JP2008094964A - 粉体塗料用組成物 - Google Patents
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Abstract
粉体塗料から得られる塗膜は、平滑性等の仕上がり外観が溶剤型塗料より劣ることが問題であり、高顔料包括性で仕上がり外観に優れた粉体塗料の開発が要望されている。
【解決手段】
【請求項1】以下の工程で製造されるビニル系重合体を含む粉体塗料用組成物が、上記課題を解決する。
工程1:リン酸化合物および/または亜リン酸化合物の存在下に、グリシジル基含有単量体とその他のビニル系単量体を、温度150〜300℃、滞留時間5〜60分の条件で連続重合させて、ビニル系重合体を製造する工程。
工程2:工程1で得られたビニル系重合体から、未反応単量体および有機溶剤を連続的に除去する工程。
【選択図】なし
Description
粉体塗料の平滑性等の仕上がり外観の問題を解決する目的で、特公昭62−26676号公報(特許文献1)では、グリシジル基含有単量体とその他のビニル系単量体にアリールリン酸エステルまたはアラリキルリン酸エステルビニル系モノマーを塗面改良成分化合物として用いた組成物を粉体塗料とすれば、塗膜の平滑性が改善されると提案している。
また、特公平7−26042号公報(特許文献2)には、少量の亜リン酸エステルの存在下に、グリシジル基含有単量体とその他のビニル系単量体を溶液重合して得られる共重合体と、二塩基酸からなる粉体塗料が、飛躍的に顔料抱活性が向上し、仕上がり外観の優れた塗膜が得られると提案されている。
しかしながら、上記の技術はいずれも、粉体塗料を製造するためには、115〜140℃のバッチ製法で5時間以上反応を行い、その後、溶剤を除去するものであり、そのため、生産効率が悪いという問題があり、また、得られる塗膜に関しても平滑性が多少改善されるものの、依然として溶剤型粉体塗料に比べ塗膜の平滑性が劣るものであった。
(1)以下の工程で製造されたビニル系重合体を含む粉体塗料用組成物。
工程1:リン酸化合物および/または亜リン酸化合物の存在下に、グリシジル基含有単量体とその他のビニル系単量体を、温度150〜300℃、滞留時間5〜60分の条件で連続重合させて、ビニル系重合体を製造する工程。
工程2:工程1で得られたビニル系重合体から、未反応単量体および有機溶剤を連続的に除去する工程。
(2)リン酸化合物および/または亜リン酸化合物が、モノフェニルホスフェートまたはジフェニルホスフェートである前記(1)の粉体塗料用組成物である。
(3)グリシジル基含有単量体が(メタ)アクリル酸グリシジルである前記(1)または(2)の粉体塗料用組成物である。
(4)ビニル系重合体の構成単量体としてスチレンおよび(メタ)アクリル酸エステルを含む前記(1)〜(3)のいずれかの粉体塗料用組成物である。
本発明におけるグリシジル基含有単量体としては、アクリル酸グリシジル、アクリル酸β−メチルグリシジル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸β−メチルグリシジル等の(メタ)アクリル酸のグリシジルエステル、アリルアルコールの(メチル)グリシジルエーテル、メタアリルアルコールの(メチル)グリシジルエーテル、N−グリシジルアクリル酸アミド、ビニルスルフォン酸グリシジル等を例示することができる。これらは1種または2種以上の混合物として使用できる。これらの中でも、アクリル酸グリシジルおよびメタクリル酸グリシジルが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸sec−ブチル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルオクチル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸イソボルニルなどが挙げられ、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアクリルエステルとしては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルおよび(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルなどが挙げられる。
また、亜リン酸のモノエステルおよびジエステルを例示すれば、モノメチルホスファイト、モノブチルホスファイト、モノラウリルホスファイト、モノステアリルホスファイト、モノフェニルホスファイト、ジメチルホスファイト、ジブチルホスファイト、ジラウリルホスファイト、ジステアリルホスファイト、ジフェニルホスファイトなどが挙げられる。
これらの中でも、モノブチルホスフェート、ジブチルホスフェート、モノステアリルホスフェート、モノフェニルホスフェートおよびジフェニルホスフェートが好ましい。
さらに好ましくは、モノフェニルホスフェートおよびジフェニルホスフェートである。
有機溶剤を用いる場合、有機溶剤としては有機炭化水素系化合物が適当であり、テトラヒドロフランおよびジオキサン等の環状エーテル類、ベンゼン、トルエンおよびキシレン等の芳香族炭化水素化合物、酢酸エチルおよび酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトンおよびシクロヘキサノン等のケトン類等、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類が例示され、これらの1種または2種以上を用いることができる。有機溶剤の使用量は、全単量体100重量部に対して0〜50重量部であることが好ましい。更に好ましくは0〜25重量部である。50重量部以上では得られたビニル系重合体から、未反応単量体および有機溶剤を連続的に除去する脱溶剤工程にて除去すべき未反応単量体、および有機溶剤が残存し粉体塗料用組成物として調製した場合、塗膜の平滑性低下、ブロッキング性低下を招き好ましくない。
詳細には特表昭57−502171号、特開昭59−6207号、60−215007号等に開示された公知の方法に従えば良く、例えば、加圧可能な攪拌槽式反応器を加圧下で所定温度に設定した後、各ビニル単量体および必要に応じて重合溶媒からなる単量体混合物を一定の供給速度で反応器へ供給し、単量体混合物の供給量に見合う量の重合液を抜き出す方法が挙げられる。また、単量体混合物には、必要に応じて重合開始剤を配合することもできる。
上記製造方法で得られたビニル系重合体には、未反応単量体および有機溶剤が含まれるので、これを連続的に留出除去することが必要であり、前記工程1に引き続く工程2において薄膜蒸発機、二軸押出機、スプレードライ等の公知な方法を単独または複数組み合わせて、未反応単量体および有機溶剤を除去することが好ましい。
工程2における温度は150〜300℃であることが好ましく、より好ましくは200〜280℃である。温度が150℃未満であると除去すべき未反応単量体および有機溶剤が残存するため、粉体塗料用組成物に調製した場合、塗膜の平滑性低下、ブロッキング性の低下が発生するため好ましくない。一方、温度が300℃以上では、リン酸化合物または亜リン酸化合物とグリシジル基との反応およびグリシジル基の架橋反応が進行して、不溶解成分(ゲル)が増加するため、粉体塗料の塗膜の平滑性が低下する恐れがある。
硬化剤としては、脂肪族および芳香族の二塩基カルボン酸が挙げられる。具体例として、グルタン酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,12−ドデカン2酸、1,20−アイコサン2酸、1,24−テトラアイコサン2酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、シクロヘキセン1,2−ジカルボン酸等である。
その他の硬化剤としては、脂肪族二塩基カルボン酸の直鎖線状酸無水物、無水コハク酸、無水セバシン酸、無水フタル、無水イタコン酸などのような二塩基カルボン酸無水物、1,3,5−トリス(2−カルボキシエチル)−イソシアヌレートも使用できる。
これらの中でも、1,12−ドデカン2酸および1,20−アイコサン2酸が諸性能のバランスがとりやすいので好ましい。また、これら硬化剤を1種または2種以上使用することもできる。硬化剤の使用量は、特に限定はないが、ビニル系重合体のエポキシ当量に対し0.8〜1.5当量を添加することが好ましい。
他の合成樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂およびポリアミド樹脂等が挙げられ、エポキシ樹脂は金属などの素材に対する密着性が向上するため特に使用することが好ましい。
その他、顔料、レベリング調整剤、流動調整剤、ブロッキング防止剤、紫外線吸収剤、ベンゾイン、帯電防止剤、酸化防止剤等の通常用いられる塗料用添加物を必要に応じて1種または2種以上加えることができる。
こともできるが、通常、前記成分を混合した後、加熱ロール、エクストルーダーなどの溶融混練機により80〜120℃程度で充分溶融混合し、冷却の後粉砕して粉体塗料とする方法がとられる。また塗装方法については静電吹付法、流動浸漬法等の周知の塗装方法によって被塗物を塗装し、これを150〜210℃の温度条件の焼付炉で焼付を行い、粉体塗装による塗膜を得ることができる。
オイルジャケットを備えた容量1000mLの加圧式攪拌槽型反応器のオイルジャケットの温度を220℃に保ち、原料タンクに下記に示す比率で単量体、リン酸化合物、有機溶剤および重合開始剤を混合した。
スチレン 42重量部
メタクリル酸メチル 25重量部
アクリル酸n−ブチル 8重量部
メタクリル酸グリシジル 25重量部
モノブチルホスフェート(リン酸化合物) 0.15重量部
メチルエチルケトン(有機溶剤) 15重量部
ジターシャリーブチルパーオキサイド(重合開始剤) 0.2重量部
原料タンクの単量体などの混合液を48g/分の供給速度で、反応器に供給を開始し、反応器内の重量が580gになるように保ちながら、混合液の供給量に相当する反応物を出口から連続的に抜き出した。その時の内温は、210℃に保たれ、内圧は、1.0MPaであった。次に、抜き出した反応物を、30kPaに減圧し、250℃に保った薄膜蒸発機に供給し、連続的に未反応の単量体等の揮発成分とビニル系重合体を分離した。
混合液の供給開始後に温度が安定してから36分後を反応液の回収開始点とし、これから60分間反応を継続した結果、共重合体2040g、揮発成分840gを回収した。
合成例1における、平均滞留時間は12分であった。
モノブチルホスフェートの代わりにジブチルホスフェート0.2重量部を使用した以外は、合成例1と同様な操作を行い、共重合体2045g、揮発成分835gを得た。
モノブチルホスフェートの代わりにステアリルホスフェート0.3重量部を使用した以外は、合成例1と同様な操作を行い、共重合体2045g、揮発成分835gを得た。
モノブチルホスフェートの代わりにモノフェニルホスフェート0.2重量部を使用した以外は、合成例1と同様な操作を行い、共重合体2050g、揮発成分830gを得た。
モノブチルホスフェートの代わりにジフェニルホスフェート0.2重量部を使用した以外は合成例1と同様な操作を行い、共重合体2040g、揮発成分840gを得た。
モノブチルホスフェートの代わりにジフェニル(2−メタクリロイルオキシエチル)ホスフェート0.2重量部を使用した以外は、合成例1と同様な操作を行い、共重合体2040g、揮発成分840gを得た。
モノブチルホスフェートを使用しなかった以外は、合成例1と同様な操作を行い、共重合体2035g、揮発成分845gを得た。
オイルジャケットを備えた容量1000mLの加圧式攪拌槽型反応器のオイルジャケットの温度を220℃に保ち、原料タンクに下記に示す比率で単量体、リン酸化合物、有機溶剤および重合開始剤を混合した。
スチレン 42重量部
メタクリル酸メチル 25重量部
アクリル酸n−ブチル 8重量部
メタクリル酸グリシジル 25重量部
ジフェニルホスフェート(リン酸化合物) 0.2重量部
メチルエチルケトン(有機溶剤) 15重量部
ジターシャリーブチルパーオキサイド(重合開始剤)0.1重量部
原料タンクの単量体などの混合液を6.4g/分の供給速度で、反応器に供給を開始し、反応器内の重量が580gになるように保ちながら、混合液の供給量に相当する反応物を出口から連続的に抜き出した。その時の内温は、210℃に保たれ、内圧は、1.0MPaであった。次に、抜き出した反応物を、30kPaに減圧し、250℃に保った薄膜蒸発機に供給し、連続的に単量体等の揮発成分とビニル系重合体を分離した。
混合液の供給開始後に温度が安定してから270分後を反応液の回収開始点とし、これから270分間反応を継続した結果、共重合体1224g、揮発成分504gを回収した。
比較合成例2における、平均滞留時間は90分であった。
温度計、攪拌機、還流冷却器、窒素導入口、温度制御装置を有したオイルバスを備えた反応器にキシレンおよびジフェニルホスファートを投入し、窒素で反応器内空気を置換した後、加熱還流(140℃)させた。
キシレン(有機溶剤) 66.7重量部
ジフェニルホスファート(リン酸化合物) 0.2重量部
次に反応器に、以下の単量体および重合開始剤を4時間かけて加え、更に加熱還流下(140℃)で1時間保持した。
スチレン 45.0重量部
メタクリル酸メチル 24.0重量部
アクリル酸n−ブチル 6.0重量部
メタクリル酸グリシジル 25.0重量部
アゾビスイソブチロニトリル(重合開始剤) 2.0部
その後、冷却し、アゾビスイソブチロニトリル0.5部を加え80℃で未反応モノマーを重合し反応液を回収した。
次いで、得られた反応液を30kPaに減圧し、250℃に保った薄膜蒸発機で、揮発成分と共重合体に分離した。
回収した揮発成分をガスクロマトグラフ(GC)より組成を求め、物質収支から共重合体の共重合組成を算出した。
ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)を用い、溶媒としてテトラヒドロフランを用いて、ポリスチレン換算数平均分子量(Mn)を測定した。
ASTM(D1652-73 Standard Test Method for EPOXY CONTENT OF EPOXY RESINS)に基づき、共重合体のエポキシ価を測定した。
DSC(示差走査熱量測定)により比容の温度変化から測定した。
下記に示す重量部の割合で、前記合成例1〜6および比較合成例1〜3に各添加物を配合して、三井三池製作所(株)製「FM10B型ヘンシェルミキサー」を用いて、3分間、乾式混合し、次いでBUSS社製エクストルーダー「PR46」を用いて110℃で溶融混練した後、冷却した。
なお、使用した添加物は以下のとおりである。
1)ドデカン二酸:デュポン社製 商品名「ドデカン二酸」
2)酸化チタン:石原産業(株)製 商品名「CR−90」
3)レベリング調整剤:BASF社製 商品名「アクロナール4F」
4)エポキシ樹脂:東都化成(株)製 商品名「エポトートYD-012」
さらに、流動性調整用粉末として「アエロジル200」(日本アエロジル(株)製を、前記配合物100重量部に対し0.2重量部、ドライブレンドして、ピンミルで常温粉砕した後、150メッシュの金網で分級して、実施例および比較例のアクリル系粉体塗料組成物を調製した。なお、合成例1〜5のビニル系重合体の組成物を実施例1〜5、比較合成例1〜3のビニル系重合体の組成物を比較例1〜3とする。
ビニル系重合体 100重量部
ドデカン二酸 19重量部
酸化チタン 50重量部
レベリング調整剤 1重量部
エポキシ樹脂 5重量部
塗膜の表面状態を平滑性目視により評価した。
なお、表2において、○は良好、△はやや劣る、×は劣ることを表わす。
JIS K−5400 6.1の規定の方法により測定した。
JIS K−5400 8.2.1に規定する定距離法により測定した。
JIS K−5400 8.3.2に準じ、ポンチ径0.5インチ、重さ500gの重りを使用し塗膜割れが発生しない高さを測定した。
JIS K−5400 8.5.2の碁盤目テープ法による付着性試験を1mm角、100個で実施し塗膜の残存数を数えた。
JIS K−5400 9.8.1に規定するサンシャインカーボンアーク灯式に従い、500時間経過後の光沢保持率を測定した。
JIS C2104に準じて行った。200℃に昇温したホットプレートに0.8Tの鋼板を置き、この上に実施例および比較例の粉体塗料用組成物0.2gをのせ、針で塗料を約15mmφに広げながらかき混ぜる。そして硬化が完了し、糸が引かなくなった時間を測定する。
実施例および比較例の粉体塗料0.5g採取し、ペレット成形装置を使用して、直径10.9mmのペレットを作成する。200℃の雰囲気に設定した乾燥機に15分間水平に保持(予熱)した鋼板(0.8T×70×150mm)の上に上記ペレットをのせ、20分間保持する。
その後、鋼板を乾燥機から取り出して冷却する。そして、加熱後のペレットの長径と短径を測定し、その平均値を加熱後のペレット径とした。ペレットフローは次式により求めた。
ペレットフロー(%)=(加熱後のペレット径―10.9)×100/10.9
以上の試験を繰り返し3回行い、その平均値を評価値とする。
実施例および比較例の粉体塗料0.5g採取し、ペレット成形装置を使用して、直径10.9mmのペレットを作成し、ペレットの厚み(mm)を測定する。200℃の雰囲気に設定した乾燥機に15分間、約45度に保持(予熱)した鋼板(0.8T×70×150mm)の上に上記ペレットをのせ、20分間保持する。その後、鋼板を乾燥機から取り出して冷却する。そして、鋼板上を溶融して流れたペレットの溶融長さ(mm)として測定した。45度傾斜フローは次式により求めた。
45度傾斜フロー=(溶融長さ―10.9)/ペレットの厚み
以上の試験を繰り返し3回行い、その平均値を評価した。
Claims (4)
- 以下の工程で製造されるビニル系重合体を含む粉体塗料用組成物。
工程1:リン酸化合物および/または亜リン酸化合物の存在下に、グリシジル基含有単量体とその他のビニル系単量体を、温度150〜300℃、滞留時間5〜60分の条件で連続重合させて、ビニル系重合体を製造する工程。
工程2:工程1で得られたビニル系重合体から、未反応単量体および有機溶剤を連続的に除去する工程。 - リン酸化合物および/または亜リン酸化合物が、モノフェニルホスフェートまたはジフェニルホスフェートである請求項1に記載の粉体塗料用組成物。
- グリシジル基含有単量体が(メタ)アクリル酸グリシジルである請求項1または請求項2に記載の粉体塗料用組成物。
- ビニル系重合体の構成単量体としてスチレンおよび(メタ)アクリル酸エステルを含む請求項1〜請求項3のいずれかに記載の粉体塗料用組成物。
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