JPH08284009A - 衣類の換気部およびスポーツ用衣類 - Google Patents
衣類の換気部およびスポーツ用衣類Info
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- JPH08284009A JPH08284009A JP7064629A JP6462995A JPH08284009A JP H08284009 A JPH08284009 A JP H08284009A JP 7064629 A JP7064629 A JP 7064629A JP 6462995 A JP6462995 A JP 6462995A JP H08284009 A JPH08284009 A JP H08284009A
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- A41—WEARING APPAREL
- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D27/00—Details of garments or of their making
- A41D27/28—Means for ventilation
- A41D27/285—Means for ventilation with closure adjustment
Abstract
(57)【要約】
【目的】 衣類内部の換気を良好に行うことができる衣
類の換気部およびスポーツ用衣類を提供する。 【構成】 人体の腕を覆う部分に、スポーツ用衣類10
内側に外気を導入する導入口として衣類の換気部20が
設けられ、かつ背中を覆う部分に、スポーツ用衣類10
内側の空気を排出する排出口30が設けられている。
類の換気部およびスポーツ用衣類を提供する。 【構成】 人体の腕を覆う部分に、スポーツ用衣類10
内側に外気を導入する導入口として衣類の換気部20が
設けられ、かつ背中を覆う部分に、スポーツ用衣類10
内側の空気を排出する排出口30が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スポーツを行う際に着
用して好適なスポーツ用衣類に関するものである。
用して好適なスポーツ用衣類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、趣味、娯楽のひとつとしてオート
バイに搭乗する人が増えており、そういった人々がオー
トバイに搭乗する際に着用する上着や手袋等の衣類も数
多く出回っている。
バイに搭乗する人が増えており、そういった人々がオー
トバイに搭乗する際に着用する上着や手袋等の衣類も数
多く出回っている。
【0003】ところで、搭乗者は、オートバイの走行
中、直接外気に晒されることになるので、体全体を覆っ
て体表面が露出しない衣類を着用するのが通常である。
外気により体表面の熱量を奪われ、疲れやすくなるため
である。
中、直接外気に晒されることになるので、体全体を覆っ
て体表面が露出しない衣類を着用するのが通常である。
外気により体表面の熱量を奪われ、疲れやすくなるため
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オート
バイの操縦はスポーツとして捉えることができるほどに
体力を必要とするものであり、搭乗者はかなりの汗をか
くのが普通である。そのため、衣類の内側の空気には発
汗によって多くの水蒸気が含まれる。そこで、外気を内
側に取り込む換気口を備える衣類もみられるが、それら
の衣類は主にオートバイレース等の競技の際に着用する
特殊なものであって、趣味、娯楽としてのオートバイの
搭乗に使用されるものでなない。しかもその衣類は、図
7に示す衣類1のように、肩等の部分に一定の形状を保
持するように設けられた吸気ダクト2から衣類の内側に
強制的に空気を送り込む構造になっているため、換気の
必要がない場合にも外気が流入してしまい、一般の搭乗
者が着用するには適していない。よって従来において
は、搭乗者が衣類の襟元や袖口を適宜緩める等して換気
を行っていた。
バイの操縦はスポーツとして捉えることができるほどに
体力を必要とするものであり、搭乗者はかなりの汗をか
くのが普通である。そのため、衣類の内側の空気には発
汗によって多くの水蒸気が含まれる。そこで、外気を内
側に取り込む換気口を備える衣類もみられるが、それら
の衣類は主にオートバイレース等の競技の際に着用する
特殊なものであって、趣味、娯楽としてのオートバイの
搭乗に使用されるものでなない。しかもその衣類は、図
7に示す衣類1のように、肩等の部分に一定の形状を保
持するように設けられた吸気ダクト2から衣類の内側に
強制的に空気を送り込む構造になっているため、換気の
必要がない場合にも外気が流入してしまい、一般の搭乗
者が着用するには適していない。よって従来において
は、搭乗者が衣類の襟元や袖口を適宜緩める等して換気
を行っていた。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、衣類内部の換気を良好に行うことができる衣
類の換気部およびスポーツ用衣類を提供することを特徴
としている。
のであり、衣類内部の換気を良好に行うことができる衣
類の換気部およびスポーツ用衣類を提供することを特徴
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の衣類の
換気部は、衣類の一部に形成されるものであって、人体
を覆う外装被覆体には、この外装被覆体の内外面を連通
する切れ目が設けられるとともに、この切れ目を開閉自
在とするファスナーが設けられ、さらに外装被覆体の外
面側には、切れ目およびその周辺部を覆う案内被覆体が
設けられ、この案内被覆体の一側縁は、切れ目の一側方
において、切れ目に沿って外装被覆体に固定され、切れ
目の他側方には、切れ目に沿って第1の面ファスナーが
設けられ、案内被覆体の切れ目の他側縁側には、第1の
面ファスナーと合着してこの案内被覆体が切れ目を覆っ
た状態に固定可能とする第2の面ファスナーが設けら
れ、案内被覆体の一側縁と他側縁との中間位置には、案
内被覆体を切れ目の延在する方向に折れ筋を付けて折り
返したときに切れ目を外部に露出させ、案内被覆体に折
り返し部を形成した状態で第2の面ファスナーと合着す
る第3の面ファスナーが設けられていることを特徴とす
る。
換気部は、衣類の一部に形成されるものであって、人体
を覆う外装被覆体には、この外装被覆体の内外面を連通
する切れ目が設けられるとともに、この切れ目を開閉自
在とするファスナーが設けられ、さらに外装被覆体の外
面側には、切れ目およびその周辺部を覆う案内被覆体が
設けられ、この案内被覆体の一側縁は、切れ目の一側方
において、切れ目に沿って外装被覆体に固定され、切れ
目の他側方には、切れ目に沿って第1の面ファスナーが
設けられ、案内被覆体の切れ目の他側縁側には、第1の
面ファスナーと合着してこの案内被覆体が切れ目を覆っ
た状態に固定可能とする第2の面ファスナーが設けら
れ、案内被覆体の一側縁と他側縁との中間位置には、案
内被覆体を切れ目の延在する方向に折れ筋を付けて折り
返したときに切れ目を外部に露出させ、案内被覆体に折
り返し部を形成した状態で第2の面ファスナーと合着す
る第3の面ファスナーが設けられていることを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載のスポーツ用衣類は、請求
項1に記載の衣類の換気部が人体の腕を覆う部分に、衣
類内側に外気を導入する導入口として設けられ、かつ背
中を覆う部分に、衣類内側の空気を排出する排出口が設
けられていることを特徴とする。
項1に記載の衣類の換気部が人体の腕を覆う部分に、衣
類内側に外気を導入する導入口として設けられ、かつ背
中を覆う部分に、衣類内側の空気を排出する排出口が設
けられていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の衣類の換気部によれば、衣類
の内外気の換気を行う場合には、ファスナーを開いて切
れ目を開口するとともに、案内被覆体を切れ目の延在す
る方向に折れ筋を付けて折り返して切れ目を外部に露出
させ、第2の面ファスナーと第3の面ファスナーとを合
着させて案内被覆体に折り返し部を形成する。折り返し
部が形成された案内被覆体は、切れ目の一側方に、切れ
目に沿って山なりに型崩れすることなく存在し、切れ目
の他側方から一側方に向けて吹き付ける外気の流れを変
えることによって、外気を開口された切れ目から衣類の
内側に導入するべく作用する。導入される外気が多いと
きには、ファスナーを途中まで閉じて切れ目の開口部分
の大きさを調節し、導入される外気の量を調節すること
ができる。
の内外気の換気を行う場合には、ファスナーを開いて切
れ目を開口するとともに、案内被覆体を切れ目の延在す
る方向に折れ筋を付けて折り返して切れ目を外部に露出
させ、第2の面ファスナーと第3の面ファスナーとを合
着させて案内被覆体に折り返し部を形成する。折り返し
部が形成された案内被覆体は、切れ目の一側方に、切れ
目に沿って山なりに型崩れすることなく存在し、切れ目
の他側方から一側方に向けて吹き付ける外気の流れを変
えることによって、外気を開口された切れ目から衣類の
内側に導入するべく作用する。導入される外気が多いと
きには、ファスナーを途中まで閉じて切れ目の開口部分
の大きさを調節し、導入される外気の量を調節すること
ができる。
【0009】換気を行う必要がない場合には、ファスナ
ーを閉じるとともに、第1の面ファスナーと第2の面フ
ァスナーとを合着させて切れ目およびその周辺部を案内
被覆体によって覆う。案内被覆体は、切れ目およびファ
スナー、第3の面ファスナーを覆い隠し、しかも第1の
面ファスナーと第2の面ファスナーとを合着させること
によって外装被覆体に沿って固定された状態となり、外
気の流入を防止するとともに衣類の美観を損わない。
ーを閉じるとともに、第1の面ファスナーと第2の面フ
ァスナーとを合着させて切れ目およびその周辺部を案内
被覆体によって覆う。案内被覆体は、切れ目およびファ
スナー、第3の面ファスナーを覆い隠し、しかも第1の
面ファスナーと第2の面ファスナーとを合着させること
によって外装被覆体に沿って固定された状態となり、外
気の流入を防止するとともに衣類の美観を損わない。
【0010】さらに、請求項2に記載のスポーツ用衣類
によれば、人体の腕を覆う部分に設けられた導入口から
衣類の内側に導入された空気が衣類と体の間に形成され
た隙間を流通して背中を覆う部分に設けられた排出口か
ら外部に排出される。衣類の内側に導入された空気は、
発汗することにより衣類の内側にたまった水蒸気を排出
口から押し出し、さらに体に沿って流通するので、体表
面を冷やして発汗を抑えることができる。
によれば、人体の腕を覆う部分に設けられた導入口から
衣類の内側に導入された空気が衣類と体の間に形成され
た隙間を流通して背中を覆う部分に設けられた排出口か
ら外部に排出される。衣類の内側に導入された空気は、
発汗することにより衣類の内側にたまった水蒸気を排出
口から押し出し、さらに体に沿って流通するので、体表
面を冷やして発汗を抑えることができる。
【0011】
【実施例】本発明の衣類の換気部およびスポーツ用衣類
の一実施例を図1ないし図6を参照して説明する。図1
は、オートバイに搭乗する際に着用するスポーツ用衣類
10に設けられた衣類の換気部20を示す。スポーツ用
衣類10の表地(外装被覆体)11は、防水加工が施さ
れた布を使って縫製されており、表地11の内面側に
は、体表面と表地11との直接の接触を避けて発汗時の
快適性を高める裏地12が設けられている。
の一実施例を図1ないし図6を参照して説明する。図1
は、オートバイに搭乗する際に着用するスポーツ用衣類
10に設けられた衣類の換気部20を示す。スポーツ用
衣類10の表地(外装被覆体)11は、防水加工が施さ
れた布を使って縫製されており、表地11の内面側に
は、体表面と表地11との直接の接触を避けて発汗時の
快適性を高める裏地12が設けられている。
【0012】衣類の換気部20は、外気を導入する導入
口となるものであって、スポーツ用衣類10の二の腕に
あたる部分の表地11Aには、肩から肱の方向に向けて
表地11Aの内外面を連通する切れ目21が設けられて
いるとともに、この切れ目21を開閉自在とするファス
ナー22が取り付けられている。
口となるものであって、スポーツ用衣類10の二の腕に
あたる部分の表地11Aには、肩から肱の方向に向けて
表地11Aの内外面を連通する切れ目21が設けられて
いるとともに、この切れ目21を開閉自在とするファス
ナー22が取り付けられている。
【0013】表地11Aの外面側には、切れ目21とそ
の周辺部を覆うように、切れ目21の延在する方向に沿
って、外気をスポーツ用衣類10の内側に案内する布片
(案内被覆体)23が縫い付けられている。布片23
は、表地11と同様の素材により長方形状に加工されて
おり、その長手方向の一側縁23aは、スポーツ用衣類
10の背面に近い切れ目21の一側方において表地11
Aに縫合されている。布地23の両端縁23c、23d
も表地11Aに縫合されている。
の周辺部を覆うように、切れ目21の延在する方向に沿
って、外気をスポーツ用衣類10の内側に案内する布片
(案内被覆体)23が縫い付けられている。布片23
は、表地11と同様の素材により長方形状に加工されて
おり、その長手方向の一側縁23aは、スポーツ用衣類
10の背面に近い切れ目21の一側方において表地11
Aに縫合されている。布地23の両端縁23c、23d
も表地11Aに縫合されている。
【0014】スポーツ用衣類10の正面に近い切れ目2
1の他側方には、切れ目21に沿って面ファスナー(第
1の面ファスナー)24が縫い付けられ、布片23の他
側縁23bには、面ファスナー24と合着して布片23
が切れ目21を覆った状態に固定可能とする面ファスナ
ー(第2の面ファスナー)25が縫い付けられている。
1の他側方には、切れ目21に沿って面ファスナー(第
1の面ファスナー)24が縫い付けられ、布片23の他
側縁23bには、面ファスナー24と合着して布片23
が切れ目21を覆った状態に固定可能とする面ファスナ
ー(第2の面ファスナー)25が縫い付けられている。
【0015】布片23の一側縁23aと他側縁23bと
の中間位置には、布片23を切れ目21の延在する方向
に折れ筋を付けて折り返したときに切れ目21を外部に
露出させ、布片23を折り返した状態で面ファスナー2
5と合着する面ファスナー(第3の面ファスナー)26
が縫い付けられている。
の中間位置には、布片23を切れ目21の延在する方向
に折れ筋を付けて折り返したときに切れ目21を外部に
露出させ、布片23を折り返した状態で面ファスナー2
5と合着する面ファスナー(第3の面ファスナー)26
が縫い付けられている。
【0016】さらに、このスポーツ用衣類10の背中を
覆う部分には、図2に示すように、衣類の換気部20か
ら導入された空気を外部に向けて排出する排出口30が
設けられている。
覆う部分には、図2に示すように、衣類の換気部20か
ら導入された空気を外部に向けて排出する排出口30が
設けられている。
【0017】背中部分を覆う表地11Bは上下に分れて
おり、その分割部分31を開閉自在とするファスナー3
2が取り付けられている。さらに、表地11Bの上側は
分割部分31に沿って下側に僅かに重なって配置され、
その重複部分の中央には、ファスナー32を開放したと
きに分割部分31が開き過ぎないようにするために面フ
ァスナー33、34が縫い付けられている。
おり、その分割部分31を開閉自在とするファスナー3
2が取り付けられている。さらに、表地11Bの上側は
分割部分31に沿って下側に僅かに重なって配置され、
その重複部分の中央には、ファスナー32を開放したと
きに分割部分31が開き過ぎないようにするために面フ
ァスナー33、34が縫い付けられている。
【0018】上記の用に構成された衣類の換気部20を
備えたスポーツ用衣類10は、まず、布片23を切れ目
21の延在する方向すなわち肩から肱の方向に折れ筋を
付けて内側に折り曲げ、布片23の裏面に縫い付けられ
た面ファスナー25と面ファスナー26とを合着させて
ファスナー22を開くと、図3に示すように、布片23
に折り返し部Oが形成されて衣類の換気部20が外気の
取り入れ可能となる。合わせて背中のファスナー32を
開くと、排出口30が開通されて衣類内側の空気が排出
可能となる。
備えたスポーツ用衣類10は、まず、布片23を切れ目
21の延在する方向すなわち肩から肱の方向に折れ筋を
付けて内側に折り曲げ、布片23の裏面に縫い付けられ
た面ファスナー25と面ファスナー26とを合着させて
ファスナー22を開くと、図3に示すように、布片23
に折り返し部Oが形成されて衣類の換気部20が外気の
取り入れ可能となる。合わせて背中のファスナー32を
開くと、排出口30が開通されて衣類内側の空気が排出
可能となる。
【0019】この状態でオートバイに搭乗すると、折り
返し部Oが形成された布片23が、オートバイの進行方
向に対向して正面から吹き付ける外気を強制的にスポー
ツ用衣類10の内側に案内する役割を果す。スポーツ用
衣類10の内側に案内された空気は、発汗により水蒸気
を多く含んで暖まった衣類内の空気を排出口30から押
し出すとともに、衣類と体の間を流通して体表面を冷却
する。
返し部Oが形成された布片23が、オートバイの進行方
向に対向して正面から吹き付ける外気を強制的にスポー
ツ用衣類10の内側に案内する役割を果す。スポーツ用
衣類10の内側に案内された空気は、発汗により水蒸気
を多く含んで暖まった衣類内の空気を排出口30から押
し出すとともに、衣類と体の間を流通して体表面を冷却
する。
【0020】スポーツ用衣類10の内側に案内される空
気の量が多過ぎるときには、ファスナー22、32を途
中まで閉めるなどして流通する空気の量を調節可能とな
る。
気の量が多過ぎるときには、ファスナー22、32を途
中まで閉めるなどして流通する空気の量を調節可能とな
る。
【0021】換気の必要を感じないとき、あるいはオー
トバイに搭乗しないときには、ファスナー22を閉じて
から面ファスナー25と面ファスナー26とを分離させ
て布片23の折り返し部Oをなくす。そして、面ファス
ナー24と面ファスナー25とを合着させると、図4に
示すように、布片23が表地11Aに固定されて切れ目
21、ファスナー22が覆い隠される。合わせて背中の
ファスナー32を閉じると、排出口30が閉塞される。
トバイに搭乗しないときには、ファスナー22を閉じて
から面ファスナー25と面ファスナー26とを分離させ
て布片23の折り返し部Oをなくす。そして、面ファス
ナー24と面ファスナー25とを合着させると、図4に
示すように、布片23が表地11Aに固定されて切れ目
21、ファスナー22が覆い隠される。合わせて背中の
ファスナー32を閉じると、排出口30が閉塞される。
【0022】上記の衣類の換気部20によれば、布片2
3に折り返し部Oを形成した状態で面ファスナー25と
面ファスナー26とを合着させることで、切れ目21を
外部に露出させることができる。さらに、折り返し部O
が形成された布片23が、前方から吹き付ける外気の流
れを変え、その外気を切れ目21を通して表地11と体
との間に強制的に案内して、スポーツ用衣類10内側の
換気を行うとともに搭乗者の体を冷却することができ
る。
3に折り返し部Oを形成した状態で面ファスナー25と
面ファスナー26とを合着させることで、切れ目21を
外部に露出させることができる。さらに、折り返し部O
が形成された布片23が、前方から吹き付ける外気の流
れを変え、その外気を切れ目21を通して表地11と体
との間に強制的に案内して、スポーツ用衣類10内側の
換気を行うとともに搭乗者の体を冷却することができ
る。
【0023】しかも、切れ目21に設けられたファスナ
ー22を開閉して切れ目21の開口部分の大きさを変化
させることで、表地11と体との間に案内される外気の
量を調節して換気の度合いを調節することができる。
ー22を開閉して切れ目21の開口部分の大きさを変化
させることで、表地11と体との間に案内される外気の
量を調節して換気の度合いを調節することができる。
【0024】換気の必要がないとき、あるいはオートバ
イに搭乗しないときには、ファスナー22を閉じ、面フ
ァスナー24と面ファスナー25とを合着させ、切れ目
21およびファスナー22を布片23によって覆い隠す
ことで、衣類の換気部20を目立たなくして衣類として
の見栄えを損わないようにすることができる。
イに搭乗しないときには、ファスナー22を閉じ、面フ
ァスナー24と面ファスナー25とを合着させ、切れ目
21およびファスナー22を布片23によって覆い隠す
ことで、衣類の換気部20を目立たなくして衣類として
の見栄えを損わないようにすることができる。
【0025】なお、本実施例にて説明したスポーツ用衣
類10の表地11には、防水加工が施された布が使用さ
れているが、表地11には、例えば可撓性を有する合成
樹脂性のシート材を使用しても構わない。
類10の表地11には、防水加工が施された布が使用さ
れているが、表地11には、例えば可撓性を有する合成
樹脂性のシート材を使用しても構わない。
【0026】また、布片23を長方形状としたが、換気
機能を損わない範囲で異なる形状としても構わない。
機能を損わない範囲で異なる形状としても構わない。
【0027】さらに、衣類の換気部20を二の腕にあた
る部分に設けているが、この衣類の換気部20を、図6
に示すように、肩、太ももの側面、膝の側部等設けても
よい。
る部分に設けているが、この衣類の換気部20を、図6
に示すように、肩、太ももの側面、膝の側部等設けても
よい。
【0028】本実施例においては、オートバイに搭乗す
る際に着用するスポーツ用衣類10について説明した
が、本発明の衣類の換気部を備えたスポーツ用衣類は特
にこれに限定されるものではなく、例えば自転車、スキ
ー、陸上等、体の正面方向に移動しながら行う各種スポ
ーツにも適用可能である。
る際に着用するスポーツ用衣類10について説明した
が、本発明の衣類の換気部を備えたスポーツ用衣類は特
にこれに限定されるものではなく、例えば自転車、スキ
ー、陸上等、体の正面方向に移動しながら行う各種スポ
ーツにも適用可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の衣類の換気部によれば、第2の
面ファスナーと第3の面ファスナーとを合着させ、案内
被覆体に折り返し部を形成することによって、案内被覆
体の多側縁側から一側縁側に向けて流れる外気を切れ目
を通して外装被覆体と人体との間に案内して、衣類内側
の換気を行うとともに搭乗者の体を冷却することができ
る。しかも、切れ目に設けられたファスナーを開閉して
切れ目の開口部分の大きさを変化させることで、外装被
覆体と人体との間に案内される外気の量を調節すること
ができる。換気の必要がないときには、ファスナーを閉
じ、第1の面ファスナーと第2の面ファスナーとを合着
させ、切れ目およびファスナーを案内被覆体によって覆
い隠すことによって、切れ目からの空気の流入を確実に
防止することができ、しかも衣類の換気部を目立たなく
して衣類としての美観を損わないようにすることができ
る。さらに、本発明のスポーツ用衣類によれば、人体の
腕を覆う部分に外気の導入口として本発明の衣類の換気
部を設け、さらに背中を覆う部分に衣類内側の空気の排
出口を設けることで、人体の正面方向に移動しながら行
うスポーツ、例えばオートバイ、自転車の搭乗、スキ
ー、陸上等を行う際に、人体の正面から吹き付ける外気
を外装被覆体と人体との間に取り込んで適度に衣類内側
の換気を行うとともに人体表面を冷却して発汗を抑える
ことができる。
面ファスナーと第3の面ファスナーとを合着させ、案内
被覆体に折り返し部を形成することによって、案内被覆
体の多側縁側から一側縁側に向けて流れる外気を切れ目
を通して外装被覆体と人体との間に案内して、衣類内側
の換気を行うとともに搭乗者の体を冷却することができ
る。しかも、切れ目に設けられたファスナーを開閉して
切れ目の開口部分の大きさを変化させることで、外装被
覆体と人体との間に案内される外気の量を調節すること
ができる。換気の必要がないときには、ファスナーを閉
じ、第1の面ファスナーと第2の面ファスナーとを合着
させ、切れ目およびファスナーを案内被覆体によって覆
い隠すことによって、切れ目からの空気の流入を確実に
防止することができ、しかも衣類の換気部を目立たなく
して衣類としての美観を損わないようにすることができ
る。さらに、本発明のスポーツ用衣類によれば、人体の
腕を覆う部分に外気の導入口として本発明の衣類の換気
部を設け、さらに背中を覆う部分に衣類内側の空気の排
出口を設けることで、人体の正面方向に移動しながら行
うスポーツ、例えばオートバイ、自転車の搭乗、スキ
ー、陸上等を行う際に、人体の正面から吹き付ける外気
を外装被覆体と人体との間に取り込んで適度に衣類内側
の換気を行うとともに人体表面を冷却して発汗を抑える
ことができる。
【図1】本発明の衣類の換気部およびスポーツ用衣類の
一実施例を側方から見た状態図である。
一実施例を側方から見た状態図である。
【図2】本発明のスポーツ用衣類の一実施例を後方から
見た使用状態図である。
見た使用状態図である。
【図3】外気を導入する場合の衣類の換気部の使用状態
図である。
図である。
【図4】換気を行わない場合の衣類の換気部の使用状態
図である。
図である。
【図5】本発明の衣類の換気部の他の実施態様例を示す
使用状態図である。
使用状態図である。
【図6】従来のオートバイ用の衣類を示す使用状態図で
ある。
ある。
10 スポーツ用衣類 11 表地(外装被覆体) 20 衣類の換気部 21 切れ目 22 ファスナー 23 布片(案内被覆体) 24 面ファスナー(第1の面ファスナー) 25 面ファスナー(第2の面ファスナー) 26 面ファスナー(第3の面ファスナー) 30 排出口 O 折り返し部
Claims (2)
- 【請求項1】 衣類の一部に形成される衣類の換気部で
あって、 人体を覆う外装被覆体には、この外装被覆体の内外面を
連通する切れ目が設けられるとともに、この切れ目を開
閉自在とするファスナーが設けられ、 さらに外装被覆体の外面側には、切れ目およびその周辺
部を覆う案内被覆体が設けられ、 この案内被覆体の一側縁は、切れ目の一側方において、
切れ目に沿って外装被覆体に固定され、 切れ目の他側方には、切れ目に沿って第1の面ファスナ
ーが設けられ、 案内被覆体の切れ目の他側縁側には、第1の面ファスナ
ーと合着してこの案内被覆体が切れ目を覆った状態に固
定可能とする第2の面ファスナーが設けられ、 案内被覆体の一側縁と他側縁との中間位置には、案内被
覆体を切れ目の延在する方向に折れ筋を付けて折り返し
たときに切れ目を外部に露出させ、案内被覆体に折り返
し部を形成した状態で第2の面ファスナーと合着する第
3の面ファスナーが設けられていることを特徴とする衣
類の換気部。 - 【請求項2】 請求項1に記載の衣類の換気部を備えた
スポーツ用衣類であって、 前記衣類の換気部が人体の腕を覆う部分に、衣類内側に
外気を導入する導入口として設けられ、かつ背中を覆う
部分に、衣類内側の空気を排出する排出口が設けられて
いることを特徴とするスポーツ用衣類。
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