうち前記試料を透過した透過光と前記落射照明光学系から前記試料に出射された光のうち前記試料を反射した反射光とを合わせた輝度を検出する検出器と、前記検出器によって検出された輝度に応じて分割された複数の領域において、前記複数の領域それぞれが有するパターンの輝度に応じて閾値を設定する閾値設定部と、前記閾値設定部によって設定された前記閾値と前記検出器によって検出された前記透過光と前記反射光とを合わせた輝度とを比較する比較部と、前記比較部によって比較された比較結果に基づいて、前記試料の異物を検出する異物検出部と、前記比較部によって比較された比較結果に基づいて、前記試料の一部をマスクする試料マスク部とを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、簡便に異物検出することができ、かつ試料全体における異物検出感度を向上させることができる異物検査方法を提供することができる。また、本発明による異物検査方法によって、異物の位置を特定することが容易である。
本実施の形態に係る検査方法及びその異物検査方法を用いた異物検査装置においては、試料に落射照明光と透過照明光を照射して試料の像を撮像し、試料上に形成されたパターンの像の輝度に応じて、試料を複数の領域に分割し、この複数の領域において、それぞれの領域が有するパターンの輝度の低い順から、パターンの輝度に応じた閾値を設定し、その閾値を用いてその領域の異物検出を行い、この異物検出を行った領域をマスクしていくことを階層的に行っている。このようにすることによって、試料上に位置し、輝度の低いパターンを有している場合においても、そのパターンを有している領域を階層的にマスクして異物検出を行っていくので、全体の試料における異物検出感度を向上させることができる。
実施の形態1.
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。本実施の形態においては、フォトマスク上の異物の検査を行う異物検査方法及びその異物検査方法を用いた異物検査装置を例として説明する。
本実施の形態に係る異物検査方法を用いる異物検査装置の概略構造図を図1に示す。ここでは試料であるフォトマスク30に付着した異物を検出する検査装置を例に挙げて説明する。11は透過照明光源、12は透過側フィルタ、13は駆動モータ、14はミラー、15は対物レンズ、16はステージ、21は落射照明光源、22は落射側フィルタ、23は駆動モータ、24はビームスプリッタ、25は対物レンズ、41はレンズ、42は検出器、50は処理装置である。また、試料であるフォトマスク30には、光を反射する遮光パターン31が設けられている。
具体的には、透明なガラス基板の上にクロム膜等の遮光膜を成膜、パターニングすることにより、フォトマスク30上に遮光パターン31が形成される。従って、フォトマスク30のうち、遮光パターン31が設けられていない領域は光を透過する透過パターン32となる。すなわち、フォトマスク30は遮光パターン31と透過パターン32とを備えている。また、この遮光パターン31がメインパターンやメインパターンに対して光の干渉効果による投影露光後のパターン変形を低減するOPC(Optical Proximity effect Correction)を行うOPCパターンとなり、遮光パターン31と透過パターン32との境界がメインパターンエッジ部となる。もちろん、本発明において、OPCパターンを有しないフォトマスクにおいても適用可能である。
さらに、透過パターン32がパターン開口部に相当する。遮光パターン31は透過パターン32よりも高い反射率を有している。このフォトマスク30はステージ16上に載置されている。フォトマスク30は、遮光パターン31が形成されたパターン面が上になるようにステージ16上に載置されている。なお、ステージ16は透明ステージであり、入射した光を透過する。
透過照明光源11から出射された透過照明光をフォトマスク30に入射させるための透過照明用光学系について説明する。透過照明光源11は、例えば、ランプ光源であり、透過照明光を透過側フィルタ12の方向に出射する。透過照明光源11からの透過照明光は、透過側フィルタ12を通過して、ミラー14に入射する。ミラー14はフォトマスク30が載置されたステージ16の下方に配置されており、透過照明光源11からの透過照明光をフォトマスク30の方向に反射する。ミラー14で反射された透過照明光は、コンデンサレンズ15に入射する。コンデンサレンズ15により集光された透過照明光はステージ16を介してフォトマスク30に入射する。また、コンデンサレンズ15は透過照明光をフォトマスク30のパターン面上に集光する。
コンデンサレンズ15によって集光されフォトマスク30に入射した透過照明光のうち、フォトマスク30を透過した透過光は、対物レンズ25で集光され、ビームスプリッタ24に入射する。ビームスプリッタ24は、例えば、ハーフミラーであり、入射光のうち半分を透過し、半分を反射する。ビームスプリッタ24を透過した透過光は、レンズ41で平行光に変換され、検出器42に入射する。検出器42は、2次元CCDカメラなどの撮像素子であり、フォトマスク30の光学像を撮像する。すなわち、レンズ41は、透過光を検出器42の受光面上に集光する。これにより、フォトマスク30の透過照明光が照射された領域の透過像を撮像することができる。検出器42は、検出した光の光量に基づく検出信号を処理装置50に出力する。処理装置50は、例えば、検出信号に基づいて異物判定を行なうためのアナログ回路と、異物判定した結果を、記憶、表示するためのパーソナルコンピュータとを含む。
次に、落射照明光源21から出射された落射照明光をフォトマスク30に入射させるための落射照明用光学系について説明する。落射照明光源21は、例えば、ランプ光源であり、落射照明光を落射側フィルタ22の方向に出射する。落射照明光源21からの落射照明光は、落射側フィルタ22を通過して、ビームスプリッタ24に入射する。ビームスプリッタ24はステージ16上に載置されたフォトマスク30の上方に配置されており、入射した落射照明光のうちの一部をフォトマスク30の方向に反射する。ビームスプリッタ24で反射された落射照明光は、対物レンズ25に入射する。対物レンズ25は落射照明光をフォトマスク30のパターン面上に集光する。
対物レンズ25によって集光されフォトマスク30に入射した落射照明光のうち、フォトマスク30で反射された反射光は、対物レンズ25で集光され、ビームスプリッタ24に入射する。ビームスプリッタ24を透過した反射光は、レンズ41で集光され、検出器42に入射する。レンズ41は、反射光を検出器42の受光面上に集光する。これにより、フォトマスク30の落射照明光が照射された領域の反射像を撮像することができる。
ここで、落射照明用光学系の対物レンズ25と透過照明用光学系のコンデンサレンズ15とは、同一光軸上に配置されている。従って、コンデンサレンズ15から出射された透過照明光と、対物レンズ25から出射された落射照明光とは、フォトマスク30の同じ位置に入射する。そして、コンデンサレンズ15から出射された透過照明光のうち、フォトマスク30を透過した透過光と、対物レンズ25から出射された落射照明光のうち、フォトマスク30で反射された反射光とは、同一光軸上を同じ方向に伝播する。すなわち、透過照明光のうち、フォトマスク30を透過した透過光と、落射照明光のうち、フォトマスク30で反射された反射光とは、共通の光路を通って検出器42に入射する。従って、同時に落射照明光と透過照明光とを用いてフォトマスク30を照明して、検出器42により検出することにより、反射像と透過像とを重ね合わせた光学像を撮像することができる。
フォトマスク30が載置されているステージ16は、水平方向に移動可能に設けられたX−Yステージである。従って、ステージ16を水平方向に移動させることにより、フォトマスク30上における、落射照明光及び透過照明光の入射位置が相対的に変化する。よって、フォトマスク30上の照明領域を走査することができ、フォトマスク30の任意の箇所の検査を行うことができる。さらに、ステージ16を、例えば、ラスタ走査することにより、フォトマスク30の全面を検査することができる。
また、透過側フィルタ12及び落射側フィルタ22は、例えば、NDフィルタであり、入射した光を減衰させて、透過する。この透過側フィルタ12や落射側フィルタ22は例えば光透過率が異なる複数の領域に分割されており、透過側フィルタ12を駆動する駆動モータ13によって移動することによって、透過照明用光学系からフォトマスクに入射される光量を調整することができる。また同様に、落射側フィルタ22を駆動する駆動モータ23によって移動することによって、落射照明用光学系からフォトマスクに入射される光量を調整することができる。このようにすることによって、フォトマスクに入射される光の、透過照明用光学系から入射される光と落射照明用光学系から入射される光との割合を調整することができる。このときに調整すべきフィルタは、透過側フィルタ12と落射側フィルタ22の一方若しくは両方である。この透過照明用光学系から入射される光と落射照明用光学系から入射される光とにおける割合を調整する方法は、フィルタによる方法のみではなく、透過照明光源や落射照明光源の出力を変化させてもよい。以上のようにすることによって、検出器42で検出される透過光の光量と、反射光の光量とが所望の割合になるように調整することができる。
本発明では、落射照明光源21からの落射照明光のうち遮光パターン31で反射された反射光が透過照明光源11からの透過照明光のうち透過パターン32を透過した透過光の光量の1.5倍以上となって検出器で検出されるように、光量を調整する。さらに、反射光の光量が透過光の光量の2倍以上とすることが好ましい。このようにすることによって、透過パターン上の異物か、遮光パターン上の異物かを簡便に判別することができる。
フォトマスク30の透過パターン32は、高い光透過率を有し、入射した光のほとんどを透過させる。また、透過パターン32は、入射した光の極わずかな一部を正反射させる。例えば、透過パターンは約92%の光透過率を有し、約4%の反射率を有している。フォトマスク30の遮光パターン31は、入射した光の略全てを遮光する。また、遮光パターン31によって遮光された光のうちの一部は、遮光パターン31の表面で正反射される。例えば、遮光パターン31の反射率は約10%であり、遮光パターン31の光透過率は理想的には略0%である。
遮光パターン31での反射率は、透過パターン32での反射率よりも高くなる。従って、遮光パターン31の領域では、透過照明光の光量の変化が透過像と反射像との合成像の撮像に大きく影響し、落射照明光の光量の変化はほとんど影響しない。透過パターン32の領域では、落射照明光の光量及び透過照明光の光量の変化が合成像の撮像に影響する。また、透過パターン32の領域では、透過照明光の光量の変化よりも落射照明光の光量の変化の方が合成像の撮像に対して影響が大きい。
このように、照明光が遮光パターン31に入射するか透過パターンに入射するかによって、検出器42で検出される光量が変化する。さらに、遮光パターン31か透過パターンかによって、検出器42で検出される光量のうち、透過照明光と落射照明光との割合が変化する。
ここで、落射照明光と反射照明光とによって照明されたハーフトーン型フォトマスク30の像について図2を用いて説明する。図2(a)は、フォトマスク30の構成を模式的に示す平面図である。なお、図2(a)では、異物のない正常な箇所の像が示されている。すなわち、図1におけるフォトマスク30が図2におけるフォトマスク100に相当する。図2(a)に示されるように、フォトマスク100は、メインパターン部101、パターンエッジ部102、パターン開口部103、及びスキャッタリングバー104から構成されている。このときの合成像のプロファイルにおいては、メインパターン部101が一番高い輝度を有し、次にパターン開口部103、パターンエッジ部102、一番低い輝度を有するのがスキャッタリングバー104となっている。
この図2(a)に示されたハーフトーン型フォトマスク30の構成におけるプロファイルを図2(b)に示す。このプロファイルは、スキャッタリングバーの長手方向に垂直な方向におけるものであり、反射像と透過像とを重ね合わせて合成した合成像のプロファイルである。なお、説明の明確化のため、図2(b)のプロファイルにおいて、ノイズ等の影響を無視して説明する。また、以下ではスキャッタリングバーの長手方向を縦方向として、スキャッタリングバーの長手方向に垂直な方向を横方向として説明する。
そこで、本実施の形態に係るマスク検査方法においては、まず一番輝度の低いスキャッタリングバー104の位置を検出する。スキャッタリングバー104の位置を検出するために用いられる第1の閾値は、スキャッタリングバーの輝度よりわずかに高い輝度の位置とする。すなわち、この第1の閾値以下のものをスキャッタリングバーであると判定する。しかしながら、この第1の閾値を用いた場合、スキャッタリングバーの輝度と同程度の輝度を有する異物105(図3、4参照)や、スキャッタリングバーに付着した異物106(図5参照)を検出することができない。
まず、図3にスキャッタリングバーの輝度と同程度の輝度を有する異物105がフォトマスク100のパターン開口部103上に存在している場合のマスクの構成図を示す。スキャッタリングバーと同程度の輝度を有する異物105においては、スキャッタリングバー104と異なり、縦方向、横方向ともに広がりを有していないため、縦方向に線幅を測長すればその違いがわかる。すなわち、線幅測定を二方向で行うことによって、異物105であるかスキャッタリングバー104であるかを判定することができる。このスキャッタリングバー104の長手方向と平行な方向である縦方向のプロファイルを図4(a)、そのときのフォトマスク100との位置関係を示しているのが図4(b)である。
すなわち、異物105である場合、スキャッタリングバーの場合と異なり、縦方向に対しても広がりが小さい。スキャッタリングバーの場合には、縦方向においてスキャッタリングバーの幅分の広がりを有することになる。この広がりを判定するために、空間フィルタを用いても良い。この空間フィルタは、スキャッタリングバーの幅に応じて生成される。
この空間フィルタの一例として、図5に示すような空間フィルタ200を用いるとよい。空間フィルタ200は横方向にH0〜H5の6画素分有し、縦方向にV0〜V5の6画素分有する6×6のフィルタである。空間フィルタ200は、スキャッタリングバーの幅が略4画素であるときに用いられる。図5においては、空間フィルタ200は、(H2,V2)、(H3,V3)、(H2,V3)、(H3,V3)の中心領域201、中心領域201の外側の1画素幅の周辺領域202、及び周辺領域202よりも外側の外側領域203を有している。従って、中心領域201は4画素分有し、周辺領域202は12画素分有し、外側領域は20画素分有している。この空間フィルタ200において、中心領域201のうち一画素以上が閾値以下であって、外側領域203の全画素において閾値以上の輝度を有するときに、異物であると判定する。これに対して、スキャッタリングバー104の位置にこの空間フィルタを用いた場合、中心領域201が閾値以下の画素を有することになるが、外側領域203において、閾値以下の画素を有することになるので、異物との区別をすることができる。もちろん、スキャッタリングバーの幅に応じて、空間フィルタ200の中心領域201の大きさを変えることができる。このような空間フィルタ200を用いることによって、パターン暗部における2次元方向の拡がりを検出することができる。従って、異物と1次元方向に拡がりを有するスキャッタリングバー104とを正確に判別することができる。
次に、スキャッタリングバー104に異物106が付着した場合におけるマスクの構造図を図6(a)に示す。このときのプロファイルが図6(b)である。図6(a)に示すように、左側のスキャッタリングバー104aに異物106が付着している状態である。このような場合、図6(b)に示されたプロファイルは、異物106が付着したスキャッタリングバー104aにおけるプロファイルと、異物が付着していないスキャッタリングバー104bにおけるプロファイルとで幅が異なる。すなわち、異物106が付着したスキャッタリングバー104aのプロファイルの幅t1と、異物が付着していないスキャッタリングバー104bのプロファイルの幅t2とでは、t2よりもt1が大きな値を示すことになる。
また、スキャッタリングバー104は、フォトマスク100上で略同一の幅を有するものであり、この幅が異なることからスキャッタリングバー104に異物が付着しているか付着していないかを空間フィルタを用いて判定することができる。以上のようにして、スキャッタリングバー104と同程度の輝度を有する異物とスキャッタリングバー104とを区別することができる。このようにして、スキャッタリングバーの位置を特定し、スキャッタリングバーの輝度と同程度の輝度を有する異物の検出を行う。
次に、このスキャッタリングバー104とスキャッタリングバーの輝度と同程度の輝度を有する異物105、106の位置をマスクアウトする。このマスクアウトのときには、スキャッタリングバー104とスキャッタリングバーの輝度と同程度の輝度を有する異物105、106の幅より少し大きい幅でマスクアウトする。
このようにマスクされたときのフォトマスク100の構成図を図7(a)、マスクされた状態におけるプロファイルを図7(b)に示す。このときは、スキャッタリングバーの輝度と同程度の輝度を有する異物がない場合を示している。また、このマスクアウトするための領域は、膨張処理などのサイジング処理が行うことによって、スキャッタリングバー104より少し幅の広い領域をマスクアウトする。すなわち、このマスクアウトした領域111a、111bにおいては、異物検出のために用いられた閾値は、スキャッタリングバー104の輝度より少し高い輝度である第1の閾値を用いている。
その後、スキャッタリングバー104より少し幅の広い領域をマスクアウトすることによって、この領域以外の領域における異物検出閾値を第1の閾値と異なる閾値に変更している。このようにすることによって、マスクアウトした領域111a、111b以外の領域において、異物検出感度を高くすることができる。
次に、パターンエッジ部102の輝度を検出する。パターンエッジ部102の輝度は、異物が付着していないフォトマスクの場合、スキャッタリングバー104の次に低い輝度を有する。そのため、閾値を第1の閾値から徐々に上げていくことによって、検出することができる。ここで、パターンエッジ部102の輝度よりも低く、第1閾値よりも高い異物を有している場合、パターンエッジ部102の輝度ではなく、この異物が検出にひっかかってしまう。しかしながら、パターンエッジ部102は、フォトマスク上でメインパターン部が存在しているエッジに相当するため、フォトマスク100上で周期的に存在していることになる。そのため、閾値のレベルを変えていき、閾値を超える箇所が所定のレベル以上になったときに急激に増加する。このときのレベルが、パターンエッジ部102の輝度を超えたレベルであると判定される。他の異物と区別することは容易である。このようにして、パターンエッジ部102の輝度を検出することができる。
以上のようにして検出したパターンエッジ部102の輝度より少し低い輝度を第2の閾値とする。上述されたようにプロファイルをマスクアウトした領域を有するプロファイルにおいて、第2の閾値を用いて異物検出を行う。ここで、パターンエッジ部102に異物107が存在している場合のフォトマスクの構成図を図8(a)に示し、このときのプロファイルが図8(b)である。このように、第2の閾値を用いることによって、パターンエッジ部102に異物107が存在しているときに異物として検出することができる。この第2の閾値によって検出することができる異物は、パターンエッジ部102に存在している異物だけでなく、パターン開口部103に存在し、スキャッタリングバー104の輝度よりも高い輝度を有し、パターンエッジ部102の輝度よりも低い輝度を有する異物においても、この第2の閾値を用いることによって異物検出される。
このように異物検出した後に、次にパターンエッジ部102の輝度より少し高い輝度を第3の閾値とする。そして、この第3の閾値を用いて上述された領域がマスクアウトされたフォトマスクにおいて異物検出を行う。このときに検出されるのは、パターンエッジ部102と同程度の輝度を有する異物である。
パターンエッジ部102と同程度の輝度を有する異物107においては、パターンエッジ部102と異なり、縦方向に広がりを有していないため、縦方向に線幅測長すればその違いがわかる。パターンエッジ部102の輝度と同程度の輝度を有する異物108をフォトマスク100のパターン開口部103に有している場合のフォトマスクの構造図を図9(a)、そのときのプロファイルを図9(b)に示す。また、縦方向のプロファイルを図10(a)、そのときのフォトマスク100との位置関係を示しているのが図10(b)である。
すなわち、パターンエッジ部102の輝度と同程度の輝度を有する異物108においては、縦方向に広がりが小さいため、パターンエッジ部102とこの異物108との区別をすることが可能である。これは縦方向、横方向両方のプロファイルにおいて、閾値を超える幅が狭い箇所が異物となる。また、1方向のみが閾値を超える箇所がパターンエッジ部102となる。
次に、このように検出された異物108やパターンエッジ部102の部分をマスクアウトする。このときマスクアウトする領域は、異物108やパターンエッジ部102に相当する部分より少し幅を広げた領域である。このようにマスクアウトしたフォトマスクを図11(a)に示す。このときのプロファイルが図11(b)である。図11(a)に示されるフォトマスクの構造図は、パターン開口部103に異物を有していない状態である。
図11(a)に示されるように、上述されたスキャッタリングバー104の位置をサイジング処理した領域111a、111bに加え、パターンエッジ部102の位置をサイジング処理した領域112a、112bがマスクアウトされている。すなわち、領域111a、111b、112a、112bをマスクアウトし、異物検出感度を第3の閾値よりも高い輝度にしても異物検出されていない異物をなくすことができる。従って、領域111a、111b、112a、112bをマスクアウトしたフォトマスクにおいて、第3の閾値よりも高い輝度を有する閾値を用いて異物検出することができる。このようにすることによって、異物検出感度を上昇させることができる。
次に、パターン開口部103の輝度を検出する。パターン開口部103の輝度は、異物が生じていないフォトマスクの場合、パターンエッジ部102の輝度の次に低い輝度を有する。そのため、閾値を第3の閾値から徐々に上げていくことによって、検出することができる。ここで、パターン開口部103の輝度よりも低く、第3の閾値よりも高い異物をフォトマスクが有している場合、パターン開口部103の輝度ではなく、この異物が検出にひっかかってしまう。しかしながら、パターン開口部103は、フォトマスク上でメインパターン部101やパターンエッジ部102及びスキャッタリングバー104以外の部分であり、フォトマスク100上で周期的に存在していることになる。そのため、他の異物と区別することは容易である。このようにして、パターン開口部103の輝度を検出することができる。
このように検出されたパターン開口部103の輝度を用い、異物領域111a、111b、112a、112bをマスクアウトしたフォトマスクにおいて異物検出を行う。このときに用いられる異物検出閾値は、上述した第3の閾値よりも高い輝度を有し、パターン開口部103の輝度よりも低い輝度を有する第4の閾値である。すなわち、第4の閾値を用いることによって、パターンエッジ部102の輝度よりも高く、パターン開口部103の輝度よりも低い異物を検出する。パターンエッジ部102の輝度よりも高く、パターン開口部103の輝度よりも低い輝度を有する異物109をパターン開口部103に有するマスクの構造図を図12(a)に示す。このときのプロファイルを図12(b)に示す。図12(b)に示されるように、パターンエッジ部102の輝度よりも高く、パターン開口部103の輝度よりも低い輝度を有する異物109を検出することができる。
次に、このように検出された異物109やパターン開口部103の部分をマスクアウトする。このときマスクアウトする領域は、異物109やパターン開口部103に相当する部分より少し幅を広げた領域である。このようにマスクアウトしたフォトマスクを図13(a)に示す。このときのプロファイルが図13(b)である。このときマスクアウトした領域113a、113bは、上述した領域111a、111b、112a、112bを有している領域である。また、図13(a)に示されるフォトマスクの構造図は、パターン開口部103に異物が付着していない状態である。このようにマスクアウトすることによって、メインパターン部101に相当する部分のプロファイルのみが残されることになる。
さらに、この領域113a、113bによってマスクアウトされた領域、すなわちメインパターン部101に相当する部分のプロファイルにおいて、異物検出を行う。ここで、メインパターン部101にパターン開口部の輝度よりも高い輝度を有する異物110を有するフォトマスクの構造図を図14(a)に示し、このときのプロファイルを図14(b)に示す。このときには、メインパターン部101における輝度を検出する。このメインパターン部101の輝度より少し低い輝度を有する第5の閾値を用いることによって異物検出を行う。このようにすることによって、メインパターン部101における高感度の異物検出を行うことができる。
以上のようにして、領域ごとに異物検出する閾値を変えていくことによって、異物検出の感度を向上させることができる。特に、本実施の形態に記載したフォトマスクの場合には、メインパターン部101、パターン開口部103、パターンエッジ部102、スキャッタリングバー104によって領域を区分している。そして、それぞれの領域におけるサイジング処理した領域をマスクアウトしている。このマスクアウトしたプロファイルを用い、異物検出閾値を変化させることによって、それぞれの領域に適した異物検出閾値を用いている。このようにすることによって、異物検出における検出感度を向上させることができる。
上記の処理は処理装置50によって行なわれる。この処理装置50の構成について図15を用いて説明する。図15は処理装置50の構成を示すブロック図である。処理装置50は、閾値設定部51と、比較部52と、異物判定部53と、走査制御部54と、光量調整部55と、試料マスク部56とを備えている。
光量調整部55は、駆動モータ13及び駆動モータ23を制御して、透過照明光と落射照明光との光量を調整する。これにより、落射照明光のうちフォトマスク30の遮光パターン31で反射され検出器42で検出された検出光量が、透過照明光のうちフォトマスク30の透過パターン32を透過して、検出器で検出された検出光量の1.5倍以上になる。具体的には、異物検出の前に、フォトマスク30の任意の位置に透過照明光のみを照射して、検出器42により透過像を撮像する。
また、フォトマスク30の任意の位置に落射照明光のみを照射して検出器42により反射像を撮像する。そして、光量調整部55は、反射像における遮光パターン31の画素での検出光量と、透過像における透過パターン32の画素での検出光量とを比較する。そして、光量調整部55は、透過照明光と落射照明光の割合を調整する。具体的には、駆動モータ13及び駆動モータ23を駆動して、透過側フィルタ12及び落射側フィルタ22を変化させる。これにより、透過側フィルタ12及び落射側フィルタ22の光透過率が変化して、光量の割合を調整することができる。なお、光量の調整は、駆動モータ13又は駆動モータ23の一方のみを駆動して調整を行ってもよい。また、透過側フィルタ12及び落射側フィルタ22の一部の領域に、光を遮光する遮光部を設けてもよい。すなわち、反射像を撮像するときは、透過側フィルタ12で透過照明光を遮光し、透過像を撮像するときは、落射側フィルタ22で落射照明光を遮光する。これにより、光量を調整するための反射像及び透過像のそれぞれを容易に撮像することができる。
走査制御部54は、ステージ16の走査を制御する。すなわち、ステージ16を駆動する駆動機構を制御して、フォトマスク30を走査する。これにより、フォトマスク30の任意の位置に、照明光を照射することができる。また、走査制御部54は、駆動機構からの駆動信号に基づいて、フォトマスク30上の照明領域の位置を認識している。すなわち、フォトマスク上において照明光が入射している領域の座標が認識されている。
次に、異物判定を行なうための処理について説明する。異物判定の処理では、上記のように光量を調整した状態で、落射照明光及び透過照明光を同時に照射する。そして、フォトマスク30を透過した透過光と、フォトマスク30で反射された反射光とを、一つの検出器42で検出する。この検出器42によって検出されたプロファイルが処理装置50に入力される。検出器42からのプロファイルは、検出光量に応じたレベルとなっている。この検出器42からのプロファイルは、比較部52に入力される。
閾値設定部51aは、上述したようにそれぞれの領域ごとに閾値を設定していく。閾値を設定していく際、それぞれの領域が有するパターンの輝度によって、その領域における閾値が決定される。まず、最も低い輝度の領域において閾値を設定する。例えば上述したようなOPCパターンを有するフォトマスクの場合においては、閾値設定部51は、OPCパターンの輝度の少し高い輝度を閾値とする。このように設定された閾値は、比較部52に入力される。また、この閾値設定部51aからの閾値から領域を設定するのが領域設定部51bである。比較部52は、この閾値と検出器42からのプロファイルを比較する。この比較部52から出力された比較結果は、異物判定部53によって異物であるかどうかを判定する。このことによって、その閾値を設定した領域における異物検出を行う。そして、試料マスク部57によって、異物検出が行われた領域に対応する領域のプロファイルをマスクすることになる。このとき、試料マスク部57によってマスクされる領域は、サイジング処理が行われ、異物検出された領域よりも少し大きい領域となる。
次に、試料マスク部57によってマスクされたプロファイルにおいて、また、閾値設定部51が閾値を設定する。このときも先ほどと同様にマスクされたプロファイルにおいて最も低い輝度の領域において閾値を設定する。このように、閾値設定部51によって閾値を設定し、比較部52と異物判定部53とによって異物検出を行い、その異物検出が行われた領域に対応する領域を試料マスク部57によってマスクしていくことを繰り返すことによって、階層的に異物検出を行っていく。このようにすることによって、輝度の低い領域を有する試料においても、異物検出感度を向上させていくことができる。
実施の形態2.
第2の実施の形態においては、スキャッタリングバーにおける輝度とパターンエッジ部における輝度とが略同じで区別することができないハーフトーンOPCマスクにおける異物の検査を行う異物検査方法及びその異物検査方法を用いた異物検査装置についてである。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。また、構成要素や動作原理で実施の形態1と同様のものは省略する。
図16は、本実施の形態に係る異物検査方法を用いるフォトマスク300の概略構造図である。フォトマスク300は、実施の形態1と同様にスキャッタリングバーを有するハーフトーン型フォトマスクである。フォトマスク300は、メインパターン部301、パターンエッジ部302、パターン開口部303、及びスキャッタリングバー304から構成されている。本実施の形態に係る異物検査方法を用いるフォトマスク300においては、パターンエッジ部302における輝度とスキャッタリングバー304における輝度とが略同じになっている。そのため、実施の形態1に用いる方法においては、スキャッタリングバー304であるかパターンエッジ部302であるかの区別を行うことができない。
そこで、本実施の形態に係る異物検査方法においては、空間フィルタを用いることによって、スキャッタリングバー304であるかパターンエッジ部302であるかの区別を行う。この空間フィルタは、第1の閾値よりも低い輝度を有する画素の周りの輝度と第1の閾値との比較を行うフィルタである。すなわち、第1の閾値よりも低い輝度を有する画素を中心として、2画素離れた位置の画素の輝度を取り出す。この2画素離れた位置とは、縦方向、横方向のみではなく、斜め方向離れた位置も相当する。この取り出された位置の画素の輝度が、メインパターン部301の輝度よりも少し低い輝度の第2の閾値よりも低いか低くないかを判定する。すなわち、取り出された位置の画素の輝度のうち、第2の閾値よりも高い輝度を有する画素が存在する場合には、その位置はパターンエッジ部302であると判定される。
なお、本実施の形態に係る異物検査方法においては、2画素離れた位置の画素を取り出したが、この離間する画素数はスキャッタリングバーの幅に基づいて設定され、スキャッタリングバーの幅が広ければこの離間する画素数を増やし、スキャッタリングバーの幅が狭ければこの離間する画素数を減らすことによって、スキャッタリングバーであるかパターンエッジ部であるかの区別を行うことができる。
次に、第1の閾値を用いて異物検出を行う。スキャッタリングバーの輝度と略同じ程度の輝度を有する異物については、第1の閾値よりも低い輝度を有し、かつ縦方向における広がりが小さいために異物として判定することができる。さらに、スキャッタリングバーに付着した異物や、パターンエッジ部に付着した異物もその幅を検出することによって、異物として判定することができる。さらに、本実施の形態に係る異物検出方法においては、スキャッタリングバーとパターンエッジ部とを区別しているために、その異物がスキャッタリングバーに付着した異物であるのか、パターンエッジ部に付着した異物であるのかを区別することができる。
これらの異物検出を行った後に、第1の閾値よりもひくい輝度を有する領域をサイジング処理して少し大きな領域にしたのち、マスクアウトする。このマスクアウトした領域を有するフォトマスクにおいて、異物検出を行う。このときマスクアウトされる領域は、パターンエッジ部とスキャッタリングバーとを含むために、上述のメインパターン部の輝度より少し低い輝度である第2の閾値を用いることによって、異物検出を行うことができる。
このようにすることによって、異物の位置を確定することができ、さらに、その異物検出が行われた領域に対応する領域をマスクしていくことを繰り返すことによって、階層的に異物検出を行っていくことによって、輝度の低い領域を有する試料においても、異物検出感度を向上させていくことができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
実施の形態1に係る検査装置の概略構造図である。 OPCパターンを有するフォトマスクの構造図とそのプロファイルである。 マスク開口部にOPCパターンと同程度の輝度の異物を有するフォトマスクの構造図とプロファイルである。 マスク開口部にOPCパターンと同程度の輝度の異物を有するフォトマスクにおける縦方向のプロファイルとそのときのフォトマスクの位置関係である。 異物を検出するための空間フィルタの一例である。 OPCパターンに付着した異物を有するフォトマスクの構造図とそのプロファイルである。 OPCパターン近傍をマスクアウトしたフォトマスクの構造図とそのプロファイルである。 パターンエッジ部に異物が存在しているフォトマスクの構造図とそのプロファイルである。 パターン開口部にパターンエッジ部と同程度の輝度の異物を有するフォトマスクの構造図とそのプロファイルである。 パターン開口部にパターンエッジ部と同程度の輝度の異物を有するフォトマスクにおける縦方向のプロファイルとそのときのフォトマスクの位置関係である。 パターンエッジ部近傍をマスクアウトしたフォトマスクの構造図とそのプロファイルである。 パターンエッジ部の輝度よりも高く、パターン開口部の輝度よりも低い輝度を有する異物をパターン開口部103に有するフォトマスクの構造図とそのプロファイルである。 パターン開口部近傍をマスクアウトしたフォトマスクの構造図とそのプロファイルである。 メインパターン部以外の領域をマスクアウトしたフォトマスクの構造図とそのプロファイルである。 実施の形態1に関する異物検査装置における処理装置のブロック図である。 実施の形態2の異物検出方法において用いられるフォトマスクのがいりょく構造図である。 従来のマスク異物検出に用いられるフォトマスクの構造図とプロファイルである。 従来のマスク異物検出に用いられるもう一つのフォトマスクの構造図とプロファイルである。
符号の説明
11 透過照明光源 12 透過側フィルタ 13 駆動モータ 14 ミラー
15 対物レンズ 16 ステージ
21 落射照明光源 22 落射側フィルタ 23 駆動モータ
24 ビームスプリッタ 25 対物レンズ
30 フォトマスク 31 遮光パターン 32 透過パターン
41 レンズ 42 検出器
50 処理装置 51a 閾値設定部 51b 領域設定部 52 比較部
53 異物判定部 54 走査制御部 55 光量調整部 56 試料マスク部
100 フォトマスク 101 メインパターン部 102 パターンエッジ部
103 パターン開口部 104 スキャッタリングバー 105〜110 異物
111a、111b、112a、112b、113a、113b マスク領域
200 空間フィルタ 201 中心領域 202 周辺領域 203 外側領域
300 フォトマスク 301 メインパターン部 302 パターンエッジ部
303 パターン開口部 304 スキャッタリングバー
90 マスク 92 メインパターンエッジ部
900 マスク 901 メインパターン 902 メインパターンエッジ部
903 パターン開口部 904 異物
910 マスク 911 メインパターン 912 メインパターンエッジ部
913 パターン開口部 914 異物 915 OPCパターン

Claims (8)

  1. 試料の像の輝度が異物検出閾値よりも低い箇所を異物として検出する異物検出方法であって、
    透過率及び反射率が異なる複数の領域を有する試料に対して、落射照明光と反射照明光とを照射する照射ステップと、
    前記試料で反射した反射光と、前記試料を透過した透過光とを受光して、前記試料の像を撮像する撮像ステップと、
    最も低い領域のレベルに応じた異物検出閾値を用いて異物を検出する異物検出ステップと、
    異物検出閾値よりも高い領域抽出閾値によって、前記最も輝度の低い領域と、前記異物検出ステップで検出された異物とを含む領域を抽出する領域抽出ステップと、
    抽出された領域をマスクした像に対して、前記異物検出ステップと前記領域抽出ステップとを繰り返し行うステップとを備える異物検出方法。
  2. 光を透過する透過パターンと光を反射する反射パターンと前記透過パターンと前記反射パターンとの境界に位置するパターンエッジ部とを有する試料の異物を検出して検査を行う異物検出方法であって、
    前記試料に落射照明光と透過照明光とを照射し、前記試料の像を撮像するステップと、
    前記像において、前記パターンエッジ部の輝度に対応した第1の閾値を用いて第1の異物を検出する第1異物検出ステップと、
    前記第1の異物と前記パターンエッジ部とをマスクする第1マスクステップと、
    前記第1マスクステップでマスクされた像において、前記透過パターン又は前記反射パターンの低い輝度を有するパターンの輝度に対応した第2の閾値を用いて第2の異物を検出する第2異物検出ステップと、
    前記第2の異物と前記第2の閾値に対応したパターンとをマスクする第2マスクステップと、
    前記第1マスクステップと前記第2マスクステップとでマスクされた像において、前記透過パターン又は前記反射パターンの高い輝度を有するパターンの輝度に対応した第3の閾値を用いて第3の異物を検出するステップとを有する異物検出方法。
  3. 結像面に転写される主パターンと、前記主パターンに対して近接効果補正を行うOPCパターンと、前記主パターンと前記OPCパターン以外の領域であるパターン開口部と、前記主パターンと前記パターン開口部の境界に位置するパターンエッジ部とを有する試料の異物を検出して検査を行う異物検出方法であって、
    前記試料に落射照明光と透過照明光とを照射し、前記試料の像を撮像する撮像ステップと、
    前記像において、前記OPCパターンの輝度に対応した第1の閾値を用いて第1の異物を検出する第1異物検出ステップと、
    前記像において、前記OPCパターンと前記第1の異物とをマスクする第1マスクステップと、
    前記第1マスクステップでマスクされた像において、前記パターンエッジ部の輝度に対応した第2の閾値を用いて第2の異物を検出する第2異物検出ステップと、
    前記第2の異物と前記パターンエッジ部とをマスクする第2マスクステップと、
    前記第1マスクステップと前記第2マスクステップとでマスクされた像において、前記パターン開口部の輝度に対応した第3の閾値を用いて第3の異物を検出する第3異物検出ステップと、
    前記第3の異物と前記パターン開口部とをマスクする第3マスクステップと、
    前記第1マスクステップと前記第2マスクステップと前記第3マスクステップとでマスクされた像において、前記主パターンの輝度に対応した第4の閾値を用いて第4の異物を検出するステップとを有する異物検出方法。
  4. 前記OPCパターンと前記パターンエッジ部との輝度が略等しい際に、空間フィルタを用いて、前記OPCパターンと前記パターンエッジ部とを区別するステップとをさらに有することを特徴とする請求項3に記載の異物検出方法。
  5. 前記試料で反射された反射光の光量が、前記試料で透過された透過光の光量の1.5倍以上となるよう、前記透過照明光源及び前記落射照明光源の少なくとも一方の光量を調整するステップとをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の異物検出方法。
  6. 前記異物検出ステップにおいて、前記撮像ステップにおいて得られた像において、前記パターンの暗部における2次元的な拡がりを検出する空間フィルタを用いることによって、異物検出を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の異物検出方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の異物検出方法を用いたパターン基板の製造方法。
  8. 試料に落射照明光と透過照明光を照射して得られた前記試料の像を用いて、前記試料上の異物を検出する異物検査装置であって、
    透過照明光源からの光を集光して前記試料に照射する透過照明光学系と、
    落射照明光源からの光を集光して前記試料に照射する落射照明光源系と、
    前記試料の像を撮像するため、前記透過照明光学系から前記試料に出射された光のうち前記試料を透過した透過光と前記落射照明光学系から前記試料に出射された光のうち前記試料を反射した反射光とを合わせた輝度を検出する検出器と、
    前記検出器によって検出された輝度に応じて分割された複数の領域において、前記複数の領域それぞれが有するパターンの輝度に応じて閾値を設定する閾値設定部と、
    前記閾値設定部によって設定された前記閾値と前記検出器によって検出された前記透過光と前記反射光とを合わせた輝度とを比較する比較部と、
    前記比較部によって比較された比較結果に基づいて、前記試料の異物を検出する異物検出部と、
    前記比較部によって比較された比較結果に基づいて、前記試料の一部をマスクする試料マスク部とを有することを特徴とする異物検査装置。
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