JP4542175B2 - アシストパターン識別装置及び試料検査装置 - Google Patents

アシストパターン識別装置及び試料検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、試料のパターンの識別や検査に関し、特に半導体素子や液晶ディスプレイ(LCD)を製作するときに使用されるフォトマスク、ウェハ、あるいは液晶基板などのパターンの識別や検査に関するものである。
大規模集積回路(LSI)を構成するパターンは、サブミクロンからナノメータのオーダーになろうとしている。このLSIの製造における歩留まりの低下の大きな原因の一つとして、半導体ウェハ上に超微細パターンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるフォトマスクの欠陥があげられる。特に、半導体ウェハ上に形成されるLSIのパターン寸法の微細化に伴って、パターン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっている。
一方、マルチメディア化の進展に伴い、LCDは、液晶基板サイズの大型化と、液晶基板上に形成されるTFT等のパターンの微細化が進んでいる。従って、極めて小さいパターン欠陥を広範囲に検査することが要求されるようになってきている。
このため、高精度なフォトマスクの欠陥を短時間で、効率的に検査する試料検査装置の開発が急務となってきている。そこで、パターンの特徴を利用して検査精度を変えてパターンの検査を行うことが知られている(特許文献1〜5参照)。
特開2004−191957 特開2007−072173 特開2007−072232 特開2007−086534 特開2007−102153
(1)本発明は、試料のパターンからアシストパターンを透過画像と反射画像を用いて識別することにある。
(2)また、本発明は、試料のアシストパターンを識別することにより、パターン検査を的確に行うことにある。
(1)本発明の実施の形態は、パターンを有する試料の透過画像と反射画像を同時に取得する光学画像取得部と、アシストパターンの識別条件により透過画像と反射画像からアシストパターンを識別するアシストパターン識別部と、を備え、アシストパターンの識別条件は、抜きアシストパターンに対して透過画像のサイズによるイメージ変化が反射画像に比して大きくなり、又は、残しアシストパターンに対して反射画像のサイズによるイメージ変化が透過画像に比して大きくなることを識別するアシストパターン識別装置ある。
)又、本発明の実施の形態は、パターンを有する試料の透過画像と反射画像を同時に取得する光学画像取得部と、アシストパターンの識別条件により透過画像と反射画像からアシストパターンを識別するアシストパターン識別部と、アシストパターンをデセンス領域に設定するデセンス領域設定部と、デセンス領域において、パターンの比較検査を行う比較判定部と、を備え、前記アシストパターンの識別条件は、抜きアシストパターンに対して前記透過画像のサイズによるイメージ変化が前記反射画像に比して大きくなり、又は、残しアシストパターンに対して前記反射画像のサイズによるイメージ変化が前記透過画像に比して大きくなることを識別する試料検査装置ある。
)又、本発明の実施の形態は、パターンを有する試料の透過画像と反射画像を同時に取得する光学画像取得部と、パターンの比較検査を行い、欠陥とされた部位を抽出する比較判定部と、欠陥とされた部位において、アシストパターンの識別条件により透過画像と反射画像からアシストパターンを識別するアシストパターン識別部と、欠陥とされた部位がアシストパターンであるならばデセンス処理を実行するデセンス処理実行部と、を備え、前記アシストパターンの識別条件は、抜きアシストパターンに対して前記透過画像のサイズによるイメージ変化が前記反射画像に比して大きくなり、又は、残しアシストパターンに対して前記反射画像のサイズによるイメージ変化が前記透過画像に比して大きくなることを識別する試料検査装置ある。



(1)本発明は、試料のパターンからアシストパターンを透過画像と反射画像を用いて識別することができる。
(2)また、本発明は、試料のアシストパターンを識別することにより、パターン検査を的確に行うことができる。
以下、本発明の詳細を実施の形態によって説明する。
(アシストパターン識別装置)
図1は、本発明の実施の形態のアシストパターン識別装置20を含む試料検査装置10を説明するブロック図である。アシストパターン識別装置20は、フォトマスク、ウェハ、あるいは液晶基板などの検査対象試料100のパターン12から透過画像22と反射画像24を取得する光学画像取得部110と、透過画像22と反射画像24とアシストパターン識別条件36を利用してアシストパターンを識別するアシストパターン識別部40などを備えている。なお、アシストパターン識別部40は、特にデセンス処理が必要なアシストパターン先端部分の領域を求めるためにアシストパターンの端を識別するライン端判定部400を備えている。ライン端判定部400は、アシストパターン識別部40以外の箇所に配置してもよく、例えば、アシストパターン識別部40の後段に接続しても良い。
従来の手法では、アシストパターンをデセンスして検査しようとした場合、どれがアシストパターンかを指し示すデータが必要になるが、本発明の実施の形態によると、光学画像からアシストパターンを判定してデセンス検査を行うことが可能となる。
試料検査装置10は、アシストパターン識別装置20の他に、デセンス領域設定部50、比較処理部180、アシストパターン識別条件設定部30などを備えている。デセンス領域設定部50は、アシストパターン識別装置20から求めたアシストパターン識別情報42を利用してアシストパターンを含むデセンス領域のデセンス領域情報52を求める。比較判定部180は、透過画像22と反射画像24を比較して試料のパターン12の欠陥を検査し、検査結果情報54を求める。その際、アシストパターンを含むデセンス領域情報52では、パターンの欠陥の検出感度を下げて、欠陥の検出が必要なパターンに対してより適切なパターン検査を行う。アシストパターン識別条件設定部30は、代表画像32と試料情報34を用いてアシストパターン識別条件36を設定する。なお、アシストパターン識別条件設定部30は、図1では、アシストパターン識別装置20外に設けてあるが、アシストパターン識別装置20内に設けても良い。
図2は、図1の試料検査装置10に関連し、アシストパターン識別方法を含む試料検査方法の手順を示している。アシストパターン識別方法は、アシストパターン識別条件設定部30において、先ず、代表画像32と試料情報34を用いてアシストパターン識別条件36を設定する(S1)。ステップS1の前後に係わらず、光学画像取得部110において、検査対象試料100から光学画像の透過画像22と反射画像24を同時に取得する(S2)。
次に、試料パターンが残しパターンの場合、アシストパターン識別部40において、アシストパターン識別条件を利用して、透過画像22を用いた残しアシストパターン候補を抽出し(S3)、残しアシストパターン候補に対して反射画像24を用いた残しアシストパターンの識別を行う(S4)。試料パターンが抜きパターンの場合、アシストパターン識別部40において、反射画像24を用いた抜きアシストパターン候補を抽出し(S5)、抜きアシストパターン候補に対して透過画像22を用いた抜きアシストパターンの識別を行う(S6)。
なお、残しパターンの試料とは、不透明なパターン以外の部材が透明な基板からなる試料であり、例えば透明基板上に描かれた不透明なパターン2を有する試料である。抜きパターンの試料とは、透明なパターン以外の部材が不透明な基板からなる試料であり、例えば不透明基板上に描かれた透明なパターンからなる試料である。ここで、透明又は不透明とは、試料に照射する光線に対して、透過し易い特性又は透過し難い特性を示している。
この処理において、抜きアシストパターンに対して透過画像のサイズによるイメージ変化が反射画像に比して大きくなる識別条件、又は、残しアシストパターンに対して反射画像のサイズによるイメージ変化が透過画像に比して大きくなる識別条件を使用する。識別条件は、更に、アシストパターンのサイズが小さいほど、幅のサイズが小さい(狭い)ほど、アシストパターンの透過画像と反射画像のサイズ比が大きくなる。即ち、抜きアシストパターンのサイズが小さい程、透過画像のサイズが反射画像に比して小さくなる。又は、残しアシストパターンのサイズが小さい程、反射画像のサイズが透過画像に比して小さくなる。
デセンス領域設定部50は、アシストパターンをデセンス領域に設定する(S7)。最後に、比較処理部180において、デセンス領域情報52を利用して透過画像22と反射画像24を比較判定して、試料のパターン12の検査結果54を求める(S8)。この比較判定の際、デセンス領域においては、精密を必要とするパターンの領域に比して検査感度を下げる。なお、ステップS8において、透過画像22と反射画像24を用いて、試料のパターン12の欠陥を検査しているが、通常行われている種々の比較方法を利用できる。例えば、透過画像同士の比較、又は、反射画像同士の比較、又は、試料のパターンの設計データから求めた参照画像と光学画像(透過画像や反射画像)の比較などを用いても良い。
図3は、アシストパターン識別装置20を用いる点で図1と変わりは無いが、試料検査の手段と方法が異なる。図3の試料検査装置10は、アシストパターン識別装置20、デセンス処理実行部60、比較処理部180、アシストパターン識別条件設定部30などを備えている。比較判定部180は、透過画像22と反射画像24を比較して試料のパターン12の欠陥を検査する。この検査は、最終の検査ではなく、暫定検査結果情報56として求める。
アシストパターン識別装置20内のアシストパターン識別部40は、暫定検査結果情報56とアシストパターン識別条件36を参照して、透過画像22と反射画像24からアシストパターンを識別し、アシストパターン識別情報42を求める。その際、ライン端判定部400により、アシストパターンのライン端を求めて、アシストパターン識別情報42に含める。アシストパターン識別部40は、暫定検査結果情報56の欠陥と推定された部位を求め、欠陥と推定された部位に対し、アシストパターン候補の抽出やアシストパターンの識別を行う。
デセンス処理実行部60は、暫定検査結果情報56とアシストパターン識別情報42を利用して、パターン12の最終の検査結果である確定検査結果情報62を求める。デセンス処理実行部60は、欠陥と推定された部位がアシストパターンに対応する箇所に対して、検出感度を下げて対比検査を行う。
図4は、図3の試料検査装置10に関連する試料検査方法の手順を示している。試料検査は、アシストパターン識別条件設定部30において、先ず、代表画像32と試料情報34を用いてアシストパターン識別条件36を設定する(S11)。ステップS11の前後に係わらず、光学画像取得部110において、検査対象試料100から透過画像22と反射画像24を同時に取得する(S12)。比較処理部180において、透過画像22と反射画像24を比較判定して、試料のパターン12の欠陥と推定される部位の暫定検査結果56を求める(S13)。なお、ステップS13において、図2のステップS8と同様に、透過画像22と反射画像24との比較以外に、通常行われている種々の比較方法を利用できる。
次に、欠陥と推定された部位に対して処理を行う。試料パターンが残しパターンの場合、アシストパターン識別部40において、欠陥と推定された部位に対し、透過画像22を用いた残しアシストパターン候補を抽出し(S14)、欠陥と推定された部位に対し、反射画像24を用いた残しアシストパターンの識別を行う(S15)。試料パターンが抜きパターンの場合、アシストパターン識別部40において、欠陥と推定された部位に対し、反射画像24を用いた抜きアシストパターン候補を抽出し(S16)、欠陥と推定された部位に対し、透過画像22を用いた抜きアシストパターンの識別を行う(S17)。この処理においても、図2と同様なアシストパターン識別条件を使用する。最後に、デセンス処理実行部60において、欠陥とされた部位がアシストパターン上ならばデセンス処理実行を行い、確定検査結果情報62を求める(S18)。
(試料検査装置の構成)
図5は、試料検査装置10の内部構成を示す概念図である。試料検査装置10は、マスクやウェハ等の基板を試料100として、試料100のパターンの欠陥を検査するものである。試料検査装置10は、光学画像取得部110、制御系回路150などを備えている。光学画像取得部110は、オートローダ112、透過光の照明光を発生する照明装置114、反射光の照明光を発生する照明装置1140、XYθテーブル116、XYθモータ118、レーザ測長システム120、拡大光学系122、ピエゾ素子124、透過光22や反射光24を受信するCCD、フォトダイオードアレイなどのセンサを有する受光装置126、センサ回路128などを備えている。
制御系回路150では、制御計算機となるCPU152が、データ伝送路となるバス154を介して、大容量記憶装置156、メモリ装置158、表示装置160、印字装置162、オートローダ制御部170、テーブル制御部172、オートフォーカス制御部174、展開部176、参照部178、比較判定部180、位置部182、アシストパターン識別条件設定部30、アシストパターン識別部40、デセンス領域設定部50、デセンス処理実行部60などを備えている。また、展開部176、参照部178、比較判定部180及び位置部182は、図5に示すように、相互に接続されている。なお、図1と図3の光学画像取得部110は、図5の光学画像取得部110により構成することができる。図5では、本実施の形態を説明する上で必要な構成部分以外については記載を省略している。試料検査装置10にとって、通常、必要なその他の構成が含まれる。
(光学画像取得部の動作)
試料100は、オートローダ制御部170により駆動されるオートローダ112から自動的に搬送され、XYθテーブル116の上に配置される。試料100は、照明装置114によって透過光を得るために上方から光が照射され、また、照明装置1140によって反射光を得るために下方から光が照射される。試料100の下方には、拡大光学系122、受光装置126及びセンサ回路128が配置されている。露光用マスクなどの試料100を透過した光又は反射した光は、拡大光学系122を介して、受光装置126に光学像として結像する。オートフォーカス制御部174は、試料100のたわみやXYθテーブル116のZ軸(X軸とY軸と直交する)方向への変動を吸収するため、ピエゾ素子124を制御して、試料100への焦点合わせを行なう。
XYθテーブル116は、CPU152の制御の下にテーブル制御部172により駆動される。X軸方向、Y軸方向、θ方向に駆動する3軸(X−Y−θ)モータ118のような駆動系によって移動可能となる。これらのXモータ、Yモータ、θモータは、例えばステップモータを用いることができる。XYθテーブル116の移動位置は、レーザ測長システム120により測定され、位置部182に供給される。受光装置126は、パターンの電子データを取得する。センサ回路128は、光学画像の電子データを光学画像として出力する。センサ回路128から出力された透過画像22と反射画像24の光学画像は、位置部182から出力されたXYθテーブル116上における試料100の位置を示すデータとともに比較判定部180に送られる。なお、XYθテーブル116上の試料100は、オートローダ制御部170により検査終了後に自動的に排出される。なお、光学画像は、例えば8ビットの符号なしデータであり、各画素の明るさの階調を表現している。
図6は、光学画像の取得手順を説明するための図である。試料100の被検査領域は、Y軸方向にスキャン幅Wで仮想的に分割される。即ち、被検査領域は、スキャン幅Wの短冊状の複数のストライプ102に仮想的に分割される。更にその分割された各ストライプ102が連続的に走査されるようにXYθテーブル116が制御される。XYθテーブル116は、X軸に沿って移動して、光学画像は、ストライプ102として取得される。ストライプ102は、図6では、Y軸方向のスキャン幅Wを持ち、長手方向がX軸方向の長さを有する矩形の形状である。試料100を透過した光、又は試料100で反射した光は、拡大光学系122を介して受光装置126に入射する。受光装置126は、図6に示されるようなスキャン幅Wの画像を連続的に受光する。受光装置126は、第1のストライプ102における画像を取得した後、第2のストライプ102における画像を今度は逆方向に移動しながら同様にスキャン幅Wの画像を連続的に入力する。第3のストライプ102における画像を取得する場合には、第2のストライプ102における画像を取得する方向とは逆方向、即ち、第1のストライプ102における画像を取得した方向に移動しながら画像を取得する。なお、スキャン幅Wは、例えば2048画素程度とする。
(参照画像の生成)
試料100のパターン形成時に用いた設計データは、大容量記憶装置156に記憶される。設計データは、CPU152によって大容量記憶装置156から展開部176に入力される。設計データの展開工程として、展開部176は、試料100の設計データを2値ないしは多値の原イメージデータに変換して、この原イメージデータが参照部178に送られる。参照部178は、原イメージデータに適切なフィルタ処理を施し、光学画像に類似する参照画像を生成する。センサ回路128から得られた光学画像は、拡大光学系122の解像特性や受光装置126のアパーチャ効果等によってフィルタが作用した状態にあると言えられる。この状態では光学画像と設計側の原イメージデータとの間に差異があるので、設計側の原イメージデータに対して参照部178によりフィルタ処理を施し、光学画像に合わせる。
(アシストパターンの識別)
図7は、試料の抜きパターンの例を示しており、図7(A)は、抜きパターンの透過画像220を示し、図7(B)は、抜きパターンの反射画像240を示している。抜きパターンの透過画像220には、主要なパターン12aと共に、アシストパターン12cが示されている。抜きパターンの反射画像240には、主要なパターン12bと共に、アシストパターン12dが示されている。透過画像220と反射画像240において、主要なパターン12aと12bは、サイズの相違は殆ど無いが、アシストパターン12cは、アシストパターン12dに比してサイズが小さくなっている。このように、抜きアシストパターンの場合、光学的な特性によって、透過画像220のアシストパターン12cは、反射画像240のアシストパターン12dに比して、サイズが小さくなるので、アシストパターン12c、12dを識別することができる。即ち、抜きアシストパターンについて、透過画像のサイズによるイメージ変化が反射画像に比して大きくなっている。
図7のアシストパターン画像12cと12dのサイズ比は、アシストパターンのサイズに依存するので、サイズ比を求めることでアシストパターンのサイズを求めることができる。
図8は、試料の残しパターンの例を示しており、図8(A)は、残しパターンの透過画像222を示し、図8(B)は、残しパターンの反射画像242を示している。残しパターンの透過画像222には、主要なパターン12gと共に、アシストパターン12eが示されている。残しパターンの反射画像242には、主要なパターン12hと共に、アシストパターン12fが示されている。透過画像222と反射画像242において、主要なパターン12gと12hは、サイズの相違は殆ど無いが、アシストパターン12fは、アシストパターン12eに比してサイズが小さくなっている。このように、残しアシストパターンの場合、光学的な特性によって、反射画像242のアシストパターン12fは、透過画像222のアシストパターン12eに比して、サイズが小さくなることにより、アシストパターン12e、12fを識別することができる。即ち、残しアシストパターンについて、反射画像のサイズによるイメージ変化が透過画像に比して大きくなっている。
図8のアシストパターン画像12eと12fのサイズ比は、アシストパターンのサイズに依存するので、サイズ比を求めることでアシストパターンのサイズを求めることができる。
アシストパターン識別条件36は、代表画像32や試料情報34を利用して求めるものであり、図7のように、抜きパターンのサイズに対して透過画像の変動が大きく、抜きパターンのサイズに対して反射画像の変動が小さく、又は、残しパターンのサイズに対して透過画像の変動が小さく、残しパターンのサイズに対して反射画像で変動の大きいことが識別条件である。図1の試料検査装置10では、このことから、パターン12c〜12fは、アシストパターンと認定し、アシストパターンのデセンス領域情報52を求める。デセンス領域では、より精度を下げた判定をする。このように、アシストパターンを識別することにより、パターン検査の精度の向上や検査速度を高めることができる。
図3の試料検査装置10では、パターン12c〜12fが、アシストパターンと認定されると、デセンス処理実行部60により、推定された欠陥部を欠陥とせずに、確定検査結果情報62を求める。これにより、パターン検査の精度の向上や検査速度を高めることができる。
以上の説明において、「〜部」、「〜回路」或いは「〜工程」、「〜ステップ」と記載したものは、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ファームウェアとの組合せでも構わない。又は、これらの組み合わせで実現しても良い。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。
本発明は、上記の具体例に限定されるものではない。装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略してあるが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての試料検査装置は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態における試料検査装置を説明するためのブロック図である。 図1の試料検査装置を用いた処理手順を示す図である。 実施の形態における他の試料検査装置を説明するためのブロック図である。 図3の試料検査装置を用いた処理手順を示す図である。 実施の形態における試料検査装置の構成図である。 光学画像を取得する説明図である。 試料のパターンが抜きパターンの透過画像と反射画像のパターンの説明図である。 試料のパターンが残しパターンの透過画像と反射画像のパターンの説明図である。
符号の説明
10・・・試料検査装置
12・・・試料のパターン
20・・・アシストパターン識別装置
22・・・透過画像
220・・抜きパターンの透過画像
222・・残しパターンの透過画像
24・・・反射画像
240・・抜きパターンの反射画像
242・・残しパターンの反射画像
30・・・アシストパターン識別条件設定部
32・・・代表画像
34・・・試料情報
36・・・アシストパターン識別条件
40・・・アシストパターン識別部
42・・・アシストパターン識別情報
50・・・デセンス領域設定部
52・・・デセンス領域情報
54・・・検査結果情報
56・・・暫定検査結果情報
60・・・デセンス処理実行部
62・・・確定検査結果情報
100・・試料
102・・ストライプ
110・・光学画像取得部
112・・オートローダ
114・・透過照明装置
1140・反射照明装置
116・・XYθテーブル
118・・XYθモータ
120・・レーザ測長システム
122・・拡大光学系
124・・ピエゾ素子
126・・受光装置
128・・センサ回路
150・・制御系回路
152・・CPU
154・・バス
156・・大容量記憶装置
158・・メモリ装置
160・・表示装置
162・・印字装置
170・・オートローダ制御部
172・・テーブル制御部
174・・オートフォーカス制御部
176・・展開部
178・・参照部
180・・比較判定部
182・・位置部

Claims (3)

  1. パターンを有する試料の透過画像と反射画像を同時に取得する光学画像取得部と、
    アシストパターンの識別条件により前記透過画像と前記反射画像からアシストパターンを識別するアシストパターン識別部と、を備え
    前記アシストパターンの識別条件は、抜きアシストパターンに対して前記透過画像のサイズによるイメージ変化が前記反射画像に比して大きくなり、又は、残しアシストパターンに対して前記反射画像のサイズによるイメージ変化が前記透過画像に比して大きくなることを識別するものである、アシストパターン識別装置。
  2. パターンを有する試料の透過画像と反射画像を同時に取得する光学画像取得部と、
    アシストパターンの識別条件により前記透過画像と前記反射画像からアシストパターンを識別するアシストパターン識別部と、
    アシストパターンをデセンス領域に設定するデセンス領域設定部と、
    デセンス領域において、パターンの比較検査を行う比較判定部と、を備え
    前記アシストパターンの識別条件は、抜きアシストパターンに対して前記透過画像のサイズによるイメージ変化が前記反射画像に比して大きくなり、又は、残しアシストパターンに対して前記反射画像のサイズによるイメージ変化が前記透過画像に比して大きくなることを識別するものである試料検査装置。
  3. パターンを有する試料の透過画像と反射画像を同時に取得する光学画像取得部と、
    パターンの比較検査を行い、欠陥とされた部位を抽出する比較判定部と、
    欠陥とされた部位において、アシストパターンの識別条件により前記透過画像と前記反射画像からアシストパターンを識別するアシストパターン識別部と、
    欠陥とされた部位がアシストパターンであるならばデセンス処理を実行するデセンス処理実行部と、を備え
    前記アシストパターンの識別条件は、抜きアシストパターンに対して前記透過画像のサイズによるイメージ変化が前記反射画像に比して大きくなり、又は、残しアシストパターンに対して前記反射画像のサイズによるイメージ変化が前記透過画像に比して大きくなることを識別するものである試料検査装置。
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