JP2008096086A - 空調用空気吹出し装置 - Google Patents

空調用空気吹出し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008096086A
JP2008096086A JP2006281625A JP2006281625A JP2008096086A JP 2008096086 A JP2008096086 A JP 2008096086A JP 2006281625 A JP2006281625 A JP 2006281625A JP 2006281625 A JP2006281625 A JP 2006281625A JP 2008096086 A JP2008096086 A JP 2008096086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
duct member
conditioning
air blowing
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006281625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4677389B2 (ja
Inventor
Kunio Otsuka
邦夫 大塚
Keiji Nonose
恵司 野々瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikken Sekkei Ltd
Otsuka Corp
Original Assignee
Nikken Sekkei Ltd
Otsuka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikken Sekkei Ltd, Otsuka Corp filed Critical Nikken Sekkei Ltd
Priority to JP2006281625A priority Critical patent/JP4677389B2/ja
Publication of JP2008096086A publication Critical patent/JP2008096086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4677389B2 publication Critical patent/JP4677389B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 袋状ダクト部材の簡便さを損なわずに、全体的な極低風速での空気吹出しと部分的かつ限定的な空気流によるサーキュレーション効果とを併用した空調が可能であるとともに、必要に応じて上記限定的空気流を停止し、あるいはその位置を移動することが可能な空調用空気吹出し装置を提供する。
【解決手段】 通気性を有する布帛により中空筒状に形成されたダクト部材(1)を備え、前記ダクト部材の一端は空調用空気の送出部(20)に接続され、前記ダクト部材の他端が閉鎖されることによって、前記ダクト部材の周面全体に分散させて空調用空気を吹出し可能である空調用空気吹出し装置において、前記ダクト部材の長手方向に沿って空気吹出しスロット(14)が延設され、該空気吹出しスロットを通じて前記空調用空気の一部を、吹出し気流を形成しつつ吹出し可能であるとともに、前記空気吹出しスロットを任意の区間(14c)で開閉可能な開閉手段(4)を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は空調用空気吹出し装置に関し、更に詳しくは、空調用空気の送出部に袋状のダクト部材を備え、ダクト部材の周面全体に分散させて空気を吹出し可能である空気吹出し装置に係わるものである。
従来、工場やオフィス、公共空間などの冷暖房設備、食品加工場等の低温作業設備では、空間内の空気を空調機に回収し、温湿度調節や清浄化を行って空間内に循環させるようにしている。このような温湿度調節や清浄化が施された空調用空気を空間に吹出す場合、空間の天井部などに配設されたダクトを通じて空間内に分散して吹出しを行ない、空間の空調効率を高めるようにしているが、吹出し口の近傍にいる人が吹出し風に直接晒される問題があった。
そこで、空調用空気の送出部に、通気性を有する繊維素材からなる袋状のダクト部材を設け、このダクト部材を透過させて空気を吹出す空調用空気吹出し装置が提案されている(特許文献1〜4参照)。このような空調用空気吹出し装置は、空間の天井部や壁面などに沿わせて配設した長尺のダクト部材全体に分散させて空気吹出しを行なうため、殆ど吹出し風を感じさせない低風速での吹出しが可能となり、風の影響が問題となる室内球技場や体育館、病院などの冷暖房設備に好都合である。また、繊維素材で構成されるため軽量で洗濯可能であり、設置やメンテナンスが容易であるという利点もある。
ところで、冷房時にダクト部材全体に分散させて冷却空気を送出した場合、図6(C)に示すように、低温の空気が緩やかに下方に流下するので、大空間の空調などでは、空調開始時に空間全体が目標温度に到達するのに時間を要し、空間全体の温度が均一化されにくい場合がある。さらに、多少湿度の有る空調を行なう場合や、暖房で使用する場合にも、吹出し風によるサーキュレーションを利用した空調効率の向上が望まれる場合もある。
そこで、上記ダクト部材の側部に、長手方向に沿って細長い空気吹出しスロットを延設し、図6(A),(B)に示すように、斜め上方(Qc)や斜め下方(Qb)に向かう限定的な空気流を生じさせ、この空気流により周辺の低風速の透過空気を誘引することも検討されている。しかし、限定的な空気流ではあっても、外気温度との差や個人差によっては気流が不快に感じられる場合があり、必要に応じて吹出し位置を移動したり、閉鎖したりする機能を具備することが好ましい。
特開平3−45852号公報 特開平3−110343号公報 特開平6−213503号公報 特開2000−158930号公報
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、袋状ダクト部材の簡便さを損なわずに、全体的な極低風速での空気吹出しと部分的かつ限定的な空気流によるサーキュレーション効果とを併用した空調が可能であるとともに、必要に応じて上記限定的空気流を停止し、あるいはその位置を移動することが可能な空調用空気吹出し装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、通気性を有する布帛により中空筒状に形成されたダクト部材を備え、前記ダクト部材の一端は空調用空気の送出部に接続され、前記ダクト部材の他端が閉鎖されることによって、前記ダクト部材の周面全体に分散させて空調用空気を吹出し可能である空調用空気吹出し装置において、前記ダクト部材の長手方向に沿って空気吹出しスロットが延設され、該空気吹出しスロットを通じて前記空調用空気の一部を、吹出し気流を形成しつつ吹出し可能であるとともに、前記空気吹出しスロットを任意の区間で開閉可能な開閉手段を設けた。
本発明に係わる空調用空気吹出し装置は、上述の通り構成されているので、袋状ダクト部材の簡便さを損なわずに、全体的な極低風速での空気吹出しと部分的かつ限定的な空気流によるサーキュレーション効果とを併用した空調が可能であるとともに、前記空気吹出しスロットの延設方向に沿った任意の区間で上記限定的空気流を停止することによって、吹出し風を望まない位置では、上記限定的空気流が生じないようにすることができ、空間全体としての空調効果を損なわずに、設置空間の実状に即した快適な空調が可能となる。
また、本発明において、前記開閉手段が、前記空気吹出しスロットの両側縁部に沿って設けた一対のファスナーエレメントと、前記一対のファスナーエレメントに沿って摺動可能に設けられ、前記一対のファスナーエレメントを係合または離脱させるスライダーとで構成されるスライドファスナーである態様では、スライダーを把持して摺動させる簡単な操作で、前記空気吹出しスロットを任意の区間に亘って自在に閉鎖あるいは開放することができる。
さらに、前記スライダーが、前記一対のファスナーエレメントに対して複数設けられ、該各スライダーは、前記一対のファスナーエレメントを係合または離脱させる操作方向が、交互に逆になるように配置されている態様では、隣接する2つのスライダーの間に延在する前記空気吹出しスロットの閉鎖区間の位置および区間長を自在に変更可能となり、多様な吹出し位置の設定を容易かつ迅速に行なうことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空調用空気吹出し装置を示す一部破断した状態の側面図である。図において、空調用空気吹出し装置は、袋状のダクト部材1を、図示しない空調ユニットの吹出し側に連通したエアチャンバー2の管状の送出部20に接続し、ダクト部材1を通じて設置空間3に空気を送出するように構成されている。
ダクト部材1は、通気性を有する布帛により中空円筒状に形成され、前記エアチャンバー2側に位置した基端部10と反対側の先端部11は閉鎖され、全体として袋状に形成されている。ダクト部材1に使用する布帛としては、軽量かつ強靱で形態安定性が良好な織布が好適であり、繊維素材や織組織、織目の粗さなどを適宜選定することにより所望する通気性を得ることができる。繊維素材としては、各種合成繊維、化学繊維、天然繊維を使用可能であり、特に限定されるものではないが、水分を含むとカビや細菌などが繁殖し易くなるため、吸湿性が小さく洗濯性に優れた素材が好ましく、例えば、ポリエステル繊維などの合成繊維が好適である。また、発塵の少ない素材が好適であり、クリーンルームなどの清浄空間で使用する場合には、モノフィラメントの長繊維が選択される。
ダクト部材1の上縁部には、適宜間隔を有して複数のループ部12が設けられ、各ループ部12は、レール31に摺動自在に支持されているグライダ32にそれぞれ連結されている。レール31は、ロッド33などを介して設置空間3の天井部30に吊設されており、これによりダクト部材1は設置空間3の天井部30に沿って配設される。このように、レール31およびグライダ32でダクト部材1を吊下げることにより、送風時にダクト部材1の内圧に応じて各ループ部12が移動でき、ループ部12の近傍における皺の発生が防止される。
ダクト部材1の円筒状の周壁部には、図1及び図2に示すように、長手方向に沿って片側2列、計4列の空気吹出しスロット13、14が延設されている。このうち上側の空気吹出しスロット13は、それぞれ上下方向の中間部より上側に偏位して対称に配置され、水平方向に対し約30度の角度をなして斜上方に空気を吹出し可能であり、一方、下側の空気吹出しスロット14は、それぞれ中間部より下側に偏位して対称に配置され、水平方向に対し約45度の角度をなして斜下方に空気を吹出し可能としてある。
そして、上記各空気吹出しスロット13、14の開口部には、メッシュ材13a,14aが配設されており、該メッシュ材13a,14aを通じて空調用空気の一部を吹出し可能であるとともに、各空気吹出しスロット13、14の開口部の形状が維持され、ダクト部材1の円筒形状が維持されるようにしている。メッシュ材13a,14aとしては、形態安定性、柔軟性と洗濯性を考慮して、プラスチック製のメッシュ材、または、多孔シート材などを用いることができ、各空気吹出しスロット13、14の側縁部に縫着等の手段で固定される。
空気吹出しスロット13、14の開口幅は、所望する気流形態およびダクト部材1の径に応じて設定され、特に限定されるものではないが、ダクト直径の1〜10%程度が好適であり、200mm〜1600mmのダクト直径に対して、開口幅は2mm〜16mm程度に設定される。また、ダクト部材1を透過して送出される透過風量Qa、空気吹出しスロット13、14からの吹出し風量Qb,Qcの割合は、ダクト部材1の直径および各空気吹出しスロット13、14の開口幅に応じて任意に設定可能であるが、少なくとも50%以上、より好ましくは70%以上を透過風量Qaに割り当てることが好適である。これにより、透過空気(Qa)の基本的な透過速度は、空調機の出力、運転状況にもよるが、0.05〜0.3m/s程度に設定される。
さらに、下側の各空気吹出しスロット14には、該空気吹出しスロット14を開閉する開閉手段として、スライドファスナー4が設けられている。スライドファスナー4は、図4に示すように、一対のファスナーエレメント42,42を保持したテープ生地43,43を、前記メッシュ材14aと共に空気吹出しスロット14の両側縁部に縫着し、ファスナーエレメント42,42に沿って摺動可能なスライダー41によって、前記一対のファスナーエレメント42,42を係合または離脱させることにより、空気吹出しスロット14を開放または閉鎖可能である。なお、スライダー41は、図1または図5に示すように、一対のファスナーエレメント42,42に対して複数設けられ、各スライダー41は、ファスナーエレメント42,42を係合または離脱させる操作方向が、交互に逆になるように配置されている。
また、実施形態のダクト部材1の内部は、図1及び図2に示すように、ダクト部材1の半周程度の幅を有する仕切布15によって上下に仕切られ、空気吹出しスロット13を開口した上側部分と、空気吹出しスロット14を開口した下側部分とに区画されている。仕切布15の基端部には、ループ状の連結部材16が複数設けられ、各連結部材16には、エアチャンバー2の送出部20に設けた揺動アーム21が挿通され、該揺動アーム21に連結されている。
揺動アーム21は半円弧状をなし、その両端部の揺動軸22に設けた図示しない駆動源により、揺動軸22を中心として、図1の21−21′間で上下に揺動可能に構成されている。揺動アーム21の前記駆動源は空調設備の制御部に接続され、冷房を行なう場合には上方(21)に揺動し、仕切布15の基端部をダクト部材1の上方に案内し、反対に、暖房を行なう場合には下方(21′)に揺動して、仕切布15の基端部をダクト部材1の下方に案内するように構成されている。
次に、上記実施形態に基づく作用について説明する。
設置空間3から図示しない空調ユニットに回収され、温湿度制御され且つ清浄化された空気は、エアチャンバー2を通じてダクト部材1内部に送給され、ダクト部材1内部の陽圧度に応じてダクト部材1自体を透過し、ダクト部材1の周面全体に分散して設置空間3内に送出される。これ並行して、ダクト部材1内の空気の一部は、空気吹出しスロット13、14を通じて吹出し気流(Qb,Qc)を形成しつつ設置空間3内に吹出される。
この際、ダクト部材1内部に比べて設置空間3の温度が高い場合、即ち、冷房を行なう場合には、揺動アーム21を図1に実線で示すように下方に揺動させる。すると、仕切布15がダクト部材1の下方に案内され、図2に示すように下側の空気吹出しスロット13を含むダクト部材1の下半部が仕切布15で覆われ、ダクト部材1の下半部の空気流が遮断される。一方、ダクト部材1の上半部では、ダクト部材1を透過した透過空気(Qa)と、上側の空気吹出しスロット14を通過した吹出し空気(Qc)が設置空間3内に送出され、図6(A)に示したような斜め上方に向かう限定的な空気流(Qc)が生じる。
この空気流(Qc)により、低温であるため下に向かい易い冷房用空気が、天井部30に沿って設置空間3内に広く行き渡り、これに周辺の低風速の透過空気(Qa)が誘引されることで、空調開始時における目標温度への到達時間が短縮されるとともに、設置空間3内部の温度が均一化され、効率的な冷房が可能となる。
また、ダクト部材1内部に比べて設置空間3の温度が低い場合、即ち、暖房を行なう場合には、揺動アーム21を図1に21′で示すように上方に揺動させる。すると、仕切布15がダクト部材1の上方に案内され、上側の空気吹出しスロット14を含むダクト部材1の上半部が仕切布15で覆われ、ダクト部材1の上半部の空気流が遮断される。一方、ダクト部材1の下半部では、ダクト部材1を透過した透過空気(Qa)と、下側の空気吹出しスロット13を通過した吹出し空気(Qb)が設置空間3内に送出され、図6(B)に示したような斜め下方に向かう限定的な空気流(Qb)が生じ、この空気流(Qb)により、天井部30に集まりやすい暖房用空気が設置空間3のフロア近くまで到達でき、これに周辺の低風速の透過空気(Qa)が誘引され、設置空間3内での空気の循環、対流が促されて、効率的な暖房が可能となる。
なお、仕切布15は上下各側を完全に遮蔽するものである必要は無く、各空気吹出しスロット13、14から吹出し空気流が生じない程度の通気性を有していても良く、仕切布15が位置した側において、仕切布15およびダクト部材1を透過して空気の送出があっても良い。
そして、前記冷房を行なう場合において、図1または図3に示すように、上側の空気吹出しスロット14に設けたスライドファスナー4の、スライダー41をファスナーエレメント42,42に沿って摺動操作してファスナーエレメント42,42を係合させることにより、空気吹出しスロット14を部分的に(または全体的に)閉鎖し、空気吹出しスロット14を通じての吹出し空気流(Qb)を生じないようにすることができる。このような閉鎖区間14cと、それに隣接した開放区間14bを任意に設定可能であることにより、吹出し空気(Qb)による誘引効果を得つつも、直接風による作業者の不快感を防止でき、無風状態での透過空気(Qa)による快適な空調を行なうことができる。
また、ダクト部材1を設置するに際して、図5に示すように、ダクト部材1を所定の長さに分割された複数のダクト部材1a,1b,1c,・・・で構成し、それらの端部に周設したファスナー5で各ダクト部材1a,1b,1c,・・・を連結して用いることにより、設置や洗濯作業を一層容易に行なうことができる。その場合、各ダクト部材1a,1b,1c,・・・のスライドファスナー4に対して、スライダー41を2以上設け、各スライダー41の操作方向が逆になるようにすれば、各ダクト部材1a,1b,1c,毎に自在に閉鎖区間を設定でき、便利である。なお、図中省略されているが、上記各ダクト部材1a,1b,1c,・・・内部の仕切布15も、ダクト部材毎に分割され、それぞれがファスナーで連結して用いられる。
さらに、空気吹出しスロット14の開口幅が大きく、空気吹出しスロット14の閉鎖時におけるダクト部材1の縮径が考慮される場合には、スライドファスナー4のいずれか一方または両方のテープ生地43の縫着部側を伸縮可能な生地で構成し、スライドファスナー4の閉鎖時にこの伸縮生地が伸張するようにしても良い。
また、図示例では、空気吹出しスロット14の閉鎖手段として、ファスナーエレメント42が、テープ生地43の長手方向に沿って配置された多数の務歯で構成されたスライドファスナー4を用いる場合を示したが、スライドファスナー4は、長手方向に沿って一様な断面を有するファスナーエレメントで構成された、いわゆる押出ファスナーを用いても良い。さらに、空気吹出しスロット14の閉鎖手段として、スライドファスナーの代わりに、面ファスナーを用いることもできる。その際、空気吹出しスロット14の開口幅が大きい場合には、開口幅に適合したテープ状布帛からなる蓋布を併用し、該蓋布の両側縁部と、空気吹出しスロット14の両側縁部とに、それぞれ対応する面ファスナーを設け、蓋布自体を取り外し可能とすることもでき、さらにその場合、該蓋布は、空気吹出しスロット14の長手方向に区分された複数の蓋布で構成されることが好ましい。
なお、上記実施形態においては、ダクト部材1が円筒形状の袋状である場合を示したが、ダクト部材1は、半円筒形状、4分の1円筒形状、その他の中空筒状に形成でき、非円筒形状などの場合に、中間部にリング状の保形部材などを設けることもでき、さらに、必要に応じてダクト部材1の中途に分岐部を設けることもできる。また、ダクト部材1は、設置空間3の壁面に沿って上下方向、斜め方向など任意の方向に設置することもできる。
さらに、上記実施形態においては、ダクト部材1の内部が仕切布15で仕切られ、冷房および暖房時に上下各側に空気流を切換え可能な場合を示したが、仕切布を省略し上下各側の空気吹出しスロット13、14それぞれに開閉手段(スライドファスナー4)を設け、上下各側の空気吹出しスロット13、14のいずれかを全閉として、上下各側に空気流を切換えるようにすることもできる。また、上下各側の空気吹出しスロット13、14のいずれか一方のみを設け、他方を省略することもでき、さらに、3列以上の空気吹出しスロットを設けることもできる。
さらに上記実施形態においては、天井部30に吊設されたレール31にグライダ32を介してダクト部材1を吊下げる場合を示したが、レール31は直接、天井部30に固定されていても良く、また、レール31およびグライダ32を介さず、ダクト部材1のループ部12がワイヤ等で直接、天井部30に懸吊されていても良い。さらに、ループ部12がダクト部材1の両側部に設けられ、平行して2列に設けたレールやワイヤによって懸吊されていても良く、これ以外にも種々の懸吊構造を採用できる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能であることを付言する。
本発明の実施形態に係る空調用空気吹出し装置を示す一部破断した側面図である。 図1のA−A拡大断面図である。 図1のB部分拡大側面図である。 図3のC−C断面図である。 複数のダクト部材を連結した実施形態を示す概略側面図である。 (A)は斜め上方への部分的な吹出し空気流とその誘引気流による冷房時の気流を、(B)は斜め下方への部分的な吹出し空気流とその誘引気流による暖房時の気流を、(C)は部分的な吹出し空気流を伴わない冷房時の気流を、それぞれ示した模式的な断面図である。
符号の説明
1 空調用空気吹出し装置
2 エアチャンバー
3 設置空間
4 スライドファスナー
12 ループ部
13,14 空気吹出しスロット
15 仕切布
21 揺動アーム
22 揺動軸
30 天井部
31 レール
32 グライダ
33 ロッド
41 スライダー
42 ファスナーエレメント
43 テープ生地

Claims (4)

  1. 通気性を有する布帛により中空筒状に形成されたダクト部材を備え、前記ダクト部材の一端は空調用空気の送出部に接続され、前記ダクト部材の他端が閉鎖されることによって、前記ダクト部材の周面全体に分散させて空調用空気を吹出し可能である空調用空気吹出し装置において、前記ダクト部材の長手方向に沿って空気吹出しスロットが延設され、該空気吹出しスロットを通じて前記空調用空気の一部を、吹出し気流を形成しつつ吹出し可能であるとともに、前記空気吹出しスロットを任意の区間で開閉可能な開閉手段を設けたことを特徴とする空調用空気吹出し装置。
  2. 前記開閉手段が、前記空気吹出しスロットの両側縁部に沿って設けた一対のファスナーエレメントと、前記一対のファスナーエレメントに沿って摺動可能に設けられ、前記一対のファスナーエレメントを係合または離脱させるスライダーとで構成されるスライドファスナーであることを特徴とする請求項1に記載の空調用空気吹出し装置。
  3. 前記スライダーが、前記一対のファスナーエレメントに対して複数設けられ、該各スライダーは、前記一対のファスナーエレメントを係合または離脱させる操作方向が、交互に逆になるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の空調用空気吹出し装置。
  4. 前記開閉手段が、面ファスナーであることを特徴とする請求項1に記載の空調用空気吹出し装置。
JP2006281625A 2006-10-16 2006-10-16 空調用空気吹出し装置 Expired - Fee Related JP4677389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006281625A JP4677389B2 (ja) 2006-10-16 2006-10-16 空調用空気吹出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006281625A JP4677389B2 (ja) 2006-10-16 2006-10-16 空調用空気吹出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008096086A true JP2008096086A (ja) 2008-04-24
JP4677389B2 JP4677389B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=39379111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006281625A Expired - Fee Related JP4677389B2 (ja) 2006-10-16 2006-10-16 空調用空気吹出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4677389B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101102078B1 (ko) * 2011-07-20 2012-01-04 (주)시그마파워 저장고 또는 작업장용 실내 기류 분포장치
CN107131591A (zh) * 2017-06-23 2017-09-05 青岛新良牧农业科技有限公司 一种隔膜式移动物联网畜牧降温装置
WO2020179132A1 (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 三協エアテック株式会社 空調ダクト

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111140996A (zh) * 2019-12-31 2020-05-12 西安金清泰环境科技有限公司 一种纺织车间空气检测与控制方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08284009A (ja) * 1995-03-23 1996-10-29 Komine Auto Center:Kk 衣類の換気部およびスポーツ用衣類
JPH11257644A (ja) * 1998-03-12 1999-09-21 Miyama Engineering:Kk 空気ダクト
JP2006038265A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Shinryo Corp フレキシブルダクト及び風量調節器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08284009A (ja) * 1995-03-23 1996-10-29 Komine Auto Center:Kk 衣類の換気部およびスポーツ用衣類
JPH11257644A (ja) * 1998-03-12 1999-09-21 Miyama Engineering:Kk 空気ダクト
JP2006038265A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Shinryo Corp フレキシブルダクト及び風量調節器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101102078B1 (ko) * 2011-07-20 2012-01-04 (주)시그마파워 저장고 또는 작업장용 실내 기류 분포장치
CN107131591A (zh) * 2017-06-23 2017-09-05 青岛新良牧农业科技有限公司 一种隔膜式移动物联网畜牧降温装置
WO2020179132A1 (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 三協エアテック株式会社 空調ダクト

Also Published As

Publication number Publication date
JP4677389B2 (ja) 2011-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4677389B2 (ja) 空調用空気吹出し装置
CN106662350B (zh) 空气净化器以及具有空气净化功能的设备机器
JP2016208948A (ja) 栽培生産設備
JP6368486B2 (ja) 斜流式空気清浄装置、及び開口型手術室用照明器具を備えた手術室
WO2017110058A1 (ja) 送風装置および送風機能付空気清浄装置
JP2022009633A (ja) クリティカル環境での制御希釈フロー
CN209074914U (zh) 一种母子式隔离诊台
JPH03110342A (ja) 気体吹き出しダクト
JPH03110343A (ja) 気体吹き出しダクト部材
JPH0345852A (ja) 気体吹き出しダクト部材
CZ20011051A3 (cs) Nezávislá jednotka k výměně tepla, zejména k ventilaci budovy
JPH03241262A (ja) 気体吹き出しダクト部材
JP7101456B2 (ja) 空間を調節するための装置
KR200399564Y1 (ko) 공조 시스템의 공기 디퓨져
JP6760679B1 (ja) 空調ダクト
JP2008073414A (ja) 空調装置付きベッド
JP2009091887A (ja) 建物の室内空間の仕切り構造
JP2008020127A (ja) 放射冷暖房装置
CN206310638U (zh) 一种风机盘管远距离定点送风系统及中央空调
JP3175847U (ja) ルームエアコンの温風配風具
JP6744613B2 (ja) 水耕栽培棚の空調システム
WO2020179132A1 (ja) 空調ダクト
JPH03254612A (ja) 植物等栽培用建屋内の局所空調栽培装置
JP7169234B2 (ja) ペリメータ空間の換気構造
JP2016217589A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101015

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4677389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees