JP5243699B2 - 試料のエッジ検査のためのシステム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、試料のエッジを検査するシステム及び方法に関する。特定の実施形態は、試料のエッジに光を斜め入射角で向けるように構成された照明サブシステムを含むシステムに関する。
以下の説明と例は、背景技術のセクションに含まれているからといって先行技術であるとは認められない。
ロジック及びメモリー素子のような半導体素子の製造は、種々のフューチャや複数レベルの半導体素子を形成するために、幾つかの半導体製造プロセスを使用して半導体ウェハのような試料を処理する段階を含む。例えば、リソグラフィーは、半導体ウェハ上に配置されたレジストヘのパターンの転写を伴う半導体製造プロセスである。半導体製造プロセスの更なる例は、限定するわけではないが、化学機械研磨、エッチング、成長、イオン注入を含む。複数の半導体素子は、半導体ウェハ上に配置されるように製造され、次いで個々の半導体素子に分離される。
ウェハは、ウェハの中央領域内とエッジ領域内の双方に欠陥を含む場合がある。該エッジ領域は、ウェハ外周近傍の比較的狭い領域とウェハの縁部を含む。ウェハのエッジ領域内やエッジにある欠陥の例には、限定するわけではないが、チップ、クラック、スクラッチ、マーク、パーティクル、残留化学物質(例えば、レジストやスラリー)が含まれる。ウェハサイズが増大するにつれて、ウェハと集積回路(IC)双方製造業者は、ウェハエッジ近傍における欠陥に関心を向け始めている。主たる関心事は、エッジ欠陥がウェハの中央部分に向かい、これによって追跡不可能な歩留まり損失、処理中の2次汚染及び/又は破局的なウェハ破損を引き起こす可能性がある点である。これらの歩留まり損失のメカニズムは、大部分のウェハとICの製造業者が過去に一度は経験するものである。
典型的には、ウェハ検査ツールは、ウェハの中央領域(すなわち、電気素子がその上に形成されることになるウェハの表面、又は、電気素子がその上に形成されことになるウェハの反対側表面)を検査するように設計されている。ウェハのこれらの区域は、比較的少量の光を反射又は散乱するので、このようなウェハ検査ツールは、比較的少量の光を検出するように設計される。しかしながら、ウェハエッジの近くでは、エッジ内に形成されるベベル部のようなエッジの特性に起因して、比較的大量の光がウェハから反射又は散乱される。その結果、これらの大量の光が、従来のウェハ検査システムの検出器を飽和させる。従って、ウェハのエッジ又はその近傍でこうしたウェハ検査ツールによって生成されたあらゆる出力信号は、通常使用できない。幾つかの例では、ウェハ検査システムは、比較的高強度の光によって引き起こす可能性のある損傷から検出器を保護するために、ウェハエッジの近くを検査する際に検出器に光が到達するのを阻止するよう設計されている。
試料のエッジ検査は、現在では、インコヒーレント光源を用いる目視検査(人間の肉眼の助けを受けない)か、あるいはマニュアル又は自動ウェハ処理光学顕微鏡により支援された目視検査によってアニュアルで実施することができる。幾つかのエッジ検査システムが、ウェハエッジ又はその近傍で欠陥を検出するために開発されてきた。幾つかのエッジ検査システムは、複数のイメージング素子とインコヒーレント又はコヒーレントな照明を用いたディジタル顕微鏡画像収集を利用し、半導体ウェハの異なるエッジ領域を撮像して、欠陥検出及び分類アルゴリズムにより画像をコンピュータ処理する。半導体ウェハなどの電子媒体のエッジに沿って欠陥を検出するための装置の更なる例は、Choiによる米国特許出願公開第2003/0030050号やSwanらによる米国特許出願公開番号第2003/0030795号で説明されており、これらは本明細書で完全に記載されたように引用により本明細書に組み込まれる。
ウェハの中央領域と比較して本質的に異なるウェハエッジの反射や散乱特性に起因して、このようなエッジ検査システムは、従来型のウェハ検査ツールとは本質的に異なる構成を有する。従って、エッジ検査システムは、ウェハの中央領域での欠陥の検出に対して最適化されておらず、又は検出可能でさえもない。よって、ウェハとIC製造業者が、ウェハの中央領域と外側領域の双方で欠陥の検出(通常のケースではいずれかの領域における欠陥は、高価な歩留まり損失や他の問題を生じる恐れがあるので)を望む場合には、2つの別個のツールの購入を必要としていた。例えば、エッジ検査は、追加のスタンドアロンの検査ツール又は既存の検査ツール上の追加サブシステムを使用して実施することができる。
米国特許出願公開第2003/0030050号公報 米国特許出願公開番号第2003/0030795号公報 米国特許第6,538,730号公報 米国特許第6,201,601号公報 米国特許第6,271,916号公報
1つだけの検査ツールではなく2つの異なるウェハ検査ツールを使用することは、明らかに、クリーンルームの不動産コスト、運転コスト、ツール保守コストの増大、スループットの低下といった多くの点でコストを上昇させることになる。しかしながら、大部分の検査ツールは、ウェハの内部領域とエッジの双方を検査できず、更に、欠陥に基づく歩留まり損失に関連するコスト増大に起因して、ウェハとIC製造業者は、複数の異なる検査ツールに伴うコストを回避することはできなかった。更にまた、追加システムの既存の検査ツールへの組み込みは、追加の検査サブシステム用に必要なハードウエアや利用可能なソフトウエア、さらには追加のサブシステムのための保守コストの増加に起因するツールの全体コストを増大させることになる。
従って、上部ベベル部、頂部、底部ベベル部を含む試料のエッジ全体を検査可能で、かつ、既存の検査システム構成に対して比較的廉価な変更で既存の検査システム上に実装可能な、試料のエッジ検査を行うためのシステム及び方法を開発することが有利である。
試料のエッジを検査するためのシステム及び方法の種々の実施態様の以下の説明は、添付の請求項の主題をどのようにも制限するものとして解釈すべきではない。
1つの実施態様は、試料のエッジを検査するように構成されたシステムに関する。本システムは、試料のエッジに斜め入射角で光を向けるように構成された照明サブシステムを含む。光の入射面は、試料のエッジにほぼ正接する面に対しほぼ垂直である。本システムはまた、試料のエッジからの散乱光を集光し、散乱光に応答して信号を生成するように構成された検出サブシステムを含む。この信号は、試料のエッジ上の欠陥を検出するのに使用できる。
1つの実施態様では、試料のエッジは、試料の上部ベベル部、頂部、底部ベベル部を含む。幾つかの実施態様では、本システムは、ほぼ同時に試料を回転させ並進させることによって試料のエッジ全体にわたり光をスキャンさせるように構成される。別の実施態様では、本システムは、試料の公称エッジを約2mmから約3mmまでの距離だけ越えて光をスキャンさせることによって、光で試料のエッジ全体にわたりスキャンするように構成される。別の実施態様では、本システムは、エッジに近接する試料の上面のある位置から試料の公称エッジを越えるある位置まで光をスキャンさせることによって、試料のエッジ全体にわたり光をスキャンさせるように構成される。
1つの実施態様では、検出サブシステムは、試料のエッジからの鏡面反射光が検出サブシステムの検出器に入射するのを実質的に阻止するように構成されたマスクを含む。幾つかの実施態様では、本システムは、信号を使用して試料のエッジ上の欠陥位置を求めるように構成されたプロセッサを含む。幾つかの実施態様では、パターン形成されたフューチャが、試料のエッジに近接した試料の上面に配置される。1つのこのような実施態様では、本システムは、どの信号がパターン形成されたフューチャからの散乱光に対応するかを判定し、パターン形成されたフューチャからの散乱光に対応する信号を欠陥の検出に使用される信号から除去するように構成されたプロセッサを含む。
別の実施態様では、本システムはまた、試料の上面を検査するように構成される。このような1つの実施態様では、試料の上面検査に使用されるシステムのパラメータは、試料のエッジ検査に使用されるシステムのパラメータとは異なる。別の実施態様では、本システムは、試料の底面を検査するように構成される。幾つかの実施態様では、試料は、パターン形成された又はパターン未形成のウェハを含む。上述のシステムの実施態様の各々は更に、本明細書で説明するように構成することができる。
別の実施態様は、試料のエッジを検査するための方法に関する。本方法は、試料のエッジに斜め入射角で光を向ける段階を含む。光の入射面は、試料のエッジにほぼ正接する面対してほぼ垂直である。本方法はまた、試料のエッジからの散乱光を集光する段階を含む。加えて本方法は、散乱光に応答して信号を生成する段階を含む。この信号は、試料のエッジ上の欠陥の検出に使用できる。
1つの実施態様では、試料のエッジは、試料の上部ベベル部、頂部、底部ベベル部を含む。別の実施態様では、光を試料のエッジに向ける段階は、ほぼ同時に試料を回転させ、並進させることによって試料のエッジ全体にわたり光をスキャンさせる段階を含む。幾つかの実施態様では、光を試料のエッジに向ける段階は、試料の公称エッジを約2mmから約3mmまでの距離だけ越えて光をスキャンさせる段階を含む。別の実施態様では、光を試料のエッジに向ける段階は、エッジに近接する試料の上面のある位置から試料の公称エッジを越えるある位置まで試料全体にわたり光をスキャンさせる段階を含む。
1つの実施態様では、本方法は、試料のエッジからの鏡面反射光が信号の生成に使用される検出器に入射するのを実質的に阻止する段階を含む。別の実施態様では、本方法は、信号を用いて試料のエッジ上の欠陥位置を求める段階を含む。幾つかのこのような実施態様では、この位置は、欠陥位置のx、y座標を含む。別の実施態様では、試料のエッジは、試料の上部ベベル部、頂部、底部ベベル部を含む。このような1つの実施態様では、本方法は、欠陥が、上部ベベル部、頂部、又は底部ベベル部に位置するか否かを信号を用いて判定する段階を含む。
幾つかの実施態様では、パターン形成されたフューチャが、試料のエッジに近接して試料の上面に配置される。1つのこのような実施態様では、本方法は、どの信号がパターン形成されたフューチャからの散乱光に対応するかを判定する段階と、パターン形成されたフューチャからの散乱光に対応する信号を欠陥の検出に使用される信号から除去する段階を含む。
幾つかの実施態様では、本方法は、試料の上面を検査する段階を含む。このような1つの実施態様では、試料の上面検査に使用されるパラメータは、試料のエッジ検査に使用されるパラメータとは異なる。別の実施態様では、本方法は、試料の底面を検査する段階を含む。追加の実施態様では、試料は、パターン形成された又はパターン未形成のウェハを含む。上述の方法の実施態様の各々は、本明細書で説明するいずれかの他のステップを含むことができる。
本発明の別の利点は、以下の好ましい実施形態の詳細な説明による恩恵と共に添付図面を参照すると当業者には明らかになるであろう。
本発明は、種々の修正や代替的形態が可能であるが、各図面において説明として特定の実施形態が示され、本明細書において詳細に説明されている。各図面は、縮尺通りではない場合がある。しかしながら、本図面とその詳細な説明は、開示される特定の形態に本発明を限定するものではなく、逆に、その目的は、添付の請求項によって定義される本発明の精神と範囲に含まれる全ての修正物、均等物、代替物を保護するべきであることを理解されたい。
本明細書で使用する用語「試料」とは一般に、対象欠陥が配置されるエッジを有するウェハ、又はあらゆる別の試料を意味する。用語「試料」及び用語「ウェハ」は、本明細書では同義的に使用されるが、ウェハに関して説明する実施形態は、上述のいずれかの別の試料の検査に対して構成可能及び/又は使用可能であることを理解されたい。
本明細書で使用する用語「ウェハ」は一般に、半導体又は非半導体材料から形成される基板を意味する。このような半導体又は非半導体材料の例には、限定するわけではないが、単結晶シリコン、ガリウムヒ素、リン化インジウムが含まれる。このような基板は、通常、半導体製造設備内で見られ、及び/又は処理することができる。
ウェハ上には1つ又はそれ以上の層を形成する。例えば、このような層は、限定するわけではないが、レジスト、誘電体材料、導電性材料を含む。このような多数の異なるタイプの層は、当該技術分野では公知であり、本明細書で使用する用語ウェハは、このような全てのタイプの層を形成することができるウェハを含む。ウェハ上に形成された1つ又はそれ以上の層はパターン形成可能である。例えば、ウェハは、複数のダイを含み、各々が再現可能なパターンフューチャを有する。このような材料層の形成と処理によって、最終的には完成した半導体素子とすることができる。従って、ウェハは、完成した半導体素子の全ての層が必ずしもその上に形成されていない基板、又は完成した半導体素子の全ての層がその上に形成された基板を含むことができる。
ウェハは更に、集積回路、薄膜ヘッドダイ、微小電気機械システム(MEMS)、フラットパネルディスプレイ、磁気ヘッド、磁気や光学の記憶媒体、或いはレーザ、導波路及びウェハ上で処理される別の受動素子のようなフォトニクスやオプトエレクトロニクス素子を含むことができる別の構成要素、プリントヘッド、ウェハ上で処理されるバイオチップ素子の少なくとも一部を含むことができる。
ここで図面を参照すると、図1−図6は縮尺通りに描かれていない点に留意されたい。特に図面の中の要素の一部の縮尺は、その要素の特徴を強調するために大幅に誇張されている。図1−図6は同一の縮尺で描かれていない点に留意されたい。同様に構成することができる1つより多い図において示されている要素は、同一の参照番号を使用して示している。
図1は、ウェハ10の平面図を示す。図1に示すように、ウェハ10は、半径r1を有する中央領域12とエッジ領域14とを含む。エッジ領域14は、ウェハ表面の、公称エッジ16によって定められる周辺に近接して配置され、ウェハの中央領域を完全に囲む。幾つかの実施形態では、エッジ領域14は、ウェハの公称エッジ16から内側に約3mm延びる。しかし、エッジ領域は、ウェハの公称エッジから内側に約3mmより多く(例えば、約5mm又は約6mm)延びていてもよい。エッジ領域の範囲は、例えば、ウェハサイズ、ウェハ上に形成される半導体素子又は集積回路のフューチャ、さらにはウェハ処理に使用される半導体製造プロセスのパラメータに応じて変化する場合がある。
エッジ領域14と中央領域12は、結合された半径rwfrを有する。換言すれば、中央領域とエッジ領域は、ウェハの上面又は底面の全表面積にほぼ等しい表面積を有する。ウェハの上面は、半導体素子又はウェハ上の別の構成要素を製造する間にパターン形成されるフューチャが上に形成されるウェハ表面として定義される。幾つかの例では、パターン形成されるフューチャは中央領域12内だけに形成される。しかしながら、パターン形成されるフューチャを、中央領域12とエッジ領域14内に形成することができる。ウェハの底面とは、このようなパターン形成されるフューチャが通常は製造期間中に形成されないウェハの面として定義される。
ウェハ10の部分断面である図2に示すように、ウェハの上面18は、ウェハの公称エッジ16まで延びる。従って、図2に示すウェハの上面の一部は、上述のエッジ領域14内に配置されている。ウェハのエッジ20は、上部ベベル部22、頂部24、底部ベベル部26を含む。上部ベベル部22は、ウェハの公称エッジ16から頂部24まで延びている。図2に更に示すように、上部ベベル部22の表面は、ウェハの上面18と頂部24に対してある角度で配置される。底部ベベル部26は、頂部24からウェハの底面30の公称エッジ28まで延びている。図2に示す底面30の部分は、上述のように底面のエッジ領域の一部を構成する。更に図2に示すように、底部ベベル部26の表面は、頂部24と底面30に対してある角度で配置される。ウェハのエッジ20は、頂部24から面32まで約0.5mmの長さ延びる横方向寸法31を有している。面32は公称エッジ16、28を通る面である。エッジの横方向寸法は、例えばウェハサイズに応じて変わる場合がある。
ウェハの中央領域の欠陥は、この中央領域がIC及び半導体素子が製造されるウェハ区域であるので、ウェハと集積回路(IC)の製造業者にとって主要な関心事項であった。従って、多くのウェハ検査システムでは、ウェハの中央部分の欠陥を検出するように設計されてきた。しかしながら、上記でより詳細に説明したように、ウェハとICの製造業者では、ウェハエッジ又はその近傍における欠陥についての関心が高まっている。多くの従来型ウェハ検査ツールはウェハエッジ又はその近傍においてウェハを検査することができないので、一部のウェハ検査システムが、ウェハエッジ又はその近傍における区域の検査のために開発されてきた。しかしながら、このようなウェハエッジ検査ツールは、これらのツールの構成に起因して、ウェハの中央領域を検査することができない。従って、ウェハの中央領域とエッジの両方を検査可能なウェハ検査ツールは、検査コストの削減や検査のスループットの向上を図ることができ、これによりウェハとIC製造において特に有利である。
ウェハのような試料のエッジを検査するための種々のシステム及び方法を本明細書で説明する。本明細書で説明されるシステム及び方法は、多くの理由から有利である。例えば、本明細書で説明するシステム及び方法は、ウェハの中央領域とエッジの双方の検査に使用することができる。従って、エッジ検査と、上面及び/又は底面検査を単一のシステム又は方法によって実行することができる。本システム又は方法のパラメータは、エッジ検査とウェハの上面及び/又は底面検査との間で変えられる。例えば、エッジ検査と上面及び/又は底面検査との間で変更することができる本システム又は方法の1つ又はそれ以上のパラメータは、限定するわけではないが、どちらの検査が実行されることになるかに応じて、本明細書で説明されるマスクをシステム内に位置付ける段階を含む。従って、本明細書で説明するシステム及び方法は、1つ又はそれ以上の修正されたパラメータを有する既存システム構成を使用して試料のエッジ検査を実行することができる。このようにして本明細書で説明するシステム及び方法は、エッジと上面及び/又は底面とを含むウェハの全表面を検査するのに必要なツールの数を削減させ、これによってウェハとICの製造業者の資産や運転コストを低減させることができる。加えて、全ウェハ表面が1つのシステムで検査することができるので、ウェハ検査スループットを向上させ、これにより製造スループット全体を向上させることができる。
ウェハのエッジ検査においては、図2に示すように斜め入射角で光34をウェハエッジ20に向けるのが好ましい。加えて、光34の入射面は、試料のエッジにほぼ正接する面に対しほぼ垂直であるのが好ましい。具体的には、入射面は、ウェハエッジのベベル部と頂部面の曲線(複合曲線である場合が多い)に正接する面に対し、これらの表面に光が衝突する点において、常にほぼ垂直であるのが好ましい。
光とウェハエッジとの間のこのような配置は、有利なことには、検査することができるウェハエッジの面積を増大させる。例えば、図2に示すように、光34は、ウェハエッジを頂部24の底まで下方に照明することができる。従って、このような照明は、上部ベベル部と頂部の比較的小さな欠陥や部分的な面の欠陥でさえも十分な照明を受けることになるので有利である。従って、試料のエッジ上でこれらの及び他の欠陥から散乱される光は、図2に示すように照明時に比較的強い光散乱を発生する。対照的に、エッジ試料に対して垂直入射が使用されると、「突出」していない、すなわち公称ウェハエッジを越えて延びていない欠陥は、比較的弱い光散乱を発生する。
エッジ欠陥の光散乱レベルにおける同様の問題は、ベベルと頂部表面の曲線にほぼ正接する面に対してほぼ平行である入射面において斜め入射角でウェハエッジに向けられる光を使用する際に顕在化する。このような入射面は、ウェハエッジから反射又は散乱される光を低減させるために、ウェハの表面全体にわたり螺旋経路で斜め入射光をスキャンさせるシステムで次第に使用されている。この方法では、このような入射面は、比較的小さなエッジを除外することで比較的高感度なスキャンを提供する。しかしながら、このようなシステムのために特別に選択された入射面に起因して、これらのシステムは、光学系の大幅な再設計を伴わないエッジ検査においては特に不適切なものとなる。
図2に示すように、光34は、ウェハ10の上面18を横切り、次いで上部ベベル部22、頂部24を横切ってスキャンする。このようなスキャンは、図2にてスキャン中の光34の様々な位置を示す種々の光ビームによって示されている。具体的には、スキャン方向において、光34は、光ビーム34aの位置で示されるように最初に上面18に向ける。光34は、光ビーム34b、光ビーム34c、光ビーム34dの様々な位置で示すように、上面18全体、次いで上部ベベル部22、頂部24全体にわたりスキャンする。
図2に更に示すように、光34は、頂部の底を越える位置までウェハエッジ全体をスキャンすることができる。例えば、光34は、光ビーム34dの位置によって示すように頂部24の底から、光ビーム34eの位置によって示すように底部ベベル部26を横切ってスキャンすることができる。このようにして、光34は、欠陥を底部ベベル部でも検出するように、試料のエッジで底部ベベル部全体をスキャンすることができる。入射面は、底部ベベル部の表面にほぼ正接する面に対しほぼ垂直とすることはできないが、このような照明は、底部ベベル部の対象の欠陥を検出するのに十分とすることができる。加えて、試料は、本明細書で更に説明するように「反転」させられ、図2に示す上部と底部ベベル部の位置を切り換えることができる。試料の底部面の検査のために試料を反転させることができる。このようにして、底部ベベル部の検査は、試料がこの反転した位置にある間に底面検査の前又は後で実行することができる。
光は、本明細書で詳細に説明するように、ウェハの上面とエッジの部分全体をスキャンすることができる。例えば、光34の位置は、ウェハ10が矢印36で示す方向に移動している間は固定させることができる。ウェハは、本明細書で詳細に説明するように、検査中にこの方向に移動させられる。しかしながら、別の実施形態では、ウェハを固定することができ、光を矢印36で示す方向とは反対方向に移動させることもできる。更に、ウェハをスキャンさせるために、ウェハと光をほぼ反対方向に移動させることができる。
図2に更に示すように、光38は、照明の結果としてウェハ10の上面18から散乱させられた光である。また、光(図示せず)は、照明の結果としてウェハエッジから散乱させられることもある。図2に示すように、光は、上面から幾つかの非鏡面反射方向で散乱させることができる。光が散乱されることになる正確な方向は、照明に使用される光の特性と光が入射する試料部分の特性に応じて変化する。更に、散乱方向以外又はこれに加えられる散乱光の特性(例えば、偏光、強度等)は、光と試料の特性によって変化することがある。従って、図2に示す斜角照明の結果として試料から散乱される光を用いて、試料の特性を決定することができる。具体的には、本明細書で更に説明するように、散乱光を集めることができ、この散乱光に応答する信号を用いて試料のエッジ上の欠陥を検出することができる。また、このような信号を用いて、試料の上面及び/又は底面上の欠陥を検出することができる。
図3には、試料のエッジを検査するように構成されたシステムの1つの実施形態が示される。図3に示すシステムは、パターンが形成されていないウェハの検査用に構成され、California州San JoseのKLA−Tencorから市販されたSP1TBIシステムに基づき、本明細書で説明される修正が加えられている。この検査システムは、Vaez-Iravaniらに付与された米国特許第6,538,730号により詳細に説明されており、該特許は全体が記載されたように引用により本明細書に組み込まれる。図3に示すシステムを、更に、パターン形成されたウェハ又はパターンが形成されていないウェハの検査用に本発明において説明するように構成することができる。明瞭にするために、本システムの構成要素と詳細の一部は、図3や本明細書で提示される対応する説明から省略する。加えて、米国特許第6,538,730号は、Vaez-Iravaniらに付与された米国特許第6,201,601号、Marxerらに付与された米国特許第6,271,916号に関連しており、これらはまた、全体が記載されたように引用により本明細書に組み込まれる。図3に示すシステムを、更に、これらの特許で説明されるように構成させることもできる。
図3に示すシステムは照明サブシステムを含む。照明サブシステムは、光40を生成するように構成されている。例えば、照明サブシステムは、光40を生成するように構成された光源42を含むことができる。照明サブシステムは、光40をウェハ44のエッジ(図3には図示せず)に上述の斜め入射角で向けるように構成されている。例えば、照明サブシステムは、ウェハエッジに適切な斜め入射角で光を向けることができるように、光40の経路内に位置付けられた幾つかの光学要素(図示せず)含むことができる。光40の経路内に位置付けられた光学要素は、例えば、折畳みミラー、ビームスプリッタ、レンズを含むことができる。入射角は、例えば、光の特性と試料のエッジの特性に応じて変化することがある。適切な入射角の1つは、ウェハの上面に対する法線から約70度とすることができる。光40の入射面は、上述のように試料のエッジに対してほぼ正接する面に対しほぼ垂直であるのが好ましい。照明サブシステムはまた、偏光要素及びフィルタのような光40の経路内に位置付けられた幾つかの別の光学要素(図示せず)を含むことができる。
幾つかの実施形態では、照明サブシステムは光源46をも含むことができる。光源46は、光48を生成するように構成され、光48は、照明サブシステムによってほぼ垂直な入射角でウェハ44に向けられる。光48は、ウェハ44のエッジに向けられる場合もあり、或いは向けられない場合もある。例えば、上述のように、垂直入射照明は、ウェハエッジ上の欠陥の検出においては、斜め入射照明のようには適切ではない可能性がある。しかしながら、光48は、これらの表面の検査中にウェハの上面及び/又は底面に向けることができる。照明サブシステムは、光48の経路内に位置付けられた幾つかの光学要素(図示せず)を含むことができる。これらの光学要素は、上述のいずれかを含むことができる。
光源42、46は、レーザのような当該技術分野で公知のいずれかの適切な光源を含むことができる。別の実施形態では、本システムは、斜めと垂直照明用の光を供給するために単一の光源を使用することができる。例えば、多重波長レーザのような単一光源が、レーザからの光を異なる波長を有する別個のビームに分割するように構成されたビームスプリッタに結合され、そのビームの1つを垂直照明用に使用し、他方を斜め照明用に使用するようにすることができる。照明サブシステムは、単一光源とビームマルチプライヤからなる当該技術分野で公知の他の何らかの適切な組み合わせを含むことができる。上記の実施形態のいずれかにおいては、光40は、光48の特性とは異なる、波長及び/又は偏光などの1つ又はそれ以上の特性を有することができる。或いは、光40は、光48とほぼ同一の特性をを有してもよい。
ウェハ44は、光40と任意選択的に光48が、ウェハ上の区域又はスポットを螺旋経路で移動して照射するように回転及び並進可能なチャック(図示せず)又は「ステージ」上に支持される。或いは、光40、48は、ウェハ全体にわたる螺旋経路又は別のタイプのスキャン経路を辿る当該技術分野で公知のいずれかの方法でウェハ全体をスキャンしてもよい。図3に示すシステムは、前は、ウェハの上面と底面だけを検査するために使用されていたので、ビーム40、48は、図1に示すウェハの中央領域の範囲内だけをスキャンした。
しかしながら、1つの実施形態では、図3に示すシステムは、少なくともビーム40はウェハエッジ上をスキャンするように修正させられる。例えば、本明細書で更に詳細に説明するプロセッサ50を使用して実装可能なスキャン制御ソフトウエア(図示せず)を修正して、ウェハのスキャンが公称ウェハエッジを越えて進むようにすることができる。1つの実施形態では、本システムは、試料の公称エッジを約2mmから約3mmの距離だけ越えて光をスキャンさせることによって、試料のエッジ全体にわたり光をスキャンさせるように構成される。加えて、エッジに近接する試料の上面のある位置から試料の公称エッジを越えるある位置まで光をスキャンさせることによって、光を試料のエッジ全体にわたってスキャンするように、本システムを構成することができる。このようにして、エッジ検査におけるウェハのスキャンは、上面検査において現在行われているウェハの中央から開始しなくてもよい。代わりに、スキャンは、エッジ領域の半径のすぐ内側から開始し、そこからウェハの公称エッジを通って進み、エッジ検査プロセスのスループットを最適にすることができる。
本システムはまた、試料をほぼ同時に回転及び並進させることによって、光を試料のエッジ全体にわたりスキャンするように構成させてもよい。従って、斜めビームの伝播方向は、ウェハエッジに向かうと一方、回転しているウェハが同じ伝播方向で並進する。よって、上部ベベル部、頂部、任意選択的な底部ベベル部を含む、エッジ領域とウェハエッジ全体が斜め入射光を用いて「プリント」される。
上述のように、ウェハの照明によって、ウェハからの光の散乱が生じる。更に、斜め入射光と垂直入射光の双方でウェハから散乱させることができる。図3に示すシステムは、試料からの散乱光を集光して、散乱光に応答して信号を生成するように構成された検出サブシステムを含む。この信号を用いて、本明細書で更に詳細に説明するように、試料上の欠陥を検出することができる。
検出サブシステムは、レンズコレクタ52、鏡54、ビームスプリッタ56、検出器58、60を含み、これらは、検出サブシステムの「狭い」チャネルを形成する。換言すれば、ウェハ上の照明区域によって、ウェハ表面に対する法線に比較的近接した方向に沿って散乱された光が、レンズコレクタ52によって集光され合焦される。このようにして、レンズコレクタ52は比較的「狭い」散乱角でウェハから散乱された光を集光する。レンズコレクタ52は集光した光を鏡54に向ける。鏡54は、この光をビームスプリッタ56に向ける。ビームスプリッタ56は、光の一部を検出器58に向け、光の他の部分を検出器60に向けるように構成されている。一方の検出器は、垂直入射ビームによる照明に起因する比較的狭い角度で散乱される光を検出するのに使用され、別の検出器は、斜め入射ビームによる照明に起因する比較的狭い角度で散乱される光を検出するのに使用される。検出器58、60は、当該技術分野で公知のいずれかの適切な検出器(例えば、光電子倍増管(PMT))でよい。加えて、検出器58、60は、同じ構成であってもよく、又は別の構成であってもよい。検出サブシステムの狭いチャネル部分は、当該技術分野で公知のいずれかの別の光学要素(図示せず)を含むこともできる。例えば、1つ又はそれ以上の偏光要素を集光経路内に配置することができる。更に、垂直入射ビームの鏡面反射が検出器58、60に到達するのを阻止するために空間フィルタを検出サブシステムの「狭い」チャネル部分内に含めることもできる。
検出サブシステムはまた、楕円体鏡62、ビームスプリッタ64、検出器66、68含む。これらは、検出サブシステムの「広いチャネル」を形成する。換言すれば、ウェハ表面に対する法線から比較的離れた方向に沿ってウェハ上の照明区域によって散乱された光が、楕円体鏡62によって集光され合焦される。このようにして、楕円体鏡62は、比較的「広い」散乱角でウェハから散乱された光を集光する。楕円体鏡62は、集光した光をビームスプリッタ64に向ける。ビームスプリッタ64は、光の一部を検出器66に向け、光の他の部分を検出器68に向けるように構成されている。一方の検出器は、垂直入射ビームによる照明に起因する比較的広い角度で散乱される光を検出するのに使用され、別の検出器は、斜め入射ビームによる照明に起因する比較的広い角度で散乱される光を検出するのに使用される。検出器66、68は、当該技術分野で公知のいずれかの適切な検出器(例えば、PMT)でよい。加えて、検出器66、68は、同じ構成であってもよく、又は別の構成であってもよい。検出サブシステムの広いチャネル部分は、当該技術分野で公知のいずれかの別の光学要素(図示せず)を含むことができる。例えば、1つ又はそれ以上の偏光要素を集光経路内に置いてもよい。
検出器58、60、66、68は、散乱光に応答して信号を生成するように構成されている。プロセッサ50が、図3に破線で示すように、伝送媒体によって検出器58、60、66、68に結合されている。伝送媒体は、当該技術分野で公知のいずれかの適切な伝送媒体とすることができる。更に、アナログディジタル変換器のような1つ又はそれ以上の追加の構成要素(図示せず)を、検出器とプロセッサとの間に置くこともできる。このようにして、検出器によって生成された信号は、プロセッサに送信することができる。プロセッサは、信号を用いてウェハ上の欠陥を検出するよう構成することができる。プロセッサは、信号を使用して欠陥を検出するためのいずれかのアルゴリズム又は方法を用いるように構成される。
ウェハ上面の検査に使用される大部分のシステムは、ウェハエッジからの散乱光に対応する信号を、これらの信号が検査を妨害しないようにノイズとして除去していた。対照的に、図3に示すプロセッサは、ウェハエッジからの散乱光に応答した信号を使用して、ウェハエッジ上の欠陥を検出するように構成されている。本明細書で説明するようにして検出することができる欠陥には、限定するわけではないが、クラック、チップ、パーティクル、層間剥離した薄膜層が含まれる。更に、本明細書で説明するようなシステムを使用してウェハエッジ上で検出可能な欠陥は、約5ミクロンから約10ミクロンまでのサイズを有する欠陥を含む。このようなエッジ欠陥感度は、上述したものなどの対象エッジ欠陥のほとんどが比較的大きなサイズであるので、特に好適なものである。
プロセッサはまた、信号を使用して試料のエッジ上の欠陥位置を求めるように構成されてもよい。この位置は、ウェハエッジ上の欠陥の方位角位置や半径方向位置とすることができる。エッジ欠陥の方位角位置は、ウェハ上に設けられたノッチ又はいずれかの他のアライメントマークのようなウェハ上のある固定点に対するウェハエッジ上の欠陥位置として定義することができる。半径方向位置は、ウェハの上面又は底面の中心点に対するウェハエッジ上の欠陥位置として定義することができる。プロセッサは、アライメントマークとウェハ中心点の検出された位置をスキャン中に生成された位置情報と組み合わせて使用して、エッジ欠陥の方位角位置と半径方向位置を求めることができる。システムが斜め入射ビームをウェハ表面に対して位置決めするように構成された1つ又はそれ以上の構成要素(図示せず)を含む場合には、プロセッサはまた、ビーム位置決め構成要素からの情報を使用して、スキャン中に生成された位置情報を補正することができる。幾つかの実施形態では、本明細書で説明されるように決定された欠陥位置は、欠陥位置のx、y座標を含む。別の実施形態では、試料のエッジは、上述のように試料の上部ベベル部、頂部、底部ベベル部を含む。このような1つの実施形態では、本方法は、信号を使用して欠陥が上部ベベル部、頂部、又は底部ベベル部に位置するか否かを判定する段階を含む。
幾つかの実施形態では、本システムが、ユーザインターフェイス(図示せず)を表示するのに使用可能なディスプレイ装置51を含む。ユーザインターフェイスは、ユーザがエッジ欠陥の方位角位置と半径方向位置を容易に識別可能であるように、ウェハマップ上にグラフィカルに識別できる方法で欠陥を図示するよう構成することができる。プロセッサは、検出器によって生成された信号を用いて、サイズ、分類、根本的原因等といった欠陥の1つ又はそれ以上の特性を求めるように構成される。プロセッサは、当該技術分野で公知のあらゆるアルゴリズム又は方法を使用して欠陥の特性を求めるように構成されてもよい。プロセッサによって求められたエッジ欠陥の1つ又はそれ以上の特性を、上述のユーザインターフェイスにおいてどのような方法で表示してもよい。
上述のように、斜め入射は、この照明が試料のエッジ全体を照明することができるので、試料のエッジ検査に使用されるのが好ましい。更に、斜め入射は、ベベル部と頂部の半径方向範囲を、標準的な半径方向範囲である約0.5mmから約2mmを超えるまで「延伸させる」。換言すれば、照明の斜め入射は、垂直入射ビームが行うよりもウェハ全体をより緩慢に移動することになる。このようにして、ウェハエッジ上の特定の場所は、垂直入射ビームが同じ場所にわたりスキャンするであろう時間長と比較して、斜め入射ビームではより長い時間期間にわたってスキャンすることができる。幾つかの実施形態では、斜め入射ビームは、垂直入射ビームよりも3倍長く特定の場所にわたりスキャンすることになる。このようにして、斜め入射ビームを用いてウェハエッジをスキャンすることによって、エッジ上の欠陥位置をより正確に決定できるようになる。例えば、斜め入射ビームによるウェハエッジの延伸によって、プロセッサ又はプロセッサが使用するアルゴリズムは、欠陥が公称エッジ/上部ベベル部遷移領域に近接して位置するか又は頂部の底面近くに位置するかを判定できるようになり、これは、欠陥の重大度や原因に関係する重要な情報をもたらすことができる。
従ってエッジ検査中、本システムは、斜め照明の結果としてウェハエッジからの散乱光を検出する検出器によって生成された信号を使用するよう構成されるのが好ましい。幾つかの実施形態では、検出器66は、斜め入射の結果として比較的広い角度で試料から散乱された光に応答して信号を生成するように構成される。このようにして、検出器66は、検出サブシステムのDWO(暗視野、広い、斜め)チャネルの一部を形成する。斜め入射に起因する比較的に広い角度での散乱光は、試料のエッジ上の欠陥に特に敏感とすることができる。具体的には、検出器66によって検出された光は、ウェハエッジの上部ベベル部、頂部、又は底部ベベル部に位置する欠陥に特に敏感とすることができる。このようにして、検出器66によって生成される信号を用いて、試料のエッジ上の欠陥を検出することができる。
加えて、試料からの散乱光に応答する別の検出器によって生成された信号を用いて、試料のエッジ上の欠陥を検出することができる。これらの信号は、試料のエッジ上の欠陥を検出するために、検出器66からの信号と組み合わせて用いることができる。
上述のシステムは、有利には、パターンが形成されたウェハ及びパターン未形成のウェハのエッジ上の欠陥を検出するために、本明細書で更に説明するように修正される。具体的には、試料表面(例えば、底面の上側面)の検査に使用されるシステムの1つ又はそれ以上のパラメータは、試料のエッジ検査で使用されるパラメータとは異なるものとすることができる。1つのこのような実施形態では、エッジ検査で使用される照明の偏光は、表面検査で使用される偏光とは異なるものとすることができる。例えば、図2に示すような、公称エッジ16、上部ベベル部22が頂部24と交わる位置、頂部24が底部ベベル部26と交わる位置、公称エッジ28を含むエッジの種々の特性部から比較的大量の光を散乱させることができる。
ウェハエッジ内のこれらの特性部から散乱された光は、検査データ内に「アーチファクトリング」を生成する可能性がある。例えば、アーチファクトリングは、エッジ検査中に収集されたデータ内で空間的に分離された輝線として現れる。1つの実施形態では、エッジ検査中に使用する照明の偏光を選択して、検査データ内のアーチファクトリングを除去することができる。適切な偏光は、当該技術分野で公知のいずれかの方法を使用して選択することができる。アーチファクトリングの除去をもたらす偏光は、ウェハの上面及び/又は底面の検査で使用される照明の偏光とは異なるものとすることができる。このようにして、照明の偏光は、システムによって実行される異なる検査の間で変更することができる。
別の実施形態では、検出サブシステムは、1つ又はそれ以上の偏光要素(図示せず)を含むことができる。偏光要素は、特定の偏光を有する散乱光を遮断するように構成することができる。具体的には、上述のエッジの特性部は、入射光の偏光を予測可能な方法で変更することができる。更に、この散乱光の偏光は、ウェハエッジの別の部分からの散乱光の偏光とは異なるものとすることができる。このようにして、偏光要素は、エッジの特性部からの散乱光が検出器に到達するのを選択的に遮断するように構成することができる。1つ又はそれ以上の偏光要素は、検出サブシステム内でいずれかの適切な位置に配置することができる。加えて、偏光要素は、エッジ検査中はウェハからの散乱光の光学経路内に配置することができ、表面検査中は、偏光要素は散乱光の光学経路の外に移動させることができる。偏光要素の位置は、当該技術分野で公知の適切ないずれかの構成要素(図示せず)を使用して異なるタイプの検査に変更することができる。
別の実施形態では、図3に示すプロセッサ50は、光散乱の偏光特性を用いてウェハエッジからの散乱光に応答する信号を解析するように構成させることができる。例えば、エッジの特性部からの散乱光は、上述のように、エッジの別の部分からの散乱光とは異なる偏光を有する可能性がある。更に、エッジの特性部は、入射光の偏光を予測できる様態で変更することができる。従ってプロセッサは、光散乱の偏光に加えてこの情報を使用して、どの信号が検査データ内のアーチファクトリングに対応するかを判定することができる。次いでプロセッサは、検査データからこれらの信号を除去することができ、該検査データは、エッジ欠陥検出などの本明細書で説明する別の目的に使用することができる。
また、ウェハのエッジは、ウェハの上面や底面とは大きく異なるように光を散乱し反射する。散乱され反射された光におけるこうした差異は、少なくとも部分的には、上面や底面とエッジのベベル部や頂部の表面とが位置する異なる平面に起因する。具体的には、光は、ウェハの上面や底面から鏡面反射された光とは実質的に異なる方向でウェハエッジから鏡面反射する。鏡面反射光が検出器に到達できる場合には、鏡面反射光は散乱光よりも遥かに大きな強度を有するので、欠陥検出の精度を低下させる恐れがある。
1つの実施形態では、図3に示すシステムは、試料のエッジからの鏡面反射光が検出サブシステムの検出器に入射するのを実質的に阻止するように構成されたマスクを検出サブシステムが含むように修正することができる。例えば、検出サブシステムは、鏡面反射光が検出器に入射するのを阻止するために、試料のエッジからの散乱光の経路内に配置された比較的狭いマスクを含む。鏡面反射光が検出器に入射するのを阻止することによって、ウェハエッジ領域からの光散乱バックグラウンドに対する欠陥信号の大きさが効果的に大きくなる。
このようなマスクは、エッジ欠陥検出で使用される散乱光のいずれかの経路内に含めることができる。例えば、検出器66を、斜め入射ビームによるウェハ照明から得られた比較的広い角度での散乱光を検出するように構成することができる。従って、この散乱光に応答して検出器66によって生成された信号を、エッジ欠陥の検出に使用することが有利である。1つのこのような実施形態では、エッジ検査中に図3に示すように検出器66によって検出される光の光学経路内にマスク74を配置する。試料の上面と底面検査がシステムによって実行されているときには、マスク74は、検出器66によって検出される光の光学経路から外れて矢印76で示す方向に移動する。マスクは、当該技術分野で公知のいずれかの適切な構成要素(図示せず)を用いて光学経路の内外に移動することができる。更に、マスク74は、比較的広い角度でのウェハからの散乱光の光学経路におけるあらゆる適切な位置に配置することができる。
エッジ検査中に検出サブシステムの1つ又はそれ以上のチャネル内に含むことができるマスクの1つの実施形態が図4に示される。具体的には図4は、マスク78の断面図を示す。マスク78は、ウェハエッジからの鏡面反射光を遮断するように構成された領域80を含む。更にマスク78は、ウェハエッジからの散乱光を透過するように構成された領域82を含む。領域80の縁部間の角度84は、マスク開口を定義する。マスク開口は、光がマスクを通過して最終的に検出器上に達する光の量を決定付ける。従って角度84は、マスクがウェハエッジからの鏡面反射光のほぼ全てを遮断しながら可能な限り散乱光の多く光を透過できるように選択することができる。従って、角度84の適切な値は、試料のエッジの特性に応じて変化する。エッジ検査用途に適切とすることができる角度84の幾つかの例は、限定するわけではないが、150度、40度、20度を含む。1つの特定のタイプのマスクを図4に示したが、あらゆる適切なタイプと構成のマスクを使用して、本明細書で説明されたようにウェハエッジからの散乱光を透過させると同時に、ウェハエッジからの鏡面反射光を遮断することができることを理解されたい。
従って、上述のように、本システムは、照明偏光の選択、偏光に基づく散乱光の一部の選択的遮断、散乱光の偏光の解析、又はウェハエッジからの鏡面反射光を遮断するマスクの使用によって、エッジ検査の欠陥の信号対ノイズ比を高めるように構成することができる。加えて、本システムは、これらの技術のうちの1つだけ、又はいずれかの組み合わせでこれらの技術の1つより多くを使用して、信号ノイズ比を改善するように構成することができる。本システムがこれらの技術の1つより多くを使用して信号ノイズ比を改善するように構成される場合には、この技術の各々は、検査される試料の特性に応じて、単独で又はこれらの幾つかの組み合わせで使用することができる。
従って図3に示すシステムは、試料のエッジを検査し、及び試料の上面を検査するように構成される。更に上述のように、エッジ検査に適切又は有利でさえある本システムのパラメータは、上面検査について全く適切ではない可能性がある。従って1つの実施形態では、試料の上面検査で使用される本システムのパラメータは、エッジ検査で使用される本システムのパラメータとは異なる。このようにして、上面検査とエッジ検査の双方がウェハ上で実行される場合には、検査の1つを実行し、次に別の検査のためにシステムのパラメータを変更する。次いで別の検査を実行することができる。従って、スキャン/データ収集段階の間にパラメータ調節段階を含む単一の検査プロセスにおいて、複数のタイプの検査を1つのウェハ上で実行することができる。
本システムのパラメータは、幾つかの実施形態ではプロセッサ50によって変更することができる。例えば、プロセッサ50は、上述のマスクと偏光要素のなどのシステムの1つ又はそれ以上の要素に結合される。また、プロセッサは、実行される検査のタイプに基づいて要素の1つ又はそれ以上のパラメータを変更することができる。更にプロセッサは、ウェハの中央部とエッジをスキャンするため、及び垂直表面スキャン、エッジスキャン、又はその双方による所与の入力カセットから一連のウェハを順序付けるための様々なパラメータを生成し、変更し、保管するのに使用できるユーザインターフェイスを提供するように構成できる。スキャンパラメータと順序付けパラメータを、「レシピ」、すなわち選択されたパラメータを用いて命令を実行するようにシステムを制御するためプロセッサによって実行可能なプログラムの命令セット内に記憶させることができる。
幾つかの実施形態では、図3に示すシステムはまた、試料の底面を検査するように構成することができる。幾つかの場合において、底面検査に使用されるシステムのパラメータは、試料の上面検査に使用されるものとほぼ同じにすることができる。しかしながら、ほとんどの場合において、ウェハエッジ検査に使用されるシステムのパラメータは、底面検査に使用されるパラメータとは異なっていてもよい。従って、エッジと底面検査を含む検査プロセスは、上述のようにして実施することができる。
1つの実施形態では、図3に示すシステムは、ウェハのエッジ、上面、底面を検査するように構成することができる。1つのこのような実施形態では、本システムは、ウェハの上面又は底面かのどちらがシステムで検査されるかに応じてウェハの位置を変化させるように構成された機械的装置を含む。例えば、このようなシステムの実施形態は、図5、図6に示す試料ハンドラを含むことができる。
この試料ハンドラは、試料エッジハンドラ86を含み、該試料エッジハンドラ86は、エッジハンドラ86内の試料位置が比較的安定するように、試料の上面と底面に接触することなく試料のエッジに接触するように構成される。試料エッジハンドラ86は、シャフト88に結合される。シャフト88は、回転機構90に結合されている。回転機構90は、モータ又は独自に回転することはできないがシャフト88を回転させる他のいずれかの装置を含むことができる。シャフト88の回転は、結果的に試料エッジハンドラ86を回転させ、これにより矢印94で示す1つの可能な方向に試料92を回転させる。このようにして、ウェハ92の上面96(この上に構造98を形成することができる)がシステムによって検査されるときには、ウェハは、図5に示すように位置付けられ、その結果、上述の斜め入射ビーム40と垂直入射ビーム48が、構造体98の上面に入射することができるようになる。
対照的に、ウェハの底面100がシステムによって検査されることになる場合には、ウェハの位置は、図6に示すように、図3に示すシステムの斜め入射ビーム40と垂直入射ビーム48がウェハの底面上に入射されるよう「反転」させることができる。図6に示すように、ウェハの底面検査中、エッジハンドラ86は、ウェハの上面に接触することなくウェハを支持し、これによりウェハの上面への損傷を回避することができる。
別の実施形態では、図3に示すシステムは、SP1レーザベースウェハ検査ツールの一部としてKLA−Tencorから市販されている裏面検査モジュール(BSIM)を含むことができる。BSIMは、ウェハエッジハンドリングと「反転」機構によりウェハの正面と裏面の非破壊検査を可能にする。従って、ウェハハンドリングは、ウェハの裏面の検査中にウェハの正面が損傷されることのないように設計される。このようにして、製品と非製品ウェハの双方の裏面検査を図3に示すシステムによって実施することができる。
従って図3に示すシステムは、ウェハの上面全体、底面全体、エッジ全体を検査するのに使用することができる。加えて、本システムは、単一の検査プロセスでウェハの上面全体、底面全体、エッジ全体を検査するのに使用できる。
上述のように、本明細書で説明されるシステム及び方法によって検査可能な試料は、パターン形成されたウェハ又はパターン未形成のウェハを含む。このようにして本システムは、パターン形成されたウェハ又はパターン未形成のウェハの双方のエッジ検査に使用することができる。幾つかの実施形態では、パターン形成されたフューチャが、試料のエッジに近接した試料の上面に配置される。例えば、これらのパターン形成されたフューチャは、近エッジ領域内に存在する部分的チップサイトを含むことができる。従って、これらのパターン形成されたフューチャは、試料のエッジ検査中に生成される信号に影響を与える可能性がある。1つのこのような実施形態では、上述のプロセッサは、どの信号がパターン形成されたフューチャからの散乱光に対応するかを判定するように構成される。プロセッサはまた、パターン形成されたフューチャからの散乱光に対応する信号を欠陥の検出に使用される信号から除去するように構成することができる。このようにしてパターン形成されたフューチャの信号は、検査データの収集後に除去することができる。
プロセッサは、当該技術分野で公知のいずれかの方法又はアルゴリズムを用いてパターン形成されたフューチャの信号を識別し除去することができる。例えば、パターン形成されたフューチャからの散乱光は、対象のエッジ欠陥からの散乱光の特性とは異なる偏光や強度などの1つ又はそれ以上の特性を有する。このようにしてプロセッサは、散乱光信号の特性を使用して、どの信号がパターン形成されたフューチャに対応するかを判定することができる。別の例では、プロセッサは、パターン形成されたフューチャからの信号に対応する規則的パターンを該信号中で識別するのに使用可能なフーリエフィルターアルゴリズムなどのアルゴリズムを使用して、信号をフィルタリングするように構成することができる。
別の実施形態では、検出サブシステムの光学要素は、ウェハ上のパターン形成されたフューチャに対応する光散乱を除去するように構成することができる。このような光学的構成の例は、Vaez−Iravaniらに付与された米国特許第6,538,730号に示されており、該特許は、引用により本明細書に組み込まれる。本明細書で説明するシステムは、前記特許で記載されるパターン形成されたフューチャから光散乱を除去するように構成することができる。このようにして本明細書で説明するシステムは、データ収集中又はデータ収集後に、パターン形成されたフューチャからの散乱光に対応する信号を除去するように構成することができる。
多くの様々なシステムの実施形態を上記で説明したが、本明細書で説明されるエッジ検査技術は、上述のように光をウェハエッジに向け、上述のようにウェハエッジからの散乱光を集光するように修正することができる(好ましくは容易に)いずれかの既存の検査システム上に実装可能である点を理解されたい。加えて、本明細書で説明されるシステムは、多数の異なる光学的構成を有することができ、全てのこのような光学的構成は、本発明の開示事項の範囲内にあることは明白である。
現在使用される他の検査システムより優れている、本明細書で説明するシステムの1つの利点は、エッジ検査能力が従来のプラットフォームに付加され、これによる追加検査システムの取得、追加検査システムの使用訓練、追加検査システムに実装される可能性が最も高い不慣れなユーザインターフェイスの使用訓練に関するエンドユーザの費用と労力がセーブされる点である。対照的に、本明細書で説明する技術の実装には、既存システム上にインストールされたソフトウエアの更新(例えば、スキャン制御、エッジ欠陥マッピング、及び本明細書で説明する他の機能に関して)、及び場合によっては上述のように構成された1つ又はそれ以上のマスクの追加を伴う。従って、本明細書で説明するシステムは、エンドユーザの場所において迅速且つ比較的低コストで配備することができる。更に、本明細書で説明するエッジ検査能力の既存検査システムへの追加は、従来の表面スキャンにおけるシステム性能にはほとんど又は全く変化をもたらさず、従来のスキャンやエッジスキャンの双方が実行されるときに、システム全体のスループットに僅かな影響を生じさせるだけであろう。比較的小さなスループットの低下は、プロセス監視や歩留まり制御に対してエッジ検査がもたらす能力向上に加えて上述の利点によって相殺されることになるのは明白である。
別の実施形態は、試料のエッジ検査のための方法に関する。このような方法の1つの実施形態を図7に示す。図7に示すステップの多くは、本方法を実施するために必須ではない。具体的には、1つ又はそれ以上のステップは、図7に示す方法に対し省略又は付加することができるが、本方法はそれでもなお、本実施形態の範囲内で実施することができる。更に、図7に示すステップの多くは、特に本明細書で指定されない限り、図7に示す順序で実行する必要はない。
本方法は、ステップ102に示すように、試料のエッジに光を斜め入射角で向ける段階を含む。上記で詳細に説明したように、光の入射面は、試料のエッジにほぼ正接する面に対しほぼ垂直である。試料のエッジは、図2に示すように、上部ベベル部、頂部、底部ベベル部を含むことができる。
1つの実施形態では、光を試料のエッジに向ける段階は、図7のステップ104に示すように、試料全体にわたり光をスキャンさせる段階を含む。1つのこのような実施形態では、光を試料のエッジに向ける段階は、試料をほぼ同時に回転及び並進することによって試料のエッジ全体にわたり光をスキャンさせる段階を含む。別のこのような実施形態では、光を試料のエッジに向ける段階は、試料の公称エッジを約2mmから約3mmまでの距離だけ越えて光をスキャンさせる段階を含む。別の実施形態では、光を試料のエッジに向ける段階は、エッジに近接する試料の上面のある位置から試料の公称エッジを越えるある位置まで試料全体にわたり光をスキャンさせる段階を含む。
本方法はまた、ステップ106に示すように、試料のエッジからの散乱光を集光する段階を含む。試料のエッジからの散乱光を集光する段階は、上記で詳細に説明したように実行することができる。1つの実施形態では、本方法は、ステップ108に示すように、試料のエッジからの鏡面反射光が検出器に入射するのを実質的に阻止する段階を含む。検出器は、ステップ110に示すように、散乱光に応答して信号を生成するのに使用される検出器を含む。検出器は更に、上述のように構成することができる。この信号を用いて、上記で詳細に説明したように、試料のエッジ上の欠陥を検出することができる。
試料は、パターン形成されたウェハ又はパターン形成されていないウェハを含むことができる。試料は更に、上述のように構成することができる。例えば、1つの実施形態では、パターン形成されたフューチャが、試料のエッジに近接した試料の上面に配置されることがある。1つのこのような実施形態では、本方法は、ステップ112に示すように、どの信号がパターン形成されたフューチャから散乱された光に対応するか判定する段階を含む。このような1つの実施形態はまた、ステップ114に示すように、パターン形成されたフューチャからの散乱光に対応する信号を、試料のエッジ上の欠陥を検出するのに使用される信号から除去する段階を含む。どの信号がパターン形成されたフューチャからの散乱光に対応するかを判定する段階と、パターン形成されたフューチャからの散乱光に対応する信号を除去する段階は、上述のように実行することができる。
ステップ116に示すように、本方法は、信号を用いて試料のエッジ上の欠陥を検出する段階を含むことができる。欠陥は、上記で詳細に説明したように検出することができる。幾つかの実施形態では、本方法は、ステップ118に示すように、信号を用いて試料のエッジ上の欠陥位置を求める段階を含む。試料のエッジ上の欠陥位置を求める段階は、本明細書で説明したように実行することができる。
上述のエッジ検査を実行する段階に続いて、本方法は、ステップ120に示すように検査パラメータを変更する段階を含む。1つの実施形態では、本方法は、ステップ122に示すように、試料の上面を検査する段階を含む。従って、試料の上面検査に使用されるパラメータが、試料のエッジ検査に使用されるパラメータとは異なるように、該検査パラメータはステップ120で変更する。更に検査パラメータは、試料の2つの異なる部分が検査される時は何時でもステップ120に示すように変更される。例えば、ステップ124に示すように、本方法は、試料の底面を検査する段階を含むことができる。このような1つの実施形態では、試料上で底面検査の前に上面検査又はエッジ検査が実行される場合には、検査パラメータは、底面検査が実行される前に変更することができる。このようにして、検査プロセスの各ステップで使用される検査を、検査される面又はエッジに対して最適にすることができる。上述の方法の実施形態の各々は、本明細書で説明するいずれかの別のステップを含むことができる。
本発明の種々の態様の別の修正及び代替的実施形態は、本明細書を考慮すると当業者には明らかであろう。例えば、試料のエッジ検査のためのシステム及び方法が提供される。従って、本明細書は、例示的なものとしてのみ構成されるべきものであり、当業者に対し本発明を実施する概略的方法を教示する目的のものである。本明細書で図示し且つ説明した本発明の形態は、現時点で好ましい実施形態として解釈すべきであることを理解されたい。要素や材料は、本明細書で図示し且つ説明したものと置き換えることができ、底部ベベル部品とプロセスを逆にすることができ、本発明の特定の特徴は独立して利用することができ、全ては、本発明のこの明細書の恩恵を得た後では当業者には明らかなものとなるであろう。添付の請求項に記載する本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本明細書で説明した要素に変更を加えることができる。
ウェハのような試料の平面図を示す概略図である。 1つの実施形態による斜め入射角で試料のエッジに向けられる光と試料の部分断面図を示す概略図である。 本明細書で説明されるように試料のエッジを検査するように構成可能なシステムの1つの実施形態の断面図を示す概略図である。 試料のエッジからの鏡面反射光が検出サブシステムの検出器に入射するのを実質的に阻止するように構成されたマスクの実施形態の断面図を示す概略図である。 試料のエッジを検査するように構成されるシステム内に含めることができる試料ハンドラの1つの実施形態を示す概略図である。 試料のエッジを検査するように構成されるシステム内に含めることができる試料ハンドラの1つの実施形態を示す概略図である。 試料のエッジを検査するための方法の1つの実施形態を示すフローチャートである。
符号の説明
40、48 光、42、46 光源、44 ウェハ、50 プロセッサ、52 レンズコレクタ、54 鏡、56、64 ビームスプリッタ、58、60、66、68 検出器、62 楕円体鏡、74 マスク

Claims (18)

  1. 試料のエッジを検査するように構成されたシステムであって、
    前記試料のエッジに斜め入射角で光を向けるように構成された照明サブシステムであって、光入射面が前記試料のエッジに実質的に正接な面に実質的に直角である照明サブシステムと、
    前記試料のエッジからの散乱光を集光して、該散乱光に応答して該エッジ上の欠陥を検出するために使用される信号を生成するように構成された検出サブシステムと、
    を備え、
    前記システムは前記試料の上面の中央領域であって前記試料のエッジからエッジ領域だけ離れた中央領域を検査するようにも構成されており、前記照明サブシステムまたは検出サブシステムのエッジ検査のための光学要素が該試料のエッジだけでなく前記試料上面の中央領域の検査にも使用され、
    該中央領域の検査に使用される前記システムの1以上の光学パラメータは前記試料のエッジの検査に使用される前記システムの1以上の光学パラメータとは異なり、
    前記照明サブシステムはエッジ検査の時に該エッジの上部ベベル部、頂部及び底部ベベル部すべてを照らすよう構成されており、
    前記検出サブシステムはエッジ検査の時に光学経路にマスクを入れ、中央領域の検査の時に該光学経路から該マスクを外すマスク移動手段を有し、前記試料のエッジからの鏡面反射光が該検出サブシステムの検出器に入射するのを実質的に阻止する
    ことを特徴とするシステム。
  2. 前記システムは、ほぼ同時に前記試料を回転及び並進することによって、前記試料のエッジ全体にわたり光をスキャンさせるようにさらに構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記システムは、前記試料のエッジを約2mmから約3mmまでの距離だけ越えて光をスキャンさせることによって、前記試料のエッジ全体にわたり光をスキャンさせるようにさらに構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記システムは、前記エッジに近接する前記試料の上面のある位置から前記試料のエッジを越えるある位置まで光をスキャンさせることによって前記試料のエッジ全体にわたり光をスキャンさせるようにさらに構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム
  5. 前記信号を使用して前記試料のエッジ上の欠陥位置を求めるように構成されたプロセッサをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. パターン形成された構造が前記試料のエッジに近接した前記試料の上面に配置され、前記システムは、どの信号が前記パターン形成された構造からの散乱光に対応するかを判定して、前記パターン形成された構造からの散乱光に対応する信号を前記欠陥の検出に使用
    される信号から除去するようにさらに構成されたプロセッサを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 前記システムは、前記試料の底面を検査するようにさらに構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 前記試料は、パターン形成されたウェハ又はパターン未形成のウェハを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 試料のエッジを検査するための方法であって、
    斜めの入射角で前記試料のエッジに光を向けるステップであって、光の入射面が前記試料のエッジに実質的に正接な面に実質的に直角であり、エッジ検査の時に該エッジの上部ベベル部、頂部及び底部ベベル部すべてが照らされる、光を向けるステップと、
    前記試料のエッジからの散乱光を集光するステップと、
    前記散乱光に応答して該エッジ上の欠陥を検出するために使用される信号を生成するステップと、
    前記試料のエッジからの鏡面反射光が前記信号の生成に使用される検出器に入射するのを実質的に阻止するためのマスクを、エッジ検査の時に光学経路に入れ、前記試料の上面の中央領域の検査の時に該光学経路から当該マスクを外すよう該マスクを移動するステッ
    プと、
    前記試料の上面の中央領域を検査するステップと、
    を含み、
    前記中央領域は試料のエッジからエッジ領域だけ離れており、エッジ検査に使用される光学要素は該試料のエッジだけでなく前記中央領域の検査にも使用されるよう構成され、前記試料の上面の中央領域の検査に使用されるパラメータは前記試料のエッジを検査するのに使用されるパラメータとは異なる
    ことを特徴とする方法。
  10. 前記向けるステップは、ほぼ同時に前記試料を回転させ、並進させることによって前記試料のエッジ全体にわたり光をスキャンさせるステップを有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 前記向けるステップは、前記試料のエッジを約2mmから約3mmまでの距離だけ越えて光をスキャンさせるステップを有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  12. 前記向けるステップは、前記エッジに近接する前記試料の上面のある位置から前記試料のエッジを越えるある位置まで前記試料全体にわたり光をスキャンさせるステップを有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  13. 前記信号を使用して前記試料のエッジ上の欠陥位置を求めるステップをさらに有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  14. 前記信号を使用して前記試料のエッジ上の欠陥位置を求めるステップをさらに有し、前記位置が前記欠陥位置のx、y座標を含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  15. 前記試料のエッジは、前記試料の上部ベベル部、頂部、底部ベベル部を含み、前記方法は、前記信号を用いて前記欠陥が上部ベベル部、頂部、又は底部ベベル部に位置するか否かを判定するステップをさらに有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  16. パターン形成された構造は、前記試料のエッジに近接した前記試料の上面に配置され、前記方法は、どの信号が前記パターン形成された構造からの散乱光に対応するかを判定するステップと、前記パターン形成された構造からの散乱光に対応する信号を前記欠陥の検
    出に使用される前記信号から除去するステップをさらに有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  17. 前記試料の底面を検査するステップをさらに有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  18. 前記試料は、パターン形成されたウェハまたはパターン未形成のウェハを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
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